JPH08249070A - ガス流量コントロール装置 - Google Patents

ガス流量コントロール装置

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JPH08249070A
JPH08249070A JP4868795A JP4868795A JPH08249070A JP H08249070 A JPH08249070 A JP H08249070A JP 4868795 A JP4868795 A JP 4868795A JP 4868795 A JP4868795 A JP 4868795A JP H08249070 A JPH08249070 A JP H08249070A
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JP
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gas
flow rate
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flame
combustion
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JP4868795A
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Chuichi Okamura
忠一 岡村
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DAISHIN KOGYO KENKYUSHO KK
Original Assignee
DAISHIN KOGYO KENKYUSHO KK
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Publication date
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    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N1/00Regulating fuel supply
    • F23N1/02Regulating fuel supply conjointly with air supply
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N1/00Regulating fuel supply
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    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N5/00Systems for controlling combustion
    • F23N5/18Systems for controlling combustion using detectors sensitive to rate of flow of air or fuel
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Flow Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス圧力が変化してもガス流量を一定に保つ
ことのできるガス流量コントロール位置を提供する。 【構成】 ガス流量設定手段31が出力するガス流量設
定信号に基づいて、比率設定手段32があらかじめ決め
られた比率で可燃性ガス設定用基準信号と支燃性ガス設
定用基準信号とを出力する。その基準信号と流量検出手
段43の検出したロウ付け用バーナへの可燃性ガス流量
と支燃性ガス流量とを制御ユニット33、34の比較手
段42が比較し、その差が0となるように制御弁44を
フィードバック制御し、上記バーナへのガス流量を制御
することにより、ガス圧が変化してもバーナへのガスの
混合比を一定に保つことができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ロウ付けや熔接ある
いはガラス製造の際に用いられるガスバーナへのガス流
量をコントロールする装置であって、特に、一次供給ガ
ス圧力の変化に関わらず、あらかじめ設定されたガスの
混合比率を保ってガスバーナへのガス流量を一定に保つ
ことのできるガス流量コントロール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】接合しようとする金属より融点の低い別
の金属または合金である「ロウ」を用いて金属を接合す
るロウ付けの一つの方法として、ガスロウ付けがある。
【0003】このようなガスロウ付けは、例えば図8に
示すように、ロウ付け用バーナ1と工場配管などの一次
側のガス供給源2とをバーナ1の火炎調整およびガスの
混合比率を調整するためのガスボックス3を介して接続
し、ガス供給源2からLPガス、天然ガス、アセチレン
ガス等の可燃性ガスと、酸素、空気等の支燃性ガスとを
ロウ付け用バーナ1に供給し、品物を加熱することによ
り行なう。
【0004】そのため、ガスボックス3は、ガスの圧力
を調整するためのレギュレータと流量を測定するフロー
メータおよびガス流量調整用のガスバルブ4とで構成さ
れる可燃性ガス回路5と支燃性ガス回路6とを有し、そ
のガス回路5と6の途中に、電磁弁7とガスバルブ4と
からなるバイパス回路を設けて、バイパス回路のガス流
量をガスバルブ4により調整し、電磁弁7をシーケンサ
(図示せず)で切り替えて、バーナ1の火炎を強炎と弱
炎とに切り替えるようになっている。
【0005】なお、図8中符号8はフラックス発生用の
ベーパータンク、また、符号9のガス回路は消火時に起
きる逆火を防止するための不燃ガスを投入するための消
火回路である。
【0006】ところで、上記のガスボックス3では、一
次側のガス圧力が、外気温度、ガス総使用量、ガスの残
量によって変化すると、ガス流量が変化して、可燃性ガ
ス回路5と支燃性ガス回路6との混合比がくずれ、ロウ
付け不良率が増加するという問題がある。
【0007】そのため、従来、ガス流量が変化するたび
に作業者が上記バルブ4を操作して火炎を調整してい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
調整作業は、作業者がフローメータを見ながら行なうの
であるが、このようなフローメータとして多く用いられ
るフロート形面積流量計では、周知のようにその測定原
理から、設計値と圧力が異なると、流量計の流量を補正
する必要があることから、メータを使って流量を調整す
る場合は、一次ガス圧の変化に応じてメータの指示値に
補正を加えて調整を行なわなければならず、その調整作
業は非常に煩わしいものであった。そのため、調整の
際、作業者はメータを見ずに直接バーナの火炎を監視し
てガスバルブの調整を行なっており、その調整作業は、
作業者の経験と勘とに頼らざるを得ないという問題があ
る。
【0009】さらに、このような経験と勘とを持つ熟練
作業者は、高齢化とこの技能を継承する若年労働者の不
足から慢性的に不足するという問題がある。
【0010】そこで、この発明の課題は、ガス流量の調
整を熟練作業者の経験と勘とに頼ることなく行なえるガ
ス流量コントロール装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明では、ガスバーナとそのバーナに接続され
る可燃性ガス源と支燃性ガス源との間に配置されるガス
流量コントロール装置が、ガスバーナへのガスの流量を
設定すると、それに応じた流量設定信号を発生するガス
流量設定手段と、そのガス流量設定手段から出力された
流量設定信号に基づいて、あらかじめ決められた比率で
可燃性ガス設定用基準信号と支燃性ガス流量設定用信号
とを出力する比率設定手段と、上記ガスバーナへ送出さ
れる可燃性ガス流量を検出する第1の流量検出手段と、
支燃性ガス流量を検出する第2の流量検出手段と、その
第1の流量検出手段が検出する可燃性ガス流量と前記比
率設定手段が出力する可燃性ガス設定用信号とを比較
し、その差を無くすような制御信号を出力する第1の比
較手段と、第2の流量検出手段が検出する支燃性ガス流
量と前記比率設定手段が出力する支燃性ガス流量設定用
基準信号とを比較し、その差を無くすような制御信号を
出力する第2の比較手段と、前記第1の比較手段の制御
信号に基づいて上記ガスバーナへの可燃性ガスの流量を
制御する第1の制御弁と、前記第2の比較手段の制御信
号に基づいて上記ガスバーナへの支燃性ガスの流量を制
御する第2の制御弁とを有する構成を採用したのであ
る。
【0012】
【作用】このように構成されるガス流量コントロール装
置では、ガス流量設定手段にガスバーナへのガスの流量
を設定すると、それに応じた流量設定信号が比率設定手
段に出力される。比率設定手段はその設定信号に基づい
て、あらかじめ決められた比率で、可燃性ガス流量設定
信号と支燃性ガス流量設定信号を生成し、その生成した
可燃性ガス流量設定信号を第1の比較手段へ出力し、支
燃性ガス流量設定信号を第2の比較手段へ出力する。こ
のとき、比率設定手段の比率は、両ガスが最適な燃焼が
できる混合比となるように設定する。また、このとき、
生成される各設定信号はガス流量設定手段により設定し
たガス流量に基づいて生成しているので、ガス流量を変
更しても混合比は変化せず、ガス流量を変更するだけで
バーナの火炎の調整が行なえる。
【0013】一方、可燃性ガス流量設定信号の入力され
た第1の比較手段では、この設定信号と第1の流量検出
手段によって検出される実際の可燃性ガス流量とを比較
し、その差を無くすような制御信号を第1の制御弁へ出
力する。すなわち、第1の制御弁が、前記制御信号に応
じて例えば、制御弁の開度を変えると、その開度に応じ
てガスバーナへの可燃性ガスの流量が変化し、その変化
は第1の検出手段によって検出される。そして、第1の
比較器により可燃性ガス流量設定信号と比較され、その
差を無くすような制御信号が第1の制御弁へ出力され
る。また、この制御弁による流量の変化は第1の検出手
段によって検出され、再び第1の比較手段によって可燃
性ガス設定信号と比較されて制御弁へ制御信号が出力さ
れる。したがって、このような比較動作が繰り返される
ことにより、可燃性ガス流量設定信号を基準信号とする
フィードバックループが形成され、ガス圧力の変化に係
わらず比率設定手段によって設定された可燃性ガスの流
量をガスバーナへ供給することができる。
【0014】同様に、支燃性ガス流量設定信号が入力さ
れる第2の比較手段でもこの設定信号と第2の流量検出
手段によって検出される実際の可燃性ガス流量とを比較
し、その差を無くすような制御信号を第2の制御弁へ出
力し、そして、その制御弁による流量の変化が第2の検
出手段によって検出され、再び第2の比較手段によって
第2の制御弁へ出力される。したがって、このような比
較動作が繰り返されることにより、上述した可燃性ガス
の場合と同様に、支燃性ガス流量設定信号を基準信号と
するフィードバックループが形成され、ガス圧力の変化
に係わらず比率設定手段によって設定された支燃性ガス
の流量をガスバーナへ供給することができる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0016】図1に示すように、この実施例のガス流量
コントロール装置は、筺体11の前面に操作用のメイン
パネル10を設け、背面にガスの入出力用の接続口を設
けてその内部に図2(a)に示すように、可燃性ガス用
のガス回路5と支燃性ガス用のガス回路6及び消火用の
不燃性ガスのガス回路9の3つのガス回路と、そのガス
回路5、6、9を制御する制御回路とを設けた構成とな
っている。
【0017】ガス回路5、6、9は、圧力センサ12、
フィルタ13及び電磁弁7と、ガス流量制御用の制御ユ
ニット15(消火用のガス回路9は除く)とで構成され
ており、この制御用ユニット15は、前記制御回路によ
りコントロールされる。
【0018】なお、図2(b)は支燃用ガスとして空気
を用いた場合にガス流量コントロール装置を構成するガ
ス回路5、6を示すものである。
【0019】制御回路は図3に示すように、入力部16
と表示部17及びガスコントロール部18とシーケンサ
19とで構成されており、シーケンサ19が入力部16
のスイッチ操作に基づいてあらかじめ設定されたシーケ
ンスプログラムを実行し、装置全体の作動・消火・ガス
流量の変更などの制御を統括して行う。その際、ガスコ
ントロール部18はガス流量の制御を行なって火炎をコ
ントロールする。
【0020】即ち、入力部16は、図4に示すメインパ
ネル10と、図5に示す筺体11内のサブパネル27に
設けられた複数のスイッチ20〜26からなり、各スイ
ッチ20〜26はそれぞれ別の機能を有しているので、
以下それについて述べる。
【0021】図4のメインパネル10 20(a):弱炎設定ボリューム 弱炎設定確認釦20(a)または弱炎押釦21(a)が
ONされているときにこのボリュームを調節することに
よって流量の変更ができる。
【0022】20(b):強炎設定ボリューム 強炎設定確認釦23(b)または強炎押釦21(b)が
ONされているときにこのボリュームを調節することに
よって流量の変更ができる。
【0023】21(a):弱炎押釦 この押釦21(a)を一度押すと、電磁弁7がONして
ガス回路5、6を開き、もう一度押込むことにより電磁
弁7がOFFしてガス回路5、6を閉じる。
【0024】21(b):強炎押釦 この押釦21(b)を押すと、強炎量までガス回路5、
6を開く。
【0025】22 :強炎タイマ タイマは、後述するセレクトスイッチ23(d)が自動
に選択され、かつ強炎押釦21(b)が押されることに
より作動し、作動している間中ガス回路5、6を開いて
バーナ1を強炎にし、タイムアップにて弱炎に戻す。
【0026】23(a):弱炎設定確認釦 この押釦23(a)を押すことにより、弱炎の設定流量
を表示部17の支燃性ガス流量表示器28(b)と可燃
性ガス流量表示器28(d)とに表示させる。なお弱炎
点火中は、弱炎押釦21(a)を押している間のみ上記
表示器28(b)と28(d)とに設定流量を表示させ
る。
【0027】23(b):強炎設定確認釦 この押釦23(b)を押すことにより、強炎の設定流量
を表示部17の支燃性ガス流量表示器28(b)と可燃
性ガス流量表示器28(a)とに表示させる。なお強炎
点火中は、押釦を押している間のみ上記表示器28
(d)と28(d)とに設定流量を表示させる。
【0028】23(c):リセット釦 後述する異常ランプが点灯したときの解除を行なう。
【0029】21(d):手動、自動切替セレクトスイ
ッチ 手動モードにすると、強炎と弱炎との切替えが手動で行
なえ、自動モードにすると、強炎押釦21(a)ONに
てタイマ22を作動する。
【0030】図5のサブパネル24 25 :レシオ設定ボリューム 支燃性ガス(O2 又はAir)と可燃性ガスとの流量を
設定する。
【0031】26(a):ランピング時間設定用ボリュ
ーム 可燃性ガス流量設定信号の立ち上がりの時定数を設定す
る。
【0032】26(b):ランピング時間設定用ボリュ
ーム 支撚性ガス(O2 又はAir)の流量設定信号の立ち上
がりの時定数を設定する。
【0033】26(c):ランピング時間設定用ボリュ
ーム 可燃性ガス流量設定信号の立ち下がりの時定数を設定す
る。
【0034】26(d):ランピング時間設定用ボリュ
ーム 支撚性ガス(O2 又はAir)の流量設定信号の立ち下
がりの時定数の設定用ボリューム。
【0035】24 (a〜d):ランピング時間設定用ボリュームの作動/
解除スイッチ ランピング時間設定用ボリュームをEnable又はN
ableのいずれの状態にするかを設定する。
【0036】同様に、メインパネル10に設けられた表
示部17を説明する。
【0037】28(a):支燃性ガス圧力表示器(一次
圧力表示器) 支燃性ガス(酸素又はAir)の一次側圧力を表示する
(kgf/cm2 ) 28(b):支燃性ガス流量表示器(流量表示器) 支燃性ガス(酸素又はAir)の流量を表示する(l/
min)。
【0038】28(c):可燃性ガス圧力表示器(二次
圧力表示器) 可燃性ガスの一次側の圧力を表示する(kgf/c
2 )。
【0039】28(d):可燃性ガス流量表示器 可燃性ガス流量を表示する(l/min)。
【0040】28(e):不燃性ガス圧力表示器(N2
消火用) 不燃性ガスの一次側の圧力を表示する。
【0041】29(a):電源ランプ 29(b):異常ランプ (c)(d):可燃性ガス、支燃性ガス、不燃性ガスの
ガス圧力が下限値に達したことを報知する。
【0042】29(e):警告ブザー 可燃性ガス、支燃性ガス、不燃性ガスのガス圧がどれか
1つでも下限に達するとブザーを鳴らして報知する。
【0043】一方、ガスコントロール部18は図6に示
すように、流量設定手段31、比率設定手段32と第1
及び第2の制御ユニット33、34とで構成されてい
る。
【0044】流量設定手段31は、上記入力部16の弱
炎設定ボリューム20(a)とリレー回路35とを直列
に接続した直列回路と、強炎設定ボリューム20(b)
とリレー回路36とを直列に接続した直列回路とを並列
に接続した並列回路を定電流源37と直列に接続し、前
記並列回路のボリューム20(a)、20(b)の出力
にリレー回路36を介してオペアンプを接続した構成と
する電圧発生回路からなり、弱炎設定用ボリューム20
(a)と強炎設定用ボリューム20(b)とでもってガ
スバーナ1へのガス流量を設定すると、それに応じた流
量設定用電圧がオペアンプから比率設定手段32に出力
される。このとき、この流量設定手段31では、リレー
回路35、36をシーケンサ19と接続し、シーケンサ
19と接続された上記弱炎押釦21(a)と強炎押釦2
1(b)とを切り替えると、リレー回路35、36が連
動して切り替わり、強炎と弱炎用の切り替えが行なわれ
る。
【0045】比率設定手段32は、本実施例の場合、上
記流量設定手段31出力と接続されるボルテージホロワ
回路からなる第1の直列回路38と、増幅器を介して上
記レシオ設定ボリューム25とボルテージホロワ回路に
接続した第2の直列回路39とからなり、第1の直列回
路38は、流量設定手段31の出力する流量設定電圧を
増幅度1のボルテージホロワ回路で増幅し、可燃性ガス
流量設定用基準信号として第1の制御ユニット33へ出
力する。一方、第2の直列回路39は、流量設定電圧を
レシオ設定ボリューム25のボリューム抵抗で分圧し、
その分圧した電圧を増幅して支燃性ガス設定用基準信号
として第2の制御ユニット34へ出力するようになって
いる。そのため、流量設定手段31の強炎及び弱炎設定
ボリューム20(a)、20(b)を調整して流量設定
電圧を変化させても第1の直列回路38と第2の直列回
路39から常に、流量設定電圧に基づく一定比率の電圧
差のある出力電圧が出力できるようになっている。
【0046】また、この比率設定手段32には符号41
に示すランピング回路が設けられている。ランピング回
路41は、積分コンデンサと、そのコンデンサと並列に
ランピング時間設定用ボリュームの作動/解除スイッチ
24(a〜d)を介して接続されたランピング時間設定
用ボリューム26(a)〜(d)で構成される時定数回
路からなり、(図では24(a)と(b)及び26
(a)と(b)のみ示してある)ランピング時間設定用
ボリューム26(a)〜(d)を調整することにより、
上記両基準電圧の立ち上がり時と立ち下がり時の傾きを
調整し、弱炎と強炎とを切り替えた際に、炎が急に大き
くなったり、小さくなったりせず徐々に大きくなった
り、小さくなるようにしてその切り替えがスムースに行
なえるようになっている。また、その際、サブパネル2
7に設けたランピング時間設定用ボリュームの作動/解
除スイッチ24(a〜d)によってランピング調整を有
効とするか無効とするかを選択できるようになってい
る。
【0047】次に、第1の制御ユニット33は、第1の
比較手段42、流量検出手段43及び制御弁44とで構
成されており、第1及び第2の制御ユニット33、34
は同じ構成を有するものである。そのため、ここでは、
可燃性ガス設定用基準信号が入力される第1の制御ユニ
ット33についてのみ説明することとする。
【0048】第1の比較手段42は、可燃ガス流量設定
用基準信号が一方の比較入力に入力され、他方の比較入
力には第1の流量検出手段43の検出出力が入力されて
いる。また、比較出力は第1の制御弁44と接続される
ことにより、両信号を比較してその差が0となるような
制御信号を第1の制御弁44へ出力する。第1の流量検
出手段43は、第1の制御弁44の上流側に設けられた
温度センサとその検出回路とからなり、温度センサは、
ガスが流れた際に、センサの上流側と下流側の間に生じ
る質量流量に比例した温度差を検出し、その検出信号を
検出回路によりリニアに補正して第1の比較回路に出力
する。
【0049】第1の制御弁44は実施例の場合電磁式が
用いられ、第1の比較手段42の制御信号に比例して開
度が変わり、ガスの流量を変えるものである。
【0050】この実施例は以上のように構成されてお
り、次にその動作を述べることによって作用を説明する
ことにする。このガス流量コントロール装置は、図7に
示すように、例えば工場配管などのガス源2と例えばロ
ウ付け用バーナ1間に配置する。
【0051】すなわち、工場配管取り出し口より可燃性
ガス、支燃性ガス、不燃性ガスをレギュレータを介して
ガス管により、筐体11背面の可燃性ガス、支燃性ガ
ス、不燃性ガス入口と接続し、上記背面のガス出口とロ
ウ付け用バーナ1とを逆火防止器及び混合吹管を介して
ガス管でもって接続する。
【0052】次に、メインパネル10の弱炎設定ボリュ
ーム20(a)と強炎設定ボリューム20(b)とを用
いて弱炎と強炎の流量を設定する。
【0053】すなわち、装置を作動させて可燃性ガスと
支燃性ガスの一次側ガス圧を表示する表示器28(a)
と28(c)とに所定の圧力が表示されているかを確認
後、弱炎設定ボリューム20(a)により弱炎のガス流
量を設定し、強炎設定ボリューム(b)により強炎のガ
ス流量を設定する。次に、筐体11内のサブパネル27
のレシオ設定ボリューム25により、可燃性ガスと支燃
性ガスとの混合比率を設定する。この場合、例えば可燃
性ガスの流量を表示する表示器28(d)の表示を強炎
設定ボリューム20(b)によって実際の強火時の流量
で切りの良い数字に合わせたのち、サブパネル27のレ
シオ設定ボリューム25を調整して支燃性ガスの流量を
表示する表示器28(b)の表示が予定する混合比(例
えば最も燃焼効率の良い混合比)となるように設定す
る。また、このとき、ランピング時間設定用ボリューム
26(a)〜26(d)とランピング時間設定用ボリュ
ームの作動/解除スイッチ24(a)〜24(d)とに
よって可燃性ガス基準信号と支燃性ガス基準信号の立ち
上がり及び立ち下がり時の時定数を設定する。
【0054】このように初期設定が済むと、メインパネ
ル10の弱炎押釦21(a)と強炎押釦21(b)とに
より、例えば弱炎設定ボリューム20(a)を作動状態
として、弱火に設定したガス流量をバーナ1に流し、点
火する。こうして、点火を行なって、弱炎押釦21
(a)と強炎押釦21(b)とを切り替えると、流量設
定手段31のリレー回路35と36とが切り替わり、弱
炎設定ボリューム20(a)と強炎設定ボリューム20
(b)とが切り替わって、強炎と弱炎とが切り替わる。
【0055】このとき、弱炎設定ボリューム20(a)
と強炎設定ボリューム20(b)とを調整して流量設定
手段31の流量設定電圧が変化しても比率設定手段32
から一定比率の電圧差のある可燃性ガス設定基準電圧と
支燃性ガス設定基準電圧が出力され、それぞれ、第1の
制御ユニット33と第2の制御ユニット34の比較手段
42に入力される。そして、流量検出手段43によって
検出される実際の可燃性ガス流量または支燃性ガス流量
と比較され、その差を無くすように制御弁44が制御さ
れるので、ガス流量を設定された値に保つことができ
る。このため、弱炎設定ボリューム20(a)と強炎設
定ボリューム20(b)とを調整しても常に最適な混合
比を保つことができる。
【0056】このように、このガス流量コントロール装
置では、ガス流量設定手段31のガス流量設定信号に基
づいて、比率設定手段32があらかじめ決められた比率
で可燃性ガス設定用基準信号と支燃性ガス基準信号とを
出力し、その基準信号に基づいて制御ユニット33、3
4がガス流量の追従制御を行なうため、一次側のガス圧
力が、例えば外気温、ガスの総使用量、ガス残量などに
よって変化しても常に一定の混合比を保つことができ
る。
【0057】また、火炎を強炎から弱炎、あるいは強炎
から弱炎に切り替えた場合や火炎の大きさを変えた場合
でも最適な混合比を保つことができる。
【0058】
【効果】この発明は以上のように構成し、ガス流量設定
手段のガス流量設定信号に基づいて、比率設定手段があ
らかじめ決められた比率で可燃性ガス設定用基準信号と
支燃性ガス基準信号とを出力し、その基準信号に基づい
て比較手段が流量検出手段が検出するガス流量との差が
無くなるように制御弁を制御して可燃性ガスと支燃性ガ
スの流量を制御するようにしたので、火炎の強弱に関係
なく設定されたガスの混合比を常に維持することができ
る。このとき、一次側の可燃性ガスの圧力が変化しても
ガスの流量を一定に保ち、常にコントロールされたガス
を供給することができる。そのため、ガス流量設定手段
のダイヤルひとつで火力調整が行なえる。
【0059】その結果、ガス流量の調整を熟練作業者の
経験と勘とにたよらずに行なえるため、例えばロウ付け
や熔接あるいはガラス製造などでガスボックスに代えて
使用するのに最適である。
【0060】また、その際、ガス圧が変化するたびにバ
ルブ調整を行なわずともガスの混合比を一定に保つこと
ができるため経済的な加熱が行なえる。
【0061】さらに、未熟練作業者でも簡単に安定した
火炎を維持することができるので、不良率の減少、熟練
技術者不足を解消することができる。そのため、高精度
のロウ付けを行なうこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の斜視図
【図2】(a):実施例のガス回路を示すブロック図 (b):ガス回路の他の実施例を示すブロック図
【図3】実施例の制御回路を示すブロック図
【図4】実施例のメインパネルを示す正面図
【図5】実施例のサブパネルを示す正面図
【図6】実施例のガスコントロール部のブロック図
【図7】実施例の接続を示す作用説明図
【図8】従来例を示すブロック図
【符号の説明】
1 ロウ付け用バーナ 2 一次ガス供給源 3 ガスボックス 4 ガスバルブ 5 可燃性ガス回路 6 支燃性ガス回路 7 電磁弁 8 ベーパータンク 9 消火回路 10 メインパネル 11 筐体 12 圧力センサ 13 フィルタ 15 制御ユニット 16 入力部 17 表示部 18 ガスコントロール部 19 シーケンサ 20(a) 弱炎設定ボリューム 20(b) 強炎設定ボリューム 21(a) 弱炎押釦 21(b) 強炎押釦 22 強炎タイマ 23(a) 弱炎設定確認釦 23(b) 強炎設定確認釦 23(c) リセット釦 23(d) 手動、自動切替セレクトスイッチ 24(a)〜(d) ランピング時間設定用ボリューム
の作動/解除スイッチ 25 レシオ設定ボリューム 26(a)〜(d) ランピング調整用ボリューム 27 サブパネル 28(a) 支燃性ガス圧力標示器 (b) 支燃性ガス流量標示器 (d) 可燃性ガス圧力標示器 (e) 可燃性ガス流量標示器 29(a) 電源ランプ (b) 異常ランプ (c) 異常ランプ (d) 異常ランプ (e) 警告ブザー 31 流量設定手段 32 比率設定手段 33 第1の制御ユニット 34 第2の制御ユニット 35、36 リレー回路 37 定電流源 38 第1の直列回路 39 第2の直列回路 41 ランピング回路 42 比較手段 43 流量検出手段 44 制御弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスバーナとそのバーナに接続される可
    燃性ガス源と支燃性ガス源との間に配置されるガス流量
    コントロール装置であって、 上記ガスバーナへのガスの流量を設定すると、それに応
    じた流量設定信号を発生するガス流量設定手段と、その
    ガス流量設定手段から出力された流量設定信号に基づい
    て、あらかじめ決められた比率で可燃性ガス設定用基準
    信号と支燃性ガス流量設定用信号とを出力する比率設定
    手段と、上記ガスバーナへ送出される可燃性ガス流量を
    検出する第1の流量検出手段と、支燃性ガス流量を検出
    する第2の流量検出手段と、その第1の流量検出手段が
    検出する可燃性ガス流量と前記比率設定手段が出力する
    可燃性ガス設定用信号とを比較し、その差を無くすよう
    な制御信号を出力する第1の比較手段と、第2の流量検
    出手段が検出する支燃性ガス流量と前記比率設定手段が
    出力する支燃性ガス流量設定用基準信号とを比較し、そ
    の差を無くすような制御信号を出力する第2の比較手段
    と、前記第1の比較手段の制御信号に基づいて上記ガス
    バーナへの可燃性ガスの流量を制御する第1の制御弁
    と、前記第2の比較手段の制御信号に基づいて上記ガス
    バーナへの支燃性ガスの流量を制御する第2の制御弁と
    を有するガス流量コントロール装置。
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