JPH08248313A - ズームレンズ - Google Patents

ズームレンズ

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JPH08248313A
JPH08248313A JP4716795A JP4716795A JPH08248313A JP H08248313 A JPH08248313 A JP H08248313A JP 4716795 A JP4716795 A JP 4716795A JP 4716795 A JP4716795 A JP 4716795A JP H08248313 A JPH08248313 A JP H08248313A
Authority
JP
Japan
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lens
zoom lens
positive
rear group
group
Prior art date
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Pending
Application number
JP4716795A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Kono
努 河野
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型、且つ簡素でワイド端の焦点距離が短い
ズームレンズ。 【構成】 正の前群、及び1枚の正レンズと1枚の負レ
ンズとを有する負の後群により構成され、下記の条件式
を満足することを特徴とするズームレンズ。 |f2 /f1 |≦1 νp >50 νn <50 但し、νp :後群中の正レンズのアッベ数 νn :後群中の負レンズのアッベ数 f1 :前群の焦点距離 f2 :後群の焦点距離

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、レンズシャッタカメ
ラに用いる小型のズームレンズに関する。
【0002】
【従来の技術】近年カメラの小型化に伴い、ズームレン
ズに対して小型化及び簡素化の要求が高まっている。ま
た、パノラマサイズに対応するために、広画角化するこ
とも同時に要求されている。
【0003】更に、写真工業1994年12月号(写真
工業出版社)によると、近い将来発売が予想される新フ
ィルムシステム「APS(Advanced Photo System ) 」
においては、従来の135フィルムに比較して画面サイ
ズが小さくなっている。そのため、APSで135フィ
ルムと同程度の画角を得るためには、レンズを短焦点化
する必要がある。例えば、135フィルム用のレンズシ
ャッタカメラで標準に用いられる焦点距離35mmのレ
ンズと同等の画角を得るために、APSでは28mmの
レンズが必要となる。
【0004】以上のことより、小型且つ簡素な構成で、
ワイド端における焦点距離が短いズームレンズが求めら
れている。
【0005】ズームレンズを小型化、簡素化するために
は、テレ端におけるレンズ全長を短くし、ズームレンズ
を構成する各レンズ群のズーミングにおける移動量を小
さくする必要がある。レンズ群の移動量が大きいと、ズ
ーミングを行う機構が複雑になり、好ましくない。
【0006】特開平3−274518号公報、特開平5
−107474号公報、特開平6−82696号公報等
には、比較的小型で、ワイド端における焦点距離が30
mm以下であるズームレンズが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のズームレンズよりも更に小型なズームレンズが望まれ
ている。
【0008】依って、本願発明はレンズシャッタカメラ
用の小型且つ簡素で、ワイド端における焦点距離が短い
ズームレンズを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明のズームレンズは、正の前群、及び1枚の
正レンズと1枚の負レンズとを有する負の後群により構
成され、下記の条件式を満足することを特徴とする。
【0010】 |f2 /f1 |≦1 νp >50 νn <50 但し、νp :後群中の正レンズのアッベ数 νn :後群中の負レンズのアッベ数 f1 :前群の焦点距離 f2 :後群の焦点距離 条件式は、ズーミング時の後群の移動量を少なくする
ための条件式である。後群の移動量Δは次の式で表すこ
とができる。
【0011】 Δ=(fW −fT )・f2 /f1 但し、fW :ワイド端における全系の焦点距離 fT :テレ端における全系の焦点距離 式より明らかなように、|f2 /f1 |が小さい程、
Δを少なくすることができる。そのため、条件式を満
たせば、Δを少なくすることができ、光学系の簡素化を
行うことができる。
【0012】また、光学系を小型化するために、バック
フォーカスfB を短くして全長を短くすることも考えら
れる。バックフォーカスfB は次式で表すことができ
る。
【0013】fB =f(1−e/f1 ) ここで、eは前群後側主点と後群前側主点との間隔であ
る。
【0014】更に、全系の焦点距離fは次式で与えられ
る。
【0015】f=f1 ・β 但し、β:第2群の倍率 これらの式より、小型化及び短焦点化するためには、f
1 を小さくすればよいことが分かる。しかしながら、f
1 を小さくすると、前群で発生する軸上色収差がワイド
側で大きくアンダーになってしまう。この軸上色収差を
補正するために、レンズ構成枚数を増やすことはコスト
が高くなり、光学系の大型化を招くので、好ましくな
い。
【0016】そこで本願発明では、後群を正レンズ1
枚、負レンズ1枚とし、条件式,を満たすことによ
り、前群及び後群とも簡易な構成でも軸上色収差を補正
することを可能とした。
【0017】条件式,はそれぞれ更に次の条件式を
満たすことが望ましい。
【0018】νp >55 νn <45 後群が条件式,を満たすと、高画角の入射光に対す
る倍率色収差は逆にオーバーになる。この倍率色収差は
後群中の正レンズを非球面化し、レンズ周辺部での屈折
力が近軸付近での屈折力よりも強くなるようにすること
で補正可能である。
【0019】前群を物体側から順に負レンズ、非球面を
有し屈折力のないプラスチックレンズ、正レンズという
構成にすると、低コストなプラスチックレンズを用いて
非球面による収差補正効果が得られる。しかし、プラス
チックは温度及び湿度による屈折率変化がガラスと比較
して非常に大きいため、温度変化及び湿度変化による焦
点位置の変化が問題となる。従って、このプラスチック
レンズを屈折力のないレンズにすることにより、温度変
化及び湿度変化による焦点位置の変化を少なくすること
ができる。
【0020】ワイド端における全系の焦点距離及び最大
半画角をfW ,ωとしたとき、次の条件式を満たすもの
とする。
【0021】 16.7<fW ・tan ω<17.8 このとき、ズームレンズを構成する各レンズの有効径を
小さくできるため、光学系全体を小型化できる。また、
条件式を満たせば、このズームレンズはAPSで使用
することが可能である。
【0022】
【実施例】本願発明のズームレンズの実施例を以下に示
す。
【0023】但し、fは全系の焦点距離、fB はバック
フォーカス、FNOはFナンバー、ωは最大半画角を表
す。
【0024】また、rは曲率半径、dは面間距離、nd
はd線に対する屈折率、νはアッベ数を表し、非球面は
次式で表す。
【0025】
【数1】
【0026】但し、x:光軸から距離h離れた非球面上
の一点から非球面頂点の接平面に下ろした垂線の長さ h:光軸からの距離 K,A2i:非球面係数 〔実施例1〕ワイド端をW、中間をM、テレ端をTとす
ると、全系の焦点距離f、FナンバーFNO、バックフォ
ーカスfB 、最大半画角ωは表1の如くなる。
【0027】
【表1】
【0028】レンズデータを表2に示し、レンズ断面図
を図1に示す。
【0029】
【表2】
【0030】第6面と第7面との面間距離Dの変化を表
3に示す。
【0031】
【表3】
【0032】非球面係数を表4に示す。
【0033】
【表4】
【0034】なお、|f2 /f1 |=0.97,νp =55.
8,νn =42.7である。
【0035】本実施例の収差図を図2に示す。
【0036】〔実施例2〕ワイド端をW、中間をM、テ
レ端をTとすると、全系の焦点距離f、Fナンバー
NO、バックフォーカスfB 、最大半画角ωは表5の如
くなる。
【0037】
【表5】
【0038】レンズデータを表6に示し、レンズ断面図
を図3に示す。
【0039】
【表6】
【0040】第6面と第7面との面間距離Dの変化を表
7に示す。
【0041】
【表7】
【0042】非球面係数を表8に示す。
【0043】
【表8】
【0044】なお、|f2 /f1 |=0.98,νp =55.
8,νn =44.2である。
【0045】本実施例の収差図を図4に示す。
【0046】〔実施例3〕ワイド端をW、中間をM、テ
レ端をTとすると、全系の焦点距離f、Fナンバー
NO、バックフォーカスfB 、最大半画角ωは表9の如
くなる。
【0047】
【表9】
【0048】レンズデータを表10に示し、レンズ断面
図を図5に示す。
【0049】
【表10】
【0050】第6面と第7面との面間距離Dの変化を表
11に示す。
【0051】
【表11】
【0052】非球面係数を表12に示す。
【0053】
【表12】
【0054】なお、|f2 /f1 |=0.98,νp =55.
8,νn =44.2である。
【0055】本実施例の収差図を図6に示す。
【0056】
【発明の効果】以上の如く、本願発明の請求項1〜5に
よれば、小型、且つ簡素でワイド端の焦点距離が短いズ
ームレンズを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の断面図である。
【図2】実施例1の収差図である。
【図3】実施例2の断面図である。
【図4】実施例2の収差図である。
【図5】実施例3の断面図である。
【図6】実施例3の収差図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正の前群、及び1枚の正レンズと1枚の
    負レンズとを有する負の後群により構成され、下記の条
    件式を満足することを特徴とするズームレンズ。 |f2 /f1 |≦1 νp >50 νn <50 但し、νp :後群中の正レンズのアッベ数 νn :後群中の負レンズのアッベ数 f1 :前群の焦点距離 f2 :後群の焦点距離
  2. 【請求項2】 下記の条件式を満足することを特徴とす
    る請求項1に記載のズームレンズ。 νp >55 νn <45
  3. 【請求項3】 前記正の前群が、物体側から順に負レン
    ズ、非球面を有する屈折力のないプラスチックレンズ、
    及び正レンズからなることを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載のズームレンズ。
  4. 【請求項4】 前記後群の正レンズが非球面で形成さ
    れ、且つ光軸から離れるにつれて屈折力が強くなること
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のズーム
    レンズ。
  5. 【請求項5】 下記の条件式を満足することを特徴とす
    る請求項1〜4の何れか1項に記載のズームレンズ。 16.7<fW ・tan ω<17.8 但し、fW :ワイド端における全系の焦点距離 ω :ワイド端における最大半画角
JP4716795A 1995-03-07 1995-03-07 ズームレンズ Pending JPH08248313A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000193885A (ja) * 1998-12-24 2000-07-14 Asahi Optical Co Ltd ズームレンズ系
US6268965B1 (en) 1998-11-04 2001-07-31 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Zoom lens system
US6333824B1 (en) 1998-09-10 2001-12-25 Olympus Optical Co., Ltd. Zoom lens system consisting of two lens units
KR100382010B1 (ko) * 2001-04-25 2003-04-26 삼성테크윈 주식회사 광각 줌 렌즈
US7450318B2 (en) 1999-08-31 2008-11-11 Canon Kabushiki Kaisha Zoom lens and optical apparatus having the same

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