JPH08248107A - 干渉型光ファイバセンサ - Google Patents

干渉型光ファイバセンサ

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JPH08248107A
JPH08248107A JP7048050A JP4805095A JPH08248107A JP H08248107 A JPH08248107 A JP H08248107A JP 7048050 A JP7048050 A JP 7048050A JP 4805095 A JP4805095 A JP 4805095A JP H08248107 A JPH08248107 A JP H08248107A
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JP
Japan
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optical fiber
fiber sensor
optical
sensor
path difference
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Withdrawn
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JP7048050A
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English (en)
Inventor
Takamasu Satou
陵沢 佐藤
Yugo Shindo
雄吾 新藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検出すべき物理量による位相変化を検出する
パッシブ・ホモダイン復調器の出力の雑音成分(温度ド
リフトと光の周波数変動による雑音)を抑制することが
できる温度ドリフトキャンセル機構を有する干渉型光フ
ァイバセンサを提供する。 【構成】 干渉型光ファイバセンサにおいて、磁気信号
を検出する第1の光ファイバセンサと、温度ドリフトの
雑音成分を検出する第2の光ファイバセンサと、前記第
1及び第2の光ファイバセンサのセンシング部8,17
を一体的に埋め込んで温度差を一定にする銅球18と、
前記第1の光ファイバセンサの出力から前記第2の光フ
ァイバセンサの出力を減算することにより、雑音成分を
抑制するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、センシング部の温度変
動による雑音を抑制した干渉型光ファイバセンサの構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】干渉型光ファイバセンサは磁気、加速度
等の物理量を検出するセンサである。従来、このような
磁気を検出する干渉型光ファイバセンサとしては、例え
ば、「Frank Bucholtz,K.P.Ko
o,George H Sigel,Jr.,and
Anthony Dandridge,“Optimi
zation of the Fiber/Metal
lic Glass Bond in Fiber−O
ptic Magnetic Sensors”,Jo
urnal of Lightwave Techno
logy,vol.LT−3.No.4,August
1985 pp814−817」に示されるようなも
のがあった。特に、この文献の図1に干渉型光ファイバ
センサの概略構成図が開示されている。
【0003】レーザ光源から出力された光を、光ファイ
バに注入した後、光カプラで2つに分け、一方をセンシ
ング光、もう一方をリファレンス光とし、センシング光
を通すセンシングファイバは、磁歪材料〔上記文献では
アモルファス磁歪材料(Metallic Glas
s)が使用されている〕に接着しておく。そこで、磁歪
材料に加わる磁界が変化すると、磁歪材料が歪むため、
センシングファイバが伸び縮みし、センシングファイバ
を通過するセンシング光の位相が変化する。センシング
ファイバを通過したセンシング光とリファレンス光を干
渉させ、O/E変換すると、O/E出力の位相も磁界に
比例して変化するので、これを復調して磁界を検出す
る。磁気以外の物理量を検出する場合、対象とする物理
量を歪みに変換する機構を設け、これにセンシングファ
イバを接着して、上記光ファイバ磁気センサと同様に動
作させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の干渉型光ファイバセンサでは、センシングファ
イバと、リファレンスファイバの温度変動でも、センシ
ング光とリファレンス光の位相が大きく変化する。検出
する磁界の周波数帯とセンサの温度変動の周波数帯が同
じ場合には、検出しようとする磁界(又は他の物理量)
による位相変化が、温度変動による位相変化にマスクさ
れ、検出できなくなることがある。
【0005】また、センシングファイバとリファレンス
ファイバの長さが異なる場合、レーザ光源から出力され
る光の周波数変動が、O/E変換器出力の位相に現れ、
雑音となる。本発明は、上記問題点を除去し、検出すべ
き物理量による位相変化を検出するパッシブ・ホモダイ
ン復調器の出力の雑音成分(温度ドリフトと光の周波数
変動による雑音)を抑制することができる温度ドリフト
キャンセル機構を有する干渉型光ファイバセンサを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 (1)干渉型光ファイバセンサにおいて、検出すべき物
理量による位相変化を検出する第1の光ファイバセンサ
と、温度ドリフトの雑音成分を検出する第2の光ファイ
バセンサと、前記第1及び第2の光ファイバセンサのセ
ンシング部を一体的に埋め込んで温度差を一定にする高
熱伝導率材料と、前記第1の光ファイバセンサの出力か
ら前記第2の光ファイバセンサの出力を減算することに
より、雑音を抑制するようにしたものである。
【0007】(2)上記(1)記載の干渉型光ファイバ
センサにおいて、前記第1の光ファイバセンサの光路差
と前記第2の光ファイバセンサの光路差とを一定に構成
するようにしたものである。 (3)上記(1)記載の干渉型光ファイバセンサにおい
て、前記第1の光ファイバセンサの光路差とこの第1の
光ファイバセンサからの信号を復調する復調器の感度
と、前記第2の光ファイバセンサの光路差とこの第2の
光ファイバセンサからの信号を復調する復調器の感度の
積が等しくなるように構成したものである。
【0008】(4)上記(1)記載の干渉型光ファイバ
センサにおいて、前記第1の光ファイバセンサからの信
号と前記第2の光ファイバセンサからの信号を時分割で
多重伝送するようにしたものである。
【0009】
【作用】
(1)請求項1記載の干渉型光ファイバセンサによれ
ば、検出すべき物理量による位相変化を検出するパッシ
ブ・ホモダイン復調器の出力の雑音成分(温度ドリフト
と光の周波数変動による雑音)を抑制するようにしたの
で、より小さい磁気信号の検出が可能になる。
【0010】また、物理量センシング部及び温度センシ
ング部には、電気回路を使用していないため、深海など
の悪条件下での計測に適している。また、光源とセンシ
ング部、センシング部とO/E変換器の間の伝送線に低
損失な光ファイバを使用しているため、遠方での計測に
も適している。 (2)請求項2記載の干渉型光ファイバセンサによれ
ば、上記(1)の効果に加えて、第1の光ファイバセン
サの光路差と第2の光ファイバセンサの光路差とを一定
に構成するようにしたもので、簡単な構成で正確な計測
が可能になる。
【0011】(3)請求項3記載の干渉型光ファイバセ
ンサによれば、上記(1)の効果に加えて、第1の光フ
ァイバセンサの光路差とこの第1の光ファイバセンサか
らの信号を復調する復調器の感度と、第2の光ファイバ
センサの光路差とこの第2の光ファイバセンサからの信
号を復調する復調器の感度の積を等しくするように構成
したので、格別の構成の変更を伴うことなく、正確な計
測が可能になる。
【0012】(4)請求項4記載の干渉型光ファイバセ
ンサによれば、上記(1)の効果に加えて、第1の光フ
ァイバセンサからの信号と第2の光ファイバセンサから
の信号を時分割で多重伝送するようにしたので、光カプ
ラとO/E変換器間の伝送線を1本に低減することがで
きる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は本発明の第1実施例を示す光ファイバ
磁気センサの全体構成図、図2は本発明の第1実施例を
示す光ファイバ磁気センサの磁気センシング部の構成図
である。
【0014】これらの図に示すように、コの字形の磁歪
材料2と立方体形状の永久磁石3で磁気回路1を構成す
る。そのコの字形の磁歪材料2は平行な2辺を形成する
第1の磁歪部2aと第2の磁歪部2bと共通な磁歪部2
cからなっている。そのコの字形の磁歪材料2の平行な
2辺を形成する第1の磁歪部2aと第2の磁歪部2bに
それぞれ第1の光ファイバコイル4と、第2の光ファイ
バコイル5を接着する。
【0015】そして、光カプラ6は光源側に設けられ、
光カプラ7はO/E変換器24側に設けられている。ま
た、更に、例えば、棒状磁歪材料11に第3の光ファイ
バコイル12、同様に棒状磁歪材料13に第4の光ファ
イバコイル14を接着する。ただし、上記した磁歪材料
は、その材料及び形状は種々変形することができる。
【0016】そして、光カプラ15は光源側に設けら
れ、もう一方の光カプラ16はO/E変換器25側に設
けられている。そこで、コの字形の磁歪材料2、永久磁
石3、第1の光ファイバコイル4、第2の光ファイバコ
イル5、光カプラ6及び光カプラ7で構成される磁気セ
ンシング部8と、第3の光ファイバコイル12、第4の
光ファイバコイル14、光カプラ15及び光カプラ16
で構成される温度センシング部17を、熱伝導率の高い
銅製の球18を半割にしたもので挟み込むようにして、
その銅球18の中に埋め込む。なお、図においては、銅
球18がくり抜かれた状態を示しており、少なくとも、
光フアイバの周囲には熱伝導率の高い弾力性のある材料
を充填して、光ファイバコイルの変形を妨げないにす
る。
【0017】磁気センシング部8と温度センシング部1
7の4つの光カプラ6,7,15,16の端子は銅球1
8を貫通させる。第1の光ファイバコイル4と第2の光
ファイバコイル5の光路差と、第3の光ファイバコイル
12と第4の光ファイバコイル14の光路差を等しくす
る。パッシブ・ホモダイン復調のため変調信号発生器2
2からの変調信号により変調したレーザ光源21の出力
を光カプラ23で2つに分け、光カプラ6と光カプラ1
5に入力する。光カプラ7と光カプラ16の出力を、そ
れぞれO/E変換器24とO/E変換器25で電気信号
に変換した後、パッシブ・ホモダイン復調器26と、パ
ッシブ・ホモダイン復調器27に入力する。
【0018】ここで、パッシブ・ホモダイン復調器26
とパッシブ・ホモダイン復調器27の感度は等しくして
おく。パッシブ・ホモダイン復調器26,27の出力を
減算器28に入力する。なお、変調信号発生器22から
は、パッシブ・ホモダイン復調器26での復調に用いら
れる第1の変調信号FM*1と、パッシブ・ホモダイン
復調器27での復調に用いられる第2の変調信号FM*
2とが使用される。
【0019】レーザ光源21から出力されるレーザ光
は、光カプラ23で2つに分かれ、その一方は、磁気セ
ンシング部8を通過し、O/E変換器24で電気信号に
変換され、パッシブ・ホモダイン復調器26で復調され
る。この出力には、磁気信号の他に、第1の光ファイバ
コイル4と第2の光ファイバコイル5の光路差分の光フ
ァイバでの温度ドリフト部分(磁気センシング部全体が
熱伝導率の高い材料で覆われているため、第1の光ファ
イバコイル4と第2の光ファイバコイル5の光路差分の
光ファイバでの温度ドリフトだけが出力に現れる。)
と、光の周波数変動による雑音が含まれる。
【0020】レーザ光源21から出力され、光カプラ2
3で2つに分けたもう一方の光は、温度センシング部1
7を通過し、O/E変換器25で電気信号に変換され、
パッシブ・ホモダイン復調器27で復調される。この出
力には、第3の光ファイバコイル12と第4の光ファイ
バコイル14の光路差分の光ファイバでの温度ドリフト
と、光の周波数変動による雑音が現れる。光ファイバコ
イル4,5,12,14を熱伝導率の高い材料で覆い、
第1の光ファイバコイル4と第2の光ファイバコイル5
の光路差と、第3の光ファイバコイル12と第4の光フ
ァイバコイル14の光路差を等しくし、パッシブ・ホモ
ダイン復調器26とパッシブ・ホモダイン復調器27の
感度を同一にしてあるため、パッシブ・ホモダイン復調
器26の出力の温度ドリフト成分と、光の周波数変動に
よる雑音はパッシブ・ホモダイン復調器27の出力とほ
ぼ一致する。
【0021】したがって、パッシブ・ホモダイン復調器
26の出力からパッシブ・ホモダイン復調器27の出力
を減算した減算器28の出力では温度ドリフトと光の周
波数変動による雑音が抑制され、磁気信号だけが検出さ
れる。図3は本発明の第2実施例を示す光ファイバ磁気
センサの全体構成図である。この実施例では、磁気セン
シング部8及び温度センシング部17の構造は第1実施
例と同様である。すなわち、コの字形状の磁歪材料2、
立方体形状の永久磁石3、第1の光ファイバコイル4、
第2の光ファイバコイル5、光カプラ6、光カプラ7で
構成される磁気センシング部8と、第3の光ファイバコ
イル12、第4の光ファイバコイル14、光カプラ1
5、光カプラ16で構成される磁気センシング部17
を、熱伝導率の高い銅製の球を半割にしたもので挟み込
むようにして銅球18の中に埋め込む。
【0022】磁気センシング部8と温度センシング部1
7の4つの光カプラ6,7,15,16の端子は銅球1
8を貫通させる。第1の光ファイバコイル4と第2の光
ファイバコイル5の光路差と、第3の光ファイバコイル
12と第4の光ファイバコイル14の光路差を等しくす
る。そこで、パッシブ・ホモダイン復調のため変調信号
FM*1が入力される変調信号により変調したレーザ光
源41の出力を、時分割多重伝送のためのタイミング信
号S*2が入力されるパルスゲート42に通し、光カプ
ラ43に接続する。光カプラ43の2つの出力の一方は
光カプラ6に、もう一方は遅延線44を介して光カプラ
15に接続する。光カプラ7と光カプラ16の出力は、
光カプラ45で結合させ、O/E変換器46で電気信号
に変換した後、デマルチプレクサ(DMUX)47で分
離する。
【0023】DMUX47の磁気センシング部8を経由
してきた出力と、温度センシング部17を経由してきた
出力を、パッシブ・ホモダイン復調器48,49でそれ
ぞれ復調し、減算器50に入力する。ここで、パッシブ
・ホモダイン復調器48とパッシブ・ホモダイン復調器
49の感度は等しくしておく。なお、51は変調信号・
タイミング発生器であり、DMUX47に接続されて、
変調信号・タイミング信号を受けると、それに伴って、
パッシブ・ホモダイン復調器48,49における復調を
行うようにする。
【0024】そこで、パッシブ・ホモダイン復調のため
変調されたレーザ光源41から出力されるレーザ光は、
TDM伝送のためパルスゲート42でパルス化され、光
カプラ43に伝送される。光カプラ43で2つに分かれ
た光の一方は、磁気センシング部8を通過し、もう一方
は遅延線44と温度センシング部17を通過する。ここ
で、磁気センシング部8を通過した光の位相は、磁気信
号と第1の光ファイバコイル4と第2の光ファイバコイ
ル5の光路差分の光ファイバでの温度ドリフトと、光の
周波数変動により変化し、温度センシング部17を通過
した光の位相は、第3の光ファイバコイル12と第4の
光ファイバコイル14の光路差分の光ファイバでの温度
ドリフトと光の周波数変動により変化する。
【0025】磁気センシング部8と温度センシング部1
7の出力は、光カプラ45で結合され、時分割で伝送さ
れ、O/E変換器46で電気信号に変換され、DMUX
47で分割された後、それぞれのパッシブ・ホモダイン
復調器48,49の処理で復調される。したがって、パ
ッシブ・ホモダイン復調器48の出力には磁気信号と、
第1の光ファイバコイル4と第2の光ファイバコイル5
の光路差分の光ファイバでの温度ドリフトと光の周波数
変動による雑音が現れ、パッシブ・ホモダイン復調器4
9の出力には、第3の光ファイバコイル12と第4の光
ファイバコイル14の光路差分の光ファイバでの温度ド
リフトと光の周波数変動による雑音が現れる。
【0026】光ファイバコイル4,5、12、14を熱
伝導率の高い材料で覆い、第1の光ファイバコイル4と
第2の光ファイバコイル5の光路差と、第3の光ファイ
バコイル12と第4の光ファイバコイル14の光路差を
等しくし、パッシブ・ホモダイン復調器48とパッシブ
・ホモダイン復調器49の感度を同一にしてあるため、
パッシブ・ホモダイン復調器48の出力の温度ドリフト
成分と光の周波数変動による雑音はパッシブ・ホモダイ
ン復調器49の出力とほぼ一致する。
【0027】したがって、パッシブ・ホモダイン復調器
48の出力からパッシブ・ホモダイン復調器49の出力
を減算した減算器50の出力では、温度ドリフトと光の
周波数変動による雑音が抑制され、磁気信号だけが検出
される。第1、第2実施例では、磁歪材料、永久磁石、
第1の光ファイバコイル、第2の光ファイバコイルと2
つの光カプラで構成される図1、2に示した構造の磁気
センシング部8で説明したが、上記従来技術に示されて
いる構造など他の構造でも適用できる。
【0028】第1、第2実施例では、磁気センシング部
に構成する干渉計の光路差と、温度センシング部に構成
する干渉計の光路差を同じにしたが、磁気センシング部
に構成する干渉計の光路差と磁気センシング部からの信
号を復調する復調器の感度の積と、温度センシング部に
構成する干渉計の光路差と温度センシング部からの信号
を復調する復調器の感度の積を等しくすればよい。
【0029】第1、第2実施例では、パッシブ・ホモダ
イン方式で復調した例を説明したが、アクティブホモダ
イン方式、ヘテロダイン方式等の他の復調方式を用いる
こともできる。第1、第2実施例では、磁気センシング
部と温度センシング部の温度を均一にするために、銅球
を用いた例で説明したが、他の材料(熱伝導率が高いも
の)、他の形でもよい。
【0030】第1、第2実施例では、磁気センシング部
と温度センシング部に、マッハ・ツェンダ干渉計を構成
した例で説明したが、マイケルソン干渉計等の他の型の
干渉計を構成してもよい。第2実施例では、時分割多重
方式で伝送する例で説明したが、周波数多重方式など他
の多重伝送方式を用いることもできる。
【0031】第1、第2実施例では、光ファイバ磁気セ
ンサで説明したが、磁歪材料の代わりに、他の物理量を
歪みに変換する機構を設けることにより、他の物理量を
検出する干渉型光ファイバセンサに適用することもでき
る。なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、
これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0032】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (1)請求項1記載の発明によれば、検出すべき物理量
による位相変化を検出するパッシブ・ホモダイン復調器
の出力の雑音成分(温度ドリフトと光の周波数変動によ
る雑音)を抑制するようにしたので、より小さい磁気信
号の検出が可能になる。
【0033】また、物理量センシング部及び温度センシ
ング部には、電気回路を使用していないため、深海など
の悪条件下での計測に適している。また、光源とセンシ
ング部、センシング部とO/E変換器の間の伝送線に低
損失な光ファイバを使用しているため、遠方での計測に
も適している。 (2)請求項2記載の発明によれば、上記(1)の効果
に加えて、第1の光ファイバセンサの光路差と、第2の
光ファイバセンサの光路差とを等しくなるようにしたも
ので、簡単な構成で正確な計測が可能になる。
【0034】(3)請求項3記載の発明によれば、上記
(1)の効果に加えて、第1の光ファイバセンサの光路
差とこの第1の光ファイバセンサからの信号を復調する
復調器の感度と、第2の光ファイバセンサの光路差とこ
の第2の光ファイバセンサからの信号を復調する復調器
の感度の積を等しくするように構成したので、格別の構
成の変更を伴うことなく、正確な磁気信号の検出が可能
になる。
【0035】(4)請求項4記載の発明によれば、上記
(1)の効果に加えて、第1の光ファイバセンサからの
信号と、第2の光ファイバセンサからの信号を時分割で
多重伝送するようにしたので、光カプラとO/E変換器
間の伝送線が1本に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す光ファイバ磁気セン
サの全体構成図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す光ファイバ磁気セン
サの磁気センシング部の構成図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す光ファイバ磁気セン
サの全体構成図である。
【符号の説明】
1 磁気回路 2 コの字形の磁歪材料 2a 第1の磁歪部 2b 第2の磁歪部 2c 共通な磁歪部 3 立方体形状の永久磁石 4 第1の光ファイバコイル 5 第2の光ファイバコイル 6,7,15,16,23,43,45 光カプラ 8 磁気センシング部 11,13 棒状磁歪材料 12 第3の光ファイバコイル 14 第4の光ファイバコイル 17 温度センシング部 18 銅球 21,41 レーザ光源 24,25,46 O/E変換器 26,27,48,49 パッシブ・ホモダイン復調
器 28,50 減算器 42 パルスゲート 44 遅延線 47 デマルチブレクサ(DMUX)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)検出すべき物理量による位相変化を
    検出する第1の光ファイバセンサと、(b)温度ドリフ
    トの雑音成分を検出する第2の光ファイバセンサと、
    (c)前記第1及び第2の光ファイバセンサのセンシン
    グ部を一体的に埋め込んで温度差を一定にする高熱伝導
    率材料と、(d)前記第1の光ファイバセンサの出力か
    ら前記第2の光ファイバセンサの出力を減算することに
    より雑音成分を抑制することを特徴とする干渉型光ファ
    イバセンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の干渉型光ファイバセンサ
    において、前記第1の光ファイバセンサの光路差と前記
    第2の光ファイバセンサの光路差とを一定に構成してな
    る干渉型光ファイバセンサ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の干渉型光ファイバセンサ
    において、前記第1の光ファイバセンサの光路差と該第
    1の光ファイバセンサからの信号を復調する復調器の感
    度と、前記第2の光ファイバセンサの光路差と該第2の
    光ファイバセンサからの信号を復調する復調器の感度の
    積が等しくなるように構成してなる干渉型光ファイバセ
    ンサ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の干渉型光ファイバセンサ
    において、前記第1の光ファイバセンサからの信号と前
    記第2の光ファイバセンサからの信号を時分割で多重伝
    送することを特徴とする干渉型光ファイバセンサ。
JP7048050A 1995-03-08 1995-03-08 干渉型光ファイバセンサ Withdrawn JPH08248107A (ja)

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JP7048050A JPH08248107A (ja) 1995-03-08 1995-03-08 干渉型光ファイバセンサ

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