JPH082480Y2 - 冷却ファン装置 - Google Patents

冷却ファン装置

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JPH082480Y2
JPH082480Y2 JP1988113380U JP11338088U JPH082480Y2 JP H082480 Y2 JPH082480 Y2 JP H082480Y2 JP 1988113380 U JP1988113380 U JP 1988113380U JP 11338088 U JP11338088 U JP 11338088U JP H082480 Y2 JPH082480 Y2 JP H082480Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
fan
shroud
blade
outer peripheral
width
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988113380U
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English (en)
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JPH0234794U (ja
Inventor
伸吉 小沢
正士 泙野
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Aisin Chemical Co Ltd
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Chemical Co Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の内燃機関冷却用に利用できる冷却フ
ァン装置に関するものである。
〔従来の技術〕
自動車用冷却ファンを設計するに当って考慮しなけれ
ばならないことは、冷却ファンの吐出風を如何に抵抗少
なく自動車の外に排出するかである。一般に自動車の多
くは冷却ファンの後側にエンジンが配置されているた
め、これが冷却風に対して抵抗になっている。
第3図及び第4図は従来の冷却ファンを示し、翼1は
複数個が放射状にファンボス部2に取付けられて円形状
に形成されると共に、ファンの翼1の外周部4は前後翼
巾全体がファンの回転軸心5にほぼ平行に形成されてお
り、冷却ファンの外周部4を覆うシュラウド3の円筒部
3′は、該外周部4の全巾を覆う長さの前後巾に形成さ
れている。ところで前記の如くファン後側のエンジンの
抵抗を低減させるためには、吐出風6の流れを第4図の
如く斜流化する必要がある。
(考案が解決しようとする課題) 斜流風をスムーズに吐出させる方法として従来考えら
れた構造の冷却ファンを第5図に示すと、ファンの翼1
の外周部4とシュラウド3の円筒部3′を外方に拡がる
テーパにすることが考えられる。しかしこの第5図の場
合は、スペース等の関係で最外径寸法が決まってしまう
場合、テーパを大きくして行くと、ファン前端側の吸込
み面積が減少するための風量が低下し、効率も低下す
る。また回転中ファンが遠心力等で変形した場合、テー
パ付ファンの先端はシュラウドと干渉する可能性もあ
り、異音発生の原因となるなどの欠点が出て来る。
一方前記第3図及び第4図の場合には、シュラウド3
の円筒部3′が後側Rに長く延びているため、斜流化し
た吐出風6とシュラウド3の円筒部3′との干渉により
矢印で示す渦が発生して逆流の防止にはならない。
本考案はファン先端部の風を干渉なく吐出するファン
とシュラウドを考案することにより、前記従来の課題を
解決し得る冷却ファン装置を提供せんとするものであ
る。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) このため本考案は、放射状に複数の翼が配設されて円
形状に形成されたファンと,このファンの外周面を覆う
円筒部を設けたシュラウドとを有する冷却ファン装置に
おいて,前記各翼は軸方向と平行な外周部を有し,前記
翼の外周部前後巾の後端側が,前後巾に対し40〜60%の
巾の範囲で,前記翼の後端の中心部方向に向けて40〜50
°のテーパをもって斜めに切り取られており,前記シュ
ラウドの円筒部は,前記翼の切り取り部を除く前端側の
外周部のみを覆う位置まで後方に延びているもので,こ
れを課題解決のための手段とするものである。
(作用) ファンは電動モータ、油圧モータ或はベルトを介して
エンジンクランクで直接駆動される。そしてファンによ
って吸込まれた風は、シュラウドの外周の円筒部と干渉
することなく、斜め外周方向に効率良く吐出される。本
考案は翼の外周部前後巾の後端側を,前後巾に対し40〜
60%の巾の範囲で,前記翼の後端の中心部方向に向けて
40〜50°のテーパをもって斜めに切り取っているので,
ファンの効率(フアンから吐出される風量を,フアンを
駆動するための入力トルクで割ったもの)を最大限発揮
することができ,更にシュラウドの円筒部が前記切り取
り部を除くファンの外周部のみを覆うようにしたことに
より,これによってもファン効率を最大限発揮できる。
このため翼の内側は切り取られておらず,効率よく冷却
できる。
(実施例) 以下本考案を図面の実施例について説明すると、第1
図及び第2図は本考案の実施例を示すもので、7は放射
状に複数の翼8が配設され、ファンボス部9に取付けら
れて円形状に形成されたファンで、該翼8の外周部10の
前後巾l0の後端側は、前後巾l0に対し40〜60%の巾l1
範囲で、中心部方向に向けて斜面11の如く40〜50°のテ
ーパをもって切り取られている。12はファン7の前側F
から外周部10を覆うシュラウドで、該シュラウド12の外
周の円筒部13の前後巾は、翼8の斜面の巾l1部を除く前
端側の外周面のみ覆う位置まで、前側Fから後側R方向
に延びている。そしてファン7は従来と同じく電動モー
タ、油圧モータ或はベルトを介してエンジンクランクで
直接駆動され、該ファン7によって吸込まれた風は、シ
ュラウド12の円筒部13と干渉することなく、第1図の矢
印の如く斜め外周方向に効率よく吐出風となって吐出さ
れる。
次に翼の後端カット巾とファン効率の関係について第
6図により説明すると、翼の後端カット巾(l1/l0
が、40〜60%の巾の範囲の時、ファンの効率が最大限発
揮されることが分かる。
なお、第6図において風量比Qsは、翼後端カット量で
の風量を、翼後端カット量1/2での風量Q・1/2(m2/s)
で割ったもの、効率比ηsは翼後端カット量での効率
を、翼後端カット量1/2での効率η1/2(%)で割ったも
のである。
また第7図によりシュラウドの円筒部のカブリ巾とフ
ァンの吐出風量及びファン効率との関係を説明すると、
シュラウドの円筒部のカブリ巾が、翼の切り取り部を除
く前端側の外周面の巾に等しい場合に、ファンの効率が
最大になることを示している。なお、第7図において風
量比Qs′は、シュラウドカブリ率での風量を、シュラウ
ドカブリ率1での風量Q1(m2/s)で割ったもの、効率比
ηs′は、シュラウドカブリ率での効率を、シュラウド
カブリ率1で効率η(%)で割ったものである。
また第8図は従来品と本考案品における車室内音を比
較して示すものであるが、本考案品の方が騒音が低下し
ていることが分かる。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明した如く本考案は構成されているの
で、ファンからは斜め外周方向にシュラウドと干渉する
ことなく吐出風が吹出され、後方の抵抗体から反射した
風の逆流防止を達成することができる。
本考案では,翼の外周部前後巾の後端側を,前後巾に
対し40〜60%の巾の範囲で,前記翼の後端の中心部方向
に向けて40〜50°のテーパをもって斜めに切り取ってい
るので,ファンの効率(フアンから吐出される風量を,
ファンを駆動するための入力トルクで割ったもの)を最
大限発揮することができ,更にシュラウドの円筒部が前
記切り取り部を除くファンの外周部のみを覆ようにした
ことにより,これによってもファン効率を最大限発揮で
きる。このため翼の内側は切り取られてはおらず,効率
よく冷却できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す冷却ファン装置の側断面
図、第2図は第1図のA矢視図、第3図は従来の冷却フ
ァンの側断面図、第4図は第3図における要部の拡大
図、第5図は従来考えられた冷却ファンの側断面図、第
6図は翼後端カット量と風量比及び効率比との関係を示
す線図、第7図はシュラウドカブリ率と風量比及び効率
比との関係を示す線図、第8図は従来品と本考案におけ
る中心周波数と騒音レベルとの関係を示す線図である。 図の主要部分の説明 7……ファン、8……翼 9……ファンボス部、10……翼の外周部 11……斜面、12……シュラウド 13……円筒部
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭49−143642(JP,U) 実開 昭60−7573(JP,U) 実開 昭53−53607(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射状に複数の翼が配設されて円形状に形
    成されたファンと,このファンの外周面を覆う円筒部を
    設けたシュラウドとを有する冷却ファン装置において,
    前記各翼は軸方向と平行な外周部を有し,前記翼の外周
    部前後巾の後端側が,前後巾に対し40〜60%の巾の範囲
    で,前記翼の後端の中心部方向に向けて40〜50°のテー
    パをもって斜めに切り取られており,前記シュラウドの
    円筒部は,前記翼の切り取り部を除く前端側の外周部の
    みを覆う位置まで後方に延びていることを特徴とする冷
    却ファン装置。
JP1988113380U 1988-08-31 1988-08-31 冷却ファン装置 Expired - Lifetime JPH082480Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988113380U JPH082480Y2 (ja) 1988-08-31 1988-08-31 冷却ファン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988113380U JPH082480Y2 (ja) 1988-08-31 1988-08-31 冷却ファン装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0234794U JPH0234794U (ja) 1990-03-06
JPH082480Y2 true JPH082480Y2 (ja) 1996-01-29

Family

ID=31353166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988113380U Expired - Lifetime JPH082480Y2 (ja) 1988-08-31 1988-08-31 冷却ファン装置

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JP (1) JPH082480Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5353607U (ja) * 1976-10-11 1978-05-09

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0234794U (ja) 1990-03-06

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