JPH0824788A - 加振アクチュエータ - Google Patents
加振アクチュエータInfo
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Abstract
物の共振点等の計測に好適な加振アクチュエータを提供
する 【構成】 金属弾性板7の両面に一対の圧電素子8を貼
着し、電圧素子8が金属弾性板7を中心電極として交流
電圧によって相互に伸縮するように結線し、金属弾性板
7の端部に慣性質量6あるいはケーシング部材2,3に
当接する当接部9あるいはピン接合するピン接合部を設
けた圧電素子アクチュエータを備えた。
Description
り、特に圧電素子の作用によって加振アクチュエータ内
の慣性質量を振動させ、その反作用によって被加振物を
加振させる加振アクチュエータに関する。
油圧装置を利用して慣性質量を偏心的に回転させたり、
慣性質量を一方向に往復運動させてその慣性力の反作用
を利用して被加振物を加振させるものであった。
来の加振アクチュエータでは、駆動モータあるいは油圧
シリンダが大きくかつ重いので、交流電圧によって相互
に伸縮する軽くて小さい被加振物を加振する場合に、共
振点あるいは減衰比を求めることが困難であった。
モータや油圧シリンダ等を内蔵しているので、複雑な構
造を有し、小型化に限界があった。
アクチュエータの課題を解決し、構造が簡単であり、か
つ、小型軽量の被加振物の共振点等の計測に好適な加振
アクチュエータを提供することにある。
に本発明による加振アクチュエータは、金属弾性板の両
面に一対の圧電素子を貼着し、前記電圧素子が前記金属
弾性板を中心電極として交流電圧によって相互に伸縮す
るように結線し、前記金属弾性板の端部に慣性質量ある
いはケーシング部材に当接する当接部あるいはピン接合
するピン接合部を設けた圧電素子アクチュエータを備え
ていることを特徴とするものである。
めの手段として駆動モータや油圧シリンダの替わりに軽
量小型の圧電素子アクチュエータを採用するものであ
り、この圧電素子アクチュエータは、金属弾性板の両面
に貼着した圧電素子が交流電圧を印加することによって
交互に伸縮し、この結果、金属弾性板が凹状と凸状に交
互に湾曲するものである。
素子アクチュエータを加振アクチュエータのケーシング
部材とケーシング部材の内部に配置した慣性質量の間に
架設し、金属弾性板の端部を慣性質量あるいはケーシン
グ部材と係合させている。
加したときに、圧電素子アクチュエータの金属弾性板は
交互に湾曲して振動し、その端部と係合する慣性質量を
振動させる。上記慣性質量を振動させる反作用として、
本発明の加振アクチュエータは、それを取り付けた被加
振物を振動ことができるのである。
タは、加振手段として金属弾性板の両面に圧電素子を貼
着した圧電素子アクチュエータを用いていることによ
り、その構成が簡単であり、かつ、本体を小型軽量にで
き、この結果、小型軽量の被加振物を加振するのに好適
な加振アクチュエータを得ることができる。
て説明する。
チュエータの平面外観を示している。図1において、加
振アクチュエータ1は、被加振物に取り付ける取付ベー
ス2を有し、この取付ベース2の上面には、カバー3が
ねじ止めあるいは溶接結合されている。
部分を有し、この張り出し部分には、加振アクチュエー
タ1を被加振物に固定するための取付ボトル穴4が複数
個設けられている。
た加振アクチュエータ1の断面を示している。図2に示
すように、加振アクチュエータ1は、カバー3の内部に
4つの加振子5によって支持された慣性質量6を有して
いる。
したものである。
形に折り曲げられた金属弾性板7の互いに対向する部分
のそれぞれの両面に圧電素子8を貼着し、金属弾性板7
の自由端部に慣性質量6やカバー3や取付ベース2に当
接させるくさび状の突起9(以下その形状からナイフエ
ッジという)を設けたものである。このナイフエッジは
耐摩耗性のもの、好ましくは焼入れしたS45C以上の
硬度のものとする。
板7の部分10、11はそれぞれ、交流電圧を圧電素子
8に印加することによって反復湾曲して振動する圧電素
子アクチュエータを構成している。すなわち、加振子5
は二枚の圧電素子アクチュエータ10,11を互いに平
行になるように組み合わせたものということができる。
0,11の結線の例と印加電圧によって加振子5の自由
端部が拡開したときの様子を示したものである。
クチュエータ10,11の共通の中心電極とし、両圧電
素子アクチュエータ10,11の対向する面(加振子5
の内側の面)の圧電素子8同士、および対向しない面
(加振子5の外側の面)の圧電素子8同士をそれぞれ同
一電位となるように結線している。
4に示すように、加振子5の外側の圧電素子8と、内側
の圧電素子8にそれぞれ正と負の電圧を印加すれば、外
側の圧電素子8が縮み、反対に内側の圧電素子8が伸び
て加振子5の自由端部は図のように拡開する。
電素子8の分極方向を示している、また、上記の場合と
反対の電圧を印加することにより、加振子5の自由端部
を閉じさせることができることは明らかである。
子5を慣性質量6と取付ベース2との間、および慣性質
量6とカバー3との間にそれぞれ2個ずつ配置し、それ
ぞれのナイフエッジ9を慣性質量6と取付ベース2とカ
バー3にそれぞれ設けられたナイフエッジ受け部6a、
2a、3aと係合させたものである。
圧電素子8に交流電圧を印加し、慣性質量6の両側の加
振子5を交互に開閉させることにより、慣性質量6を振
動させる力が生じ、その反作用として加振アクチュエー
タ1を取付けた被加振物に加振力を加えることができ
る。
ベース2との間、および慣性質量6とカバー3の間に加
振子5を一重に設けているが、一つの隙間に開閉端部が
直列的に積み重なるように加振子5を複数個配設しても
よい。この場合、圧電素子アクチュエータ10,11の
ナイフエッジ9同士が当接するときは、片方のナイフエ
ッジ9先端に受け溝を設けて互いに係合させる。
うにした場合は、慣性質量6の変位は積み重ねた加振子
の変位の個数倍となる。
有振動数、最大変位、必要起振力等について説明する。
すると、その重量Wは鉛の比重を12〔g /cm3 〕とし
て、次のように計算される。
0,11を有する加振子5を慣性質量6の両側に計4個
設けているので、固有振動数5は下式のように表わされ
る。
あり、力Fと変位Uの関係を実測して次のように計算さ
れる。
0〔mm/sec 2 〕)である。
とすると、被加振体に伝わる伝達率をTA 、加振振動数
を共振振動数で割った値をpとした場合に、p2 TA の
値は図5より1以上となり、これにより、慣性質量の振
動加速度が被加振体の加振力となる。
Umax は、200Hzのときで次のように計算される。
て発生させればよいので、圧電素子アクチュエータ1個
当りの必要起振力Fcは次のようになる。
本実施例の加振アクチュエータを比較すると、F>F
c、2U>Umax となっているので、構造上必要な寸法
をも考慮して、本実施例の構成で外形約40mm×30mm
×20mm、重量約200g程度の200Hz〜数KHz
の範囲で加振力1Kgf を発生する加振アクチュエータを
設計することができることがわかる。
ータ10,11の長さに反比例し、変位は長さの2乗に
比例することが知られているので、慣性質量の大きさを
考慮して最適寸法を決定すれば、適当な加振力の小型の
加振アクチュエータ1を得ることができる。
チュエータについて説明する。
加振アクチュエータの断面を示しており、図6は図7の
線C−Cにおける水平方向の断面図、図7は図6の線B
−Bにおける垂直方向の断面図である。
付ベース22とカバー23からなるケーシングの内部に
慣性質量24を有し、この慣性質量24の両側(図6、
7において慣性質量24の左右両側)にそれぞれ3個の
加振子25a〜fを備えている。
れた圧電素子アクチュエータ26a〜fとそれらの上下
の端部に取り付けられたレバー27a〜f(上方),2
8a〜f(下方)とからなる。ここで、圧電素子アクチ
ュエータ26、レバー27,28の添字a〜fは、それ
ぞれの加振子に対応している。
記図3の圧電素子アクチュエータ10,11と同じ構造
を有しており、中心電極をなす金属弾性板29a〜fを
有し、この金属弾性板29a〜fの両面に圧電素子30
a〜fを貼着したものである。
a〜fは金属弾性板29a〜fの両面に貼着された圧電
素子30a〜fが電圧によって交互に、かつ、同期的に
伸縮するように結線されている。
31a〜fを有し、このナイフエッジ31a〜fの先端
で慣性質量24の上端部に張り出して設けられた係合部
24a、bと係合している。一方下方のレバー28a〜
fは先端部にナイフエッジ32a〜fを有し、このナイ
フエッジ32a〜fの先端部で取付ベース22と係合し
ている。
しく拡開するように全て同じ長さとしている。また、外
側の加振子25a,25dの内側に中間の加振子25
b,25eを配置できるように、同様に中間の加振子2
5b,25eの内側に加振子25c,25fを配置でき
るように外側と中間の加振子25a,b,d,eのレバ
ー27a,b,d,e,28a,b,d,eは二分割さ
れている。
ー27a〜fによって持ち上げられている一方、押えば
ね33によって下方に付勢されている。慣性質性24の
上面とカバー23の間には、レバー27a〜f,28a
〜fの振幅以上の隙間が設けられている。
示したような圧電素子アクチュエータを慣性質量24の
上面とカバー23の間に設けてもよい。
圧電素子30a〜fに交流電圧を与えることにより、圧
電素子アクチュエータ26a〜fは曲げ振動し、その上
下端部の曲り角はレバー27a〜f,28a〜fの先端
の上下動となって慣性質量24を振動させる。慣性質量
24の上面に圧電素子アクチュエータを設ける場合は、
圧電素子アクチュエータ26a〜fに与える電圧の位相
とは逆の位相の電圧を与え、慣性質量24を振動させ
る。
4を振動させることにより、その反作用として本実施例
の加振アクチュエータ21は、それを取り付けた被加振
物を振動させることができる。
素子アクチュエータによる起振力F下式よって与えられ
る。
は下式によって与えられる。
性質量24の大きさを考慮して起振力の評価長さL、す
なわち、圧電素子の長さを適当に設定すれば、小型の加
振アクチュエータを設計できる。
チュエータについて説明する。
よる加振アクチュエータを示しており、図8は図9に示
した線E−Eにおける水平方向の断面図、図9は図8に
示した線D−Dにおける垂直方向の断面図である。
ーシングが底面部分を構成する取付ベース42と、筒状
の下カバー43と、上ぶた部分を構成する上カバー44
とからなる。このケーシング内に慣性質量45が収容さ
れている。
が、本実施例では後述するうでを取り付け易くするた
め、図9において下から一段目慣性質量45a、二段目
慣性質量45b、三段目慣性質量45cの三段構造のも
のとしている。この慣性質量45の両側には、それぞれ
3個の圧電素子アクチュエータ46を配設している。こ
れらの圧電素子アクチュエータ46は、ともに図3に示
した圧電素子アクチュエータと同一構造を有し、中心に
金属弾性板を有し、その両面に圧電素子を貼着したもの
である。
aと二段目慣性質量45bの一対の対角部に、圧電素子
アクチュエータ46の基端を固定するためのうで47を
備えている。また、三段目慣性質量45cの一対の対角
部には圧電素子アクチュエータの先端と係合させるため
のうで48を備えている。
かに示すように、慣性質量45の片側に3個あり、最下
部の圧電素子アクチュエータ46は、基端が固定用のう
で47に固定され、先端はナイフエッジ49を介して取
付ベース42と係合している。また、下から2番目の圧
電素子アクチュエータ46は、基端が二段目慣性質量4
5bの固定用のうで47に固定され、先端がナイフエッ
ジ49を介して下カバー43の一部に設けられた係合部
43aと係合している。最上部の圧電素子アクチュエー
タ46は、基端と自由端がその下方の二つの圧電素子ア
クチュエータ46と反対向となるように配設され、基端
が上カバー44の一部に固定され、先端がナイフエッジ
49を介して三段目慣性質量45cに突設された係合用
のうで48と係合している。
エータ41は、最上部の圧電素子アクチュエータ46と
その下方の二つの圧電素子アクチュエータ46に逆の位
相の電圧を印加することにより、慣性質量45を同一方
向に変位させることができ、この変位を繰り返させるこ
とにより慣性質量45を振動させることができる。
電素子アクチュエータ46が上面を凸状にし、最上部の
圧電素子アクチュエータ46が上面を凹状にしてそれぞ
れ湾曲するときは、慣性質量45を図9の上方に持ち上
げる力が働く。逆に、下方の二つの圧電素子アクチュエ
ータ46が上面を凹状にし、最上部の圧電素子アクチュ
エータ46が上面を凸状にして湾曲するときは、慣性質
量45に下向きの力が働く。このように交流電圧によっ
慣性質量45に図9の上下方向の力が相互に作用するこ
とによって、慣性質量45を振動させる力が生じ、その
反作用として加振アクチュエータ41を取りつけた被加
振物を加振することができる。
クチュエータについて説明する。
エータを組み合わせた加振子を示している。この加振子
51は、一対のL字形圧電素子アクチュエータ52を平
行に配置し、それぞれの一端を連結し、他端にナイフエ
ッジ53を設けたものである。
の長さをLとすると、変位角による自由端の変位量U
は、L字形圧電アクチュエータ同士の結合部の変位角θ
とL字形圧電アクチュエータの折り曲げ部の変位角θか
ら2θLとなり、全体の変位量UL は下式のように与え
られる。
のβはθ=2βLとする。
状の加振子5の両端の変位をU4 とすると変位U4 は下
式のようになる。
位U4 とを比較すれば、同一寸法の圧電素子アクチュエ
ータを使用した場合、L字形加振子51は直線状加振子
5の1.5倍の変位を得ることができることがわかる。
用した本発明の第4実施例による加振アクチュエータを
示している。図11は図12の線G−Gにおける水平断
面、図12は図11の線F−Fにおける垂直断面をそれ
ぞれ示している。
取付ベース62とカバー63からなるケーシングの内部
に慣性質量64を有し、この慣性質量64の半分ずつを
一組のL字形圧電素子アクチュエータ65によって支持
している。
性質量64の炬形断面を取り囲むように配置され、図1
2の上下方向に慣性質量64を振動させるようにナイフ
エッジ66係合させている。
いて、対をなす加振子に位相が逆になるように交流電圧
を印加し、慣性質量64を振動させる反作用として被加
振物に加振力を作用させるのは前述の各加振アクチュエ
ータと同様である。
ュエータにおいて、加振力は電圧によって制御でき、被
加振物の応答は、電流値が共振応答したときに下がる特
性を利用して計測できることである。これにより、本発
明の加振アクチュエータは、電流と電圧の制御によって
小型軽量の被加振物を加振でき、かつ、その共振点を容
易に計測することができる。。
って加振子と慣性質量を当接させているが、本発明はこ
れに限らず、圧電素子アクチュエータ端部と慣性質量を
ピン接合させてもよい。
よる加振アクチュエータは、加振手段として上記圧電素
子アクチュエータを採用してので、圧電素子アクチュエ
ータの簡単な構造と小さな質量により、構造簡単かつ小
型軽量の加振アクチュエータを提供することができる。
は、圧電素子アクチュエータを加振手段としているの
で、圧電素子に印加する交流電圧によって加振力を制御
でき、かつ、圧電素子に流れる電流値によって被加振物
の応答を計測でき、これにより、上記小型軽量の利点と
相まって小型軽量の被加振物の振動特性を計測するのに
好適な加振アクチュエータを構成することができる。
の平面外観図。
の縦断面図。
わせて構成した加振子の側面図。
成した加振子の結線の例と、印加電圧によって自由端が
拡開した様子を示した側面図。
振体に伝わる伝達率をTA と前記p2 の積p2 TA の関
係を示したグラフ。
タの横断面図。
タの縦断面図。
タの横断面図。
タの縦断面図。
み合わせた加振子の振動の様子を示した図。
ータの横断面図。
ータの縦断面図。
Claims (11)
- 【請求項1】金属弾性板の両面に一対の圧電素子を貼着
し、前記電圧素子が前記金属弾性板を中心電極として交
流電圧によって相互に伸縮するように結線し、前記金属
弾性板の端部に慣性質量あるいはケーシング部材に当接
する当接部あるいはピン接合するピン接合部を設けた圧
電素子アクチュエータを備えていることを特徴とする加
振アクチュエータ。 - 【請求項2】前記当接部あるいはピン接合部が互いに対
向するように一対の圧電素子アクチュエータを平行に配
置し、前記当接部あるいはピン接合部の反対側の圧電素
子アクチュエータ端部同士を連結して加振子を構成し、
ケーシング部材の内部に慣性質量を配置し、加振方向の
前記慣性質量の両端面と前記ケーシング部材との間に、
前記加振子を配設したことを特徴とする請求項1記載の
加振アクチュエータ。 - 【請求項3】前記慣性質量とケーシング部材の間に、前
記当接部あるいはピン接合部が直列的に積み重なるよう
に複数の加振子を配設したことを特徴とする請求項2記
載の加振アクチュエータ。 - 【請求項4】金属弾性板の両面に相互に伸縮する一対の
圧電素子を貼着し、前記金属弾性板を中心電極として前
記電圧素子が交流電圧によって相互に伸縮するように結
線し、前記金属弾性板の両端部にレバーを設けて加振子
を構成し、この加振子のレバー先端部をそれぞれケーシ
ング部材および前記ケーシング部材内に収容された慣性
質量に係合させていることを特徴とする加振アクチュエ
ータ。 - 【請求項5】前記加振子は、その金属弾性板両端部のレ
バーをそれぞれ分割して離間させ、そのレバー間に他の
加振子を配設して複数の加振子によって前記慣性質量を
加振するようにしたことを特徴とする請求項4記載の加
振アクチュエータ。 - 【請求項6】前記慣性質量は、ばね、あるいは金属弾性
板の両面に一対の圧電素子を貼着し、前記電圧素子が前
記金属弾性板を中心電極として交流電圧によって相互に
伸縮するように結線した圧電素子アクチュエータによっ
て付勢されていることを特徴とする請求項4また請求項
5に記載の加振アクチュエータ。 - 【請求項7】前記慣性質量は、金属弾性板の両面に一対
の圧電素子を貼着し、前記電圧素子が前記金属弾性板を
中心電極として交流電圧によって相互に伸縮するように
結線した一対の圧電素子アクチュエータを平行に配置し
てそれらの一端部を互いに連結した加振子によって付勢
されていることを特徴とする請求項4または請求項5に
記載の加振アクチュエータ。 - 【請求項8】ケーシング部材の内部に慣性質量を配置
し、この慣性質量の加振方向とほぼ直交する複数のうで
を突設し、これらのうでと前記ケーシング部材との間
に、金属弾性板の両面に一対の圧電素子を貼着し、前記
電圧素子が前記金属弾性板を中心電極として交流電圧に
よって相互に伸縮するように結線した圧電素子アクチュ
エータを架設し、 前記慣性質量を振動の一方向に変位させる圧電素子アク
チュエータは、一端部を前記うでに固定し、他端部を前
記ケーシング部材の一部と係合させ、 前記慣性質量を振動の他の方向に変位させる圧電素子ア
クチュエータは、一端部を前記ケーシング部材の一部に
固定し、他端部を前記うでと係合させ、 これらの慣性質量を相反する方向に変位させる圧電素子
アクチュエータに逆位相の交流電圧を印加するようにし
たことを特徴とする加振アクチュエータ。 - 【請求項9】L字形に折り曲げた金属弾性板の両面に圧
電素子を貼着し、前記圧電素子が前記金属弾性板を中心
電極として相互に伸縮するように結線した一対の圧電素
子アクチュエータを互いに平行に配置し、対向する一端
部を連結し、他端部に慣性質量あるいはケーシング部材
に当接する当接部あるいはピン接合するピン接合部を設
けた加振子を有することを特徴とする加振アクチュエー
タ。 - 【請求項10】ケーシング部材の内部に慣性質量を配置
し、対をなす前記L字形加振子を前記慣性質量とケーシ
ング部材の間に配設し、これらL字形の加振子の当接部
あるいはピン接合部によって前記慣性質量の二端面を加
振するように構成したことを特徴とする請求項9記載の
加振アクチュエータ。 - 【請求項11】圧電素子に印加する交流電圧によって加
振力を制御し、圧電素子に流れる電流値によって被加振
物の応答を計測することを特徴とする請求項1ないし請
求項10のいずれかに記載の加振アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6158898A JPH0824788A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 加振アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6158898A JPH0824788A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 加振アクチュエータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0824788A true JPH0824788A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15681783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6158898A Pending JPH0824788A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 加振アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0824788A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104104266A (zh) * | 2013-04-10 | 2014-10-15 | 三星电机株式会社 | 振动产生设备 |
JP2017029898A (ja) * | 2015-07-30 | 2017-02-09 | 日本電産コパル株式会社 | 圧電振動アクチュエータ |
JP2018088089A (ja) * | 2016-11-28 | 2018-06-07 | 京セラ株式会社 | 触感呈示装置 |
-
1994
- 1994-07-11 JP JP6158898A patent/JPH0824788A/ja active Pending
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