JPH0824786A - 摩擦帯電式の粉体塗装方法及び粉体塗料組成物 - Google Patents
摩擦帯電式の粉体塗装方法及び粉体塗料組成物Info
- Publication number
- JPH0824786A JPH0824786A JP16539794A JP16539794A JPH0824786A JP H0824786 A JPH0824786 A JP H0824786A JP 16539794 A JP16539794 A JP 16539794A JP 16539794 A JP16539794 A JP 16539794A JP H0824786 A JPH0824786 A JP H0824786A
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- JP
- Japan
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- powder coating
- acrylic
- coating material
- aluminum oxide
- acrylic powder
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アクリル系粉体塗料を、摩擦帯電式の粉体塗
装に使用できるようにする。 【構成】 アクリル系粉体塗料に、酸化アルミニウム又
は酸化亜鉛の微粉末を混合して、摩擦帯電を行うように
した。
装に使用できるようにする。 【構成】 アクリル系粉体塗料に、酸化アルミニウム又
は酸化亜鉛の微粉末を混合して、摩擦帯電を行うように
した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アクリル系粉体塗料
を使用する摩擦帯電式の粉体塗装方法に関するものであ
る。
を使用する摩擦帯電式の粉体塗装方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術とその課題】摩擦帯電式の粉体塗装方法
は、粉体塗料を非導電性樹脂チューブ内を通過させ、粉
体塗料と非導電性樹脂チューブとの摩擦によって粉体塗
料を帯電させる静電粉体塗装方法である。
は、粉体塗料を非導電性樹脂チューブ内を通過させ、粉
体塗料と非導電性樹脂チューブとの摩擦によって粉体塗
料を帯電させる静電粉体塗装方法である。
【0003】ところで、一般に、エポキシ系、ポリエス
テル系の粉体塗料は、摩擦帯電が容易であるが、アクリ
ル系粉体塗料は摩擦帯電が困難である。
テル系の粉体塗料は、摩擦帯電が容易であるが、アクリ
ル系粉体塗料は摩擦帯電が困難である。
【0004】このため、従来、アクリル系粉体塗料は、
摩擦帯電式の粉体塗装には使用されていない。
摩擦帯電式の粉体塗装には使用されていない。
【0005】そこで、この発明は、アクリル系粉体塗料
を、摩擦帯電式の粉体塗装に使用できるようにしようと
するものである。
を、摩擦帯電式の粉体塗装に使用できるようにしようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するために、アクリル系粉体塗料に、酸化アルミ
ニウム又は酸化亜鉛の微粉末を混合して、摩擦帯電を行
うようにしたものであり、酸化アルミニウム又は酸化亜
鉛の混合量はアクリル系粉体塗料に対し、重量比で0.
1〜1.0%である。
を解決するために、アクリル系粉体塗料に、酸化アルミ
ニウム又は酸化亜鉛の微粉末を混合して、摩擦帯電を行
うようにしたものであり、酸化アルミニウム又は酸化亜
鉛の混合量はアクリル系粉体塗料に対し、重量比で0.
1〜1.0%である。
【0007】
【作用】上記のように、酸化アルミニウム又は酸化亜鉛
の微粉末を混合したアクリル系粉体塗料を、非導電性樹
脂チューブ内を通過させて摩擦を行うと、アクリル系粉
体塗料単独で摩擦を行った場合よりも、帯電量が大幅に
増加し、被塗装物に対し、十分な塗料付着量が得られ
る。
の微粉末を混合したアクリル系粉体塗料を、非導電性樹
脂チューブ内を通過させて摩擦を行うと、アクリル系粉
体塗料単独で摩擦を行った場合よりも、帯電量が大幅に
増加し、被塗装物に対し、十分な塗料付着量が得られ
る。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。
【0009】4フッ化エチレン製の非導電性チューブを
備えた摩擦帯電ガンを使用して、各種のアクリル系塗料
に、酸化アルミニウム又は酸化亜鉛の微粉末を各種の配
合比で混合して摩擦帯電させた結果を表1〜表4に示
す。
備えた摩擦帯電ガンを使用して、各種のアクリル系塗料
に、酸化アルミニウム又は酸化亜鉛の微粉末を各種の配
合比で混合して摩擦帯電させた結果を表1〜表4に示
す。
【0010】酸化アルミニウムの微粉末としては、日本
アエロジル社製の平均粒径0.013μmのものを使用
した。また、酸化亜鉛の微粉末としては、堺化学工業製
の平均粒径0.02μmのものを使用した。
アエロジル社製の平均粒径0.013μmのものを使用
した。また、酸化亜鉛の微粉末としては、堺化学工業製
の平均粒径0.02μmのものを使用した。
【0011】表1〜表4における塗装機表示電流値は、
摩擦帯電ガンのアース電極に生じた電流値を示してい
る。また、塗料粒子電荷質量比は、摩擦帯電ガンの前方
にファラデーカップ(SHEEN社製、SS−500
0)を置いて測定した値である。また、塗料付着量は、
コンベアスピード1.0m/min で搬送される一辺が1
000mmの正方形のパネルの中心に、一辺が300mmの
テストピースを貼り、摩擦帯電ガンをストローク100
0mm、スピード20m/min のレシプロケータに取付
け、塗料吐出量を100g/min 、搬送エアー圧3.0
kg/cm2 、加速エアー圧3.0kg/cm2 で塗装した際の
上記テストピースに付着した粉体塗料の量を測定した。
また、付着効率は、式1によって計算した。
摩擦帯電ガンのアース電極に生じた電流値を示してい
る。また、塗料粒子電荷質量比は、摩擦帯電ガンの前方
にファラデーカップ(SHEEN社製、SS−500
0)を置いて測定した値である。また、塗料付着量は、
コンベアスピード1.0m/min で搬送される一辺が1
000mmの正方形のパネルの中心に、一辺が300mmの
テストピースを貼り、摩擦帯電ガンをストローク100
0mm、スピード20m/min のレシプロケータに取付
け、塗料吐出量を100g/min 、搬送エアー圧3.0
kg/cm2 、加速エアー圧3.0kg/cm2 で塗装した際の
上記テストピースに付着した粉体塗料の量を測定した。
また、付着効率は、式1によって計算した。
【0012】
【数1】
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】
【表3】
【0016】
【表4】
【0017】表1〜表4の結果から、酸化アルミニウム
又は酸化亜鉛の混合比率が、0.1〜1.0%の場合
に、表面に強いゆず肌が形成されずに、テストピースに
十分にアクリル系粉体塗料が付着することがわかった。
又は酸化亜鉛の混合比率が、0.1〜1.0%の場合
に、表面に強いゆず肌が形成されずに、テストピースに
十分にアクリル系粉体塗料が付着することがわかった。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、これ
までコロナ印加式の静電塗装ガンでしか塗装できないと
されていたアクリル系粉体塗料を、安全かつきれいな塗
膜が得られる摩擦帯電式の粉体塗装方法によって塗装で
きるという効果がある。
までコロナ印加式の静電塗装ガンでしか塗装できないと
されていたアクリル系粉体塗料を、安全かつきれいな塗
膜が得られる摩擦帯電式の粉体塗装方法によって塗装で
きるという効果がある。
Claims (6)
- 【請求項1】 酸化アルミニウムの微粉末を、アクリル
系粉体塗料に混合して、アクリル系粉体塗料を摩擦帯電
させることを特徴とする摩擦帯電式の粉体塗装方法。 - 【請求項2】 酸化亜鉛の微粉末を、アクリル系粉体塗
料に混合して、アクリル系粉体塗料を摩擦帯電させるこ
とを特徴とする摩擦帯電式の粉体塗装方法。 - 【請求項3】 酸化アルミニウム又は酸化亜鉛の混合量
が、アクリル系粉体塗料に対し重量比で0.1〜1.0
%である請求項1又は2記載の摩擦帯電式の粉体塗装方
法。 - 【請求項4】 アクリル系粉体塗料に、酸化アルミニウ
ムの微粉末を混合した摩擦帯電式の粉体塗料組成物。 - 【請求項5】 アクリル系粉体塗料に、酸化亜鉛の微粉
末を混合した摩擦帯電式の粉体塗料組成物。 - 【請求項6】 酸化アルミニウム又は酸化亜鉛の混合量
が、アクリル系粉体塗料に対し重量比で0.1〜1.0
%である請求項4又は5に記載の摩擦帯電式の粉体塗料
組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16539794A JPH0824786A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 摩擦帯電式の粉体塗装方法及び粉体塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16539794A JPH0824786A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 摩擦帯電式の粉体塗装方法及び粉体塗料組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0824786A true JPH0824786A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15811634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16539794A Pending JPH0824786A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 摩擦帯電式の粉体塗装方法及び粉体塗料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0824786A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999039839A1 (fr) * | 1998-02-03 | 1999-08-12 | Kansai Paint Co., Ltd. | Procede d'enrobage d'une sous-couche |
-
1994
- 1994-07-18 JP JP16539794A patent/JPH0824786A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999039839A1 (fr) * | 1998-02-03 | 1999-08-12 | Kansai Paint Co., Ltd. | Procede d'enrobage d'une sous-couche |
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