JPH08247471A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JPH08247471A
JPH08247471A JP5306295A JP5306295A JPH08247471A JP H08247471 A JPH08247471 A JP H08247471A JP 5306295 A JP5306295 A JP 5306295A JP 5306295 A JP5306295 A JP 5306295A JP H08247471 A JPH08247471 A JP H08247471A
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heated
cavity
microwave oven
heated item
plate
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JP5306295A
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JP3108313B2 (ja
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Motoo Sakai
始夫 酒井
Hiroyuki Uehashi
浩之 上橋
Katsu Noda
克 野田
Yoshiharu Omori
義治 大森
Katsuaki Hayamizu
克明 速水
Makoto Sakai
良 坂井
Yoshiyo Sakata
佳代 坂田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】キャビティ2内に収容された、受け皿19上の
被加熱物Aをマイクロ波によって加熱する電子レンジで
ある。キャビティ2を区画する区画壁面としての、左側
面板9,後面板8及び右側面板10が、受け皿19の上
面近傍の被加熱物配置空間Bの側方の部位に、帯状に配
置された凸面部30を有する。 【効果】受け皿の回転に伴って変位する被加熱物と区画
壁面との距離を頻繁に増減させて、マイクロ波の強弱を
被加熱物に多数回履歴させる。被加熱物を均一に加熱で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャビティ内に収容し
た食品をマイクロ波加熱する電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電子レンジでは、キャビティ内
にマイクロ波を導入して電界をつくり、食品に電気力線
を通して加熱する。しかし、キャビティの中に均一な電
界を作り難いため、食品を均一に加熱することができな
い。
【0003】そこで、キャビティの内面に凹凸面を設け
て、マイクロ波を乱反射させることが行なわれている
(実公昭48−24206号公報及び実開昭47−34
553号公報参照)が、均一な加熱に関して、まだ不十
分であった。一方、食品を載置するための受け皿を回転
させて食品の位置を変化させることが行なわれている
が、この場合にも、均一な加熱に関して、まだ不十分で
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に位置が変化する食品と、キャビティの周壁面との距離
は、受け皿の回転に伴って一定の周期で増減を繰り返し
ている(図6参照)。したがって、食品が上記周壁面か
らの反射によって受けるマイクロ波は、上記一定の周期
で強弱を繰り返すことになる。
【0005】本願発明者は、上記のマイクロ波の強弱の
履歴をより頻繁に繰り返すことができれば、より均一な
加熱が行なえるのではないかと考えた。本発明は上記着
想に基づいてなされたものであり、マイクロ波の強弱の
履歴を頻繁に繰り返すことにより、被加熱物を均一に加
熱できる電子レンジを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明の電子レンジは、内部に被加熱
物が収容されるキャビティと、キャビティ内にマイクロ
波を供給するマイクロ波発振部と、上記キャビティを区
画する底面板の中央から突出し、キャビティ外に配置さ
れた駆動手段によって回転されるシャフトと、このシャ
フトに連結されて回転され、被加熱物を載置する受け皿
とを備えた電子レンジにおいて、上記キャビティの少な
くとも一つの区画面の部分であって、上記受け皿の上面
近傍の被加熱物配置空間の側方に位置する部分に、受け
皿の回転方向に関連して起伏する複数の起伏部を設けた
ことを特徴とするものである。
【0007】請求項2に係る発明の電子レンジは、請求
項1記載の電子レンジにおいて、上記起伏部が設けられ
た区画面には、左側面板、右側面板及び後面板が含まれ
ることを特徴とするものである。請求項3に係る発明の
電子レンジは、請求項1又は2記載の電子レンジにおい
て、上記起伏部はキャビティ内へ突出する凸面部からな
ることを特徴とするものである。
【0008】請求項4に係る発明の電子レンジは、請求
項3記載の電子レンジにおいて、上記凸面部は、段差や
角のない凸湾曲面からなることを特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明の構成によれば、被加熱物
配置空間の側方に、受け皿の回転方向に関連して起伏す
る複数の起伏部を設けたので、被加熱物と区画壁面との
距離は、被加熱物の回転に伴って頻繁に増減することに
なる。したがって、被加熱物は、区画壁面から反射され
るマイクロ波の強弱を、多く履歴することになる。
【0010】請求項2記載の発明の構成によれば、後面
板及び左右の側面板に起伏部を設けたので、被加熱物が
受けるマイクロ波の強弱が多く繰り返される。請求項3
記載の発明の構成によれば、上記起伏部が凸面部からな
るので、マイクロ波の拡散効果が高い。請求項4記載の
発明の構成によれば、上記凸面部が段差や角のない凸湾
曲面からなるので、マイクロ波の拡散効果がより高い。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本発明の好まし
い実施例について詳述する。図1は本発明の第1実施例
に係る電子レンジの扉を開けた状態を示す概略斜視図で
あり、図2は扉を開けた状態の電子レンジの正面図であ
る。図1及び図2を参照して、本電子レンジAは、被加
熱物を収容する横長のキャビティ2を有するレンジ本体
1と、このレンジ本体1の前面部1aに取り付けられた
扉4とを備えている。この扉4は、上記前面部1aに形
成されるキャビティ2の開口3を開閉するものである。
【0012】上記前面部1aには、所望の調理モードを
選択して設定するための各種操作スイッチ類11aが配
された操作部11が、扉4に隣接して設けられている。
図1及び図2を参照して、レンジ本体1は、レンジ本体
1の外面を区画する外箱5と、この外箱5内にキャビテ
ィ2を区画する区画板としての、天面板6、底面板7、
後面板8、左側面板9及び右側面板10とを有してい
る。キャビティ2は、上記天面板6、底面板7、後面板
8、左側面板9、右側面板10及び扉4によって区画さ
れている。
【0013】電子レンジのキャビティの概略側面を示す
図3を参照して、右側面板10の背面には、マイクロ波
を発生するマイクロ波発振部としてのマグネトロン12
が配置されている。マグネトロン12で発生されたマイ
クロ波は、上記右側面板10に形成した給電口13を介
してキャビティ2内に供給される。給電口13は、マイ
クロ波を通すマイカ板によって覆われている。
【0014】一方、天面板6には、無数のパンチング孔
を有するパンチング部6aが設けられており、このパン
チング部6aの上方には、オーブン加熱用の長尺の赤外
線ヒータ(図示せず)が配置されている。図2及び図3
を参照して、底面板7の中央部からキャビティ2内へ
は、キャビティ2外に配置された駆動手段としてのモー
タ23によって回転されるシャフト17が突出されてお
り、このシャフト17は、被加熱物を載置する円形の受
け皿19(いわゆるターンテーブルである)が載せられ
ている。
【0015】また、図2及び図3を参照して、左側面板
9、後面板8及び右側面板10は、受け皿19の上面近
傍の被加熱物配置空間Bの側方の位置に、キャビティ2
内へ突出する複数の起伏部としての凸面部30を、2列
の帯状に備えている。各凸面部30は、球面状をしてい
る。図4を参照して、受け皿19に載置された被加熱物
Aと、これを取り囲む周壁面を構成する、扉4,左側面
板9,後面板8及び右側面板10との距離eは、受け皿
19の回転位相に関して図5に示すような変化すること
になる。凸面部30の影響で、左側面板9,後面板8及
び右側面板10と、被加熱物Aとの距離eは頻繁に増減
を繰り返していることが判る。ただし、受け皿19は平
面視で時計回りに回転するものとする。
【0016】本実施例によれば、被加熱物配置空間Bの
周囲が、後面板8及び左右の側面板9,10に形成した
帯状の起伏部としての凸面部30によって取り囲まれる
ことになる。したがって、受け皿19の回転に伴って、
区画壁面としての後面板8及び左右の側面板9,10
と、被加熱物Aとの距離を、頻繁に増減させることがで
きる。その結果、マイクロ波の強弱を被加熱物Aに多数
回履歴させることができ、被加熱物Aを均一に加熱でき
る。
【0017】特に、起伏部を凸面部30により構成した
ので、マイクロ波の拡散効果を高めることができる結
果、より均一に被加熱物Aを加熱できる。しかも、上記
凸面部30を球面状としたので、マイクロ波の拡散効果
をより高くすることができる結果、より均一な加熱が行
なえる。なお、凸面部としては、球面に限らず、楕円
面、放物面その他の、段差や角のない凸湾曲面を採用す
ることができる。また、起伏部として、受け皿19の回
転方向に関してのみ曲率を有する波形状のものを採用す
ることもできる。さらに、起伏部としての凹凸面を採用
することもできる。
【0018】起伏部を、後面板8,左側面板9及び右側
面板10の少なくとも一つに設けるようにしても、十分
に本発明の効果を達成できる。その他、特許請求の範囲
内において種々の変更が可能である。
【0019】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、起伏部に
よって被加熱物と区画壁面との距離を頻繁に増減させ
て、マイクロ波の強弱を被加熱物に多数回履歴させるこ
とができる結果、被加熱物を均一に加熱できる。請求項
2に係る発明によれば、起伏部を後面板及び左右の側面
板に設けたので、マイクロ波の強弱をより多く繰り返さ
せることができ、被加熱物をより均一に加熱できる。
【0020】請求項3に係る発明によれば、起伏部を凸
面部としたので、マイクロ波の拡散効果を高めることが
できる結果、より均一に被加熱物を加熱できる。請求項
4記載の発明によれば、上記凸面部が段差や角のない凸
湾曲面からなるので、マイクロ波の拡散効果をより高く
することができる結果、より均一な加熱が行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る電子レンジの、扉を
閉じた状態の概略斜視図である。
【図2】扉を開いた電子レンジの正面図である。
【図3】キャビティの内部を示す概略側面図である。
【図4】キャビティの概略平面図である。
【図5】受け皿に載せられた被加熱物と壁面との距離
と、受け皿の回転位相との関係を示すグラフ図である。
【図6】従来の電子レンジにおける、被加熱物と壁面と
の距離と、受け皿の回転位相との関係を示すグラフ図で
ある。
【符号の説明】
2 キャビティ 3 開口 8 後面板 9 左側面板 10 右側面板 12 マグネトロン 17 シャフト 19 受け皿 23 モータ(駆動手段) 30 凸面部(起伏部) A 被加熱物 B 被加熱物配置空間 e 距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大森 義治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 速水 克明 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 坂井 良 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 坂田 佳代 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に被加熱物が収容されるキャビティ
    と、 キャビティ内にマイクロ波を供給するマイクロ波発振部
    と、 上記キャビティを区画する底面板の中央から突出し、キ
    ャビティ外に配置された駆動手段によって回転されるシ
    ャフトと、 このシャフトに連結されて回転され、被加熱物を載置す
    る受け皿とを備えた電子レンジにおいて、 上記キャビティの少なくとも一つの区画壁面の部分であ
    って、上記受け皿の上面近傍の食品配置空間の側方に位
    置する部分に、受け皿の回転方向に関連して起伏する複
    数の起伏部を設けたことを特徴とする電子レンジ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電子レンジにおいて、上記
    起伏部が設けられた区画面には、左側面板、右側面板及
    び後面板が含まれることを特徴とする電子レンジ。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の電子レンジにおい
    て、上記起伏部はキャビティ内へ突出する凸面部からな
    ることを特徴とする電子レンジ。
  4. 【請求項4】請求項3記載の電子レンジにおいて、上記
    凸面部は、段差や角のない凸湾曲面からなることを特徴
    とする電子レンジ。
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