JPH08247464A - ガス調理器 - Google Patents

ガス調理器

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JPH08247464A
JPH08247464A JP7081788A JP8178895A JPH08247464A JP H08247464 A JPH08247464 A JP H08247464A JP 7081788 A JP7081788 A JP 7081788A JP 8178895 A JP8178895 A JP 8178895A JP H08247464 A JPH08247464 A JP H08247464A
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JP
Japan
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flame
air passage
burner
burner head
thermoelectric generator
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Pending
Application number
JP7081788A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Chikasawa
英雄 近沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Paloma Kogyo KK
Original Assignee
Paloma Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直列型熱電対10を備えたこんろバーナ1に
おいて、高い熱起電力を効率良く得ることにより、容易
に蓄電池へ充電する。 【構成】 多数の熱電対素子34を直列につないで構成
した直列型熱電対10をバーナヘッド3の空気通路3d
中心に設置し、空気通路3d周りの内炎口3aにより形
成された中央炎1aの高温になった外炎に臨ませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば炎検出による吹き
消え安全装置を備えたガステーブルコンロ等において、
炎の熱起電力を発生させる熱発電素子を備えたガス調理
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりガステーブルコンロ等のガス調
理器においては、炎の吹き消えを検出するために、熱電
対を炎に臨ませ、炎の燃焼熱により発生した熱起電力を
検出する安全装置を備える。この安全装置は、検出した
熱起電力が所定値以下に低下した時に、吹き消えと判断
して燃料ガスを遮断するものである。また、さらに燃焼
制御等の電源として蓄電池をも備え、炎の燃焼熱により
発生した熱起電力を利用して蓄電池を充電し、その蓄電
池を電源とする安全装置や点火装置を備えたタイプのガ
ス調理器も考えられる。こうしたガス調理器に使用され
る熱電対においては、蓄電池を効率よく容易に充電する
ために、高い起電力を得る必要がある。そのために図3
に示すように、複数個の熱電対素子34を直列に接続し
て集積しカバー35をかぶせた構成の直列型熱電対10
が使用される。このような直列型熱電対10は、こんろ
バーナ31の炎に臨むように設置される。こんろバーナ
31は、周囲に外周炎31bを形成し、その外周炎31
bは、周囲からの燃焼用空気の供給が充分で高温燃焼状
態の外炎と、その内部で低温未燃焼状態の内炎とから構
成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た直列型熱電対10を外周炎31bに臨ませたガス調理
器では、例えばバーナ31の外周炎31bが小さい場合
は、カバー35の外周のうち外周炎31b側の半分(図
3では左半分)を外周炎31bにより直接加熱するが、
残りの半分(図3では右半分)は直接には加熱しない。
そのため、熱電対素子34の約半数は外周炎31bか
ら、外れてしまう。いっぽう、バーナ31の火力が増大
して大きくなった外周炎31cの場合には、熱電対素子
34はいずれも外周炎31c内に入るが、今度は温度の
低い内炎にかかってしまって、高い起電力が得られな
い。いずれにしても、こうしたことから起電力が十分得
られない。本発明は上記課題を解決し、熱発電素子から
効率よく高起電力が得られるガス調理器の提供を目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載のガス調理器は、略リング状の混合室
を備え、その混合室にて供給された燃料ガスと空気とを
混合するバーナ本体と、上記バーナ本体混合室上部に載
置され、中央部に筒状の二次空気通路を形成すると共
に、その空気通路壁には中心へ向かう数個の内炎口を略
等間隔に設け、外周部には外側に向かう多数の外炎口と
を設けた略円盤状のバーナヘッドと、上記バーナヘッド
空気通路中心で、上記混合室の混合気を内炎口から噴出
して形成した中央炎に臨み熱起電力を発生する熱発電素
子と、上記熱発電素子の熱起電力を充電する蓄電池とを
備えたことを要旨とする。
【0005】また、請求項2記載のガス調理器は、上記
請求項1記載のガス調理器において、上記熱発電素子
は、複数の熱電対素子を直列につなぎ合せて構成したこ
とを要旨とする。
【0006】また、請求項3記載のガス調理器は、上記
請求項1または請求項2記載のガス調理器において、上
記バーナヘッド空気通路上部には傘を設け、上記熱発電
素子を覆ったことを要旨とする。
【0007】
【作用】上記構成を有する本発明のガス調理器は、バー
ナ本体とバーナヘッドとを備え、バーナ本体の略リング
状の混合室上部にバーナヘッドを載置する。この混合室
へは、燃料ガスと空気とが供給され、混合室内で混合さ
れる。バーナヘッドは、中央部に筒状の空気通路を設
け、この空気通路壁には、中心へ向かう数個の内炎口を
略等間隔に設けると共に外周部には外側に向かう多数の
外炎口を設け、混合室で形成された混合気をこれらの炎
口から噴出する。そして、内炎口から噴出した混合気は
筒状の空気通路内で中央炎を形成する。この中央炎に
は、バーナヘッドの空気通路中心で熱発電素子を臨ま
せ、熱発電素子から発生した熱起電力は燃焼制御等に使
用する蓄電池へ充電される。中央炎は略等間隔で中心に
向かった内炎口により形成されているので、空気通路中
心に設置された熱発電素子の全周をまんべんなく加熱す
るばかりでなく、炎の温度分布も均一である。そのた
め、熱発電素子は、中央炎から発生する熱を効率よく大
量に受けることができるので高い熱起電力を得ることが
でき、容易に蓄電池へ充電することができる。
【0008】さらに、請求項2記載のガス調理器は、熱
発電素子が複数の熱電対素子を直列につなぎ合わせ、個
々の熱電対素子から発生する熱起電力を合成起電力とし
て取り出す構成であるので、1つの熱電対素子から発生
する熱起電力が低い場合であっても、全体として容易に
高い熱起電力を得ることができる。
【0009】さらに、請求項3記載のガス調理器は、バ
ーナヘッド空気通路上部に傘を設け、バーナヘッド空気
通路中心に設けた熱発電素子を上部より覆っているた
め、例えばバーナヘッド上部よりふきこぼれた調理液が
熱発電素子にかかることがないので耐食性がよい。
【0010】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明のガス調理器の好適な実施
例について図を用いて説明する。ガステーブルコンロ
は、図1に示すように、こんろバーナ1と、熱起電力を
発生する直列型熱電対10とを備える。また、図2に示
すように、直列型熱電対10で発生した熱起電力を上昇
させる昇圧回路部21と、熱起電力を充電する蓄電池2
2と、蓄電池22を電源とする制御部23と、電磁安全
弁等の安全装置24と、点火装置25等を備える。こん
ろバーナ1は、鋳鉄等の鋳物製バーナ本体2と、そのバ
ーナ本体2に上から載置された黄銅等の熱間鍛造品から
なる略円盤状のバーナヘッド3とから構成される。バー
ナ本体2は、導入された燃料ガスと1次空気とを混合す
る混合管4と、その下流にあって混合気を環状に分布さ
せバーナヘッド3の中央部と周囲に噴出させる環状の混
合室5とが一体となっている。混合室5の混合気噴出側
(バーナヘッド3との嵌合側)の中央には、燃焼時の2
次空気通路を兼ねた円筒状の位置決めガイド6が設けら
れ、バーナヘッド3の中央部に形成された筒状の空気通
路壁7がそこに挿入される。バーナヘッド3の筒状の空
気通路壁7外周には、ドーナッツ状の空間が設けられて
おり、バーナヘッド3をバーナ本体2上部に載置した時
に、混合室5と一体の均圧室8を形成する。筒状の空気
通路壁7壁面には、この均圧室8から中心の空気通路3
dに向けて放射状に数個の内炎口3aが略等間隔に設け
られる。同様に、バーナヘッド3とバーナ本体2との合
わせ面を形成するバーナヘッド3の周縁には、多数の溝
から構成される外炎口3bが設けられる。また、この空
気通路3d上部には、煮汁等の落下を防止する傘3cが
設けられる。傘3cはバーナヘッド3と一体形成する。
【0011】混合管4より混合室5へ送られた混合気
は、均圧室8に充満し、内炎口3aよりバーナヘッド3
中心へ、外炎口3bより周縁へと噴出する。そして、内
炎口3aは数個の中央炎1aを、外炎口3bはリング状
の外周炎1bを形成する。バーナヘッド3の空気通路3
d中心には、直列型熱電対10が、その熱電対素子34
を中央炎1aに臨ませる位置に下部より固定され、熱起
電力を発生する。直列型熱電対10は、2種の異なる金
属線から構成される熱電対素子34を複数個直列につな
ぎ合せてカバー35に収め、こんろバーナ1の中心で中
心に向かう中央炎1aに臨ませている。そして、各熱電
対素子34から発生する熱起電力を合成起電力として取
り出す。この合成起電力は、図2に示すように、昇圧回
路部21で昇圧してから蓄電池22に充電する。制御部
23は、蓄電池22を電源として安全装置24や点火装
置25を制御する。安全装置24は、炎の立ち消えを監
視し、炎に臨ませた安全弁用熱電対(図示略)の発生す
る起電力が所定起電力以下となった時に付属の電磁安全
弁(図示略)への通電を断って閉弁消火する。点火装置
25は、イグナイター(図示略)を使用してフレームロ
ッド(図示略)で放電することにより火花を飛ばし、こ
んろバーナ1の燃料ガスと空気の混合気に点火する。
【0012】この直列型熱電対10を備えたガステーブ
ルコンロにおいては、中央炎1aを形成する内炎口3a
がバーナヘッド3の空気通路3d中心に向かっているの
で、空気通路3d中心に設置された直列型熱電対10の
カバー35は、中央炎1aによりその全周をまんべんな
く加熱される。その結果、直列型熱電対10は、中央炎
1aから発生する熱をもれなく大量に受けることができ
る。また、カバー35はその全周を中央炎1aの外炎で
加熱され、加熱している火炎温度は高温均一となってい
る。そのため、どの熱電対素子34も、高い温度が得ら
れるので、全体の熱起電力も高い。しかも、直列に接続
された多数の熱電対素子34から発生した熱起電力を合
成して取り出すので、個々の熱電対素子34から発生す
る熱起電力が低くても、全体としては、より高い起電力
が得られるため、蓄電池22に容易に充電することがで
きる。また、空気通路3d上部に設けられた傘3cによ
り、ふきこぼれた調理液が直列型熱電対10にかからな
いので、耐久性もよい。そればかりでなく、内炎口3a
にもかからないので、内炎口3aが調理液により目詰り
をおこすこともない。以上本発明の実施例について説明
したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種
々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、実
施例では、傘3cは1個所でバーナヘッド3に支持され
てているが、数箇所で支持した構成でもよい。また、一
体でなくとも別部品をかしめて支持する構成でもよいこ
とはもちろんである。さらには、こんろバーナ1は、鋳
鉄等の鋳物製に限らずプレス製バーナでもよい。
【0013】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のガス調理
器は、バーナヘッドの中央部に備えた熱発電素子によ
り、中央炎から発生する熱を効率よく大量に受けること
ができる。こうしたことから、容易に蓄電池へ充電でき
るので、蓄電池を備えながら充電操作が不用であり使い
勝手がよい。
【0014】さらに、請求項2記載のガス調理器は、熱
発電素子が、個々の熱電対素子から発生する熱起電力を
合成起電力として取り出すので、全体として容易に高い
熱起電力を得ることができる。
【0015】さらに、請求項3記載のガス調理器は、バ
ーナヘッド空気通路上部に設けられた傘により、例えば
バーナヘッド上部よりふきこぼれた調理液が熱発電素子
にかかることがないので耐食性がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例としてのガス調理器の概略構成図であ
る。
【図2】実施例としてのガス調理器の制御部を説明した
ブロック図である。
【図3】従来例としてのガス調理器の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1,31 こんろバーナ 1a 中央炎 1b,31b 外周炎 2 バーナ本体 3 バーナヘッド 3a 内炎口 3b 外炎口 3c 傘 3d 空気通路 4 混合管 5 混合室 8 均圧室 10 直列型熱電対 34 熱電対素子 35 カバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略リング状の混合室を備え、その混合室
    にて供給された燃料ガスと空気とを混合するバーナ本体
    と、 上記バーナ本体混合室上部に載置され、中央部に筒状の
    二次空気通路を形成すると共に、その空気通路壁には中
    心へ向かう数個の内炎口を略等間隔に設け、外周部には
    外側に向かう多数の外炎口とを設けた略円盤状のバーナ
    ヘッドと、 上記バーナヘッド空気通路中心で、上記混合室の混合気
    を内炎口から噴出して形成した中央炎に臨み熱起電力を
    発生する熱発電素子と、 上記熱発電素子の熱起電力を充電する蓄電池とを備えた
    ガス調理器。
  2. 【請求項2】 上記熱発電素子は、複数の熱電対素子を
    直列につなぎ合せて構成したことを特徴とする請求項1
    記載のガス調理器。
  3. 【請求項3】 上記バーナヘッド空気通路上部には傘を
    設け、上記熱発電素子を覆ったことを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のガス調理器。
JP7081788A 1995-03-13 1995-03-13 ガス調理器 Pending JPH08247464A (ja)

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JP7081788A JPH08247464A (ja) 1995-03-13 1995-03-13 ガス調理器

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JP (1) JPH08247464A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011052856A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Kometsuto Kato:Kk ガスコンロ
KR101371383B1 (ko) * 2012-08-22 2014-03-10 린나이코리아 주식회사 가스렌지

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011052856A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Kometsuto Kato:Kk ガスコンロ
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040720