JPH08247089A - 送風ファン取付装置 - Google Patents

送風ファン取付装置

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Publication number
JPH08247089A
JPH08247089A JP7053933A JP5393395A JPH08247089A JP H08247089 A JPH08247089 A JP H08247089A JP 7053933 A JP7053933 A JP 7053933A JP 5393395 A JP5393395 A JP 5393395A JP H08247089 A JPH08247089 A JP H08247089A
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JP
Japan
Prior art keywords
mounting hole
rotary shaft
surface portion
blower fan
flat surface
Prior art date
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Application number
JP7053933A
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English (en)
Inventor
Eiji Suzumura
英二 鈴村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転軸に送風ファンのボス部の取付孔を挿入
する場合に、位置合わせ作業を簡単に実行可能にして組
立作業性を向上させる。 【構成】 本発明の送風ファン取付装置は、断面ほぼD
字状をなすように形成され外周部に平面部18aを有す
る回転軸18と、送風ファン16のボス部28に断面ほ
ぼD字状をなすように設けられ内周部に平面部29aを
有する取付孔29とを備え、上記回転軸18に取付孔2
9を挿入して抜け止めするように構成したものにおい
て、取付孔29の平面部29aにおける挿入側の端面部
に、挿入方向へ向けて傾斜する斜面部29bを設けたも
のである。この構成の場合、回転軸に取付孔を挿入する
際、作業者は、回転軸18の平面部18aと取付孔29
の平面部29aとを少なくとも両者の一部分がかかるよ
うに位置合わせするだけで済むから、位置合わせ作業が
簡単になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送風ファンをモータの
回転軸に取付けるための構成を改良した送風ファン取付
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の送風ファン取付装置の一例を、
図13ないし図15に示す。この構成では、図13及び
図14に示すように、モータの回転軸1を断面ほぼD字
状をなすように形成して、その外周部に平面部1aを形
成する。そして、送風ファン2のボス部3に断面ほぼD
字状をなすように取付孔4を設けて、この取付孔4の内
周部に平面部4aを形成している。この構成の場合、回
転軸1に送風ファン2の取付孔4を挿入して嵌合した
後、該取付孔4を貫通した回転軸1の先端部に形成され
たねじ部に例えばナットを締め付け固定して抜け止め状
態に保持するように構成している。この構成では、回転
軸1の平面部1aと取付孔4の平面部4aとが当接して
掛合することにより、回転軸1と送風ファン2とが回り
止めされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、回転軸1に送風ファン2の取付孔4を挿入
する場合に、図15に示すように、回転軸1の平面部1
aの位置と取付孔4の平面部4aの位置とが合っていな
いと、回転軸1に取付孔4を挿入することができない。
このため、上記挿入作業を行うとき、作業者は回転軸1
の平面部1aと取付孔4の平面部4aとを正確に位置合
わせする面倒な作業を行わなければならず、組立作業性
が悪かった。特に、回転軸1の直径が小さい場合、両平
面部1a、4aの位置を視認し難いので、位置合わせ作
業が一層面倒であった。
【0004】一方、図16に示すような取付装置が、従
来より使用されている。この取付装置では、断面円形状
の回転軸5に断面円形状の取付孔6を挿入した後、回転
軸5に形成された貫通孔に圧入したピン7にボス部8の
上端部に形成された係合凹部8a、8aを係合させるこ
とにより、両者を回り止めするように構成している。し
かし、上記構成では、ピン7を必要とする分だけ、部品
点数が増えて製造コストが高くなる。また、回転軸5の
直径が小さい場合には、ピン7を回転軸5に圧入する作
業が困難になるという不具合があった。更に、回転軸5
に圧入したピン7に、ボス部8の上端部の係合凹部8
a、8aを係合させる際に、ピン7とボス部8の係合凹
部8a、8aとを位置合わせする必要があり、この位置
合わせ作業がやはり面倒であった。
【0005】そこで、本発明の目的は、回転軸に送風フ
ァンのボス部の取付孔を挿入する場合に、両者の位置合
わせ作業を簡単に行うことができて組立作業性を向上で
きる送風ファン取付装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の送風ファン取付
装置は、断面ほぼD字状をなすように形成され外周部に
平面部を有する回転軸と、送風ファンのボス部に断面ほ
ぼD字状をなすように設けられ内周部に平面部を有する
取付孔とを備え、前記回転軸に前記取付孔を挿入するこ
とにより前記回転軸に前記送風ファンを取付けるように
構成した送風ファン取付装置において、前記取付孔の平
面部における挿入側の端面部に、挿入方向へ向けて傾斜
する斜面部を設けたところに特徴を有する。
【0007】この構成の場合、回転軸の先端部の外周部
に傾斜案内面部を設けるように構成することが好まし
い。また、取付孔のうちの挿入側端部から斜面部の終端
部までの部分の内径寸法を、回転軸の外径寸法よりも若
干大きく設定することも良い構成である。更に、ボス部
のうちの取付孔の反挿入側端部に、回転軸の先端部に突
き当てる突き当て部を設ける構成としても良い。また、
回転軸のうちの平面部の基端部に、取付孔の斜面部を当
接させる段部を設けるように構成することも好ましい。
【0008】
【作用】上記手段によれば、回転軸を断面ほぼD字状を
なすように形成すると共に、送風ファンのボス部に断面
ほぼD字状をなす取付孔を設け、そして、この取付孔の
内周部の平面部における挿入側の端面部に、挿入方向へ
向けて傾斜する斜面部を設ける構成としたので、回転軸
に取付孔を挿入する場合、回転軸の平面部と取付孔の平
面部とが一部分かかっている状態で、回転軸に取付孔を
押し込むと、回転軸の平面部の先端部が取付孔の斜面部
によって相対的に案内されることにより、該回転軸が両
者の平面部が合う方向へ回転するようになる。この結
果、回転軸に取付孔を挿入して押し込んでいくと、回転
軸の平面部と取付孔の平面部とが自動的に位置合わせさ
れるようになる。そして、この構成の場合、作業者は、
回転軸の平面部と取付孔の平面部とを少なくとも両者の
一部分がかかるように位置合わせするだけで済むので、
位置合わせ範囲が広くなり、それだけ位置合わせ作業を
簡単に行うことができる。
【0009】また、上記構成の場合、回転軸の先端部の
外周部に傾斜案内面部を設ける構成とすると、この傾斜
案内面部により回転軸の先端部が取付孔の斜面部に案内
されて回転軸が両者の平面部が合う方向へ回転すること
から、位置合わせ範囲が一層広くなる。更に、取付孔の
うちの挿入側端部から斜面部の終端部までの部分の内径
寸法を、回転軸の外径寸法よりも若干大きく設定する
と、回転軸の先端部に取付孔を挿入し易くなると共に、
回転軸が回転し易くなり、その分だけ挿入作業を行い易
くなる。
【0010】更にまた、ボス部のうちの取付孔の反挿入
側端部に、回転軸の先端部に突き当てる突き当て部を設
ける構成とすると、回転軸の挿入量の規制を簡単な構成
にて確実に行うことができる。一方、回転軸のうちの平
面部の基端部に、取付孔の斜面部を当接させる段部を設
ける構成としても、回転軸の挿入量の規制を簡単な構成
にて確実に行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を天井用換気扇に適用した第1
の実施例について図1ないし図7を参照しながら説明す
る。まず、天井用換気扇の概略全体構成を示す図2にお
いて、天井用換気扇の本体枠11は、室12の天井13
の上面に木枠14を介して配設されている。上記本体枠
11の内部には、ファンケーシング15が設けられてお
り、このファンケーシング15内に送風ファン16が回
転可能に配設されている。この送風ファン16は、例え
ば多翼形ファンからなる遠心形ファンであり、本体枠1
1の上壁部に取付けられたモータ17により回転駆動さ
れるように構成されている。このモータ17の回転軸1
8に送風ファン16を取付ける具体的取付構成について
は、後述する。上記モータ17、送風ファン16及びフ
ァンケーシング15から送風装置19が構成されてい
る。
【0012】また、本体枠11の内部における左端部位
には、電装ボックス20が配設されている。この電装ボ
ックス20内には、コンデンサ21や速結端子22やヒ
ューズ等の電気部品が収容されている。上記速結端子2
2には、上方から本体枠11の上壁部を貫通して該本体
枠11の内部に導かれた電源線23の接続端部が接続さ
れている。
【0013】次に、モータ17の回転軸18に送風ファ
ン16を取付ける取付構成について図1、図3ないし図
7を参照して説明する。まず、図3及び図4に示すよう
に、モータ17の回転軸18のうちのモータ本体(モー
タブラケット)24から突出した部分の外周部には、平
面部18aが例えば切削により形成されている。これに
より、回転軸18は、断面ほぼD字状をなすように(即
ち、いわゆるDカットされるように)構成されている。
【0014】また、送風ファン16は、図3に示すよう
に、端板25と、この端板25の周縁部に多数突設され
た翼部26と、これら翼部26の端部を連結するリング
部27とから構成されている。上記端板25の図3中上
面の中心部には、ボス部28が図3中上方に向けて突設
されている。尚、このボス部28は、端板25の図3中
下面の中心部からも若干下方へ向けて突設されている。
【0015】そして、上記ボス部28には、上記回転軸
18に挿入嵌合するための取付孔29が軸方向(上下方
向)に設けられている。この取付孔29は、断面ほぼD
字状をなすように形成されており、その内周部に平面部
29aを有するように構成されている(図1参照)。こ
の場合、取付孔29の内径寸法は、上記回転軸18の直
径(外径)寸法とほぼ同じに設定され、取付孔29の平
面部29aの大きさも回転軸18の平面部18aの大き
さとほぼ同じに設定されている。これにより、取付孔2
9を回転軸18に挿入すると、両者はほとんど隙間なく
嵌合すると共に、挿入方向に摺動可能に構成されてい
る。
【0016】ここで、上記取付孔29の平面部29aに
おける挿入側(図1中上端部側)の端面部には、斜面部
29bが挿入方向へ向けて傾斜するように形成されてい
る。また、送風ファン16のボス部28の下半部(図3
及び図4中上半部)には、一対のスリット28a及び2
8bが軸方向に形成されている。これにより、ボス部2
8の下半部が対向する2つの部材28c及び28dに分
岐されるように構成されている。そして、ボス部28の
下端部(図3及び図4中上端部)には、ばね部材からな
る有端環状の固定リング30が装着されるように構成さ
れている。
【0017】この固定リング30の装着により、ボス部
28の2つの部材28c、28dが互いに近接する方向
に弾性変形されて、取付孔29の内径寸法が小さくなる
ように構成されている。これによって、回転軸18に挿
入嵌合されたボス部28が抜け止めされる構成となって
いる。尚、固定リング30は、その両端部に外方へ突出
する突片部30a、30bが対向するように設けられて
いる。これら突片部30a、30b間の距離を治具等に
より広げることによって、固定リング30の内径寸法を
広げることが可能に構成されており、これにてボス部2
8に対する固定リング30の装着または取外しが可能に
なっている。
【0018】次に、上述した構成において、送風ファン
16をモータ17の回転軸18に取付ける取付作業を行
うときの動作について図5ないし図7も参照して説明す
る。この場合、図4に示すように、モータ17側をその
回転軸18が上向きとなるようにした状態で、上方から
送風ファン16を下降させてそのボス部28の取付孔2
9を回転軸18の先端部に挿入する。このとき、回転軸
18の平面部18aと取付孔29の平面部29aとが、
図6に示すように、両者の少なくとも一部分がかかって
(交差して重なって)いるように位置合わせする。
【0019】そして、このように位置合わせした状態
で、送風ファン16のボス部28を下降させて、図5に
示すように、取付孔29を回転軸18の先端部に押し込
む。すると、回転軸18の平面部18aの先端部が取付
孔29の平面部29aの斜面部29bによって相対的に
案内されることにより、図6に示すように、回転軸18
に回転力が作用して該回転軸18が両者の平面部18
a、29aが合う方向へ回転する。この結果、回転軸1
8に取付孔29を挿入して押し込んでいくと、回転軸1
8の平面部18aと取付孔29の平面部29aとが自動
的に位置合わせされる(図7参照)。そして、送風ファ
ン16のボス部28を更に下降させると、回転軸18へ
の取付孔29従ってボス部28の挿入嵌合が完了する。
【0020】この後、ボス部28の図4中上端部に固定
リング30を装着すると、固定リング30のばね力によ
りボス部28の2つの部材28c、28dが互いに近接
する方向に変形されて、取付孔29の内径寸法が小さく
なる。これによって、回転軸18に挿入嵌合されたボス
部28が抜け止め状態に保持されるようになる。尚、こ
の場合、回転軸18に取付孔29を挿入する前に、予め
固定リング30をボス部28の図4中上端部に装着して
おくように構成しても良い。この構成の場合、回転軸1
8の先端部に取付孔29の図3及び図4中上半部を挿入
するときは、圧入するようにすれば良い。
【0021】このような構成の本実施例によれば、送風
ファン16をモータ17の回転軸18に取付ける場合、
作業者は、回転軸18の平面部18aと取付孔29の平
面部29aとを両者の一部がかかるように位置合わせす
るだけで済むので、従来構成(図13ないし図15)に
比べて、位置合わせ範囲が広くなり、それだけ位置合わ
せ作業を簡単に行うことができる。そして、上記構成の
場合、取付孔29に斜面部29bを形成するだけである
から、部品点数が増えることもなく、従って製造コスト
が高くなることもほとんどない。
【0022】また、上記実施例では、取付孔29を回転
軸18の先端部に押し込む際に、回転軸18の平面部1
8aの先端部が取付孔29の平面部29aの斜面部29
bによって相対的に案内されて、回転軸18が両者の平
面部18a、29aが合う方向へ回転する場合について
説明した。これに対して、回転軸18が回転し難いモー
タ17を使用する場合には、回転軸18の平面部18a
の先端部と取付孔29の平面部29aの斜面部29bと
の案内作用時に、その案内に応じて送風ファン16(即
ち、取付孔29)側が回転することを許容するように作
業者が該送風ファン16を手で支持する(取り扱う)よ
うにしても良い。
【0023】図8は本発明の第2の実施例を示すもので
あり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第
1の実施例と同一部分には、同一符号を付している。こ
の第2の実施例では、図8に示すように、回転軸18の
平面部18a以外の部分における先端部の外周部に、例
えば弧面状をなす傾斜案内面部18bを設けている。こ
れ以外の第2の実施例の構成は、第1の実施例の構成と
同じである。
【0024】従って、上記第2の実施例においても、第
1の実施例と同様の作用効果を得ることができる。特
に、第2の実施例では、回転軸18の先端部の外周部に
傾斜案内面部18bを設けたので、送風ファン16のボ
ス部28の取付孔29を回転軸18の先端部に挿入する
ときに、回転軸18の平面部18aと取付孔29の平面
部29aとがかかって(重なって)いなくても、両平面
部18a、29aが近接しておれば、回転軸18の傾斜
案内面部18bが取付孔29の平面部29aの斜面部2
9bによって相対的に案内されることにより、回転軸1
8に回転力が作用する。この結果、回転軸18が上記両
平面部18a、29aが合う方向へ回転することから、
回転軸18に取付孔29を挿入していくと、回転軸18
の平面部18aと取付孔29の平面部29aとが一部か
かるようになる。そして、これ以降は、第1の実施例と
同様にして回転軸18の平面部18aと取付孔29の平
面部29aとが自動的に位置合わせされる。これによ
り、第2の実施例では、位置合わせ範囲が更に広くなる
から、位置合わせ作業が更に簡単になる。
【0025】尚、上記第2の実施例では、傾斜案内面部
18bを弧面状の曲面により構成したが、これに限られ
るものではなく、いわゆる面取りにより形成されるテー
パ状に構成しても良い。この構成の場合、テーパ状の傾
斜方向の長さを長く構成すると、位置合わせ作業がより
簡単になる。
【0026】図9は本発明の第3の実施例を示すもので
あり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第
1の実施例と同一部分には、同一符号を付している。こ
の第3の実施例では、図9に示すように、ボス部28の
取付孔29のうちの挿入側端部(図9中上端部)から斜
面部29bの終端部(図9中下端部)までの部分の内径
寸法d1を、回転軸18の外径寸法に相当する内径寸法
d2よりも若干大きく設定するように構成している。上
述した以外の第3の実施例の構成は、第1の実施例の構
成と同じである。
【0027】このため、上記第3の実施例においても、
第1の実施例と同様の作用効果を得ることができる。特
に、第3の実施例では、ボス部28の取付孔29のうち
の挿入側端部から斜面部29bの終端部までの部分の内
径寸法d1を、回転軸18の外径寸法d2よりも若干大
きくして余裕を持たせたので、回転軸18に取付孔29
を挿入するとき、挿入し易くなる。また、回転軸18の
平面部18aの先端部が取付孔29の平面部29aの斜
面部29bによって相対的に案内されて、該回転軸18
が回転するとき、回転軸18が回転し易くなり、回転軸
18に取付孔29を挿入し易くなる。
【0028】図10は本発明の第4の実施例を示すもの
であり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、
第1の実施例と同一部分には、同一符号を付している。
この第4の実施例では、図10に示すように、ボス部2
8のうちの取付孔29の反挿入側端部(図10中上端
部)において、ボス部28の一方の部材例えば28cに
突き当て部として閉塞部28eを設けている。そして、
回転軸18にボス部28の取付孔29を挿入するとき、
挿入完了時に回転軸18の先端部に上記閉塞部28eの
内面を突き当てるように構成している。これ以外の第4
の実施例の構成は、第1の実施例の構成と同じである。
【0029】従って、上記第4の実施例においても、第
1の実施例と同様の作用効果を得ることができる。特
に、第4の実施例では、ボス部28の一方の部材28c
の反挿入側端部に閉塞部28eを設け、この閉塞部28
eを回転軸18の先端部に突き当てる構成としたので、
ボス部28従って送風ファン16の挿入量の規制(位置
決め)を簡単な構成にて確実に行うことができる。
【0030】図11は本発明の第5の実施例を示すもの
であり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、
第1の実施例と同一部分には、同一符号を付している。
この第5の実施例では、図11に示すように、回転軸1
8のうちの平面部18aの基端部に、ボス部28の取付
孔29の斜面部29bの始端部を当接させる段部18b
を設けている。そして、この段部18bの配設位置は、
ボス部28従って送風ファン16の挿入量を適切な量と
するように予め決められている。尚、これ以外の第5の
実施例の構成は、第1の実施例の構成と同じである。
【0031】従って、上記第5の実施例においても、第
1の実施例と同様の作用効果を得ることができる。特
に、第5の実施例では、回転軸18のうちの平面部18
aの基端部に設けた段部18bに、ボス部28の取付孔
29の斜面部29bの始端部を当接させるように構成し
たので、送風ファン16の挿入量の規制を簡単な構成に
て確実に行うことができる。
【0032】図12は本発明の第6の実施例を示すもの
であり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、
第1の実施例と同一部分には、同一符号を付している。
この第6の実施例では、図12に示すように、回転軸1
8の先端部に雄ねじ部18cを設け、回転軸18にボス
部28の取付孔29を挿入させて後、ボス部28の取付
孔29の反挿入側端部(図12中上端部)から突出した
回転軸18の先端部の雄ねじ部18cにナット31を締
め付け固定するように構成している。この構成の場合、
回転軸18の雄ねじ部18cとナット31との締め付け
固定により、回転軸18内に挿入嵌合されたボス部28
が抜け止めされている。これ以外の第6の実施例の構成
は、第1の実施例の構成と同じである。このため、上記
第6の実施例においても、第1の実施例と同様の作用効
果を得ることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、回転軸を断面ほぼD字状をなすように形成すると共
に、送風ファンのボス部に断面ほぼD字状をなす取付孔
を設け、この取付孔の内周部の平面部における挿入側の
端面部に、挿入方向へ向けて傾斜する斜面部を設ける構
成としたので、回転軸に取付孔を挿入するときに、作業
者は、回転軸の平面部と取付孔の平面部とを少なくとも
両者の一部分がかかるように位置合わせするだけで済む
から、位置合わせ作業を簡単に行うことができるという
優れた効果を奏する。
【0034】また、上記構成の場合、回転軸の先端部の
外周部に傾斜案内面部を設ける構成とすると、回転軸の
平面部と取付孔の平面部とがかかっていなくても、上記
傾斜案内面部により回転軸の先端部が取付孔の斜面部に
相対的に案内されることにより、回転軸が両者の平面部
が合う方向へ回転する。このため、位置合わせ範囲がよ
り一層広くなる。更に、取付孔のうちの挿入側端部から
斜面部の終端部までの部分の内径寸法を、回転軸の外径
寸法よりも若干大きく設定するように構成すると、回転
軸の先端部に取付孔を挿入し易くなると共に、回転軸が
回転し易くなり、その分だけ挿入作業を行い易くなる。
【0035】更にまた、ボス部のうちの取付孔の反挿入
側端部に、回転軸の先端部に突き当てる突き当て部を設
ける構成としたり、或いは、回転軸のうちの平面部の基
端部に、取付孔の斜面部を当接させる段部を設ける構成
としたりしても、送風ファンの挿入量の規制を簡単な構
成にて確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すボス部の取付孔及
び回転軸を示す部分斜視図
【図2】天井用換気扇の縦断側面図
【図3】送風ファン及びモータの縦断側面図
【図4】送風ファン及びモータの分解斜視図
【図5】回転軸をボス部の取付孔に挿入する状態を示す
縦断側面図
【図6】回転軸をボス部の取付孔に挿入する状態を示す
横断面図
【図7】回転軸の平面部と取付孔の平面部とが合った状
態を示す横断面図
【図8】本発明の第2の実施例を示すもので、回転軸の
先端部の斜視図
【図9】本発明の第3の実施例を示す図1相当図
【図10】本発明の第4の実施例を示すもので、ボス部
の反挿入側端部の斜視図
【図11】本発明の第5の実施例を示すもので、回転軸
の先端部の斜視図
【図12】本発明の第6の実施例を示すもので、ボス部
の反挿入側端部及び回転軸の先端部の斜視図
【図13】従来構成を示すもので、送風ファン及び回転
軸の部分縦断側面図
【図14】回転軸をボス部の取付孔に挿入した状態を示
す横断面図
【図15】回転軸をボス部の取付孔に挿入できない状態
を示す横断面図
【図16】異なる従来構成を示す図13相当図
【符号の説明】
11は本体枠、16は送風ファン、17はモータ、18
は回転軸、18aは平面部、18bは段部、18cは雄
ねじ部、24はモータ本体、28はボス部、29は取付
孔、29aは平面図、29bは斜面部、30は固定リン
グ、30a、30bは突片部、31はナットを示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面ほぼD字状をなすように形成され外
    周部に平面部を有する回転軸と、送風ファンのボス部に
    断面ほぼD字状をなすように設けられ内周部に平面部を
    有する取付孔とを備え、前記回転軸に前記取付孔を挿入
    することにより前記回転軸に前記送風ファンを取付ける
    ように構成した送風ファン取付装置において、 前記取付孔の平面部における挿入側の端面部に、挿入方
    向へ向けて傾斜する斜面部を設けたことを特徴とする送
    風ファン取付装置。
  2. 【請求項2】 回転軸の先端部の外周部に傾斜案内面部
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の送風ファン取
    付装置。
  3. 【請求項3】 取付孔のうちの挿入側端部から斜面部の
    終端部までの部分の内径寸法を、回転軸の外径寸法より
    も若干大きく設定したことを特徴とする請求項1または
    2記載の送風ファン取付装置。
  4. 【請求項4】 ボス部のうちの取付孔の反挿入側端部に
    回転軸の先端部に突き当てる突き当て部を設けたことを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の送風フ
    ァン取付装置。
  5. 【請求項5】 回転軸のうちの平面部の基端部に取付孔
    の斜面部を当接させる段部を設けたことを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれかに記載の送風ファン取付装
    置。
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