JPH08246224A - 繊維製造用紡糸機の補強方法及び装置 - Google Patents

繊維製造用紡糸機の補強方法及び装置

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JPH08246224A
JPH08246224A JP8041856A JP4185696A JPH08246224A JP H08246224 A JPH08246224 A JP H08246224A JP 8041856 A JP8041856 A JP 8041856A JP 4185696 A JP4185696 A JP 4185696A JP H08246224 A JPH08246224 A JP H08246224A
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JP
Japan
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spinning machine
substantially horizontal
horizontal flange
flange
bottom wall
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Application number
JP8041856A
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English (en)
Inventor
James G Snyder
ジー スナイダー ジェームズ
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Owens Corning
Original Assignee
Owens Corning Fiberglas Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/04Manufacture of glass fibres or filaments by using centrifugal force, e.g. spinning through radial orifices; Construction of the spinner cups therefor
    • C03B37/045Construction of the spinner cups

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現在入手できる最も良い材料で作られた紡糸
機でさえ、紡糸機の腐食及び変形により有効寿命は限ら
れる。 【解決手段】 本発明の方法及び装置は、紡糸機118
の底壁120に固着される複数のアーム134を備え
る。補強材132は、半径方向内向き力を、紡糸機11
8の外側壁124の中央から延びるフランジ122に加
える。アーム134は、補強材132が紡糸機118に
取付けられた後に解放される予応力状態により、片寄り
カム152の結果として半径方向の力を及ぼす。もし、
補強材132が、環状プレート136として環状プレー
ト136から延びるアーム134とともに一体に形成さ
れるならば、直接補強されるべきフランジ122は、バ
ヨネット結合運動によって補強材132を受け入れるた
めにノッチ132を設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般には、紡糸機
を回転させて繊維を溶融材料から遠心紡糸することによ
って、溶融ガラスのような溶融材料から繊維を製造する
ことに関し、特に、このような繊維製造用紡糸機を補強
するための方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】溶融材料を、紡糸機と称する回転遠心機
の中に注入することによって、重合体、ガラス、及び、
ロック、スラグ及び玄武岩のような鉱物を含む種々の材
料の繊維を製造することは、工業界において、普通のや
り方である。そこで、溶融材料は、材料の繊維として、
紡糸機外側壁のオリフィスから出てくる。紡糸機は、高
温強度、クリープ抵抗、耐酸化性、及び、繊維化材料に
対する耐蝕性を示す合金で作られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】あいにく、現在入手で
きる最も良い材料で作られた紡糸機でさえ、紡糸機の腐
食及び変形により、有効寿命は限られる。従って、紡糸
機の有効寿命を延ばし、それによって、紡糸機の交換頻
度や、もはや、条件に合った繊維を製造することができ
ない紡糸機を交換するのに要する紡糸機の停止時間及び
労力を減ずることによって、このような繊維の製造費を
減ずる要求がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この要求は、紡糸機の補
強によって紡糸機の寿命を延ばすための方法及び装置を
提供する本発明によって満たされる。補強材が、紡糸機
底壁に、別個か環状プレートを介してのいずれかにより
固着される複数のアームを備え、この補強材は、半径方
向内向き力を、紡糸機外側壁の頂部又は中央から延びる
フランジに加える。アームは、補強材が紡糸機に取付け
られた後に解放される予応力状態により、又は、別の方
法により、片寄りカムの結果として半径方向の力を及ぼ
す。もし、紡糸機が中央フランジ及び上フランジの両方
を有するならば、補強材が、中央フランジに係合するよ
うに取付けられ、ガセットが、中央フランジと上フラン
ジとを、少なくとも補強材に対応する位置で相互に連結
し、それによって、両フランジの補強を行う。もし、補
強材が、環状プレートとして、該環状プレートから延び
るアームとともに一体に形成されるならば、直接補強さ
れるべきフランジに、バヨネット結合運動によって補強
材を受け入れるために、ノッチを設けるのがよい。本発
明の1つの観点によれば、溶融材料を受け入れ、かつ、
回転によって、溶融材料の繊維を生じさせるための紡糸
機を提供する。紡糸機は紡糸機本体を備え、該本体は、
底壁と、紡糸機本体の中心を中心とする、底壁の周囲か
ら上方に延びる外側壁と、外側壁から内方に延びるほぼ
水平なフランジとを有する。外側壁はオリフィスを有
し、溶融材料は、このオリフィスの中を流れる。補強材
が、紡糸機底壁に固着され、かつ、ほぼ水平なフランジ
に係合する。補強材は、内向き力を、紡糸機本体の中心
に向かって、ほぼ水平なフランジに及ぼすように構成さ
れる。
【0005】1つの実施の形態では、補強材は、補強材
が紡糸機底壁に固着されたときに内向き力をほぼ水平な
フランジに及ぼすように作動する片寄りカムを構成す
る。別の実施の形態では、補強材は、予応力状態で底壁
に固着され、予応力状態が解放されたときに、内向き力
をほぼ水平なフランジに及ぼす。ほぼ水平なフランジ
は、外側壁の頂部から又は外側壁の中央近くから延びる
のがよい。もし、ほぼ水平なフランジが外側壁の中央近
くから延びるならば、紡糸機は、外側壁の頂部から延び
るほぼ水平な上フランジを更に備えるのがよい。ほぼ水
平なフランジ及び上フランジの両方を補強するために、
補強材は、ほぼ水平なフランジに直接係合し、ガセット
が、ほぼ水平なフランジとほぼ水平な上フランジとの間
に延びるのがよい。好ましくは、補強材は、ほぼ水平な
フランジの周囲の複数位置で、ほぼ水平なフランジに係
合し、ガセットは、この複数位置に位置決めされる。現
在のところ、補強材を、底壁に固着された環状プレー
ト、及び、該プレートとほぼ水平なフランジとの間に延
びる複数のアームとして形成するのが好ましい。ほぼ水
平なフランジは、下方に延びた部分を備え、かつ、補強
材の複数のアームを受け入れるようにノッチを備える。
この実施の形態については、補強材は、アームをほぼ水
平なフランジの下方に延びた部分にバヨネット式に係合
するように回転される。しかしながら、補強材は、ま
た、紡糸機底壁とほぼ水平なフランジとの間に延びる複
数のアームを備えるのがよい。。
【0006】本発明の別の観点によれば、底壁と、紡糸
機の回転中、溶融材料の繊維を生じさせるための、底壁
の周囲から上方に延びる開口付き外側壁と、外側壁から
内方に延びるほぼ水平なフランジとを有する紡糸機本体
用の補強材が、紡糸機底壁に固着され、かつ、ほぼ水平
なフランジに係合する補強材から成る。補強材は、紡糸
機底壁とほぼ水平なフランジとの間に延びる複数のアー
ムを更に備えるのがよい。この実施の形態については、
補強材は、底壁に固着された環状プレートを更に備え、
複数のアームが、環状プレートに固着されるのがよい。
好ましくは、複数のアーム及び環状プレートは、補強材
を構成するように一体に形成されるのがよい。本発明の
更に別の観点によれば、底壁と、紡糸機の回転中、溶融
材料の繊維を生じさせるための、底壁の周囲から上方に
延びる開口付き外側壁と、外側壁から内方に延びるほぼ
水平なフランジとを有する紡糸機本体の補強方法が、補
強材をほぼ水平なフランジに係合させる工程と、補強材
を、内向き力をほぼ水平なフランジに及ぼすように底壁
に固着する工程とを備える。ほぼ水平なフランジが外側
壁の中央近くから延び、かつ、紡糸機本体が外側壁の頂
部から延びるほぼ水平な上フランジを更に備えるとき、
本発明の方法は、ガセットを、ほぼ水平なフランジとほ
ぼ水平な上フランジとの間に延ばす工程を更に備えるの
がよい。もし、補強材が、ほぼ水平なフランジに係合す
る複数のアームを、ほぼ水平なフランジの周囲の複数位
置に備えるならば、ガセットをほぼ水平なフランジとほ
ぼ水平な上フランジとの間に延ばす工程を、ほぼ水平な
フランジの周囲の複数位置で行うのがよい。
【0007】
【発明の目的】かくして、本発明の目的は、紡糸機の補
強によって、紡糸機の寿命を延ばすための方法及び装置
を提供することにある。本発明の目的は、半径方向内向
き力を紡糸機のほぼ水平な1以上のフランジに及ぼす紡
糸機の補強によって、紡糸機の寿命を延ばすための方法
及び装置を提供することにある。本発明の目的は、半径
方向内向き力を紡糸機のほぼ水平な1以上のフランジに
及ぼす紡糸機の補強によって、紡糸機の寿命を延ばすた
めの方法及び装置であって、補強材が、紡糸機の底壁と
補強されるべき紡糸機の最も下のフランジとの間に延び
る方法及び装置を提供することにある。本発明の他の目
的及び利点は、以下の説明、添付図面及び特許請求の範
囲の請求項から明白になるであろう。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明を、図面を参照して説明す
る。図1は、単一の溶融材料から繊維を形成するための
単一材料回転繊維化機/紡糸機装置100の概略断面図
である。本出願の発明は、一般的には、重合繊維、ガラ
ス繊維、又は、ロック、スラグ又は玄武岩で作られた鉱
物繊維のような種々の材料の紡糸機に適用できるけれど
も、本出願の発明を、それが特に適用でき、かつ、それ
が最初に応用されるガラス繊維を参照して説明する。図
1に示すように、溶融ガラス102が、回転紡糸機本体
又は紡糸機104に供給される。溶融ガラス102は、
紡糸機104の底壁106に衝突し、遠心力によって、
オリフィス110を有する紡糸機周壁108まで、外方
に流れ、溶融ガラス102の流れ112が、このオリフ
ィス110から出る。紡糸機104から出る溶融ガラス
102の流れ112と紡糸機104を取り囲む空気との
相対運動により、溶融流れを急冷して、ガラス繊維11
4にする。急冷速度を制御する他の方法は、図示しない
外部空気源、バッフル又は環状バーナのような熱源の使
用を含む。環状送風機116を紡糸機104のまわりに
同心的に位置決めして、繊維114の収集のために、繊
維114を下方に向けるようにするのがよい。
【0009】紡糸機の別の形態を図4に示し、紡糸機本
体又は紡糸機118が、図示したように、2つの異なる
材料、即ちガラスから繊維化し又は繊維を紡糸するよう
に形成される。第1組成物の溶融ガラスが、底壁120
に衝突し、一方、第2組成物の溶融ガラスが、外側壁1
24の中央近くから延びるほぼ水平なフランジ122に
衝突する。2つの溶融ガラス組成物は、交互になってい
る隣接した区画126に流入し、1つおきの区画が、第
1組成物のガラスを収容し、一方、残りの区画は、第2
組成物のガラスを収容する。外側壁124はオリフィス
128を有し、該オリフィス128は、区画126の隣
接した2つの区画から溶融ガラスを受け入れ、複合ガラ
ス繊維、すなわち、ガラスの第1組成物及び第2組成物
の両方で形成されたガラスを形成する。紡糸機118
は、紡糸機118を、回転自在に支持する環状の取付用
ハブ130を有する。紡糸機118及びその作動に関す
る追加の情報については、本出願と同一の譲受人に譲渡
され、ここに援用される「中空多成分断熱繊維及びその
製造」と称する、1994年9月21日に出願された米
国特許出願第08/309,706号を参照。
【0010】紡糸機、例えば、紡糸機104及び118
は、高温強度、クリープ抵抗、耐酸化性、及び、繊維化
される材料、ここではガラスに対する耐蝕性を示す合金
で作られる。あいにく、現在入手できる最も良い材料で
作られた紡糸機でさえ、紡糸機の腐食及び変形により、
有効寿命は限られる。所定量の繊維を製造するコスト
は、その量の繊維を生産するのに摩滅された紡糸機の数
に直接関係があるから、紡糸機の寿命を延ばすことによ
り、繊維のコストを減ずることができることは明らかで
ある。もし、紡糸機の寿命が延ばされれば、紡糸機を変
えるための短い停止時間やそれに伴われる労働費のため
に、繊維のコストは更に減らされる。紡糸機の寿命は、
図4に示す補強材132のような補強材が紡糸機に固着
する本発明によって延ばされる。補強材を、作動温度で
熱的な調和を行わせるために、紡糸機118を作るのに
用いられた材料と同一又は類似の材料で作られる。図4
に示すように、補強材132は、環状プレート136か
ら延びる複数のほぼL字形のアーム134を備える。図
示するように、アーム134は、それらの遠位端に内方
に差し向けられた角突出部138を有する(図3も参
照)。図4に示すように、ほぼ水平なフランジ122
は、下方かつ外方に差し向けられた角突出部140を構
成するように形成され、該角突出部140は、アーム1
34の突出部138と合わせてこれを受け入れる。
【0011】水平フランジ122は、補強材132を具
合良く取付けるためのスカラップ状切欠き即ちノッチ1
42を有する。特に、アーム134は、それらがノッチ
142と整列するように、環状プレート136のまわり
に位置決めされる。従って、補強材132は、そのアー
ムをノッチ142と整列させて位置決めされ、矢印14
4で指示したように、紡糸機118の中へ下方に移動さ
れる。いったん、紡糸機118内に完全に受け入れられ
たら、補強材132を、矢印146で指示したように回
転して、バヨネット取付けを行う。補強材132を、環
状プレート136の孔148が取付用ハブ130の孔1
50と整列するまで回転させる。補強材132は、整列
した補強材132の孔148と取付用ハブ130の孔1
50の中を通るボルトによって、取付用ハブ130に固
着される。補強材132は、アーム134の上方に延び
る部分134uの各々の基部に片寄りカム152を有す
る(図3参照)。従って、孔148、150の中に挿入
されたボルトが補強材を紡糸機118に固着するように
締められると、アーム134の上方に延びる部分134
uは、半径方向内向き力を水平フランジ122に及ぼす
ように移動され、それによって、紡糸機118を補強す
る。
【0012】変形例として、或いは片寄りカムの使用に
加えて、アーム134の上方に延びる部分134uを、
取付けに先立って、図3に描く一点鎖線で指示したよう
に外方に広げるのがよい。力の矢印154で指示した広
げ力は、補強材132に固着されたフレーム155内に
支持された一連のロッド154rによって加えられるの
がよい。ロッド154rは、フレーム155に螺合され
たボルト159によって移動される截頭円錐形部材15
7により駆動される。広げ力は、取付け後、取り除か
れ、締まり嵌めを行い、それによって、前記した半径方
向内向き力を与え、或いは、片寄りカム又は別の方法に
よって与えられる力を高め即ち増す。当業者に明白であ
るように、アーム134の上方に延びる部分134uを
広げるのに、他の力及ぼし装置を本発明に用いることが
できる。アーム134と環状プレート136との連結
は、それが補強材132の取付けを容易にすると考えら
れるので現在のところ好ましいけれども、図4の環状プ
レート136に点線で示すように個々のアームを、本発
明に用いることができることは明白である。有利には、
個々のアームの使用は、水平フランジ122にスカラッ
プ即ちノッチ142を必要としない。もちろん、アーム
が外方に広げられ、紡糸機118に配置され、次いで、
解放されたとき、締まり嵌めの場合に、同じことが当て
はまる。更に、個々のアームか締まり嵌めの使用のいず
れかについて、角突出部140の代わりに、へこみ、孔
等を水平フランジ122に形成してもよい。
【0013】いずれにしても、補強材132によって与
えられた半径方向内向き力は、紡糸機118の作動中、
クリープたわみ又はたるみたわみを制限し、繊維形成環
境を、より長時間維持し、かくして、紡糸機の寿命を延
ばす。更に、繊維形成環境が、より良く安定化されるの
で、よりばらつきのない繊維を、より長期間、紡糸機1
18によって生産することができる。図5は、紡糸機1
18に取付けられ、整列した孔148、150を貫通し
たボルトによって、この紡糸機118に固着される準備
のできた補強材132を部分的に切除した斜視図で示
す。加えて、補強ガセット156が加えられ、ほぼ水平
なフランジ122とほぼ水平な上フランジ158との間
に延びる。ガセット156は、ほぼ水平なフランジ12
2に及ぼされた半径方向内向き力を、ほぼ水平な上フラ
ンジ158に伝達し、紡糸機118をいっそう良く補強
する。本発明の実用的な実施の形態では、ガセットは、
厚さがおおよそ3.175ミリメートル(0.125イ
ンチ)であった。図5の他の要素全部が図4の他の要素
全部と同じなので、図5の他の要素全部には、図4の他
の要素全部に対応する特定の数字が付けられている。視
線160における断面図は、実質的に、図3の断面図の
鏡像に対応する。
【0014】図2は、紡糸機104と同様の単一材料の
紡糸機本体又は紡糸機162における補強材161の使
用を示す。この実施の形態については、上フランジ16
4は、紡糸機162の外側壁166の頂部から延びる。
紡糸機162の底壁168は孔170で表示した一連の
孔を有し、補強材161が、補強材132のように一体
の本体として形成されるならば、補強材161に孔17
0と合う孔172が形成される。もちろん、個々のアー
ムも、この実施の形態に用いることができる。ここでま
た、一体形成された補強材のバヨネット取付けのための
スカラップ即ちノッチを上フランジ164に形成するの
がよく、片寄りカム165を、半径方向内向き力を上フ
ランジ164に及ぼすのに用いるのがよい。変形例とし
て、或いは、加えて、アーム174の上方に延びる部分
174uは、取付けに先立って、図2に描く一点鎖線で
指示したように外方に広げられるのがよい。矢印176
で示す広げ力は、取付け後、取り除かれ、締まり嵌めを
行い、それによって、上フランジ164に前記の半径方
向内向き力を与え、或いは、片寄りカム又はその他のも
のによって与えられる力を高め即ち増す。本出願の発明
を、その好ましい実施の形態を参照して、詳細に説明し
たけれども、特許請求の範囲の請求項に記載の発明の範
囲から逸脱することなく、変更及び変形が可能であるこ
とは明白であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明を図2に示すように適用でき
る、繊維を溶融材料から形成するための単一材料回転繊
維化機/紡糸機装置の概略断面図である。
【図2】図2は、本出願の発明を含む、単一材料回転繊
維化機/紡糸機の一部分の概略断面図である。
【図3】図3は、本出願の発明を含む、2材料回転繊維
化機/紡糸機の一部分の概略断面図である。
【図4】図4は、補強材の挿入/取外しを示す、本発明
による2材料回転紡糸機及び補強材の一部切除した分解
斜視図である。
【図5】図5は、補強材が取付けられ、紡糸機のおおよ
そ中央に位置決めされたほぼ水平なフランジと上フラン
ジとの間に延びるガセットを更に示す、2材料回転紡糸
機の部分切取斜視図である。
【符号の説明】
100 紡糸機装置 102 溶融ガラス 104 紡糸機 106 底壁 110 オリフィス 112 溶融ガラス流れ 114 ガラス繊維 116 環状送風機 118 紡糸機 120 底壁 122 フランジ 124 外側壁 126 区画 128 オリフィス 130 取付用ハブ 132 補強材 134 アーム 134u アームの上方に延びる部分 136 環状プレート 138 角突出部 140 角突出部 142 ノッチ 144 矢印 146 矢印 148 孔 150 孔 152 片寄りカム 154 矢印 155 フレーム 154r ロッド 156 ガセット 157 截頭円錐形部材 158 上フランジ 159 ボルト 160 視線 161 補強材 162 紡糸機 164 上フランジ 165 片寄りカム 166 外側壁 168 底壁 170 孔 172 合わせ孔 174 アーム 174u アームの上方に延びる部分 176 矢印

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融材料を受け入れ、かつ、紡糸機の
    回転によって、前記溶融材料の繊維を生じさせるための
    紡糸機であって、 底壁と、中心のまわりの、前記底壁の周囲から上方に延
    び、かつ、溶融材料が流れるオリフィスを有する外側壁
    と、前記外側壁から内方に延びるほぼ水平なフランジと
    を有する紡糸機本体と、 前記紡糸機の前記底壁に固着され、かつ、前記ほぼ水平
    なフランジに係合する補強材と、を備えることを特徴と
    する紡糸機。
  2. 【請求項2】 前記補強材は、内向き力を、前記紡糸
    機本体の前記中心に向かって、前記ほぼ水平なフランジ
    に及ぼすように構成される、請求項1に記載の紡糸機。
  3. 【請求項3】 前記補強材は、前記補強材が前記紡糸
    機の前記底壁に固着されたとき、前記内向き力を、前記
    ほぼ水平なフランジに及ぼすように作動する片寄りカム
    を構成する、請求項2に記載の紡糸機。
  4. 【請求項4】 前記補強材は、予応力状態で前記底壁
    に固着され、前記予応力状態が解放されたときに、前記
    内向き力を、前記ほぼ水平なフランジに及ぼす、請求項
    2に記載の紡糸機。
  5. 【請求項5】 前記ほぼ水平なフランジは、前記外側
    壁の頂部から延びる、請求項1に記載の紡糸機。
  6. 【請求項6】 前記ほぼ水平なフランジは、前記外側
    壁の中央近くから延びる、請求項1に記載の紡糸機。
  7. 【請求項7】 前記外側壁の頂部から延びるほぼ水平
    な上フランジと、 前記ほぼ水平なフランジと前記ほぼ水平な上フランジと
    の間に延びるガセットとを更に備える、請求項6に記載
    の紡糸機。
  8. 【請求項8】 前記補強材は、前記ほぼ水平なフラン
    ジのまわりの複数位置で、前記ほぼ水平なフランジに係
    合し、前記ガセットは、前記複数位置に位置決めされ
    る、請求項7に記載の紡糸機。
  9. 【請求項9】 前記補強材は、前記底壁に固着された
    環状プレートと、前記プレートと前記ほぼ水平なフラン
    ジとの間に延びる複数のアームとを備える、請求項1に
    記載の紡糸機。
  10. 【請求項10】 前記ほぼ水平なフランジは、下方に
    延びた部分を備え、かつ、前記補強材の前記複数のアー
    ムを受け入れるようにノッチを備え、前記補強材は、前
    記アームが前記ほぼ水平なフランジの前記下方に延びた
    部分に係合するように回転される、請求項9に記載の紡
    糸機。
  11. 【請求項11】 前記補強材は、前記紡糸機の前記底
    壁と前記ほぼ水平なフランジとの間に延びる複数のアー
    ムを備える、請求項1に記載の紡糸機。
  12. 【請求項12】 底壁と、紡糸機の回転中、溶融材料
    の繊維を生じさせるための、前記底壁の周囲から上方に
    延びる開口付き外側壁と、前記外側壁から内方に延びる
    ほぼ水平なフランジとを有する紡糸機本体用の補強材で
    あって、前記補強材は、前記紡糸機の前記底壁に固着さ
    れ、かつ、前記ほぼ水平なフランジに係合する補強材か
    ら成る、紡糸機本体用の補強材。
  13. 【請求項13】 前記補強材は、前記紡糸機の前記底
    壁と前記ほぼ水平なフランジとの間に延びる複数のアー
    ムを更に備える、請求項12に記載の紡糸機本体用の補
    強材。
  14. 【請求項14】 前記補強材は、前記底壁に固着され
    た環状プレートを更に備え、前記複数のアームは、前記
    環状プレートに固着される、請求項13に記載の紡糸機
    本体用の補強材。
  15. 【請求項15】 前記複数のアーム及び前記環状プレ
    ートは、前記補強材を構成するように一体に形成され
    る、請求項14に記載の紡糸機本体用の補強材。
  16. 【請求項16】 底壁と、紡糸機の回転中、溶融材料
    の繊維を生じさせるための、前記底壁の周囲から上方に
    延びる開口付き外側壁と、前記外側壁から内方に延びる
    ほぼ水平なフランジとを有する紡糸機本体の補強方法で
    あって、 補強材を、前記ほぼ水平なフランジに係合させる工程
    と、 内向き力を前記ほぼ水平なフランジにはたらかせるよう
    に、前記補強材を前記底壁に固着する工程と、を備える
    ことを特徴とする、紡糸機本体の補強方法。
  17. 【請求項17】 前記ほぼ水平なフランジは、前記外
    側壁の中央近くから延び、前記紡糸機本体は、前記外側
    壁の頂部から延びるほぼ水平な上フランジを更に備え、
    前記方法は、ガセットを、前記ほぼ水平なフランジと前
    記ほぼ水平な上フランジとの間に延ばす工程を更に備え
    る、請求項16に記載の紡糸機本体の補強方法。
  18. 【請求項18】 前記補強材は、前記ほぼ水平なフラ
    ンジのまわりの複数位置で、前記ほぼ水平なフランジに
    係合するアームを備え、ガセットを前記ほぼ水平なフラ
    ンジと前記ほぼ水平な上フランジとの間に延ばす前記工
    程は、前記ほぼ水平なフランジのまわりの複数位置で行
    われる、請求項17に記載の紡糸機本体の補強方法。
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