JPH08245917A - 水性顔料ペースト - Google Patents

水性顔料ペースト

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JPH08245917A
JPH08245917A JP7335266A JP33526695A JPH08245917A JP H08245917 A JPH08245917 A JP H08245917A JP 7335266 A JP7335266 A JP 7335266A JP 33526695 A JP33526695 A JP 33526695A JP H08245917 A JPH08245917 A JP H08245917A
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JP7335266A
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Susanne Wehner
スザンネ・ウエーナー
Gerd Dr Walz
ゲルト・ヴアルツ
Markus A Schafheutle
マルクス・アー・シヤッフホイトレ
Klausjoerg Klein
クラウスイエルク・クライン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通例の溶剤含有系の性質と悪くとも等しい溶
剤不含分散物の状態の顔料ペーストを水性塗料のために
提供することである。 【解決手段】 この水性顔料ペーストは、 (A’) イソシアネートに対して反応性である官能基
を持つ樹脂(A)の水性分散物 (B’) 可溶性化されたマスクドイソシアネート
(B)の溶剤不含水性分散物、ただしイソシアネートを
カチオン的に可溶性化する場合には、ポリマーまたはオ
リゴマーのポリイソシアネートがマスクドイソシアネー
トイソシアネート(B)の製造に使用されている を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水性顔料ペーストに関
する。
【0002】
【従来技術】公害を減らし且つ避けるために有機溶剤の
含有量を更に減少させる必要性のために、水性塗料は、
表面の品質向上の目的のためにますます頻繁に使用され
てきている。溶剤含有塗料を溶剤不含系または溶剤低含
有量系に替える場合には、従来の溶剤含有系の有利な用
途特性および該系の良好な保護効果を維持するかまたは
場合によってはそれを超えさせなければならない。
【0003】今日一般に使用されるペースト樹脂は決し
て無視できない量の溶剤を含有している。それ故に既製
の塗料の一つの成分として、ペースト樹脂が塗料の溶剤
含有量を左右する。しかしながら例えばカソード浸漬塗
装浴中の溶剤含有量の増加に比例してつきまわり性(キ
ャビティの塗装)が悪化し、過剰塗装部分が生じ且つ廃
水および/または排気中の溶剤が増加することは公知で
ある。それ故に、水中に分散させる前および/または後
に例えば蒸留または限外濾過によってバインダーから溶
剤を除くことが必要である。この方法の結果、溶剤の一
部が分散物中に残留しそして、特に水性層からのいわゆ
るストリッピングの間および限外濾過の間に、廃棄また
は後処理を必要とする比較的に多量の溶剤/水−混合物
が生ずる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、通例の溶剤含有系の性質と悪くとも等しい溶剤不含
分散物の状態の顔料ペーストを水性塗料のために提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、 (A’) イソシアネートに対して反応性である官能基
を持つ樹脂(A)の水性分散物 (B’) 可溶性化されたマスクドイソシアネート
(B)の溶剤不含水性分散物、ただしイソシアネートを
カチオン的に可溶性化する場合には、ポリマーまたはオ
リゴマーのポリイソシアネートがマスクドイソシアネー
トイソシアネート(B)の製造に使用されている を含有する水性顔料ペーストに関する。
【0006】本発明の顔料ペーストは使用直前または僅
か前に分散物(A’)と(B’)とを混合することによ
って製造することができる。他には、樹脂(A)と硬化
剤(B)とを溶液−または溶融状態で混合しそして次に
水中にこの混合物を分散させることも可能である。これ
らの樹脂とこれらの硬化剤の分散物を製造するために
は、これらを親水性の状態に転化しなければならない。
これは例えば親水性基を持つ構造単位を縮合によって組
み入れることによって行う。この親水性基はカチオン
性、アニオン性または非イオン性であってもよい。カチ
オン性基の例にはアンモニウム−、ホスホニウム−およ
びスルホニウム基がある。第三アミノ基およびホスフィ
ン基またはスルフィド基それ自体はカチオン性でない
が、分散段階の前または間に酸でのプロトン化によって
カチオン性状態に転化され、そしてそれ故に親水性作用
を発揮し得る。アニオン性基の例にはカルボキシレート
−、ホスホナート−、ホスフィナート−、スルホナート
−またはスルフィナート基がある。これらは相応する
(未解離の)酸基から、分散段階の前または間に塩基を
添加することによっても生じ得る。非イオン性基の例に
はアルキレン残基中に数個の炭素原子を持つポリオキシ
アルキレン基、例えばポリオキシエチレンまたはポリプ
ロピレン、または極性基、例えばアミド基、アミノ基、
尿素基および水酸基がある。直ぐ近くに沢山のこれらの
基が存在するのが有利である。
【0007】樹脂(A)は水酸基官能性ポリマー、例え
ばポリエステル、ポリカーボネート、ポリエポキシド、
水酸基官能性ポリアクリレート、ノボラックおよびアル
キッド樹脂の群から、アミノ基含有ポリマー、例えばポ
リアミドおよびポリアミドアミンから、およびメルカプ
ト官能性ポリマーの群から選択することができる。同様
に沢山の種類のこれらの官能性基の2つ以上を混合状態
で有しているポリマーも適している。特に有利なのはア
ミン変性されたエポキシ樹脂である。
【0008】適するアミン変性エポキシ樹脂は水希釈性
アミノエポキシ樹脂および、ドイツ特許第3,644,
370号明細書およびヨーロッパ特許第272,665
号明細書に開示されたカルボナート−アミン付加物であ
る。かゝるアミノエポキシ樹脂は一般に30〜200m
g(KOH)/g(固体樹脂)のアミン価、50〜50
0mg(KOH)/g(固体樹脂)の水酸基価および2
50〜10,000、好ましくは300〜5000g /
molの数平均分子量(Mn )を有している。アミン価
の下限は好ましくは45、特に好ましくは70であり、
上限は150、特に好ましくは100であるべきであ
る。アミン価が低過ぎると、溶解性が不十分となるかま
たは過度の中和が電着浴を極端に酸性のpH値にしてし
まう。アミン価が大き過ぎると、電着塗膜の付着が不十
分であるかまたはブリスターのある表面が生じる。
【0009】アミノエポキシ樹脂の例には、ポリグリシ
ジルエーテル、ポリグリシジルエステルおよびポリグリ
シジルアミン類より成る群の内のエポキシ基、好ましく
は末端エポキシ基を持つ樹脂と飽和−および/または不
飽和第二−および/または−第一アミンおよび/または
アミノアルコールとの反応生成物である。少なくとも1
つの第一−および/または第二水酸基によって、ジアル
キルアミノ基によっておよび/または、ケチミン形成に
よって一時的に保護されている第一アミノ基によって変
性されていてもよい。
【0010】水酸基含有アミノエポキシ樹脂は1分子当
たり好ましくは2つの1,2−エポキシ基を持つポリグ
リシジルエーテルから得るのが有利である。本発明の関
係において、“ポリグリシジルエーテル”とは好ましく
は式
【0011】
【化1】
【0012】〔式中、Rは
【0013】
【化2】
【0014】であり、但しR1 、R1'、R1"はそれぞれ
無関係に−H、−Cm 2m+1であり、R2 、R2'は互い
に無関係に−(CR1 m −、好ましくは−CH2 −で
あり、R3 、R3'は互いに無関係に−H、−C
m 2m+1、ハロゲン原子、好ましくは−Hであり、nは
0〜8、好ましくは1〜6であり、mは1〜8、好まし
くは1であり、p、p’は互いに無関係に0〜4であ
る。〕で表されるポリグリシジルエーテルを意味する。
【0015】これらのポリグリシジルエーテルは約30
0〜5000g /モルの数平均分子量(Mn )および約
170〜2500g /モルのエポキシ当量(分子量をエ
ポキシ基の数で割った値)を有している。それらの例に
はエピクロロヒドリンまたはメチルエピクロロヒドリン
とジヒドロキシジフェニル−メタン(ビスフェノール
F)またはジヒドロキシジフェニル−プロパン(ビスフ
ェノールA)との反応生成物である。エピクロロヒドリ
ンまたはメチルエピクロロヒドリンと他の単環式−また
は多環式ジヒドロキシ芳香族化合物、例えばジヒドロキ
シベンゾフェノン、ジヒドロキシナフタレンおよびレゾ
ルシノールとの反応生成物である。適当な分子量のポリ
エポキシドは、ビスフェノールとエピクロロヒドリンと
のモル比の選択によるかまたは単量体ジグリシジル化合
物と別のビスフェノールとを触媒、例えばルイス酸また
はホスホニウム塩の添加下に反応させることによって製
造される。
【0016】エポキシ樹脂は完全にまたは部分的に水素
化されていてもよい。また、色々な構造および分子量の
エポキシ樹脂の混合物を使用することも可能である。更
に可塑性化のために、上記のポリグリシジルエーテルの
一部を下記式の脂肪族ポリグリシジルエーテルに交換し
てもよい:
【0017】
【化3】
【0018】〔式中、R4 はHまたは低級の非置換のま
たは色々に置換されたアルキル残基であり、vは2〜6
の数でありそしてwは5〜50の数である。〕 例にはビスフェノールA−およびビスフェノールF−ポ
リプロピレングリコール−エーテルおよびポリエチレン
グリコールエーテル(色々な分子量のもの)のグリシジ
ルエーテルがある。変性されたエポキシ樹脂も長鎖ポリ
アルコール、例えば1,6−ヘキサンジオール、ネオペ
ンチルグリコール、ビスエトキシル化ネオペンチルグリ
コール、ネオペンチルグリコール−ヒドロキシピバレー
トおよびビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、モ
ノアンヒドロペンタエリスリットおよびポリテトラヒド
ロフランジオール、ポリカプロラクトンジオール、ポリ
カプロラクタムジオールまたはポリブタジエンジオール
と適当な塩基性−または酸性触媒、例えば三弗化硼素/
アミン−錯塩の存在下に反応させることによって変性す
ることができる。第一水酸基を持つポリアルコールは適
当な触媒の存在下にポリグリシジルエーテルと直接的に
反応させることができ、第二水酸基は最初にジイソシア
ネートと反応させる。得られるNCO−末端反応生成物
は次いで2モルのポリグリシジルエーテルの間のブリッ
ジとして困難なく組み入れられ、分子量を増大させるこ
とができる。
【0019】適するエポキシ化合物の詳細な例示がハン
ドブック“Epoxidverbindungen u
nd Harze(エポキシ化合物および樹脂)”、
A.M.Paquin、Springer出版社、ベル
リン、1958、第iv章およびH.Lee、K.Nev
ille、“Handbook of Epoxy R
esins(エポキシ樹脂ハンドブック)”、McGr
aw−Hill Book Company、ニューヨ
ーク、1982再発行およびC.A.May、“Epo
xy Resin Chemistry and Te
chnology(エポキシ樹脂化学および技術)”、
Marcel Dekker Inc.、ニューヨーク
およびBasel、1988に記載されている。
【0020】エポキシ樹脂は飽和または不飽和のポリカ
ルボン酸および/またはヒドロキシアルキルカルボン酸
で変性されていてもよい。色々な鎖長の脂肪族−、脂環
式−および/または芳香族ポリカルボン酸には、例えば
アジピン酸、セバシン酸、フマル酸、イソフタル酸およ
び二量体脂肪酸がある。ヒドロキシアルキルカルボン酸
はラクトン酸、ジメチロールプロピオン酸または、カル
ボキシル基および水酸基を持つポリエステルも意味す
る。過剰量の低分子量ポリグリシジルエーテルとポリカ
ルボン酸および/またはポリオールとの反応は中間体と
して変性ポリグリシジルエーテルをもたらす。これを次
いでアミン類および/またはアミノアルコールと反応さ
せる。
【0021】ヘテロ環式ポリエポキシ化合物、例えば
1,3−ジグリシジル−5,5−ジメチルヒダントイ
ン、トリグリシジル−イソシアヌレートまたは、ビスイ
ミド類からのジエポキシドを使用することも可能であ
る。別の適する種類のポリエポキシドは、フェノールの
ノボラック樹脂のポリグリシジルエーテルがあり、これ
によって官能性が分子当たり2から約6のグリシジル基
に増加させることができる。長鎖アルキルフェノール
類、例えばドデシルフェノールでの不官能性化(def
unctionalization)によって更に可塑
性化要素を組み入れることが可能である。ポリカルボン
酸のポリグリシジルエステル、例えばジグリシジル−ヘ
キサヒドロフタレート、ジグリシジル−テトラヒドロフ
タレートまたはジグリシジルフマレートも使用すること
ができる。
【0022】アミノ基はエポキシ基の上にNH−反応性
化合物を付加するかまたはベース樹脂の水酸基を、芳香
族−および/または脂肪族−および/または脂環式ジ−
またはポリイソシアネートとジアルキルアミノアルカノ
ールとの反応で生じる塩基性モノイソシアネートと反応
させる(ドイツ特許出願公開第2,707,405号明
細書参照)ことによって導入される。
【0023】使用されるNH−反応性化合物は第一脂肪
族アミン、例えばメチルアミン、エチルアミン、プロピ
ルアミン、ブチルアミン、オクチルアミン、モノエタノ
ールアミン、2−エチルヘキシルアミン、ジメチルアミ
ノプロピルアミン、ジエチルアミノエチルアミン、ジメ
チルアミノネオペンチルアミンまたはメトキシプロピル
アミン、および/または好ましくは第二脂肪族アミン
類、例えばジアルキルアミン類、モノアルキルヒドロキ
シアルキルアミン類またはジヒドロキシアルキルアミン
類がある。かゝる化合物の例にはジメチルアミン、ジエ
チルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミン、メチ
ルブチルアミン、ジメチルアミノプロピルアミン、N−
メチルアミノエタノールまたはジエタノールアミン、ま
たは環状アミン類、例えばモルホリンまたはオキサゾリ
ジンがある。第一アミンを使用する場合には、アミンと
エポキシ基との反応は与えられた化学量論比に依存して
1〜2個のエポキシ基と行われ、分子が増成される。
【0024】更に、式 H2 N−CR5 6 −R7 −O(CHR8 −CH−R9
O)q 10 で表される第一アミン類または式 H−NR7 −CR5 6 −R7 −O(CHR8 −CH−
9 O)q n−R7 −CR5 6 −R7 N−H で表される第二アミン類も使用することができる。これ
ら式中、R5 およびR6は水素原子、アルキルまたは−
CH2 −OH基であり、R7 は線状のまたは枝分かれし
たアルキレン残基、特に炭素原子数1〜3のアルキレン
残基であり、R8およびR9 は水素原子または炭素原子
数1〜4のアルキル残基であり、R10は水素原子、アル
キル、シクロアルキルまたはフェニル残基、特に炭素原
子数1〜6のアルキル残基でありそしてqは0〜5の整
数である。かゝるモノアミン類の例にはエタノールアミ
ン、プロパノールアミン、ブタノールアミン、エチレン
グリコール−2−アミノエチルエーテル(H2 N−CH
2 −CH2 −O−CH2 −CH2 −OH)およびジエチ
レングリコール−モノ(3−アミノプロピル)エーテル
(H2 N−(CH2 3 −O−CH2 −CH2 −O−C
2 −CH2 −OH)がある。第一アミンを使用する場
合には、アミンはエポキシ基と、与えられた化学量論比
に依存して反応して、分子を増成させる。ジアミン類の
例にはジェファミン(Jeffamine(R) )M、D
およびEDシリースがある。
【0025】他の適するアミン類には第一−および/ま
たは第二アミノ基を持つジアミンまたはトリアミン、例
えばラウリル−プロピレンジアミンおよび獣脂−プロピ
レンジアミンがある。第二ジアミン類では鎖が延長され
る。第二ジアミン、特に長鎖ジアミンとしてはN,N’
−ジアルキルジアミノアルカン、例えばN,N’−ビス
(イソヘキシル)−1,6−ジアミノヘキサン、N,
N’−ビス(イソヘキシル)イソホロンジアミン、N,
N’−ビス(イソヘキシル)ジメチルヘキサメチレンジ
アミン、N,N’−ビス(イソヘキシル)−2−メチル
ペンタメチレン−ジアミン、N,N’−ビス(イソヘキ
シル)エチレンジアミンおよびN,N’−ビス(イソヘ
キシル)ジ(4−アミノシクロヘキシル)メタン、また
は飽和グリシジルエーテルまたはグリシジルエステルま
たはエポキシアルカン類と第一ジアミノアルカン類との
反応生成物、例えば1,6−ヘキサンジアミンまたは2
−メチルペンタメチレンジアミンとバーサテック酸(V
ersatic(R) acid=カルボキシル基に関して
α位で分岐しそして殊に9〜11の炭素原子を持つモノ
カルボン酸)のグリシジルエステル2モルとの付加生成
物がある。
【0026】この目的に使用できるモノエポキシドには
飽和または不飽和のグリシジルエーテルまたは色々な鎖
長のα−エポキシド、例えばドデカン−1,2−オキシ
ドまたはブチレンオキシドもある。適する水酸基価は一
方においては第二アミノ基の付加反応の間のエポキシ基
から自動的に決まるが、もう一方ではヒドロキシアルキ
ルアミンを用いることによって調整することができる。
更に、第二ジアミン類として2モルの2−エチルヘキシ
ルアミンと1モルのBeckopox(R) EP075
(プロピレンオキサイドを基礎構成成分とするジグリシ
ジルエーテル)および/または1モルのBeckopo
(R) EP140との反応生成物および、ジオールまた
はトリオールのプロピレンオキシド付加物を基本構成成
分とする脂肪族第二アミン、例えばNovamin(R)
タイプも使用することができる。エポキシ基含有化合物
とアミノ基含有化合物とのモル比は、アミンの完全な組
み込みが保証されるように選択する。さもないと電着塗
装の過程で破裂した様な表面損傷が生じ得るからであ
る。換言すれば、エポキシ基が僅かに過剰であるのが有
利である。
【0027】アミンの全てを同時にエポキシ基と反応さ
せてもよいし、または段階的に反応させてもよい。アミ
ンは室温で反応を開始され、一般に発熱反応である。反
応を完結するには、一般に温度を約50〜120℃に一
時的に高める必要がある。アミノエポキシ樹脂を製造す
るためには、エポキシ樹脂を最初に溶剤に溶解し、次い
でアミンと反応させるように実施するのが有利である。
【0028】特に有利な製造変法では、溶解したエポキ
シ樹脂を相応するアミン類、ビスフェノールAおよび溶
剤より成る混合物中に計量供給する。架橋反応のために
は、水酸基が既にアミノエポキシ樹脂中に存在していな
ければならない。分子の水酸基価(固体樹脂1g 当たり
のKOHのmg数として測定される)は塗膜の架橋性に
とって重要である。これは50より大きく、殊に100
より大きく、特に好ましくは150より大きくあるべき
である。水酸基価の上限は500であり、300より低
い方が更に有利である。水酸基価が低過ぎると、架橋し
ても有機溶剤、例えばメチルエチルケトンに未だ溶解す
る塗膜が生じる。他方、水酸基価が大き過ぎると、塗膜
は脆弱過ぎ且つ親水性が残り過ぎる。分子中に架橋性の
好ましくは第一水酸基が少なくとも2つ存在していなけ
ればならない。
【0029】架橋過程にとって重要である第一−および
/または第二水酸基は比例させて第一−および/または
第二アミノ基に交換することができる。基本樹脂構造へ
の第一アミノ基の導入は、分子当たりに少なくとも1
つ、好ましくは少なくとも2つのエポキシ基を持つ樹脂
をアミノ基−および/または水酸基含有ケチミンおよび
/または−アルジミンおよび/または−ポリアミンと反
応させることによって行うのが有利である。ケチミン
は、一般的構造のR−NR−R−NH2 で表される適当
なポリアミンまたは一般的構造のHO−R−NH2 で表
される適当なアミノアルコールと適当な脂肪族ケトン、
例えばジエチルケトン、メチルイソブチルケトン、エチ
ル−n−プロピルケトン、またはシクロペンタノン、シ
クロヘキサノン、アセトフェノン等とから水を除くこと
によって公知の方法で製造される。有利なケチミンは、
メチルイソブチルケトンとジエチレントリアミンとの反
応生成物である。反応条件(反応温度、溶剤の選択)は
ケチミン結合を壊す物質、例えば水が反応生成物中に残
留しない様でなければならない。
【0030】ケチミンは、第一アミノ基を保護し(米国
特許第3,523,925号明細書参照)、その結果ア
ミンが他の官能基、例えば水酸基または好ましくは第二
アミノ基を介して基本エポキシ樹脂と難無く反応し得
る。使用する成分のモル比の選択は、未反応の低分子量
アミンが反応混合物中に残らない様にしなければならな
い。なぜならば、そうしなければ破裂した様な表面損傷
が電着塗装の過程で生じ得る。ポリアミノケチミンの第
二アミノ基は一般に発熱反応室温でもエポキシ基と反応
し初め、一般に発熱反応である。反応を完結するために
は、一般に50〜120℃の温度に一時的に高める必要
がある。
【0031】硬化剤(B)は結合を形成しながら樹脂の
官能性基と反応するイソシアネート基を持っている。従
ってこの反応は時機尚早に(例えば、一成分系を使用す
る場合に貯蔵の間に)行われないようにせしめ、硬化剤
の反応性基が110〜210℃、好ましくは190℃以
下、特に180℃以下の塗料焼付温度で再び容易に除く
ことができそして結果として再び架橋剤の反応性基を形
成することのできる化合物(この化合物はいわゆるマス
ク剤またはブロック剤と呼ばれている)と予めに反応さ
せてある。これらの基は次いで樹脂の官能性基と反応し
て、その後では一般にもはや溶融も溶解もしない塗膜を
形成する。
【0032】本発明の適する硬化剤にはイソシアネート
基を持つものがある。ブロック剤を除いた後で樹脂の官
能性基と反応してウレタン、尿素またはチオウレタンを
形成するブロック−またはマスクドイソシアネートが有
利である。本発明に従って可溶性にされたポリイソシア
ネート(B)は、例えばポリイソシアネート(B1)を
塊状でまたは溶融状態で多価脂肪族アルコール(B2)
およびブロック剤(B4)と反応させ、場合によっては
塩基性触媒、例えば第三アミンまたは少量の錫塩、例え
ばジブチル錫ジラウレートを添加することによって製造
される。量は、イソシアネート基の全てが反応しないよ
うに選択する。残りのイソシアネート基は、少なくとも
1つの第三アミノ基および少なくとも1つの第一−また
は第二アミノ基を持つポリアミンより成る群から選択さ
れたまたは少なくとも1つの第三アミノ基および少なく
とも1つの水酸基、第一−または第二アミノ基および/
またはメルカプト基を持つアミン(B3.1、カチオン性
可溶化) からまたはヒドロキシ−、アミノ−またはメル
カプト酸(B3.2、アニオン性可溶化) および親水性の
非イオン性構造要素を持つ有機系のヒドロキシ−、アミ
ノ−またはメルカプト化合物(B3.3) より成る群から
選択された可溶性化用化合物(B3)と反応させる。適
する親水性構造要素の例にはアルキレンが1,2−エチ
レン、1,2−プロピレンであるかまたはこれらの基が
混在するあるポリアルキレンポリエーテル、隣接する炭
素原子にある複数のヒドロキシル基または他の親水性
基、例えば尿素基がある。親水性構造要素はアニオン性
またはカチオン性構造要素と組み合わせることもでき
る。カチオン的に可溶性化する場合には、成分(B
1)、(B2)、(B3.1) および(B4)の量を、得
られる(B)のアミン価が5〜40、好ましくは10〜
30、特に好ましくは約20mg(KOH)/g(固体
樹脂)である様に選択する。
【0033】これらの可溶性化されたポリイソシアネー
トを次いで水性分散物に転化する。その際に可溶性基の
一部または全部を酸(B3.1の場合) またはアルカリ
(B3.2の場合) の添加によって分散の前または間にイ
オン状態に転化する。本発明に適するポリイソシアネー
ト(B1)は分子当たりに少なくとも2つのイソシアネ
ート基を持つ脂肪族−、脂環式−および/または芳香族
ポリイソシアネートである。適する芳香族ジイソシアネ
ートにはフェニレンジイソシアネート、トルイレンジイ
ソシアネート、キシリレンンジイソシアネート、ビスフ
ェニレンジイソシアネート、ナフチレンジイソシアネー
トおよびジフェニルメタンジイソシアネート、ジフェニ
ルテトライソシアネートの異性体または異性体混合物、
好ましくはナフチルテトライソシアネート、トルイレン
ジイソシアネートおよびキシリレンジイソシアネートが
ある。(環状)脂肪族ジイソシアネートは、紫外線に対
して良好な耐久性を有しているために、黄変傾向の小さ
い生成物をもたらす。その例にはイソホロンジイソシア
ネート、シクロペンチレンジイソシアネートがあり、そ
して芳香族ジイソシアネートの水素化生成物、例えばシ
クロヘキシレンジイソシアネート、メチルシクロヘキシ
レンジイソシアネートおよびジシクロヘキシルメタン−
ジイソシアネート、および式 O=C=N−(CR11r −N=C=O で表される脂肪族ジイソシアネートがある。ただし式中
rは2〜20、特に6〜8の整数であり、R11は水素原
子または炭素原子数1〜8、殊に1または2の低級アル
キル残基である。例にはトリメチレンジイソシアネー
ト、テトラメチレンジイソシアネート、ペンタメチレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、
プロピレンジイソシアネート、エチルエチレンジイソシ
アネート、ジメチルエチレン−ジイソシアネート、メチ
ルトリメチレン−ジイソシアネートおよびトリメチルヘ
キサン−ジイソシアネートがある。特に有利なのは、ジ
フェニルメタン−ジイソシアネートおよびトルイレン−
ジイソシアネート、およびそれらの異性体混合物、およ
びイソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタ
ン−ジイソシアネート、トリメチレンジイソシアネー
ト、テトラメチレンジイソシアネートおよびヘキサメチ
レンジイソシアネートがある。イソシアネート基を持ち
且つ例えばシアナートエチル−(メタ)アクリレートま
たはジメチルイソプロピルベンジル−イソシアネートと
アルキル(メタ)アクリレートおよび/または(アルキ
ル)ビニルベンゼンとの共重合によって生じるビニルポ
リマーも使用することができる。同様に、混合された脂
肪族−/芳香族イソシアネート化合物も適している。
【0034】カチオン的に可溶性化されたポリイソシア
ネートの場合には、驚くべきことに本発明の方法を、オ
リゴマーのまたはポリマーのイソシアネートを使用する
時だけ、溶剤の不存在下に実施できることを見出した。
オリゴマーまたはポリマーのイソシアネートの例には二
量体イソシアネート(ウレトジオン類)および三量体イ
ソシアネート(シソシアヌレート類)、アロファナート
類および既に形成されたウレタンと未反応のイソシアネ
ートとの反応で得られるビウレット、およびジフェニル
メタン−ジイソシアネートを基本成分とするポリマーの
イソシアネートがある。この場合にモノマーのイソシア
ネートを使用する場合には、反応生成物を微細分散物に
転化することができない。むしろ、ゲル化が早い粗粒子
分難物が得られる。
【0035】イソシアネートをマスキングまたはブロッ
クする為に、一般にブロック剤(B4)が使用される。
イソシアネートをブロックする化合物は一つだけの遊離
アミン−、アミド−、ラクタム−、メルカプト−または
水酸基を有している。この目的に適していることが実証
されている化合物には例えば脂肪族−または脂環式アル
コール、例えばメタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノールまたは2
−エチルヘキサノール、2−ピリジルカルビノール、ジ
アルキルアミノアルコール類、例えばジメチルアミノエ
タノール、オキシム類、例えばメチルエチルケトキシム
類、ラクタム類、例えばα−カプロラクタムまたは2−
ピロリドン、イミド類、例えばフタルイミドまたはN−
ヒドロキシマレインイミド、ヒドロキシアルキルエステ
ル類、マロン酸エステルまたはアセト酢酸エステルがあ
る。しかしながらβ−ヒドロキシグリコール類またはβ
−ヒドロキシグリコールエーテル類およびグリコールア
ミド類も適している。特に有利なのは、エチレングリコ
ール−モノブチルエーテルおよびジエチレングリコール
−モノブチルエーテルおよび低級脂肪族ケトン類、例え
ばアセトンまたはブタノンのオキシム類である。
【0036】多価脂肪族アルコール(B2)は少なくと
も2つの水酸基を有している。適するアルコールの例に
はエチレングリコールおよびプロピレングリコール、ネ
オペンチルグリコール、ポリエチレングリコール類およ
びポリプロピレングリコール類およびそれらのコポリマ
ー、グリセロール、エリスリトール、ペンタエリスリト
ール、ジペンタクリスリトール(dipentacry
thritol)およびトリメチロールエタンおよびト
リメリロールプロパンがある。
【0037】カチオン的に可溶性化する化合物(B3.
1) は少なくとも1つの第三アミノ基と、水酸基、メル
カプト基および第一および第二アミノ基より成る群から
選択される少なくとも1つの官能性基とを持つ化合物で
ある。特に好ましいのは、少なくとも1つの第三アミノ
基と少なくとも1つの第一−あるいは第二アミノ基を持
つポリアミンである。第一−または第二アミノ基はイソ
シアネート基と反応して尿素基を形成する。この反応で
は第三アミノ基が触媒として作用し得る。酸でプロトン
化することによって、第四アンモニウム基に転化しそし
て硬化剤成分(B)の乳化剤不含分散物を造ることもで
きる。適するポリアミンの例には3−ジメチルアミノ−
1−プロピルアミン、N,N−ジメチルエチレンジアミ
ン、N,N,N’−トリメチルエチレンジアミン、N,
N’−ビス(3−アミノプロピル)ピペラジン、1−ア
ミノ−4−メチルピペラジン、N−(2−アミノエチ
ル)ピペラジンおよびN−(2−アミノエチル)ピペリ
ジンがある。他の適する化合物には、1つ以上の水酸基
または1つ以上のメルカプト基をいずれの場合にも1つ
以上の第三アミノ基と一緒に有している化合物である。
例えばトリエタノールアミンおよびカプタミンがある。
他の適する化合物には、第三アミノ基の他に、水酸基、
メルカプト基および第一−および第二アミノ基より成る
群から選択された2つ以上の異なるイソシアネート反応
性基を有している化合物もある。例には1−アミノ−4
−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン、2−メルカプ
ト−3,4,5,6−テトラヒドロピリミジンおよび3
−メルカプト−1,2,4−トリアゾールがある。少な
くとも1つの第四アンモニウム基および、イソシアネー
トに対して反応性である少なくとも1つの基、例えばコ
リンクロライド(N−2−ヒドロキシエチルトリメチル
アンモニウム−クロライド)を持つ化合物も使用するこ
とができる。この場合には分散段階の前、間または後に
酸性化する必要がない。
【0038】アニオン的に可溶性化する化合物(3.2)
は水酸基、メルカプト基および第一−および第二アミノ
基から選択された少なくとも1つの官能性基および少な
くとも1つの酸性基および少なくとも1つの酸性基を持
つ化合物である。酸性基はカルボキシ基、ホスホン酸基
およびホスフィン酸基およびスルホン酸基およびスルフ
ィン酸基から選択することができる。適する化合物の例
にはアミノ酸、例えばグリシン、アラニン、β−アラニ
ン、システイン、システン酸、リシン、タウリン、セリ
ン、ヒドロキシ酸類、例えばグリコール酸、グリセリン
酸、乳酸、イセチオニン酸(ヒドロキシエタンスルホン
酸)およびヒドロキシメタンスルフィン酸、および1−
および2−アミノエタンホスホン酸がある。この場合に
も塩の状態の化合物も使用することができ、アルカリの
添加を省くことができる。
【0039】非イオン的に可溶性化する化合物(B3.
3) は水酸基、メルカプト基および第一−および第二ア
ミノ基から選択される少なくとも1つの官能性基、およ
び好ましくはアルキレン残基中に2または3個の炭素原
子を持つポリオキシアルキレンエーテルおよびそれの混
合物より成る群から選択される少なくとも1つの親水性
構造要素を有している。例えばポリエチレン−およびポ
リプロピレングリコールおよびそれらのモノエーテル、
およびJeffamine(R) およびNovamin
(R) の登録商標で知られているポリオキシアルキレン−
アミン類がある。他の適する例には、BASF社からP
olymin(R) の名称で市販されている低分子量ポリ
エチレンイミンがある。樹脂(A)および硬化剤(B)
から、該成分(A)および(B)を溶液状態でまたは好
ましくは塊状でまたは溶融状態でブロック剤の解ブロッ
ク温度より下の温度で混合することによって適する顔料
ペーストを製造することができる。場合によっては、次
いで溶剤を例えば蒸留または拡散によって除きそして混
合物を場合によっては酸または塩基の添加によって親水
性の状態に転化し、次いで水に分散させる(一成分
系)。
【0040】二成分系では、樹脂(A)と硬化剤(B)
とを酸または塩基の転化によってそれぞれ親水性にしそ
して次いで各成分を水に分散させることによって、各成
分を別々に分散物(A’)および(B’)にに転化して
もよい。次いでこれらの分散物を使用直前または僅か前
に互いに混合する。本発明のペースト樹脂は更に公知の
様に顔料ペーストに加工する。本発明の顔料ペースト樹
脂は水性塗料において使用するのが有利である。特に電
着塗装のための顔料ペーストに加工するのが有利であ
る。ペースト樹脂、顔料および他の慣用の添加物からの
顔料ペーストの製造は一般に知られており、更に説明す
る必要はない。ただし、この関係ではD.H.Park
er、“Principlesof Surface
Coating Technology”、Inter
science出版社、ニューヨーク(1965);
R.L.Yates、“Electropaintin
g”、Robert Draper Ltd.、Ted
dington/England、(1966);H.
F.Payne、“Organic Coating
Technology”、第2巻、Wiley and
Sons、ニューヨーク(1961)が参考になる。
【0041】本発明を以下の実施例によって更に詳細に
説明する。全ての部および含有量は他の指摘がない限り
重量に関する。
【0042】
【実施例】実施例1 顔料ペースト例1.1 2モルのジエチレングリコール−モノブチルエーテル、
5.66モルのブチルグリコールおよび1.13モルの
トリメチロールプロパンを最初に導入し、そして80℃
で5.89モルのdesmodur VL(R) を4時間
にわたって計量供給する。2.6% のNCO含有量に達
した後に、0.75モルのN,N−ジメチルアミノプロ
ピルアミンを添加する。この添加の間に反応物質の温度
が約110℃に上昇する。95℃に冷却した後に0.6
モルの蟻酸を、攪拌によって混入される50% 濃度水溶
液として添加する。次いでこの混合物を脱イオン水に分
散させそして55% の固形分含有量に調整する。
【0043】64.7部のこの分散物を3.0部のジブ
チル錫オキシド、0.85部のSurfynol(R)
04(湿潤剤、2,4,7,9−テトラメチル−5−デ
シン−4,7−ジオール)、0.85部のAerosi
(R) 、0.23部のカーボンブラックおよび24.4
部の二酸化チタンと溶解機で混合する。このペーストを
約6部の脱イオン水で適当な粘度に調整する。このペー
ストの固形分含有量は約64重量% である。このペース
トをボールミル中で必要な細かさに摩砕する。
【0044】例1.2 83.8部の例1.1の分散物を4.8部のジブチル錫
オキシド、0.85部のSurfynol(R) 104、
0.85部のAerosil(R) 、0.1部のカーボン
ブラックおよび9.6部の二酸化チタンと溶解機で混合
する。このペーストの固形分含有量は約61.5重量%
である。このペーストをボールミル中で必要な細かさに
摩砕する。
【0045】例1.3 46.8部の例1.1の分散物を2.7部のジブチル錫
オキシド、0.6部のSurfynol(R) 104、
0.9部のAerosil(R) 、0.3部のカーボンブ
ラックおよび30.4部の二酸化チタンと溶解機で混合
する。このペーストを約18部の脱イオン水で適当な粘
度に調整する。このペーストの固形分含有量は約60重
量% である。このペーストをボールミル中で必要な細か
さに摩砕する。
【0046】例1.4(比較例)1.4.1 エポキシド−アミン付加物 1708部(4モル)のDenacol(R) EX−14
5(フェノール−EO5)−グリシジルエーテル)を6
0〜80℃で1時間にわたって、1224部のエトキシ
プロパノールに204部(2モル)のN,N−ジメチル
アミノプロピルアミンを溶解した溶液に添加する。この
混合物を次いで、エポキシ含有量が検出限界以下に低下
するまで(固体を基準とするアミン価:約117mg/
g)、80〜100℃に維持する。この溶液に72部の
脱イオン水および400部の90% 濃度乳酸を攪拌下に
添加し、次いで128部のブチルグリコールで60% の
固形分含有量に希釈する。
【0047】1.4.2 ウレタン 540部のイソオクタデシルアルコールおよび0.9部
のジブチル錫ジラウレートを1時間にわたって40〜6
0℃で、296部のキシレン中に溶解した348部のD
esmodur(R) T80(80% の2,4−トルイレ
ンジイソシアネートと20% の2,6−トルイレンジイ
ソシアネートとの混合物)を添加する。この混合物を、
遊離イソシアネートの含有量が約9.5重量% に低下す
るまで維持する(固形分含有量:約75% )。
【0048】1.4.3 1280部(2モルのエポキシド)のBeckopox
(R) SEP311(75% 濃度キシレン溶液)を80℃
に加熱する。この溶液に1184部のウレタン(1.
4.2、75% 濃度)を1時間にわたって添加する。こ
の混合物を、遊離イソシアネートがもはや検出できなく
なるまで80℃に維持する。次いで溶剤を減圧下に留去
しそして残りを1232部のエトキシプロパノールで希
釈して約60% の固形分含有量とする。
【0049】1.4.4 バインダー 1.4.1で得られた溶液を1.4.3からの溶液中に
導入しそしてこの混合物を酸価およびエポキシ含有量が
実質的に0に低下するまで60〜80℃に維持する。こ
の混合物を55% の固形分含有量までブチルグリコール
で希釈する。1.4.5 グラインド型樹脂(ヨーロッパ特許出願公
開第0,183,025号明細書の実施例3) 攪拌機、温度計、供給用ロート、還流冷却器および水分
離器を備えた反応容器中に、ビスフェノールAを基本構
成成分とするエポキシ樹脂(分子量を分子当たりのエポ
キシ基の平均数で割った値“エポキシ価”:約190g
/モル)を、268部の獣脂アミンおよび104部の
N,N−ジエチルアミノプロピルアミンと75〜80℃
で、エポキシ含有量が0に低下するまで反応させる。8
0℃に冷却した後に60部のパラホルムアルデヒド(9
1% 濃度)を添加しそして38部の反応水を共沸剤とし
てのトルエンの使用下に共沸留去する。共沸剤は減圧下
に留去しそして残りを90部の2−メトキシプロパノー
ルに取る。この樹脂は以下の性質を有している: 25℃での粘度 7000mPa.s アミン価 188mg/g 脂肪族構造の重量割合 33% 分子量(計算値) 774g /モル 固形分含有量 55% 1.4.6 触媒ペースト(ドイツ特許出願公開第3,
940,781号明細書の実施例5) 30g の2−エトキシプロパノール、3g の市販の湿潤
剤、2g の酢酸および40g のジブチル錫オキシドを溶
解機中で混合しそしてこの混合物を60℃で2時間、分
散処理する。60g の例1.4.5のグラインド型樹脂
および64g の脱イオン水を添加しそしてこの混合物を
粉砕機中で必要とされる細かさに粉砕する。
【0050】1.4.7 顔料ペースト 10.6部の例1.4.4のバインダー、0.6部の5
0% 濃度酢酸、0.6部の2,4,7,9−テトラメチ
ル−5−デシン−4,7−ジオール(Surfynol
(R) 104、湿潤剤)および12.3部の例1.4.6
の触媒ペーストを、互いに混合する。4.0部の珪酸
鉛、0.4部のカーボンブラックおよび40.2部の二
酸化チタンを攪拌下に添加する。この混合物を31.3
部の脱イオン水で適当な粘度に調整しそして顔料ペース
トを適当な粉砕機中で十分な粒度まで摩砕する。
【0051】例2 アミノエポキシ樹脂 攪拌機、温度計、滴加ロートおよび還流冷却器を備えた
反応容器中で、31.78g のジエタノールアミンを、
ビスフェノールAを基本構成成分とする428.62g
のポリグリシジルエーテル(エポキシ当量472g /モ
ル)を142.27g のメトキシプロパノールに溶解し
た溶液中に40℃で計量供給する。15.44g のジメ
チルアミノプロピルアミン、および116g の1,6−
ジアミノヘキサンが500g のCardura(R) E1
0(9〜11個の炭素原子を持つα分岐したモノカルボ
ン酸のグリシジルエステル)に付加した93.23g の
付加物を40〜50℃で添加しそしてこの溶液を90〜
100℃にゆっくり加熱する。反応を完結させるため
に、記載した温度を更に3時間維持する。その時にエポ
キシ含有量は0である。
【0052】 アミン価(固体樹脂を基準とする): 98mg/g 固形分含有量: 80重量% 例3 樹脂と硬化剤とを含むバインダー 3.1 架橋剤 1モルのVoranol(R) P400を、最初に導入し
た10.2モルのDesmodur VL(R) に50℃
で7分にわたって添加する。60℃で0.5時間後に、
11.1モルのブチルグリコールと1.9モルのトリメ
チロールプロパンとの混合物を0.5時間に渡って計量
供給する。10分後に1.68モルのN,N−ジメチル
アミノプロピルアミンを添加しそして攪拌することによ
って混合する。この混合物をこの付加反応の間に110
℃に加熱する。攪拌は、NCO含有量が0に低下するま
で継続する。95℃に冷却した後に50% 濃度溶液の状
態の1.38モルの蟻酸を添加しそしてこの混合物を脱
イオン水にて50% の固形分含有量に希釈する。
【0053】3.2 バインダー 攪拌機、温度計、滴加ロートおよび還流冷却機を備えた
反応容器中で268gの例3.1の架橋剤を90〜10
0℃に加熱されている766g の例2のアミノエポキシ
樹脂に添加し、この混合物を85% 濃度蟻酸で中和す
る。この混合物を脱鉱水で35% の固形分含有量にまで
希釈する。
【0054】例4 塗料4.1 357部の例3.2のバインダー分散物を約400部の
脱イオン水と混合する。次いで117部の1.1の顔料
ペーストを攪拌下に添加する。次にこの混合物を別の脱
イオン水で約20% の固形分含有量に調整する。顔料/
バインダー−比(PBR)は約2:1である。
【0055】4.2 364部の例3.2のバインダー分散物を約400部の
脱イオン水と混合する。次いで118部の1.2の顔料
ペーストを攪拌下に添加する。次にこの混合物を別の脱
イオン水で約20% の固形分含有量に調整する。顔料/
バインダー−比(PBR)は約0.1:1である。
【0056】4.3 268部の例3.2のバインダー分散物を約400部の
脱イオン水と混合する。次いで167部の1.3の顔料
ペーストを攪拌下に添加する。次にこの混合物を別の脱
イオン水で約20% の固形分含有量に調整する。顔料/
バインダー−比(PBR)は約0.4:1である。
【0057】4.4 240部の例3.2のバインダー分散物および64.5
部の例1.1のポリウレタン分散物を約180部の脱イ
オン水で攪拌下に約25% の固形分含有量に希釈する。
この透明塗料溶液を109部の例1.4.7の顔料ペー
ストおよび1.2部の蟻酸と混合する。次いでこの混合
物を別の脱イオン水で約20% の固形分含有量に調整す
る。顔料/バインダー−比(PBR)は約0.4:1で
ある。
【0058】例5 電着塗装の結果: 例4の塗料調製物を燐酸塩処理したみがき鋼板を開放ガ
ラス容器中で電着塗装によって塗装するのに使用する。
用いる陽極は陰極から5〜10cmの距離を置いたみが
き鋼板である。塗装は32℃の浴温度で攪拌下に2分
間、225Vの電着電圧で実施し、次いでこの鋼板を水
で濯ぐ。塗膜を170℃で30分焼付る。性質を以下の
表に総括掲載する:
フロントページの続き (72)発明者 マルクス・アー・シヤッフホイトレ ドイツ連邦共和国、65239 ホッホハイム、 シユウエーデンストラーセ、78 (72)発明者 クラウスイエルク・クライン ドイツ連邦共和国、42289 ウッペルター ル、リッヒアルト− シユトラウス− ア レー、33

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A’) イソシアネートに対して反応性
    である官能基を持つ樹脂(A)の水性分散物 (B’) 可溶性化されたマスクドイソシアネート
    (B)の溶剤不含水性分散物、ただしイソシアネートを
    カチオン的に可溶性化する場合には、ポリマーまたはオ
    リゴマーのポリイソシアネートがマスクドイソシアネー
    トイソシアネート(B)の製造に使用されている を含有する水性顔料ペースト。
  2. 【請求項2】 樹脂(A)が水酸基、アミノ基およびメ
    ルカプト基から選択される官能基を、いずれの場合にも
    単独でまたはそれら相互の混合物の状態で含有してい
    る、請求項1に記載の顔料ペースト。
  3. 【請求項3】 樹脂(A)がアミノ変性エポキシ樹脂で
    ある請求項2に記載の顔料ペースト。
  4. 【請求項4】 マスクドイソシアネート(B)が可溶性
    化されており、そして(B1)ポリマーまたはオリゴマ
    ーのポリイソシアネート、(B2)多価アルコール、
    (B3)少なくとも1つの親水性基と、水酸基、メルカ
    プト基および第一−および第二アミノ基から選択される
    少なくとも1つの官能性基とを持つ化合物および(B
    4)焼付け温度で放出される少なくとも1つの活性水素
    原子を持つ化合物を反応させることによって得られる、
    請求項1に記載の顔料ペースト。
  5. 【請求項5】 マスクドイソシアネート(B)がカチオ
    ン的に可溶性化されており、そして(B1)ポリマーま
    たはオリゴマーのポリイソシアネート、(B2)多価ア
    ルコール、(B3.1)少なくとも1つの第三アミノ基
    と、水酸基、メルカプト基および第一−および第二アミ
    ノ基から選択される少なくとも1つの官能性基とを持つ
    化合物および(B4)焼付け温度で放出される少なくと
    も1つの活性水素原子を持つ化合物を反応させることに
    よって得られ、ただし(B1)、(B2)、(B3.1)
    および(B4)の量が、生成物(B)が5〜40mg
    (KOH)/g(固体樹脂)のアミン価を持つように選
    択されている、請求項1に記載の顔料ペースト。
  6. 【請求項6】 マスクドイソシアネート(B)がアニオ
    ン的に可溶性化されており、そして(B1)ポリイソシ
    アネート、(B2)多価アルコール、(B3.2)水酸
    基、メルカプト基および第一−および第二アミノ基から
    選択される少なくとも1つの官能性基と少なくとも1つ
    の酸性基とを持つ化合物および(B4)焼付け温度で放
    出される少なくとも1つの活性水素原子を持つ化合物を
    反応させることによって得られる、請求項1に記載の顔
    料ペースト。
  7. 【請求項7】 マスクドイソシアネート(B)が非イオ
    ン的に可溶性化されておりそして(B1)ポリイソシア
    ネート、(B2)多価アルコール、(B3.3)水酸基、
    メルカプト基および第一−および第二アミノ基から選択
    される少なくとも1つの官能性基と、アルキレン残基中
    に2または3個の炭素原子を持つポリオキシアルキレン
    −エーテルから選択される少なくとも1つの親水性構造
    要素とを持つ化合物およびそれの混合物および(B4)
    焼付け温度で放出される少なくとも1つの活性水素原子
    を持つ化合物を反応させることによって得られる、請求
    項1に記載の顔料ペースト。
  8. 【請求項8】 マスクドイソシアネート(B)を製造す
    るために、最初にポリイソシアネート(B.1)を同時に
    または順々に塊状でまたは溶融状態で過小モル量の化合
    物(B2)および(B4)と反応させ、次いで化合物
    (B3)を、遊離イソシアネート基がもはや存在しなく
    なり且つ安定な水性分散物が乳化剤を添加せずに得るこ
    とができる様な量で添加する、請求項4に記載の顔料ペ
    ースト。
  9. 【請求項9】 成分(B3)としてそれぞれ少なくとも
    1種類の(B3.3)と(B3.1) または(B3.3) と
    (B3.2) の混合物が使用されている請求項8に記載の
    顔料ペースト。
  10. 【請求項10】 マスクドイソシアネート(B)が有機
    塩基または無機塩基の添加によって完全にまたは部分的
    にプロトン化され、次いで水に分散されている、請求項
    5に記載の顔料ペースト。
  11. 【請求項11】 マスクドイソシアネート(B)が有機
    酸または無機酸の添加によって完全にまたは部分的にイ
    オン化され、次いで水に分散されている、請求項6に記
    載の顔料ペースト。
  12. 【請求項12】 成分(B)を製造するために、ポリイ
    ソシアネート(B1)がポリマーのまたはオリゴマーの
    芳香族ポリイソシアネートから選択されている請求項1
    に記載の顔料ペースト。
  13. 【請求項13】 成分(B)を製造するために、ポリマ
    ーのまたはオリゴマーのイソシアネート(B1)がジフ
    ェニルメタン、2,2−ジフェニルプロパンおよび1,
    1−ジフェニルエタンのポリマーのまたはオリゴマーの
    ジイソシアネート、およびイソシアネートの二量体およ
    び三量体、ビウレット、アロファナートおよびシアヌレ
    ートより成る群から選択されている、請求項4に記載の
    顔料ペースト。
  14. 【請求項14】 多価アルコール(B2)がポリオキシ
    アルキレンジオール、3〜8個の炭素原子および少なく
    とも2つの水酸基を持つ脂肪族−および脂環式アルコー
    ル、およびそれらとエチレンオキサイドおよびプロピレ
    ンオキサイドとの反応生成物、およびそれらの混合物よ
    り成る群から選択されている請求項4に記載の顔料ペー
    スト。
  15. 【請求項15】 化合物(B3.1) が、1つの第三アミ
    ノ基と少なくとも1つの第二−または第一アミノ基を持
    つ炭素原子数2〜10の脂肪族ポリアミンである請求項
    5に記載の顔料ペースト。
  16. 【請求項16】 化合物(B3.2) が、水酸基、アミノ
    基およびメルカプト基から選択される1つ以上のイソシ
    アネート反応性基をそれぞれ有しているカルボン酸およ
    び有機スルホン酸、−スルフィン酸、−ホスホン酸およ
    び−ホスフィン酸より成る群から選択されている請求項
    6に記載の顔料ペースト。
  17. 【請求項17】 化合物(B3.3)がポリオキシアルキ
    レンジオールまたはポリオキシアルキレンアミンである
    請求項7に記載の顔料ペースト。
  18. 【請求項18】 化合物(B4)が脂肪族−および脂環
    式アルコール、モノ−およびオリゴアルキレングリコー
    ル−モノエーテル、ラクタム、イミドおよびケトキシム
    より成る群から選択されているマスキング剤である請求
    項4に記載の顔料ペースト。
  19. 【請求項19】 樹脂の分散物(A’)と硬化剤の分散
    物(B’)とを使用直前に混合することによって製造す
    ることができる、請求項1に記載の顔料ペースト。
  20. 【請求項20】 樹脂(A)および硬化剤(B)の各成
    分を溶液状態または溶融状態で混合し、溶剤を場合によ
    っては除き、イオン化剤を添加しそして両方の成分の混
    合物を水に分散させることによって製造できる、請求項
    1に記載の顔料ペースト。
  21. 【請求項21】 焼付法で物品を被覆するための塗料を
    製造するのに、請求項1に記載の顔料ペーストを使用す
    る方法。
  22. 【請求項22】 電着塗装法によって導電性物品の塗装
    に請求項1に記載の顔料ペーストを用いる方法。
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