JPH0824561A - 腐食性高温廃ガス冷却用スプレー装置 - Google Patents
腐食性高温廃ガス冷却用スプレー装置Info
- Publication number
- JPH0824561A JPH0824561A JP6167727A JP16772794A JPH0824561A JP H0824561 A JPH0824561 A JP H0824561A JP 6167727 A JP6167727 A JP 6167727A JP 16772794 A JP16772794 A JP 16772794A JP H0824561 A JPH0824561 A JP H0824561A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spraying device
- feed pipe
- waste gas
- tip
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Treating Waste Gases (AREA)
- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 寿命が長く、安価な腐食性高温廃ガス冷却用
スプレー装置を提供する。 【構成】 先端をガス流下流方向にＬ字状に曲げた水供
給管と該先端のスプレーノズルとを、円筒Ｌ字状の保護
管で包囲して腐食性高温廃ガス流路に垂直に挿入した。
スプレー装置を提供する。 【構成】 先端をガス流下流方向にＬ字状に曲げた水供
給管と該先端のスプレーノズルとを、円筒Ｌ字状の保護
管で包囲して腐食性高温廃ガス流路に垂直に挿入した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は腐食性のガスを含有する
高温廃ガスを増湿冷却するためのスプレー装置に関す
る。
高温廃ガスを増湿冷却するためのスプレー装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】硫化鉱の焙焼により発生するＳＯx 含有
廃ガスは通常、集塵機により含有粉塵を除去した後、硫
酸製造の原料に用いている。集塵機の出口ガス温度は３
００〜５００℃とまだかなり高温であり、硫酸製造設備
に導入するには６０〜８０℃に下げる必要がある。
廃ガスは通常、集塵機により含有粉塵を除去した後、硫
酸製造の原料に用いている。集塵機の出口ガス温度は３
００〜５００℃とまだかなり高温であり、硫酸製造設備
に導入するには６０〜８０℃に下げる必要がある。
【０００３】このガスの冷却には、廃ガスに水を噴霧し
て増湿冷却するのが一般的で、専用の冷却塔を設けた
り、煙道で冷却するなどの方法が採られている。
て増湿冷却するのが一般的で、専用の冷却塔を設けた
り、煙道で冷却するなどの方法が採られている。
【０００４】廃ガス流路に水を噴霧する方式は種々ある
が、先端をガス流下流方向にＬ字状に曲げた水供給管の
該先端にスプレーノズルを連結したスプレー装置が簡便
で良く用いられている。
が、先端をガス流下流方向にＬ字状に曲げた水供給管の
該先端にスプレーノズルを連結したスプレー装置が簡便
で良く用いられている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
スプレー装置において、水分を含有した高温ガス流が低
温の水供給管或いはスプレーノズルに接触して結露し、
その材料が腐食されるという問題がある。このため水供
給管及びスプレーノズルは耐食性の材料で構成する必要
があるが、一般のステンレス鋼では１〜２週間で孔食を
生じて水が漏れ、冷却能率が低下する。
スプレー装置において、水分を含有した高温ガス流が低
温の水供給管或いはスプレーノズルに接触して結露し、
その材料が腐食されるという問題がある。このため水供
給管及びスプレーノズルは耐食性の材料で構成する必要
があるが、一般のステンレス鋼では１〜２週間で孔食を
生じて水が漏れ、冷却能率が低下する。
【０００６】ステンレス鋼より耐食性に優れた材料は種
々あるが、概して高価に過ぎるため、ステンレス製スプ
レー装置を１週間程度の間隔で定期的に交換するように
している。
々あるが、概して高価に過ぎるため、ステンレス製スプ
レー装置を１週間程度の間隔で定期的に交換するように
している。
【０００７】本発明の目的は寿命が長く、しかも安価な
この種スプレー装置を提供することにある。
この種スプレー装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の装置は、先端をガス流下流方向にＬ字状に曲げ
た水供給管の該先端にスプレーノズルを連結したスプレ
ー装置の該水供給管とスプレーノズルを円筒Ｌ字状の保
護管で包囲して、腐食性のガスを含有する高温廃ガス流
路に垂直に挿入した点に特徴がある。
本発明の装置は、先端をガス流下流方向にＬ字状に曲げ
た水供給管の該先端にスプレーノズルを連結したスプレ
ー装置の該水供給管とスプレーノズルを円筒Ｌ字状の保
護管で包囲して、腐食性のガスを含有する高温廃ガス流
路に垂直に挿入した点に特徴がある。
【０００９】
【作用】本発明のスプレー装置を上記のように構成した
ことにより、水分を含有した高温ガス流が低温の水供給
管或いはスプレーノズルに直接接触することが避けら
れ、保護管は水供給管及びスプレーノズルと直接接触し
ていないのでガス温と同程度に加熱されて結露すること
がなく、保護管も水供給管及びスプレーノズルの何れも
腐食環境から解放される。
ことにより、水分を含有した高温ガス流が低温の水供給
管或いはスプレーノズルに直接接触することが避けら
れ、保護管は水供給管及びスプレーノズルと直接接触し
ていないのでガス温と同程度に加熱されて結露すること
がなく、保護管も水供給管及びスプレーノズルの何れも
腐食環境から解放される。
【００１０】このため水供給管とスプレーノズルは供給
水に対して耐食性を有する材料であれば足り、保護管は
耐熱性があれば足りるので、従来のスプレー装置よりわ
ずかの費用増で使用寿命を大幅に向上することができ、
大幅なコスト低減効果を得ることができる。
水に対して耐食性を有する材料であれば足り、保護管は
耐熱性があれば足りるので、従来のスプレー装置よりわ
ずかの費用増で使用寿命を大幅に向上することができ、
大幅なコスト低減効果を得ることができる。
【００１１】
【実施例】図１は本発明のスプレー装置の使用状態の一
例を示す断面図である。図１において、ガス流路を形成
する外殻１は軟鋼板で構成され、内壁に耐熱、耐酸性の
ライニング２を施してある。このガス流路の外殻胴部に
スプレー装置の挿入口３が設けられている。
例を示す断面図である。図１において、ガス流路を形成
する外殻１は軟鋼板で構成され、内壁に耐熱、耐酸性の
ライニング２を施してある。このガス流路の外殻胴部に
スプレー装置の挿入口３が設けられている。
【００１２】この挿入口３に設置されたスプレー装置
は、先端をガス流（白抜き矢印で表示）下流方向にＬ字
状に曲げた水供給管４の該先端にスプレーノズル５が連
結してあり、水供給管４とスプレーノズル５を包囲する
ように、円筒Ｌ字状の保護管６が、前記挿入口３にスプ
レー装置全体を取付け固定する蓋板７に、固着して保持
せしめてある。
は、先端をガス流（白抜き矢印で表示）下流方向にＬ字
状に曲げた水供給管４の該先端にスプレーノズル５が連
結してあり、水供給管４とスプレーノズル５を包囲する
ように、円筒Ｌ字状の保護管６が、前記挿入口３にスプ
レー装置全体を取付け固定する蓋板７に、固着して保持
せしめてある。
【００１３】外径８０ｍｍ，長さ約１．１ｍのＳＵＳ
３１６Ｌ製水供給管と同じくＳＵＳ３１６Ｌ製のスプレ
ーノズルを持つスプレー装置に、直径１００ｍｍの軟鋼
製保護管を取付け、ガス温が２００℃以上の煙道にこの
スプレー装置を配置して使用したところ、毎週点検で３
ケ月経過しても異常がなく、６ケ月以上連続使用できる
見通しを得た。
３１６Ｌ製水供給管と同じくＳＵＳ３１６Ｌ製のスプレ
ーノズルを持つスプレー装置に、直径１００ｍｍの軟鋼
製保護管を取付け、ガス温が２００℃以上の煙道にこの
スプレー装置を配置して使用したところ、毎週点検で３
ケ月経過しても異常がなく、６ケ月以上連続使用できる
見通しを得た。
【００１４】
【発明の効果】本発明のスプレー装置によれば、寿命が
従来型の２５倍以上に延び、この結果資材コストの低減
と交換に伴なう人件費のコスト低減に大きく寄与するこ
とができた。
従来型の２５倍以上に延び、この結果資材コストの低減
と交換に伴なう人件費のコスト低減に大きく寄与するこ
とができた。
【図１】本発明のスプレー装置の使用状態の一例を示す
断面図である。
断面図である。
１ ガス流路外殻 ２ ライニング ３ スプレー装置挿入口 ４ 水供給管 ５ スプレーノズル ６ 保護管 ７ 蓋板
Claims (1)
- 【請求項１】 先端をガス流下流方向にＬ字状に曲げた
水供給管の該先端にスプレーノズルを連結したスプレー
装置の該水供給管とスプレーノズルを円筒Ｌ字状の保護
管で包囲して、腐食性のガスを含有する高温廃ガス流路
に垂直に挿入してなる腐食性高温廃ガス冷却用スプレー
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6167727A JPH0824561A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 腐食性高温廃ガス冷却用スプレー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6167727A JPH0824561A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 腐食性高温廃ガス冷却用スプレー装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0824561A true JPH0824561A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15855047
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6167727A Pending JPH0824561A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 腐食性高温廃ガス冷却用スプレー装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0824561A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20160213049A1 (en) * | 2013-04-05 | 2016-07-28 | D'alcante B.V. | Improved process for reducing the alcohol and/or sugar content of a beverage |
| CN106704750A (zh) * | 2017-03-22 | 2017-05-24 | 山东钢铁股份有限公司 | 一种防腐蚀管道 |
| CN113996166A (zh) * | 2021-10-22 | 2022-02-01 | 浙江宜可欧环保科技有限公司 | 对热烟气进行脱酸的方法和装置 |
-
1994
- 1994-07-20 JP JP6167727A patent/JPH0824561A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20160213049A1 (en) * | 2013-04-05 | 2016-07-28 | D'alcante B.V. | Improved process for reducing the alcohol and/or sugar content of a beverage |
| US10064422B2 (en) * | 2013-04-05 | 2018-09-04 | D'alcante B.V. | Process for reducing the alcohol and/or sugar content of a beverage |
| CN106704750A (zh) * | 2017-03-22 | 2017-05-24 | 山东钢铁股份有限公司 | 一种防腐蚀管道 |
| CN113996166A (zh) * | 2021-10-22 | 2022-02-01 | 浙江宜可欧环保科技有限公司 | 对热烟气进行脱酸的方法和装置 |
| CN113996166B (zh) * | 2021-10-22 | 2023-10-24 | 浙江宜可欧环保科技有限公司 | 对热烟气进行脱酸的方法和装置 |
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