JPH08245069A - リンクチェーンの積込装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リンクチェーンを正確に繰り出して搬送台車
に積載する。 【構成】 リンクチェーンＲを順次送り出して、リンク
チェーンＲを一定間隔毎に複数位置で掛止して垂れ下が
り状に積載する搬送台車に積み込むリンクチェーンの積
込装置であって、チェーン送り経路５に沿って、縦姿勢
のリンクRvの下部と横姿勢のリンクRhの両側部を案内す
るＶ形断面のガイドフレーム６を配置し、このチェーン
送り経路５に、リンクチェーンＲのうち縦姿勢のリンク
本体Rrを両側から把持可能な把持爪17を有する送り用移
動体15をチェーン送り経路５に沿って把持位置Ｇから開
放位置Ｈまで一定ピッチで往復移動させるチェーン移送
部７を設け、前記チェーン送り経路５の出口に、シュー
ト筒61を揺動させてリンクチェーンＲを任意位置に繰り
出すガイドシュート部10を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、大型のリンクチェーン
の製造工場において、たとえば製造中のリンクチェーン
を搬送台車側に送り出すリンクチェーンの積込装置に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来、工場で製造または加工されたり、
検査されて搬出される大形のリンクチェーンは、各工程
間の移動をフォークリフトなどにより床面を引きずって
移動させており、搬送時に生じる傷などの問題を解決す
るために、本出願人は特願平５−２８８５５２号で、リ
ンクチェーンを複数位置を係止して垂れ下がり状に搭載
する台車を互いに連結して複数台、移動経路に沿って移
動自在に配置し、これら台車によりリンクチェーンを各
工程間で移送する設備を提案した。

【０００３】このチェーンリンクの搬送設備において、
台車にリンクチェーンを搬入するリンクチェーンの積込
装置は、歯がリンクに係合する専用のホイールを前後一
対配置し、これらホイールにリンクチェーンを掛け渡し
て回転させ、リンクチェーンを送り出すものであった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の積込装
置は、リンクチェーンのリンクの姿勢が不安定であるた
め、リンクが捩じれてホイールの歯に係合しにくく外れ
やすい。また、リンクチェーンのリンクがホイールの係
合部分でスリップして送り量が不正確になるという問題
があった。

【０００５】本発明は、上記問題点を解決でして、リン
クチェーンを正確に送りだして搬送体に積み込むことが
できるリンクチェーンの積込装置を提供することを目的
とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は、長さ方向に沿って送り出されてくるリン
クチェーンを順次送り出して、搬送体にリンクチェーン
を一定間隔毎に複数位置で掛止して垂れ下がり状に積み
込むリンクチェーンの積込装置であって、水平方向のチ
ェーン送り経路に沿って、縦姿勢のリンクの下端部と横
姿勢のリンクの両側部を案内するＶ形断面のガイドフレ
ームを配置し、このチェーン送り経路に、リンクを把持
可能な把持部材を有する送り用移動体を、チェーン送り
経路に沿ってリンクの把持位置から開放位置まで一定ピ
ッチで往復移動させるチェーン移送部を設け、把持部材
の開放時にリンクチェーンを把持するチェーンクランプ
部を設け、前記チェーン送り経路の出口に、リンクチェ
ーンを任意位置に繰り出すガイドシュート部を設けたも
のである。

【０００７】また、上記構成のガイドシュート部に、搬
送体の幅方向に揺動自在に支持されて入口がチェーン送
り経路の出口に臨むシュート筒と、搬送体のリンクチェ
ーンの掛止具に対応してシュート筒を揺動させるシュー
ト移動装置とを備えたものである。

【０００８】

【作用】上記構成において、把持部材によりリンクを把
持させ、チェーン移送部により送り用移動体を介して把
持部材をチェーン送り経路上を移動させることにより、
ガイドフレームに沿ってリンクチェーンを捩じれること
のない一定姿勢で正確に一定量ずつ送り出すことがで
き、正確に搬送体に積み込むことができる。

【０００９】またガイドフレームから送り出されてくる
リンクチェーンをシュート筒から搬送体の掛止具に対応
して順次送り出すことができるので、搬送体に順序よく
整然と搬入して複数位置で掛止させ、垂れ下がり状に積
み込むことができる。したがって、搬送体の移動と共動
することにより、搬送体の任意位置に繰り下ろすことが
でき、積込装置全体を移動させるのに比べて装置全体を
小型化することができる。

【００１０】

【実施例】以下、本発明に係るリンクチェーンの積込装
置の一実施例を図面に基づいて説明する。

【００１１】図１２に示すように、このチェーン積込装
置１は、たとえば船舶係留用のアンカーチェーンなどの
大型のリンクチェーンを製造する製造工場において、溶
接工場や熱処理工場から長さ方向に搬出されるチェーン
リンクを順次繰り出して搬送台車Ａに積み込むためのも
のである。搬送台車Ａは入庫ラインＢを移動して積込ラ
インＣ上を移動自在な親台車Ｄに乗り移り、チェーン積
込装置１の下方に停止される。この時親台車Ｄと搬送台
車Ａとで搬送体が構成される。そしてリンクチェーンＲ
は、チェーン積込装置１により一定量ずつ繰り出され、
図２に示すように、搬送台車Ａの掛止部にリンクチェー
ンＲの所定位置が掛止されて垂れ下がり状に積み込むこ
まれる。そして、一定量のリンクチェーンＲが積み込ま
れると、搬送台車Ａは親台車Ｄから出庫ラインＥに移動
される。

【００１２】このチェーン積込装置１は、図２に示すよ
うに、積込ラインＣで搬送台車Ａが下方を通過可能な下
架構２Ａに設けられた上架構２Ｂに、リンクチェーンＲ
を案内する前後一対のガイドホイール３Ａ，３Ｂが積込
ラインＣの横断方向に所定間隔をあけて回転自在に支持
され、これらガイドホイール３Ａ，３Ｂを含む周辺部に
設けられている。

【００１３】このチェーン積込装置１は、図１に示すよ
うに、所定間隔をあけて配置された入口側ガイドホイー
ル３Ａおよび出口側ガイドホイール３Ｂと、これらガイ
ドホイール３Ａ，３Ｂ間の水平方向のチェーン送り経路
５に配置されたリンクチェーン案内用のガイドフレーム
６と、このチェーン送り経路５に沿ってリンクチェーン
Ｒを一定ピッチで送り駆動させるチェーン移送部７と、
リンクチェーンＲの戻りを防止する為のチェーンクラン
プ部８と、リンクチェーンＲの停止位置を検出するリン
ク位置検出部９と、リンクチェーンＲを搬送台車Ａの幅
方向の任意位置に繰り出すためのガイドシュート部１０
とで構成されている。

【００１４】前記両ガイドホイール３Ａ，３Ｂは、図３
に示すように、周方向にＶ字形断面の巻回溝３ａがそれ
ぞれ形成され、両ガイドホイール３Ａ，３Ｂはそれぞれ
軸部３ｂ，３ｃがで軸受を介して上架構２Ｂに回転自在
に支持されるともに、軸部３ｂ，３ｃに設けられたスプ
ロケット１２ｂ〜１２ｄと、ホイール駆動モータ１１に
より回転駆動されるスプロケット１２ａとがチェーン１
２ｅ，１２ｆを介して連動連結されて両ガイドホイール
３Ａ，３Ｂが回転される。

【００１５】ガイドフレーム６は、図５に示すように、
左右のガイド板６ａ，６ｂにより縦姿勢のリンク本体Ｒ
ｖの下部と横姿勢のリンク本体Ｒｈの両側部を案内する
Ｖ形断面の送り溝１３を形成している。

【００１６】チェーン移送部７は、図３，図５に詳細に
示すように、上架構２Ｂの上部両側部の移動ガイド面２
ａにガイドローラ１４を介して案内されてチェーン送り
経路５に沿って移動自在に配置された送り用移動体１５
と、送り用移動体１５をチェーン送り経路５に沿って一
定ピッチＰで往復移動させる移動体駆動装置１６と、送
り用移動体１５に設けられて左右一対の把持爪（把持部
材）１７により縦姿勢のリンク本体Ｒｖを把持開放可能
なリンククランプ装置１８とを備えている。

【００１７】前記移動体駆動装置１６は、チェーン送り
経路５の前後端側にそれぞれ配置されたスプロケット１
９Ａ，１９Ｂと、このスプロケット１９Ａ，１９Ｂ間に
巻張されて両端が送り用移動体１５に連結された送り用
チェーン２０と、スプロケット１９Ａをチェーンおよび
スプロケットを介して回転駆動する送り駆動モータ２１
とを備え、送り用移動体１５をリンクチェーンＲの把持
位置Ｇと開放位置Ｈとの間の一定ピッチＰで往復移動さ
せることができる。

【００１８】前記リンククランプ装置１８は、送り用移
動体１５の中央上端部に垂設されたリンククランプシリ
ンダ３１によりスライダ３２を昇降させ、スライダ３２
の両側にピン連結された中間リンク３５ａを介してリン
クアーム３３を支持ピン３４を中心に回動させ、リンク
アーム３３によりその先端部に中間リンク３５ｂを介し
てピン連結された把持爪１７を、それぞれ水平面から４
５度傾斜するスライド部３６に沿ってスライドさせ、把
持爪１７を互いに接近離間させることにより、縦姿勢の
リンク本体Ｒｖを両側から把持・開放させることができ
る。

【００１９】前記チェーンクランプ部８は、図６，図７
に示すように、入口側ガイドホイール３Ａの下方に接近
離間自在に配置された一対の固定ブロック４１と可動ブ
ロック４２を備え、固定ブロック４１と可動ブロック４
２に９０度の角度で展開されて互いに噛み合い自在な櫛
歯状係止部４１ａ，４２ａによりリンクチェーンＲを固
定開放自在に構成されている。すなわち、上架構２Ｂか
らリンクチェーンＲの通過位置の両側に一対のガイドロ
ッド４３が突設され、ガイドロッド４３の先端部に固定
された支持部材４４に水平ピン４４ａを介して固定ブロ
ック４１が支持されている。そして、この固定ブロック
４１に対向して可動ブロック４２がガイド筒４５を介し
て前記ガイドロッド４３にスライド自在に支持されてい
る。さらに、上架構２Ｂに取り付けられたチェーンクラ
ンプシリンダ４６のピストンロッドが可動ブロック４２
の背面に連結され、リンククランプ装置１８が開放され
た時に、チェーンクランプシリンダ４６を進展して固定
ブロック４１と可動ブロック４２とでリンクチェーンＲ
を挟持し、リンクチェーンＲが自重により降下するのを
防止することができる。

【００２０】このチェーン積込装置１で取り扱われるリ
ンクチェーンＲは、図８に示すように、長円形に形成さ
れたリンク本体Ｒｒ（Ｒｖ，Ｒｈを含む）と、リンク本
体Ｒｒの中央部に連結されて前後の連結穴Ｒｓを形成す
る補強部材Ｒｔとで構成されており、把持位置Ｇでリン
クを確認するリンク位置検出部９は、投光器および受光
器からなり光軸がチェーン送り経路を水平方向に横断し
て連結穴Ｒｓを通過する前後一対の光電管検出器５１Ａ
〜５１Ｄで構成されている。そして、リンクチェーンＲ
のサイズに合わせて４組の第１〜第４光電管検出器５１
Ａ〜５１Ｄが配置され、取り扱うリンクチェーンＲのサ
イズにより切り換えられて使用される。これら光電管検
出器５１Ａ〜５１Ｄは光軸がチェーン送り経路５を含む
垂直面内で、サイズにより変化するリンク本体Ｒｒの連
結穴Ｒｓに対応するＶ字線ｖ上を通過するようにガイド
フレーム６の外側に配列され、ガイドフレーム６の左右
のガイド板６ａ，６ｂには光電管検出器５１の光軸が通
過する光軸用透孔５２Ａ〜５２ＤがＶ字線ｖ上に穿設さ
れている。

【００２１】出口側ガイドホイール３Ｂから送り出され
るリンクチェーンＲを搬送台車Ａの幅方向、すなわちチ
ェーン送り経路５方向の任意位置で繰り出すことができ
るガイドシュート部１０は、図１，図４に示すように、
出口側ガイドホイール３Ｂの軸部３ｃを中心に回動自在
に支持されたシュート筒６１と、このシュート筒６１を
回動させて出口位置を調整自在なシュート移動装置６２
とで構成されている。前記シュート筒６１は、ガイドホ
イール３ＢのＶ字形断面の巻回溝３ａに連続可能な角筒
状断面で、アーム６３を介して出口側ガイドホイール３
Ｂの軸部３ｃに回転自在に支承されている。また、シュ
ート移動装置６２は、上架構２Ｂの下部フレーム２ｂ上
を走行ローラ６４を介してチェーン送り経路５方向に移
動自在な調整台車６５に左右一対の駆動フレーム６６が
立設され、この駆動フレーム６６に、シュート筒６１に
取付部材６１ａを介して設けられた回動用ローラ６７が
係合する回動用溝６８が形成されている。そして、上架
構２Ｂの下部フレーム２ｂの両端部に配設されたシュー
ト用スプロケット６８Ａ，６８Ｂに巻張されたチェーン
６９が調整台車６５に連結され、シュート用モータ７０
によりシュート用スプロケット６８Ａおよびチェーン６
９を介して調整台車６５を移動することにより、回動用
溝６８および回動用ローラ６７を介してシュート筒６１
を揺動させ、シュート筒６１の出口から排出垂下するリ
ンクチェーンＲの位置を任意に変化させることができ
る。

【００２２】このチェーン積込装置１によりリンクチェ
ーンＲが積み込まれる搬送台車Ａを説明する。この搬送
台車Ａは図９，図１０に示すように、台車基台８１上に
連結材８２により連結された９本の支柱８３が立設さ
れ、支柱８３の上端部および支柱８３に取り付けられた
補助材８４に複数の掛止具８５Ａ，８５Ｂが配列されて
いる。これら掛止具８５Ａ，８５Ｂは、大小サイズ兼用
の大掛止具８５Ａと小サイズ専用の小掛止具８５Ｂから
なり、掛止溝が形成された掛止板が掛け入れ側に傾斜し
て幅方向の水平軸に取り付けられ、所定範囲で傾動自在
に構成されている。そして、大サイズリンクチェーンＲ
ａを図１０に示すように積込ラインＣ方向に迂回して垂
れ下がり状に掛止して積載できるとともに、小サイズリ
ンクチェーンＲｂを図１１に示すように積込ラインＣ方
向に迂回して垂れ下がり状に掛止して積載できる。これ
らリンクチェーンＲの積込は、親台車Ｄによる積込ライ
ンＣ方向の移動とガイドシュート部１０により共動して
行われる。

【００２３】次に上記構成のチェーン積込装置１の送り
動作を説明する。溶接工場Ａから送り出されたリンクチ
ェーンＲは、一旦垂下された後上方に迂回されてチェー
ンクランプ装置８を介して入口側ガイドホイール３Ａの
巻回溝３ａに導入され、ついでチェーン送り経路５に沿
ってガイドフレーム６に案内されて出口側ガイドホイー
ル３Ｂの巻回溝３ａに送られる。そしてチェーン移送部
７によりガイドシュート部１０のシュート筒６１を介し
て所定速度で繰り出される。

【００２４】まず、リンク位置検出部９により、把持位
置Ｇで縦姿勢のリンク本体Ｒｖが一定位置に停止された
かどうかを確認された後、送り用移動体１５に設けられ
たリンククランプ装置１８を作動して把持爪１７を接近
させ、縦姿勢のリンク本体Ｒｖを把持させる。そして、
ホイール駆動モータ１１により両ガイドホイール３Ａ，
３Ｂを回転駆動すると同時に、移動体駆動装置１６の送
り駆動モータ２３を起動して送り用移動体１５を把持位
置Ｇから開放位置Ｈまで移動させることにより、リンク
チェーンＲを１ピッチＰだけ送り出す。そして、チェー
ンクランプ部８のチェーンクランプシリンダ４６により
固定ブロック４１と可動ブロック４２とでリンクチェー
ンＲを固定した後、リンククランプ装置１８により把持
爪１７を離間させてリンク本体Ｒｖを開放し、さらに送
り用移動体１５を把持位置Ｇに戻す。これを繰り返すこ
とにより、リンクチェーンＲを確実且つ正確に所定速度
で送り出すことができる。

【００２５】またこの送り動作中に、シュート移動装置
６２が作動されてシュート筒６１が搬送台車Ａの幅方向
に回動されるとともに、親台車Ｄにより搬送台車Ａが積
込ラインＣに沿って往復移動されることにより、シュー
ト筒６１の出口を搬送台車Ａの掛止具８５Ａ，８５Ｂ位
置に対応するように操作されて、リンクチェーンＲの一
定位置を掛止具８５Ａ，８５Ｂで掛止して吊り下げ、垂
れ下がり状に積載する。

【００２６】上記実施例によれば、入口側ガイドホイー
ル３Ａと出口側ガイドホイール３Ｂの間のチェーン送り
経路５に沿って縦姿勢のリンク本体Ｒｖの下部と横姿勢
のリンク本体Ｒｈの両側部を案内するＶ形断面の送り溝
１３を形成するガイドフレーム６を配置し、このチェー
ン送り経路５の把持位置Ｇと開放位置Ｈの間を往復移動
する送り用移動体１５に、リンククランプ装置１９によ
り縦姿勢のリンク本体Ｒｖを把持可能な把持爪１７を設
け、前記把持位置Ｇに前後一対の光電管検出器５１によ
り縦姿勢のリンク本体Ｒｖを確認するリンク位置検出装
置９を設けたので、リンクチェーンＲを間欠的に所定速
度で正確に繰り出すことができ、サイズの異なるリンク
チェーンＲであっても、滑りや捩じれにより送りが不正
確になることがない。また、リンククランプ装置１８に
より把持爪が開放される送り用移動体１５の戻り移動時
には、チェーンクランプ部８によりリンクチェーンＲを
固定するので、チェーンリンクの導入部の自重によりリ
ンクチェーンＲが戻ることもない。さらに、ガイドシュ
ート部１０のシュート筒６１をチェーン送り経路５と直
交する軸部３ｂを中心に揺動させて、シュート筒６１の
入口を出口側ガイドホイール３Ｂの巻回溝３ａに沿って
移動させるとともに、その出口を搬送台車Ａの掛止具８
５Ａ，８５Ｂの上方に対応させることができ、チェーン
送り経路５から繰り出されるリンクチェーンＲを捩れる
ことなく正確に案内して搬送台車Ａに垂れ下がり状に積
み込むことができる。

【００２７】

【発明の効果】以上に述べたごとく本発明によれば、把
持部材によりリンクを把持させ、チェーン移送部により
送り用移動体を介して把持部材をチェーン送り経路上を
移動させることにより、ガイドフレームに沿ってリンク
チェーンを捩じれることのない一定姿勢で正確に一定量
ずつ送り出すことができ、正確に搬送体に積み込むこと
ができる。

【００２８】またガイドフレームから送り出されてくる
リンクチェーンをシュート筒から搬送体の掛止具に対応
して順次送り出すことができるので、搬送体に順序よく
整然と搬入して複数位置で掛止させ、垂れ下がり状に積
み込むことができる。したがって、搬送体の移動と共動
することにより、搬送体の任意位置に繰り下ろすことが
でき、積込装置全体を移動させるのに比べて装置全体を
小型化することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るチェーン積込装置の一実施例を示
す側面断面図である。

【図２】同チェーン積込装置を備えた移載装置を示す全
体側面図である。

【図３】同チェーン積込装置を示す平面図である。

【図４】同チェーン積込装置を示す正面図である。

【図５】同チェーン積込装置の送り移動体を示す正面半
断面図である。

【図６】同チェーン積込装置のチェーンクランプ装置を
示す側面断面図である。

【図７】同チェーン積込装置のチェーンクランプ装置を
示す平面断面図である。

【図８】同チェーン積込装置のリンク位置検出部を示
し、（ａ）は把持位置の横断面図、（ｂ）は把持位置の
縦断面図である。

【図９】同チェーン積込装置により積み込まれる搬送台
車を示す側面図である。

【図１０】同搬送台車の大サイズリンクチェーンの積込
状態を示す平面図である。

【図１１】同搬送台車の小サイズリンクチェーンの積込
状態を示す平面図である。

【図１２】同チェーン積込装置の配置を示す平面図であ
る。

【符号の説明】

Ａ 搬送台車 Ｃ 積込ライン Ｄ 親台車 Ｇ 把持位置 Ｈ 開放位置 Ｒ リンクチェーン Ｒｖ 縦姿勢のリンク １ チェーン積込装置 ３Ａ 入口側ガイドホイール ３Ｂ 出口側ガイドホイール ５ チェーン送り経路 ６ ガイドフレーム ７ チェーン移送部 ８ チェーンクランプ部 ９ リンク位置検出部 １０ ガイドシュート部 １１ ホイール駆動モータ １５ 送り用移動体 １６ 移動体駆動装置 １７ 把持爪（把持部材） １８ リンククランプ装置 ４１ 固定ブロック ４２ 可動ブロック ４６ チェーンクランプシリンダ ５１Ａ〜５１Ｄ 第１〜第４光電管検出器 ６１ シュート筒 ６２ シュート移動装置 ８１ 台車基台 ８３ 支柱 ８５Ａ 大掛止具 ８５Ｂ 小掛止具

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中田 正男 大阪府大阪市此花区西九条５丁目３番28号 日立造船株式会社内

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】長さ方向に沿って送り出されてくるリンク
   チェーンを順次送り出して、搬送体にリンクチェーンを
   一定間隔毎に複数位置で掛止して垂れ下がり状に積み込
   むリンクチェーンの積込装置であって、水平方向のチェ
   ーン送り経路に沿って、縦姿勢のリンクの下端部と横姿
   勢のリンクの両側部を案内するＶ形断面のガイドフレー
   ムを配置し、このチェーン送り経路に、リンクを把持可
   能な把持部材を有する送り用移動体を、チェーン送り経
   路に沿ってリンクの把持位置から開放位置まで一定ピッ
   チで往復移動させるチェーン移送部を設け、把持部材の
   開放時にリンクチェーンを把持するチェーンクランプ部
   を設け、前記チェーン送り経路の出口に、リンクチェー
   ンを任意位置に繰り出すガイドシュート部を設けたこと
   を特徴とするリンクチェーンの積込装置。
2. 【請求項２】ガイドシュート部は、搬送体の幅方向に揺
   動自在に支持されて入口がチェーン送り経路の出口に臨
   むシュート筒と、搬送体のリンクチェーンの掛止具に対
   応してシュート筒を揺動させるシュート移動装置とを備
   えたことを特徴とする請求項１記載のリンクチェーンの
   積込装置。