JPH0824475A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH0824475A
JPH0824475A JP6163800A JP16380094A JPH0824475A JP H0824475 A JPH0824475 A JP H0824475A JP 6163800 A JP6163800 A JP 6163800A JP 16380094 A JP16380094 A JP 16380094A JP H0824475 A JPH0824475 A JP H0824475A
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JP
Japan
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peripheral side
cover
tub
outer tub
inner peripheral
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Application number
JP6163800A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nishimura
博司 西村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外槽の上部に嵌合状態に取着されたカバーと
の間から水が外部に漏れ出ることを防止する。 【構成】 外槽13の周壁とカバー25との嵌合部分に
おいて、両者の対向面間には、外槽13の内周側から外
周側に向かって2か所(C部,D部)の屈曲部が存在す
る。このため、脱水時に内槽から放出されて外槽13の
内周面に衝突した水が対向面間に浸入しても、屈曲部で
方向変換する際に勢いを失うから、外槽13の外側に漏
れ出ることを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は脱水時に内槽から放出さ
れた水が外槽の上端開放口から飛び散ることを防止する
ために該外槽の上端部にカバーを設けた構成の洗濯機に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば脱水兼用洗濯機では、内槽を洗濯
槽兼脱水槽とし、脱水時に内槽を回転させて洗濯物から
水を振り切るようにしている。この場合、内槽から放出
された水は外槽の内周面にて受けられが、その時、水が
外槽の内周面に衝突して飛散するため、外槽の上端開口
部から水が飛び出るおそれがある。
【0003】そこで、従来より、外槽の上端部に環状の
カバーを嵌合により取り付け、このカバーにより水が外
槽から飛び出ることを防止するようにしている。このカ
バーの従来の取付構成は、図7に示すように、カバー1
の下面部に筒状壁1aを突設し、この筒状壁1aを外槽
2の周壁の上端部内側に嵌合するというものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】カバー1および外槽2
は通常プラスチック製であるが、外槽2はかなり径大で
あり、従ってカバー1の筒状壁1aもかなり径大である
ため、筒状壁1aの全面を外槽2の周壁に水密に接触す
るように嵌合させることは成形精度上困難で、両者間に
は部分的に僅かな隙間が生ずる。
【0005】このため、脱水時に内槽(図示せず)から
放出された水が外槽2の内周面に衝突した際、その勢い
で外槽2の内周面に沿って上昇し、カバー1の筒状壁1
aと外槽2の周壁との間に浸入することがある。
【0006】ところで、従来のカバー1の取付構成で
は、カバー1と外槽2との嵌合部分において、筒状壁1
aの外周面と外槽2の周壁の内周面とが対向し、カバー
1の外周縁部下面と外槽2の周壁の上端面とが対向して
おり、外槽2の内側から外側に向かって連続するそれら
の対向面は図7にA示す部分(外槽2の上端面の内周側
角部)で屈曲している。
【0007】そして、筒状壁1aと外槽2の内周面との
間に浸入してその対向面間を上昇する水は上記屈曲部A
でその向きを90度変換し、その方向変換時に外槽2の
外側に向かって流れ出ようとする勢いを失う。しかしな
がら、従来のカバー1の取付構成では、カバー1と外槽
2との嵌合部分における両者の対向面は上記Aで示す1
か所しかないため、A部での方向転換により勢いを失う
も、外槽2の外側に流れ出ようとする勢いが残っている
場合には、その勢いを減殺する屈曲部が存在しないこと
となり、A部を通過した水は、図7に矢印Bで示すよう
にカバー1の外周側下面と外槽2の周壁の上端面との間
から外部に漏れ出し、最終的に外槽2の外周面を伝い下
りて床面に落下して床面を濡らすという問題を生ずる。
【0008】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、外槽とカバーとの嵌合部分から水が外
部に漏れ出ることを防止できる洗濯機を提供するにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の洗濯機は、外箱内に設けられた外槽と、こ
の外槽の上端部に嵌合状態に取着された環状のカバー
と、前記外槽内に設けられ、脱水時に回転駆動されて洗
濯物に含まれた水を遠心力により振り切って外槽内に放
出する内槽とを具備し、前記外槽およびカバーの嵌合部
分を、当該嵌合部分における両者の対向面が外槽の内側
から外側に向かって2か所以上の部位で屈曲するように
形成したことを特徴とするものである。
【0010】この場合、カバーの下面部に内周側筒状部
と外周側筒状部とを突設し、それら内周側筒状部と外周
側筒状部との間に形成された環状溝内に外槽の周壁の上
端部を嵌合する構成とすることにより、外槽とカバーと
の嵌合部分における両者の対向面が外槽の内側から外側
に向かって2か所以上の部位で屈曲するように形成する
ことができる。
【0011】また、外槽の周壁の上端部に、該周壁の上
端部との間に上向きに開放する環状溝を形成するように
して筒状部を突設し、カバーの下面部に突設した筒状部
を外槽の前記環状溝内に嵌合する構成とすることによ
り、外槽とカバーとの嵌合部分における両者の対向面が
外槽の内側から外側に向かって2か所以上の部位で屈曲
するように形成することができる。
【0012】また、本発明の洗濯機では、外槽の周壁の
上端部は拡径された径大部に形成され、この径大部の内
側にカバーの下面部に突設された筒状部を嵌合する構成
とすると共に、前記径大部の内側下端の段部面と当該段
部面と対向する前記筒状部の下端面とを、外槽の外周側
から内周側に向かって上方に傾く傾斜面に形成すること
ができる。
【0013】
【作用】上記手段によれば、外槽とカバーとの嵌合部分
における両者の対向面が外槽の内側から外側に向かって
2か所以上の部位で屈曲しているので、脱水時に内槽か
ら放出された水が外槽とカバーとの嵌合部分における対
向面間に浸入しても、その水が2か所以上の部位に屈曲
部を有する対向面間を通過することはほとんどなく、最
終的に外槽の外側に漏れ出ることを防止できる。
【0014】また、外槽の周壁の径大部の内側下端の段
部面とカバーの筒状部の下端面とが外槽の外周側から内
周側に向かって上方に傾く傾斜面に形成されている場合
には、それら両傾斜面間に浸入した水はその傾斜面によ
り外槽の内側へと戻されるようになるので、水が外槽か
ら外側に漏れ出ることを一層確実に防止できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を脱水兼用洗濯機に適用した第
1実施例につき、図1および図2を参照しながら説明す
る。脱水兼用洗濯機の全体を示す図2において、外箱1
1内には揺動支持手段としての複数本の吊り棒12(1
本のみ図示)が揺動可能に吊り下げられており、この吊
り棒12に外槽13が弾性支持機構としての圧縮コイル
ばね14を介して弾性支持されている。この外槽13内
には洗濯槽兼脱水槽たる内槽15が回転可能に配設さ
れ、更にこの内槽15の内底部には洗濯水流生成用の撹
拌体16が回転可能に配設されている。
【0016】上記外槽13の底部外周側には排水口部1
3aが形成されており、この排水口部13aに排水弁1
7および排水ホース18が接続されている。また、外槽
13の底部下側にはモータ19および駆動機構20が配
設されており、この駆動機構20は洗剤洗いおよびすす
ぎ洗い時には内槽15を静止状態にしたままモータ19
の回転を撹拌体16に伝えてこれを回転させ、脱水時に
はモータ19の回転を内槽15および撹拌体16の双方
に伝えてこれらを一体的に回転させるように構成されて
いる。
【0017】そして、内槽15の周壁には多数の脱水孔
15aが形成されており、脱水時には洗濯物から振り切
られた水は脱水孔15aから外槽13内に放出されるよ
うになっている。なお、排水口部13aに隣接する部位
には外槽13内の水位に応じた圧力を呈するエアトラッ
プ13bが形成されており、図示しない水位スイッチが
このエアトラップ13b内の圧力により外槽13内の水
位を検出するようになっている。
【0018】前記外箱11の上部にはトップカバー21
が設けられており、このトップカバー21には洗濯物出
入口を開閉する蓋22が設けられている。また、トップ
カバー21の上面部前側には操作パネル23が設けられ
ており、この操作パネル23の裏側には運転を制御する
ための制御手段としてマイクロコンピュータを主体とし
た制御装置24が配設されている。
【0019】さて、前記外槽13の上端部には環状のカ
バー25が嵌合状態にして取着されている。このカバー
25は脱水時に内槽15から放出された水が外槽13の
上端開口部分から外部に飛び散ることを防止するための
もので、外槽13と内槽15との間の空間および内槽1
5の上端部に取着されたバランスリング15bを上方か
ら覆っている。
【0020】ここで、カバー25の取付構成につき図1
を参照して説明する。なお、外槽13およびカバー25
はプラスチック製のものである。カバー25の下面部に
は、その外周縁部に位置する外周側筒状部としての外周
側筒状壁26と、この外周側筒状壁26の内周側に位置
する内周側筒状部としての内周側筒状壁27とが下向き
に突設されている。この場合、外周側筒状壁26の突出
長さは内周側筒状壁27の突出長さよりも短く設定さ
れ、内周側筒状壁27の下端面は外周側から内周側に向
かって上向きに傾く傾斜面27aに形成されている。そ
して、外周側筒状壁26と内周側筒状壁27との間には
下向きに開放する環状溝28が形成され、この環状溝2
8の幅寸法は外槽13の周壁の肉厚寸法に等しく設定さ
れている。なお、カバー25の上面部の外周縁側には、
カバー25の上面にこぼれた水が外槽13の外周面に伝
い流れることを防止するための防水用環状リブ29が突
設されている。
【0021】上記カバー25は、環状溝28内に外槽1
3の周壁の上端部を嵌合するようにして外槽13に取り
付けられている。そして、カバー25と外槽13とは、
その嵌合部分において、内周側筒状壁27の外周面(環
状溝28の内周側内面)と外槽13の周壁の内周面、カ
バー25の下面(環状溝28の上側内面)と外槽13の
周壁の上端面、外側筒状壁26の内周面(環状溝28の
外周側内面)と外槽13の周壁の外周面とがそれぞれ接
触状態で対向している。この対向面は、外槽13の内周
側から外周側に向かって、C部で示す外槽13の周壁の
上端面における内周側の角部、およびD部で示す外槽1
3の周壁の上端面における外周側の角部の2か所におい
て、それぞれ垂直状態から水平状態、水平状態から垂直
状態に屈曲している。
【0022】このように構成した本実施例において脱水
時に内槽15が回転すると、その遠心力により洗濯物に
含まれた水が振り切られて脱水孔15aから放出され
る。脱水孔15aから放出された水は外槽13の周壁の
内周面に衝突し、水滴となって飛び散るが、外槽13の
上端開口部はカバー25により塞がれているので、その
水滴が外部に飛び散ることはない。
【0023】ところで、外槽13の周壁の内周面に衝突
した水の一部が衝突時の勢いで外槽13の内周面を上昇
し、外槽13の周壁の内周面とカバー25の内周側筒状
壁27の外周面との間に浸入しようとする。このとき、
内周側筒状壁27の下端面は傾斜面27aに形成されて
いるため、外槽13の周壁の内周面を上昇して来た水は
その傾斜面27aの案内作用により、傾斜面27aを伝
って内周側筒状壁27の内周面側に流れる傾向となり、
外槽13の周壁の内周面とカバー25の内周側筒状壁2
7の外周面との間への水の浸入が極力防止される。
【0024】しかしながら、傾斜面27aによる浸入防
止作用は完全なものではなく、水が外槽13の周壁の内
周面とカバー25の内周側筒状壁27の外周面との間に
浸入することがある。この浸入水は、外槽13の周壁の
内周面とカバー25の内周側筒状壁27の外周面との間
を通って上昇し、C部でカバー25の下面に当たって9
0度方向変換する。このとき、水は外部に漏れ出ようと
する勢いを失う。C部での方向転換にも拘らず、外部に
漏れ出ようとする勢いが残っている場合には、その後、
浸入水はカバー25の下面と外槽13の周壁の上端面と
の間を通って外周側に向かい、D部に至ると外周側筒状
壁26の外周面に当たる。すると、この衝突により、浸
入水は外部に漏れ出ようとする勢いを略完全に失う。こ
のため、外周側筒状壁26の内周面が最終的な阻止面と
なり、浸入水は外周側筒状壁26の内周面と外槽13の
周壁の外周面との間を通って外部に漏れ出ることがなく
なる。
【0025】図3〜図6は本発明の第2〜第5実施例を
示すもので、以下に各実施例を順に説明する。まず図3
に示す第2実施例において、外槽13の周壁の上端部分
は拡径されて径大部13cに形成されている。一方、カ
バー25の下面部には、その外周縁部に位置する外周側
筒状部としての外周側筒状壁30と、この外周側筒状壁
30の内周側に位置する内周側筒状部としての内周側筒
状壁31とが下向きに突設されている。この場合も、内
周側筒状壁31の突出長さは外周側筒状壁30の突出長
さよりも長く、外槽13の径大部13cの上下方向長さ
と同等に設定されており、また内周側筒状壁31の下端
面は外周側から内周側に向かって上向きに傾く傾斜面3
1aに形成されている。そして、外周側筒状壁30と内
周側筒状壁31との間には下向きに開放する環状溝32
が形成され、この環状溝32の幅寸法は外槽13の径大
部13cの肉厚寸法に等しく設定されている。
【0026】上記カバー25は、環状溝32内に外槽1
3の径大部13cを嵌合するようにして外槽13に取り
付けられている。このようにして取着されたカバー25
と外槽13とは、その嵌合部分において、内周側筒状壁
31の下端傾斜面31aと径大部13cの内側下端の段
部面13dとが若干の隙間をもって対向し、内周側筒状
壁31の外周面と外槽13の径大部13cの内周面、カ
バー25の下面(環状溝28の上側内面)と外槽13の
径大部13cの上端面、外側筒状壁30の内周面と外槽
13の径大部13cの外周面とがそれぞれ接触状態で対
向している。
【0027】そして、この対向面は、外槽13の内周側
から外周側に向かって、E部で示す径大部13cの内側
下端の隅角部、Fで示す外槽13の径大部13cの上端
面における内周側の角部、G部で示す外槽13の径大部
13cの上端面における外周側の角部の3か所におい
て、それぞれ水平状態から垂直状態、垂直状態から水平
状態、水平状態から垂直状態に屈曲している。このよう
に外槽13の径大部13cとカバー25との嵌合部分に
おいて、両者の対後面がE〜Gで示す3か所で屈曲する
本実施例では、水が外槽13の外側に漏れ出ることをよ
り一層確実に防止できる。
【0028】図4に示す第3実施例では、外槽13の周
壁の上端部外側には、該周壁の上端部との間に上向きに
開放する環状溝33が形成されるように筒状部としての
有底の筒状壁13dが形成されている。一方、カバー2
5の外周縁には筒状部としての筒状壁34が下向きに突
設されている。なお、外槽13の筒状壁13dは外槽1
3の周壁よりも低く設定されており、またカバー25の
筒状壁34の突出長さは外槽13の周壁の上端から環状
溝33の底部までの長さ寸法と同等に設定されている。
【0029】そして、カバー25は筒状壁34を外槽1
3の環状溝33内に嵌合するようにして取り付けられて
いる。このようにして取着されたカバー25と外槽13
とは、その嵌合部分において、外槽13の周壁の上端面
とカバー25の下面、外槽13の周壁の外周面と筒状部
34の内周面、筒状部34の下端面と環状溝33の底
面、筒状部34の外周面と筒状部13dの内周面がそれ
ぞれ接触状態で対向している。そして、この連続する対
向面は、外槽13の内周側から外周側に向かってH部で
示す外槽13の周壁の上端面における外周側の角部、I
部で示す環状溝33の底面における内周側の隅角部、J
部で示す環状溝33の底面における外周側の隅角部の3
か所において、それぞれ水平状態から垂直状態、垂直状
態から水平状態、水平状態から垂直状態に屈曲してい
る。このように構成しても外槽13の径大部13cとカ
バー25との嵌合部分において、両者の対後面がH〜J
で示す3か所で屈曲するので、水が外槽13の外側に漏
れ出ることをより一層確実に防止できる。
【0030】図5に示す第4実施例では、外槽13の周
壁の上端部外側には、該周壁の上端部との間に上向きに
開放する環状溝35が形成されるように筒状部としての
筒状壁13eが形成されており、この筒状壁13eは外
槽13の周壁よりも高く突出している。一方、カバー2
5の外周縁よりやや内側の部位には、筒状部としての筒
状壁36が下向きに突設されている。この場合、筒状壁
36の突出長さは外槽13の筒状壁の上端から環状溝3
5の底部までの長さ寸法と同等に設定されている。
【0031】そして、カバー25は筒状壁36を外槽1
3の環状溝35内に嵌合するようにして取り付けられて
いる。このようにして取着されたカバー25と外槽13
とは、その嵌合部分において、外槽13の周壁の外周面
と筒状部36の内周面、筒状部36の下端面と環状溝3
5の底面、筒状部36の外周面と筒状部13eの内周
面、筒状部13eの上端面とカバー25の下面がそれぞ
れ接触状態で対向している。そして、この連続する対向
面は、外槽13の内周側から外周側に向かってK部で示
す環状溝35の底面における内周側の隅角部、L部で示
す環状溝35の底面における外周側の隅角部、M部で示
す筒状部13eの上端面における内周側の角部の3か所
において、それぞれ垂直状態から水平状態、水平状態か
ら垂直状態、水平状態から垂直状態に屈曲している。こ
のように構成しても外槽13の径大部13cとカバー2
5との嵌合部分において、両者の対後面がK〜Mで示す
3か所で屈曲するので、水が外槽13の外側に漏れ出る
ことをより一層確実に防止できる。
【0032】図6に示す第5実施例では、外槽13の周
壁の上端部分を拡径して径大部13fに形成されてい
る。一方、カバー25の下面には外周縁のやや内周側に
位置して筒状部としての筒状壁37が形成されている。
なお、筒状壁37は径大部13fの上下方向長さと同等
に設定されている。そして、径大部13fの内側下端の
段部面と筒状壁37の下端面とは、外周側から内周側に
向かって斜め上向きに傾く傾斜面13gおよび37aに
形成されている。
【0033】そして、カバー25は筒状壁37を外槽1
3の径大部の内側に嵌合するようにして取り付けられて
いる。このようにして取着されたカバー25と外槽13
とは、その嵌合部分において、筒状壁37の下端傾斜面
37aと径大部13fの内側下端の傾斜面13g、外槽
13の径大部13fの内周面と筒状部37の外周面、外
槽13の径大部13fの上端面とカバー25の下面がそ
れぞれ接触状態で対向している。そして、この連続する
対向面は、外槽13の内周側から外周側に向かってN部
で示す径大部13fの傾斜面13gの外周側隅角部、O
部で示す径大部13fの上端面における内周側の角部の
2か所において、それぞれ水平状態から垂直状態、垂直
状態から水平状態に屈曲している。
【0034】このように構成した本実施例では、外槽1
3の内周面を上昇して来た水が両傾斜面13gおよび3
7a間に浸入すると、それら傾斜面13g,37aは外
周側から内周側に向かって斜め上向きに傾いているの
で、外側に向かって流れ出ようとする水は傾斜面13
g,37aの傾斜に沿って外槽13の内側に戻されるよ
うな力を受ける。このため、水が両傾斜面13gおよび
37a間を径大部13fの内周面側に向かって浸入し難
くなる。このような両傾斜面13g,37aにより嵌合
部分への水の浸入防止効果が得られること、および嵌合
部分の対向面間に2か所の屈曲部が存在することによ
り、水が外槽13の外側に漏れ出ることがより一層確実
に防止されるようになる。
【0035】なお、外槽13とカバー25との嵌合部分
を、当該嵌合部分における両者の対向面間に2か所或い
は3か所の屈曲部が存在するように構成する具体的形状
は上記各実施例に限られない。また、その対向面間に存
在する屈曲部は3か所以上にあっても良い。更には、本
発明は脱水兼用洗濯機に限られず、二槽式洗濯機の脱水
側部分に適用しても良い等、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
槽とカバーとの嵌合部分における両者の対向面が外槽の
内側から外側に向かって2か所以上の部位で屈曲してい
るので、脱水時に内槽から放出された水が外槽とカバー
との嵌合部分における対向面間に浸入しても、その水が
2か所以上の部位に屈曲部を有する対向面間を通過する
ことはほとんどなく、外槽の外側に漏れ出ることを防止
できる。
【0037】また、外槽の周壁の径大部の内側下端の段
部面とカバーの筒状部の下端面とが外槽の外周側から内
周側に向かって上方に傾く傾斜面に形成する構成とした
ことにより、それら両傾斜面間に浸入した水は、その傾
斜面により外槽の内側へと戻されるようになるので、水
が外槽から外側に漏れ出ることを一層確実に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部の縦断面図
【図2】脱水兼用洗濯機の全体構成を示す縦断面図
【図3】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図4】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図5】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図6】本発明の第5実施例を示す図1相当図
【図7】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
11は外箱、13は外槽、13aは脱水孔、13d,1
3eは筒状壁(筒状部)、13fは径大部、13gは傾
斜面、15は内槽、25はカバー、26は外周側筒状壁
(外周側筒状部)、27は内周側筒状壁(内周側筒状
部)、28は環状溝、30は外周側筒状壁(外周側筒状
部)、31は内周側筒状壁(内周側筒状部)、32は環
状壁、33は環状溝、34は筒状壁(筒状部)、35は
環状溝、36,37は筒状壁(筒状部)、37aは傾斜
面である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱内に設けられた外槽と、 この外槽の上端部に嵌合状態に取着された環状のカバー
    と、 前記外槽内に設けられ、脱水時に回転駆動されて洗濯物
    に含まれた水を遠心力により振り切って外槽内に放出す
    る内槽とを具備し、 前記外槽およびカバーの嵌合部分を、当該嵌合部分にお
    ける両者の対向面が外槽の内側から外側に向かって2か
    所以上の部位で屈曲するように形成したことを特徴とす
    る脱水兼用洗濯機。
  2. 【請求項2】 カバーの下面部に内周側筒状部と外周側
    筒状部とを突設し、それら内周側筒状部と外周側筒状部
    との間に形成された環状溝内に外槽の周壁の上端部を嵌
    合する構成としたことを特徴とする請求項1記載の洗濯
    機。
  3. 【請求項3】 外槽の周壁の上端部に、該周壁の上端部
    との間に上向きに開放する環状溝を形成するようにして
    筒状部を突設し、カバーの下面部に突設した筒状部を外
    槽の前記環状溝内に嵌合する構成としたことを特徴とす
    る請求項1記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 外槽の周壁の上端部は拡径された径大部
    に形成され、この径大部の内側にカバーの下面部に突設
    された筒状部を嵌合する構成とすると共に、前記径大部
    の内側下端の段部面と当該段部面と対向する前記筒状部
    の下端面とを、外槽の外周側から内周側に向かって上方
    に傾く傾斜面に形成したことを特徴とする請求項1記載
    の洗濯機。
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