JPH08244243A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JPH08244243A
JPH08244243A JP5435795A JP5435795A JPH08244243A JP H08244243 A JPH08244243 A JP H08244243A JP 5435795 A JP5435795 A JP 5435795A JP 5435795 A JP5435795 A JP 5435795A JP H08244243 A JPH08244243 A JP H08244243A
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JP
Japan
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ink
recovery
cleaning
recording apparatus
ink jet
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Application number
JP5435795A
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English (en)
Inventor
Kenji Nagata
健二 永田
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Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Copyer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インク吐出面から除去した不要インクを回収
する回収手段に用いられる掃拭部材の材料の選択を容易
にし、また、耐久性のすぐれた回収手段を得ることを目
的とする。 【構成】 吐出ノズルからインクを吐出して記録媒体
(記録紙24)上に記録を行うインクヘッド4のインク
吐出面をクリーニングするクリーニング手段(ブレード
ユニット10)と、該クリーニング手段に付着した除去
物質を回収する第1回収手段5と、該第1回収手段に圧
接し、前記除去物質を転移して回収する第2回収手段6
とを備えたインクジェット記録装置において、前記第1
回収手段と第2回収手段の少なくともいずれか一方を衝
撃吸収手段(圧縮コイルバネ8)で支持した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置に関し、詳しくはインク吐出面から除去した不要物質
(不要インク)を回収する回収手段を備えたインクジェ
ット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置は、吐出
ノズルに設けられた吐出エネルギー発生手段によりノズ
ル中のインクに吐出エネルギーが付与されて、吐出口か
らインク滴を吐出させることにより記録媒体上に記録を
行なっている。
【0003】このようなインクジェット記録装置におい
ては、インクを吐出させることにより、記録媒体から跳
ね返った小インク滴やその他の原因により、インク吐出
面には不要インクが付着し濡れる。このインク吐出面に
付着した不要インクをクリーニングするために、可撓性
ゴムブレードやインク吸収体等の掃拭部材をインク吐出
面に当接させている。
【0004】更に、この掃拭部材に付着した不要インク
は、インクヘッドやインクヘッドを搭載したヘッドキャ
リッジに設けられた吸水性のある発泡体等のインク吸収
体(以下、第1回収手段と記す)に掃拭部材が当接し、
不要インクの転移・回収が行なわれている。また、この
インク吸収体から掃拭部材への不要インクの再転移を避
けるために、インク吸収体の不要インクを再転写回収す
る第2のインク吸収体(以下、第2回収手段と記す)が
設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例装置の場合、第1回収手段から第2回収手段へ不要
インクを確実かつ迅速に転移させるためには、用いる材
料の材質に十分配慮しなければならなかった。即ち、第
2回収手段は第1回収手段よりも吸水性の高い材料を選
択する必要があった。
【0006】また、第1回収手段と第2回収手段の間で
インクの転移を確実に行なうために用いられる材料は、
多くの場合、一方の回収手段の硬度を相対的に下げて確
実に圧接させることが必要であった。
【0007】更に、前記転移を確実に行うためには、回
収手段の侵入量(仮想的に重なり合う寸法)を所定値に
長期間維持することと、回収手段の不要インクの蓄積に
よるトラブルを長期間防止し延命化することとが課題で
あった。
【0008】そこで、本発明の目的は、インク吐出面か
ら除去した不要インクを回収する回収手段に用いられる
掃拭部材の材料の選択を容易にし、また、耐久性のすぐ
れた回収手段を得ることが可能なインクジェット記録装
置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、吐出ノズルからインクを吐
出して記録媒体上に記録を行うインクヘッドのインク吐
出面をクリーニングするクリーニング手段と、該クリー
ニング手段に付着した除去物質を回収する第1回収手段
と、該第1回収手段に圧接し、前記除去物質を転移して
回収する第2回収手段とを備えたインクジェット記録装
置において、前記第1回収手段と第2回収手段の少なく
ともいずれか一方を支持する衝撃吸収手段を備えたこと
を特徴とする。
【0010】また、請求項2記載の発明は、前記衝撃吸
収手段は、弾性部材により構成されることを特徴とす
る。
【0011】また、請求項3記載の発明は、前記衝撃吸
収手段は、空隙部を有する部材により構成されることを
特徴とする。
【0012】また、請求項4記載の発明は、吐出ノズル
からインクを吐出して記録媒体上に記録を行うインクヘ
ッドのインク吐出面をクリーニングするクリーニング手
段と、該クリーニング手段に付着した除去物質を回収す
る第1回収手段と、該第1回収手段に圧接し、前記除去
物質を転移して回収する第2回収手段とを備えたインク
ジェット記録装置において、前記第1回収手段と第2回
収手段との相対位置を変位させる相対位置変位手段を備
えたことを特徴とする。
【0013】また、請求項5記載の発明は、前記第1回
収手段および第2回収手段の少なくとのいずれか一方を
交換可能としたことを特徴とする。
【0014】また、請求項6記載の発明は、前記相対位
置変位手段の動作タイミングを決定する動作タイミング
決定手段を備えたことを特徴とする。
【0015】また、請求項7記載の発明は、前記動作タ
イミング決定手段が、第1回収手段と第2回収手段との
当接回数を検出する当接回数検出手段であることを特徴
とする。
【0016】また、請求項8記載の発明は、前記動作タ
イミング決定手段が、前記クリーニング手段によるイン
ク吐出面のクリーニング回数を検出するクリーニング回
数検出手段であることを特徴とする。
【0017】また、請求項9記載の発明は、前記動作タ
イミング決定手段が、記録媒体に記録した印字量を検出
する印字量検出手段であることを特徴とする。
【0018】
【作用】請求項1記載の発明によれば、前記第1回収手
段と第2回収手段の少なくともいずれか一方は衝撃吸収
手段で支持される。従って、第1回収手段と第2回収手
段との圧接時の衝撃が吸収され、第1,第2回収手段を
構成する掃拭部材の損耗を減らすことができる。よっ
て、掃拭部材の材料の選択が容易になり、また、耐久性
のすぐれた回収手段を提供することができる。
【0019】請求項2記載の発明と請求項3記載の発明
によれば、前記衝撃吸収手段をそれぞれ弾性部材と空隙
部を有する部材とした。
【0020】また、請求項4記載の発明によれば、前記
第1回収手段と第2回収手段との相対位置を変位させる
相対位置変位手段を備えた。従って、記録装置の使用に
伴う損耗が発生しても前記相対位置変位手段により第1
回収手段と第2回収手段との相対位置を変位させ、所定
値の侵入量を維持することができる。
【0021】また、請求項5記載の発明によれば、前記
第1回収手段および第2回収手段の少なくともいずれか
一方を交換可能とした。
【0022】また、請求項6記載の発明によれば、前記
相対位置変位手段の動作タイミングを決定する動作タイ
ミング決定手段を備えた。従って、動作タイミング決定
手段の決定したタイミングに基づいて相対位置変位手段
を動作させれば、第1回収手段と第2回収手段との侵入
量を所定値に維持することができる。
【0023】また、請求項7記載の発明によれば、動作
タイミング決定手段を第1回収手段と第2回収手段との
当接回数を検出する当接回数検出手段とした。従って、
前記回収手段の損耗は、相互の当接回数に略比例するも
のと考えられるので、前記当接回数に応じて動作タイミ
ングが決定されて相対位置変位手段が制御され、前記侵
入量が所定値に自動的に維持される。
【0024】また、請求項8記載の発明によれば、動作
タイミング決定手段をクリーニング手段によるインク吐
出面のクリーニング回数を検出するクリーニング回数検
出手段とした。この場合は、前記回収手段の損耗は前記
クリーニング回数に略比例するものと考えられるので、
前記クリーニング回数に応じて動作タイミングが決定さ
れて相対位置変位手段が制御され、前記侵入量が所定値
に自動的に維持される。
【0025】また、請求項9記載の発明によれば、動作
タイミング決定手段を記録媒体に記録した印字量を検出
する印字量検出手段とした。この場合は、前記回収手段
の損耗は前記印字量に略比例するものと考えられるの
で、前記印字量に応じて動作タイミングが決定されて相
対位置変位手段が制御され、前記侵入量が所定値に自動
的に維持される。
【0026】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
【0027】第1実施例 図1は、本発明を適用したインクジェット記録装置IJ
の全体概略構成図である。
【0028】インクジェット記録装置IJは、キャリッ
ジ1と本発明の要旨をなす回復ユニット2とインクヘッ
ド4とブレードユニット10と搬送台51等により構成
されている。
【0029】即ち、キャリッジ1はインクヘッド4を搭
載し、該インクヘッド4のノズル部は下方の搬送台51
上を搬送されてくる「記録媒体」である記録紙24に対
してインクを吐出する。キャリッジ駆動モータ52のプ
ーリ53に掛け渡されたベルト54に取り付けられたキ
ャリッジ1は、矢印W方向を走査する。また、記録紙2
4は、搬送モータ55により搬送ローラ56と一対の固
定コロ57とにより矢印L方向へ搬送される。
【0030】図の右方のキャリッジ1の印字領域外に
は、インクヘッド4の不要物質を除去する回復ユニット
2とブレードユニット10とが配設されている。
【0031】次に、図2と図3と図4に基づいてキャリ
ッジ1および回復ユニット2を説明する。
【0032】図2は第1実施例のキャリッジ1および回
復ユニット2の断面図であり、図3と図4は同第1実施
例のキャリッジ1および回復ユニット2の概略動作図で
ある。
【0033】図2は、キャリッジ1が回復ユニット2に
対応する位置に移動されてきた場合の状態を示す。
【0034】図2に示すように、キャリッジ1にインク
ヘッド4(4K,4C,4M,4Y)が搭載され、該イ
ンクヘッド4はそれぞれブラック,シアン,マゼンタ,
イエローのインクを吐出して記録を行なう。そして、イ
ンクヘッド4は、図中矢印P,Q方向に主走査レール3
に沿って移動(主走査)しながら、吐出ノズルの形成さ
れた吐出面より各色のインクを吐出し、記録紙(図示せ
ず)上にインクを着弾させて記録を行なう。また、各イ
ンクヘッド4K,4C,4M,4Y間には、後述する材
質の第1回収部材5K,5C,5M,5Yがそれぞれ配
置され、不要インクの回収を行なっている。
【0035】回復ユニット2は、後述する材質の第2回
収部材6K,6C,6M,6Yが第1回収部材5K,5
C,5M,5Yのそれぞれに対応した位置に配設され、
第1回収部材5に付着した不要インクを転写させるよう
構成されている。また、第2回収部材6K,6C,6
M,6Yは図2の上下方向に移動可能に構成され、回復
ユニット2が矢印Rの上方向に移動し、第1回収部材5
に第2回収部材6が圧接し不要インクの転写をする場合
には、第2回収部材6K,6C,6M,6Yのそれぞれ
の下面に配置された保持板8K,8C,8M,8Yに保
持された圧縮コイルバネ7K,7C,7M,7Yによっ
てそれぞれ付勢力を得る。
【0036】キャップ部材9K,9C,9M,9Yはそ
れぞれインクヘッド4K,4C,4M,4Yに対応した
位置に配設され、ウレタンゴムや、更に表面をフッ素化
合物によりコーティングした弾性材料が使用されてい
る。そして、記録装置の休止中には、キャップ部材9に
よってインクヘッド4の吐出面が密閉され、吐出面や吐
出ノズル近傍のインクの乾燥による固着を防止してい
る。更に、キャップ部材9は廃インクチューブ11とポ
ンプ12とを順次介して廃インクタンク13に接続さ
れ、必要に応じてポンプ12の負圧により、インクヘッ
ド4の各吐出ノズルからインクを強制的に引き出し、吐
出ノズルの目詰りを防止している。
【0037】また、ブレードユニット10は、可撓性ゴ
ムブレード10A,金属,樹脂等からなる保持部材10
B,ソレノイド10Cから構成され、ソレノイド10C
のON/OFF動作により可撓性ゴムブレード10Aが
矢印S方向に移動し、インクヘッド4の吐出面と第1回
収部材5とへの当接と解除が可能となっている。
【0038】次に、前記第1回収部材5と第2回収部材
6の材質およびその特性について説明する。
【0039】材質は、第1,第2回収部材5,6共に対
薬品性,インク接液性,インク吸収性に優れた材料がよ
く、例えば発泡ポリウレタンや、発泡ホルマール樹脂等
が好適である。本実施例では第1回収部材5に付着した
インクを第2回収部材6へと転移させるために、第2回
収部材6の吸水性は第1回収部材5よりも高いものを選
択した。吸水性を操作するためには、同一材質を用いる
ならば発泡体の発泡密度等を異ならせ、毛細管力を変え
るなどの方法がある。
【0040】また、第1回収部材5と第2回収部材6と
の圧接を確実にするために、一般的には相対的な材料硬
度を異ならせている。本実施例では第1回収部材5と第
2回収部材6の材料硬度を同じものとし、互いの圧接に
十分な程度であれば材料硬度が高いものであってもさし
つかえない。その理由は、第1回収部材5と第2回収部
材6との相互の圧接に必要な相対的な弾性力は、圧縮コ
イルバネ7によって得ることができるからである。な
お、圧縮コイルバネ7の代わりに、硬質ゴム等からなる
弾性部材を使用してもよい。
【0041】次に、図3および図4に基づいて記録装置
の動作タイミングを説明する。
【0042】図3(A)は、記録装置にプリント信号が
入力し、回復ユニット2が図中矢印R1方向に移動し、
ブレードユニット10は図中矢印S1方向に移動し、キ
ャリッジ1に搭載したインクヘッド4と第1回収手段5
とが共に回復ユニット2から離間した状態であり、印字
を開始する直前の様子を表わす。
【0043】図3(B)は、キャリッジ1が主走査レー
ル3に沿ってP,Q方向に往復移動しながら記録紙24
上にインクヘッド4K,4C,4M,4Yからインクを
吐出し、記録を行なっている状態を示す。
【0044】図4(A)は、主走査方向に数回往復動作
を行い、印字した時点の様子を示し、インクの吐出によ
って発生したインクヘッド4の吐出面に付着した不要イ
ンクを除去するためのクリーニング動作を表わしてい
る。
【0045】即ち、ブレードユニット10の可撓性ゴム
ブレード10Aは、保持部材10Bを介してソレノイド
10Cによって、キャリッジ1側に所定の侵入量をもっ
て突出し(矢印S2方向)、インクヘッド4の吐出面と
第1回収部材5とに当接可能となる。クリーニング動作
は、キャリッジ1のP方向への移動時に行なわれ、可撓
性ゴムブレード10Aは、インクヘッド4Kから第1回
収部材5Y側へと順次当接して掃拭し、インクヘッド4
の吐出面に付着した不要インクを除去し、可撓性ゴムブ
レード10A上に付着した除去された不要インクは、各
インクヘッド4の下流側にそれぞれ配設された第1回収
部材5へと転写され吸収される。
【0046】図4(B)は、印字が終了し、記録装置が
休止中の状態を示し、可撓性ゴムブレード10AはS1
方向にキャリッジ1から離間し、一方、回復ユニット2
はキャリッジ1側(矢印R2方向)に上昇する。この結
果、キャップ9はインクヘッド4の各対応した位置に密
着し、インクヘッド4の吐出面へのゴミの付着とノズル
の乾燥を防止する。また、第2回収部材6は第1回収部
材5の対応した位置に圧接し、前述した吸水性の違いに
よって第1回収部材5に回収されている不要インクは第
2回収部材6へと転移し、回収される。
【0047】尚、第2回収手段6および第1回収手段5
は所定の交換時期で交換すれば、各回収手段5,6にそ
れぞれ蓄積されたインクによる転移の不具合を防止する
ことができる。
【0048】以上説明したように、本実施例によって、
第2回収手段6に使用する部材(第2回収部材)は、不
要インクを確実に転移できる程度の圧接力(第1回収部
材に対する侵入量で決まる)であれば良く、圧接力を強
くする必要はない。また、耐久性に関しても、弾性力を
圧縮コイルバネによって得ることができるため、圧接を
多数回繰り返しても、回収手段(圧縮コイルバネ)の変
形や侵入量の変化が生じにくい。
【0049】第2実施例 次に、第2実施例を図5に基づいて説明する。尚、既に
説明した部分には同一符号を付し、重複記載を省略す
る。また、本実施例の基本動作は、前記第1実施例と同
様である。
【0050】図5において、第1回収部材5と第2回収
部材6は、第1実施例と同じく、第1回収部材5に付着
したインクを第2回収部材6へと転移させるために、吸
水性は第2回収部材6の方が高いものを選択した。ま
た、第1回収部材5と第2回収部材6の硬度は同じもの
とし、互いの圧接に十分な程度であれば、硬度が高いも
のであっても差支えない。
【0051】本実施例は第2回収部材6の下面側に、金
属製,合成樹脂製等の上面側が開放された箱状の空隙形
成部材15を配設し、該空隙形成部材15と第2回収部
材6とにより空隙部14をそれぞれ形成している。即
ち、前記第1実施例では圧縮コイルバネ7によって第2
回収部材6に弾性をもたせたが、本実施例では第2回収
部材6の下面に空隙部14を設けることにより弾性力を
得ている。
【0052】第3実施例 次に、第3実施例を図6に基づいて説明する。尚、既に
説明した部分には同一符号を付し、重複記載を省略す
る。また、本実施例の基本動作は、前記第1実施例と同
様である。
【0053】図6に示すように、第2回収部材6の下面
側に櫛状に分岐された連結支持部材16の先端部を連結
し、連結支持部材16の基端部の側面にはラック部16
aを設けてある。ラック部16aはピニオン17に噛合
し、またピニオン17はCPU18からの駆動信号を受
けることにより回転する。CPU18からピニオン17
への駆動信号は、回復ユニット2のキャリッジ1への圧
接回数(即ち、第1回収部材5への第2回収部材6の圧
接回数)を圧接回数検出手段19によってカウントし、
そのカウント値が所定の回数に達したら、オンする制御
を行なっている。
【0054】本実施例では圧接回数が200回をカウン
トした時点で、ピニオン17を矢印Tの時計方向回りに
回転させ、連結支持部材16が100μm上昇方向に移
動する回転角分だけピニオン回転手段(図示せず)を駆
動させるものとした。
【0055】即ち、第2回収部材6を第1回収部材5側
へと近づけるように移動させ、以下、圧接回数が200
回毎に100μmづつ近づける。ここに、ピニオン17
の回転手段としてはステッピングモータが好適であり、
上昇位置を精度良く制御することが可能である。
【0056】以上説明したとおり、第1回収部材5と第
2回収部材6自体の弾性だけによって密着性を確保維持
することが難しい場合、本実施例で説明したように、第
1回収手段5と第2回収手段6との相対位置を変位させ
ることによって、その密着性を良くすることができる。
従って、特に圧縮永久歪特性の優れた材質でなくても
(即ち、多少永久歪を起す材質でも)使用することが可
能となった。
【0057】また、本実施例では第1回収部材5と第2
回収部材6との圧接回数によって相対位置量を制御した
が、その他の方法として、ブレードユニット10などの
クリーニング手段によるインク吐出面のクリーニング回
数をクリーニング回数検出手段(図示せず)で検出して
記録しておき、このクリーニング回数に基づいて相対位
置を制御してもよく、また、記録紙への印字量を印字量
検出手段(図示せず)で検出して記録しておき、この印
字量の基づいて相対位置を制御してもよい。このように
しても、本実施例の圧接回数の場合と同様に第1,第2
回収手段の密着性を確保維持できる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、各請求項記載の発
明によれば、吐出ノズルからインクを吐出して記録紙上
に記録を行うインクヘッドのインク吐出面をクリーニン
グするクリーニング手段と、該クリーニング手段に付着
した除去物質を回収する第1回収手段と、該第1回収手
段に圧接し、前記除去物質を転移して回収する第2回収
手段とを備えたインクジェット記録装置において、前記
第1回収手段と第2回収手段の少なくともいずれか一方
を支持する衝撃吸収手段を備え、また、前記第1回収手
段と第2回収手段との相対位置を変位させる相対位置変
位手段を備え、また、前記第1回収手段および第2回収
手段の少なくとのいずれか一方を交換可能とし、また、
前記相対位置変位手段の動作タイミングを動作タイミン
グ決定手段で決定して前記第1,第2回収手段の相対位
置を制御するようにしたので、インク吐出面から除去し
た不要インクを回収する回収手段に用いられる掃拭部材
の材料の選択を容易にし、また、耐久性のすぐれた回収
手段を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すキャリッジおよび回
復ユニットの断面図である。
【図3】同第1実施例を示すキャリッジおよび回復ユニ
ットの概略動作図である。
【図4】図3の続きを示すキャリッジおよび回復ユニッ
トの概略動作図である。
【図5】本発明の第2実施例を示すキャリッジおよび回
復ユニットの断面図である。
【図6】本発明の第3実施例を示すキャリッジおよび回
復ユニットの断面図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 回復ユニット 4(4K,4C,4M,4Y) インクヘッド 5(5K,5C,5M,5Y) 第1回収部材 6(6K,6C,6M,6Y) 第2回収部材 7(7K,7C,7M,7Y) 圧縮コイルバネ 9(9K,9C,9M,9Y) キャップ 10 ブレードユニット 11 チューブ 14 空隙部 16 連結支持部材 17 ピニオン 19 圧接回数検出手段(当接回数検出手段) 24 記録紙(記録媒体)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出ノズルからインクを吐出して記録媒
    体上に記録を行うインクヘッドのインク吐出面をクリー
    ニングするクリーニング手段と、該クリーニング手段に
    付着した除去物質を回収する第1回収手段と、該第1回
    収手段に圧接し、前記除去物質を転移して回収する第2
    回収手段とを備えたインクジェット記録装置において、 前記第1回収手段と第2回収手段の少なくともいずれか
    一方を支持する衝撃吸収手段を備えたことを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記衝撃吸収手段は、弾性部材により構
    成されることを特徴とする請求項1記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  3. 【請求項3】 前記衝撃吸収手段は、空隙部を有する部
    材により構成されることを特徴とする請求項1記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 吐出ノズルからインクを吐出して記録媒
    体上に記録を行うインクヘッドのインク吐出面をクリー
    ニングするクリーニング手段と、該クリーニング手段に
    付着した除去物質を回収する第1回収手段と、該第1回
    収手段に圧接し、前記除去物質を転移して回収する第2
    回収手段とを備えたインクジェット記録装置において、 前記第1回収手段と第2回収手段との相対位置を変位さ
    せる相対位置変位手段を備えたことを特徴とするインク
    ジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記第1回収手段および第2回収手段の
    少なくともいずれか一方を交換可能としたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項4記載のインクジェット記録装
    置。
  6. 【請求項6】 前記相対位置変位手段の動作タイミング
    を決定する動作タイミング決定手段を備えたことを特徴
    とする請求項4記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記動作タイミング決定手段は、第1回
    収手段と第2回収手段との当接回数を検出する当接回数
    検出手段であることを特徴とする請求項6記載のインク
    ジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記動作タイミング決定手段は、前記ク
    リーニング手段によるインク吐出面のクリーニング回数
    を検出するクリーニング回数検出手段であることを特徴
    とする請求項6記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記動作タイミング決定手段は、記録媒
    体に記録した印字量を検出する印字量検出手段であるこ
    とを特徴とする請求項6記載のインクジェット記録装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6966624B2 (en) 2001-10-19 2005-11-22 Seiko Epson Corporation Liquid spraying device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6966624B2 (en) 2001-10-19 2005-11-22 Seiko Epson Corporation Liquid spraying device

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