JPH08243694A - タンディッシュストッパー着脱装置 - Google Patents
タンディッシュストッパー着脱装置Info
- Publication number
- JPH08243694A JPH08243694A JP4534395A JP4534395A JPH08243694A JP H08243694 A JPH08243694 A JP H08243694A JP 4534395 A JP4534395 A JP 4534395A JP 4534395 A JP4534395 A JP 4534395A JP H08243694 A JPH08243694 A JP H08243694A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stopper
- arm
- wedge
- shaped
- tundish
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- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、連続鋳造機のタンディッシュスト
ッパー装置において、(1)ストッパー交換作業時の作
業者の高熱重筋労働を軽減し、(2)簡単な構造で確実
にストッパー単体をストッパー装置に着脱可能な安価な
設備を提供することを目的とする。 【構成】 ストッパーアーム2先端に、ストッパー1を
軸方向垂直に立てた状態で、水平方向に装着可能な溝を
設け、ストッパーアーム軸方向に動作可能なU字形楔1
0をストッパーアーム本体に具備し、ストッパー本体の
軸にU字形楔を受ける勾配付ライナー11を設けて、U
字形楔を押引することでストッパーのストッパーアーム
への着脱を可能とすることを特徴とする。
ッパー装置において、(1)ストッパー交換作業時の作
業者の高熱重筋労働を軽減し、(2)簡単な構造で確実
にストッパー単体をストッパー装置に着脱可能な安価な
設備を提供することを目的とする。 【構成】 ストッパーアーム2先端に、ストッパー1を
軸方向垂直に立てた状態で、水平方向に装着可能な溝を
設け、ストッパーアーム軸方向に動作可能なU字形楔1
0をストッパーアーム本体に具備し、ストッパー本体の
軸にU字形楔を受ける勾配付ライナー11を設けて、U
字形楔を押引することでストッパーのストッパーアーム
への着脱を可能とすることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造設備における
タンディッシュストッパー装置に関する。
タンディッシュストッパー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造設備では、溶鋼をモールド内に
注ぐ際にモールドへの溶鋼流量を一定にコントロールす
るために、タンディッシュ及び溶鋼流量を調整するため
の制御装置が装備される。この溶鋼流量を調整する方法
として現在よく普及している方法にストッパー方式とス
ライディングノズル(以降SNと記す)方式の二つがあ
る。過去、ストッパー方式はそのモールド内湯面レベル
制御精度においてSN方式に劣るとされてきたが、近
年、その溶鋼流量制御能が大きく向上し両方式のモール
ド内湯面レベル制御精度に特に差が無くなったこと、及
び、ストッパー方式の耐火物コスト優位性や、タンディ
ッシュからモールドへの耐火物接合面が少なく溶鋼酸化
を防げること、又、モールド内溶鋼流れがSN方式に較
べてより均一対称である等の利点から広く普及しつつあ
る。
注ぐ際にモールドへの溶鋼流量を一定にコントロールす
るために、タンディッシュ及び溶鋼流量を調整するため
の制御装置が装備される。この溶鋼流量を調整する方法
として現在よく普及している方法にストッパー方式とス
ライディングノズル(以降SNと記す)方式の二つがあ
る。過去、ストッパー方式はそのモールド内湯面レベル
制御精度においてSN方式に劣るとされてきたが、近
年、その溶鋼流量制御能が大きく向上し両方式のモール
ド内湯面レベル制御精度に特に差が無くなったこと、及
び、ストッパー方式の耐火物コスト優位性や、タンディ
ッシュからモールドへの耐火物接合面が少なく溶鋼酸化
を防げること、又、モールド内溶鋼流れがSN方式に較
べてより均一対称である等の利点から広く普及しつつあ
る。
【0003】一方、近年タンディッシュ設備において、
タンディッシュ熱間回転操業が普及して来た。これは、
タンディッシュ内の耐火物を繰り返し使用することによ
り耐火物コストの削減を狙ったものである。
タンディッシュ熱間回転操業が普及して来た。これは、
タンディッシュ内の耐火物を繰り返し使用することによ
り耐火物コストの削減を狙ったものである。
【0004】ストッパーを用いたタンディッシュ熱間回
転操業では、鋳造完了後にまずタンディッシュ内残鋼滓
を排出する。その後、消耗の激しいストッパー及び浸漬
ノズルの交換を行い次鋳造を行う。この時、タンディッ
シュ内耐火物温度低下による次鋳造でのノズル詰まり等
トラブルを防止するため、短時間にこれら耐火物の交換
作業を行う必要がある。
転操業では、鋳造完了後にまずタンディッシュ内残鋼滓
を排出する。その後、消耗の激しいストッパー及び浸漬
ノズルの交換を行い次鋳造を行う。この時、タンディッ
シュ内耐火物温度低下による次鋳造でのノズル詰まり等
トラブルを防止するため、短時間にこれら耐火物の交換
作業を行う必要がある。
【0005】ストッパーのストッパーアーム2への取付
手段は、図7及び図8に示す様なネジ機構によるナット
締結手段が信頼性の高い安価な方法として用いられる。
また、短時間で自動でストッパーを交換する手段とし
て、例えば特開平5−200504号公報にある様なス
トッパー着脱装置が利用されている。これは、ストッパ
ー1とストッパーアーム2の締結手段は従来通りとし、
ストッパーアーム2に更に縦支柱を設けてストッパーを
ストッパーアーム2毎交換する方法である。
手段は、図7及び図8に示す様なネジ機構によるナット
締結手段が信頼性の高い安価な方法として用いられる。
また、短時間で自動でストッパーを交換する手段とし
て、例えば特開平5−200504号公報にある様なス
トッパー着脱装置が利用されている。これは、ストッパ
ー1とストッパーアーム2の締結手段は従来通りとし、
ストッパーアーム2に更に縦支柱を設けてストッパーを
ストッパーアーム2毎交換する方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ストッパーを用いたタ
ンディッシュ熱間回転操業では、タンディッシュ内耐火
物表面温度を1200℃以上の高い状態に保持したまま
次の鋳造に入ることが望ましい。従来技術のネジ機構に
よるナット締結手段では、作業者はストッパーの取り替
えを行うためにこの高温タンディッシュの上で作業する
必要があること、また、ナットの緩みが操業トラブルに
繋がることから強固な締めつけが要求されることから、
これら作業の改善が強く望まれていた。また、タンディ
ッシュ熱間回転操業では連続鋳造機での生産性を向上さ
せるために鋳造と次鋳造の間の鋳造設備時間を短くする
ことが要求されている。ネジ機構によるナット締結手段
では、ストッパー1本当たり10分前後の時間を要し、
更なる時間の短縮が求められていた。
ンディッシュ熱間回転操業では、タンディッシュ内耐火
物表面温度を1200℃以上の高い状態に保持したまま
次の鋳造に入ることが望ましい。従来技術のネジ機構に
よるナット締結手段では、作業者はストッパーの取り替
えを行うためにこの高温タンディッシュの上で作業する
必要があること、また、ナットの緩みが操業トラブルに
繋がることから強固な締めつけが要求されることから、
これら作業の改善が強く望まれていた。また、タンディ
ッシュ熱間回転操業では連続鋳造機での生産性を向上さ
せるために鋳造と次鋳造の間の鋳造設備時間を短くする
ことが要求されている。ネジ機構によるナット締結手段
では、ストッパー1本当たり10分前後の時間を要し、
更なる時間の短縮が求められていた。
【0007】一方、前記した従来技術の特開平5−20
0504号公報は、ストッパーを短時間に自動で交換す
る方法の一つである。しかし、ストッパー装置そのもの
の部品点数が増え装置が複雑となること及び別にストッ
パー着脱設備を装備する必要が有り、設備投資コストが
膨大になり且つ整備作業がやりずらい等の問題を有し普
及までには至っていない。
0504号公報は、ストッパーを短時間に自動で交換す
る方法の一つである。しかし、ストッパー装置そのもの
の部品点数が増え装置が複雑となること及び別にストッ
パー着脱設備を装備する必要が有り、設備投資コストが
膨大になり且つ整備作業がやりずらい等の問題を有し普
及までには至っていない。
【0008】このようなことから本発明は、連続鋳造機
のタンディッシュストッパー装置において、(1)スト
ッパー交換作業時の作業者の高熱重筋労働を軽減し、
(2)簡単な構造で確実にストッパーの芯だしができ締
結が可能な安価な設備を提供する、以上の特徴を併せ持
ったタンディッシュストッパー装置を提供することを目
的とする。
のタンディッシュストッパー装置において、(1)スト
ッパー交換作業時の作業者の高熱重筋労働を軽減し、
(2)簡単な構造で確実にストッパーの芯だしができ締
結が可能な安価な設備を提供する、以上の特徴を併せ持
ったタンディッシュストッパー装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、連続鋳
造設備のタンディッシュストッパー装置において、スト
ッパーアーム先端に、ストッパーを軸方向に垂直に立て
た状態で、水平方向に装着可能なコの字状の溝を形成
し、且つ、前記ストッパーアーム本体に、ストッパーア
ーム軸方向に動作可能なU字形楔を具備せしめ、更にス
トッパー本体の軸にU字形楔を受ける勾配付ライナーを
設けて、U字形楔によるストッパーのストッパーアーム
への着脱を可能とし、上記課題を解決した。
造設備のタンディッシュストッパー装置において、スト
ッパーアーム先端に、ストッパーを軸方向に垂直に立て
た状態で、水平方向に装着可能なコの字状の溝を形成
し、且つ、前記ストッパーアーム本体に、ストッパーア
ーム軸方向に動作可能なU字形楔を具備せしめ、更にス
トッパー本体の軸にU字形楔を受ける勾配付ライナーを
設けて、U字形楔によるストッパーのストッパーアーム
への着脱を可能とし、上記課題を解決した。
【0010】
【作用】上記構成のストッパー設備は、ストッパーアー
ム先端にストッパーを軸方向垂直に立てた状態で水平方
向に装着可能な溝を設け、ストッパーアーム軸方向に動
作可能なU字形楔をストッパーアーム本体に具備し、ス
トッパー本体の軸にU字形楔を受ける勾配付ライナーを
設けることにより、ナット締結機構によらずU字形楔に
よりストッパーとストッパーアームの強固な締結及び位
置決めが可能となり、これによりストッパー交換作業時
の作業者の高熱重筋労働を軽減し、簡単な構造で確実に
ストッパーの位置決めができ締結が可能な安価な設備を
提供することが可能となった。
ム先端にストッパーを軸方向垂直に立てた状態で水平方
向に装着可能な溝を設け、ストッパーアーム軸方向に動
作可能なU字形楔をストッパーアーム本体に具備し、ス
トッパー本体の軸にU字形楔を受ける勾配付ライナーを
設けることにより、ナット締結機構によらずU字形楔に
よりストッパーとストッパーアームの強固な締結及び位
置決めが可能となり、これによりストッパー交換作業時
の作業者の高熱重筋労働を軽減し、簡単な構造で確実に
ストッパーの位置決めができ締結が可能な安価な設備を
提供することが可能となった。
【0011】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて具体的に
説明する。図1は本発明の一実施例を示すタンディッシ
ュストッパー着脱装置であり、ストッパー及びストッパ
ーアームの全体側面図、図2は全体平面図を示す。ま
た、図3は図2に図示されたA−A断面の構造を示す。
説明する。図1は本発明の一実施例を示すタンディッシ
ュストッパー着脱装置であり、ストッパー及びストッパ
ーアームの全体側面図、図2は全体平面図を示す。ま
た、図3は図2に図示されたA−A断面の構造を示す。
【0012】ストッパーアーム2は、ストッパー装置本
体のストッパーアーム受台6上にアーム固定用ボルト1
6及びアーム固定用ナット7で固定される。ストッパー
アーム2には、その先端にU字形楔10がストッパーア
ーム2の軸方向に動作可能に装着され、楔押引用中間プ
レート12を介してアーム2の後端に設けられた楔押引
用アクチュエーター13によって駆動される。この時、
楔押引用中間プレート12は、ストッパーアーム固定ボ
ルト16と交差する部位に長孔が設けられ、両者の干渉
を防いでいる。また、アーム2の先端には、位置決めボ
ルト9が装備され、ロッド3がU字形楔10によって押
される際の反力の支持及び位置決めが行われる。
体のストッパーアーム受台6上にアーム固定用ボルト1
6及びアーム固定用ナット7で固定される。ストッパー
アーム2には、その先端にU字形楔10がストッパーア
ーム2の軸方向に動作可能に装着され、楔押引用中間プ
レート12を介してアーム2の後端に設けられた楔押引
用アクチュエーター13によって駆動される。この時、
楔押引用中間プレート12は、ストッパーアーム固定ボ
ルト16と交差する部位に長孔が設けられ、両者の干渉
を防いでいる。また、アーム2の先端には、位置決めボ
ルト9が装備され、ロッド3がU字形楔10によって押
される際の反力の支持及び位置決めが行われる。
【0013】ストッパー本体1にはその軸芯にストッパ
ーロッド3が組み込まれている。楔受けライナー11
は、ロッド3に嵌合するネジが加工されており、ナット
14により締めつけ固定される。また、その下方には球
面座付座金7が取り付けられ、ナット15により位置決
めが行われる。
ーロッド3が組み込まれている。楔受けライナー11
は、ロッド3に嵌合するネジが加工されており、ナット
14により締めつけ固定される。また、その下方には球
面座付座金7が取り付けられ、ナット15により位置決
めが行われる。
【0014】図4は、ストッパー1を取り付けていない
状態でのストッパーアーム2の先端構造を示し、(a)
は平面図を、(b)は側面図を表す。図では、U字形楔
10はアーム2の後端に装備された楔押引用シリンダー
13によってアーム後端方向へ後退した状態にある。ア
ーム2の先端には、ストッパー1を装着するための溝
が、U字形楔10の動作方向と直角に設けられる。ま
た、この溝幅xは、ストッパー装着作業を容易にするた
め、ロッド径dより余裕をもって設けられる。本実施例
においては、ロッドネジ径M42に対し、±10mmの余
裕を設け溝幅62mmとした。
状態でのストッパーアーム2の先端構造を示し、(a)
は平面図を、(b)は側面図を表す。図では、U字形楔
10はアーム2の後端に装備された楔押引用シリンダー
13によってアーム後端方向へ後退した状態にある。ア
ーム2の先端には、ストッパー1を装着するための溝
が、U字形楔10の動作方向と直角に設けられる。ま
た、この溝幅xは、ストッパー装着作業を容易にするた
め、ロッド径dより余裕をもって設けられる。本実施例
においては、ロッドネジ径M42に対し、±10mmの余
裕を設け溝幅62mmとした。
【0015】図5はストッパーロッド3をストッパーア
ーム2に装着した際の締結部拡大図であり、(a)は平
面図を、(b)は側面図を表す。U字形楔10はアーム
2の後端に装備された楔押引用シリンダー13によって
アーム先端方向へ押し出された状態にある。この時、U
字形楔10によって楔受ライナー11が上に押し上げら
れる。しかし、アームの下部にある球面座付座金受ナッ
ト15に支持された球面座付座金7がストッパーアーム
2に押しつけられ、ストッパーロッド3断面に張力が作
用し、この力によってロッド3がアーム2に固定され
る。
ーム2に装着した際の締結部拡大図であり、(a)は平
面図を、(b)は側面図を表す。U字形楔10はアーム
2の後端に装備された楔押引用シリンダー13によって
アーム先端方向へ押し出された状態にある。この時、U
字形楔10によって楔受ライナー11が上に押し上げら
れる。しかし、アームの下部にある球面座付座金受ナッ
ト15に支持された球面座付座金7がストッパーアーム
2に押しつけられ、ストッパーロッド3断面に張力が作
用し、この力によってロッド3がアーム2に固定され
る。
【0016】本実施例においては、図1内にある浸漬ノ
ズル5にストッパー1を押しつける最大荷重を1ton 、
U字形楔10の勾配を約8度、楔押引用シリンダー13
の推力を約14ton で設計を行った。また、U字形楔1
0の押し付け時に楔の勾配で発生する水平方向分力によ
りロッド3は、アーム2の先端方向へ押しつけられる。
この水平方向の荷重は、U字形楔10を挟んで、ストッ
パーロッド3とアーム2の接触面及び楔受ライナー11
と位置決めボルト9の接触面で支持される。これによっ
て、ストッパーロッド3を鉛直方向に対して転倒させよ
うとするモーメントを小さく抑えることが可能となる。
ズル5にストッパー1を押しつける最大荷重を1ton 、
U字形楔10の勾配を約8度、楔押引用シリンダー13
の推力を約14ton で設計を行った。また、U字形楔1
0の押し付け時に楔の勾配で発生する水平方向分力によ
りロッド3は、アーム2の先端方向へ押しつけられる。
この水平方向の荷重は、U字形楔10を挟んで、ストッ
パーロッド3とアーム2の接触面及び楔受ライナー11
と位置決めボルト9の接触面で支持される。これによっ
て、ストッパーロッド3を鉛直方向に対して転倒させよ
うとするモーメントを小さく抑えることが可能となる。
【0017】本実施例においては、ストッパーアーム2
の上面側に位置決めボルト9を配置してあるが、球面座
付座金7若しくはそれより下部にあるナット15及びロ
ッド3を同様な機構で位置決め及び荷重支持しても何ら
問題は無い。また、本実施例においては位置決めにボル
ト9を使用してあるが、位置決め機構を無くし固定スト
ッパーに押し当てて使用することも可能である。
の上面側に位置決めボルト9を配置してあるが、球面座
付座金7若しくはそれより下部にあるナット15及びロ
ッド3を同様な機構で位置決め及び荷重支持しても何ら
問題は無い。また、本実施例においては位置決めにボル
ト9を使用してあるが、位置決め機構を無くし固定スト
ッパーに押し当てて使用することも可能である。
【0018】図6は、ストッパー単体での構造図であ
り、特にアーム取り付け部を拡大して示したものであ
る。(a)は正面図、(b)は側面図を表す。楔形ライ
ナー11及び球面座付座金7のロッド3に対する位置
は、ストッパー本体1の下部先端位置を基準とし、ゲー
ジを用いて予め所定の位置にセットされる。
り、特にアーム取り付け部を拡大して示したものであ
る。(a)は正面図、(b)は側面図を表す。楔形ライ
ナー11及び球面座付座金7のロッド3に対する位置
は、ストッパー本体1の下部先端位置を基準とし、ゲー
ジを用いて予め所定の位置にセットされる。
【0019】本装置はタンディッシュ予熱装置やタンデ
ィッシュ内の溶鋼によって高温雰囲気下で使用される。
従って必要に応じてストッパーアーム及びアームとスト
ッパーを空冷することも有る。
ィッシュ内の溶鋼によって高温雰囲気下で使用される。
従って必要に応じてストッパーアーム及びアームとスト
ッパーを空冷することも有る。
【0020】本ストッパーのアーム2への取り付け手順
は、楔形ライナー11及び球面座付座金7のロッド3に
対する位置がセットされたストッパーを、ロッド3の上
部に吊り具をセットし、天井クレーンによって取り付け
位置まで運び、図5に従い溝にストッパーを装着後、U
字形楔10を打ち込んで装着が行われる。また、取り外
す際は以上の逆の手順を踏んで取り外される。
は、楔形ライナー11及び球面座付座金7のロッド3に
対する位置がセットされたストッパーを、ロッド3の上
部に吊り具をセットし、天井クレーンによって取り付け
位置まで運び、図5に従い溝にストッパーを装着後、U
字形楔10を打ち込んで装着が行われる。また、取り外
す際は以上の逆の手順を踏んで取り外される。
【0021】ここで本発明で定義するU字形楔とは、ス
トッパーロッド3を挟んで楔機構を設け、一つのアクチ
ュエーターで同時に二本の楔を動作させることを可能と
した形状であり、H字形状の様に機能として同等の作用
が期待できる形状をも含まれる。
トッパーロッド3を挟んで楔機構を設け、一つのアクチ
ュエーターで同時に二本の楔を動作させることを可能と
した形状であり、H字形状の様に機能として同等の作用
が期待できる形状をも含まれる。
【0022】尚、本発明は前記実施例にのみ限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り、各構成
部材の諸形状等種々変更を加え得ることは勿論である。
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り、各構成
部材の諸形状等種々変更を加え得ることは勿論である。
【0023】
【発明の効果】本発明により、タンディッシュストッパ
ーをストッパーアームに迅速確実に締結し、作業者の高
熱重筋労働を大きく改善することが可能となり、しかも
交換作業時間を1本当たり5分程度で実施することが可
能となった。また、ストッパー本体のハンドリングを従
来通り天井クレーンを活用することで専用のストッパー
着脱ハンドリング装置も不要であり投資コストを削減す
ることも可能となった。
ーをストッパーアームに迅速確実に締結し、作業者の高
熱重筋労働を大きく改善することが可能となり、しかも
交換作業時間を1本当たり5分程度で実施することが可
能となった。また、ストッパー本体のハンドリングを従
来通り天井クレーンを活用することで専用のストッパー
着脱ハンドリング装置も不要であり投資コストを削減す
ることも可能となった。
【図1】本発明の一実施例を示すタンディッシュストッ
パー着脱装置であり、ストッパー及びストッパーアーム
の全体側面図を示す。
パー着脱装置であり、ストッパー及びストッパーアーム
の全体側面図を示す。
【図2】図1の全体平面図を示す。
【図3】本発明の一実施例を示し、図2に図示されたA
−A断面図を示す。
−A断面図を示す。
【図4】本発明の一実施例であり、ストッパー1を取り
付けていない状態でのストッパーアーム2の先端構造を
示し、(a)は平面図を、(b)は側面図を示す。
付けていない状態でのストッパーアーム2の先端構造を
示し、(a)は平面図を、(b)は側面図を示す。
【図5】本発明の一実施例であり、ストッパーロッド3
をストッパーアーム2に装着した際の締結部拡大説明図
である。(a)は平面図を、(b)は側面図を示す。
をストッパーアーム2に装着した際の締結部拡大説明図
である。(a)は平面図を、(b)は側面図を示す。
【図6】本発明の一実施例を示すストッパー単体での構
造図であり、アーム取り付け部の拡大説明図である。
(a)は正面図、(b)は側面図を示す。
造図であり、アーム取り付け部の拡大説明図である。
(a)は正面図、(b)は側面図を示す。
【図7】従来技術の説明図であって、通常用いられるタ
ンディッシュストッパー設備の全体図を示す。
ンディッシュストッパー設備の全体図を示す。
【図8】図7に於けるストッパーアーム2とストッパー
ロッド3のネジ機構による締結方法拡大図を示す。
ロッド3のネジ機構による締結方法拡大図を示す。
1 ストッパー本体 2 ストッパーアーム 3 ストッパーロッド 6 ストッパー受台 7 アーム固定用ナット 9 位置決めボルト 10 U字形楔 11 楔受ライナー 12 中間プレート 13 シリンダ
Claims (1)
- 【請求項1】 連続鋳造設備のタンディッシュストッパ
ー装置において、ストッパーアーム先端に、ストッパー
を軸方向垂直に立てた状態で、水平方向に装着可能なコ
の字状の溝を形成し、且つ、前記ストッパーアーム本体
に、ストッパーアーム軸方向に動作可能なU字形楔をス
トッパーアーム本体に具備せしめ、更に、ストッパー本
体の軸に前記U字形楔を受ける勾配付ライナーを設け
て、U字形楔によるストッパーのストッパーアームへの
着脱を可能としたことを特徴とするタンディッシュスト
ッパー着脱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4534395A JPH08243694A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | タンディッシュストッパー着脱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4534395A JPH08243694A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | タンディッシュストッパー着脱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08243694A true JPH08243694A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=12716649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4534395A Withdrawn JPH08243694A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | タンディッシュストッパー着脱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08243694A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012517899A (ja) * | 2009-02-18 | 2012-08-09 | ベスビウス グループ ソシエテ アノニム | 液体金属を鋳造するための調整バルブを駆動する装置 |
-
1995
- 1995-03-06 JP JP4534395A patent/JPH08243694A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012517899A (ja) * | 2009-02-18 | 2012-08-09 | ベスビウス グループ ソシエテ アノニム | 液体金属を鋳造するための調整バルブを駆動する装置 |
US9341271B2 (en) | 2009-02-18 | 2016-05-17 | Vesuvius Group S.A. | Drive device of a regulation valve for casting liquid metal |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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