JPH08243436A - 電気集じん装置 - Google Patents

電気集じん装置

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Publication number
JPH08243436A
JPH08243436A JP7962695A JP7962695A JPH08243436A JP H08243436 A JPH08243436 A JP H08243436A JP 7962695 A JP7962695 A JP 7962695A JP 7962695 A JP7962695 A JP 7962695A JP H08243436 A JPH08243436 A JP H08243436A
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JP
Japan
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positive electrode
insulating sleeve
support rod
electrode plate
rod
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Application number
JP7962695A
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English (en)
Inventor
Jiro Maruko
二郎 丸子
Setsuya Morino
節也 森野
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイドボックス内の碍子部の洗浄を不要化す
る。 【構成】 正極支棒7に対して平行に延びる正極連結棒
33により各正極板を連結し、ケーシング1の側壁1a
寄りの少なくとも1枚の正極板から成る外側正極板5a
の正極支棒貫通部に透孔32を穿設し、外側正極板5a
を正極連結棒33および外側正極板5aの内側に配設さ
れた内側正極板を介して正極支棒7に電気的に接続する
とともに、正極支棒7に、透孔32を隙間をもって貫通
し最外部の内側正極板5cに至る絶縁スリーブ37を被
着し、絶縁スリーブ37の外周部が嵌合する嵌合穴43
をそなえ側壁1aに取付けた支持具41に、絶縁スリー
ブ37を被せた正極支棒33を挿通させ、絶縁スリーブ
37に向って加圧空気を噴出する噴気口44を前記支持
具41部またはケーシング1部に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空気中の粉じんを集じ
んする電気集じん装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電気集じん装置としては、含じん
空気が流過する荷電部において粉じんを帯電させ、集じ
ん部においてこの帯電した粉じんを負極板上に吸引捕集
するものであり、図7〜図12にその従来構造を示す。
図中、1は前後が開口した箱状のケーシングで、このケ
ーシング内の含じん空気上流側に荷電部2、下流側に集
じん部3が設けてある。4はケーシング1の側壁1aの
側方に設けたサイドボックスで、全面が側方に開口して
いる。
【0003】そして集じん部3を構成する多数枚の交互
に配設された正極板5と負極板6は、それぞれ正極支棒
7と負極支棒8により保持され、正極支棒7は側壁1a
に碍子9を介して取付けた給電バー10に取付けられ、
負極支棒8は接地された側壁1aにその両端を固定され
ている。また荷電部2においても、交互に配設された正
放電線11と負極板12は、それぞれ放電線支棒13と
負極支棒14により保持され、放電線支棒13は側壁1
aに碍子15を介して取付けた給電バー16に取付けら
れ、負極支棒14は接地された側壁1aにその両端を固
定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記構成の電
気集じん装置17においては、正極支棒7および放電線
支棒13が側壁1aを貫通する部分には、大きな開口部
18および19(図10,12参照)が設けられている
ため、これらの開口部18,19から含じん空気中の粉
じんがサイドボックス4内に侵入し、碍子9,15上に
堆積して絶縁不良をひきおこす。これを防止するために
は定期的に碍子9,15部を水洗いする必要があり、こ
のための電気集じん装置17の取外し・移動・洗浄・再
取付などの極めて煩雑な作業を必要とし、集じんの中断
時間も長びくものであった。
【0005】またサイドボックス4内への粉じんの侵入
量を低減化させるために開口部18,19等を小径化す
ると、たとえば図10や図12に示すように、正極支棒
7に被せた正極板位置ぎめ用の金属製のスペーサ20上
や放電線支棒13上に含じん空気中の粉じん22が付着
堆積して、高圧側のスペーサ20や放電線支棒13と接
地側の側壁1a間との間の絶縁不良をひきおこすという
問題が生じる。
【0006】この発明は上記従来の問題点を解決するも
ので、サイドボックス内の碍子部の洗浄が不要となる電
気集じん装置を提供することを第1の目的とする。また
この発明の第2の目的は、正極支棒部または放電線支棒
部への粉じんの付着による高圧側と接地側との間の絶縁
不良を防止できる電気集じん装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この出願の第1の発明の
電気集じん装置は、ケーシング内に正極板と負極板を交
互に間隔をおいて並設し前記ケーシングの側壁を貫通し
て前記正極板への給電用の正極支棒を設けた集じん部を
有する電気集じん装置において、前記正極支棒に対して
平行に延びる正極連結棒により前記各正極板を連結し、
前記側壁寄りの少なくとも1枚の正極板から成る外側正
極板の前記正極支棒貫通部に透孔を穿設し、前記外側正
極板を前記正極連結棒および該外側正極板の内側に配設
された内側正極板を介して前記正極支棒に電気的に接続
するとともに、前記正極支棒に、前記透孔を隙間をもっ
て貫通し該正極支棒の端部から最外部の前記内側正極板
に至る絶縁スリーブを被着し、前記絶縁スリーブの外周
部が嵌合する嵌合穴をそなえ前記側壁に取付けた支持具
に、前記絶縁スリーブを被せた正極支棒を挿通させ、前
記絶縁スリーブに向って加圧空気を噴出する噴気口を前
記支持具部または前記ケーシング部に設けたことを特徴
とする。
【0008】またこの出願の第2の発明の電気集じん装
置は、ケーシング内に正放電線と負極板を交互に間隔を
おいて並設し前記ケーシングの側壁を貫通して前記正放
電線への給電用の放電線支棒を設けた荷電部を有する電
気集じん装置において、前記放電線支棒に対して平行に
延びる放電線連結棒に前記正放電線を接続し、前記放電
線連結棒と前記放電線支棒とを、少なくとも最外部の前
記負極板よりも内側の位置に配置した連結具で連結し、
最外部の前記連結具より外側の位置にある前記正放電線
を前記放電線連結棒および前記連結具を介して前記放電
線支棒に電気的に接続するとともに、前記放電線支棒
に、該放電線支棒の端部から最外部の前記連結具に至る
絶縁スリーブを被着し、前記絶縁スリーブの外周部が嵌
合する嵌合穴をそなえ前記側壁に取付けた支持具に、前
記絶縁スリーブを被せた放電線支棒を挿通させ、前記絶
縁スリーブに向って加圧空気を噴出する噴気口を、前記
支持具部または前記ケーシング部に設けたことを特徴と
する。
【0009】この発明において、外側とはケーシングの
側壁側を称し、内側とはケーシングの中心側を称するも
のとする。
【0010】
【作用】第1の発明の電気集じん装置においては、正極
支棒は絶縁スリーブを介して支持具により支持されるの
で、支持具の嵌合穴と絶縁スリーブの間のすきまをなく
すことにより、サイドボックス内への粉じんの侵入をな
くすことができる。
【0011】また絶縁スリーブが貫通する透穴を有する
外側正極板への給電は、正極支棒から内側正極板、正極
連結棒を介しておこなわれ、絶縁スリーブは外側正極板
の内側にある最外部の内側正極板位置まで延びているの
で、この内側正極板と支持具との間の沿面距離が大きく
とれ、絶縁スリーブ外周に付着した粉じんによる絶縁抵
抗の低下は少なく、また噴気口からの加圧空気の噴射に
より上記粉じんの清掃除去をおこなうことにより、一層
確実に上記絶縁抵抗の低下を防止できる。
【0012】第2の発明の電気集じん装置においては、
放電線支棒は絶縁スリーブを介して支持具により支持さ
れるので、支持具の嵌合穴と絶縁スリーブの間のすきま
をなくすことにより、サイドボックス内への粉じんの侵
入をなくすことができる。
【0013】また最外部の連結具より外側の位置にある
正放電線への給電は、放電線支棒から連結具、放電線連
結棒を介しておこなわれ、絶縁スリーブは少なくとも最
外部の正放電線より内側にある正放電線付近の連結具位
置まで延びているので、この連結具と支持具との間の沿
面距離が大きくとれ、絶縁スリーブ外周に付着した粉じ
んによる絶縁抵抗の低下は少なく、また噴気口からの加
圧空気の噴射により上記粉じんの清掃除去をおこなうこ
とにより、一層確実に上記絶縁抵抗の低下を防止でき
る。
【0014】
【実施例】以下図1乃至図6によりこの発明の一実施例
を説明する。図中、図8乃至図12と同一部分には同一
符号を付し、その詳細な説明は省略する。図1乃至図4
に示すように、電気集じん装置30の集じん部31にお
いては、正極板5をケーシング1の側壁1a寄りの少な
くとも1枚(この実施例では4枚)の正極板から成る外
側正極板5aと、この外側正極板5aの内側に配設され
た内側正極板5b,5c(内側正極板5bよりも板厚の
大きい最外部の内側正極板)とに分け、外側正極板5a
には、正極支棒7の貫通部に、後述の絶縁スリーブ37
がすきまをもって貫通する透孔32を穿設してある。そ
して全ての正極板5(上記正極板5a〜5cの総称。以
下他の部材も同様に総称する。)は、正極支棒7に対し
て平行に延びる導電材料製の正極連結棒33で連結され
ている。34は各正極板5間の金属製の位置ぎめ用のス
ペーサ、35は正極支棒締結用のねじ(いずれも図4に
のみ図示)である。
【0015】一方内側正極板5b,5cの各間隔部に
は、正極支棒7に金属製の位置ぎめ用のスペーサ36を
介在させてあるが、最外部の内側正極板5cから正極支
棒7の端部までの間の正極支棒7には、絶縁材料の絶縁
スリーブ37を被せて、絶縁と内側正極板5cの位置ぎ
めに用いている。なお負極板6の正極支棒7貫通部に
は、従来と同様な透孔38を穿設してあり、正極連結棒
33貫通部にも同様な透孔39を穿設してあり、また正
極板5の負極連結棒8貫通部にも、従来と同様な透孔4
0を設けてある。
【0016】41は金属製の軸受状の支持具で、図4に
示すようにフランジ部42をねじ止めすることにより側
壁1aに取付けてあり、その中心を貫通する嵌合穴43
には絶縁スリーブ37の外周部が少量のすきまをもって
嵌合し、この絶縁スリーブ37と共に嵌合穴43に挿通
された正極支棒7の両端部は、碍子9によって側壁1a
に取付けた給電バー10に接続されている。
【0017】44は支持具41の側壁1aへの嵌込部4
5の内側端面に開口する噴気口で、円周上に8個穿設し
た噴気口44は、絶縁スリーブ37の外周面部に指向し
ている。噴気口44は支持具41内の環状の加圧空気室
46に連通し、図示しない電磁開閉弁を介して加圧空気
供給源に接続した加圧空気供給管47が、支持具41に
接続され、加圧空気室46内に定期的に加圧空気を供給
するようになっている。48はOリングから成るシール
材で、嵌合穴43と絶縁スリーブ37の外周とのすきま
の量によって、必要に応じて設けるものである。
【0018】なお負極板6は、従来装置と同様に負極支
棒8によって連結され、相互間隔は図示しないスペーサ
により保持され、負極支棒8の端部はナット止め等によ
り側壁1aに固定されている。
【0019】一方図1,図3,図5,図6に示すよう
に、電気集じん装置30の荷電部51も上記と同様な構
造を有し、52は金属棒製の放電線支棒、53はこの放
電線支棒52に対して平行に延びる金属棒製の放電線連
結棒で、正放電線11a,11bの上下両端を、放電線
連結棒53に嵌着した引掛片54aをそなえた接続具5
4を介して、放電線連結棒53に接続してある。放電線
支棒52と放電線連結棒53とは、金属板製の連結具5
5a,55bにより連結してある。
【0020】放電線支棒52には、連結具55の各間隔
保持用の金属製のスペーサ56を挿通させるとともに、
少なくとも最外部の負極板12よりも内側(この実施例
では1枚の負極板12の内側)の位置に配設した連結具
55aから放電線支棒52の端部までの間の放電線支棒
52には、絶縁材料製の絶縁スリーブ57を被せて、絶
縁と連結具55の位置ぎめに用いている。なお負極板1
2の放電線支棒52貫通部には、従来と同様な切欠58
を設けてあり、放電線連結棒53貫通部にも同様な透孔
59を穿設してある。
【0021】図6において41は前記集じん部用と同構
造の支持具(但し取付方向は横向き)で、この嵌合穴4
3に、絶縁スリーブ57を被せた放電線支棒52が少量
のすきまをもって挿通され、この放電線支棒52の両端
部は、碍子15によって側壁1aに取付けた給電バー1
6に接続されている。この給電バー16および前記集じ
ん部の給電バー10は、いずれも図示しない給電線によ
り高圧電源に接続され、側壁1aは接地されている。
【0022】なお負極板12は従来装置と同様に負極支
棒14によって連結され、相互間隔は図示しないスペー
サにより保持され、負極支棒14の両端部はナット止め
等により側壁1aに固定されている。
【0023】そしてケーシング1の両端部のサイドボッ
クス61は、図6および図12に示すように、ケーシン
グ1に固設した側方に開口する浅い箱状部62と、この
箱状部62の開口を閉鎖する蓋板63とから成り、蓋板
63をゴムパッキンなどのシール材64を介して箱状部
62にねじ止めすることにより、サイドボックス61は
密閉状態となっている。
【0024】上記構成の電気集じん装置30の集じん部
31においては、外側正極板5aは直接正極支棒7から
給電されず、内側正極板5b,5c(主として最外部の
内側正極板5c)と正極連結棒33を介して給電され
る。
【0025】側壁貫通部における側壁1aと正極支棒7
との間は、側壁1aに取付けた支持具41によって閉鎖
されているので、サイドボックス61の外側開口部が蓋
板63により閉鎖されていることとあいまって、集じん
対象である含じん空気中の粉じんは、サイドボックス6
1内に殆ど侵入せず、長期間にわたって碍子9の洗浄は
必要としない。
【0026】また外側正極板5aは正極支棒7と直接連
結せずに、正極支棒7は外側正極板5aの透孔32を通
過して内側正極板5c部ではじめて正極板に電気的に接
続するようにしたので、接地側の支持具41あるいは側
壁1aと、高圧側の内側正極板5cとの間の絶縁スリー
ブ37上の沿面距離Lは充分大きくとれ、絶縁スリーブ
37の外周面に粉じんが付着堆積しても、短期間で絶縁
不良をひきおこすことはない。そして噴気口44からの
加圧空気の噴射を適時おこなえば、上記の付着堆積した
粉じんが除去され、一層長期間にわたって支障なく運転
することができる。
【0027】また荷電部51においては、最外部の連結
具55aよりも外側の正放電線11(この実施例では正
放電線11a)は、連結具55および放電線連結棒53
を介して給電される。
【0028】側壁貫通部における側壁1aと放電線支棒
52との間は、側壁1aに取付けた支持具41によって
閉鎖されているので、サイドボックス61の外側開口部
が蓋板63により閉鎖されていることとあいまって、集
じん対象である含じん空気中の粉じんは、サイドボック
ス61内に殆ど侵入せず、長期間にわたって碍子15の
洗浄は必要としない。
【0029】また最外部の正放電線11aは放電線支棒
52と直接連結せずに、放電線支棒52は正放電線11
a部を通過して、内側位置にある正放電線11b部では
じめて連結具55aを介して正放電線に電気的に接続す
るようにしたので、接地側の支持具41あるいは側壁1
aと、高圧側の連結具55aとの間の絶縁スリーブ57
上の沿面距離Sは充分大きくとれ、絶縁スリーブ57の
外周面に粉じんが付着堆積しても、短時間で絶縁不良を
ひきおこすことはない。そして噴気口44からの加圧空
気の噴射を適時おこなえば、上記の付着堆積した粉じん
が除去され、一層長期間にわたって支障なく運転するこ
とができる。
【0030】またケーシング1内を清掃あるいは洗浄す
る場合でも、上記のような密封構造のサイドボックス6
1内への粉じん等の侵入は、殆ど生じない。
【0031】この発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、たとえば集じん部31における最外部の内側正
極板5cは他の正極板と同板厚としてもよいし、荷電部
51における接続具54は他形状のものとしたり、接続
具54を省略して放電線連結棒53に設けた引掛部に正
放電線11を直接接続してもよい。
【0032】また上記実施例では絶縁スリーブ37,5
7を正極支棒7,放電線支棒52に直接被せたが、電極
支棒7あるいは放電線支棒52に金属製のスペーサを被
せた上に絶縁スリーブ37あるいは57を被せる形式
も、この発明の実施態様に含まれるものとする。この場
合、絶縁スリーブの端面は、最外部の内側正極板5cあ
るいは連結具55aに必ずしも当接させる必要はなく、
適量のすきまなどを介在させてもよい。
【0033】さらに上記実施例では、絶縁スリーブに向
って加圧空気を噴出する噴気口を、支持具41部に設け
たので全体がコンパクトに構成できるが、このかわりに
ケーシング1の側壁1a部などに、絶縁スリーブに指向
する噴気口を有するノズル等を取付けて用いてもよい。
【0034】また上記実施例では集じん部31および荷
電部51を共通のケーシング1に設け、サイドボックス
61も共通のものとしたが、ケーシングおよびサイドボ
ックスを集じん部と荷電部とで別体に分割してもよい。
また上記集じん部31と上記以外の形式の荷電部、ある
いは上記荷電部51と上記以外の形式の集じん部とを組
合わせて、電気集じん装置を構成してもよく、この場合
荷電部は構造簡潔で軽量でもあるので、たとえば従来形
式あるいはそれに近い非密閉式の荷電部と上記密閉式の
集じん部31との組合わせなども可能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明によれ
ば、絶縁スリーブを被せた正極支棒は、ケーシングの側
壁に取付けた支持具の嵌合穴に挿通されるので、正極支
棒の側壁貫通部からサイドボックス内への粉じんの侵入
はなく、サイドボックスの密閉化が可能となり、正極支
棒への給電部材を保持するサイドボックス内の碍子の洗
浄は、長期間にわたって不要となる。
【0036】また絶縁スリーブは外側正極板の透孔を貫
通して最外部の内側正極板まで延びているので、絶縁ス
リーブの沿面距離が大きくとれ、さらに噴気口からの加
圧空気の噴射により絶縁スリーブに付着堆積した粉じん
を除去できるので、正極支棒部への粉じんの付着による
絶縁不良を防止できる。
【0037】また第2の発明によれば、絶縁スリーブを
被せた放電線支棒は、ケーシングの側壁に取付けた支持
具の嵌合穴に挿通されるので、放電線支棒の側壁貫通部
からサイドボックス内への粉じんの侵入はなく、サイド
ボックスの密閉化が可能となり、放電線支棒への給電部
材を保持するサイドボックス内の碍子の洗浄は、長期間
にわたって不要となる。
【0038】また絶縁スリーブは少なくとも最外部の正
放電線より内側にある正放電線付近の連結具位置まで延
びているので、絶縁スリーブの沿面距離が大きくとれ、
さらに噴気口からの加圧空気の噴射により絶縁スリーブ
に付着堆積した粉じんを除去できるので、放電線支棒部
への粉じんの付着による絶縁不良を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す電気集じん装置のサ
イドボックス部の縦断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2(および図5)のB−B線断面図である。
【図4】図2のC部拡大断面図である。
【図5】図1のD−D線断面図である。
【図6】図5のE部拡大断面図である。
【図7】従来の電気集じん装置の一例を示すサイドボッ
クス部の正面図である。
【図8】図7のF−F線断面図である。
【図9】図8(および図11)のG−G線断面図であ
る。
【図10】図8のH部拡大断面図である。
【図11】図7のI−I線断面図である。
【図12】図11のJ部拡大断面図である。
【符号の説明】
1…ケーシング、1a…側壁、5a…外側正極板、5b
…内側正極板、5c…内側正極板、6…負極板、7…正
極支棒、11a…正放電線、11b…正放電線、12…
負極板、30…電気集じん装置、31…集じん部、32
…透孔、33…正極連結棒、37…絶縁スリーブ、41
…支持具、43…嵌合穴、44…噴気口、47…加圧空
気供給管、51…荷電部、52…放電線支棒、53…放
電線連結棒、54…接続具、55a…連結具、55b…
連結具、57…絶縁スリーブ、61…サイドボックス、
62…箱状部、63…蓋板。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に正極板と負極板を交互に
    間隔をおいて並設し前記ケーシングの側壁を貫通して前
    記正極板への給電用の正極支棒を設けた集じん部を有す
    る電気集じん装置において、前記正極支棒に対して平行
    に延びる正極連結棒により前記各正極板を連結し、前記
    側壁寄りの少なくとも1枚の正極板から成る外側正極板
    の前記正極支棒貫通部に透孔を穿設し、前記外側正極板
    を前記正極連結棒および該外側正極板の内側に配設され
    た内側正極板を介して前記正極支棒に電気的に接続する
    とともに、前記正極支棒に、前記透孔を隙間をもって貫
    通し該正極支棒の端部から最外部の前記内側正極板に至
    る絶縁スリーブを被着し、前記絶縁スリーブの外周部が
    嵌合する嵌合穴をそなえ前記側壁に取付けた支持具に、
    前記絶縁スリーブを被せた正極支棒を挿通させ、前記絶
    縁スリーブに向って加圧空気を噴出する噴気口を前記支
    持具部または前記ケーシング部に設けたことを特徴とす
    る電気集じん装置。
  2. 【請求項2】 ケーシング内に正放電線と負極板を交互
    に間隔をおいて並設し前記ケーシングの側壁を貫通して
    前記正放電線への給電用の放電線支棒を設けた荷電部を
    有する電気集じん装置において、前記放電線支棒に対し
    て平行に延びる放電線連結棒に前記正放電線を接続し、
    前記放電線連結棒と前記放電線支棒とを、少なくとも最
    外部の前記負極板よりも内側の位置に配置した連結具で
    連結し、最外部の前記連結具より外側の位置にある前記
    正放電線を前記放電線連結棒および前記連結具を介して
    前記放電線支棒に電気的に接続するとともに、前記放電
    線支棒に、該放電線支棒の端部から最外部の前記連結具
    に至る絶縁スリーブを被着し、前記絶縁スリーブの外周
    部が嵌合する嵌合穴をそなえ前記側壁に取付けた支持具
    に、前記絶縁スリーブを被せた放電線支棒を挿通させ、
    前記絶縁スリーブに向って加圧空気を噴出する噴気口
    を、前記支持具部または前記ケーシング部に設けたこと
    を特徴とする電気集じん装置。
JP7962695A 1995-03-11 1995-03-11 電気集じん装置 Pending JPH08243436A (ja)

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