JPH0824304B2 - 通信ネットワークから不要なデータパケットを破棄する方法 - Google Patents

通信ネットワークから不要なデータパケットを破棄する方法

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JPH0824304B2
JPH0824304B2 JP4134867A JP13486792A JPH0824304B2 JP H0824304 B2 JPH0824304 B2 JP H0824304B2 JP 4134867 A JP4134867 A JP 4134867A JP 13486792 A JP13486792 A JP 13486792A JP H0824304 B2 JPH0824304 B2 JP H0824304B2
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    • HELECTRICITY
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
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    • H04L12/427Loop networks with decentralised control
    • H04L12/433Loop networks with decentralised control with asynchronous transmission, e.g. token ring, register insertion

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信ネットワーク、よ
り詳しくは、ネットワークからデータを除去するための
プロトコルに関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】シリアル型またはリング
型データ転送通信ネットワークの使用は当業で公知であ
る。こうしたネットワークは、通信媒体に直列に接続さ
れた一連の局を含む。情報は、ある局から次の局へ、ビ
ットごとに順次転送される。不活動状態の局は飛び越さ
れ、活動状態の局は各ビットを再生し反復する。さら
に、これらの局は、端末、ワークステーション、コンピ
ュータ、ディスプレイといった、そのネットワーク上の
他の装置と通信する1つ以上の装置を接続するための手
段として使用される。
【0003】発信局が自己の情報またはメッセージをそ
のリング上に転送すると、そのメッセージは循環し、そ
れが複写される宛先局に着信するまで、1つ以上の中間
局に渡される。いくつかの例では、宛先局がそのメッセ
ージをリングから除去するが、他の例では、メッセージ
がリング上に残り、発信局に着信してから、そこでリン
グから除去される。一般に、リングは、通常このメッセ
ージの除去に責任を負う局によって除去されないメッセ
ージを除去する責任を負うモニタ局も含む。さらに、モ
ニタ局は、リングの他の種類のハウスキーピング機能を
実行することもできる。
【0004】アクセス法プロトコルは、上述のリング型
ネットワークにとって必須要素である。こうしたプロト
コルは、局がそのリングで伝送できるようにする機構で
ある。言い換えれば、アクセスプロトコルは、局に対し
て、自己の伝送するメッセージをリング上に置くための
権利を与える。従来技術は、いくつかの各種アクセス法
プロトコルを使用しており、いわゆる「レジスタ」挿入
アクセスプロトコル、および、「トークン」挿入アクセ
スプロトコルは、従来技術を代表するものである。レジ
スタ挿入アクセスプロトコルが使用された場合、局は、
リング上に「アイドル」信号が存在する時に伝送する機
会が得られる。トークン挿入アクセスプロトコルの場
合、局は、トークンを受信すれば常に伝送する機会が得
られる。
【0005】従来技術のアクセス法プロトコルは、意図
した目的で良好に機能するが、リング型ネットワークの
全効率を低下させる傾向があるいくつかの短所を有す
る。例えば、レジスタ挿入アクセスプロトコルは、消耗
可能メッセージがリングからうまく除去できるようにす
るために比較的大きな遅延の導入を必要とし、これらの
遅延がメッセージを処理するために要する時間を長くす
る。同様に、トークン挿入アクセスプロトコルは、特定
の時点において、リング上に1つのメッセージしか置く
ことができないので、メッセージがリングの待ち時間に
比べて相対的に短い場合、使用可能なリング帯域幅の一
部しか使用されない。使用可能帯域幅の全部を使用でき
ないことは、リングの空状態を満たすために一連のアイ
ドルパターンが伝送されなければならないために、リン
グの効率を低下させる。
【0006】上述の通信ネットワークの別の要求条件
は、メッセージの断片および使用済または消耗可能メッ
セージがリングから除去または剥奪されなければならな
いことである。メッセージの除去は、そのメッセージが
宛先ノードに到達した後のいずれかの時点で行い得る。
除去は一般に、除去されるメッセージを新しいメッセー
ジで置き換えるか、または、旧メッセージをアイドルメ
ッセージで置き換えるかのいずれかを伴う。レジスタ挿
入リングでは、早期に除去を開始することが望ましい。
それにより、別の伝送局による再使用のためのリングの
帯域幅の一部を回復する傾向があるからである。
【0007】局は、その局による除去動作を要求するメ
ッセージと、別の局による除去動作を要求するメッセー
ジとを区別できなければならない。この区別を行うため
に、メッセージについて何らかのシリアルバッファリン
グが要求されるであろうし、また、コストおよび付加的
なリング待ち時間を低減するために、そうしたバッファ
リングは最小限に留めることが望ましい。
【0008】従来技術は、使用済メッセージおよび/ま
たはその断片を処分するために各種の除去プロトコルを
使用している。1つの除去プロトコルは、目的局に対し
て、それが受信した各メッセージを除去するように求め
る。この方式は、帯域幅を迅速に回復するが、多数の目
的局に向けられた同報メッセージには不適切である。ま
た、この方式は、元の送信局へのフィードバックを行わ
ない。
【0009】別の除去プロトコルは、送信局が、自己が
送信した各メッセージを、そのメッセージがリングを回
って戻ってきた時に除去するように求める。この方式
は、送信局が発したあらゆるメッセージの復帰以前に、
別の局が発したいかなるメッセージもその送信局に着信
できないといったようなアクセスプロトコルの場合に適
している。またこの方式は、送信局が着信メッセージの
発信元アドレスを調べ、その着信メッセージが除去され
るべきか、または、リング上に留まり続けられるかを判
定することができるような、十分なバッファ遅延をリン
グに挿入するように送信局が設計されている場合にも使
用できる。発信元アドレスフィールドのロケーションは
区切り文字の開始後、多数のバイトで作ることができる
ので、この方式は、望ましくない遅延をリングに付加
し、また、各局についてコストのかかるバッファリング
機能の追加を要求する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、通信ネ
ットワークからデータパケットを除去するための方法を
改善することである。
【0011】本発明の第2の目的は、データパケットを
除去する主たる責任を有するノードにより行えない場合
でも、通信ネットワークからデータパケットが除去され
るように保証することである。
【0012】本発明の第3の目的は、多重リング通信ネ
ットワークのリング間でデータパケットの連続的経路指
定を行うことである。
【0013】本発明の第4の目的は、通信ネットワーク
によるデータパケットの経路を識別するための手順を改
善することである。
【0014】上述その他の目的は、循環型ネットワーク
を形成するために一体に接続された多数のノードを有す
る形式の通信ネットワークから不要なデータパケットを
除去する方法によって達成される。各ノードはアドレス
を有しており、各データパケットは前記ノードの1つ以
上のアドレスを識別するために複数のアドレスサブフィ
ールドを含む。この方法は、ネットワークを、ネットワ
ーク区分のそれぞれが少なくとも1つ以上の別のネット
ワーク区分と隣接するように、複数のネットワーク区分
に分割する段階と、ネットワーク区分のそれぞれに、隣
接するネットワーク区分が異なるサブスペース値を有す
るような複数のサブスペース値の1つを割り当てる段階
と、各アドレスサブフィールドに、複数のサブスペース
値の1つを割り当てる段階とを含む。この方法はさら
に、データパケットを当該ノードが受信してから次のノ
ードへこのデータパケットを転送するまでの間の伝送段
階であってこの伝送段階はさらに、(i)各ノードにお
いて、ノードが位置するネットワーク区分のサブスペー
ス値をデータパケットのアドレスサブフィールドの1つ
のサブスペース値と比較する段階、(ii)前記比較さ
れた値が等しくない場合は、前記1つのアドレスサブフ
ィールドを破棄する段階、および、(iii)そのアド
レスサブフィールドの全部が破棄された後、データパケ
ットを破棄する段階とを含む。
【0015】本発明はまた、一体に接続された多数のノ
ードを有する形式の通信ネットワークによる経路指定す
るためにデータパケットをアドレス指定するための方法
に関する。この方法は、ネットワークを、ネットワーク
区分のそれぞれが少なくとも1つ以上の他の区分と隣接
するように、複数のネットワーク区分に分割する段階
と、ネットワーク区分のそれぞれに、隣接するネットワ
ーク区分が異なるサブスペース値を有するような複数の
サブスペース値の1つを割り当てる段階と、第1のノー
ドと第2のノードとの間のデータパケットの経路を識別
するためのアドレスフィールドを付与する段階とを含
む。このアドレスフィールドを付与する段階は、前記経
路でのネットワークの各区分のアドレスフィールド内に
関係する各自のアドレスサブフィールドを確立し、これ
らのアドレスサブフィールドをアドレスフィールド内に
順番に配列する段階を含む。各アドレスサブフィールド
は、サブスペース構成要素およびアドレス構成要素を含
む。アドレスフィールドを付与する段階はさらに、前記
複数のサブスペース値とサブスペース構成要素とを交互
に配置する段階、および、前記第2のノードを含む前記
経路のリング区分について、第2のノードのアドレス
を、リング区分に関係するアドレスサブフィールドのア
ドレス構成要素として確立する段階を含む。
【0016】
【実施例】図1は、多数の相互接続されたリングR1、
R2およびR3を含む通信システムまたはネットワーク
10を示す。さらに各リングは、多数のノードを含んで
おり、各リングのノードは、閉ループシリアルリング通
信ネットワークを形成するために単方向または双方向伝
送媒体によって相互接続されている。図1では、ノード
はn1〜n37による参照番号が付けられており、ま
た、選択されたノードはA〜Hといった各大文字によっ
て指示されている。ネットワークのノードには2つの形
式がある。2つのリングを相互に接続するノードである
ブリッジノード、および、ブリッジノード以外の全部の
ノードである非ブリッジノードである。詳しくは、ノー
ドn6およびn9がブリッジノードであり、他のノード
は全部非ブリッジノードである。
【0017】リングR1,R2およびR3は、多数のデ
ータ端末装置(図示せず)を相互接続するために使用さ
れている。各データ端末装置は、表示用端末装置、マイ
クロコンピュータ、データコレクタ、ワードプロセッ
サ、電話機といった1つまたはいくつかの装置を含むこ
とができる。システム10の機能はこれらの装置間でデ
ータを交換または配信することであり、各データ端末装
置は非ブリッジノードによってリングの1つに接続され
ている。非ブリッジノードの構造および機能はほとんど
同一であり、それらのノードの目的は基本的に、データ
端末装置の設計に影響を与えることなく、リングR1,
R2およびR3との間でデータを送受信することであ
る。各非ブリッジノードおよびその接続データ端末装置
は、しばしば、集合的に、局と呼ばれる。
【0018】さらに、通信システム10は好ましくは、
1つの局またはノードが動作不能となった場合にシステ
ムの残りのノードが動作を継続できるように、再構成可
能となっている。この再構成可能性は、機能局がそのま
ま動作する機会が持てるように、いずれかの欠陥局もし
くはノードまたはいずれかの欠陥リング区分を迂回する
ことによって得られる。
【0019】本発明に従えば、ネットワーク10の各リ
ングの各方向は、リングサブスペースと称する、偶数番
号2,4,6,8,10といったリングまたはバス区分
に分割されており、各リングサブスペースは、隣接する
リングサブスペースが異なるビット値を割り当てられる
ように、自己に割り当てられる2つのビット値のうちの
1つを有する。例えば、特定のリングが2つのサブスペ
ースに分割されている場合、第1のサブスペースにはビ
ット値1を、第2のサブスペースにはビット値0を割り
当てることができる。図1に示したネットワーク10の
実施例では、各リングは、参照番号Q1,Q2,Q3お
よびQ4で示された4つの区分または四分円に分割され
ており、各リングの第1および第3の四分円は2つのビ
ット値のうちの一方が割り当てられており、各リングの
第2および第4の四分円は2つのビット値のうちの他方
が割り当てられている。さらに詳しく言えば、例えば、
各リングの第1および第3の四分円はサブスペースビッ
ト値1を有しており、各リングの第2および第4の四分
円はサブスペースビット値0を有することができる。
【0020】さらに、各ノードは、2つの構成要素を含
む物理アクセスアドレス(PAA)と称する値を付与さ
れる。第1の構成要素は、そのノードが位置するリング
サブスペースのサブスペースビット値に等しく設定さ
れ、第2の構成要素は、ノード識別またはアドレスとし
て使用される。例えば、各ノードの物理アクセスアドレ
スは、その値の第1ビットまたは最上位ビットがリング
サブスペースビット構成要素であり、残りの7ビットが
ノード識別である、8ビットストリングまたは値とする
ことができる。
【0021】前述の通り、データは、ネットワーク10
の各リングをいずれかの方向で伝送することができる
が、説明を容易にするために、好ましくは、各リングの
各ノードは、データがリング上のノードに伝送される特
定の方向にかかわらず、同一の物理アクセスアドレスを
有する。さらに、各リングの各サブスペース内では、各
ノードは一意の物理アクセスアドレスを有する。しか
し、各ノードは2つ以上の物理アクセスアドレスを有し
てもよいし、1群のノードが同一の物理アクセスアドレ
スを共有してもよい。
【0022】以下に詳述するように、3つの可能なノー
ド識別値が特定の命令について使用されるので、これら
の3つの値はノードアドレスとして使用できない。他の
全部の可能なノードアドレスは、所与のリングの所与の
区分またはサブスペースのノードに割り当てることがで
きる。従って、4つの区分を有し、7ビットアドレス値
が使用されるリングでは、最大128−3=125の異
なるノードアドレスが任意のリング区分について使用で
き、最大500のノードアドレスが任意のリングについ
て使用できる。所与のリングにおける可能なノードアド
レスの数は、そのリングを、4ではなく、6または8つ
のサブスペースに分割することによって容易に増やすこ
とができる。
【0023】上述のように、ネットワーク10のリング
はブリッジノードによって相互に接続されており、ブリ
ッジノードの各側は異なる物理アクセスアドレスを有す
ることができる。好ましくは、ブリッジノードを介した
データの経路指定は連続的である、すなわち、単一のリ
ングによるデータの経路指定と同一である。また、ブリ
ッジノードはデータパケットの宛先ノードではなく、単
にリング間でデータパケットを伝送するためのスイッチ
としてのみ機能する。従って、ブリッジノードが第1の
リングでデータパケットを受信した場合、そのノード
は、そのデータパケットが削除されるべきか、第1のリ
ングで継続されるべきか、第2のリングへ伝送されるべ
きか、または、第1のリングで継続されかつ第2のリン
グへ伝送されるべきかのいずれかを判断するだけでよ
い。
【0024】図2について説明する。データパケット
は、ヘッダ(H)、および、データフィールドの2つの
可変長部分に分かれる。各データパケットのヘッダは、
ヘッダの始まりに位置する制御フィールド、および、制
御フィールドに続くアドレスフィールドを含んでおり、
さらに各ヘッダのアドレスフィールドは、それぞれが1
つの物理アクセスアドレスを保持できる多数のアドレス
サブフィールドを含む。
【0025】ヘッダの制御フィールドは、データパケッ
トが異なるアドレスのリストにアドレス指定されてい
か、または、1つの群アドレスにアドレス指定されてい
るかを指示するために使用される。前者の形式のデータ
パケットはポイントツーリストパケットと称し、後者の
形式のデータパケットは群データパケットと称する。こ
れらの2つの形式のデータパケットは、それぞれの制御
フィールドに異なる識別子を有する。例えば、ポイント
ツーリストパケットの識別子はPTLと表現することが
でき、群データパケットの識別子はGRと表現してよ
い。
【0026】ヘッダの各アドレスサブフィールドは、好
ましくは、8ビットストリングであり、物理アクセスア
ドレスがアドレスサブフィールドに置かれる場合、物理
アクセスアドレスのリングサブスペースビットは、サブ
フィールドの第1ビットまたは最上位ビットに置かれ、
物理アクセスアドレスのノードアドレスまたは識別値は
サブフィールドのその後の7ビットに置かれる。
【0027】上述のように、3つの可能なノードアドレ
ス値が特定の目的で使用される。これらの値は、好まし
くは7ビット値であり、φ、RDELおよびDELと称
する。これらの値が使用される場合、それらはヘッダの
アドレスフィールドのアドレスサブフィールド、詳しく
は、そのサブフィールドの最後の7ビットに置かれる。
以下で詳述するように、φは、単に、ノードによって複
写されることなく、データパケットがリングノードを伝
送されるようにするために使用される。DELは、ヘッ
ダ区切り文字であり、ヘッダのアドレスフィールドの終
わりに置かれ、この区切り文字がそのフィールドの先頭
サブフィールドとなった場合、そのデータパケットは破
棄されなければならない。
【0028】RDELは、リング区切り文字であり、デ
ータパケットが一方のリングから別のリングへ伝送され
ることをブリッジノードに指示するために使用される。
詳述すれば、第1のリングと第2のリングとを相互に接
続するブリッジノードが、第1のリングでそのブリッジ
ノードによって受信されたデータパケットのヘッダに自
己自身のアドレスを識別した場合、さらに、そのヘッダ
の次のアドレスサブフィールドがRDELを含んでいる
場合、そのブリッジノードはそのデータパケットを第2
のリングに伝送する。RDELを含むアドレスサブフィ
ールドの第1ビットは、データパケットがその第2のリ
ング上で伝送される方向を決定するので、この第1ビッ
トは方向ビットと称する。例えば、そのパケットは、方
向ビットが0である場合はその隣接するリングで時計回
りに、方向ビットが1である場合はその隣接するリング
で反時計回りに経路指定されるようにできる。さらに、
以下で詳述するように、RDELは、ブリッジが故障し
た場合にパケットを破棄するためにも使用される。詳し
く言えば、この値がパケットのヘッダのアドレスフィー
ルドの先頭フィールドになった場合、そのデータパケッ
トは破棄されなければならない。
【0029】一般に、RDELまたはDELを含まない
アドレスサブフィールドの第1ビットは、サブスペース
ビットと称する。さらに詳しく言えば、詳述する本発明
の好ましい実施例では、各リングは4つの四分円に分割
されているので、このサブスペースビットは四分円ビッ
トと呼ばれる。また、アドレスサブフィールドがノード
アドレスφ、RDELまたはDELのいずれを含んでい
るにかかわらず、アドレスサブフィールドの第1ビット
は、記号「z’」によって表現され、サブフィールドの
残りのビットは、記号「id’」によって表現される。
【0030】ネットワーク10で使用されている経路指
定法は、発信元経路指定として公知の一般形式であり、
必要な経路指定情報はそのデータパケットがその発信元
ノードを出る時にデータパケットのヘッダに存在するの
で、そのデータパケットの選択された伝送経路は決定さ
れている。より詳しくは、本発明は、それぞれ、ポイン
トツーリスト経路指定および群経路指定と称する、2つ
の異なる形式の経路指定法によって実施することができ
る。ポイントツーリスト経路指定モードでは、データパ
ケットを複写すべき各ノードは、そのデータパケットの
ヘッダに個別にリスト化されている。群経路指定モード
では、ヘッダには群ノードアドレスが存在し、データパ
ケットはその群アドレスを有する各ノードによって複写
される。
【0031】さらに、本発明のデータパケット経路指定
法は、以下の一般原理を用いる。第1に、各ノードで
は、受信データパケットの処分法の決定は、ヘッダのア
ドレスフィールドのアドレスサブフィールドのストリン
グまたはシーケンスの先頭のアドレスサブフィールドの
データに従って行われる。第2に、データパケットがそ
の発信元ノードを出る時には、そのデータパケットのヘ
ッダの最初の物理アクセスアドレスのリングサブスペー
スビットの値は、その発信元ノードを有するリング区分
のリングサブスペースビットの値と同一でなければなら
ない。従って、例えば、1であるサブスペースビットを
有するリング区分に位置するノードからデータパケット
が発信される場合、そのデータパケットがその発信元ノ
ードを出る時には、そのパケットのヘッダの最初の物理
アクセスアドレスのリングサブスペースビットも1でな
ければならない。同様にして、0であるサブスペースビ
ットを有するリング区分に位置するノードからデータパ
ケットが発信される場合、そのデータパケットがそのノ
ードを出る時には、そのデータパケットのヘッダの最初
の物理アクセスアドレスのリングサブスペースビットも
0でなければならない。
【0032】ポイントツーリスト経路指定モードでは、
データパケットは、発信元から、1つのリングまたは多
重リング構成の宛先のリストへ送信される。このモード
では、発信元ノードは次の2つの事柄を決定する。
(i)パケットが伝わる経路、および、(ii)その経
路上のいずれのノードがデータパケットを複写しなけれ
ばならないか。宛先ノードは、それらがデータパケット
によってたどられる順序で伝送経路に埋め込まれる。ノ
ードがデータパケットのヘッダの先頭アドレスサブフィ
ールドの自己のアドレスを識別した場合、そのノードは
そのデータパケットを複写し、このアドレスサブフィー
ルドはヘッダから破棄または削除され、その後、直後の
サブフィールドがヘッダの新しい先頭アドレスサブフィ
ールドになる。データパケット自体は、DELを含むア
ドレスサブフィールドがそのデータパケットのヘッダの
先頭アドレスサブフィールドになった時にリングから除
去される。
【0033】一般に、データパケットがとる経路は、そ
のデータパケットのヘッダの物理アクセスアドレスの
z’値、および、φ値の使用によって決定される。例え
ば、図1に示すように、各リングが4つの四分円Q1,
Q2,Q3およびQ4に分割されていると仮定する。こ
の場合、各リング区分のサブスペースビットz’は、式
z’=Q mod 2(式中、リングの四分円Q1,Q
2,Q3およびQ4について、それぞれ、Q=0,1,
2および3である)によって与えられる。それゆえ、例
えば、第2の四分円の場合z’=0であり、第3の四分
円の場合z’=1である。従って、リングR1のノード
Aから、リングR1の第3の四分円にあるノードBへ時
計回りにデータパケットを送信するには、そのデータパ
ケットには以下のヘッダが与えられる。
【0034】 H={PTL,(0,φ),(1,B),DEL} 式中、BはノードBのアドレスである。このデータパケ
ットをノードAからノードBへ反時計回りに送信するに
は、以下のヘッダが使用される。
【0035】H={PTL,(0,φ),(1,φ),
(0,φ),(1,B),DEL} データパケットが多数のノードによって複写される場
合、これらのノードのアドレスは、それらのノードがデ
ータパケットによってたどられる順序でデータパケット
のヘッダにリスト化される。また、データパケットを複
写しなければならない1つ以上のノードを有する各リン
グサブスペースの場合、そうしたリングサブスペースの
最後のサブスペースを除き、そのデータパケットを複写
するリングサブスペースの最後のノードのアドレス後の
ヘッダには、値(z’,φ)が追加される。例えば、リ
ングR1の第3の四分円のノードBから、リングR1の
第1の四分円のノードCおよびDへ、また、リングR1
の第2の四分円のノードAへデータパケットを送信する
には、そのデータパケットには以下のヘッダが与えられ
る。
【0036】 H={PTL,(1,φ),(0,φ),(1,C),
(1,D),(1,φ),(0,A),DEL} 式中、C,DおよびAは、それぞれ、ノードC,Dおよ
びAのアドレスである。ヘッダ区切り文字DELは、常
に、リストの最後のノードのアドレスの後に置かれる。
【0037】前述のように、ブリッジノードは2つのリ
ングを接続するスイッチであり、各ブリッジノードはそ
のブリッジノードによって接続される2つのリングのそ
れぞれのアドレスを有する。一般に、リングiとリング
jとの間のブリッジノードの場合、リングiのブリッジ
ノードのアドレスは記号B(i,j)で表現し、リング
jのブリッジノードのアドレスは記号B(j,i)で表
現される。詳述すれば、例えば、図1のリングR1とリ
ングR2との間のブリッジノードの場合、リングR1の
ブリッジノードのアドレスはB(1,2)であり、リン
グR2のブリッジノードのアドレスはB(2,1)であ
る。
【0038】前述のように、ブリッジアドレスは必ずリ
ング区切り文字RDELの前に置かれる。第1のリング
と第2のリングとを相互に接続するブリッジノードが、
第1のリング上のそのブリッジノードに伝送されたデー
タパケットのヘッダに自己自身のアドレスを認識し、そ
のアドレスがリング区切り文字の前にある場合、そのブ
リッジノードはそのデータパケットを第1のリングから
除去し、それを第2のリングへ伝送する。第2のリング
でのそのデータパケットの伝達方向は、リング区切り文
字を有するアドレスサブフィールドの第1ビットまたは
最上位ビットによって決定される。例えば、データパケ
ットがリングR1のノードAからリングR1とR2とを
接続するブリッジノードへ時計回りで伝送され、その
後、ノードEへリングR2を反時計回りで伝送される場
合、そのデータパケットには以下のヘッダが与えられ
る。
【0039】 H={PTL,(0,φ)(1,B(1,2)),
(0,RDEL),(0,φ),(1,E),DEL} 図3および図4は、データパケットのヘッダを確立する
ために発信元ノードによって使用される流れ図を示す。
この流れ図では以下の表記法を使用する。
【0040】Hは、ヘッダを表す。
【0041】φは、いずれの現アドレスにも一致しない
アドレスである。
【0042】DELは、ヘッダの最終区切り文字であ
る。
【0043】RDELは、リング間区切り文字である。
【0044】Rは、データパケットが伝送されるリング
の数である。
【0045】D(r)は、宛先ノードの総数に、リング
rのブリッジノード(存在する場合)の数を加えた数で
ある。
【0046】dir(r)は、データパケットがリング
rで伝送される方向を表す。
【0047】Q(r)は、そのリングに第dの宛先が
位置するリングrの四分円である。
【0048】Q(r)は、発信元ノードまたはブリッ
ジノードが位置するリングrの四分円である。
【0049】id(r)は、Q(r)の第d宛先ノ
ードのアドレスまたは識別値である。
【0050】図3および図4のアルゴリズムにおける各
段階は、A1〜A23によって識別されている。このア
ルゴリズムの段階A1は、Hを空集合φに等しく設定す
る。段階A2,A3およびA4では、r,qおよびdに
よって表現される3つの内部変数が、それぞれ、1、Q
(r)および1に設定される。段階A4の後、ループ
が開始され、このループは1からD(r)までdの各値
について反復される。詳細には、段階A5で、第1の決
定が行われる。dir(r)が0であり、かつ、q=Q
(r)、かつ、id(r)<idd−1(r)であ
れば、アルゴリズムは段階A6およびA7に進む。段階
A6では、Hは新しい値に設定され、詳しくは、現在の
ヘッダに新しい物理アクセスアドレスが追加される。こ
の新しい物理アクセスアドレス値の第1ビットは、q
mod 2に等しく、この新しい物理アクセスアドレス
値の最後の7ビットはφに等しい。段階A7では、式q
=(q+1) mod 4に従って、qは新しい値に設
定される。段階A7の後、アルゴリズムは段階A8に続
く。
【0051】段階A8で、dir(r)=1、かつ、q
=Q(r)、かつ、id(r)>idd−1(r)
であれば、アルゴリズムは段階A9およびA10に進
む。段階A9では、ヘッダのサブアドレスフィールドの
現ストリングの終わりに新しい物理アクセスアドレス値
が追加される。この新しい物理アクセスアドレス値の第
1ビットは、q mod 2に等しく、この新しい物理
アクセスアドレス値の最後の7ビットはφに等しい。段
階A10では、qが(q−1) mod 4に等しく設
定され、その後、アルゴリズムは段階A11に続く。
【0052】段階A11では、qがQd(r)と比較さ
れ、これらの2つの値が等しくなければ、アルゴリズム
は段階A12に進む。段階A12では、新しい物理アク
セスアドレスがHに追加される。この新しい物理アクセ
スアドレス値の第1ビットは、q mod 2に等し
く、この新しい物理アクセスアドレス値の最後の7ビッ
トはφに等しく設定される。段階A12の後、段階A1
3で、dir(r)が0と比較される。dir(r)が
0であれば、段階A14で、qは(q+1) mod
4に等しい新しい値に設定されるが、dir(r)が0
でなければ、段階A15で、qは(q−1) mod
4に等しい新しい値に設定される。段階A14または段
階A15の後、アルゴリズムは、新しい値のqをもって
段階A11に戻る。
【0053】段階A11で、qがQ(r)に等しい場
合、アルゴリズムは段階A16に飛び越し、ここで新し
い値がHに追加される。このサブフィールドの第1ビッ
トは(q mod 2)に等しく、このサブフィールド
の最後の7ビットはリングrの第d宛先ノードのアドレ
スに等しく設定される。その後、段階A17で、dがD
(r)と比較される。dがD(r)未満であれば、さら
に多くの宛先アドレスがヘッダに追加される必要があ
り、dは段階A18で1ずつ増加され、その後アルゴリ
ズムは段階A5に戻る。段階A5〜A17は、データパ
ケットを受信する各ノードに関するヘッダに、1つの宛
先ノードアドレス、および、φ値の適切な数を加算する
ために反復される。
【0054】適切なアドレスおよび中間のφサブフィー
ルドの全部が所与のリングの各宛先ノードに関するヘッ
ダに付加されると、段階A17でd=D(r)であり、
アルゴリズムは段階119へ進む。この段階で、アルゴ
リズムは、データパケットが伝送されるリングの全部の
宛先ノードの全部に関するヘッダに適切な数のアドレス
が付加されたかを判定するために検査し、これはrをR
と比較することにより実施される。rがR未満である場
合、付加リングのノードアドレスがヘッダに追加される
必要があることを意味し、段階A20で現在のヘッダの
終わりにリング区切り文字が追加され、段階A21でr
は1ずつ増加され、アルゴリズムは段階A3に戻る。し
かし、段階A19で、r=Rの場合、ヘッダに適切な物
理アクセスアドレスの全部が追加されていることを意味
し、段階A22でヘッダ区切り文字が追加され、パケッ
トはリング1を方向dir(1)で伝送される。
【0055】図5は、そのノードがデータパケットを伝
送するべきか破棄するべきかを判断するためにデータパ
ケットを受信する非ブリッジノードiによって使用され
るアルゴリズムを示す流れ図である。この流れ図では、
上述の各種記号を使用するほか、以下の表記法も使用す
る。
【0056】z’は、データパケットのヘッダの先頭物
理アクセスアドレスの第1ビットを示す。
【0057】id’は、データパケットのヘッダの先頭
物理アクセスアドレスの最後の7ビットを示す。
【0058】図5のアルゴリズムの各段階は、B1〜B
10によって識別されている。段階B1は第1の決定を
行う。ヘッダのアドレスフィールドの先頭アドレスがD
ELでもRDELでもなく、かつ、ヘッダの先頭アドレ
スフィールドのサブスペースビットがノードiのサブス
ペースビットに等しくない場合、アルゴリズムは段階B
2に進み、ヘッダのアドレスフィールドから最初の物理
アクセスアドレスを削除する。段階B1およびB2は、
段階B1で試験される条件のいずれかが真になるまで繰
り返される。これが生じると、段階B3に移り、第2の
決定を行う。詳細には、ヘッダの現在の先頭アドレスサ
ブフィールドがDELまたはRDELのいずれかである
かを確かめるために検査される。そのサブフィールドが
これらの2つの区切り文字のいずれかである場合、その
データパケットは段階B4で破棄される。
【0059】しかし、段階B3で、先頭アドレスサブフ
ィールドがDELまたはRDELのいずれでもない場
合、アルゴリズムは段階B5に進み、ヘッダの先頭アド
レスサブフィールドのノードアドレスをノードiのアド
レスと比較する。これらの2つのアドレスが等しくなけ
れば、段階B6で、データパケットはそのノードが位置
するリングで伝送される。しかし、段階B5で、比較さ
れた2つのアドレスが同一である場合、ノードiは、段
階B7でそのデータパケットを複写し、段階B8でヘッ
ダのアドレスフィールドから先頭アドレスサブフィール
ドを削除する。その後アルゴリズムは段階B9に移る。
この段階では、ヘッダのアドレスフィールドのアドレス
シーケンスの先頭の現アドレスが、DELまたはRDE
Lを含んでいるか、または、その先頭サブフィールドの
サブスペースビットがz’に等しいかを調べるために検
査される。これらの条件のいずれかが真であれば、デー
タパケットは段階B10で破棄されるが、これらの検査
された条件のいずれも真でない場合、そのデータパケッ
トはノードiが位置するリングで伝送される。
【0060】図6は、リングiでデータパケットを受信
した後にブリッジノード(i,j)によって使用される
アルゴリズムを例示する流れ図である。このアルゴリズ
ムの各段階はC1〜C14によって識別されており、こ
のアルゴリズムの最初の6つの段階は図5のアルゴリズ
ムの最初の6つの段階と同一である。詳しく言えば、段
階C1で、ヘッダの先頭アドレスサブフィールドがDE
LでもRDELでもなく、かつ、先頭サブスペースビッ
トがリングiのノード(i,j)のサブスペースビット
ではない場合、アルゴリズムは段階C2に進み、ヘッダ
から先頭ノードアドレスおよび先頭サブスペースビット
が除去される。段階C1およびC2は、段階C1で試験
される条件のいずれかが真になるまで繰り返され、それ
が生じると、段階C3に移る。段階C3では別の決定が
行われる。詳細には、ヘッダの新しい先頭アドレスサブ
フィールドがDELまたはRDELのいずれかであるか
を確かめるために検査される。この新しい先頭アドレス
サブフィールドがこれらの2つの区切り文字のいずれか
を含んでいる場合、そのデータパケットは段階C4で破
棄される。しかし、先頭アドレスサブフィールドがDE
LまたはRDELのいずれも含んでいない場合、アルゴ
リズムは段階C5に進み、第3の決定が行われる。
【0061】この第3の決定は、単に、ヘッダのアドレ
スフィールドの先頭アドレスがノード(i,j)のアド
レスであるかどうかを判定することである。これらの2
つのアドレスが一致しなければ、段階C6で、データパ
ケットはリングiで伝送される。しかし、段階C5で、
これらの2つのアドレスが一致した場合、ノード(i,
j)は、段階C7でヘッダから先頭アドレスサブスペー
スを削除する。その後、段階C8で、ヘッダの新しい先
頭アドレスサブフィールドがRDELを含んでいるかど
うかを判定するために検査される。その区切り文字が存
在しなければ、データパケットは段階C9で破棄され
る。しかしその区切り文字が存在する場合、段階C10
で、そのデータパケットがリングjで伝送される方向
が、その先頭アドレスサブフィールドのz’ビットによ
って決定される。その後、段階C11で、その先頭アド
レスサブフィールドがヘッダから削除される。次に、段
階C12で、ヘッダのアドレスフィールドの先頭の現ア
ドレスサブフィールドのz’ビットがリングjのブリッ
ジノードのサブスペースビットと比較される。これらの
2つのビット値が等しければ、そのデータパケットは段
階C13で破棄される。しかし、これらの2つのビット
値が等しくなければ、段階C14で、そのデータパケッ
トはリングjで伝送される。
【0062】前述の通り、本発明は、データパケットを
1群の宛先ノードにアドレス指定および経路指定し、パ
ケットがその宛先ノードの全部に伝送された後に通信ネ
ットワークからそのパケットを除去するために使用する
こともできる。このようなデータパケットは群パケット
と称し、これらのデータパケットのヘッダの制御記号は
GRである。ポイントツーリストデータパケットとは対
照的に、すべての群パケットのヘッダは同一構造を有す
る。例えば、4つの四分円に分割されているリングで
は、群アドレスidgを備えた最大4つのノードが存在
することができる。
【0063】一般に、群データパケットが発信元ノード
によって複写されるのではなく、群アドレスを有する各
ノードによって一度だけ複写されるために、群データパ
ケットのヘッダの第1のアドレスサブフィールドは
(q,φ)であり、この場合、qは発信元ノードを有す
るリング区分のサブスペースビットz’である。その結
果、データパケットは初めに、そのデータパケットが発
信されたリング区分を部分的にたどり、その後、発信元
ノードを有するリング区分を含め、群アドレスを有する
ノードを含む全部のリング区分を完全にたどる。
【0064】発信元ノードidが自己自身の群データ
パケットを複写しないようにするために、ヘッダ区切り
文字以前のパケットヘッダのアドレスサブフィールドの
最後のアドレスサブフィールドには、発信元ノード
(q,id)の一意のアドレスが付与され、各ノード
は、群データパケットを複写する前に、ヘッダのアドレ
スフィールドの先頭から2番目にあたるアドレスサブフ
ィールドを検査する。この先頭から2番目のアドレスサ
ブフィールドがノードの一意のアドレスでなければ、そ
のノードはデータパケットを複写することができる。し
かし、この第2のサブフィールドがそのノードの一意の
アドレスを含んでいる場合、データパケットは複写され
ない。この機能は、群データパケットをブリッジノード
間で経路指定する際には特に重要である。
【0065】従って、多重リングネットワークの場合、
すべての群データパケットは、以下の形式によるヘッダ
を有する。 H={GR,(q,φ),(バーq,id),(q,
id),(バーq,id),(q,idG),
(q,id),DEL} また、単一リングネットワークの場合、すべての群デー
タパケットは、以下の形式によるヘッダを有する。 H={GR,(q,φ),(バーq,id),(q,
id),(バーq,id),DEL} 群データパケットが群アドレスを有するブリッジノード
B(i,j)に到達すると、そのブリッジノードは、そ
のブリッジが接続する2つのリングの両方にそのデータ
パケットを転送する。すなわち、データパケットは複製
される。第1のリングから第2のリングへ、ブリッジノ
ードを介して経路指定されたパケットは、その第2のリ
ングでは、そのブリッジノードがデータパケットの発信
元ノードであるかのようにみなされる。従って、データ
パケットが第2のリングで伝送される場合、データパケ
ットのヘッダの形式は、以下のようになる。 H={GR,(q,φ),(バーq,id),(q,
id),(バーq,id),(q,id),
(q,B(j,i)),DEL} 式中、B(j,i)は、第2のリングのブリッジノード
の一意のアドレスである。データパケットは、その第2
のリングで、時計回りまたは反時計回りのいずれの方向
でも転送できることに留意すべきであろう。
【0066】図7は、同一の群アドレスidを有する
1群のノードに伝送されるデータパケットのヘッダのア
ドレスフィールドを付与するためのアルゴリズムを例示
する流れ図である。このアルゴリズムの第1の段階D1
では、qがQ(r) mod 2に等しく設定され
る。段階D2ではアドレスフィールドが形成される。第
1のアドレスサブフィールドは値(q,φ)が充填され
る。その後ヘッダは、そのデータパケットを複写する各
ノードについて各自の1つのアドレスidgが与えられ
る。この群アドレスを有するサブフィールドのサブスペ
ースビットは、qとバーqとの間で交番する。最後の群
アドレスがアドレスフィールドに付加された後、そのフ
ィールドにはデータ(q,id)が付与され(この場
合、idoは発信元ノードのアドレスである)、さらに
区切り文字DELが付加される。
【0067】図8は、データパケットを受信した後の非
ブリッジノードiによって使用されるアルゴリズムを例
示する流れ図である。段階E1では、第1の決定が行わ
れる。ヘッダの第1のアドレスサブフィールドがDEL
でなく、かつ、その第1のサブフィールドの第1のサブ
スペースビットがノードiのサブスペースビットでなけ
れば、アルゴリズムは段階E2に進み、ヘッダのアドレ
スサブフィールドからその第1のサブフィールドを削除
する。
【0068】段階E1およびE2は、段階E1で試験さ
れる2つの条件のいずれかが真になるまで繰り返され
る。それが生じると、アルゴリズムは段階E3に進み、
ヘッダの現在の先頭アドレスサブフィールドが区切り文
字DELであるかどうかを判定する。その区切り文字が
そのサブフィールドにあれば、そのデータパケットは段
階E4で破棄される。区切り文字がそのサブフィールド
になければ、アルゴリズムは段階E5に進む。
【0069】段階E5では、2つの条件が検査される。
第1の条件は、ノードiがそのデータパケットが目的と
しているノードの1つであるかどうかであり、これは、
データパケットのヘッダの群アドレスをノードiのアド
レスと比較することによって決定される。第2の条件
は、(i)ノードiのサブスペースビットを、ヘッダの
サブフィールドの順序で第2のアドレスサブフィールド
のサブスペースビットと比較すること、および、(i
i)ノードiのアドレスをその第2のサブフィールドの
ノードアドレスと比較することを含む。これらの2つの
サブスペースビットが等しくない場合、または、2つの
サブスペースビットは等しいがそれらの2つのノードア
ドレスが等しくない場合、この第2の条件は真であると
みなされる。段階E5で検査される条件の両方が真であ
る場合、ノードは段階E6でそのデータパケットを複写
し、データパケットはその後段階E7で伝送される。段
階E5で検査される条件のいずれか一方が真でない場
合、アルゴリズムは段階E6を飛び越し、段階E7でデ
ータパケットを伝送する。
【0070】図9は、データパケットを受信した後のブ
リッジノード(i,j)によって使用されるアルゴリズ
ムを例示する流れ図である。段階F1では、ヘッダの先
頭アドレスサブフィールドが、第1にそれが区切り文字
DELであるかどうかを判定するために、第2にそのサ
ブフィールドのサブスペースビットがリングiのブリッ
ジノードのサブスペースビットに等しいかどうかを判定
するために検査される。これらの条件のどちらも真では
ない場合、アルゴリズムは段階F2へ進み、先頭アドレ
スサブフィールドがヘッダから削除される。段階F1お
よびF2は段階F1で検査される条件のいずれかが真に
なるまで繰り返され、それが生じると、アルゴリズムは
段階はF3に進む。この段階では、現在の先頭アドレス
サブフィールドが区切り文字DELを含んでいるかを判
定するために検査される。そのサブフィールドが区切り
文字DELを含んでいる場合、そのデータパケットは段
階F4で破棄される。サブフィールドが区切り文字DE
Lを含んでいなければ、アルゴリズムは段階F5へ進
む。
【0071】段階F5は段階E5と同様である。段階F
5で検査される第1の条件は、ヘッダの群アドレスがリ
ングiのブリッジノードのアドレスかどうかである。段
階F5で検査される第2の条件は、サブスペースビッ
ト、および、リングiのブリッジノードのアドレスを、
それぞれ、そのデータパケットのヘッダのアドレスフィ
ールドの先頭から2番目のアドレスサブフィールドのサ
ブスペースビットおよびアドレスと比較することを含
む。これらの2つのサブスペースビットが等しくない場
合、または、これらの2つのサブスペースビットは等し
いが、それらの2つのアドレスが等しくない場合、この
第2の条件は真であるとみなされる。段階F5で検査さ
れる条件の両者とも真である場合は、そのノードは段階
F6でデータパケットを複写し、その複写されたデータ
パケットをリングjに伝送し、リングjのデータパケッ
トのヘッダは、前述の段階D2に従って、z=Q
(j)によって確立される。段階F6の後、または、
段階F5で検査される条件の一方が真でなければその直
後に、アルゴリズムは段階F7に進み、データパケット
をリングiで伝送する。
【0072】本発明は、群モードのためのグローバルア
ドレス指定法とともに使用することもできる。このモー
ドは、発信元ノードがデータパケットの宛先またはネッ
トワークトポロジに関する情報をまったく持っておら
ず、それゆえ、パケットが通信ネットワークの単数また
は複数のリングの全部をたどらなければならない場合に
使用される。通常、このノードは、グローバル制御、ネ
ットワークの初期化およびセットアップについてのみ使
用される。
【0073】グローバルアドレスは一般に、48ビット
または64ビット長といった長い形式を有しているの
で、これらのアドレスの解読は相当の遅延を生じ得る。
こうした遅延を避けるために、グローバルデータパケッ
トを受信した各ノードは、そのパケットを複写してか
ら、データパケットを解読する前に、ネットワークの次
のノードにそのパケットを転送する。最終的に、そのデ
ータパケットはDEL記号によってネットワークから除
去される。
【0074】図10によって説明すれば、グローバルア
ドレスを有するデータパケットは、データパケットのヘ
ッダの経路指定部に特殊な予約記号GAを置くことによ
って識別される。グローバルアドレスGLB自体は、D
EL記号の後のデータパケットのヘッダに位置する。従
って、あるノードがデータパケットのヘッダの経路指定
部にGAを識別した場合、そのノードは、グローバルア
ドレスがそのヘッダの経路指定区切り文字の後に置かれ
ていることがわかる。
【0075】グローバルデータパケットのパケットヘッ
ダの制御フィールドは、群データパケットのGRと同一
である。グローバル群方式でのデータパケットは、その
指定経路上の全部のノードによって、それらのノードが
データパケットのアドレスフィールドにGAを識別した
後、複写される。ノードがそのデータパケットを保持す
るか破棄するかを決定するのは、そのノードがそのヘッ
ダのグローバルアドレスを解読した後にのみ行われる。
【0076】従って、グローバルデータパケットが自己
の発信元ノードidoを出る時、データパケットのヘッ
ダの形式は以下の通りである。 H={GR,(q,φ),(バーq,GA),(q,G
A),(バーq,GA),(q,GA),(q,i
),DEL,GLB} また、リングiからリングjへ、ブリッジノードB
(i,j)を介してグローバルデータパケットが転送さ
れる場合、そのデータパケットのヘッダは以下の形式を
有する。 H={GR,(q,φ),(バーq,GA),(q,G
A),(バーq,GA),(q,GA),(q,B
(i,j)),DEL,GLB} 本発明は、種々の変形が可能である。例えば、ネットワ
ークを複数の区分に分割する段階であり、ネットワーク
区分のそれぞれはネットワーク区分の少なくとも他の区
分に隣接しており、ノードのそれぞれは区分の1つに存
在する前記分割段階と、隣接ネットワーク区分が異なる
サブスペース値を有するように複数のサブスペース値の
1つをネットワーク区分のそれぞれに割り当てる段階
と、各アドレスサブフィールドに複数のサブスペース値
の1つを割り当てる段階と、通信ネットワークによって
各データパケットを伝送する段階であり、i)各ノード
において、そのノードが位置するネットワーク区分のサ
ブスペース値を、データパケットのアドレスサブフィー
ルドの1つのサブスペース値と比較する段階と、ii)
前記比較された値が等しくない場合、前記1つのアドレ
スサブフィールドを破棄する段階と、iii)データパ
ケットのアドレスサブフィールドの全部が破棄された後
にデータパケットを破棄する段階とを含む前記伝送段階
とを含んでおり、区切り文字が各データパケットに位置
しており、データパケットを破棄する段階が、各アドレ
スサブフィールドを破棄した後、データパケットの後続
アドレスサブフィールドを検査する段階と、i)前記後
続アドレスサブフィールドが区切り文字を含まない場
合、データパケットをネットワークの別のノードに伝送
する段階と、ii)前記後続アドレスサブフィールドが
区切り文字を含む場合、データパケットを破棄する段階
とを含んでおり、さらに、各データパケットにおいて、
データパケットのアドレスサブフィールドが順番に配列
されており、比較する段階が、各ノードにおいて、その
ノードが位置するネットワーク区分のサブスペース値
を、アドレスサブフィールドの順序の先頭のアドレスサ
ブフィールドのサブスペース値と比較する段階を含んで
もよい。
【0077】ここで、区切り文字がアドレスサブフィー
ルドの順序の後に位置していてもよい。
【0078】また、複数のサブスペース値が2つのサブ
スペース値を含んでいてもよい。
【0079】あるいは、通信ネットワークが少なくとも
第1のリングおよび第2のリングを含んでおり、また、
複数のノードが前記第1のリングおよび第2のリングを
相互に接続するブリッジノードを含んでおり、さらに、
前記伝送段階が、データパケットの1つが第1のリング
によってプリッジノードに伝送される場合、ブリッジノ
ードのアドレスがデータパケットのアドレスサブフィー
ルドの1つにあるかどうかを判定するためのブリッジノ
ード検査段階と、ブリッジノードのアドレスがデータパ
ケットのアドレスサブフィールドの1つにある場合、デ
ータパケットを第2のリングに伝送するブリッジノード
伝送段階とを含んでいてもよい。
【0080】また、各ノードがノードアドレスを有す
る、相互に接続された複数のノードを含む形式の通信ネ
ットワークによって経路指定するためにデータパケット
をアドレス指定するための方法であって、ネットワーク
を複数の区分に分割する段階であり、ネットワーク区分
のそれぞれはネットワーク区分の他の区分の少なくとも
1つに隣接している、前記段階と、隣接する区分が異な
るサブスペース値を有するように複数のサブスペース値
の1つをネットワーク区分のそれぞれに割り当てる段階
と、ノードのうちの第1のノードが、ノードのうちの第
1のノードと第2のノードとの間のデータパケットの経
路を識別するためにアドレスフィールドをデータパケッ
トに付与し、かつ、i)前記経路のネットワークの各区
分についてアドレスフィールドに各自の1つの関係する
サブフィールドを確立する段階であり、前記サブフィー
ルドは前記フィールドで順番に配列されており、かつ、
各サブフィールドはサブスペース値およびアドレス値を
含んでいる、前記確立段階と、ii)前記複数のサブス
ペース値とサブスペース構成要素とを交互に配列する段
階と、iii)前記第2のノードを含む前記経路のリン
グ区分について、第2のノードのアドレスをリング区分
に関係するサブフィールドのアドレス構成要素として確
立する段階とを含み、この付与する段階がさらに、i
v)前記第2のノードを含まない前記経路の各リング区
分について、リングのいずれのノードのアドレスにも等
しくない所定値を、リング区分に関係するサブフィール
ドのアドレス構成要素として確立する段階を含んでお
り、さらにこの付与する段階がv)第2のノードが位置
するリング区分のサブスペース値に等しいアドレスフィ
ールドの第1のアドレスサブフィールドのサブスペース
構成要素を設定する段階を含んでいてもよい。
【0081】また、付与する段階がさらに、vi)サブフ
ィールドの前記1つのサブフィールドをそのフィールド
の最後のサブフィールドとして識別するために、フィー
ルドのアドレスサブフィールドの1つのサブフィールド
の直後のアドレスフィールドに区切り文字を付加する段
階を含んでいてもよい。
【0082】あるいは、通信ネットワークが少なくとも
第1のリングおよび第2のリングを含んでおり、かつ、
複数のノードが前記第1のリングおよび第2のリングを
相互に接続するブリッジノードを含んでおり、さらに、
第1のリングから第2のリングへ伝送される各データパ
ケットについて、データパケットのアドレスフィールド
の各自の1つのアドレスサブフィールドを確立し、前記
1つの関係するアドレスサブフィールドでブリッジノー
ドのアドレスを識別する段階を含んだ方法であってもよ
い。
【0083】また、第1のリングから第2のリングへ伝
送される各データパケットについて、ブリッジノードの
アドレスを含むサブフィールドの直後に別なアドレスサ
ブフィールドを確立し、データパケットが第2のリング
によって伝送される方向を識別するために前記付加的な
サブフィールドのサブスペース構成要素を使用する段階
を含んでいてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による通信ネットワークを示
した説明図。
【図2】図1のネットワークにより伝送できるデータパ
ケットを示した説明図。
【図3】データパケットのヘッダを確立する手順を示し
た流れ図。
【図4】データパケットのヘッダを確立する手順を示し
た流れ図。
【図5】受信データパケットの処分法を決定するために
通信ネットワークの非ブリッジノードによって使用され
る手順を示した流れ図。
【図6】受信データパケットの処分法を決定するために
通信ネットワークのブリッジノードによって使用される
手順を示した流れ図。
【図7】共通アドレスを有する1群のノードに伝送され
るデータパケットのヘッダを確立するための手順を示し
た流れ図。
【図8】図7に示す流れ図に従って付与されたヘッダを
有するデータパケットの処分法を決定するために非ブリ
ッジノードによって使用される手順を示した流れ図。
【図9】図7の流れ図に従って確立されたヘッダを有す
るデータパケットを受信した後にブリッジノードによっ
て使用されるアルゴリズムを示した流れ図。
【図10】グローバルアドレスにアドレス指定されたデ
ータパケットを示した説明図。
【符号の説明】
10 通信システム n1〜n36 ノード タ0〜Q3 四分円
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エイドリアン、セガール イスラエル国ハイファ、ハーグ、ストリー ト、34 (56)参考文献 特開 昭62−209942(JP,A) 特開 昭53−75810(JP,A) 特開 平2−65338(JP,A) 特公 昭54−31861(JP,B2)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各ノードがアドレスを有し、各データパケ
    ットが前記ノードの1つ以上のノードのアドレスを識別
    するために複数のアドレスサブフィールドを含む、循環
    ネットワークを形成するために相互に接続された複数の
    ノードを有する形式の通信ネットワークから不要なデー
    タパケットを破棄する方法であって、 ネットワークを複数の区分に分割する段階であり、ネッ
    トワーク区分のそれぞれはネットワーク区分の少なくと
    も他の区分に隣接しており、ノードのそれぞれは区分の
    1つに存在する、前記分割段階と、 隣接ネットワーク区分が異なるサブスペース値を有する
    ように複数のサブスペース値の1つをネットワーク区分
    のそれぞれに割り当てる段階と、 各アドレスサブフィールドに複数のサブスペース値の1
    つを割り当てる段階と、 データパケットを当該ノードが受信してから次のノード
    へこのデータパケットを転送するまでの間の伝送段階で
    あって、 i)各ノードにおいて、当該ノードが位置するネットワ
    ーク区分のサブスペース値と、データパケットのアドレ
    スサブフィールドの1つのサブスペース値とを比較し、
    前記比較された値が等しくない場合には、前記1つのア
    ドレスサブフィールドを破棄する段階と、 ii)各ノードにおいて、データパケットのアドレスサ
    ブフィールドの全部が破棄されたときは、データパケッ
    トを破棄する段階とを含む前記伝送段階とを含むことを
    特徴とする方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法であって、区切り文字
    が各データパケットに位置しており、データパケットを
    破棄する段階が、 各アドレスサブフィールドを破棄した後、データパケッ
    トの後続アドレスサブフィールドを検査する段階と、 i)前記後続サブフィールドが区切り文字を含まない場
    合、データパケットをネットワークの別のノードに伝送
    する段階と、 ii)前記後続アドレスサブフィールドが区切り文字を
    含む場合、データパケットを破棄する段階とを含むこと
    を特徴とする方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の方法であって、前記伝送段
    階がさらに、 iv)前記比較された値が等しい場合、ノードがデータ
    パケットを複写し、前記1つのアドレスサブフィールド
    を破棄し、データパケットをネットワークのノードのう
    ちの別のノードに伝送する段階を含むことを特徴とする
    方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載の方法であって、前記伝送段
    階がさらに、 iv)前記比較された値が等しい場合、ノードがデータ
    パケットを複写し、前記1つのアドレスサブフィールド
    を破棄することなく、データパケットをネットワークの
    ノードのうちの別のノードに伝送する段階を含むことを
    特徴とする方法。
  5. 【請求項5】各ノードがノードアドレスを有する、相互
    に接続された複数のノードを含む形式の通信ネットワー
    クによって経路指定するためにデータパケットをアドレ
    ス指定するための方法であって、 ネットワークを複数の区分に分割する段階であり、ネッ
    トワーク区分のそれぞれはネットワーク区分の他の区分
    の少なくとも1つに隣接している、前記段階と、 隣接する区分が異なるサブスペース値を有するように複
    数のサブスペース値の1つをネットワーク区分のそれぞ
    れに割り当てる段階と、 ノードのうちの第1のノードが、ノードのうちの第1の
    ノードと第2のノードとの間のデータパケットの経路を
    識別するためにアドレスフィールドをデータパケットに
    付与し、かつ、 i)前記経路のネットワークの各区分についてアドレス
    フィールド内に各々の1つの関係するアドレスサブフィ
    ールドを確立する段階であり、前記アドレスサブフィー
    ルドは前記アドレスフィールド内で順番に配列されてお
    り、かつ、各アドレスサブフィールドはサブスペース構
    成要素およびアドレス構成要素を含んでいる、前記確立
    段階と、 ii)前記アドレスサブフィールドの前記サブスペース
    構成要素と前記複数のサブスペース値とを前記順序で交
    互に配置する段階と、 iii)前記第2のノードを含む前記経路のリング区分
    について、リング区分に関係する前記アドレスサブフィ
    ールドのアドレス構成要素として第2のノードのアドレ
    スを確立する段階とを含む前記付与段階とを含むことを
    特徴とする方法。
  6. 【請求項6】請求項5記載の方法であって、前記付与す
    る段階がさらに、 iv)前記第2のノードを含まない前記経路の各リング
    区分について、リング区分に関係するサブフィールドの
    アドレス構成要素としてリング内のあらゆるノードのア
    ドレスにも等しくない所定値を確立する段階を含むこと
    を特徴とする方法。
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EP0526717A2 (en) 1993-02-10

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