JPH08242616A - 玉葱苗移植装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 玉葱苗移植穴を成型すると共に、本機に座乗
して楽に玉葱の移植が可能としたものである。 【構成】 発動機Ｃの動力にて機械的構成により穴空け
棒１２を作動させて移植穴を作成すると共に本発明自体
が農場を走破するよう構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】玉葱苗移植装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】玉葱苗移植に関する問題では、移植する
土壌に予め移植穴を形成する必要があるが、従来の技術
では（例えば、実開平４−１０３４０９６９参照）があ
るが、尽力により此の器具を用いて移植穴を作製してい
るが、一挙に大量の移植穴を作製する為に、此の器具に
は多数の穴空け棒が構成してあり、ために、重量が増大
すると共に土壌に此の器具を突き刺し、そして引き抜く
際に土壌の抵抗も増大する、従って、広大な農場での尽
力による此の移植穴空け作業では、肉体の疲労と苦痛を
伴うばかりではなく非能率的である、こうした問題を解
消するために（例えば、実開平４−１０３４０８参照）
なとがあるが、玉葱移植穴は深めに作製する事を要求さ
れており、穴空け棒も必然的に長目のものを利用する
が、こうした長目の穴空け棒を円筒状の器具に配設して
土壌の上を回転させて利用すれば、回転作用による穴空
け作業では移植穴が楕円状の不規則な移植穴が形成さ
れ、特にマルチフイルム敷設した穴空け作業ではマルチ
フイルムを破壊する欠点があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記したごとく広大な
農場での前者のごとき器具を用いての穴空け作業では疲
労や苦痛を伴うばかりではなく、均等した間隔の穴空け
が容易でなく、従って此れを修正しながらの穴空け作業
では余計に疲労と苦痛を伴い非能率的であった。

【０００４】移植穴を作製してから、玉葱苗を移植する
際にしても、広大な農場を前傾姿勢で不自然な姿勢での
長時間の移植作業では、肉体的苦痛と疲労に伴い非能率
的であった。

【０００５】前記のごとき状態で、移植穴の形成と、玉
葱苗移植に関しては相当に強靭な体力が要求されて老人
などの就労には不適切であり従って人手不足の問題があ
った。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、機械的構成に
より穴空け棒を垂直に上下運動させて適切な移植穴を作
製する事を目的としたものである。

【０００７】機械的に移植穴が形成されるので、適切か
つ能率的である。

【０００８】前記のごとく、機械的に移植穴が形成され
ると共に、本発明自体が発動機の機械力により搬送され
るので、人為的な労力の省力となる。

【０００９】本発明が機械的に土壌を移動するので本機
に構成してある桟敷に作業員が座乗して玉葱苗を移植す
る事が可能となり、従って、広大な農場を不自然な姿勢
での移植作業による肉体の苦痛と疲労が解消され、楽な
姿勢での移植作業ができる事により作業能率が向上する
にともない、強靭な体力を必要としないため、身体の不
自由な老人の就労も可能であり、従って人手不足の解消
する事を目的としたものである。

【００１０】

【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
発動機（Ｃ）の回転を駆動軸（１）に固定したプーリー
（２）からベルト（３）を介してプーリー（４）、そし
てクランク（７）を回転させ、クランクピン（８）を介
してクランクの回転運動をコンネクチングロッド（９）
によって上下運動に変更させ、ボールベアリング（１
３）とガイドバー（１４）の構成によって上下運動が円
滑になり、コンネクチングロッド（９）と連結ピン（１
１）によって自在に動くよう連結された穴空け棒（１
２）が適切な垂直運動をする。

【００１１】穴空け棒（１２）が下降運動するに伴いス
プリング保持板（１５）の下部に設けてあるスプリング
（１６）が伸縮して、其のスプリングの下部に設けてあ
る土壌押さえ板（１７）が移植穴を形成する周辺の土壌
を圧し固めるよう構成してなる玉葱移植装置である。

【００１２】駆動軸（１）に固定した駆動車（１９）を
車輪（１８）に接触させて発動機（Ｃ）の回転力を伝え
て本発明を走行させ、本発明に設けた桟敷に座乗した作
業員が玉葱苗の移植作業が可能となるよう構成してなる
玉葱移植装置である。

【００１３】

【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下にに記載されるような効果を奏する。

【００１４】機械的な構成により均等な間隔の移植穴の
形成が出来、穴空け棒が垂直に上下運動する事によって
適正な移植穴が出来る、そして本発明を機械的に移動さ
せる事によって人為的労力が不必要となり人手不足の解
消をする効果がある。

【００１５】穴空け棒に設けた土壌押さえ板がスプリン
グの作用で移植穴周辺の土壌を圧し固めるので完全な移
植穴を形成すると共に、穴空け棒が上昇行程の際、即
ち、穴空け棒が土壌から引き抜かれる際に穴空け棒に付
着した粘度質の土壌が穴空け棒と共に持ち上げられて、
作成された折角の移植穴が破壊されるので、此の土壌押
さえ板が土壌を押さえるので移植穴の破壊を防止するも
のである。

【００１６】本機が機械的構成によって土壌に移植穴を
形成しながら移動するので、本機に設けてある桟敷に作
業員が座乗して、楽な姿勢で玉葱苗を移植するので、作
業員が肉体的苦痛や疲労が解消されるに従い、作業能率
が向上する効果がある。

【００１７】

【構 成】此の玉葱移植に関する問題では、均等した間
隔の移植穴の製作が要求されるが、本発明の場合では、
プーリー（２）、プーリー（４）、駆動車（１９）の３
種類の大小の組み替えによって均等した移植穴が形成さ
れるよう構成してある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の側面図である。

【図２】本発明の平面図である。

【符号の説明】

Ａ 本機 Ｂ 車台 Ｂ１ クランク用ブラケット Ｂ２ ガイドバー用ブラケット Ｃ 発動機 １ 駆動軸 ２ プーリー ３ ベルト ４ プーリー ５ クランク軸 ６ 軸受け ７ クランク ８ クランクピン ９ コンネクチングロッド １０ ピン穴 １１ 連結ピン １２ 穴空け棒 １３ ボールベアリシグ １４ ガイドバー １５ スプリシグ保持板 １６ スプリング １７ 土壌押さえ板 １８ 車輪 １９ 駆動車

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 本機（Ａ）の車台（Ｂ）の先端部に設け
   た発動機（Ｃ）の駆動軸（１）にプーリー（２）を固定
   し、其のプーリー（２）とプーリー（４）とにベルト
   （３）を連結し、前記プーリー（４）に固定したクラン
   ク軸（５）を、車台（Ｂ）の一端に固定したブラケット
   （Ｂ１）の上端に設けた軸受（６）に貫通させてクラン
   ク（７）に固定して、発動機の回転駆動をクランクに伝
   えるべく構成する、前記クランク（７）の先端に設けた
   クランクピン（８）を、コンネクチングロッド（９）の
   先端に設けたピン穴（１０）に挿入する、前記コンネク
   チングロッド（９）の下端に設けた連結ピン（１１）を
   介して穴空け棒（１２）を自在に動くよう連結してクラ
   ンクの回転運動を、コンネクチングロッド（９）を介し
   て穴空け棒が垂直に上下運動するよう構成する、前記連
   結ピン（１１）にボールベアリング（１３）を設けて、
   ブラケット（Ｂ２）に固定したガイドバー（１４）とガ
   イドバーの中間に挿入して前記の穴空け棒（１２）が垂
   直の上下運動をなさしめるため適切な案内するよう構成
   してなる玉葱移植装置である。
2. 【請求項２】 中心に穴を設けたスプリング保持板（１
   ５）に穴空け棒（１２）を挿入して穴空け棒の中心付近
   に固定して、其のスプリング保持板（１５）の下部にス
   プリング（１６）を取り付け、其のスプリングの下部に
   も中心部に穴を設けた土壌押さえ板（１７）を設けて、
   前記の穴空け棒（１２）を挿入し、土壌押さえ板が穴空
   け棒に沿って自在に上下運動するよう構成してなる玉葱
   苗移植装置である。
3. 【請求項３】 前記の車台（Ｂ）の前後に車輪（１８）
   を設けて、其の車輪の一部に前記の駆動軸（１２）に固
   定した駆動車（１９）を、前記の車輪（１８）に回転を
   伝えるべく接触させる、車台（Ｂ）の後端に桟敷（Ｄ）
   を構成してなる玉葱苗移植装置である。