JPH08242478A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JPH08242478A
JPH08242478A JP7070643A JP7064395A JPH08242478A JP H08242478 A JPH08242478 A JP H08242478A JP 7070643 A JP7070643 A JP 7070643A JP 7064395 A JP7064395 A JP 7064395A JP H08242478 A JPH08242478 A JP H08242478A
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JP
Japan
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base station
mobile terminal
signal
receiving
communication system
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JP7070643A
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Masayasu Miyake
正泰 三宅
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一の基地局に送受信機能を設けることがで
き、移動端末の送信電力を小さくできる通信システムを
提供する。 【構成】 基地局20は、自己のサービスエリアに存在
する移動端末21からの信号を受信する、高利得の受信
アンテナ20aと高感度の基地局受信装置を備える。一
方、基地局受信装置の受信感度は、上り回線のデータ伝
送速度を下り回線のデータ伝送速度に比べて低くするこ
とで、受信感度を高くする。また、受信サービスエリア
を、複数の領域に分割し、上り回線のデータ伝送速度を
低くした場合においても、システム全体の上り回線情報
量を下り回線情報量と概略同じ値に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯端末とデータを双
方向で授受する通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在の大ゾーンデータ通信としては、ペ
ージングシステムが知られている。ページングシステム
は、送信基地局から受信端末への下り一方向のシステム
であり、同様のシステムは、諸外国でも実用化されてい
る。一方、米国では、ページングシステムの双方化が提
案されている。
【0003】現在、米国において、提案されており、本
年からサービスの開始が予定されるN−PCSと呼ばれ
るシステム(双方向ページングシステム)の例を図10
に示す。図において、このN−PCSシステムでは、送
信基地局1のサービスエリア2は、非常に広く、その中
に、比較的狭いサービスエリア3,4の受信基地局5,
6がある。移動端末7,8の受信信号S1,S2は、送
信基地局1から送出される。また、移動端末7,8の送
信信号S3,S4は、受信基地局5,6で受信される。
送信基地局1と受信基地局5,6とは、中央統制局10
に接続されている。中央統制局10は、一般公衆網また
は専用網11を介して、システム外部の固定端末12と
接続されている。
【0004】上記N−PCSシステムでは、送信基地局
1がカバーするサービスエリア2は、通常、半径約10
−20kmであり、受信基地局5,6がカバーするサー
ビスエリア2,4は、通常、半径約2−7kmである。
また、送信基地局1の送信電力は、数百Wとされ、移動
端末7,8の送信電力は、1W以上とされている。以上
の構成で、移動端末7,8同士、または移動端末7,8
と固定端末12間の通信が可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した米
国で提案されているN−PCSシステムでは、加入者を
増やす場合、1つの送信基地局1に対して受信基地局
5,6の数を増加させる方式を採用している。このよう
な通信システムでは、移動端末7,8を小型化するため
に、その送信電力を低減しようとすると、受信基地局
5,6を増設しなければならない。そして、受信基地局
5,6を増設すると、受信基地局5,6と中央統制局1
0との間を接続する回線が増大するため、システムのコ
ストアップにつながるという問題があった。
【0006】そこで本発明は、同一の基地局に送受信機
能を設けることができ、システム構成を複雑にすること
なく、しかも、移動端末の送信電力を小さくできる通信
システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による通信システムは、一般回線また
は専用回線等の地上回線に接続され、所定範囲のサービ
スエリアにデータを送信する基地局送信手段と、高利得
の受信アンテナと高感度の基地局受信手段とを備える基
地局と、前記基地局からのデータを受信する端末受信手
段と、前記基地局へデータを送信する端末送信手段とを
備える、移動可能な移動端末とを具備することを特徴と
する。
【0008】また、好ましい態様として、例えば請求項
2記載のように、前記移動端末から前記基地局への上り
回線のデータ伝送速度を、前記基地局から前記移動端末
への下り回線のデータ伝送速度に対して小さくするよう
にしてもよい。
【0009】請求項3記載の発明による通信システム
は、一般回線または専用回線等の地上回線に接続され、
所定範囲のサービスエリアにデータを送信する基地局
と、前記基地局からのデータを受信する、移動可能な移
動端末とからなる通信システムにおいて、前記基地局
は、高利得の受信アンテナと高感度の基地局受信手段と
を備え、前記移動端末は、前記基地局へデータを送信す
る端末送信手段を備えることを特徴とする。
【0010】また、好ましい態様として、前記基地局
は、例えば請求項4記載のように、前記基地局受信手段
による受信サービスエリアを複数の領域に分割し、各領
域毎に固有の受信アンテナと受信手段を設け、各領域に
存在する移動端末からの信号を独立して受信するように
してもよい。また、好ましい態様として、例えば請求項
5記載のように、前記移動端末から前記基地局への上り
回線の信号の変調方式を直接スペクトラム拡散変調方式
とするようにしてもよい。
【0011】また、好ましい態様として、前記移動端末
は、例えば請求項6記載のように、送信すべきデータを
直接スペクトラム拡散変調方式で変調し、上り回線の信
号として前記基地局へ送信する直接スペクトラム拡散送
信手段を備え、前記基地局は、受信したデータを直接ス
ペクトラム拡散変調方式で復調する直接スペクトラム拡
散受信手段を備えるようにしてもよい。また、好ましい
態様として、前記移動端末は、例えば請求項7記載のよ
うに、送信する異なる属性の送信信号を、下り回線の信
号が持つ時系列信号の属性に対応させるとともに、同期
させて送信するようにしてもよい。また、好ましい態様
として、前記下り回線の信号は、例えば請求項8記載の
ように、時分割多重方式で伝送されるようにしてもよ
い。
【0012】また、好ましい態様として、前記基地局
は、例えば請求項9記載のように、複数の領域に分割さ
れた受信サービスエリアの各領域毎に、複数の受信アン
テナとそれに対応する受信手段を設け、該受信手段は、
各領域に存在する移動端末からの信号を独立して受信
し、該受信信号の同期情報を相互に授受するようにして
もよい。また、好ましい態様として、前記基地局は、例
えば請求項10記載のように、受信中の受信手段からの
受信信号が完全に途切れる前に、レベル低下等の現象が
始まると、当該受信信号の同期情報を他の受信手段に供
給する受信制御手段を備えるようにしてもよい。また、
好ましい態様として、前記基地局は、例えば請求項11
記載のように、複数設けられ、上り回線の信号の変調方
式を直接スペクトラム拡散変調とし、自己のサービスエ
リアに固有の上り回線信号の拡散符号を、そのサービス
エリアに定期的に送信するようにしてもよい。
【0013】また、好ましい態様として、前記移動端末
は、例えば請求項12記載のように、自己が存在するサ
ービスエリアの上り回線信号の変調に用いられている拡
散符号を受信し、該拡散符号を用いて、データを拡散変
調して上り回線信号として送信するようにしてもよい。
また、好ましい態様として、前記移動端末は、例えば請
求項13記載のように、復調信号に基づいて拡散符号を
発生する拡散符号発生手段と、受信信号を解読し、該受
信信号が拡散符号である場合には、その復調信号を前記
拡散符号発生手段に供給するように制御する制御手段
と、前記拡散符号発生手段によって発生された拡散符号
を用いて送信データを拡散変調して送信する送信変調手
段とを具備するようにしてもよい。
【0014】また、好ましい態様として、前記基地局
は、例えば請求項14記載のように、上り回線信号の送
信を下り回線に同期させるとともに、前記移動端末への
下り回線信号の所定のデータ位置と、該下り回線信号に
対する前記移動端末からの上り回線信号の所定のデータ
位置との時間差を計測し、移動端末までの距離とその方
向とを算出するようにしてもよい。また、好ましい態様
として、前記複数の基地局は、例えば請求項15記載の
ように、上り回線信号の送信を下り回線に同期させると
ともに、前記移動端末への下り回線信号の所定のデータ
位置と、該下り回線信号に対する前記移動端末からの上
り回線信号の所定のデータ位置との時間差を計測し、各
基地局で計測された時間差に基づいて、前記移動端末ま
での距離とその方向とを算出するようにしてもよい。ま
た、好ましい態様として、前記複数の基地局は、例えば
請求項16記載のように、各々、固有の拡散符号で受信
復調する第1の受信手段と、他の基地局のいずれかの拡
散符号で受信復調する第2の受信手段と、前記移動端末
の位置推定に必要とされる情報を他の基地局と相互に交
換する情報交換手段とを具備するようにしてもよい。
【0015】
【作用】本発明では、基地局は、基地局送信手段によっ
て自己のサービスエリアにデータを送信するとともに、
高利得の受信アンテナと高感度の基地局受信手段によっ
て、自己のサービスエリア内に存在する移動端末からデ
ータを受信する。一方、移動端末は、基地局からのデー
タを端末受信手段によって受信するとともに、端末送信
手段によって基地局へデータを送信する。したがって、
同一の基地局に送受信機能を設けることができ、システ
ム構成を複雑にすることなく、しかも、移動端末の送信
電力を小さくすることが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
【0017】A.第1実施例 まず、本発明の第1実施例について説明する。本第1実
施例による通信システムは、受信専用の特別な基地局を
設置することなく、従来の一方向のページングシステム
と同じ設備を利用しており、異なる点は、以下に述べる
仕様に基づいて、基地局に高利得の受信アンテナと高感
度の受信装置を備えるようにしたことにある。
【0018】A−1.通信システムの基本構成および原
理 図1は本発明の第1実施例による通信システムの基本構
成(基地局と携帯端末)を示すブロック図である。図1
において、基地局20は、送信電力Ptb(dBm)、
送信アンテナ利得Gtb(dB)を有し、下り信号を携
帯端末21に向けて送信する送信系と、アンテナ利得G
rb(dB)の受信アンテナ20aで受信し、信号レベ
ルSrb(dBm)の上り信号を受信する受信系とを備
えている。一方、携帯端末21は、下り信号を、アンテ
ナ利得Grm(dB)の受信アンテナ21aで受信し、
受信レベルSrm(dBm)の信号を受信する受信系
と、送信電力Ptm(dBm)の上り信号を、アンテナ
利得Gtm(dB)の送信アンテナ21aで基地局20
に向けて送信する送信系とを備えている。基地局20と
携帯端末21との間には、その距離に応じた電波伝搬に
支配される伝搬損失Lp(dB)が存在する。
【0019】上述した基地局20と携帯端末21のパラ
メータの関係を整理すると、次のようになる。 Srm=Gtb+Ptb−Lp+Grm Srb=Gtm+Ptm−Lp+Grb
【0020】基地局20の送信電力Ptbは、数百Wの
オーダであり、計算例として、300W(+54.8d
Bm)とする。また、携帯端末21の送信電力Ptm
は、携帯端末を小型化するために、0.3W(+24.
8dBm)とする。米国で提案されているN−PCSシ
ステムでの携帯端末の送信電力は、1W以上とされてい
るので、上記送信電力はそれよりかなり小さいものであ
る。基地局20の送信アンテナ利得Gtb、携帯端末2
1の送受信アンテナ利得Gtm/Grmは、全て等し
く、利得を1(0dB)とする。以上の数値例を、上記
2つの式に代入すると、次の関係が成立する。
【0021】Srm−Srb=30−Grb 上記関係式は、携帯端末21の受信レベルと、基地局2
0の受信レベルとを等しくするためには、Grb=30
dBにしなければならないことを示している。すなわ
ち、基地局20には、アンテナ利得が30dBの受信ア
ンテナ20aを用いる必要があることを示している。ま
た、基地局20の受信レベルが携帯端末21の1/10
(−10dB)でよい場合は、Grb=20dB、すな
わち、基地局20には、アンテナ利得が20dBの受信
アンテナ20aを用意すればよいことを示している。
【0022】一方、受信感度は、変調方式が同じであれ
ば、受信帯域幅に比例することが知られているので、受
信感度を高くするには、すなわち、受信レベルを小さく
するには、伝送データ速度を低くし、それに応じて受信
帯域幅を小さくすることで可能である。したがって、基
地局20の受信レベルを携帯端末21の受信レベルの1
/10(−10dB)で動作可能とするためには、上り
回線の伝送速度と受信帯域幅を、下り回線の1/10に
すればよいことが分かる。
【0023】A−2.第1実施例の効果 上述したように、本第1実施例では、基地局20の受信
系を、高利得の受信アンテナ20aと高感度の受信装置
とから構成するようにしたので、携帯端末21の送信電
力を小さくでき、さらに、受信専用の特別な基地局を設
置することなく、従来の一方向のページングシステムと
同じ設備が利用でき、かつ、少ない設備費用で双方向の
データ伝送システムが実現できる。
【0024】B.第2実施例 次に、本発明の第2実施例について説明する。なお、本
第2実施例においても、前述した第1実施例と同様に、
基地局20の受信レベルを携帯端末21の受信レベルの
1/nで動作可能とするために、上り回線のデータ伝送
速度と受信帯域幅とを、下り回線の1/nにしている。
本第2実施例は、上り回線のデータ伝送速度を低くした
場合においても、システム全体の上り回線情報量が下り
回線情報量と概略同じ値にすることを目的としている。
【0025】B−1.第2実施例の構成および作用 次に、本発明の第2実施例について説明する。まず、従
来の一方向のページングシステムの概念図を図2に示
す。図2において、基地局30からの送信信号は、距離
に従って減衰し、受信可能な信号レベルのサービスエリ
ア31は1つの円形の範囲で与えられる。また、受信専
用携帯端末32,33,34は、サービスエリア31の
内部に分布することになる。一方、図3は、本第2実施
例の通信システムのサービスエリアを示す概念図であ
る。図において、基地局20の受信装置(図示略)の受
信可能レベルを携帯端末21の1/8(n=8)とする
ためには、受信帯域幅を1/8にすることで達成できる
ことは通信理論から導かれる。このことは、携帯端末2
1からの上り信号のデータ速度が、携帯端末21が受信
する信号のデータ速度の1/8になることを意味してい
る。したがって、上り回線の情報伝送量を下り回線のそ
れと同じにすると、上り回線の情報を送出する時間は、
下り回線の8倍の時間を占めることになる。
【0026】ここで、携帯端末(複数)がサービスエリ
ア40の内部に一様に分布しているとすれば、サービス
エリア40を8分割し、それぞれの分割した範囲の上り
信号を、それぞれの範囲に固有の受信アンテナと受信装
置で独立に受信することで、互いに異なる8つの信号を
同時に受信できるので、サービスエリア40全体のデー
タ伝送速度を下り信号と概略同じにすることができる。
図3では、サービスエリア40を45度の範囲で8分割
し、サービスエリア41,42,43,44,45,4
6,47,48に分割する例を示している。これは、言
い換えると、基地局20に、上記45度の範囲で8分割
された各領域毎に、それぞれに存在する携帯端末21か
らの上り信号を受信するための(指向性の狭いビームを
持つ)受信アンテナ(図示略)を分割数に応じて、複数
個、円周上に配列するとともに、各受信アンテナからの
受信信号を復調する受信装置(図示略)とを設けること
により実現している。
【0027】各サービスエリア41,42,……,48
に存在する携帯端末21からの上り信号は、基地局20
に設けられた、それぞれ異なる受信アンテナと受信装置
で受信されるので、信号の分離は可能である。また、サ
ービスエリア40を分割することにより、受信アンテナ
の利得を大きくすることができる。一般的に、分割数の
対数の10倍が分割による利得の目安である。したがっ
て、上りデータ伝送速度を下り伝送速度の1/10と
し、サービスエリア40の分割数を12とすると、基地
局20の受信アンテナの利得は約20dB、指向性の半
値幅が約30度となり、アンテナとして容易に実現可能
なパラメータの範囲となる。また、上りデータ速度は1
/10になるが、サービスエリア40を12分割するこ
とで、サービスエリア40全体のデータ伝送速度を概略
一定に保つことができる。
【0028】B−2.第2実施例の効果 上述したように、本第2実施例では、送信サービスエリ
アと同じサービスエリアを、軸方向で分割した高利得の
受信アンテナとその指向性によって、複数の領域に分割
し、受信サービスエリアとして設定するようにしたの
で、上り回線データ速度を低くした場合においても、シ
ステム全体の上り回線情報量を下り回線情報量と概略同
じ値に保つことができる。
【0029】C.第3実施例 次に、本発明の第3実施例について説明する。上述した
第2実施例では、基地局20の受信装置を小さい受信レ
ベルで受信できるようにするために、データ伝送速度を
下り回線のデータ伝送速度の1/8とした例で説明し
た。上記第2実施例における不具合としては、上りデー
タ伝送速度を1/8にすることで、搬送波周波数が温度
等により変動すると、伝送品質の劣化することである。
そこで、本第3実施例では、データ伝送速度を低くした
場合に起こる周波数変動を低減することを目的としてい
る。なお、本第3実施例においても、上り回線データ速
度を低くし、基地局20における受信アンテナの指向性
パターンを分割して、受信サービスエリアを分割すると
いう構成は同一である。
【0030】C−2.第3実施例の構成 図4は、本第3実施例による通信システムの構成を示す
ブロック図である。図において、通信システムは、前述
したように、携帯端末50と基地局装置60とで構成さ
れている。また、携帯端末50は、受信回路を構成する
受信復調回路51と受信アンテナ52、送信回路を構成
する送信変調回路53と送信アンテナ54、および表示
回路、入力回路、電源回路、その他の回路等を含む制御
回路55から構成されている。次に、基地局装置60
は、送信回路を構成する送信変調回路61と送信アンテ
ナ62、受信回路を構成する受信復調制御回路63、複
数の受信復調回路64,65,……,66と複数の受信
アンテナ67,68,……,69、および外部の回線と
の接続を含め、その他の回路等を含む制御回路70から
構成されている。また、基地局装置60の送信変調回路
61と携帯端末50の受信復調回路51とは、従来のペ
ージングシステムと同じ変調方式であるFSK方式(周
波数変位方式)を用いている。一方、携帯端末50の送
信変調回路53と、基地局装置60の受信復調回路6
4,65,……,66とには、前述した直接スペクトラ
ム拡散変調方式を用いている。また、基地局装置60の
受信制御回路63は、それぞれの受信復調回路64,6
5,……,66からの受信信号を選択して出力する機能
を備えている。
【0031】ここで、携帯端末50の送信変調回路53
と、基地局装置60の受信復調回路64,65,……,
66とに、直接スペクトラム拡散変調方式を用いている
理由について説明する。下り回線が、例えば、現在のペ
ージングシステムのパラメータであるとすると、下り回
線伝送速度が2400bps、搬送波周波数が900M
Hz帯、搬送波周波数安定度が3ppm、上り回線デー
タ伝送速度が300bps、周波数変動が2700Hz
という値となる。この場合、通常の変調方式を用いる
と、受信帯域幅を十分に狭くすることができない。
【0032】そこで、このような回線に適合する通信方
式として、本第3実施例では、直接スペクトラム拡散変
調方式を採用する。直接スペクトラム拡散変調の復調に
おいては、受信機の受信帯域幅は広いが、スペクトラム
拡散通信方式特有の逆拡散処理後の帯域幅は、受信帯域
幅を処理利得の値で除した値になるので、伝送したいデ
ータ変調速度と同じ程度の値となる。さらに、直接スペ
クトラム拡散変調では、変調回路を従来の変調回路と同
等の回路規模で実現でき、携帯端末からの送信に適当で
ある。また、その受信回路は、従来の通信方式の復調回
路に比べて複雑であるが、基地局受信装置に使用するこ
とから、ハードウエア構成上の大きな制約はなく、適当
である。
【0033】C−3.第3実施例の動作 基地局装置60は、送信変調回路61によってFSK方
式で変調した信号を送信アンテナ62で、自己のサービ
スエリアに向けて送信する。携帯端末50は、上記信号
を受信アンテナ52で受信し、FSK方式の受信復調回
路51で復調する。一方、携帯端末50は、送信すべき
データを、送信変調回路53によって直接スペクトラム
拡散変調方式で変調し、送信アンテナ54から送信す
る。基地局装置60は、上記端末からの信号を、例えば
受信アンテナ67で受信し、直接スペクトラム拡散変調
方式の受信復調回路64で復調し、他の端末や、外部の
回線へ接続されている端末へ伝送する。
【0034】C−4.第3実施例の効果 上述したように、本第3実施例では、携帯端末50の上
り回線の変調に直接スペクトラム拡散変調方式を用いる
ようにしたので、受信感度を高めるために、データ伝送
速度を低くした場合に起こる周波数変動を低減できる。
【0035】D.第4実施例 次に、本発明の第4実施例について説明する。本発明の
対象とする通信システムは、下り方向は1対多の通信で
あり、上り方向は多対1の通信形態をとる。下り方向の
通信形態は、従来のページングシステム等で実現されて
いる方式であり、携帯端末は、受信した信号から自局宛
の信号のみを抽出して受信すればよい。これまでの説明
では、上り回線データ速度を低くし、受信アンテナの指
向性パターンを分割することで、上り回線全体のデータ
伝送量が変わらないことを述べたが、上り回線のデータ
伝送時間が長くなることから、加入者数が増えると、上
り回線信号の重複は避けられなくなる。また、前述した
第3実施例による上り回線の変調方式は直接スペクトラ
ム拡散変調方式であり、その特徴は信号が重複した場合
においても、処理利得があるために、信号の分離受信が
可能であることはよく知られている。
【0036】しかしながら、伝送効率をさらに向上させ
るためには、上り回線を何らかの形で統制する必要があ
る。通常、下り信号は、多数の携帯端末にそれぞれ異な
る情報を伝送するために、ある定められた時系列に従っ
て伝送される。この場合、その時系列は、同期のための
プリアンブル信号と、複数の受信を希望する携帯端末を
示すアドレス信号と、それらの携帯端末のそれぞれに対
する情報信号との組み合わせからなる。一方、上り信号
は、大別すると、自動確認または再送要求信号、受信信
号の利用者による応答信号、および携帯端末からの要求
信号の3種が考えられる。自動確認信号等は、機械的な
ものであり、携帯端末側でそれを送出するための処理時
間は、数msecのオーダである。これに対して、利用者
による応答信号は、数秒から数時間に及びことがある。
さらに携帯端末からの要求信号は、全くランダムに発生
すると考えられる。
【0037】D−1.第4実施例による信号構成 上述した信号を統制する方法を具体的な例として、現
在、広く用いられているページングプロトコルであるP
OCSAG方式を下り回線プロトコルとした場合で説明
する。POCSAG信号は、図5に示すように、信号の
先頭を示すプリアンブル80と複数のバッチ81,8
2,……,83で構成されている。バッチ81〜83
は、各々、同期90,100,110と、8つのグルー
プ91,92,……,98、101,102,……,1
08、111,112,……,118とから構成されて
いる。携帯端末が持つ固有のアドレスの下位3ビット
は、1つのバッチ81のグループ92,93,……,9
8の位置に相当する。すなわち、アドレスの下位3ビッ
トの値が「0」の場合には、グループ91、3ビットの
値が「7」の場合には、グループ98という具合であ
る。
【0038】それぞれのグループ91〜98,101〜
108,111〜118は、携帯端末のアドレス、およ
び/またはメッセージから構成されている。上り回線信
号の自動応答信号は、下り回線信号のアドレスに対応し
て送出することにより、特別なアドレスを付与する必要
がなくなる。例えば、グループ92でアドレスが規定さ
れ、それに従ったメッセージがバッチ81で終了した場
合、それに対する自動応答信号を、次のバッチ82のグ
ループ102に同期させて送信することで(図示の破線
矢印Aを参照)、特別に上り回線信号にアドレスを付与
する必要がなくなる。すなわち、上り回線でアドレスが
ない上り回線信号120を受信した場合は、それは自動
応答信号であり、その信号の送出先の携帯端末のアドレ
スは、当該自動応答信号を受信したバッチ82とグルー
プ102から、1つ前のバッチ81の同じグループ92
で下り回線情報を送出したアドレスに相当する。この場
合、上記上り回線信号120は、上り回線の同期信号1
21と自動応答信号の情報122から構成される。
【0039】一方、利用者が応答する場合の信号130
は、この信号がいつの時点で送出されるか不明であり、
このような対策は取れない。このため、信号130は、
上り回線の同期信号131、信号を送出する携帯端末の
アドレス132、および応答信号の情報133から構成
される。この場合においても、送出する携帯端末のアド
レスの下位3ビットは、下り回線のバッチ内のグループ
に同期させて送出することで(図示の破線矢印Bを参
照)、アドレスとして送出する信号量を減らすことがで
きる。
【0040】また、携帯端末からの要求信号140は、
全くランダムに発生することから、周期的に出現するプ
リアンブル信号80に同期させ(図示の破線矢印Cを参
照)、他の2種の信号と区別することができる。要求信
号140は、上り回線同期信号141、携帯端末のアド
レス信号142、および要求信号の内容を示す情報信号
143から構成され、アドレス信号142は、先の2例
とは異なり、下位3ビットを含めて伝送する必要があ
る。
【0041】これらの上り信号に用いる同期信号12
1,131,141には、同じ信号を用いることができ
る。これは、直接スペクトラム拡散信号は、同じ拡散符
号を使用する信号が重畳した場合であっても、拡散信号
の開始位置が時間的に異なっていれば、分散復調可能な
特性を持つためである。
【0042】上述した例では、現在、多くの地域で利用
されているページングシステムのPOCSAG信号形式
を用いた場合について述べた。本第4実施例の場合は、
アドレスとそれに対応するメッセージデータが周期的均
等に信号形式上で配分されているが、これとは異なる信
号形式を持つ例も考えられる。すなわち、アドレスをま
とめたアドレスフィールド、メッセージデータをまとめ
たメッセージフィールド等と同じ属性の信号を集合させ
る方式である。このような場合においても、基地局は送
信信号の配列の情報を持つことから、上述したように、
下り回線信号配列に対する上り回線信号配列を容易に識
別可能であり、上り回線の統制に関する手法が適用でき
る。さらに、本第4実施例の通信システムは、従来の一
方向のページャシステムを双方向化にする応用だけでな
く、従来の双方向通信に適応することも可能である。こ
の場合、本第4実施例による方式の利点を発揮する通信
システムとしては、通信方式にTDM方式(時分割多重
方式)を利用した通信システムが適切であり、その場合
の変調方式としては、下り回線にTDM方式、上り回線
に上述した直接スペクトラム拡散変調方式を採用するこ
とになることはいうまでもない。
【0043】D−2.第4実施例の効果 上述したように、本第4実施例では、携帯端末からの上
り回線信号を、下り回線信号の時系列に同期させ、下り
回線信号の時系列が持つ異なる属性の信号の開始位置
に、上り信号の属性を割り当て、直接スペクトラム拡散
変調方式の特徴を利用することで、上り信号を統制する
ための特別な伝送制御を不要にすることができる。この
結果、通信制御が簡単になり、本方式は、下り回線信号
が時分割多重を利用する通信方式の場合には、ページン
グシステム/デジタル音声通信システム/デジタルデー
タ通信システムを問わずに適用できる。
【0044】E.第5実施例 次に、本発明の第5実施例について説明する。本発明に
おいては、前述したように、基地局の受信装置は、携帯
端末からの信号を高感度受信するために、受信アンテナ
の指向性を狭くしている(第1、第2実施例を参照)。
このような場合、例えば、前述した図3において、領域
41に存在する携帯端末が送信しながら移動し、領域4
2に入るような場合、領域41に対応する基地局の受信
装置と領域42に対応する基地局の受信装置は、携帯端
末の受信信号を同時に復調しなければならない。本第5
実施例は、携帯端末が送信しながら異なる領域に移動す
る場合におても、同期関係を継続し、受信復調を正常に
継続することを目的としている。
【0045】E−1.第5実施例の構成 図6(a)は、本第5実施例によるサービスエリアの例
であり、図6(b)は、本第5実施例による基地局の受
信装置の一構成例を示すブロック図である。図6(a)
において、基地局200は、自身を略中心にして、その
周囲に分割されたサービスエリア201,202,20
3を有する。携帯端末207は、分割されたサービスエ
リア201,202,203間を移動するものとする。
次に、図6(b)において、基地局200は、複数の受
信アンテナ210,220,230、各受信アンテナ2
10,220,230に対応して設けられ、各々で受信
された信号を復調する受信装置211,222,23
3、および受信装置211,222,233を制御する
受信制御装置240から略構成されている。受信アンテ
ナ210は、サービスエリア201に存在する携帯端末
からの上り信号を受信し、受信アンテナ220は、サー
ビスエリア202に存在する携帯端末からの上り信号を
受信し、さらに、受信アンテナ230は、サービスエリ
ア203に存在する携帯端末からの上り信号を受信す
る。また、受信装置211,222,233は、各々に
対応する受信アンテナが受信した信号を復調し、受信信
号からデータと同期情報等を得て、受信制御装置240
に供給する。また、受信装置211,222,233
は、受信レベルが強くなり、新しく受信される信号と上
り回線信号の最初から受信してきた信号とでは同期関係
が異なることから、固有の受信信号と移動してきた受信
信号とを区別することが可能である。
【0046】受信制御装置240は、受信中の受信装置
からの受信信号が完全に途切れる前に、レベル低下等の
現象が始まると、当該信号の各種同期情報を周辺の他の
受信装置に供給するようになっている。例えば、受信装
置211で受信している場合、当該受信信号のレベルが
低下するなどの現象が始まると、当該受信信号の各種同
期情報を他の受信装置222,233に供給するように
なっている。例えば、サービスエリア201に存在する
携帯端末207が、サービスエリア202に移動した場
合、受信装置211で受信される信号は減衰し、同じタ
イミングを持つ信号が受信装置222で現れ始める。通
常、受信装置222は、携帯端末207からの上り回線
信号の同期信号を受信していないために、同期情報がな
く、正しく受信復調ができない。しかしながら、受信信
号の各種同期情報は、他の受信装置にも供給されている
ので、他の受信装置(例えば222,233)は、受信
信号と同期させて受信復調をすることができるようにな
っている。
【0047】E−2.第5実施例の動作 最初、携帯端末207は、サービスエリア201に存在
すると仮定する。サービスエリア201に存在する携帯
端末207からの信号は、基地局200の受信アンテナ
210と受信装置211で受信される。該携帯端末20
7が、サービスエリア202に移動すると、受信装置2
11で受信される信号は減衰し、同じタイミングを持つ
信号が受信装置222で現れ始める。この間、受信制御
装置240は、必要に応じて同期情報等を、受信装置2
11,222,233の各々に供給している。すなわ
ち、受信装置211によって受信された各種同期情報
は、周辺の受信装置222,233に供給される。この
結果、サービスエリア202に対応する受信装置222
は、上記受信装置211からの各種同期情報に基づい
て、当該受信信号と同期し、受信復調をすることができ
る。
【0048】E−3.第5実施例の効果 上述したように、本第5実施例では、受信装置で受信さ
れる受信信号の受信状況に応じて、その受信信号の同期
情報を、当該受信信号の受信装置から周辺の受信装置に
分配し、当該受信信号が最初受信された受信装置から減
衰消滅し、新しい他の受信装置で受信された場合におい
ても、同期関係が継続され、受信復調を正常に継続する
ことができ、通信を中断することなく終了できる。
【0049】F.第6実施例 次に、本発明の第6実施例について説明する。上述した
第1ないし第5実施例では、基地局のサービスエリアが
1つであるとことを前提としていた。しかしながら、実
際には、複数のサービスエリアが重複している場合があ
る。前述したように、上り回線信号の携帯端末のアドレ
スを省略する方式では、重複する2つのサービスエリア
の下り回線信号の周波数が異なり、上り回線信号の周波
数が同じ場合に不具合が生じる。そこで、本第6実施例
では、このように複数のサービスエリアが重複している
場合における不具合を解消することを目的としている。
【0050】複数のサービスエリアが重複している場
合、直接スペクトラム拡散変調は、互いに相互相関係数
が小さい拡散符号をそれぞれのサービスエリアで用いる
ことで、分離復調することが可能である。サービスを提
供する基地局は、自己のサービスエリアに固有の上り回
線信号の拡散符号を、そのサービスエリア内に存在する
携帯端末に定期的に通報することで、携帯端末は、自分
が存在するサービスエリアと、そこの上り回線変調に使
用されている拡散符号を知ることができる。
【0051】F−1.第6実施例の構成 図7は、本第6実施例による携帯端末の構成を示すブロ
ック図である。図において、携帯端末は、受信復調回路
301、制御回路302、拡散符号発生回路303、お
よび送信変調回路304から略構成されている。受信復
調回路301は、基地局から送信されてくる下り回線信
号の受信装置であり、その復調出力は、制御回路302
に供給される。制御回路302は、受信信号を解読し、
受信信号が拡散符号である場合には、その復調信号を送
信変調回路の一部である拡散符号発生回路303に供給
するように制御する。送信変調回路304は、制御回路
302の制御のもとに、拡散符号発生回路303から発
生された拡散符号を用いて、送信データを拡散変調して
上り回線信号として送信するようになっている。
【0052】F−2.第6実施例の動作 基地局は、必要に応じてデータを変調して下り回線信号
情報として送信するとともに、周期的に、サービスエリ
ア固有の拡散符号を下り回線信号情報として送信する。
これら下り回線信号は、受信復調回路301で復調さ
れ、その復調出力は、制御回路302に供給される。制
御回路302では、受信信号を解読し、受信信号が、サ
ービスエリア固有の拡散符号である場合には、受信復調
回路301から出力される復調信号を送信変調回路の一
部である拡散符号発生回路303に供給する。送信変調
回路304では、制御回路302の制御のもとに、拡散
符号発生回路303から供給される拡散符号を用いて、
送信データを拡散変調して、上り回線信号として送信す
る。
【0053】F−3.第6実施例の効果 上述したように、本第6実施例では、上り回線信号の変
調方式に直接スペクトラム拡散変調を用いるとともに、
重複するサービスエリアでは異なる拡散符号を用いるこ
とで、同一の上り回線周波数を使用でき、サービスエリ
ア固有の拡散符号を周期的に下り回線信号情報として基
地局から送信することで、そのサービスエリアへ外部か
ら移動してきた携帯端末に、サービスエリアそれに固有
の拡散符号を通報するようにしたので、サービスエリア
が重複する場合にも、混信させずに通信システムを運用
できる。
【0054】G.第7実施例 次に、本発明の第7実施例について説明する。本第7実
施例では、上り回線信号の送信を下り回線に同期させ、
上り回線変調方式に直接スペクトラム拡散変調を用いる
ことで、基地局から携帯端末までの距離を測定すること
ができる通信システムを提供する。なお、本第7実施例
による通信システムの構成は、前述した第1実施例ない
し第6実施例(サービスエリアに関しては図3を参照)
と同様である。
【0055】G−1.第7実施例の原理と作用 図8は、本第7実施例における基地局から携帯端末まで
の距離を測定する際に必要な信号タイミングを示す模式
図である。図において、信号400は、基地局20から
送信される送信信号であり、信号400aは、携帯端末
21の受信信号である。これら信号400,400aの
間には、基地局20と携帯端末21間の距離に相当する
電波の伝搬時間Tpだけの差がある。また、信号42
0,420aは、携帯端末からの自動応答信号であり、
これも同様に伝搬時間Tpだけの差がある。なお、上
り、下り回線信号は、前述した第4実施例の図5に示す
データ形式を有している。送信対象とする携帯端末のア
ドレスは、グループ411,412の位置で規定され
る。このような場合、基地局では、図8に示す時刻T1
と時刻T2とを計測することができる。また、信号42
1,421aは、上り回線同期信号である。
【0056】以上の関係から次式が成立する。 T2−T1=2Tp+TB+Ts ここで、TBは1バッチ長であり、Tsは上り回線の同
期信号長である。システムにとっては、これらの値は既
知であるから、各基地局は、上記式から伝搬時間Tpを
算出することができる。また、該伝搬時間Tpから携帯
端末までの距離を算出することができる。さらに、受信
アンテナパターン(すなわち、サービスエリア)を図3
に示すように細分化していることから、基地局は、着目
する上り信号を受信したアンテナと上記算出した距離と
に基づいて、携帯端末の存在する位置を推定できる。
【0057】G−2.第7実施例の効果 上述したように、本第7実施例では、上り回線信号の送
信を下り回線に同期させるとともに、上り回線変調方式
に直接スペクトラム拡散変調を用いることで、基地局か
ら携帯端末までの距離を測定することができるととも
に、受信アンテナパターン(サービスエリア)を図3に
示すように細分化していることから、着目する上り回線
信号を受信した受信アンテナと上記算出した距離とに基
づいて、携帯端末の存在する位置(分割されたサービス
エリア)を推定できる。
【0058】H.第8実施例 次に、本発明の第8実施例について説明する。本第8実
施例は、携帯端末が存在する位置を推定する別の例であ
る。
【0059】H−1.第8実施例の構成 図9は、本第8実施例による携帯端末の構成を示すブロ
ック図である。上述した第7実施例では、基地局が単一
の場合であったが、本第8実施例では基地局が2つ以上
の場合に適用される。図において、基地局500の受信
アンテナ511,基地局520の受信アンテナ521
は、それぞれ異なる基地局に付属する。前述した第6実
施例では、上り回線信号の変調に基地局固有の拡散符号
を使用する例を示した。これに対して、本第8実施例で
は、サービスエリアが重複する2つの基地局は、それぞ
れ互いの拡散符号を復調できる受信装置を持つ。基地局
500は、固有の拡散符号で受信復調する受信装置51
2と、基地局520の拡散符号で復調する受信装置51
3とを備えている。また、基地局520は、固有の拡散
符号で受信復調する受信装置523と、基地局500の
拡散符号で復調する受信装置524とを備えている。基
地局500の受信制御装置514,基地局520の受信
制御装置525は、互いに、受信装置512,513、
523,524に関する情報を授受できるように接続さ
れている。
【0060】したがって、携帯端末600が基地局50
0のサービスを受けている場合には、その上り回線信号
は受信装置512と受信装置513とで受信変調され
る。また、携帯端末600が基地局520のサービスを
受けている場合には、その上り回線信号は受信装置51
3と受信装置523とで受信変調される。上記基地局5
00および基地局520は、各々の受信制御装置51
4,525によって、前述した第7実施例において説明
した方法に従って、受信信号に基づいて、携帯端末60
0から自局までの距離と方向とを算出するとともに、携
帯端末600の存在する位置を推定する。直接スペクト
ラム拡散変調では、処理利得は、一般に1000以上が
適当であり、その場合のチップ速度は、300kHz、
チップ周期が3.3μsecとなり、直接スペクトラム
拡散通信方式の特徴である距離分解能は概ね100m程
度になる。
【0061】H−2.第8実施例の動作 携帯端末600が第1の基地局のサービスを受けている
場合には、その上り回線信号は、基地局500の受信装
置512と基地局520の受信装置524の双方で受信
復調される。次に、基地局500および基地局520で
は、各々、携帯端末600から自局までの距離と方向と
が算出されるとともに、携帯端末600の存在する位置
が推定される。この携帯端末600の存在する位置は、
2つの基地局で推定されるので、第7実施例に比べて、
より正確に算出できる。
【0062】H−3.第8実施例の効果 上述したように、本第8実施例では、上り回線信号に直
接スペクトラム拡散変調を用いて、基地局での上り回線
信号の受信に、指向性の狭い受信アンテナを使用するこ
とで、上り回線を使用して、基地局から携帯端末までの
距離を計測することができ、単一の基地局の場合には、
携帯端末の存在する距離と領域、また、複数の基地局の
サービスエリアが重複する地域では、携帯端末の位置が
数100mの精度で算出できる。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、基地局に自己のサービ
スエリアに存在する移動端末からの信号を受信する、高
利得の受信アンテナと高感度の基地局受信手段を設ける
ようにしたので、以下の効果を得ることができる。 (1)基地局の受信系を、高利得の受信アンテナと高感度
の受信装置から構成するようにしたため、移動端末の送
信電力を小さくできる。 (2)さらに、受信専用の特別な基地局を設置することな
く、従来の一方向のページングシステムと同じ設備が利
用でき、かつ、少ない設備費用で双方向のデータ伝送シ
ステムが実現できる。 (3)受信サービスエリアを、複数の領域に分割するよう
にしたので、上り回線のデータ伝送速度を低くした場合
においても、システム全体の上り回線情報量を下り回線
情報量と概略同じ値に保つことができる。
【0064】(4)移動端末の上り回線の変調方式に直接
スペクトラム拡散変調方式を用いるようにしたので、受
信感度を高めるためにデータ伝送速度を低くした場合に
起こる周波数変動を低減できる。 (5)送信する異なる属性の送信信号を、下り回線の信号
が持つ時系列信号の属性に対応させるとともに、同期さ
せて送信するようにしたので、上り回線信号を統制する
ための特別な伝送制御を不要にすることができる。 (6)また、下り回線信号が時分割多重を利用する通信方
式にも適用できる。
【0065】(7)複数の領域に分割された受信サービス
エリアの各領域毎に、複数の受信アンテナとそれに対応
する受信手段を設け、受信信号の同期情報を相互に授受
するようにしたので、当該受信信号が最初受信された受
信手段から減衰消滅し、他の受信手段で受信された場合
においても、同期関係が継続され、受信復調を正常に継
続することができる。 (6)上り回線の信号の変調方式を直接スペクトラム拡散
変調とし、自己のサービスエリアに固有の上り回線信号
の拡散符号を、そのサービスエリアに定期的に送信する
ようにしたので、サービスエリアが重複する場合にも、
混信させずに通信システムを運用できる。
【0066】(7)単一の基地局とそのサービスエリアに
おいて、上り回線信号の送信を下り回線に同期させると
ともに、前記移動端末への下り回線信号の所定のデータ
位置と、該下り回線信号に対する前記移動端末からの上
り回線信号の所定のデータ位置との時間差を計測し、移
動端末までの距離とその方向とを算出するようにしたの
で、受信アンテナパターンを細分化していることから、
着目する上り信号を受信した受信アンテナと上記算出し
た距離とに基づいて、携帯端末の存在する位置を推定で
きる。 (8)複数の基地局とそれらのサービスエリアが重複する
場合において、上り回線信号の送信を下り回線に同期さ
せるとともに、前記移動端末への下り回線信号の所定の
データ位置と、該下り回線信号に対する前記移動端末か
らの上り回線信号の所定のデータ位置との時間差を計測
し、各基地局で計測された時間差に基づいて、前記移動
端末までの距離とその方向とを算出するようにしたの
で、携帯端末の位置がより高精度で算出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による通信システムの基本
構成(基地局と携帯端末)を示すブロック図である。
【図2】従来の一方向ページングシステムの概念図であ
る。
【図3】本発明の第2実施例による通信システムのサー
ビスエリアを示す概念図である。
【図4】本発明の第3実施例による通信システムの構成
を示すブロック図である。
【図5】本発明の第4実施例による信号構成を示す模式
図である。
【図6】(a)は本第5実施例によるサービスエリアを
示す模式図であり、(b)は本第5実施例による基地局
の受信装置の一構成例を示すブロック図である。
【図7】本発明の第6実施例による携帯端末の構成を示
すブロック図である。
【図8】本発明の第7実施例による、基地局から携帯端
末までの距離を測定する際に必要な信号タイミングを示
す模式図である。
【図9】本発明の第8実施例による携帯端末の構成を示
すブロック図である。
【図10】従来の双方向ページングシステムの一例の構
成を示す模式図である。
【符号の説明】
20 基地局 20a 送信アンテナ 21 携帯端末 21a 送受信アンテナ 40 サービスエリア 41〜48 サービスエリア(複数の領域) 50 携帯端末 60 基地局装置 51 受信復調回路 52 受信アンテナ 53 送信変調回路(直接スペクトラム拡散送信手段) 54 送信アンテナ 55 制御回路 60 基地局装置 61 送信変調回路 62 送信アンテナ 63 受信復調制御回路 64〜66 受信復調回路(直接スペクトラム拡散受信
手段) 67〜69 受信アンテナ 70 制御回路 80 プリアンブル 81〜83 バッチ 90,100,110 同期 91〜98,101〜108,111〜118 グルー
プ 120 上り回線信号(送信信号) 121 上り回線の同期信号 122 自動応答信号の情報 130 信号 131 上り回線同期信号 132 携帯端末のアドレス 133 応答信号の情報 140 要求信号 141 上り回線同期信号 142 携帯端末のアドレス信号 143 情報信号 200 基地局 201〜203 サービスエリア 207 携帯端末 210,220,230 複数の受信アンテナ 211,222,233 受信装置(受信手段) 240 受信制御装置 301 受信復調回路 302 制御回路(制御手段) 303 拡散符号発生回路(拡散符号発生手段) 304 送信変調回路(送信変調手段) 400,400a 信号 Tp 伝搬時間 T1,T2 時間 411,412 グループ 500,520 基地局 511,521 受信アンテナ 512,523 受信装置(第1の受信手段) 513,524 受信装置(第2の受信手段) 514,525 受信制御装置(情報交換手段) 600 携帯端末
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 7/34 H04J 13/00 D 7/38 H04B 1/707 H04L 5/14

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般回線または専用回線等の地上回線に
    接続され、所定範囲のサービスエリアにデータを送信す
    る基地局送信手段と、高利得の受信アンテナと高感度の
    基地局受信手段とを備える基地局と、 前記基地局からのデータを受信する端末受信手段と、前
    記基地局へデータを送信する端末送信手段とを備える移
    動可能な移動端末とを具備することを特徴とする通信シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記移動端末から前記基地局への上り回
    線のデータ伝送速度を、前記基地局から前記移動端末へ
    の下り回線のデータ伝送速度に対して小さくしたことを
    特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 一般回線または専用回線等の地上回線に
    接続され、所定範囲のサービスエリアにデータを送信す
    る基地局と、前記基地局からのデータを受信する、移動
    可能な移動端末とからなる通信システムにおいて、 前記基地局は、高利得の受信アンテナと高感度の基地局
    受信手段を備え、 前記移動端末は、前記基地局へデータを送信する端末送
    信手段を備えることを特徴とする通信システム。
  4. 【請求項4】 前記基地局は、前記基地局受信手段によ
    る受信サービスエリアを複数の領域に分割し、各領域毎
    に固有の受信アンテナと受信手段を設け、各領域に存在
    する移動端末からの信号を独立して受信することを特徴
    とする請求項1乃至3記載の通信システム。
  5. 【請求項5】 前記移動端末から前記基地局への上り回
    線の信号の変調方式を直接スペクトラム拡散変調方式と
    することを特徴とする請求項1乃至4記載の通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記移動端末は、送信すべきデータを直
    接スペクトラム拡散変調方式で変調し、上り回線の信号
    として前記基地局へ送信する直接スペクトラム拡散送信
    手段を備え、 前記基地局は、受信したデータを直接スペクトラム拡散
    変調方式で復調する直接スペクトラム拡散受信手段を備
    えることを特徴とする請求項5記載の通信システム。
  7. 【請求項7】 前記移動端末は、送信する異なる属性の
    送信信号を、下り回線の信号が持つ時系列信号の属性に
    対応させるとともに、同期させて送信することを特徴と
    する請求項5または6記載の通信システム。
  8. 【請求項8】 前記下り回線の信号は、時分割多重方式
    で伝送されることを特徴とする請求項7記載の通信シス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記基地局は、複数の領域に分割された
    受信サービスエリアの各領域毎に、複数の受信アンテナ
    とそれに対応する受信手段を設け、該受信手段は、各領
    域に存在する移動端末からの信号を独立して受信し、該
    受信信号の同期情報を相互に授受することを特徴とする
    請求項1乃至8記載の通信システム。
  10. 【請求項10】 前記基地局は、受信中の受信手段から
    の受信信号が完全に途切れる前に、レベル低下等の現象
    が始まると、当該受信信号の同期情報を他の受信手段に
    供給する受信制御手段を備えることを特徴とする請求項
    1乃至9記載の通信システム。
  11. 【請求項11】 前記基地局は、複数設けられ、上り回
    線の信号の変調方式を直接スペクトラム拡散変調とし、
    自己のサービスエリアに固有の上り回線信号の拡散符号
    を、そのサービスエリアに定期的に送信することを特徴
    とする請求項1乃至9記載の通信システム。
  12. 【請求項12】 前記移動端末は、自己が存在するサー
    ビスエリアの上り回線信号の変調に用いられている拡散
    符号を受信し、該拡散符号を用いて、データを拡散変調
    して上り回線信号として送信することを特徴とする請求
    項11記載の通信システム。
  13. 【請求項13】 前記移動端末は、 復調信号に基づいて拡散符号を発生する拡散符号発生手
    段と、 受信信号を解読し、該受信信号が拡散符号である場合に
    は、その復調信号を前記拡散符号発生手段に供給するよ
    うに制御する制御手段と、 前記拡散符号発生手段によって発生された拡散符号を用
    いて送信データを拡散変調して送信する送信変調手段と
    を具備することを特徴とする請求項12記載の通信シス
    テム。
  14. 【請求項14】 前記基地局は、上り回線信号の送信を
    下り回線に同期させるとともに、前記移動端末への下り
    回線信号の所定のデータ位置と、該下り回線信号に対す
    る前記移動端末からの上り回線信号の所定のデータ位置
    との時間差を計測し、移動端末までの距離とその方向と
    を算出することを特徴とする請求項5乃至13記載の通
    信システム。
  15. 【請求項15】 前記複数の基地局は、上り回線信号の
    送信を下り回線に同期させるとともに、前記移動端末へ
    の下り回線信号の所定のデータ位置と、該下り回線信号
    に対する前記移動端末からの上り回線信号の所定のデー
    タ位置との時間差を計測し、各基地局で計測された時間
    差に基づいて、前記移動端末までの距離とその方向とを
    算出することを特徴とする請求項11乃至13記載の通
    信システム。
  16. 【請求項16】 前記複数の基地局は、各々、 固有の拡散符号で受信復調する第1の受信手段と、 他の基地局のいずれかの拡散符号で受信復調する第2の
    受信手段と、 前記移動端末の位置推定に必要とされる情報を他の基地
    局と相互に交換する情報交換手段とを具備することを特
    徴とする請求項15記載の通信システム。
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