JPH08242380A - 画像符号化装置 - Google Patents

画像符号化装置

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JPH08242380A
JPH08242380A JP7045306A JP4530695A JPH08242380A JP H08242380 A JPH08242380 A JP H08242380A JP 7045306 A JP7045306 A JP 7045306A JP 4530695 A JP4530695 A JP 4530695A JP H08242380 A JPH08242380 A JP H08242380A
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line
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data
memory
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JP7045306A
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Yoshiro Eto
義郎 江藤
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【目的】JBIG符号化をファクシミリ装置に適用する
場合に、符号化に要する全体の処理時間を短くし、処理
速度の向上を図る。 【構成】現ラインの画像データと直前ラインの画像デー
タを比較回路22で比較して一致、不一致を検出する。
比較回路が不一致を検出すると、現ラインの画像データ
を第1の切替回路26により各ラインメモリ23〜25
の1つ、例えば第1のラインメモリ23に入力する。ま
た、他のラインメモリ24,25に格納している画像デ
ータを参照データとして第2の切替回路27により、例
えば第1、第2のラッチ回路28,29に読出してラッ
チする。また、現ラインの画像データを第3のラッチ回
路30にラッチする。そして各ラッチ回路から現ライン
の画像データの各画素を符号化するときのコンテクスト
データを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に適
用する画像符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】JBIG符号化は、図6に示すように、
符号化する画像データを順次1/2に縮小し、ある大き
さの最低解像度まで縮小し、この縮小データを算術符号
化する符号化方式である。例えば、A4サイズでは1/
2縮小を4回行うことで約13×20mmの大きさにな
る。このときの画素数は約8000画素となり、これを
算術符号化することになる。
【0003】また、この最低解像度レイヤでの算術符号
化をファクシミリに応用する考えがITU−Tで考えら
れている。この場合は、図7に示すように、A4サイズ
の画素(約2M画素)すべてをライン単位で比較するこ
とになる。
【0004】ところで、算術符号化においてはライン単
位で比較を行い、現ラインの画像データが直前ラインの
画像データと同一の場合はそのラインを符号化せずに次
のライン比較に移行し、次のライン比較では前回の現ラ
インを直前ラインとして次のライン(これが新たな現ラ
インとなっている。)と比較を行う。
【0005】例えば、図8に示す画像データを例として
述べると、先ず1ライン目をそれ以前の0ライン(実際
には無いラインであるが、予め白ラインデータを設定し
て1ライン目の比較に使用する。)と比較する。この場
合は、0ラインと1ラインの画像データが一致している
ので、1ライン目の符号化は行わずに次の比較に移行す
る。
【0006】次の比較では1ライン目と2ライン目を比
較する。この場合は画像データが不一致なので2ライン
目は符号化される。そのとき各画素を符号化するための
周辺画素、すなわち、コンテクストを生成するための参
照ラインとして0ライン、1ライン、2ラインを使用す
る。
【0007】こうして順次比較を行い、3ライン目、4
ライン目、5ライン目はそれぞれ直前のラインと一致し
ているので符号化を行わず、6ライン目で不一致が検出
されて符号化が行われる。このときに参照ラインとして
は4ライン、5ライン、6ラインを使用する。続く7ラ
イン目も直前の6ライン目とは異なるので、不一致が検
出されて符号化が行われる。このときに参照ラインとし
ては5ライン、6ライン、7ラインを使用する。続く8
ライン目は直前の7ライン目と一致しているので、符号
化は行われない。
【0008】なお、コンテクストを生成するための参照
ラインとしては図9の(a) に示すように符号化画素の直
前2ラインの周辺画素を使用する場合と図9の(b) に示
すように符号化画素の直前1ラインの周辺画素を使用す
る場合があり、上記例では直前2ラインの周辺画素を使
用している。
【0009】このようなライン単位の比較とコンテクス
ト生成には一般的にラインメモリを使用して行うように
なっている。すなわち、図10に示すように、第1、第
2、第3の3本のラインメモリ1,2,3を使用し、こ
の各ラインメモリ1〜3に対して第1の切替回路4を使
用して画像メモリ5から順次画像データをライン単位で
入力し、この各ラインメモリ1〜3に格納した画像デー
タを第2の切替回路6によりコンテクスト生成のための
例えば5ビットの第1、第2、第3のラッチ回路7,
8,9に選択的に入力すると共に第3の切替回路10に
より比較回路11に選択的に入力し、各ラッチ回路7〜
9からコンテクストデータを出力すると共に比較回路1
1で現ラインと直前ラインとの画像データを比較し比較
結果を出力するようにしていた。そして比較結果が不一
致の場合は後段において現ラインの各画素を各画素毎に
発生するコンテクストデータを使用して符号化するよう
にしている。
【0010】この回路の動作を図11に基づいて述べ
る。 (1) では、イニシャル処理を行い、ここでは第1の切替
回路4をCM→Aにして第1のラインメモリ1に全白デ
ータを−1ラインとして書き込む。また、第1の切替回
路4をCM→Bにして第2のラインメモリ2に全白デー
タを0ラインとして書き込む。このときの全白データの
書き込みは画像メモリ5に予め全白データを格納して行
っても、また、画像メモリ5とは別の回路を使用して格
納してもよい。
【0011】(2) では、第0ライン目と第1ライン目の
比較を行う。この比較は、第1の切替回路4をCM→C
にして第3のラインメモリ3に第1ライン目を書き込
む。また、第3の切替回路10をK→Mにして第2のラ
インメモリ2の第0ライン目と現ラインである第1ライ
ン目を比較する。
【0012】(3) では、第1ライン目のコンテクスト生
成及び第1ライン目と第2ライン目の比較を行う。この
比較は、第1の切替回路4をCM→Aにして第1のライ
ンメモリ1に第2ライン目を書き込む。また、第2の切
替回路6をD→G、E→H、F→Iにして第1のラッチ
回路7に第1のラインメモリ1に格納している第−1ラ
イン目を1ビットずつ順次シフトしてラッチし、第2の
ラッチ回路8に第2のラインメモリ2に格納している第
0ライン目を1ビットずつ順次シフトしてラッチし、第
3のラッチ回路9に第3のラインメモリ3に格納してい
る第1ライン目を1ビットずつ順次シフトしてラッチ
し、第1ライン目の画像データの各画素毎のコンテクス
トデータを生成する。また、第3の切替回路10をL→
Mにして第3のラインメモリ3の第1ライン目と現ライ
ンである第2ライン目を比較する。
【0013】(4) では、第2ライン目のコンテクスト生
成及び第2ライン目と第3ライン目の比較を行う。この
比較は、第1の切替回路4をCM→Bにして第2のライ
ンメモリ2に第3ライン目を書き込む。また、第2の切
替回路6をE→G、F→H、D→Iにして第1のラッチ
回路7に第2のラインメモリ2に格納している第0ライ
ン目を1ビットずつ順次シフトしてラッチし、第2のラ
ッチ回路8に第3のラインメモリ3に格納している第1
ライン目を1ビットずつ順次シフトしてラッチし、第3
のラッチ回路9に第1のラインメモリ1に格納している
第2ライン目を1ビットずつ順次シフトしてラッチし、
第2ライン目の画像データの各画素毎のコンテクストデ
ータを生成する。また、第3の切替回路10をJ→Mに
して第1のラインメモリ1の第2ライン目と現ラインで
ある第3ライン目を比較する。
【0014】(5) では、第3ライン目のコンテクスト生
成及び第3ライン目と第4ライン目の比較を行う。この
比較は、第1の切替回路4をCM→Cにして第3のライ
ンメモリ3に第4ライン目を書き込む。また、第2の切
替回路6をF→G、D→H、E→Iにして第1のラッチ
回路7に第3のラインメモリ3に格納している第1ライ
ン目を1ビットずつ順次シフトしてラッチし、第2のラ
ッチ回路8に第1のラインメモリ1に格納している第2
ライン目を1ビットずつ順次シフトしてラッチし、第3
のラッチ回路9に第2のラインメモリ2に格納している
第3ライン目を1ビットずつ順次シフトしてラッチし、
第3ライン目の画像データの各画素毎のコンテクストデ
ータを生成する。また、第3の切替回路10をK→Mに
して第2のラインメモリ2の第3ライン目と現ラインで
ある第4ライン目を比較する。以下、同様にして第4ラ
イン目以降のコンテクストデータの生成とライン単位の
比較を行う。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】通常のJBIG符号化
では最低解像度の画像データの大きさが小さいので、上
述した従来装置のようにコンテクストデータの生成及び
ラインデータの比較のために各ライン毎にラインメモリ
にデータを入力しても符号化に要する全体の処理時間は
それほど長くならないが、ファクシミリ装置にこのJB
IG符号化を使用した場合は画像データが非常に大きい
ので、各ライン毎にラインメモリにデータを入力したの
では符号化に要する全体の処理時間が長くなり、処理速
度の低下を招く問題があった。
【0016】そこで本発明は、JBIG符号化をファク
シミリ装置に適用する場合に、符号化に要する全体の処
理時間を短くでき、従って、処理速度を向上できる画像
符号化装置を提供する。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
JBIG符号化方式を使用した画像符号化装置におい
て、現ラインの画像データと直前ラインの画像データと
を比較し、一致、不一致を検出する比較手段と、複数の
ラインメモリと、比較手段が不一致を検出すると、この
ときの現ラインの画像データを各ラインメモリの選択し
た1つに入力する入力手段と、比較手段が不一致を検出
すると、各ラインメモリの選択した1つを除く他のライ
ンメモリに格納している画像データを読出し、この読出
した画像データと現ラインの画像データを使用して現ラ
インの画像データの各画素を符号化するための周辺画素
データを生成するコンテクスト生成手段とを具備し、比
較手段は、現ラインの画像データと直前ラインの画像デ
ータとの比較を現ラインを1ラインずつ後方にずらしな
がら行い、比較手段が一致を検出したときにはコンテク
スト生成手段による符号化するための周辺画素データの
生成を禁止したものである。
【0018】
【作用】このような構成の発明においては、比較手段に
て現ラインの画像データと直前ラインの画像データとを
比較し、一致していれば現ラインの1ライン後方のライ
ンを新たな現ラインとして現ラインの画像データと直前
ラインの画像データとの比較を行う。こうしてライン単
位で比較を行っているときに現ラインの画像データと直
前ラインの画像データの不一致が検出されると、ライン
メモリの1つを選択し、このラインメモリに現ラインの
画像データを入力する。そして選択しない他のラインメ
モリに格納している画像データと現ラインの画像データ
を使用してコンテクスト生成手段により現ラインの画像
データの各画素を符号化するための周辺画素データを生
成する。このようにして現ラインの画像データが直前ラ
インの画像データと不一致のときのみ画像データをライ
ンメモリに入力して周辺画素データの生成を行う。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1に示すように画像メモリ21から現ラインの
画像データと直前ラインの画像データを比較回路22に
読出して比較し、一致、不一致を検出するようにしてい
る。
【0020】前記比較回路22は、図2に示すように、
先頭アドレス設定部221、1ライン長設定部222を
設け、前記先頭アドレス設定部221に現ラインの先頭
アドレスを設定すると共に前記1ライン長設定部222
に1ラインのデータ長を設定するようになっている。前
記先頭アドレス設定部221の先頭アドレス及び前記1
ライン長設定部222に1ラインのデータ長を減算器2
23に供給し、この減算器223で現ラインの先頭アド
レスから1ラインのデータ長を減算して直前ラインの先
頭アドレスを求め、この先頭アドレスを前ラインアドレ
ス生成回路224に供給している。また、前記先頭アド
レス設定部221の先頭アドレスを現ラインアドレス生
成回路225に供給している。
【0021】前記前ラインアドレス生成回路224は最
初は直前ラインの先頭アドレスを生成し、また、前記現
ラインアドレス生成回路225は最初は現ラインの先頭
アドレスを生成し、以降、アドレスを1ビットずつカウ
ントアップして生成し、これらは前記画像メモリ21に
対して時分割で供給するようになっている。そして、前
記画像メモリ21から時分割で1ビットずつ直前ライン
の画像データを前ラインデータ入力部226に読み出す
と共に現ラインの画像データを現ラインデータ入力部2
27に読み出し、これらの画像データを排他的論理和回
路228で比較するようになっている。
【0022】前記排他的論理和回路228は画像データ
の不一致を検出すると不一致の比較結果を出力すると共
に、前記各アドレス生成回路224,225のアドレス
生成動作を停止させるようになっている。また、前記排
他的論理和回路228が不一致を検出すると現ラインの
次のラインを新たな現ラインとしてその先頭アドレスを
前記先頭アドレス設定部221に設定するようになって
いる。
【0023】第1、第2、第3の3つのラインメモリ2
3,24,25を設け、この各ラインメモリ23〜25
に前記比較回路22が画像データの不一致を検出したと
き、前記画像メモリ21から入力手段である第1の切替
回路26を介して選択的に現ラインの画像データを入力
するようになっている。
【0024】前記各ラインメモリ23,24,25に格
納した1ラインの画像データを第2の切替回路27にそ
れぞれ供給している。前記第2の切替回路27は、前記
各ラインメモリ23,24,25の1ラインの画像デー
タをシリアルな5ビットの第1、第2のラッチ回路2
8,29に選択的に供給する制御を行うもので、切替制
御は前記比較回路22からの不一致の比較結果に基づい
て行うようになっている。
【0025】また、前記画像メモリ21からの現ライン
の画像データをシリアルな5ビットの第3のラッチ回路
30に供給するようになっている。前記第2の切替回路
27及び各ラッチ回路28〜30はコンテクスト生成手
段を構成し、現ラインの画像データを符号化するときの
各画素毎の周辺画素データ、すなわち、コンテクストデ
ータを生成するようになっている。
【0026】このような構成においては、第1、第2の
ラインメモリ23,24には予め全白データを格納す
る。例えば、図3に示すような画像データを符号化する
場合は、図5の(1) に示すように画像メモリ21から比
較回路22に第1ラインの画像データを現ラインの画像
データとして読出すと共に第0ラインの画像データ(仮
に設定した全白データ)を直前ラインの画像データのと
して読出して比較する。この比較はラインの先頭アドレ
スから1ビットずつ順次行う。第1ラインの画像データ
は全白データなので比較回路22は第0ラインとの一致
を検出する。このときのコンテクストデータの生成は禁
止される。従って、第1ラインの画像データの符号化は
行われない。
【0027】続いて、図5の(2) に示すように、画像メ
モリ21から比較回路22に第2ラインの画像データを
現ラインの画像データとして読出すと共に第1ラインの
画像データを直前ラインの画像データとして読出して比
較する。第2ラインの画像データも全白データなので比
較回路22は第1ラインとの一致を検出する。このとき
もコンテクストデータの生成は禁止される。従って、第
2ラインの画像データの符号化は行われない。
【0028】続いて、図5の(3) に示すように、画像メ
モリ21から比較回路22に第3ラインの画像データを
現ラインの画像データとして読出すと共に第2ラインの
画像データを直前ラインの画像データとして読出して比
較する。第3ラインの画像データは第2ラインの画像デ
ータと異なるので比較回路22は不一致を検出する。こ
のときの不一致検出は、図4に示すように先頭アドレス
から順次1ビットずつ比較するので、先頭から4ビット
目が異なっていれば比較回路22は4ビット目を比較し
た時点で不一致を検出して不一致の比較結果を出力する
と共に、前ラインアドレス生成回路224及び現ライン
アドレス生成回路225のアドレス生成動作を直ちに停
止させる。
【0029】そして先頭アドレス設定部221に現ライ
ンの次のライン、すなわち第4ラインを新たな現ライン
としてその先頭アドレスを設定する。こうして前ライン
アドレス生成回路224及び現ラインアドレス生成回路
225に直前ラインと現ラインのアドレス生成動作を開
始させる。
【0030】第3ラインの画像データと第2ラインの画
像データの不一致を検出すると、同一性が崩れコンテク
ストを生成する必要が生じる。そこで図5の(4) に示す
ように第1の切替回路26をCM→C接続として第3ラ
インの画像データを第3のラインメモリ25に入力す
る。
【0031】また、第2の切替回路27をD→G、E→
Hとして第1のラインメモリ23に格納している第−1
ラインの画像データを第1ラインの画像データとして第
1のラッチ回路28に順次1ビットずつ供給すると共に
第2のラインメモリ24に格納している第0ラインの画
像データを第2ラインの画像データとして第2のラッチ
回路29に順次1ビットずつ供給する。また、画像メモ
リ21から第3のラインメモリ25に入力するために読
み出される第3ラインの画像データを第3のラッチ回路
30に順次1ビットずつ供給する。
【0032】ここでは本来、参照ラインとして第1ライ
ンの画像データと第2ラインの画像データが必要となる
が、第1、第2ラインの画像データは存在しない。すな
わち、第1、第2のラインメモリ23,24に格納され
ているのは第−1、第0ラインの画像データである。し
かし、この画像データは第1、第2ラインの画像データ
と同一であるので、この画像データを第1、第2ライン
の画像データの代わりに使用している。
【0033】こうしてコンテクストを生成する回路は、
各ラッチ回路28〜30から現ライン、すなわち、第3
ラインの画像データの各画素を符号化するのに使用する
コンテクストデータを得て出力する。従って、第3ライ
ンの画像データは符号化される。そして比較回路22と
コンテクストを生成する回路は非同期に動作させること
が可能なので、第3ラインのコンテクストデータを出力
している最中に、図5の(5) に示すように、画像メモリ
21から比較回路22に第4ラインの画像データを現ラ
インの画像データとして読出すと共に第3ラインの画像
データを直前ラインの画像データとして読出して比較す
る。第3、第4ラインは同一なので比較回路22は一致
を検出する。従って、第4ラインの画像データに対する
コンテクストデータの生成は禁止され、第4ラインの画
像データの符号化は行われない。
【0034】続いて、図5の(6) に示すように、画像メ
モリ21から比較回路22に第5ラインの画像データを
現ラインの画像データとして読出すと共に第4ラインの
画像データを直前ラインの画像データとして読出して比
較する。第5ラインの画像データは第4ラインの画像デ
ータと異なるので比較回路22は不一致を検出する。第
4ラインの画像データと第5ラインの画像データの不一
致を検出すると、同一性が崩れコンテクストを生成する
必要が生じる。そこで図5の(7) に示すように第1の切
替回路26をCM→A接続として第5ラインの画像デー
タを第1のラインメモリ23に入力する。
【0035】また、第2の切替回路27をF→G、F→
Hとして第3のラインメモリ25に格納している第3ラ
インの画像データを第1のラッチ回路28に順次1ビッ
トずつ供給すると共に第3のラインメモリ25に格納し
ている第3ラインの画像データを第4ラインの画像デー
タとして第2のラッチ回路29に順次1ビットずつ供給
する。また、画像メモリ21から第1のラインメモリ2
3に入力するために読み出される第5ラインの画像デー
タを第3のラッチ回路30に順次1ビットずつ供給す
る。
【0036】ここでは本来、参照ラインとして第3ライ
ンの画像データと第4ラインの画像データが必要となる
が、第4ラインの画像データは存在しないため、第4ラ
インの画像データと同一の第3ラインの画像データを使
用している。こうして各ラッチ回路28〜30から現ラ
イン、すなわち、第5ラインの画像データの各画素を符
号化するのに使用するコンテクストデータを得て出力す
る。従って、第5ラインの画像データは符号化される。
そして、第5ラインのコンテクストデータを出力してい
る最中に、図5の(8)に示すように、画像メモリ21か
ら比較回路22に第6ラインの画像データを現ラインの
画像データとして読出すと共に第5ラインの画像データ
を直前ラインの画像データとして読出して比較する。第
6ラインの画像データは第5ラインの画像データと異な
るので比較回路22は不一致を検出する。
【0037】第6ラインの画像データと第5ラインの画
像データの不一致を検出すると、同一性が崩れコンテク
ストを生成する必要が生じる。しかし、ここではまだ第
5ラインの画像データのコンテクストデータを生成中な
ので、比較回路22は次の比較を先に行う。すなわち、
図5の(9) に示すように、画像メモリ21から比較回路
22に第7ラインの画像データを現ラインの画像データ
として読出すと共に第6ラインの画像データを直前ライ
ンの画像データとして読出して比較する。そして第6、
第7ラインは同一なので比較回路22は一致を検出す
る。従って、第7ラインの画像データに対するコンテク
ストデータの生成は禁止され、第7ラインの画像データ
の符号化は行われない。
【0038】第7ラインの画像データと第6ラインの画
像データの比較中に第5ラインの画像データに対するコ
ンテクストデータの生成が終了すると、図5の(10)に示
すように、第6ラインの画像データに対するコンテクス
トデータの生成が割り込みにより開始される。ここでは
第1の切替回路26をCM→B接続として第6ラインの
画像データを第2のラインメモリ24に入力する。
【0039】また、第2の切替回路27をF→G、D→
Hとして第3のラインメモリ25に格納している第3ラ
インの画像データを第4ラインの画像データとして第1
のラッチ回路28に順次1ビットずつ供給すると共に第
1のラインメモリ23に格納している第5ラインの画像
データを第2のラッチ回路29に順次1ビットずつ供給
する。また、画像メモリ21から第2のラインメモリ2
4に入力するために読み出される第6ラインの画像デー
タを第3のラッチ回路30に順次1ビットずつ供給す
る。
【0040】ここでは本来、参照ラインとして第4ライ
ンの画像データと第5ラインの画像データが必要となる
が、第4ラインの画像データは存在しないため、第4ラ
インの画像データと同一の第3ラインの画像データを使
用している。こうして各ラッチ回路28〜30から現ラ
イン、すなわち、第6ラインの画像データの各画素を符
号化するのに使用するコンテクストデータを得て出力す
る。従って、第6ラインの画像データは符号化される。
【0041】以降、同様な処理を行うことにより、表1
に示すように、第8ラインにおいて第7ラインとの不一
致を検出して第8ラインの画像データに対するコンテク
ストデータの生成が行われ、第15ラインにおいて第1
4ラインとの不一致を検出して第15ラインの画像デー
タに対するコンテクストデータの生成が行われ、第16
ラインにおいて第15ラインとの不一致を検出して第1
6ラインの画像データに対するコンテクストデータの生
成が行われ、第17ラインにおいて第16ラインとの不
一致を検出して第17ラインの画像データに対するコン
テクストデータの生成が行われる。
【0042】そして、第8ラインの画像データに対する
コンテクストデータの生成においては、参照ラインとな
る第7ラインがラインメモリに存在しないのでラインメ
モリにある同一データの第6ラインの画像データを使用
し、また、第15ラインの画像データに対するコンテク
ストデータの生成においては、参照ラインとなる第13
ライン、第14ラインがラインメモリに存在しないので
ラインメモリにある同一データの第8ラインの画像デー
タを使用し、また、第16ラインの画像データに対する
コンテクストデータの生成においては、参照ラインとな
る第14ラインがラインメモリに存在しないのでライン
メモリにある同一データの第8ラインの画像データを使
用する。
【0043】
【表1】 このようにコンテクストデータを生成するときに、ライ
ンメモリ上に本来参照すべきラインの画像データが存在
していなくてもそれ以前にラインメモリに格納した同一
の画像データを使用することができるので、ラインメモ
リに対して画像データを入力するのは現ラインと直前ラ
インの不一致が検出されてコンテクストデータを生成す
る時のみでよく、現ラインと直前ラインが一致したとき
にはラインメモリに対する画像データの入力は不要とな
るので、このような符号化処理を行うJBIG符号化を
ファクシミリ装置に適用すると、符号化に要する全体の
処理時間を短くでき、従って、処理速度を向上できる。
【0044】また、比較回路22とコンテクストを生成
する回路は非同期に動作させることができるので、無駄
な時間が生じる割合が少なくなり、この点においても処
理時間の短縮化を実現でき、処理速度を向上を図ること
ができる。
【0045】
【発明の効果】以上、本発明によれば、JBIG符号化
において現ラインと直前ラインの不一致が検出されてコ
ンテクストデータを生成する時のみ画像データをライン
メモリに入力すればよく、この符号化をファクシミリ装
置に適用する場合に、符号化に要する全体の処理時間を
短くでき、従って、処理速度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す要部ブロック図。
【図2】同実施例の比較回路の構成を示すブロック図。
【図3】同実施例の作用を説明するための画像データの
例を示す図。
【図4】同実施例の比較回路の不一致検出時の作用を説
明するための図。
【図5】図3に示す画像データを処理するときの比較回
路の比較動作とコンテクストデータを生成する回路の動
作のタイミングを示す図。
【図6】JBIG符号化方式を説明するための図。
【図7】ファクシミリ用のJBIG符号化方式を説明す
るための図。
【図8】JBIG符号化方式のライン比較と符号化の関
係を説明するための図。
【図9】JBIG符号化方式で符号化するときのコンテ
クストの形状を示す図。
【図10】従来例を示すブロック図。
【図11】同従来例における比較回路の比較動作とコン
テクストデータを生成する回路の動作のタイミングを示
す図。
【符号の説明】
22…比較回路 23〜25…ラインメモリ 26…第1の切替回路 27…第2の切替回路 28〜30…ラッチ回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 JBIG符号化方式を使用した画像符号
    化装置において、現ラインの画像データと直前ラインの
    画像データとを比較し、一致、不一致を検出する比較手
    段と、複数のラインメモリと、前記比較手段が不一致を
    検出すると、このときの現ラインの画像データを前記各
    ラインメモリの選択した1つに入力する入力手段と、前
    記比較手段が不一致を検出すると、前記各ラインメモリ
    の選択した1つを除く他のラインメモリに格納している
    画像データを読出し、この読出した画像データと現ライ
    ンの画像データを使用して現ラインの画像データの各画
    素を符号化するための周辺画素データを生成するコンテ
    クスト生成手段とを具備し、前記比較手段は、現ライン
    の画像データと直前ラインの画像データとの比較を現ラ
    インを1ラインずつ後方にずらしながら行い、前記比較
    手段が一致を検出したときには前記コンテクスト生成手
    段による符号化するための周辺画素データの生成を禁止
    したことを特徴とする画像符号化装置。
JP7045306A 1995-03-06 1995-03-06 画像符号化装置 Pending JPH08242380A (ja)

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JP7045306A JPH08242380A (ja) 1995-03-06 1995-03-06 画像符号化装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1124026C (zh) * 1997-12-26 2003-10-08 三星电子株式会社 用于小屏幕的范围产生电路和方法

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