JPH089383A - 画像符号化装置 - Google Patents

画像符号化装置

Info

Publication number
JPH089383A
JPH089383A JP13717694A JP13717694A JPH089383A JP H089383 A JPH089383 A JP H089383A JP 13717694 A JP13717694 A JP 13717694A JP 13717694 A JP13717694 A JP 13717694A JP H089383 A JPH089383 A JP H089383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control code
unit
control
output
encoding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13717694A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Yamada
陽一 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP13717694A priority Critical patent/JPH089383A/ja
Publication of JPH089383A publication Critical patent/JPH089383A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像符号化装置における符号化演算回路の制
御方法を簡略化する。 【構成】 命令キューA41には、符号化コントローラ
32Aから出力される制御コードにより動作させる符号
化演算部の起動時刻が該制御コードよりも後に出力され
る制御コードにより動作させる符号化演算部の起動時刻
より遅い場合に演算部制御部40の指令により該制御コ
ードが書込まれる。命令キューB43には、符号化コン
トローラ32Aから出力される制御コードが命令キュー
A41に書込まれない場合又は命令キューA41に格納
された制御コードを読出して転送する場合に、演算部制
御部40の指令により制御コードが書込まれる。セレク
タ42は、符号化コントローラ32Aから出力される制
御コードと命令キューA41に格納された制御コードと
を演算部制御部40の指令により選択して命令キューB
43へ入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ電話やテレビ会
議システム等に使用される画像符号化装置における符号
化演算回路の制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像の符号化、中でも情報量が膨大な動
画像を符号化してデータ圧縮する技術は盛んに開発され
ている。符号化の方法は、動き補償と離散コサイン変換
(Discrete Cosine Transform 、以下、DCTという)
を基本としたものである。従来、このような分野の技術
としては、例えば、次のような文献に記載されるものが
あった。 文献1;オプトロニクス、[NO.5],(1992) 、オプトロニ
クス社、大久保栄、“テレビ電話・会議における符号
化” P.74-79 文献2;オプトロニクス、[NO.5],(1992) 、オプトロニ
クス社、片山泰男、“蓄積媒体における符号化” P.86-
98 文献3;映像情報、[NO.6],(1992) 、産業開発機構、小
松和夫、“IIT社のVC&VP構成による画像符号
化、復号化チップの概要” p.91-100 前記文献1及び文献2には、動き補償とDCTを基本と
した符号化の方法が記載されている。又、前記文献3に
は、動画像符号化を行うLSIについて記載されてい
る。
【0003】図2は、前記文献に記載された従来の画像
符号化装置の一構成例を示す概略のブロック図である。
この画像符号化装置は、アナログ/デジタル(以下、A
/Dという)変換部10、画像メモリ20、画像符号化
部30、外部プログラムメモリ50、及びデジタル/ア
ナログ(以下、D/Aという)変換部60を備えてい
る。A/D変換部10は、ビデオ入力信号INを入力し
てA/D変換し、A/D出力データS10を出力するも
のである。A/D変換部10の出力側は、データバスD
B1を介して画像データを記憶する画像メモリ20に接
続されている。又、画像メモリ20は、データバスDB
1を介して画像符号化部30中の動きベクトル検出部3
1に接続されている。動きベクトル検出部31は、画像
メモリ20から符号化中のフレーム(以下、現フレーム
という)データと該現フレームデータの動きベクトルを
算出するために参照するフレーム(以下、参照フレーム
という)のデータとを入力して現フレームの所定の領域
のデータと相関が最大になる参照フレーム中の領域のデ
ータを算出し、現フレームの前記所定領域の空間位置と
前記相関が最大となった参照フレーム中の領域の空間位
置との差分を動きベクトル情報S31とするものであ
る。動きベクトル検出部31は、画像符号化部30中の
符号化コントローラ32の動きベクトル情報入力部に接
続されている。
【0004】一方、画像メモリ20は、データバスDB
1を介して画像符号化部30中のDCT部33に接続さ
れている。DCT部33は、現フレームデータの8×8
画素ブロックについて、画像メモリ20からデータを読
み出し、原データ又は原データと動きベクトルで参照さ
れる位置にある参照フレームとの差分データに対して、
周波数変換の一種であるDCTを行い、前記8×8画素
ブロックを周波数スペクトルの表現に変換するものであ
る。DCT部33は、画像符号化部30中の量子化部3
4に接続されている。量子化部34は、DCT出力S3
3を入力して所定の量子化代表値に変換し、量子化出力
S34を生成するものである。量子化部34は、画像符
号化部30中の可変長符号化部35に接続されている。
可変長符号化部35は、量子化出力S34を入力し、そ
れを量子化出力値の出現確率の大きさを考慮した符号に
変換して符号化データS35を生成するものである。可
変長符号化部35は、画像符号化部30中の逆量子化部
36に接続されている。一方、量子化部34は、画像符
号化部30中の逆量子化部36に接続されている。逆量
子化部36は、量子化出力S34を入力して量子化部3
4における変換処理の逆の処理を行い、逆量子化出力S
36を生成するものである。逆量子化部36は、画像符
号化部30中のIDCT部37に接続されている。ID
CT部37は、逆量子化出力S36を入力し、DCT部
33で行った変換の逆変換を行い、8×8画素ブロック
の画素データに復元し、IDCT出力S37として画像
メモリ20へ出力するものである。
【0005】更に、この画像符号化部30は、画像メモ
リ制御部38を備えている。画像メモリ制御部38は、
符号化処理の内容に対応した画像データを画像メモリ2
0に対して入出力するための画像メモリ制御信号S38
を出力するものである。尚、符号化コントローラ32
は、前記動きベクトル検出部31、DCT部33、量子
化部34、可変長符号化部35、逆量子化部36、ID
CT部37、及び画像メモリ制御部38に対する各制御
命令をコントローラデータバスDB2を介して行うもの
である。これらの制御命令は、プログラム制御により行
われ、そのプログラムは、内部プログラムメモリ39或
いは外部プログラムメモリ50に格納されている。外部
プログラムメモリ50へアクセスする時は、符号化コン
トローラ32から外部プログラムメモリ制御信号S32
が出力されるようになっている。更に、画像メモリ20
は、データバスDB1を介してD/A変換部60に接続
されている。D/A変換部60は、画像メモリ20に蓄
積された画像データをD/A変換してビデオ出力信号O
UTを出力するものである。
【0006】次に、この画像符号化装置の動作を説明す
る。ビデオ入力信号INは、A/D変換部10でA/D
変換され、A/D出力データS10としてデータバスD
B1を経て画像メモリ20に格納される。動きベクトル
検出部31は、符号化コントローラ32からの制御命令
により、画像メモリ20から現フレームデータと参照フ
レームデータとを入力し、現フレームの所定の領域のデ
ータと相関が最大になる参照フレーム中の領域のデータ
を算出し、現フレームの前記所定領域の空間位置と相関
が最大となった参照フレームの領域の空間位置との差分
を動きベクトル情報とする。又、動きベクトル検出部3
1は、前記検出した動きベクトル情報及び動きベクトル
検出部31が動作中か否かを示す動きベクトル検出部ス
テータスst31を符号化コントローラ32からの要求
に応じて出力する。DCT部33は、符号化コントロー
ラ32からの制御命令により、前記現フレームデータの
8×8画素ブロックについて画像メモリからデータを読
み出し、原データ又は原データと前記動きベクトルで参
照される位置にある前記参照フレームとの差分データに
対して、周波数変換の一種であるDCTを行い、前記8
×8画素ブロックを周波数スペクトルの表現に変換す
る。又、DCT部33は、処理結果であるDCT出力S
33を量子化部34へ出力すると共に、動作中か否かを
示すDCT部ステータスst33を符号化コントローラ
32からの要求に応じて出力する。
【0007】量子化部34は、符号化コントローラ32
からの制御命令により、DCT出力S33を入力して所
定の量子化代表値に変換し、量子化出力S34として可
変長符号化部35及び逆量子化部36へ出力すると共
に、動作中か否かを示す量子化部ステータスst34を
符号化コントローラ32からの要求に応じて出力する。
可変長符号化部35は、符号化コントローラ32からの
制御命令により、量子化出力S34を入力して量子化出
力値の出現確率の大きさを考慮した符号に変換して符号
化データS35を出力する。符号化データS35を復号
する処理を行う場合は、符号から量子化データへの逆変
換を行い、逆量子化部36へ出力する。又、可変長符号
化部35は、動作中か否かを示す可変長符号化部ステー
タスst35を符号化コントローラ32からの要求に応
じて出力する。逆量子化部36は、符号化コントローラ
32からの制御命令により、量子化出力S34を入力し
て量子化部34における変換処理の逆の処理を行い、逆
量子化出力S36としてIDCT部37に出力すると共
に、動作中か否かを示す逆量子化部ステータスst36
を符号化コントローラ32からの要求に応じて出力す
る。IDCT部37は、符号化コントローラ32からの
制御命令により、逆量子化出力S36を入力してDCT
部33で行った変換の逆変換を行い、8×8画素ブロッ
クの画素データに復元し、IDCT出力S37として画
像メモリ20へ出力すると共に、動作中か否かを示すI
DCT部ステータスst37を符号化コントローラ32
からの要求に応じて出力する。画像メモリ制御部38
は、符号化コントローラ32からの制御命令により、符
号化処理の内容に対応した画像データを画像メモリ20
に対して入出力する処理を、画像メモリ制御信号S38
を出力することにより行う。尚、以上説明した画像符号
化部30は、複数のICで構成されるか又は1チップに
LSI化される可能性がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
画像符号化装置では、次のような課題があった。即ち、
符号化コントローラ32が符号化計算を行う各処理部に
対して制御命令を出力する際、制御命令を出力するタイ
ミングと各処理部が演算を開始するタイミングとの同期
制御、及び制御命令に含まれる制御パラメータの保持が
複雑になるという問題点があった。次に、図3及び図4
を用いてこれらの問題点を説明する。図3は、符号化処
理における各処理部の動作手順を示す説明図である。符
号化処理は、マクロブロック(以下、MBという)とい
う16×16画素ブロック単位で行われる。1つのMB
を処理する時間として許容される許容時間Tは、次のよ
うにして求められる。即ち、画像の大きさをテレビ並み
の720×480画素とし、フレーム周波数を30Hz
とした場合、1フレーム当たりのMB数は、 720×480/(16×16)=1350(MB/フ
レーム) となる。従って、許容時間Tは、 T<(1/30)/1350=24.6μs となり、画像符号化部30が、例えば、100MHzで
動作したとしても、1MB当たりのサイクル数は、高々
2460サイクルである。この限られたサイクル数の中
でDCT、量子化、逆量子化、及びIDCTの流れで処
理を行った場合、n番目(n;自然数)のMBであるM
に対する最終処理IDCTの開始時刻は、次のMB
であるMBn+1に対する初段処理であるDCTの開始
時刻よりも後になる。即ち、各演算部動作制御プログラ
ムは常に複数のMBの符号化処理を制御する必要があ
る。又、各演算部へ制御命令を出力して演算を開始させ
るタイミングは、プログラムで制御する必要がある。制
御の方法は、例えば、各処理部のステータスをセンスす
る方法、各処理部の終了した時刻に符号化コントローラ
へ割り込みをする方法、及び符号化装置内部に所定のM
B処理同期でリセットされるタイマを設けてその値を参
照する方法等が考えられるが、いずれも符号化コントロ
ーラのプログラム実行サイクル数を増加させることにな
り、符号化コントローラの負荷が大きくなる。
【0009】図4は、符号化コントローラ32が行う符
号化処理プログラムの一例を示すフローチャートであ
る。ステップs1では、処理するMBに対する符号化パ
ラメータを読み込む。ステップs2では、DCT部33
を起動するタイミングか否かを判定し、起動するタイミ
ングである場合はステップs3へ進み、起動するタイミ
ングでない場合はステップs2の始めに戻る。ステップ
s3では、DCT部33を起動する。ステップs4で
は、処理するMBに対する符号化パラメータを格納す
る。処理するMBの直前のMBに対する符号化パラメー
タを読み込む。ステップs5では、IDCT部37を起
動するタイミングか否かを判定し、起動するタイミング
である場合はステップs6へ進み、起動するタイミング
でない場合はステップs5の始めに戻る。ステップs6
では、処理するMBの直前のMBに対するIDCT部3
7を起動する。ステップs7では、処理するMBに対す
る符号化パラメータを読み込む。ステップs8では、量
子化部34を起動するタイミングか否かを判定し、起動
するタイミングである場合はステップs9へ進み、起動
するタイミングでない場合はステップs8の始めに戻
る。
【0010】ステップs9では、量子化部34を起動す
る。ステップs10では、逆量子化部36を起動タイミ
ングか否かを判定し、起動するタイミングである場合は
ステップs11へ進み、起動するタイミングでない場合
はステップs10の始めに戻る。ステップs11では、
逆量子化部36を起動する。ステップs12では、処理
するMBに対する符号化パラメータを格納する。更に、
次のMBを処理する準備をする。ステップs13では、
全てのMBに対する処理を終了したか否かを判定する。
上記各ステップのうちのステップs4、ステップs7、
及びステップs12は、同時に2個のMBに対する処理
制御を行うことによるオーバヘッドを示し、ステップs
2、ステップs5、ステップs8、及びステップs10
は、各演算起動タイミング調整のためのオーバヘッドを
示す。以上のように、符号化コントローラ32の負荷が
大きくなっていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、入力画像を所定の大きさの複数のブ
ロックに分割して該各ブロック毎に逐次符号化演算を行
う縦続接続された複数の符号化演算部を備えた画像符号
化装置において、前記複数の符号化演算部のうちの動作
させる符号化演算部を選択するための選択情報、該符号
化演算部を動作させる起動時刻に同期して転送する付加
情報、及び該符号化演算部を起動させる順序を指定する
ための条件情報で構成される制御コードを生成する制御
コード生成手段を備えている。更に、前記制御コード生
成手段から出力された前記制御コードを格納する命令格
納手段と、前記制御コード生成手段から出力された前記
制御コードを前記命令格納手段へ入力する入力順序と該
命令格納手段から出力する該制御コードの出力順序とを
異なった順序にし、該出力順序に基づいて前記各符号化
演算部の動作を制御する演算部制御手段とが、設けられ
ている。第2の発明では、第1の発明の命令格納手段
は、第1の発明の制御コード生成手段から出力される制
御コードにより動作させる符号化演算部の起動時刻が該
制御コードよりも後に出力される制御コードにより動作
させる符号化演算部の起動時刻より遅い場合に第1の発
明の演算部制御手段の指令により該制御コードが書込ま
れる第1の命令格納手段と、前記制御コード生成手段か
ら出力される前記制御コードが第1の命令格納手段に書
込まれない場合又は第1の命令格納手段に格納された制
御コードを読出して転送する場合に、前記演算部制御手
段の指令により制御コードが書込まれる第2の命令格納
手段と、前記制御コード生成手段から出力される制御コ
ードと第1の命令格納手段に格納された制御コードとを
前記演算部制御手段の指令により選択して第2の命令格
納手段へ入力する選択手段とを備えている。前記演算部
制御手段は、第2の命令格納手段への制御コードの書込
み手順を各符号化演算部を動作させる順序と同一とし、
更に各符号化演算部の起動時刻を第2の命令格納手段へ
の制御コードの書込み順序に従うようにしている。
【0012】
【作用】第1の発明によれば、以上のように画像符号化
装置を構成したので、制御コード生成手段は、予め設定
されたプログラムに基づいて複数の符号化演算部を制御
するための制御コードを生成する。命令格納手段は、前
記制御コード生成手段から出力された制御コードを格納
する。演算部制御手段は、前記制御コードを前記命令格
納手段へ入力する入力順序と該命令格納手段から出力す
る該制御コードの出力順序とを異なった順序にし、かつ
この出力順序に基づいて前記各符号化演算部の動作を制
御する。第2の発明によれば、第1の命令格納手段に
は、制御コード生成手段から出力される制御コードによ
り動作させる符号化演算部の起動時刻が該制御コードよ
りも後に出力される制御コードにより動作させる符号化
演算部の起動時刻より遅い場合、演算部制御手段の指令
により該制御コードが書込まれる。第2の命令格納手段
には、前記制御コード生成手段から出力される制御コー
ドが第1の命令格納手段に書込まれない場合又は第1の
命令格納手段に格納された制御コードを読出して転送す
る場合に、前記演算部制御手段の指令により選択手段を
経て各符号化演算部を動作させる順序と同一の順序で制
御コードが書込まれる。前記演算部制御手段は、第2の
命令格納手段に書き込まれた制御コードの書込み順序に
従って各符号化演算部を起動する。従って、前記課題を
解決できるのである。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示す画像符号化装
置の概略の構成ブロック図であり、図2中の要素と共通
の要素には共通の符号が付されている。この画像符号化
装置は、図2中の画像符号化部30を画像符号化部30
Aに代えたものである。画像符号化部30Aは、画像符
号化部30中の符号化コントローラ32を制御コード生
成手段である符号化コントローラ32Aに代え、演算部
制御手段である演算部制御部40、第1の命令格納手段
である命令キューA41、選択手段であるセレクタ4
2、及び第2の命令格納手段である命令キューB43を
設けたものである。符号化コントローラ32Aは、例え
ばマイクロコンピュータ等で構成され、動きベクトル情
報S31を入力し、内部プログラムメモリ39又は外部
プログラムメモリ50に格納されている制御プログラム
のシーケンスに従って制御コードを生成して画像符号化
部の制御を行うものである。符号化コントローラ32A
の出力側は、演算部制御部40、命令キューA41、及
びセレクタ42に接続されている。演算部制御部40
は、符号化コントローラ32Aからの制御コードS32
Aに基づいて命令キューA制御信号S40a、キューセ
レクト信号S40s、命令キューB制御信号S40b、
及び演算部制御信号S40cを生成するものである。演
算部制御部40の出力側は、命令キューA41、セレク
タ42、及び命令キューB43に接続されている。命令
キューA41は、命令キューA制御信号S40aに基づ
いて制御コードS32Aを格納するものである。命令キ
ューA41の出力側は、セレクタ42に接続されてい
る。セレクタ42は、キューセレクト信号S40sに基
づいて制御コードS32A又は命令キューA41に格納
されている制御コードS32Aと同一の制御コードS4
1を選択するものである。セレクタ42の出力側は、命
令キューB43に接続されている。命令キューB43
は、命令キューB制御信号S40bに基づいてセレクタ
42からの信号S42を格納するものである。命令キュ
ーB43は、演算部制御部40に接続されている。尚、
命令キューA41及び命令キューB43は、FIFO
(First In First Out)構造のメモリである。
【0014】更に、演算部制御部40は、動きベクトル
検出部31、DCT部33、量子化部34、可変長符号
化部35、逆量子化部36、IDCT部37、及び画像
メモリ制御部38に対する各制御命令をコントローラデ
ータバスDB2を介して行うものである。又、図2中の
ステータスst31〜st37は、この図1では演算部
制御部40に入力されるようになっている。他は、図2
と同様の構成である。図5は、符号化コントローラ32
Aから出力される制御コードの構成を示す構成図であ
る。以下、制御コードの内容(1)〜(5)を示す。 (1) 書込み命令キュー選択信号QAW QAW=1のとき、制御コードは命令キューA41へ書
込まれ、QAW=0のとき、命令キューB43へ書込ま
れる。命令キューA41には、制御コードにより処理さ
れる演算の起動時刻が、該制御コードより後に出力され
る制御コードにより処理される演算の起動時刻より遅く
なる場合に書込まれる。それ以外の場合は、制御コード
は、セレクタ42を経て命令キューB43へ書込まれ
る。 (2) 命令キュー間転送制御信号A-to-B A-to-B=1のとき、制御コードは、命令キューA41
から命令キューB43へ転送される。A-to-B=0のと
き、前記転送は行われず、符号化コントローラ32Aか
ら出力される制御コードが命令キューA41又は命令キ
ューB43に書込まれる。 (3) 起動演算部アドレスSTARTAD どの演算部を起動するかを示す制御コードである。 (4) 演算パラメータPARA 例えば、量子化ビット数等、起動する演算部に与えるパ
ラメータである。 (5) 終了条件演算部アドレスENDAD どの演算部の動作が終了したら起動するかを示す制御コ
ードである。
【0015】図6は、図1中の演算部制御部40の一構
成例を示す概略の回路図であり、図のように接続されて
いる。リセットR及びクロックCKは、画像符号化装置
全体を動作させるものであり、外部から入力されるもの
である。セレクタ42は、キューセレクト信号S40s
が高レベル(以下、“H”という)のとき命令キューA
出力S41を選択し、低レベル(以下、“L”という)
のとき符号化コントローラ32Aから出力される演算制
御コードS32Aを選択して出力する。演算制御コード
S32Aは、符号化コントローラ32Aから出力され、
符号化コントローラ32Aから演算制御関係の命令が出
力されていることを示すステータス信号である。命令キ
ューA制御信号S40aは、キューA書込みS40aW
及びキューA読出しS40aRからなり、キューA書込
みS40aWは、符号化コントローラ32Aから出力さ
れる制御コードを命令キューA41に書き込むための制
御信号であり、演算制御コードS32Aが有効かつ書込
み命令キュー選択信号QAWが有効なときに出力され
る。キューA読出しS40aRは、命令キューA41に
格納された制御コードを読み出すための制御信号であ
り、演算制御コードイネーブル信号S32Aが有効かつ
命令キュー間転送制御信号(A-to-B)が有効なときに
出力される。命令キューB制御信号S40bは、キュー
B書込みS40bW及びキューB読出しS40bRから
なり、キューB書込みS40bWは、セレクタ42から
出力される制御コードを命令キューB43に書き込むた
めの制御信号であり、演算制御コードイネーブル信号S
32Aが有効かつ書込み命令キュー選択信号QAWが有
効でないときに出力される。キューB読出しS40bR
は、命令キューB43に格納された制御コードを読み出
すための制御信号である。キューAリセットRA及びキ
ューBリセットRBは、キューとして使用するFIFO
をリセットする信号であり、リセットRと同等である。
【0016】演算部制御信号S40c中の起動演算アド
レスS40cA及び演算パラメータS40cPは、キュ
ーB読出しS40bRが有効、即ち、命令キューB43
に格納された制御コードを読出すサイクルでバッファ7
5,76をオンすることにより出力される。キューB読
出しS40bRが出力されると、命令キューB出力S4
3bとして起動演算部アドレスSTARTAD、演算パ
ラメータPARA、及び終了条件演算部アドレスEND
ADが起動演算部アドレスレジスタ71、演算パラメー
タレジスタ72、及び終了条件演算部アドレスレジスタ
73にそれぞれセットされる。前記セットされた次のサ
イクルから、ステータス読出し演算部アドレスS40c
W及び演算部ステータス読出し信号S40cSがバッフ
ァ77及びバッファ78をオンすることにより出力され
る。終了条件演算部ステータスはステータスst31〜
st37であり、ステータス読出し演算部アドレスS4
0cWに割り当てられた演算部が動作中であるとき
“H”、動作中でないとき“L”を示す。終了条件演算
部ステータスが“L”であるとき、フリップフロップ7
4に“H”をセットする。終了条件演算部ステータスが
“L”となった次のサイクルにおいて、起動演算アドレ
スS40cA及び演算パラメータS40cPを出力する
ことにより、対応する演算部を起動すると共に、次の制
御コードを命令キューB43から読出して起動演算部ア
ドレスレジスタ71、演算パラメータレジスタ72、及
び終了条件演算部アドレスレジスタ73にそれぞれ所定
の値をセットする。
【0017】図7は、図3に示す制御シーケンスを実現
するための符号化コントローラ32Aの制御プログラム
のフローチャートである。この図を用いて図1の画像符
号化装置による符号化の処理手順を説明する。ステップ
s71において、処理するMBの符号化パラメータを内
部レジスタにセットする。ステップS72において、D
CT部33を起動する制御コードを作成して命令キュー
B43へ書込む。ステップS73において、処理するM
Bの直前に処理したMBを指定する制御コードを作成
し、このMBのIDCTを起動する制御コードを命令キ
ューA41から命令キューB43へ転送する。ステップ
S74で、量子化部34を起動する制御コードを作成し
て出力し、命令キューB43へ書込む。ステップS75
で、逆量子化部36を起動する制御コードを命令キュー
B43へ書込む。ステップS76で、IDCT部37を
起動する制御コードを命令キューA41へ書込む。ステ
ップS77で、全てのMBを終了したか否かを判定し、
終了している場合はステップS78へ進み、終了してい
ない場合はステップS71へ戻る。ステップS78で、
最終MBのIDCT起動制御コードが命令キューA41
に残っているので、それを命令キューB43へ転送す
る。
【0018】以上のように、本実施例では、制御コード
により処理される演算の起動時刻が該制御コードより後
に出力される制御コードにより処理される演算の起動時
刻より遅くなる場合に、制御コードが命令キューA41
に書込まれ、それ以外の場合には命令キューB43へ書
込まれるようにしたので、符号化コントローラ32Aが
2つの演算部を同時に制御する必要がなくなり、符号化
コントローラ32Aが演算部処理シーケンス制御のため
に費やす負荷を軽減できる。なお、本発明は上記実施例
に限定されず、種々の変形が可能である。その変形例と
しては、例えば次のようなものがある。 (a) 命令キューA41及び命令キューB43をFI
FOメモリとしたが、ランダムアクセスメモリで構成し
てもよい。 (b) 各演算部を起動する条件として、或る演算部の
動作終了を例にしているが、或る所定の絶対時刻として
もよい。又、何らかの同期信号発生装置からの相対時刻
としてもよい。 (c) 起動条件は1つではなく複数としても演算部制
御部の構成が若干複雑になるだけで本発明が実現する。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1及び第
2の発明によれば、制御コード生成手段から出力される
制御コードにより動作させる符号化演算部の起動時刻が
該制御コードよりも後に出力される制御コードにより動
作させる符号化演算部の起動時刻より遅い場合に、演算
部制御手段の指令により該制御コードが第1の命令格納
手段に書き込まれ、それ以外の場合には第2の命令格納
手段に書込まれるようにしたので、制御コード生成手段
が2つの演算部を同時に制御する必要がなくなり、制御
コード生成手段が演算部処理シーケンス制御のために費
やす負荷を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す画像符号化装置の構成ブ
ロック図である。
【図2】従来の画像符号化装置の構成ブロック図であ
る。
【図3】符号化処理の手順を示す説明図である。
【図4】従来の画像符号化装置の動作手順を示すフロー
チャートである。
【図5】制御コードの構成を示す構成図である。
【図6】図1中の演算部制御部の概略の回路図である。
【図7】図1の動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
30A 符号化コントローラ(制御コード生
成手段) 40 演算部制御部(演算部制御手段) 41 命令キューA(第1の命令格納手
段) 42 セレクタ(選択手段) 43 命令キューB(第2の命令格納手
段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像を所定の大きさの複数のブロッ
    クに分割して該各ブロック毎に逐次符号化演算を行う縦
    続接続された複数の符号化演算部を、 備えた画像符号化装置において、 前記複数の符号化演算部のうちの動作させる符号化演算
    部を選択するための選択情報と該符号化演算部を動作さ
    せる起動時刻に同期して転送する付加情報と該符号化演
    算部を起動させる順序を指定するための条件情報とで構
    成される制御コードを生成する制御コード生成手段と、 前記制御コード生成手段から出力された前記制御コード
    を格納する命令格納手段と、 前記制御コード生成手段から出力された前記制御コード
    を前記命令格納手段へ入力する入力順序と該命令格納手
    段から出力する該制御コードの出力順序とを異なった順
    序にし、該出力順序に基づいて前記各符号化演算部の動
    作を制御する演算部制御手段とを、 設けたことを特徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記命令格納手段は、 前記制御コード生成手段から出力される制御コードによ
    り動作させる符号化演算部の起動時刻が該制御コードよ
    りも後に出力される制御コードにより動作させる符号化
    演算部の起動時刻より遅い場合に前記演算部制御手段の
    指令により該制御コードが書込まれる第1の命令格納手
    段と、 前記制御コード生成手段から出力される前記制御コード
    が前記第1の命令格納手段に書込まれない場合又は前記
    第1の命令格納手段に格納された制御コードを読出して
    転送する場合に、前記演算部制御手段の指令により制御
    コードが書込まれる第2の命令格納手段と、 前記制御コード生成手段から出力される制御コードと前
    記第1の命令格納手段に格納された制御コードとを前記
    演算部制御手段の指令により選択して前記第2の命令格
    納手段へ入力する選択手段とを備え、 前記演算部制御手段は、 前記第2の命令格納手段への前記制御コードの書込み手
    順を前記各符号化演算部を動作させる順序と同一とし、 前記各符号化演算部の起動時刻を前記第2の命令格納手
    段への前記制御コードの書込み順序に従うようにしたこ
    とを、 特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
JP13717694A 1994-06-20 1994-06-20 画像符号化装置 Pending JPH089383A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13717694A JPH089383A (ja) 1994-06-20 1994-06-20 画像符号化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13717694A JPH089383A (ja) 1994-06-20 1994-06-20 画像符号化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH089383A true JPH089383A (ja) 1996-01-12

Family

ID=15192595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13717694A Pending JPH089383A (ja) 1994-06-20 1994-06-20 画像符号化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH089383A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000054509A1 (fr) * 1999-03-08 2000-09-14 Sony Corporation Dispositif et procede de traitement de signaux numeriques et support associe

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000054509A1 (fr) * 1999-03-08 2000-09-14 Sony Corporation Dispositif et procede de traitement de signaux numeriques et support associe
US7103100B1 (en) 1999-03-08 2006-09-05 Sony Corporation Digital signal processing apparatus and method and providing medium
JP4770023B2 (ja) * 1999-03-08 2011-09-07 ソニー株式会社 デジタル信号処理装置および方法、並びにデジタル信号処理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5752266A (en) Method controlling memory access operations by changing respective priorities thereof, based on a situation of the memory, and a system and an integrated circuit implementing the method
JP2004166083A (ja) 符号化装置及び方法
US7929777B2 (en) Variable length decoding device, variable length decoding method and image capturing system
US5513301A (en) Image compression and decompression apparatus with reduced frame memory
JPH10210399A (ja) ブロック走査及びラスター走査のためのメモリアドレス算出装置並びにその方法
JPH089383A (ja) 画像符号化装置
JP2947389B2 (ja) 画像処理用メモリ集積回路
JP2918360B2 (ja) 逆量子化方法および画像データ復元装置
US6278835B1 (en) Method of controlling repetitive reading of group of pictures (GOP) data from a storage medium, and an apparatus therefor
JPH0556271A (ja) 逆量子化方法および画像データ復元装置
JPS62209984A (ja) 画像信号の符号化方法およびその装置
EP0558292B1 (en) Compression/expansion circuit
JPH08205192A (ja) 画像符号化装置
JPH089380A (ja) 画像符号化装置
JP3302531B2 (ja) 画像処理装置のライン変換回路
JPH0548904A (ja) 画像データ復元方法および装置
JP2581420B2 (ja) 動画像符号化伝送における復号化装置
JPH01144792A (ja) 画像データの処理方式
JP3586749B2 (ja) 画像圧縮装置、画像伸張装置、画像圧縮方法及び画像伸張方法
JPH114443A (ja) 情報処理装置
JP2506705B2 (ja) 階層的画像における符号化復号化装置
JPH09121286A (ja) 画像データの圧縮方法及び装置
JPH1032781A (ja) メモリの画像データ書込/読出方法
JPH0583564A (ja) 画像処理装置
JPH07131657A (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990713