JPH08240386A - 乾燥機のリント除去装置 - Google Patents

乾燥機のリント除去装置

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Publication number
JPH08240386A
JPH08240386A JP7072403A JP7240395A JPH08240386A JP H08240386 A JPH08240386 A JP H08240386A JP 7072403 A JP7072403 A JP 7072403A JP 7240395 A JP7240395 A JP 7240395A JP H08240386 A JPH08240386 A JP H08240386A
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JP
Japan
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lint
exhaust
belt
air
mesh belt
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Application number
JP7072403A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruyuki Numata
晴志 沼田
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Asahi Seisakusho Co Ltd
Asahi Factory KK
Original Assignee
Asahi Seisakusho Co Ltd
Asahi Factory KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Seisakusho Co Ltd, Asahi Factory KK filed Critical Asahi Seisakusho Co Ltd
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Publication of JPH08240386A publication Critical patent/JPH08240386A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾燥機で発生するリントはフィルタで除去す
るが、フィルタが目づまりしてくると風量が減少して乾
燥能力が低下する。又、人手も必要であるのを改良する
のが目的である。 【構成】 乾燥機の空気出口3cに無端の網ベルト14
を横設し、バキューム口34を網ベルト14上へ開口し
た。駆動ローラ15aを回動すると排気ダクト20を横
切って網ベルト14は移動し、網ベルト14上のリント
は、バキューム口34へ吸込まれる。バキューム口34
から吸込まれた排気はリント捕集袋18でリントを除去
され、空気吸引管19をとおり排湿ファンの吸込口へ出
て、排気ダクト20をとおる排気と合流して排出され
る。網ベルトが常に清掃されており、通気抵抗が大きく
ならないので風量が一定して大きい。排湿ファンにより
吸引ヘッドを得ているので別にファンを必要としない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シーツ衣類の乾燥機か
ら発生するリント、ゴミ等を含む綿ぼこりの除去装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多孔板製の横形円筒形内胴を回転
駆動するように支持し、空気入口と空気出口を除いて内
胴と隙間をおいて外胴フレームで内胴を覆って、前記空
気入口と大気側を連通する空気通路にヒータを設け、前
記空気出口と大気側を連通する空気通路に排湿ファンを
設け、この通路には、リント、ゴミ等の綿ぼこりを除去
するフィルタ部材を設けた乾燥機が知られている。
【0003】上記フィルタ部材は従来、バグフィルタ、
或は多孔板、金属網を張設したもの等がある。或は排湿
ファンの排出ダクト中にフィルタ部材を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のバグフィ
ルタによれば、バグフィルタを取り外して内部にたまっ
た綿ぼこりを取り出し、再びバグフィルタを排気通路へ
介装する。このバグフィルタは綿ぼこりの収納容積が大
きく、バグフィルタ中の綿ぼこりを取り出す回数は多く
はない。
【0005】然し乍ら、バグフィルタに綿ぼこりが溜ま
るほど排気抵抗が大きくなり、乾燥による風量が減少す
るので乾燥能力を低下させてしまう。
【0006】上記、多孔板又は張設した網を排気通路に
フィルタ部材として介装するものは、多孔板又は網上に
綿ぼこりが溜まる。この綿ぼこりの堆積を放置すると排
気抵抗が増大する。この排気抵抗の増大を避けるために
は、フィルタ位置の排気通路のすぐ上流側のダクトにフ
ィルタが収集した綿ぼこりを取り出す開閉可能な扉を設
けておいてフィルタ上の綿ぼこりを取り出すと、綿ぼこ
りが多く堆積しない内に除去できる。然し乍らこうする
と人力がかかり、通常多台持している1人の作業者が扱
い得る乾燥機或はクリーニング機械の台数が減少してし
まう。そして何れにしても、フィルタ部材の排気抵抗は
綿ぼこりにより増大して行くものであるから、フィルタ
の目づまりのない状態での定格風量に比して乾燥のため
の風量が減少して行くものである。
【0007】又、排湿ファンの排出ダクトにフィルタ部
材を介装するものは、フィルタ部材に加圧した空気を送
ることができる利点がある反面排湿ファンの吸込側の排
気ダクト、排湿ファン、排湿ファンの吐出側の排出ダク
トに綿ぼこりが体積する欠点がある。
【0008】本発明は乾燥機において、排気中のリン
ト、ゴミ等の綿ぼこりが常に除去され、乾燥機が常に定
格(最大)風量で運転され排気通路が清浄な乾燥機のリ
ント除去装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は排
気通路の下流に排湿ファンを有し、該排気通路に排気に
含まれるリント等の綿ぼこりを除去するフィルタ部材を
配した乾燥機のリント除去装置において、一端が前記フ
ィルタ部材が除去したリント等の綿ぼこりを吸引する吸
込口をフィルタ部材に向って開口し他端がフィルタ部材
の位置よりも下流側の排気通路に開口する綿ぼこり捕集
空気通路と、綿ぼこり捕集空気通路に介装した綿ぼこり
捕集部材とを有し、前記フィルタ部材と綿ぼこり捕集空
気通路の吸引口の少くとも何れか1つを相対移動可能に
可動とした乾燥機のリント除去装置である。
【0010】本発明の第2の発明は排気通路を横切って
通気性で剛性のあるベルトガイド板を配設し、該ベルト
ガイド板の排気方向のすぐ上流の排気通路を形成するダ
クトにスリットを設け、該スリットを挿通して無端の通
気性ベルトを挿通し、前記ダクト外において、複数のロ
ーラに通気性ベルトを巻掛け、該ローラの少なくとも1
つを駆動手段に連結した可動のフィルタ部材を設けたこ
とを特徴とする第1の発明に記載の乾燥機のリント除去
装置である。
【0011】本発明の第3の発明は通気性ベルトは網ベ
ルトであることを特徴とする第2の発明に記載の乾燥機
のリント除去装置である。
【0012】本発明の第4の発明はベルトガイド板を金
属製多孔板とし、網ベルトを合成樹脂製としたことを特
徴とする第3の発明に記載の乾燥機のリント除去装置で
ある。
【0013】本発明の第5の発明は綿ぼこり捕集部材は
フィルタであることを特徴とする第1から第4の発明の
何れか1つに記載の乾燥機のリント除去装置である。
【0014】本発明の第6の発明はフィルタ部材が乾燥
機の空気出口に近接して設けられていることを特徴とす
る第1から第4の発明の何れか1つに記載の乾燥機のリ
ント除去装置である。
【0015】本発明の第7の発明は綿ぼこり捕集空気通
路の吸引口と反対側の端部は排湿ファンの吸込口に近接
して排気通路に開口していることを特徴とする第6の発
明に記載の乾燥機のリント除去装置である。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。
【0017】(実施例1)図1、図2は、実施例1を示
す。内胴1は多孔板、例えばステンレス鋼板製で横形の
円筒形の内胴本体1aを有し、その内周側軸方向に内胴
棧1bが等配して設けられ、両端部外周に断面L形の輪
状の軌道輪1cが設けてある。
【0018】前記軌道輪1cの下半円側をゴムローラ2
により支持されている。ゴムローラ2の内少なくとも1
つは駆動装置のモータに動力伝達部材例えばベルトを介
して連結されている。
【0019】内胴1の外周と間隔をおいて外胴フレーム
3が設けてある。外胴フレーム3は内胴1に沿う円筒形
外胴部3aの上部が軸方向に開口して空気入口3bを構
成し、外胴部3aの下部が軸方向に開口して空気出口3
cを構成しており、外胴部3aの前端には前扉装置4が
固定され、外胴部3aの後端には後端板3dが設けられ
ている。後端板3dの円筒形開口3eは軌道輪1cのリ
ップ1d外周に接近しており、この後端板3dの円筒形
開口3eと軌道輪1cのリップ1d間において後扉3f
の円筒形嵌合部が後端板開口3eに押し込み嵌合されて
いる。
【0020】前扉装置4は中心に被乾燥物を出し入れす
る開口4aを有する前扉ガイド部材4bが外胴フレーム
3に固定され、前扉ガイド部材4bには、前扉4cが前
扉ガイド部材4bに出入り自在で、且つ開いた位置と閉
めた位置を保持できるように設けてある(保持部材は示
されていない)。
【0021】前記空気入口3bから内胴本体1aをとお
り空気出口3cに到る空気通路を仕切るように外胴フレ
ーム3の軸方向の中央は仕切り板6で仕切ってあり、仕
切り板6は内胴本体1aに接近した円穴を有する。
【0022】内胴本体1aの外周には母線に沿って清掃
部材として仕切りブラシ5が3等配して設けてある。こ
の仕切りブラシ5の数は3以上が好適であり、この数
は、図1において左右の内胴1と外胴フレーム3間の隙
間に夫々常に仕切りブラシ5が1つ以上あるように設け
るのがよく、最小の数は3となる(以下、本実施例で仕
切りブラシ5を分けて説明する際は符号5a,5b,5
cを用いる)。そして空気入口3b、空気出口3cの大
きさと配置によっては更に多くの仕切りブラシ5が必要
である。
【0023】図3に仕切りブラシ5の内胴1への取り付
けの詳細を示す。図2に示すように内胴1と外胴フレー
ム3間はその軸方向を仕切る仕切り板6の近くから軌道
輪1c間の長さを仕切りブラシ5は持っている。図3に
おいて内胴棧1bを固定するため内胴本体1aを挿通し
て内胴棧1bへねじ込まれたボルト7に共締めされたブ
ラケット8に挟持され且つブラケット8を挿通する小ね
じ9が仕切りブラシ5の基部5B下方を挿通し、小ねじ
9にナット10をねじ込むことによって仕切りブラシ5
は内胴1に着脱可能となっている。仕切りブラシ5は板
金製の基部5Bにブラシ毛5Aを係止したものである。
或は合成樹脂の基部5Bにブラシ毛5Aを植毛したもの
である。
【0024】外胴フレーム3の空気入口3bには空気入
口3bへ外気を導入する空気通路を形成する入口ダクト
11が接続される。このダクト11は円筒形外胴部3a
の半径よりやや高さが高く、円筒形外胴部3aの一部を
内部に包み込み、空気入口3bと符号11a間は外胴フ
レーム3の軸方向の長さとほぼ同長さであり、ヒータ1
2に向って側壁11bが近づくように断面が縮小してい
る。入口ダクト11の入口に設けるヒータ12は電気発
熱抵抗体或は熱媒体が蒸気の熱交換器等である。入口ダ
クト11は仕切り板6によって分れている。
【0025】外胴フレーム3に設けた空気出口3cには
排気ダクト20が設けられ、排気ダクト20の出口には
排湿ファン13が連結されている。
【0026】排気ダクト20は図2に示すように仕切り
板6でもって左右に分れており、空気出口3cの直下は
六立方体形であってその底板20aに平行して多孔板の
ベルトガイド板21が設けてある。このベルトガイド板
21は金属例えばステンレス製である。このベルトガイ
ド板21は空気出口3cに接近しており、内胴1とも近
い位置にある。
【0027】図4に示すようにベルトガイド板21の排
気ダクト20への付根の直ぐ上において、排気ダクト2
0の側板にフィルタ部材として無端の網ベルト14が挿
通するスリット20bが設けられ、ベルトガイド板21
の排気方向上流側の面に重ねられた網ベルト14は該ス
リット20bを挿通して、排気ダクト20外の方形の角
位置に設けられた駆動ローラ15a、従動ローラ15
b、テンションローラ15cに内側を巻掛けている。そ
して図4の右側の従動ローラ15bとテンションローラ
15c間には網ベルト14の外側が巻き掛けられたアイ
ドラローラ15dを有する。
【0028】テンションローラ15cは図6、図7に示
すように排気ダクト20の側板に立設した一対のブラケ
ット20eにガイド溝20fを夫々設け、ガイド溝20
fにテンションローラ15cを回転自在に支持する固定
軸23を軸直角方向に移動自在に支持し、該固定軸23
をガイド溝20fと平行なボルト24頭に嵌入し、ねじ
24a止め固定され、ボルト24をブラケット20eに
設けた耳20gを挿通させ、該耳20gを挟持するナッ
ト25をボルト24にねじ込んである。このナット25
のねじ込み位置を調節して、ボルト24をその軸方向に
移動し、固定軸23をガイド溝20fに沿って位置を変
え、テンションローラ15cの位置を変え、網ベルト1
4の張力を変える。
【0029】図4に示すように左右に設けた網ベルト1
4の夫々の駆動ローラ15aと同軸に夫々スプロケット
ホイル33が固定されている。機枠に固設した減速電動
機26の出力軸に固定したスプロケットホイル27と、
機枠にねじ込み固定されるボルト28に溝29aが矢印
ホの方向に移動可能に嵌入するスライド29に回転自在
に支持されるテンショナー31と左右のスプロケットホ
イル33にチェン32が掛けられている。
【0030】上記により減速電動機26が反時計回りに
スプロケットホイル27を回転するとチェン32を介し
てスプロケットホイル33及び駆動ローラ15aは回
り、網ベルト14はベルトガイド板21上を図4におい
て右側の網ベルト14上面は左行するように周回し、ロ
ーラ15b、テンションローラ15c、アイドラローラ
15dは自在に回転する。尚、左右対称に配した左側の
網ベルト14上面は図2、図4において右行する。
【0031】網ベルト14の排気ダクト20内における
進行方向の最下流側において、網ベルト14の全幅にわ
たり細長い開口34aを備えたバキューム口34は、吸
込側が排気ダクト20の側板を挿通し該側板に固定され
た綿ぼこり吸引ダクト16に固定されている。
【0032】綿ぼこり吸引ダクト16の他端は図2のリ
ントボックス17の入口17aに通じている。リントボ
ックス17を仕切ってリントボツクスに着脱自在に設け
たフィルタ即ちリント捕集袋18を間にしてリントボッ
クス17は入口17aと離れて出口17bを備えてい
る。該出口17bと網ベルト14の下流側の排気ダクト
20との間は空気吸引ダクト19で結ばれている。空気
吸引ダクト19の排気ダクト20との結合位置は本例の
ように排湿ファン13の吸込口近くとするとバキューム
口34が乾燥機の空気出口3cに近く、綿ぼこり吸引ダ
クト16、リント捕集袋18、空気吸引ダクト19で結
ばれるバキューム口34と空気吸引ダクト19の出口間
の綿ぼこり捕集空気通路の吸込ヘッドを大きくできる。
【0033】図5に示すようにスリット20bを構成す
る排気ダクト20の側板には網ベルト14の全幅にわた
り先端が接する清掃部材35が該スリット20bを覆っ
て固定されている。この清掃部材35はブラシ、ゴムブ
レード、スポンジ等である。
【0034】網ベルト14を巻掛けた従動ローラ15b
とアイドラローラ15d間において網ベルト14の除電
部材36が設けてある。この除電部材36はブラシ、ゴ
ムブレード、スポンジ等であり、接地され、又は網ベル
ト14の材質による帯電特性がリントの帯電特性と異な
る場合は、リントの帯電極性と同極性のバイアス電圧を
印加する。これによって、網ベルト14のメッシュ間へ
リント等の内微細なものが付着するのを除止する。尚、
網ベルト14に導電性をもたせた場合は、該除電部材3
6位置に清掃ブラシを配してもよい。
【0035】上記構成の作用を説明する。前扉4cをあ
けて内胴1へ衣類、シーツ等の被乾燥物を投入し、前扉
4cを閉める。そして始動スイッチを入れると、ゴムロ
ーラ2、ヒータ12、排湿ファン13、減速電動機26
が付勢される。
【0036】ゴムローラ2の回転により内胴1は回転す
る。排湿ファン13の運転により、外気は矢印イの方向
からヒータ12を通過する際加熱され、矢印ロでは熱風
となって入口ダクト11中を進み、空気入口3bを矢印
ハのように進む。矢印ハのようにして進んだ空気は、回
転している内胴本体1aの多孔板を外側から内側へ抜け
る。この多孔板の絞り抵抗により、内胴1内は入口ダク
ト11中よりも空気圧は低く、吸込空気は外胴部3aと
内胴本体1a間の隙間に沿って進み、図において相隣る
仕切りブラシ5a,5bに阻止されるので、吸込まれた
熱風は相隣る仕切りブラシ5a,5b間の内胴本体1a
を通りぬけて、内胴1内の被乾燥物に衝突して加熱と通
風により乾燥させる。この際被乾燥物は内胴棧1bによ
り内胴1内で持上げられて落下をして多面が熱風に当る
ように運動すると共に内胴本体1aをとおりぬける熱風
も相隣る仕切りブラシ5a,5bが周方向に移動するた
め、被乾燥物に当る風の方向を多様に変化させる。
【0037】上記のように内胴1が回転する間、仕切り
ブラシ5は外胴部3aを摺擦するので外胴部3aと内胴
本体1a間にはリント、ゴミ等の綿ぼこりは溜ることが
ない。そして仕切りブラシ5により掻き取られた外胴部
3a内周の綿ぼこりは空気出口3c内に仕切りブラシ5
が現われた際、空気流と重力により落下してベルトガイ
ド板21上の網ベルト14上に落ち取り除かれ、熱風は
網ベルト14を通過して排気ダクト20をとおり排湿フ
ァン13により排出される。
【0038】一方、内胴本体1a内に入った熱風は被乾
燥物から発生するリント、ゴミ等の綿ぼこりを含んでお
り、内胴本体1a内から多孔板の内胴本体1aをとおり
内胴本体1aの外部へ出て、直接排気ダクト20上へ出
ると共に外胴部3aと内胴本体1a間の隙間を通じて排
気ダクト20へ出る。
【0039】上記のように空気出口3cへ出た綿ぼこり
を含む排気は、網ベルト14、ベルトガイド板21を通
過する際、綿ぼこりを除去される。そして上記、減速電
動機26の付勢により、ベルトガイド板21上を図2に
おいてバキューム口34を設けた側へ向って、網ベルト
14は移動する。かくして網ベルト14上に捕捉された
綿ぼこりはバキューム口34の開口34aが吸引する空
気と共に吸い取られ、バキューム口34から綿ぼこり吸
引ダクト16を進む。吸引ダクト16を進んだ排気はリ
ントボックス17の入口17aからリントボックス17
へ入りリント捕集袋18を通過する際、綿ぼこりが除去
され、綿ぼこりを除去された空気はリントボックス17
の出口17bから空気吸引ダクト19に吸込まれて空気
吸引ダクト19中を進み排気ダクト20中の排気中へ出
て合流し排湿ファン13で共に排気される。
【0040】網ベルト14は周回しており、スリット2
0bを出る際及び入る際に夫々排気ダクト20の側板に
固定した清掃部材35により表面が摺擦して清掃され
る。又、排気ダクト20外においても、除電部材36に
より網ベルト14を除電している。従って、乾燥機が運
転中は網ベルト14の排気ダクト20中にある部分は、
目づまりがないため、排湿ファン13に大きな吸引圧を
発生させないので、排気能率がよく乾燥時間が短くな
る。
【0041】リントボックス17cを開けるとリント捕
集袋18は取り出せるので綿ぼこりを容易に廃棄でき
る。尚上記においては、網ベルト14を連続して移動し
ているが、網ベルト14上に綿ぼこりが堆積して通気抵
抗が風量減少に大きな影響を与えない範囲の間、網ベル
ト14を停止し、間欠運転してもよい。
【0042】(実施例2)本実施例は網ベルト全体を排
気ダクト中に収容したものである。
【0043】図8に示すように二つのローラ37a,3
7bに網ベルト14を巻掛ける。ベルトガイド板21は
図8の紙面に平行する排気ダクト20の側板に固定され
ている。網ベルト14上を清掃する清掃部材35を排気
ダクト20に固定する。ローラ37a又は37bの何れ
かの軸を駆動軸としてこの駆動軸にローラを固定し、駆
動軸を排気ダクト20外へ出して駆動モータへ連結す
る。バキューム口34は網ベルト14の上側の進行方向
の下流側に設ける。
【0044】この実施例によれば網ベルト14、ローラ
37a,37b等をカセット化して排気ダクト20の側
板に開口を設けて出入り自在とすることにより、網ベル
ト等の保守が容易となる。
【0045】(実施例3)この実施例は網ベルト即ち通
気性の運動媒体を用いないで、通気性板状部材、例えば
多孔板38を排気ダクト20を閉塞するように設け、そ
の上に網ベルトと同様の網状フィルタ39を設け、網状
フィルタ39に接近して網状フィルタ39と同幅の図9
の紙面に直角方向に細長いバキューム口40の中央部に
図9の紙面に平行な可動の綿ぼこり吸引管41を固定
し、排気ダクト20に設けた排気ダクト20に直角方向
即ち、網状フィルタ39に平行な案内筒42に吸引管4
1を移動自在に嵌合し、該管41に可撓性の綿ぼこり吸
引管16aを連結し、綿ぼこり吸引管16aの後流側は
図2と同様リントボックス17、空気吸引ダクト19を
連結するものである。そしてバキューム口40を駆動す
るため、綿ぼこり吸引管41に往復動を与える例えば流
体圧シリンダ43のピンストンロッドを綿ぼこり吸引管
41に連結してある。
【0046】乾燥機運転中、流体圧シリンダ43を往復
動して、綿ぼこり吸引管41及びバキューム口40を図
9において左右に往復動させ、網状フィルタ39上の綿
ぼこりを可動のバキューム口40で吸引して網状フィル
タ40上の綿ぼこりを除去してリント捕集袋に集める。
【0047】(実施例4)図10、図11は実施例4を
示す。排気ダクト20は空気出口3cから水平断面方形
で下り、その、下端は図10に示すように半円形とな
り、図11に示すように直角方向に水平な軸中心の円筒
形排気ダクト20dとなっている。この円筒形排気ダク
ト20dは排湿ファン13の吸込口に連通させる。排気
ダクト20の端板20cには軸受44が設けられ、フィ
ルタ支持軸45が回転自在に支持されている。回転軸4
5の一端には円筒形周面に全網を張設した片側のみ端板
46aを有する円筒形のドラムフィルタ46の端板46
aが固定され、他端はベルト装置47を介して駆動モー
タ48に結合されている。ドラムフィルタ46は外周に
網状のフィルタ46bを有する。
【0048】排気ダクト20内にはドラムフィルタ46
の上半分の周面の移動方向の下流側において、ドラムフ
ィルタ46に向って開口34aを接近させたバキューム
口34が設けられ、排気ダクト20の側板に固定した清
掃部材49の先端がドラムフィルタ46の母線に接して
いる。バキューム口34に綿ぼこり吸引管16、リント
ボックス17、空気吸引ダクト19が連設される構成は
前各実施例と同様である。
【0049】空気出口3cから排気ダクト20へ出た排
気は、駆動モータ48が回転することにより、ベルト装
置47、フィルタ支持軸45を介して回転しているドラ
ムフィルタ46の外周から内側へぬける際に、リント、
ごみ等の綿ぼこりを除去され、ドラムフィルタ46の開
放してある端部側から、円筒形の排気ダクト20dを通
じて排出されるものであり、ドラムフィルタ46上の綿
ぼこりはバキューム口34から吸込まれて捕集され、ド
ラムフィルタ46は清掃部材49によって清掃される。
【0050】(実施例5)綿ぼこりの発生が多い被乾燥
物を乾燥するとリント捕集袋18は早い時間で一杯にな
る。そこでリント捕集袋18をバグフィルタとしてもよ
い。或は図12に示すようにリントボックス17の手前
で綿ぼこり吸引管16にサイクロン51を介装してもよ
い。
【0051】
【発明の効果】本発明の第1の発明は排気通路にフィル
タ部材を設け、フィルタ部材に向って開口する吸込口と
排気通路の間を綿ぼこり捕集空気通路で連通させて、綿
ぼこり捕集空気通路に綿ぼこり捕集部材を介装し、フィ
ルタ部材と捕集空気通路の吸込口を相対移動可能とした
ので、 (1) 常に排気中のリント、ごみ等の綿ぼこりをフィルタ
部材から除去し得るので、フィルタ部材を通過する排気
抵抗は最小に保たれ、最大の風量を維持することができ
ることにより、乾燥能力を常に最大限引出すことができ
る。また、特にリントが多く発生する被乾燥物に対して
より有効である。 (2) 排湿ファンの前で綿ぼこりを除去することにより、
排湿ファンとその後流の排出ファンの吐出口につながる
排出ダクト内に綿ぼこりが堆積するのを防ぐことができ
る。 (3) フィルタ部材上の綿ぼこりを吸引するのに排湿ファ
ンを用いているため、ファンの数が少くてすみ保守が簡
単である。
【0052】本発明の第2の発明は第1の発明におい
て、無端の通気性ベルトを排気通路を横切るように設け
たので、通気性ベルトを連続運転することにより、常に
通気性ベルト上の綿ぼこりを除去できる。
【0053】本発明の第3の発明は第2の発明におい
て、通気性ベルトを網ベルトとしたので、空気抵抗が比
較的小さく、排気抵抗を小さくし風量を大きくできる。
【0054】本発明の第4の発明は第3の発明におい
て、ベルトガイド板を金属製多孔板とし、網ベルトを合
成樹脂製としたことにより、ベルトガイド板と網ベルト
間の摩擦が少なく、円滑な運転がされ網ベルトの駆動動
力が少くてすむ。
【0055】本発明の第5の発明は第1から第4の何れ
か1つの発明において、綿ぼこり捕集部材をフィルタと
したので、取扱い簡単である。
【0056】本発明の第6の発明は第1から第4の何れ
か1つの発明において、フィルタ部材が乾燥機の空気出
口に近接して設けられているので、排気通路、排湿ファ
ン、排湿ファンの吐出口につらなる排出ダクトに綿ぼこ
りが堆積するのを防止できる。
【0057】本発明の第7の発明は第6の発明において
綿ぼこり捕集空気通路が排湿ファンの吸込口に近接して
排気通路に開口しているため、綿ぼこり捕集空気通路の
吸込ヘッドを大きくとれ、フィルタ部材上の綿ぼこりを
強力に吸引できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の縦断面図である。
【図2】図1に対して直角方向の縦断面図である。
【図3】図1のA部拡大図である。
【図4】本発明の実施例1のフィルタ部材とフィルタ部
材上の綿ぼこりの除去装置を詳細に示す側面図である。
【図5】本発明の実施例1のフィルタ部材上の綿ぼこり
の吸込口付近を示す側断面図である。
【図6】図4におけるテンションローラ付近を示す平面
図である。
【図7】図6の側面図である。
【図8】本発明の実施例2を示す縦断面図である。
【図9】本発明の実施例3を示す縦断面図である。
【図10】本発明の実施例4を示す縦断面図である。
【図11】図10に直角方向の縦断面図である。
【図12】本発明の実施例5を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 内胴 2 ゴムローラ 11 入口ダクト 12 ヒータ 13 排湿ファン 14 網ベルト 16 綿ぼこり吸引ダクト 17 リントボックス 18 リント捕集袋 19 空気吸引ダクト 20 排気ダクト 24 ベルトガイド板 34 バキューム口 40 バキューム口

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気通路の下流に排湿ファンを有し、該
    排気通路に排気に含まれるリント等の綿ぼこりを除去す
    るフィルタ部材を配した乾燥機のリント除去装置におい
    て、一端が前記フィルタ部材が除去したリント等の綿ぼ
    こりを吸引する吸込口をフィルタ部材に向って開口し他
    端がフィルタ部材の位置よりも下流側の排気通路に開口
    する綿ぼこり捕集空気通路と、綿ぼこり捕集空気通路に
    介装した綿ぼこり捕集部材とを有し、前記フィルタ部材
    と綿ぼこり捕集空気通路の吸引口の少くとも何れか1つ
    を相対移動可能に可動とした乾燥機のリント除去装置。
  2. 【請求項2】 排気通路を横切って通気性で剛性のある
    ベルトガイド板を配設し、該ベルトガイド板の排気方向
    のすぐ上流の排気通路を形成するダクトにスリットを設
    け、該スリットを挿通して無端の通気性ベルトを挿通
    し、前記ダクト外において、複数のローラに通気性ベル
    トを巻掛け、該ローラの少くとも1つを駆動手段に連結
    した可動のフィルタ部材を設けたことを特徴とする請求
    項1に記載の乾燥機のリント除去装置。
  3. 【請求項3】 通気性ベルトは網ベルトであることを特
    徴とする請求項2に記載の乾燥機のリント除去装置。
  4. 【請求項4】 ベルトガイド板を金属製多孔板とし、網
    ベルトを合成樹脂製としたことを特徴とする請求項3に
    記載の乾燥機のリント除去装置。
  5. 【請求項5】 綿ぼこり捕集部材はフィルタであること
    を特徴とする請求項1から4の何れか1つに記載の乾燥
    機のリント除去装置。
  6. 【請求項6】 フィルタ部材が乾燥機の空気出口に近接
    して設けられていることを特徴とする請求項1から4の
    何れか1つに記載の乾燥機のリント除去装置。
  7. 【請求項7】 綿ぼこり捕集空気通路の吸引口と反対側
    の端部は排湿ファンの吸込口に近接して排気通路に開口
    していることを特徴とする請求項6に記載の乾燥機のリ
    ント除去装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012075599A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Panasonic Corp 乾燥処理装置
JP2019150294A (ja) * 2018-03-02 2019-09-12 東芝ライフスタイル株式会社 衣類乾燥機

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