JPH0823926A - 生鮮食品加工装置 - Google Patents
生鮮食品加工装置Info
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- JPH0823926A JPH0823926A JP6186377A JP18637794A JPH0823926A JP H0823926 A JPH0823926 A JP H0823926A JP 6186377 A JP6186377 A JP 6186377A JP 18637794 A JP18637794 A JP 18637794A JP H0823926 A JPH0823926 A JP H0823926A
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- food processing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業環境を悪化させることなく、食品の鮮度
を高く維持することが出来る生鮮食品加工装置を提供す
る。 【構成】 生鮮食品加工装置は、生鮮食品の材料、半製
品或いは加工済み製品の入口11及び出口12を有するケー
シング1と、ケーシング1の内部に配備された1或いは
複数の食品加工ステーションと、ケーシング1の入口11
から前記1或いは複数の食品加工ステーションを経由し
て出口12まで伸びる食品搬送機構3と、ケーシング1の
内部を冷却する冷却装置4とを具えている。
を高く維持することが出来る生鮮食品加工装置を提供す
る。 【構成】 生鮮食品加工装置は、生鮮食品の材料、半製
品或いは加工済み製品の入口11及び出口12を有するケー
シング1と、ケーシング1の内部に配備された1或いは
複数の食品加工ステーションと、ケーシング1の入口11
から前記1或いは複数の食品加工ステーションを経由し
て出口12まで伸びる食品搬送機構3と、ケーシング1の
内部を冷却する冷却装置4とを具えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水産物や畜産物等の生
鮮食品を加工する装置に関し、特に鮮度を落とすことな
く加工を施すことが可能な生鮮食品加工装置に関するも
のである。
鮮食品を加工する装置に関し、特に鮮度を落とすことな
く加工を施すことが可能な生鮮食品加工装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、複数の店舗へ加工済みの生鮮食品
を効率良く供給するために、生鮮食品の原料の加工を食
品加工センターにて集中して行なう方式が採用されてい
る。斯種食品加工センターには、材料倉庫や半製品倉庫
が設けられると共に、両倉庫の間には、食品加工室が設
けられる。例えば食肉を扱う食品加工室では、材料倉庫
から搬送されてくる食肉のブロックをスライスした後、
図9に示す様にスライス肉(8)を複数枚ずつ、1つのパ
ック(81)に詰め込む作業が行なわれる。そして、これに
よって得られたパック(81)が順次、半製品倉庫へ搬送さ
れるのである。
を効率良く供給するために、生鮮食品の原料の加工を食
品加工センターにて集中して行なう方式が採用されてい
る。斯種食品加工センターには、材料倉庫や半製品倉庫
が設けられると共に、両倉庫の間には、食品加工室が設
けられる。例えば食肉を扱う食品加工室では、材料倉庫
から搬送されてくる食肉のブロックをスライスした後、
図9に示す様にスライス肉(8)を複数枚ずつ、1つのパ
ック(81)に詰め込む作業が行なわれる。そして、これに
よって得られたパック(81)が順次、半製品倉庫へ搬送さ
れるのである。
【0003】食品加工室では、1つのパック(81)の重量
を略均一とするべく、作業員が各スライス肉(8)の大小
を視覚によって判断し、1つのパック(81)に詰め込むべ
きスライス肉(8)の組み合わせを変える等、熟練を要す
る作業が行なわれている。この様な食品加工室での作業
を自動化することは困難であり、従来より、作業員の手
作業に頼っている。
を略均一とするべく、作業員が各スライス肉(8)の大小
を視覚によって判断し、1つのパック(81)に詰め込むべ
きスライス肉(8)の組み合わせを変える等、熟練を要す
る作業が行なわれている。この様な食品加工室での作業
を自動化することは困難であり、従来より、作業員の手
作業に頼っている。
【0004】尚、生鮮食品の材料倉庫や半製品倉庫は、
鮮度を維持するために、例えば室温が0℃、湿度が95
〜98%に保たれている。これに対し、食品加工室は、
作業員の作業環境を考慮に入れて、例えば15℃程度に
設定されている。
鮮度を維持するために、例えば室温が0℃、湿度が95
〜98%に保たれている。これに対し、食品加工室は、
作業員の作業環境を考慮に入れて、例えば15℃程度に
設定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】食品の鮮度を高く維持
するためには、食品加工室についても、室温を0℃付近
まで下げることが望ましく、従来の室温設定では、鮮度
が落ちることは避けられない。しかしながら、室温を下
げると、寒さのために作業員の作業能率が低下する問題
がある。本発明の目的は、快適な作業環境を実現すると
共に、加工中における食品の鮮度を高く維持することが
出来る生鮮食品加工装置を提供することである。
するためには、食品加工室についても、室温を0℃付近
まで下げることが望ましく、従来の室温設定では、鮮度
が落ちることは避けられない。しかしながら、室温を下
げると、寒さのために作業員の作業能率が低下する問題
がある。本発明の目的は、快適な作業環境を実現すると
共に、加工中における食品の鮮度を高く維持することが
出来る生鮮食品加工装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る生鮮食品加工
装置は、生鮮食品の材料、半製品或いは加工済み製品の
入口(11)及び出口(12)を有するケーシング(1)と、ケー
シング(1)の内部に配備された1或いは複数の食品加工
ステーションと、ケーシング(1)の入口(11)から前記1
或いは複数の食品加工ステーションを経由して出口(12)
まで伸びる食品搬送ラインに沿って配置された食品搬送
機構(3)と、ケーシング(1)の内部を冷却する冷却装置
(4)とを具えている。
装置は、生鮮食品の材料、半製品或いは加工済み製品の
入口(11)及び出口(12)を有するケーシング(1)と、ケー
シング(1)の内部に配備された1或いは複数の食品加工
ステーションと、ケーシング(1)の入口(11)から前記1
或いは複数の食品加工ステーションを経由して出口(12)
まで伸びる食品搬送ラインに沿って配置された食品搬送
機構(3)と、ケーシング(1)の内部を冷却する冷却装置
(4)とを具えている。
【0007】ここで冷却装置(4)は、冷気を噴出する方
式を採用出来、この場合、ケーシング(1)内は、冷却装
置(4)から噴出する冷気によって冷却されると同時に、
外部よりも僅かに高い気圧に維持される。
式を採用出来、この場合、ケーシング(1)内は、冷却装
置(4)から噴出する冷気によって冷却されると同時に、
外部よりも僅かに高い気圧に維持される。
【0008】上記生鮮食品加工装置の具体的構成におい
て、ケーシング(1)には、食品加工ステーションにおけ
る手作業を行なうための無菌手袋(6)が取り付けられる
と共に、ケーシング(1)は、少なくとも無菌手袋(6)に
よる作業位置に面する部分が透明部材によって形成され
ている。
て、ケーシング(1)には、食品加工ステーションにおけ
る手作業を行なうための無菌手袋(6)が取り付けられる
と共に、ケーシング(1)は、少なくとも無菌手袋(6)に
よる作業位置に面する部分が透明部材によって形成され
ている。
【0009】又、更に具体的構成において、ケーシング
(1)には、ケーシング長手方向に沿って往復移動可能な
可動部材が設けられ、該可動部材に無菌手袋(6)が取り
付けられている。
(1)には、ケーシング長手方向に沿って往復移動可能な
可動部材が設けられ、該可動部材に無菌手袋(6)が取り
付けられている。
【0010】他の具体的構成において、ケーシング(1)
には、透明部材によって形成されたケーシング部分の内
面と外面の温度差に因る曇りを除去するべく、曇り除去
装置(7)が設けられている。
には、透明部材によって形成されたケーシング部分の内
面と外面の温度差に因る曇りを除去するべく、曇り除去
装置(7)が設けられている。
【0011】
【作用】上記生鮮食品加工装置においては、ケーシング
(1)の入口(11)が例えば生鮮食品の材料倉庫と接続され
ると共に、出口(12)が半製品倉庫と接続される。この結
果、ケーシング(1)の内部は外部と遮断された状態とな
る。従って、ケーシング(1)の外部の温度を作業員の作
業に適した温度に設定したとしても、ケーシング(1)の
内部は冷却装置によって例えば0℃付近まで冷却され
る。
(1)の入口(11)が例えば生鮮食品の材料倉庫と接続され
ると共に、出口(12)が半製品倉庫と接続される。この結
果、ケーシング(1)の内部は外部と遮断された状態とな
る。従って、ケーシング(1)の外部の温度を作業員の作
業に適した温度に設定したとしても、ケーシング(1)の
内部は冷却装置によって例えば0℃付近まで冷却され
る。
【0012】材料倉庫から供給される生鮮食品の材料
は、ケーシング(1)の入口(11)から内部へ投入され、食
品加工ステーションへ供給される。例えば、食肉の加工
においては、食肉のブロックがケーシング(1)内の第1
の加工ステーションにてスライスされる。スライス肉
は、食品搬送機構(3)によって次の加工ステーションま
で搬送され、例えば複数枚のスライス肉をパックに詰め
込む作業が行なわれる。この様にして所定の加工を受け
た食品は、ケーシング(1)の出口(12)から半製品倉庫へ
搬出される。
は、ケーシング(1)の入口(11)から内部へ投入され、食
品加工ステーションへ供給される。例えば、食肉の加工
においては、食肉のブロックがケーシング(1)内の第1
の加工ステーションにてスライスされる。スライス肉
は、食品搬送機構(3)によって次の加工ステーションま
で搬送され、例えば複数枚のスライス肉をパックに詰め
込む作業が行なわれる。この様にして所定の加工を受け
た食品は、ケーシング(1)の出口(12)から半製品倉庫へ
搬出される。
【0013】冷気を噴出する方式の冷却装置(4)を採用
した場合、ケーシング(1)内は、冷却装置(4)から噴出
する冷気によってケーシング(1)の外部よりも僅かに高
い気圧に維持される。この結果、ケーシング(1)の内部
から外部へ向かう空気の流れが生じ、外気中の雑菌の侵
入が防止される。
した場合、ケーシング(1)内は、冷却装置(4)から噴出
する冷気によってケーシング(1)の外部よりも僅かに高
い気圧に維持される。この結果、ケーシング(1)の内部
から外部へ向かう空気の流れが生じ、外気中の雑菌の侵
入が防止される。
【0014】ケーシング(1)に無菌手袋(6)を取り付け
た構成では、作業員は、ケーシング(1)の透明部分から
内部を透視しながら、食品を保持して作業を容易に行な
うことが出来る。
た構成では、作業員は、ケーシング(1)の透明部分から
内部を透視しながら、食品を保持して作業を容易に行な
うことが出来る。
【0015】更に無菌手袋(6)を可動部材に取り付けた
構成では、食品搬送機構(3)による食品の移動に伴っ
て、或いは作業範囲の広さに応じて、可動部材と共に無
菌手袋(6)に嵌めた手を移動させることが出来、これに
よって作業能率が高められる。
構成では、食品搬送機構(3)による食品の移動に伴っ
て、或いは作業範囲の広さに応じて、可動部材と共に無
菌手袋(6)に嵌めた手を移動させることが出来、これに
よって作業能率が高められる。
【0016】ケーシング(1)に曇り除去装置(7)を設け
た構成では、ケーシング(1)内外の温度差に起因するケ
ーシング透明部分の曇りを除去して、無菌手袋(6)によ
る作業位置への視界を確保することが出来る。
た構成では、ケーシング(1)内外の温度差に起因するケ
ーシング透明部分の曇りを除去して、無菌手袋(6)によ
る作業位置への視界を確保することが出来る。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る生鮮食品加工装置において
は、食品加工室の雰囲気は作業員の作業に快適な温度に
設定する一方、ケーシング内部は例えば0℃程度の低温
に保たれるから、快適な作業環境が実現されると共に、
食品の鮮度を高く維持することが出来る。
は、食品加工室の雰囲気は作業員の作業に快適な温度に
設定する一方、ケーシング内部は例えば0℃程度の低温
に保たれるから、快適な作業環境が実現されると共に、
食品の鮮度を高く維持することが出来る。
【0018】
【実施例】以下、本発明を食肉加工装置に実施した一例
につき、図面に沿って詳述する。図1の如く、食肉加工
装置は、食肉のブロックが収納されている材料倉庫(9)
と、パック詰めされたスライス肉を収納すべき半製品倉
庫(91)の間の食肉加工室に配置されている。ここで、材
料倉庫(9)及び半製品倉庫(91)は夫々、室温0℃、湿度
95〜98%に保たれている。一方、食肉加工室は、例
えば20〜25℃程度の適温に設定されている。
につき、図面に沿って詳述する。図1の如く、食肉加工
装置は、食肉のブロックが収納されている材料倉庫(9)
と、パック詰めされたスライス肉を収納すべき半製品倉
庫(91)の間の食肉加工室に配置されている。ここで、材
料倉庫(9)及び半製品倉庫(91)は夫々、室温0℃、湿度
95〜98%に保たれている。一方、食肉加工室は、例
えば20〜25℃程度の適温に設定されている。
【0019】本発明の食肉加工装置は、図1の如く材料
倉庫(9)から半製品倉庫(91)まで伸びる機台(13)上にケ
ーシング(1)を配置して構成され、該ケーシング(1)に
は、材料倉庫(9)へ通じる入口(11)と、半製品倉庫(91)
へ通じる出口(12)が開設されている。又、ケーシング
(1)の上面には透明板(2)が嵌め込まれ、ケーシング内
部(10)が透視可能となっている。
倉庫(9)から半製品倉庫(91)まで伸びる機台(13)上にケ
ーシング(1)を配置して構成され、該ケーシング(1)に
は、材料倉庫(9)へ通じる入口(11)と、半製品倉庫(91)
へ通じる出口(12)が開設されている。又、ケーシング
(1)の上面には透明板(2)が嵌め込まれ、ケーシング内
部(10)が透視可能となっている。
【0020】機台(13)には、冷却装置(4)が内蔵されて
いる。冷却装置(4)は、外部へ開口した空気吸込口(41)
から吸い込んだ空気を0℃程度まで冷却して、冷気吐出
口(42)からケーシング内部(10)へ向けて吐き出すもので
ある。冷気吐出口(42)からの冷気は食品搬送機構(3)の
隙間等からケーシング内部(10)へ流入し、これによっ
て、ケーシング内部(10)が0℃近くまで冷却されると共
に、ケーシング内部(10)の気圧が外部よりも僅かに高く
設定される。従って、ケーシング内部(10)に充満した冷
気は、ケーシング(1)の入口(11)及び出口(12)から、或
いはケーシング(1)や機台(13)の隙間等から外部へ流出
することになる。この結果、外気中の雑菌のケーシング
内部(10)への侵入が防止される。
いる。冷却装置(4)は、外部へ開口した空気吸込口(41)
から吸い込んだ空気を0℃程度まで冷却して、冷気吐出
口(42)からケーシング内部(10)へ向けて吐き出すもので
ある。冷気吐出口(42)からの冷気は食品搬送機構(3)の
隙間等からケーシング内部(10)へ流入し、これによっ
て、ケーシング内部(10)が0℃近くまで冷却されると共
に、ケーシング内部(10)の気圧が外部よりも僅かに高く
設定される。従って、ケーシング内部(10)に充満した冷
気は、ケーシング(1)の入口(11)及び出口(12)から、或
いはケーシング(1)や機台(13)の隙間等から外部へ流出
することになる。この結果、外気中の雑菌のケーシング
内部(10)への侵入が防止される。
【0021】ケーシング(1)内には、食品搬送機構(3)
を構成するベルトコンベアが入口(11)から出口(12)まで
伸びており、材料倉庫(9)から供給される食肉のブロッ
クは、食品搬送機構(3)によって先ず、第1加工ステー
ションとなるスライス装置(5)へ投入される。これによ
って得られたスライス肉(8)は、更に食品搬送機構(3)
によって第2加工ステーションとなるパック詰め工程へ
搬送される。
を構成するベルトコンベアが入口(11)から出口(12)まで
伸びており、材料倉庫(9)から供給される食肉のブロッ
クは、食品搬送機構(3)によって先ず、第1加工ステー
ションとなるスライス装置(5)へ投入される。これによ
って得られたスライス肉(8)は、更に食品搬送機構(3)
によって第2加工ステーションとなるパック詰め工程へ
搬送される。
【0022】パック詰め工程においては、ケーシング
(1)の側壁に左右一対の無菌手袋(6)(6)が取り付けら
れており、作業員が無菌手袋(6)によってスライス肉
(8)を把持して、複数枚をパック(81)に詰め込む。この
際、作業員は、合計の重さが略一定となる様にスライス
肉(8)の組み合わせを選択し、更に、各スライス肉(8)
を適当の大きさに折り畳む作業を行なう。
(1)の側壁に左右一対の無菌手袋(6)(6)が取り付けら
れており、作業員が無菌手袋(6)によってスライス肉
(8)を把持して、複数枚をパック(81)に詰め込む。この
際、作業員は、合計の重さが略一定となる様にスライス
肉(8)の組み合わせを選択し、更に、各スライス肉(8)
を適当の大きさに折り畳む作業を行なう。
【0023】複数枚のスライス肉(8)が詰め込まれたパ
ック(81)は、次の第3加工ステーションとなるコンテナ
移載工程へ送られる。コンテナ移載工程においても、ケ
ーシング(1)の側壁には左右一対の無菌手袋(6)(6)が
取り付けられており、作業員が無菌手袋(6)によってパ
ック(81)を把持し、コンテナ(82)上に移載する。複数の
パック(81)を収容したコンテナ(82)は食品搬送機構(3)
によって搬送され、最終的にケーシング(1)の出口(12)
から半製品倉庫(91)の内部へ搬入される。
ック(81)は、次の第3加工ステーションとなるコンテナ
移載工程へ送られる。コンテナ移載工程においても、ケ
ーシング(1)の側壁には左右一対の無菌手袋(6)(6)が
取り付けられており、作業員が無菌手袋(6)によってパ
ック(81)を把持し、コンテナ(82)上に移載する。複数の
パック(81)を収容したコンテナ(82)は食品搬送機構(3)
によって搬送され、最終的にケーシング(1)の出口(12)
から半製品倉庫(91)の内部へ搬入される。
【0024】図2及び図3は、無菌手袋(6)の取付け構
造を示している。ケーシング(1)側壁には、横長の窓(1
4)が開設されており、該窓(14)を覆ってスライド板(15)
が配置され、該スライド板(15)は、ケーシング(1)に取
り付けた上下のガイドレール(17)(17)によって水平方向
の往復移動が案内されている。スライド板(15)の中央部
には、円形の孔(16)が開設され、該孔(16)の周縁に無菌
手袋(6)が取り付けられている。尚、スライド板(15)の
両端部には、ケーシング(1)側壁との気密を保つべく、
シール材(18)が固定されている。
造を示している。ケーシング(1)側壁には、横長の窓(1
4)が開設されており、該窓(14)を覆ってスライド板(15)
が配置され、該スライド板(15)は、ケーシング(1)に取
り付けた上下のガイドレール(17)(17)によって水平方向
の往復移動が案内されている。スライド板(15)の中央部
には、円形の孔(16)が開設され、該孔(16)の周縁に無菌
手袋(6)が取り付けられている。尚、スライド板(15)の
両端部には、ケーシング(1)側壁との気密を保つべく、
シール材(18)が固定されている。
【0025】図4及び図5は、無菌手袋(6)の他の取付
け構造を示している。即ち、ケーシング(1)側壁には、
窓(14)を覆って蛇腹板(19)が配備され、該蛇腹板(19)は
左右の両端部がケーシング(1)に固定されると共に、上
下の両端部がガイド部材(20)(20)によって案内され、中
央部が左右に移動可能となっている。蛇腹板(19)の中央
部には円形の孔(21)が開設され、該孔(21)の周縁に無菌
手袋(6)が取り付けられている。
け構造を示している。即ち、ケーシング(1)側壁には、
窓(14)を覆って蛇腹板(19)が配備され、該蛇腹板(19)は
左右の両端部がケーシング(1)に固定されると共に、上
下の両端部がガイド部材(20)(20)によって案内され、中
央部が左右に移動可能となっている。蛇腹板(19)の中央
部には円形の孔(21)が開設され、該孔(21)の周縁に無菌
手袋(6)が取り付けられている。
【0026】上述の如く無菌手袋(6)を左右に移動可動
な取付け構造とすることにより、無菌手袋(6)による作
業範囲が広がり、更には、食品搬送機構(3)の移動に伴
って無菌手袋(6)による作業位置をずらすことも可能と
なって、作業能率が向上することとなる。
な取付け構造とすることにより、無菌手袋(6)による作
業範囲が広がり、更には、食品搬送機構(3)の移動に伴
って無菌手袋(6)による作業位置をずらすことも可能と
なって、作業能率が向上することとなる。
【0027】図6は、ケーシングに嵌めた透明板(2)が
ケーシング内外の温度差に因って曇ることに鑑みて、ケ
ーシングに曇り除去装置(7)を取り付けた例を示してい
る。該曇り除去装置(7)は、モータ(70)の回転をプーリ
機構(71)によって往復移動に変換し、該プーリ機構(71)
のベルトに固定したアーム(72)を透明板(2)に沿って往
復移動させるものである。
ケーシング内外の温度差に因って曇ることに鑑みて、ケ
ーシングに曇り除去装置(7)を取り付けた例を示してい
る。該曇り除去装置(7)は、モータ(70)の回転をプーリ
機構(71)によって往復移動に変換し、該プーリ機構(71)
のベルトに固定したアーム(72)を透明板(2)に沿って往
復移動させるものである。
【0028】ここで、アーム(72)には左右一対のローラ
機構(74)(74)が取り付けられ、該ローラ機構(74)(74)が
水平に伸びるガイド片(73)に係合して、アーム(72)の往
復移動が案内されている。又、アーム(72)にはブレード
(75)が固定されて、透明板(2)の表面に摺接している。
従って、モータ(70)を往復回転させることによって、ブ
レード(75)が透明板(2)上を摺動し、透明板(2)の曇り
が除去される。
機構(74)(74)が取り付けられ、該ローラ機構(74)(74)が
水平に伸びるガイド片(73)に係合して、アーム(72)の往
復移動が案内されている。又、アーム(72)にはブレード
(75)が固定されて、透明板(2)の表面に摺接している。
従って、モータ(70)を往復回転させることによって、ブ
レード(75)が透明板(2)上を摺動し、透明板(2)の曇り
が除去される。
【0029】一方、図7に示す曇り除去装置(7)は、自
動車に装備されているワイパー機構(76)を採用したもの
で、ワイパーブレード(77)が透明板(2)に沿って円弧上
を往復移動し、透明板(2)の曇りを除去するのである。
動車に装備されているワイパー機構(76)を採用したもの
で、ワイパーブレード(77)が透明板(2)に沿って円弧上
を往復移動し、透明板(2)の曇りを除去するのである。
【0030】更に図8に示す曇り除去装置(7)は、透明
板(2)にヒータ線(78)を埋め込み、該ヒータ線(78)の両
端を電源装置(79)に接続して、ヒータ線(78)からのジュ
ール熱によって透明板(2)の曇りを未然に防止し、或い
は発生した曇りを除去するものである。
板(2)にヒータ線(78)を埋め込み、該ヒータ線(78)の両
端を電源装置(79)に接続して、ヒータ線(78)からのジュ
ール熱によって透明板(2)の曇りを未然に防止し、或い
は発生した曇りを除去するものである。
【0031】上述の生鮮食品加工装置によれば、ケーシ
ング(1)の内部だけを0℃付近の低温に設定して、食品
の鮮度を高く維持出来ると共に、快適な作業環境によっ
て作業性を高めることが出来る。
ング(1)の内部だけを0℃付近の低温に設定して、食品
の鮮度を高く維持出来ると共に、快適な作業環境によっ
て作業性を高めることが出来る。
【0032】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例え
ば冷却装置(4)は機台(13)に内蔵することなく、機台(1
3)から離れた場所に設置し、ダクトによって冷気をケー
シング(1)内へ導く構造も採用可能である。又、ケーシ
ング(1)は、全体を透明資材によって形成しても可い。
更に本発明は、上述の食肉の加工装置にのみならず、水
産物や惣菜等、種々の生鮮食品の加工に実施できるのは
言うまでない。
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例え
ば冷却装置(4)は機台(13)に内蔵することなく、機台(1
3)から離れた場所に設置し、ダクトによって冷気をケー
シング(1)内へ導く構造も採用可能である。又、ケーシ
ング(1)は、全体を透明資材によって形成しても可い。
更に本発明は、上述の食肉の加工装置にのみならず、水
産物や惣菜等、種々の生鮮食品の加工に実施できるのは
言うまでない。
【図1】本発明に係る生鮮食品加工装置の全体構成を示
す一部破断斜視図である。
す一部破断斜視図である。
【図2】無菌手袋の可動式取付け構造の一例を示す斜視
図である。
図である。
【図3】同上例を示す水平断面図である。
【図4】無菌手袋の可動式取付け構造の他の例を示す斜
視図である。
視図である。
【図5】同上例を示す水平断面図である。
【図6】曇り除去装置の一例を示す平面図である。
【図7】曇り除去装置の他の例を示す平面図である。
【図8】曇り除去装置の更に他の例を示す平面図であ
る。
る。
【図9】スライス肉が詰め込まれたパックの斜視図であ
る。
る。
(1) ケーシング (11) 入口 (12) 出口 (13) 機台 (2) 透明板 (3) 食品搬送機構 (4) 冷却装置 (5) スライス装置 (8) スライス肉 (81) パック (82) コンテナ (9) 材料倉庫 (91) 半製品倉庫
Claims (5)
- 【請求項1】 生鮮食品の材料、半製品或いは加工済み
製品の入口(11)及び出口(12)を有するケーシング(1)
と、ケーシング(1)の内部に配備された1或いは複数の
食品加工ステーションと、ケーシング(1)の入口(11)か
ら前記1或いは複数の食品加工ステーションを経由して
出口(12)まで伸びる食品搬送ラインに沿って配置された
食品搬送機構(3)と、ケーシング(1)の内部を冷却する
冷却装置(4)とを具えたことを特徴とする生鮮食品加工
装置。 - 【請求項2】 ケーシング(1)内は、冷却装置(4)から
噴出する冷気によって冷却されると同時に、外部よりも
僅かに高い気圧に維持される請求項1に記載の生鮮食品
加工装置。 - 【請求項3】 ケーシング(1)には、食品加工ステーシ
ョンにおける手作業を行なうための無菌手袋(6)が取り
付けられると共に、ケーシング(1)は、少なくとも無菌
手袋(6)による作業位置に面する部分が透明部材によっ
て形成されている請求項1又は請求項2に記載の生鮮食
品加工装置。 - 【請求項4】 ケーシング(1)には、ケーシング長手方
向に沿って往復移動可能な可動部材が設けられ、該可動
部材に無菌手袋(6)が取り付けられている請求項3に記
載の生鮮食品加工装置。 - 【請求項5】 ケーシング(1)には、透明部材によって
形成されたケーシング部分の内面と外面の温度差に因る
曇りを除去するべく、曇り除去装置(7)が設けられてい
る請求項3又は請求項4に記載の生鮮食品加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6186377A JPH0823926A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 生鮮食品加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6186377A JPH0823926A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 生鮮食品加工装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0823926A true JPH0823926A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16187329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6186377A Pending JPH0823926A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 生鮮食品加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0823926A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009190013A (ja) * | 2008-02-18 | 2009-08-27 | Ntt Facilities Inc | 作業用袋体及び密閉用作業装置 |
CN112790959A (zh) * | 2021-01-26 | 2021-05-14 | 无锡市妇幼保健院 | 一种防喷溅乳腺按摩装置 |
CN113142286A (zh) * | 2021-05-12 | 2021-07-23 | 贵州省种畜禽种质测定中心 | 一种鸡肉分切冷冻装置及其使用方法 |
-
1994
- 1994-07-15 JP JP6186377A patent/JPH0823926A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009190013A (ja) * | 2008-02-18 | 2009-08-27 | Ntt Facilities Inc | 作業用袋体及び密閉用作業装置 |
CN112790959A (zh) * | 2021-01-26 | 2021-05-14 | 无锡市妇幼保健院 | 一种防喷溅乳腺按摩装置 |
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