JPH0437747Y2 - - Google Patents

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JPH0437747Y2
JPH0437747Y2 JP3200587U JP3200587U JPH0437747Y2 JP H0437747 Y2 JPH0437747 Y2 JP H0437747Y2 JP 3200587 U JP3200587 U JP 3200587U JP 3200587 U JP3200587 U JP 3200587U JP H0437747 Y2 JPH0437747 Y2 JP H0437747Y2
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meat
bar conveyor
cooling box
blowing member
conveyor
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、例えば食肉スライサーによつて材
料食肉を薄くスライスしようとする場合とか、魚
肉あるいは野菜等で薄切りする材料が軟らかくて
厚さを一定し難いような場合とかに、スライスす
る材料の表面を冷却して切り易く硬化させるよう
にする食肉等のスライス装置に関する。
従来の技術 肉切機のような食品スライサーを使つてスライ
スしようとする材料が軟い場合には、スライス片
の厚さが不均一になり易く、切れ終わつたスライ
ス片が刃物の裏側に張り付いて次の切断に支障を
きたしたりする。また、スライス片が切り落され
る位置にベルトコンベアの搬送面を設置して、ス
ライス片を自動的に整列状態にして搬送したり、
所定枚数ずつの積重ね状態にして搬送する場合に
は、スライス片の落下位置および姿勢が一定し難
くなつて、ずれを生じ易い。これらを防止するた
めには、従来、予め冷蔵庫内で材料を冷却硬化さ
せることが行われている。
考案が解決しようとする問題点 特に、例えば本出願人の先願特開昭60−191792
号公報、実開昭61−92594号公報あるいは特開昭
63−89289号公報等にある高速スライサーを用い
て材料食肉をスライスする場合においては、スラ
イスする材料の温度を約−1℃〜−4℃位の範囲
に限定することが望ましい。一般にこの種のスラ
イサーを稼動する場合には、大型の冷蔵庫を備え
て大量の材料食肉を冷蔵管理しながら順次取り出
してスライスする必要があり、大規模な設備と投
資を要するとともに、材料ストツクのために高額
の運転資金を必要としていた。また、スライスす
る材料によつて微少な温度調整を要するので、大
型冷蔵庫を用いた均一的な温度管理のみには頼れ
ない場合がある。また、過冷却による材料鮮度、
組織の変化などによつて品質の低下をきたし易
く、かつ、スライスする日時を見越して材料の冷
却程度を予め設定しておかなければならない等の
作業上の困難性もある。そのために、簡単な設備
で所望の冷却効果を得ることができ、適温の維持
とその調整操作を容易にすることができるように
して、資金面と技術上の上記従来の欠点を除去で
きるようにスライス装置を改良することが望まれ
ていた。
問題点を解決するための手段 そこで本考案は、食品スライサーの材料供給部
の入口に連らなるようにして出口を接近させて冷
却ボツクスを設置し、この冷却ボツクス内に材料
搬送用のバーコンベアを備え、このバーコンベア
の材料搬送面の上方に、バーコンベア上に積載し
た材料の表面を冷却硬化させる高圧冷媒ガスの吹
付け部材を設置し、上記材料搬送面とバーコンベ
アの反転循環面との間に、上記吹付け部材に対向
するようにして高圧冷媒ガスの下部吹付け部材を
設置したことを特徴とする食肉等のスライス装置
を提供するものである。
作 用 上記のように構成した本考案スライス装置は、
材料供給部の入口に連ねるようにして出口を接近
させた冷却ボツクス内に材料の表面を冷却硬化さ
せる高圧冷媒ガスの吹付け部材を設置したので食
品スライサーの材料供給部へ入る直前の材料を個
毎に冷却することができる。また、冷却ボツクス
内に設置したバーコンベアの材料搬送面の上方に
上記吹付け部材を設置するとともに、上記材料搬
送面とバーコンベアの反転循環面との間に上記吹
付け部材に対向するようにして高圧冷媒ガスの下
部吹付け部材を設置したので、冷却ボツクス内に
収容した材料を上下両面から急速に冷却すること
ができる。また、上記のようにして材料を冷却ボ
ツクス内で冷却硬化させるようにしたので、冷却
時間の短縮ができるとともに、その設備はきわめ
て簡単にかつ小規模に構成できるので前記従来の
諸欠点を一挙に除去できる。
実施例 以下に本考案の実施例を図面について説明す
る。
図において、Aは面板1と共に回転軸線を傾斜
させて機台F上に回転自在に設けられ、面板1の
軸線の回りを自転しつつ公転する従来公知の高速
食肉スライサーの刃物、Bは刃物Aと面板1とに
前端面を沿わせて機台F上に固定設置した肉箱
(材料供給部)、Mは肉箱Bに積載した材料食肉、
Cは肉箱Bの底部と上部とに対向して設置され、
図示省略の駆動機構を備えて間に挟持した材料食
肉Mを肉箱Bの前端面から繰り出す材料送りコン
ベア、Dは材料食肉Mが刃物Aと面板1との間に
形成した段差に対応する厚さに切り落されてスラ
イス片となつて落下するその落下位置に設置した
搬出用コンベア、2は肉箱Bの入口(図示右手)
に連らなるように出口3を接近させて設置した冷
却ボツクス、4はその入口、5は入口4と出口3
との間に備えた材料搬送用のバーコンベア、6は
バーコンベア5の材料搬送面5′の上方に、バー
コンベア上に積載した材料食肉mの表面を冷却硬
化させる高圧冷媒ガスの吹付け部材、7は材料搬
送面5′とバーコンベア5の反転循環面5″との間
に、上記吹付け部材6と対向するように設置した
前記高圧冷媒ガスの下部吹付け部材、8はバーコ
ンベア5のフレーム9の間に設置されて冷却ボツ
クス2の底部に設けられ、送風方向を上向きにし
た前後一対の冷気循環用のブロワ、10はフレー
ム9の両側で互いに対向するように設置され、バ
ーコンベア5の搬送面5′の両側のチエンリンク
11を下側から支承する仕切り板、16は入口4
と出口3とに設けたカーテン形の仕切りである。
冷却ボツクス2内のバーコンベア5は図示省略
の駆動装置に連動して入口4から送り込まれた材
料食肉mを図示の位置まで移動させて停止し、食
肉スライサーの肉箱B内の材料食肉Mの長さが短
くなるのを待つて再起動する搬送動作を反復す
る。
上下の吹付け部材6,7はそれぞれ円形断面を
有する金属製丸棒の軸線に偏心した小径のガス導
入孔12を穿孔して、偏心位置に対向する丸棒の
外周面から直径方向に穿孔してガス導入孔12に
通ずるようにした噴出孔13を長さ方向に互いに
適宜の間隔をおいて複数個配設し、さらに金属製
丸棒の外側に適宜の間隔をおいて同心円状に円筒
形のカバー14を被せ、該カバー14に上記噴出
孔13と直径方向に対向する位置に長さ方向に沿
つて開口せしめた開口部15を有し、下部吹付け
部材7の上記開口部15は出口3側に向くように
傾けて、上方の吹付け部材6の開口部15は真下
を向くようにして、両端を冷却ボツクス2の内壁
に固定され、それぞれのガス導入孔12を図示省
略のガス配管に接続している。この吹付け部材
6,7からは、前述のように入口4から導入され
た材料食肉mが停止位置へ達するまでの間に約10
秒間高圧冷媒ガスを噴出させる。そして、噴出孔
13の口外で気化熱によるドライアイスを生成せ
しめ、冷媒を細粉状にして材料食肉mに振りかけ
る。冷却ボツクス2内に飛散して底面上に溜まる
ドライアイスの冷気は、底部に設けたブロワ8に
よつてボツクス内を循環し、バーコンベア5上の
材料食肉mの冷却効果を促進する。
なおこの実施例において、吹付部材6,7は長
さ300mm、丸棒径25mm、ガス導入孔12の偏心7.5
mm、同径5mm、噴出孔13の径1.5mmで3個配設
したものを用い、カバー14には上部に径165mm、
下部に径60mmのもので開口部15の幅は60mmと40
mmのものを用い、材料食肉mの収容時間は1〜2
分とした。
また、実施例はスライス条件が最も難しい食肉
の場合の例であるが、本考案は食肉に限らず、
魚、野菜あるいはそれらの加工食品に適応できる
ことはいうまでもない。
考案の効果 以上のように、本考案は食品スライサーの材料
供給部の入口に連らねて出口を接近させた冷却ボ
ツクスを設置し、該冷却ボツクス内で高圧冷媒ガ
スの噴気によつて材料を冷却するようにしたの
で、冷却装置部分の構造をきわめて簡単に、か
つ、小規模にすることができる。また、冷却ボツ
クス内に設置したバーコンベア上に積載した材料
は、該バーコンベアの上方に設置した吹付け部材
と、搬送面の裏側に設置した下部吹付け部材とか
ら供給される高圧冷媒ガスの気化熱によつて直接
的にその表面を冷却硬化させられるので、短時間
に表面のみが冷却される。したがつて、材料の品
質低下とか過冷却を回避することができる。さら
に、冷却ボツクスを出た材料は直ちにスライスさ
れるので、その表面硬化の程度を次の材料の冷却
処理にフイードバツクさせることができ、温度管
理がきわめて容易で、かつ、個別の材料に対応で
きると共に、冷却処理量を一時に大量にすること
もないので、材料手当を容易にするなど多くの実
用的効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を略図で示す一部切欠
縦断立面図である。 F……機台、A……刃物、1……面板、B……
肉箱(材料供給部)、C……材料送りコンベア、
D……搬出用コンベア、M,m……材料(食肉)、
2……冷却ボツクス、3……出口、4……入口、
5……バーコンベア、5′……材料搬送面、5″…
…反転循環面、6……吹付け部材、7……下部吹
付け部材、8……ブロワ、9……フレーム、10
……仕切り板、11……チエンリンク、16……
仕切り、12……ガス導入孔、13……噴出孔、
14……カバー、15……開口部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 食品スライサーの材料供給部の入口に連らな
    るように出口を接近させて冷却ボツクスを設置
    し、この冷却ボツクス内に材料搬送用のバーコ
    ンベアを備え、このバーコンベアの材料搬送面
    の上方に、バーコンベア上に積載した材料の表
    面を冷却硬化させる高圧冷媒ガスの吹付け部材
    を設置し、上記材料搬送面とバーコンベアの反
    転循環面との間に、上記吹付け部材に対向する
    ようにして高圧冷媒ガスの下部吹付け部材を設
    置したことを特徴とする食肉等のスライス装
    置。 (2) 前記冷却ボツクスの底部に、送風方向を上向
    きにした冷気循環用のブロワを設置したことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の食肉等のスライス装置。
JP3200587U 1987-03-05 1987-03-05 Expired JPH0437747Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3200587U JPH0437747Y2 (ja) 1987-03-05 1987-03-05

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3200587U JPH0437747Y2 (ja) 1987-03-05 1987-03-05

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Publication Number Publication Date
JPS63140396U JPS63140396U (ja) 1988-09-14
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ID=30838263

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0739582Y2 (ja) * 1990-04-27 1995-09-13 卓 中崎 粘性食品の切断加工装置

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JPS63140396U (ja) 1988-09-14

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