JPH08238457A - 気流分級方法および気流分級装置 - Google Patents

気流分級方法および気流分級装置

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JPH08238457A
JPH08238457A JP7044519A JP4451995A JPH08238457A JP H08238457 A JPH08238457 A JP H08238457A JP 7044519 A JP7044519 A JP 7044519A JP 4451995 A JP4451995 A JP 4451995A JP H08238457 A JPH08238457 A JP H08238457A
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JP
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classification
classifying
airflow
edge
classified
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JP7044519A
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English (en)
Inventor
Iyuu Yoshimi
偉雄 吉見
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Nittetsu Mining Co Ltd
Original Assignee
Nittetsu Mining Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B07SEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS; SORTING
    • B07BSEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS BY SIEVING, SCREENING, SIFTING OR BY USING GAS CURRENTS; SEPARATING BY OTHER DRY METHODS APPLICABLE TO BULK MATERIAL, e.g. LOOSE ARTICLES FIT TO BE HANDLED LIKE BULK MATERIAL
    • B07B7/00Selective separation of solid materials carried by, or dispersed in, gas currents
    • B07B7/08Selective separation of solid materials carried by, or dispersed in, gas currents using centrifugal force
    • B07B7/086Selective separation of solid materials carried by, or dispersed in, gas currents using centrifugal force generated by the winding course of the gas stream
    • B07B7/0865Selective separation of solid materials carried by, or dispersed in, gas currents using centrifugal force generated by the winding course of the gas stream using the coanda effect of the moving gas stream

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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 目標とする粒径を有する製品を連続して安定
的に得ることができる気流分級方法および装置を提供す
る。 【構成】 入気流路から分級領域内に流入する分級気流
の流入方向を調整する流入量の配分等を制御可能な流入
調整手段としての例えば気流流入側エッジ16を備えて
いる。また、この気流流入側エッジ16を特定の情報に
基づいて自動調節可能な制御手段により操作するように
構成されている。この気流流入側エッジ16を回動させ
ることにより分級気流の流れを微妙に変えることがで
き、分級精度を維持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種々の粒径の粒子が混
在する被分級原科をコアンダ効果を利用して粒径別に分
級する気流分級装置に関し、より詳しくは被分級原料を
長時間にわたって安定的に気流分級することができるよ
うに気流分級方法および気流分級装置を改良する技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、粉砕処理により微粒子化され
た原材料は、通常、粗い粒子のものから非常に細かい粒
子のものまで様々な粒径の粒子が混じりあった状態にあ
る。したがって、微粒子化された原材料を工業的に利用
する場合には、粉砕処理後の原材料にいわゆる分級処理
を施して所望の範囲の粒子径別に分類するようにされて
いる。なお、ここで言う分級とは、流体中を重力や遠心
力または慣性力で運動する粒子にはその粒子径により沈
降速度あるいは粒子経路に差ができることを利用して粒
子を粒径の大きさ毎に分別する操作で、例えば、複写機
用のトナーのごとき粉体を製造する場合には、種々の粒
径の粒子が混在するトナー原料を気流中に噴射し、コア
ンダ効果によって生じる粒径によって異なる飛散降下経
路の差を利用してトナー原料を粒径別に分類する気流分
級機が広く用いられている。
【0003】本願発明の出願人は、連続的な自動運転に
用いて好適な気流分級機を先に発明している。(特公平
5−41317号及び特公平5−73476号公報参
照)この気流分級機においては、被分級原料の比重や所
望分級点等に応じて、分級エッジの先端位置を自動調節
し、その状態を保持して自動連続運転を行うことができ
るようにされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
気流分級機を長時間にわたって連続運転する際には、被
分級原料の性状によっては気流分級機内部に被分級原料
が付着したり分級エッジの先端部に摩耗が生じたりする
ことにより分級気流の流れが変化したり、分級エッジの
先端位置が変化したりするので、目標とする粒径を有す
る製品を連続して安定的に得ることができない場合があ
る。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であって、長時間にわたって連続運転する際にも、目標
とする粒径を有する製品を連続して安定的に得ることが
できる気流分級方法および気流分級装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、コアンダ
ブロックおよび他の壁面にて画成された分級領域に連通
する複数の入気流路および分級エッジにより複数に分岐
された排気流路を有すると共に、前記コアンダブロック
の気流接触面に沿って被分級原料を圧縮気体の流れに乗
せて噴出する原料供給ノズルを有した気流分級装置を用
いて分級を行う際に、前記入気流路から前記分級領域内
に流入する気流、前記排気流路側の流量、前記分級エッ
ジの位置のうち少なくとも一つを前記排気流路側の分級
情報に基づいて調節することを特徴とする気流分級方法
により達成される。また、上記目的は分級領域と、前記
分級領域に連通する複数の入気流路および複数に分岐さ
せた排気流路と、前記分級領域内に突出する湾曲した気
流接触面を有するコアンダブロックと、前記気流接触面
に沿って前記分級領域内に噴出される圧縮気体の流れに
被分級原料を乗せた気流を形成する原料供給ノズルと、
前記分級領域内で被分級原料をその粒子径に応じて分級
する分級エッジとを有する気流分級装置であって、前記
入気流路から前記分級領域内に流入する分級気流の流入
を調整する流入調整手段を備え、前記排気流路側の分級
情報に基づいて前記流入調整手段を制御する制御手段を
備えたことを特徴とする気流分級装置により達成するこ
とができる。
【0007】
【作用】本発明の気流分級方法および気流分級装置にお
いては、流入調整手段を用いて分級領域内に流入する気
流の方向や流入量配分を適切に調整することができる。
したがって、例えば、原料供給ノズルの上方において少
なくとも二つに別れて流入してくる気流の通路の開口面
積の比率を変えることが可能になる。この結果、原料供
給ノズルに隣接した側でこの原料供給ノズルから吹き出
す気流に対して流体抵抗を大きくさせることなく分級領
域内での粒子飛散性を促進させる方向の流れを主に生じ
させることのできる気流と、この原料供給ノズルから少
し離れた位置で原料供給ノズルから吹き出す気流の降下
を促進させる方向の流れを主に生じさせることのできる
気流との流量比率を変えることができる。この流量比率
を変えることによって、分級気流の流線を無理なく円滑
に変えることができ、粒子径に対応した湾曲線状の飛散
降下曲線を安定させた状態で微妙に変えることが可能と
なる。また、前記流入調節手段の制御の仕方は排気流路
側の分級情報に基づいて自動制御可能な制御手段にて行
うので、極めて迅速かつ正確な制御することができる。
【0008】
【実施例】本発明に係る気流分級装置の1実施例を、以
下に図面に基づいて詳細に説明する。ここで、図1は本
発明に係る実施例1の気流分級装置の全体構成を模式的
に示す図面、図2は気流分級機本体の構造を模式的に示
す説明図、図3は気流分級機本体の要部を破断して示す
断面図、図4は気流分級機本体の分解全体斜視図、図5
は制御装置の作動を示す説明図、図6は制御装置の作動
を説明するフローチャート図である。
【0009】図1に示すように、原料容器1の中に収め
られている被分級原料は、フィーダ2によって一定量ず
つエジェクタ3に送り込まれる。エジェクタ3には空気
供給路4を介して圧縮空気が供給されており、もって被
分級原料は原料供給ノズル5を介して、図示する紙面に
対して垂直な所定幅に均一に分散された状態で分級機本
体6の中に吹き込まれる。分級機本体6内に吹き込まれ
た被分級原料は、その分級機本体6内で微粉・中粉・粗
粉の3段階の粒子群に気流分級され、微粉は微粉用吸引
管31を介して微粉用サイクロン32に、中粉は中粉用
吸引管33を介して中粉用サイクロン34に、そして粗
粉は粗粉用吸引管35を介して粗粉用サイクロン36に
それぞれ回収される。
【0010】分級機本体6は、図2乃至図4に示すよう
に、原料供給ノズル5、コアンダブロック9、第1分級
エッジブロック10、第1分級エッジ11、第2分級エ
ッジブロック12、第2分級エッジ13、粗粉側ブロッ
ク14、気流流入側ブロック15、気流流入側エッジ1
6そして原料供給側ブロック17等の各要素部材を、互
いに平行な一対の側板7・8により挟み付けることによ
って構成されている。上記各要素部材は、図4に示すよ
うに一方の側板8に螺着されている。
【0011】側板8には、図3に示すように4個(図で
は2個だけが示されている)のエアシリンダ18が固定
されている。上記の各要素部材の内、コアンダブロック
9、分級エッジブロック10及び12、そして粗粉側ブ
ロック14の各要素には予め貫通穴が設けられていて、
図4に示すようにこれらの貫通穴を介してエアシリンダ
18のロッド19が図の手前方向に突出している。
【0012】他方の側板7には各ロッド19に対応する
位置に穴20が設けられている。これらの穴20に各ロ
ッド19を挿入し、更に各ロッド19の先端に予め形成
されている雄ねじにノブ21を締め付けることにより側
板7が装着される。但しノブ21を締め付けた状態で
は、未だ側板7と各要素部材5、9、10等とは密着し
ていない。
【0013】エアシリンダ18は、図3に示されるプロ
グラマブルコントローラを内蔵した制御装置22によっ
て適時にオン・オフするようにされている。エアシリン
ダ18がオフの時にはロッド19はエア圧によって図3
中に示される矢印A方向へ突出し、側板7と各要素部材
5、9、10等とは密着していない状態(離間状態)に
ある。これに対して、エアシリンダ18がオンの時には
ロッド19はエア圧によって図3中に示される矢印B方
向に引っ張られ、側板7と各要素部材とが所定の押圧力
で互いに密着する。
【0014】側板7が各要素部材と密着することによ
り、分級機本体6内に両側板7・8及び各要素部材5、
9、10等によって仕切られた空間が形成される。以
下、コアンダブロック9と第1分級エッジ11及び第1
分級エッジブロック10とで形成される空間を微粉通路
23、第1分級エッジ11及び第1分級エッジブロック
10と第2分級エッジ13及び第2分級エッジブロック
12とで形成される空間を中粉通路24、そして第2分
級エッジ13及び第2分級エッジブロック12と粗粉側
ブロック14とで形成される空間を粗粉通路25と呼
ぶ。これらの各通路の上方には分級室26が形成され
る。分級室26の上方に形成される開口28は、気流流
入側ブロック15と気流流入側エッジ16により2分割
される。
【0015】図1に示すように、微粉通路23、中間粉
通路24そして粗粉通路25は、微粉用吸引管31、中
間粉用吸引管33、粗粉用吸引管35にそれぞれ連通し
ている。これらの吸引管31・33・35は、それぞれ
サイクロン32・34・36をそれぞれ経由してブロワ
27につながっている。ブロワ27が作動すると各吸引
管31・33・35を介して空気が吸引され、分級機本
体6内には開口28から分級室26を通って各通路23
・24・25に向かって流れる分級気流が形成される。
【0016】被分級原料は、分級室26内に湾曲して突
出する気流接触面に沿って流れるように原料供給ノズル
5によって分級機本体6内に噴射される。この時、被分
級原料中の各粒子には遠心力が作用するので、粒径が大
きく重い粒子ほど原料供給ノズル5より遠く離れた位置
で分級気流に乗り、粒径が小さく軽い粒子ほど原料供給
ノズル5に近い位置で分級気流に乗る。これにより、分
級気流に乗って分級室26内を流下する被分級原料中の
各粒子は、微粉、中粉、そして粗粉の3段階の粉体群に
分かれ、それぞれの通路23、24、25内に流入し、
もって被分級原料は気流分級される。
【0017】この様な気流分級作用に於いては、製品と
して取り出される粒子とそうでない粒子との粒径の境
界、すなわち分級点は、主に第1分級エッジ11及び第
2分級エッジ13の先端位置によって決定される。しか
しながら、上述の気流分級機を連続運転する際には、被
分級原料の性状によっては気流分級機の内部に被分級原
料が付着したり、分級エッジ11・13の先端部に摩耗
が生じたりすることにより分級気流の流れが変化した
り、分級エッジの先端位置が変化したりするので、分級
エッジ11・13の設定角度を調節、保持することだけ
によっては分級点を一定に保つことができない。
【0018】そこで、本実施例の気流分級装置において
は、以下に説明する制御を行うことによって分級点を自
動的に補正するようにしている。まず図2に示すよう
に、第1分級エッジ11、第2分級エッジ13及び気流
流入側エッジ16は、それぞれカップリング軸29上に
固定されていて該カップリング軸29の回転に応じて適
宜の角度回転できるようにされており、もってその先端
の分級室26内の位置を変えることができる。図3に示
すように、カップリング軸29は図に示すように一方の
側板8に固定されているステッピングモータ30、30
aの出力軸(図示せず)に固定されている。ステッピン
グモータ30はブラケット50を介して側板8に固定さ
れている。図3においては、第1分級エッジ11に対す
るステッピングモータ30および30aが示されている
が、第2分級エッジ13でも同様のステッピングモータ
30が設けられている。また、ステッピングモータ30
aにはポテションメータ46aが連結されている。な
お、エッジの角度位置を微細に調整できるようにするた
めに、分級エッジ11・13および気流流入側エッジ1
6とステッピングモータ30、30aとの間に、いわゆ
るハーモニックドライブ減速機を介在させることとして
も良い。
【0019】ステッピングモータ30の上方にはポテン
ショメータ46が配設されている。カップリング軸29
上に固定されているプーリ47とポテンショメータ46
の回転軸52上に固定されているプーリ48との間に
は、タイミングベルト49が巻き回されている。ポテン
ショメータ46は調整盤51を介してブラケット50に
固定されており、この調整盤51をブラケット50に対
して移動させることによってタイミングベルト49の張
力を調整することができる。図3には第1分級エッジ1
1および気流流入側エッジ16に対するポテンショメー
タ46、46aが図示されているが、第2分級エッジ1
3に対しても同様なポテンショメータ46が設けられて
いる。ポテンショメータ46(46a)は、周知の通り
回転軸52の角度位置に対応した電気信号を出力する。
これにより、第1分級エッジ11、第2分級エッジ13
及び気流流入側エッジ16が、そのエッジ先端位置を変
えるためにカップリング軸20回りに回動させられる
と、ポテンショメータ46(46a)はその回動角度に
応じた電気信号を制御装置22に向かって出力する。
【0020】ブロワ27によって吸引される空気が流れ
る各吸引管31、33、35には、流量調整弁54・5
5・56、及び流量を計測してそれに対応した電気信号
を出力する流量計57・58・59が取り付けられてい
る。図5に示すように、流量計57・58・59からの
信号が制御装置22に入力されると、制御装置22は入
力された信号に基づいて流量調整弁54・55・56の
開度を制御する。
【0021】気流分級された微粉・中粉・粗粉は、各サ
イクロン32・34・36に取り付けられているロータ
リバルブ39を介して、それぞれ捕集容器40・41・
42に捕集される。捕集容器40・41・42には重量
の変化に対応した電気信号を出力するロードセル等の重
量計量器43・44・45が取り付けられており、捕集
された微粉・中粉・粗粉の各重量を表す信号が制御装置
22に出力される。
【0022】製品とされる中粉が捕集される中粉用サイ
クロン34と分級機本体6との間には自動サンプリング
機械37が取り付けられており、中粉のサンプルは粒度
測定器38に自動的に払い出される。自動サンプリング
機械37としては槙野産業(株)製のオートサンプラ、
粒度測定器38は日本電子(株)製のへロス&ロドス等
を用いることができる。サンプリングから粒度測定まで
一括して行う場合には、(株)セイシン企業製のオンラ
インレーザ粒度分析システムを使うこともできる。
【0023】図5に示すように、制御装置22は操作部
61から各種の信号を受け取るようにされている。操作
部61には制御を開始させるためのスタートキーや、中
粉の平均粒径の許容範囲をいくらにするか等の諸条件を
画面を通して対話形式で入力することができるキー等が
備わっている。また、中粉の品質管理を中粉の平均粒度
に基づいて行うか、あるいは歩留まりデータに基づいて
行うか、若しくは両者を併合して行うかを選択すること
ができる。
【0024】制御装置21は図6に示すような制御を実
行する。すなわち平均粒度による管理の場合、一定時間
を経過した後に自動サンプリング機械37でサンプリン
グされた中粉は、粒度測定器38により粒度分布の測定
が行われる。このデータは電気信号により制御装置22
に送られる。ここでのデータから現在の中粉の平均粒径
が条件設定の許容範囲内に入っているかどうかを確認
し、範囲内であれば次のサンプルデータが入力されるま
で待機する。
【0025】中粉の平均粒径が条件設定の許容範囲から
外れている場合には、制御装置21はフィーダ2を停止
することにより被分級原料の供給を中止するとともに、
ブロワ27を停止する。さらに、分級機本体6に設けら
れているエアシリンダ18をオフ操作することにより、
第1分級エッジ11と第2分級エッジ13及び気流流入
側エッジ16と側板7とを離間状態とした後、ステッピ
ングモータ30を作動させることにより、第1分級エッ
ジ11と第2分級エッジ13及び気流流入側エッジ16
のそれぞれの先端部の位置調整を行う。
【0026】この時、まず第1分級エッジ11および第
2分級エッジ13が、位置調整された後も許容可動範囲
内にあるか否かを確し、OKであるならば、中粉の平均
粒径が許容範囲内となる方向に第1分級エッジ11およ
び第2分級エッジ13分級エッジを駆動する。この時、
分級エッジは予め規定されている一回当たりの移動角度
に応じて駆動される。分級エッジ11・13に許容可動
範囲を設けるのは、分級機本体6内の気流を乱さない範
囲内に分級エッジ11・13を配するためである。
【0027】分級エッジ11・13の許容可動範囲内で
の調整が不可能な場合には、気流流入側エッジ16を駆
動してその先端部の位置を調整する。これにより、分級
気流が分級室26内に流入する方向が変わって分級室2
6内を流下する粒子の軌跡が変化するので、分級エッジ
11・13の位置を変えることなく分級点を変化させる
ことができる。気流流入側エッジ16の場合も、許容可
動範囲内において調整することによりと、分級室26内
の気流を乱さないようにする。
【0028】分級エッジ11・13及び気流流入側エッ
ジ16を、それぞれの許容可動範囲内で位置調整したに
もかかわらず中粉の平均粒径を許容範囲内に調整するこ
とができない場合には、被分級原料の性状等が大きく変
化したと判断し、警報を出しオペレータに連絡する。
【0029】中粉の粒度品質を管理するために用いるデ
ータは、平均粒径だけに限らず、例えば粒径の許容最小
値や許容最大値、またはこれらの組み合わとすることも
可能である。
【0030】中粉の歩留まりに基づいて品質管理を行う
場合には、一定時間を経過した後における微粉、中粉、
粗粉の重量を測定する重量計量器43・44・45から
出力されたデータに基づいて、一定時間中の中粉の歩留
を算出する。その結果が許容範囲外であれば分級エッジ
11・13及び気流流入側エッジ16を駆動する。この
場合の手順はも前述した平均粒径の場合に準じる。
【0031】なお分級エッジ11・13及び気流流入側
エッジ16の位置を変更した場合における微粉用吸引管
31と中粉用吸引管33、および粗粉用吸引管35を流
れる流量の調整は特公平5−41317に記載された方
法により行う。
【0032】なお、本発明の気流分級装置は、上述した
実施例によって限定されるものではなく、本発明の主旨
に基づいて種々の変更が可能であることは言うまでもな
い。例えば、上述した実施例においては気流流入側エッ
ジ16は一つだけ設けられているが、複数個の気流流入
側エッジを設けることとしても良い。また、エッジ位置
変更手順においても気流流入側エッジを先に変更する手
順でもよいことは勿論である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の気流分級
方法および気流分級装置においては、流入調整手段を用
いて分級領域内に流入する気流の方向や流入量配分を適
切に調整することができる。したがって、例えば、原料
供給ノズルの上方において少なくとも二つに別れて流入
してくる気流の通路の開口面積の比率を変えることが可
能になる。この結果、原料供給ノズルに隣接した側でこ
の原料供給ノズルから吹き出す気流に対して流体抵抗を
大きくさせることなく分級領域内での粒子飛散性を促進
させる方向の流れを主に生じさせることのできる気流
と、この原料供給ノズルから少し離れた位置で原料供給
ノズルから吹き出す気流の降下を促進させる方向の流れ
を主に生じさせることのできる気流との流量比率を変え
ることができる。この流量比率を変えることによって、
分級気流の流線を無理なく円滑に変えることができ、粒
子径に対応した湾曲線状の飛散降下曲線を安定させた状
態で微妙に変えることが可能となる。また、前記流入調
節手段の制御の仕方は排気流路側の分級情報に基づいて
自動制御可能な制御手段にて行うので、極めて迅速かつ
正確な制御することができる。この結果、従来のように
必要以上の分級エッジの傾き操作を回避できるので、気
流分級機内部に被分級原料が付着したり分級エッジの先
端部が片減りするような摩耗が生じたりすることにより
分級気流の流れる方向の不測の変化を回避することがで
きる。このようなことから、産物の粒度分布のバラ付き
を微妙に変えることができ、分級エッジだけでは調整で
きなかった粒度分布の微調整が可能になり、粒度分布の
精度を上げることが可能になる。又、気流分級機内部に
被分級原料が付着したり分級エッジの先端部に摩耗が生
じたりすることにより分級気流の流れる方向が変化して
も、流入方向調整手段が分級領域内に分級気流が流入す
る方向を補正して、分級精度を維持することができる。
したがって本発明によれば、目標とする粒径を有する製
品を連続して安定的に得ることができる気流分級方法並
びに気流分級装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1の気流分級装置の全体構
成を模式的に示す図面である。
【図2】気流分級機本体の構造を模式的に示す説明図で
ある。
【図3】気流分級機本体の要部を破断して示す断面図で
ある。
【図4】気流分級機本体の分解全体斜視図である。
【図5】制御装置の作動を説明するブロック図である。
【図6】制御装置の作動を説明するフローチャート図で
ある。
【符号の説明】
1 原料容器 2 フィーダ 3 エジェクタ 4 空気供給路 5 原料供給ノズル 6 分級機本体 7、8 側板 9 コアンダブロック 10、12 分級エッジブロック 11、13 分級エッジ 14 粗粉側ブロック 15 気流流入側ブロック 16 気流流入側エッジ 18 エアシリンダ 19 ロッド 21 ノブ 22 制御装置 23、24、25 通路 26 分級室 28 開口 29 カップリング軸 30、30a ステッピングモータ 31、33、35 吸引管 32、34、36 サイクロン 37 自動サンプリング機 38 粒度測定機 39 ロータリバルブ 40、41、42 捕集容器 43、44、45 重量計量器 46、46a ポテンショメータ 47、48 プーリ 49 タイミングベルト 51 調整盤 52 回転軸 53 流量計 54、55、56 流量調整弁 57、58、59 流量計 61 操作盤

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コアンダブロックおよび他の壁面にて画成
    された分級領域に連通する複数の入気流路および分級エ
    ッジにより複数に分岐された排気流路を有すると共に、
    前記コアンダブロックの気流接触面に沿って被分級原料
    を圧縮気体の流れに乗せて噴出する原料供給ノズルを有
    した気流分級装置を用いて分級を行う際に、前記入気流
    路から前記分級領域内に流入する気流、前記排気流路側
    の流量、前記分級エッジの位置のうち少なくとも一つを
    前記排気流路側の分級情報に基づいて調節することを特
    徴とする気流分級方法。
  2. 【請求項2】分級領域と、前記分級領域に連通する複数
    の入気流路および複数に分岐させた排気流路と、前記分
    級領域内に突出する湾曲した気流接触面を有するコアン
    ダブロックと、前記気流接触面に沿って前記分級領域内
    に噴出される圧縮気体の流れに被分級原料を乗せた気流
    を形成する原料供給ノズルと、前記分級領域内で被分級
    原料をその粒子径に応じて分級する分級エッジとを有す
    る気流分級装置であって、 前記入気流路から前記分級領域内に流入する分級気流の
    流入を調整する流入調整手段を備え、前記排気流路側の
    分級情報に基づいて前記流入調整手段を制御する制御手
    段を備えたことを特徴とする気流分級装置。
  3. 【請求項3】前記流入調整手段が、前記入気流路を少な
    くとも2つ以上に分割するとともに、その先端部の前記
    分級領域内における位置が調整可能とされている気流流
    入側エッジとされていることを特徴とする請求項1に記
    載の気流分級装置。
  4. 【請求項4】前記気流流入側エッジの先端位置を移動さ
    せる気流流入側エッジ移動手段と、前記気流流入側エッ
    ジの先端位置を検知する気流流入側エッジ位置検知手段
    と、分級された粒子をサンプリングするサンプリング手
    段と、分級された粒子の粒度を測定する粒度測定手段
    と、分級された原料の重量を測定する重量測定手段と、
    前記粒度測定手段および前記重量測定手段から得られた
    情報に応じて前記気流流入側エッジの先端位置を移動さ
    せる制御手段とを有することを特徴とする請求項3に記
    載の気流分級装置。
  5. 【請求項5】前記分級エッジの先端位置を移動させる分
    級エッジ移動手段と、前記分級エッジの先端位置を検知
    する分級エッジ位置検知手段と、前記分級領域内に流入
    する分級気流の流量を調整する流量調整手段と、前記分
    級気流の流量を測定する流量測定手段と、前記分級エッ
    ジの先端位置での分級気流の流速が適正値になるように
    前記流量調整手段を作動させる制御手段とを備えること
    を特徴とする請求項4に記載の気流分級装置。
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