JPH08238323A - 複数のバルーン部材を有するカテーテル - Google Patents
複数のバルーン部材を有するカテーテルInfo
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- JPH08238323A JPH08238323A JP27111395A JP27111395A JPH08238323A JP H08238323 A JPH08238323 A JP H08238323A JP 27111395 A JP27111395 A JP 27111395A JP 27111395 A JP27111395 A JP 27111395A JP H08238323 A JPH08238323 A JP H08238323A
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/10—Balloon catheters
- A61M25/1011—Multiple balloon catheters
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
- A61F2/95—Instruments specially adapted for placement or removal of stents or stent-grafts
- A61F2/958—Inflatable balloons for placing stents or stent-grafts
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 デリケートな脈管の状態に合わせて作動でき
るバルーン部材を備えたカテーテルを提供し、カテーテ
ルを、安全且つ的確に操作できるようにする。 【解決手段】 手元端部２と末梢端部３とを有する管状
基体４でなり、少なくとも二つのバルーン部材９，１０
が前記末梢端部３に近接して配置されていて、それらは
前記管状基体４の中の管路１６，１６により前記手元端
部２に設けられた継ぎ手部７，８に連通している、複数
のバルーン部材９，１０を有するカテーテルにおいて、
前記バルーン部材９，１０はその可撓性を適当に変えて
構成されている、複数のバルーン部材を有するカテーテ
ル。
るバルーン部材を備えたカテーテルを提供し、カテーテ
ルを、安全且つ的確に操作できるようにする。 【解決手段】 手元端部２と末梢端部３とを有する管状
基体４でなり、少なくとも二つのバルーン部材９，１０
が前記末梢端部３に近接して配置されていて、それらは
前記管状基体４の中の管路１６，１６により前記手元端
部２に設けられた継ぎ手部７，８に連通している、複数
のバルーン部材９，１０を有するカテーテルにおいて、
前記バルーン部材９，１０はその可撓性を適当に変えて
構成されている、複数のバルーン部材を有するカテーテ
ル。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のバルーン
部材を有するカテーテルに関するものであり、圧力媒体
をカテーテルの管状基体の中にある専用の管路を通じて
所定のバルーン部材に供給することにより、そのバルー
ン部材を膨張させるようにしたカテーテルを提供する。
部材を有するカテーテルに関するものであり、圧力媒体
をカテーテルの管状基体の中にある専用の管路を通じて
所定のバルーン部材に供給することにより、そのバルー
ン部材を膨張させるようにしたカテーテルを提供する。
【０００２】
【従来の技術】この種のカテーテルは、例えばヨーロッ
パ特許第０２６０１０７号明細書に教示されている。そ
こで説明されているカテーテルは、直径が拡張できる膨
張バルーン部材を複数個具備している。また、米国特許
第５２２６８８９号明細書には、二つのバルーン部材を
具備している別なタイプのカテーテルが教示されてい
る。その末梢端部側のバルーン部材は、この場合、脈管
膨張用のバルーン部材であり、手元端部側のバルーン部
材がステント拡張用のバルーン部材である。このステン
トは、手元端部側のバルーン部材の周りに圧縮した状態
で配置されて、患者の体の中に導入される。バルーン部
材を膨張させると、これによって、患者の体の中に配置
されるステントが拡張させられる。
パ特許第０２６０１０７号明細書に教示されている。そ
こで説明されているカテーテルは、直径が拡張できる膨
張バルーン部材を複数個具備している。また、米国特許
第５２２６８８９号明細書には、二つのバルーン部材を
具備している別なタイプのカテーテルが教示されてい
る。その末梢端部側のバルーン部材は、この場合、脈管
膨張用のバルーン部材であり、手元端部側のバルーン部
材がステント拡張用のバルーン部材である。このステン
トは、手元端部側のバルーン部材の周りに圧縮した状態
で配置されて、患者の体の中に導入される。バルーン部
材を膨張させると、これによって、患者の体の中に配置
されるステントが拡張させられる。
【０００３】二つのバルーン部材を有する別なタイプの
カテーテルは、例えば、末梢端部側の閉塞用バルーン部
材と手元端部側の拡張用バルーン部材とを有している。
カテーテルは、例えば、末梢端部側の閉塞用バルーン部
材と手元端部側の拡張用バルーン部材とを有している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、治療さ
れる患者の脈管は非常にデリケートであるから、これに
ある種の変形力を与えたり接触したりするときは、例え
ばそのバルーン部材が接触する脈管の部分によっては静
かに且つ円滑に作動するものでなければならないとか、
あるいはまた、ステントを拡張するときのように、支持
力においては均一で十分でなければならない場合があ
る。これは、カテーテル操作上の安全性の問題にも関連
する。つまり、カテーテルは患者の脈管の状態に合わせ
てデリケートに操作されなければならい。
れる患者の脈管は非常にデリケートであるから、これに
ある種の変形力を与えたり接触したりするときは、例え
ばそのバルーン部材が接触する脈管の部分によっては静
かに且つ円滑に作動するものでなければならないとか、
あるいはまた、ステントを拡張するときのように、支持
力においては均一で十分でなければならない場合があ
る。これは、カテーテル操作上の安全性の問題にも関連
する。つまり、カテーテルは患者の脈管の状態に合わせ
てデリケートに操作されなければならい。
【０００５】この発明は、かかる目的に合ったカテーテ
ルを提供することを課題とするものである。
ルを提供することを課題とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明はかかる課題を
解決するために、手元端部と末梢端部とを有する管状基
体でなり、少なくとも二つのバルーン部材が前記末梢端
部に近接して配置されていて、それらは前記管状基体の
中の管路により前記手元端部に設けられた継ぎ手部に連
通している、複数のバルーン部材を有するカテーテルに
おいて、前記バルーン部材はその可撓性を適当に変えて
構成されている、複数のバルーン部材を有するカテーテ
ルを提供する。
解決するために、手元端部と末梢端部とを有する管状基
体でなり、少なくとも二つのバルーン部材が前記末梢端
部に近接して配置されていて、それらは前記管状基体の
中の管路により前記手元端部に設けられた継ぎ手部に連
通している、複数のバルーン部材を有するカテーテルに
おいて、前記バルーン部材はその可撓性を適当に変えて
構成されている、複数のバルーン部材を有するカテーテ
ルを提供する。
【０００７】これによれば、各バルーン部材は、その用
途又は適用部分において最適の度合いの可撓性を有する
ことができる。その結果として、例えば、カテーテルの
膨張用（例えば、血管拡張用）のバルーン部材は、ステ
ントの設置に用いるバルーン部材より可撓性を大きくな
るように構成することができる。拡張用のバルーン部材
がより大なる可撓性を有することで、拡張させる血管壁
に対してより均等な力を適用することができるようにな
るが、しかし他方において、ステントの拡張においては
ステント自体を均一に拡張することが、前述の均一な力
を適用することより理想的なのである。この発明は、そ
のようなところに適用するバルーン部材は可撓性をより
小さく（つまり剛性を高く）構成することによって、こ
の目的を達成するものである。
途又は適用部分において最適の度合いの可撓性を有する
ことができる。その結果として、例えば、カテーテルの
膨張用（例えば、血管拡張用）のバルーン部材は、ステ
ントの設置に用いるバルーン部材より可撓性を大きくな
るように構成することができる。拡張用のバルーン部材
がより大なる可撓性を有することで、拡張させる血管壁
に対してより均等な力を適用することができるようにな
るが、しかし他方において、ステントの拡張においては
ステント自体を均一に拡張することが、前述の均一な力
を適用することより理想的なのである。この発明は、そ
のようなところに適用するバルーン部材は可撓性をより
小さく（つまり剛性を高く）構成することによって、こ
の目的を達成するものである。
【０００８】また、このように複数のバルーン部材を有
するカテーテルを、前記バルーン部材の壁厚の変化で前
記バルーン部材の可撓性の度合いが規定されるようにす
ることで、異なるバルーン部材が同じ材料で形成され、
その壁厚を変えるだけで、それらの可撓性を変えること
ができる。そして、このように複数のバルーン部材を有
するカテーテルを、前記バルーン部材が異なる材料で製
造されていることにより前記バルーン部材の可撓性の度
合いを変えるようにすることで、特にステント埋め込み
用カテーテルのバルーン部材として好適となる。
するカテーテルを、前記バルーン部材の壁厚の変化で前
記バルーン部材の可撓性の度合いが規定されるようにす
ることで、異なるバルーン部材が同じ材料で形成され、
その壁厚を変えるだけで、それらの可撓性を変えること
ができる。そして、このように複数のバルーン部材を有
するカテーテルを、前記バルーン部材が異なる材料で製
造されていることにより前記バルーン部材の可撓性の度
合いを変えるようにすることで、特にステント埋め込み
用カテーテルのバルーン部材として好適となる。
【０００９】更に、複数のバルーン部材を有するカテー
テルがステント埋め込み用として用いられるものである
場合には、末梢端部側のバルーン部材を、前記ステント
を拡張するために用いられる手元端部側のバルーン部材
より可撓性を大とすることが好適である。とりわけ、こ
の複数のバルーン部材を有するカテーテルが、その可撓
性の少ないバルーン部材は、可撓性の大なるバルーン部
材より圧力抵抗が大とすると、より大なる可撓性を有す
るバルーン部材は、全体的に、より小なる可撓性のバル
ーン部材より低い圧力で用いることができる。従って、
この発明によれば、カテーテルは、より安全に操作でき
るようになる。
テルがステント埋め込み用として用いられるものである
場合には、末梢端部側のバルーン部材を、前記ステント
を拡張するために用いられる手元端部側のバルーン部材
より可撓性を大とすることが好適である。とりわけ、こ
の複数のバルーン部材を有するカテーテルが、その可撓
性の少ないバルーン部材は、可撓性の大なるバルーン部
材より圧力抵抗が大とすると、より大なる可撓性を有す
るバルーン部材は、全体的に、より小なる可撓性のバル
ーン部材より低い圧力で用いることができる。従って、
この発明によれば、カテーテルは、より安全に操作でき
るようになる。
【００１０】ステントの埋め込みに用いられるカテーテ
ルの具体的な例では、前述したように、血管拡張のため
の末梢端部側のバルーン部材が用いられていて、これ
は、手元端部側のバルーン部材に比して低圧で操作され
なければならない。血管拡張用のバルーン部材の操作圧
力は、８−１０bar である。既に述べた異なるバルーン
部材の異なる可撓性を得る方法に加えて、異なるバルー
ン部材の可撓性の所望の差異を得る方法としては、適当
な製造方法を選択することもある。
ルの具体的な例では、前述したように、血管拡張のため
の末梢端部側のバルーン部材が用いられていて、これ
は、手元端部側のバルーン部材に比して低圧で操作され
なければならない。血管拡張用のバルーン部材の操作圧
力は、８−１０bar である。既に述べた異なるバルーン
部材の異なる可撓性を得る方法に加えて、異なるバルー
ン部材の可撓性の所望の差異を得る方法としては、適当
な製造方法を選択することもある。
【００１１】
【発明の実施の形態】この発明の好適な実施例を、添付
図面に従って説明する。そこで、図１は、この発明にな
るカテーテルの一部切断斜視図であり、また、図２は、
図１に示したカテーテルの末梢端部を示す部分破断正面
図であり、図３は、図２に示したカテーテルでの治療に
おける第二段階を示す部分破断正面図である。
図面に従って説明する。そこで、図１は、この発明にな
るカテーテルの一部切断斜視図であり、また、図２は、
図１に示したカテーテルの末梢端部を示す部分破断正面
図であり、図３は、図２に示したカテーテルでの治療に
おける第二段階を示す部分破断正面図である。
【００１２】図１に示すカテーテル１は、管状基体４に
よって構成されていて、それは、この場合においては外
部管状部材５とその管路内に包含された内部管状部材６
を具備している。その内部管状部材６は、二本の管路１
６，１７を備えている。ここに示された実施例によれ
ば、カテーテル１の末梢端部３に二つのバルーン部材
９，１０が配列されている。手元端部２には、二本の継
ぎ手部７，８が配置されていて、これらは、それぞれバ
ルーン部材９，１０連通接続している。圧力媒体を継ぎ
手部７，８から供給すると、バルーン部材７又は８は膨
張する。継ぎ手部７とバルーン部材９との連通は内部管
状部材６の管路１７により、また、継ぎ手部８とバルー
ン部材１０の連通は前記内部管状部材６及び前記外部管
状部材５の間に形成された環状の間隙管路２０により延
設される。なお、図２に示してある管路１６はガイドワ
イヤを案内するためのものである。
よって構成されていて、それは、この場合においては外
部管状部材５とその管路内に包含された内部管状部材６
を具備している。その内部管状部材６は、二本の管路１
６，１７を備えている。ここに示された実施例によれ
ば、カテーテル１の末梢端部３に二つのバルーン部材
９，１０が配列されている。手元端部２には、二本の継
ぎ手部７，８が配置されていて、これらは、それぞれバ
ルーン部材９，１０連通接続している。圧力媒体を継ぎ
手部７，８から供給すると、バルーン部材７又は８は膨
張する。継ぎ手部７とバルーン部材９との連通は内部管
状部材６の管路１７により、また、継ぎ手部８とバルー
ン部材１０の連通は前記内部管状部材６及び前記外部管
状部材５の間に形成された環状の間隙管路２０により延
設される。なお、図２に示してある管路１６はガイドワ
イヤを案内するためのものである。
【００１３】図２に示すように、圧縮された状態のステ
ント１３がバルーン部材１０の周囲に配置されている。
そのステント１３は、そのカテーテル軸方向両端部にお
いて拡張部１１，１２によって封止してあり、而してバ
ルーン部材１０から滑って外れないようになっている。
バルーン部材９は狭窄した血管を拡張させるために、ま
たバルーン部材１０はステント１３を拡張させるために
用いるものである。この発明によれば、バルーン部材９
と１０とは異なる可撓性を有している。とりわけ、血管
拡張用のバルーン部材９は、ステント１３を拡張するた
めのバルーン部材１０よりは大なる可撓性を有してい
る。
ント１３がバルーン部材１０の周囲に配置されている。
そのステント１３は、そのカテーテル軸方向両端部にお
いて拡張部１１，１２によって封止してあり、而してバ
ルーン部材１０から滑って外れないようになっている。
バルーン部材９は狭窄した血管を拡張させるために、ま
たバルーン部材１０はステント１３を拡張させるために
用いるものである。この発明によれば、バルーン部材９
と１０とは異なる可撓性を有している。とりわけ、血管
拡張用のバルーン部材９は、ステント１３を拡張するた
めのバルーン部材１０よりは大なる可撓性を有してい
る。
【００１４】治療においては、カテーテル１は、まず、
血管１８の中に所定の深さ挿入されて、先端部にある第
一のバルーン部材９が拡張されるべき血管の狭窄した部
分に配置される。次に、圧力媒体が、継ぎ手部７から内
部管状部材６の管路１７を通じて供給される。この圧力
媒体は、内部管状部材６の周壁に形成した開口２１から
バルーン部材９に流入し、その結果として、そのバルー
ン部材９は膨張する。かくして、血管の狭窄した部分は
拡張される（図２参照）。
血管１８の中に所定の深さ挿入されて、先端部にある第
一のバルーン部材９が拡張されるべき血管の狭窄した部
分に配置される。次に、圧力媒体が、継ぎ手部７から内
部管状部材６の管路１７を通じて供給される。この圧力
媒体は、内部管状部材６の周壁に形成した開口２１から
バルーン部材９に流入し、その結果として、そのバルー
ン部材９は膨張する。かくして、血管の狭窄した部分は
拡張される（図２参照）。
【００１５】バルーン部材９が比較的大なる可撓性を有
するので、それはデリケートな血管１８のその場合の形
状によく適合し、以てその血管１８には、拡張されると
きに均一な力がかけられる。引き続いて、バルーン部材
９の中の圧力を低下させ、その結果としてバルーン部材
９は元の形状に復する。次に、カテーテル１を更に患者
の体の中に進入させて、バルーン部材１０をその拡張さ
れた血管のところに配置する。そこで、圧力媒体を、継
ぎ手部８と内外の管状部材５，６の間に形成されている
環状の間隙管路とを通じてバルーン部材１０に供給する
と、その間隙管路が外部管状部材５の端部で環状の開口
２０の形でバルーン部材１０内に連通しているから、こ
のバルーン部材１０と、従ってステント１３とが、バル
ーン部材１０に流入する圧力媒体によって膨張・拡張す
ることになる。この様子は、図３に示してある。
するので、それはデリケートな血管１８のその場合の形
状によく適合し、以てその血管１８には、拡張されると
きに均一な力がかけられる。引き続いて、バルーン部材
９の中の圧力を低下させ、その結果としてバルーン部材
９は元の形状に復する。次に、カテーテル１を更に患者
の体の中に進入させて、バルーン部材１０をその拡張さ
れた血管のところに配置する。そこで、圧力媒体を、継
ぎ手部８と内外の管状部材５，６の間に形成されている
環状の間隙管路とを通じてバルーン部材１０に供給する
と、その間隙管路が外部管状部材５の端部で環状の開口
２０の形でバルーン部材１０内に連通しているから、こ
のバルーン部材１０と、従ってステント１３とが、バル
ーン部材１０に流入する圧力媒体によって膨張・拡張す
ることになる。この様子は、図３に示してある。
【００１６】前述したように、バルーン部材１０の可撓
性は比較的小さくしてある。その膨張は、従ってしかる
べき膨張抵抗によって小さくなっており、ステントの均
一な拡張作動が得られる。次に、バルーン部材１０内の
圧力を再び低下させると、その結果として、バルーン部
材１０は再び元の小径な形に復する。そこで、カテーテ
ル１はこれを引き抜くことができ、ステントだけが体の
中の血管内に残存し、これが血管１８の壁を内側から支
えることになる。
性は比較的小さくしてある。その膨張は、従ってしかる
べき膨張抵抗によって小さくなっており、ステントの均
一な拡張作動が得られる。次に、バルーン部材１０内の
圧力を再び低下させると、その結果として、バルーン部
材１０は再び元の小径な形に復する。そこで、カテーテ
ル１はこれを引き抜くことができ、ステントだけが体の
中の血管内に残存し、これが血管１８の壁を内側から支
えることになる。
【００１７】この発明のカテーテルは、ステント埋め込
み用にのみ限定されるものではなく種々の用途に使用で
きるものである。他のタイプのより多くのバルーン部材
を有するカテーテル、例えば、幾つかの異なる直径のバ
ルーン部材を有する脈管拡張用のカテーテル、又は脈管
閉塞用バルーン部材を有する脈管閉塞用のカテーテル等
々にもこの発明は適用できるのである。
み用にのみ限定されるものではなく種々の用途に使用で
きるものである。他のタイプのより多くのバルーン部材
を有するカテーテル、例えば、幾つかの異なる直径のバ
ルーン部材を有する脈管拡張用のカテーテル、又は脈管
閉塞用バルーン部材を有する脈管閉塞用のカテーテル等
々にもこの発明は適用できるのである。
【００１８】
【発明の効果】この発明によれば、治療される患者の非
常にデリケートな脈管に合わせて、デリケートな力で静
かに且つ円滑に作動できると共に、ステントを拡張する
ときには、均一で十分な支持力で作動ができるから、操
作上安全なカテーテルが提供することができる。
常にデリケートな脈管に合わせて、デリケートな力で静
かに且つ円滑に作動できると共に、ステントを拡張する
ときには、均一で十分な支持力で作動ができるから、操
作上安全なカテーテルが提供することができる。
【図１】この発明になるカテーテルの一部切断斜視図で
ある。
ある。
【図２】図１に示したカテーテルの末梢端部を示す部分
破断正面図である。
破断正面図である。
【図３】図２に示したカテーテルでの治療における第二
段階を示す部分破断正面図である。
段階を示す部分破断正面図である。
【符号の説明】 １・・・・・・・・・・・・・カテーテル ２・・・・・・・・・・・・・手元端部 ３・・・・・・・・・・・・・末梢端部 ４・・・・・・・・・・・・・管状基体 ５・・・・・・・・・・・・・外部管状部材 ６・・・・・・・・・・・・・内部管状部材 ７，８，・・・・・・・・・・継ぎ手部 ９，１０・・・・・・・・・・バルーン部材 １１，１２・・・・・・・・・拡張部 １３・・・・・・・・・・・・ステント １６，１７・・・・・・・・・管路 １８・・・・・・・・・・・・血管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シェイバン，イマド イタリア，Ｉ−37126 ベロナ，バイア トーネイル 18 (72)発明者 ナップ，コーネリス フィリップス オランダ，ＮＬ−9345 エーシー ゼブン フイゼン，オウデーストリーク 10 (72)発明者 バン ワーベン− フランセン，ゲルダ ヘンドリカ オランダ，ＮＬ−9302 イーケー ローデ ン，カースペル 12
Claims (5)
- 【請求項１】 手元端部と末梢端部とを有する管状基体
でなり、少なくとも二つのバルーン部材が前記末梢端部
に近接して配置されていて、それらは前記管状基体の中
の管路により前記手元端部に設けられた継ぎ手部に連通
している、複数のバルーン部材を有するカテーテルにお
いて、 前記バルーン部材はその可撓性を適当に変えて構成され
ている、複数のバルーン部材を有するカテーテル。 - 【請求項２】 請求項１に記載の複数のバルーン部材を
有するカテーテルにおいて、前記バルーン部材の可撓性
の度合いは、前記バルーン部材の壁厚の変化で規定され
るものである、複数のバルーン部材を有するカテーテ
ル。 - 【請求項３】 請求項１に記載の、複数のバルーン部材
を有するカテーテルにおいて、前記バルーン部材の可撓
性の度合いは、前記バルーン部材が、異なる材料で製造
されることで規定されるものである、複数のバルーン部
材を有するカテーテル。 - 【請求項４】 請求項１から３のいずれか一に記載の、
複数のバルーン部材を有するカテーテルにおいて、それ
は、ステント埋め込み用として用いられるものであっ
て、末梢端部側のバルーン部材は、前記ステントを拡張
するために用いられる手元端部側のバルーン部材より可
撓性が大である、複数のバルーン部材を有するカテーテ
ル。 - 【請求項５】 請求項１から４のいずれか一に記載の、
複数のバルーン部材を有するカテーテルにおいて、可撓
性の少ないバルーン部材は、可撓性の大なるバルーン部
材より圧力抵抗が大である、複数のバルーン部材を有す
るカテーテル。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| NL9401759A NL9401759A (nl) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | Balloncatheter met verscheidene ballonnen. |
| NL9401759 | 1994-10-21 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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