JPH0823794A - 温室用カーテン装置 - Google Patents
温室用カーテン装置Info
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- JPH0823794A JPH0823794A JP6162344A JP16234494A JPH0823794A JP H0823794 A JPH0823794 A JP H0823794A JP 6162344 A JP6162344 A JP 6162344A JP 16234494 A JP16234494 A JP 16234494A JP H0823794 A JPH0823794 A JP H0823794A
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- curtain
- curtain material
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/14—Measures for saving energy, e.g. in green houses
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 日照面積の減少を最小限に止めることができ
るうえに、日陰が一部に集中することがなく、室温を短
時間で均一化できる温室用カーテン装置を提供すること
にある。 【構成】 横幅に比べて奥行が長い温室1内の上部に屋
根空間2aと収容空間2bとを区画する開閉自在なカー
テン3を水平に張設した温室用カーテン装置であって、
カーテン3として温室1の横幅と略同長の細長い帯状カ
ーテン材3aの複数枚を用い、これら帯状カーテン材3
aは温室1内に所要の間隔をおいて前後方向に張設され
た多数の棚線13に長手方向のタックが多数形成される
ように吊り下げ支持されて開閉駆動機構4の作動により
各帯状カーテン材3aが同時に開閉されるようにしてあ
るもの。
るうえに、日陰が一部に集中することがなく、室温を短
時間で均一化できる温室用カーテン装置を提供すること
にある。 【構成】 横幅に比べて奥行が長い温室1内の上部に屋
根空間2aと収容空間2bとを区画する開閉自在なカー
テン3を水平に張設した温室用カーテン装置であって、
カーテン3として温室1の横幅と略同長の細長い帯状カ
ーテン材3aの複数枚を用い、これら帯状カーテン材3
aは温室1内に所要の間隔をおいて前後方向に張設され
た多数の棚線13に長手方向のタックが多数形成される
ように吊り下げ支持されて開閉駆動機構4の作動により
各帯状カーテン材3aが同時に開閉されるようにしてあ
るもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、農業用温室、鑑賞用温
室、店舗用温室等に装着される温室用カーテン装置に関
するものである。
室、店舗用温室等に装着される温室用カーテン装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種温室用カーテン装置としては、切
り妻屋根の棟から横木にわたる左右の傾斜内面に添うよ
うに棟から横木にわたって棚線を張設し、各傾斜内面毎
に一連のカーテン材をこの棚線を利用して開閉自在に支
持させているのを普通とするが、このような温室用カー
テン装置では、全開放時にカーテン材が温室両側の横木
部分に全てが不均一に束ねられることとなって横木周辺
が遮蔽され、日照面積が減少するうえに日陰が特定の部
位に集中しやすく植物の生育に悪影響を与えるという問
題がある。また、温室内を換気して室温の調整を行う場
合、カーテン材は換気可能な開放状態となる切り妻屋根
中央の棟から左右に開放されていくため、最初に開かれ
る温室内の中央部から換気されることとなって室内の温
度分布が均一化されるまでに時間がかかるという問題が
あった。
り妻屋根の棟から横木にわたる左右の傾斜内面に添うよ
うに棟から横木にわたって棚線を張設し、各傾斜内面毎
に一連のカーテン材をこの棚線を利用して開閉自在に支
持させているのを普通とするが、このような温室用カー
テン装置では、全開放時にカーテン材が温室両側の横木
部分に全てが不均一に束ねられることとなって横木周辺
が遮蔽され、日照面積が減少するうえに日陰が特定の部
位に集中しやすく植物の生育に悪影響を与えるという問
題がある。また、温室内を換気して室温の調整を行う場
合、カーテン材は換気可能な開放状態となる切り妻屋根
中央の棟から左右に開放されていくため、最初に開かれ
る温室内の中央部から換気されることとなって室内の温
度分布が均一化されるまでに時間がかかるという問題が
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
するところは前記のような問題点を解決し、日照面積の
減少を最小限に止めることができるうえに日陰が一部に
集中することがなく、しかも、カーテンを開いて換気す
る時、室内の温度分布が不均一となることがない温室用
カーテン装置を提供することにある。
するところは前記のような問題点を解決し、日照面積の
減少を最小限に止めることができるうえに日陰が一部に
集中することがなく、しかも、カーテンを開いて換気す
る時、室内の温度分布が不均一となることがない温室用
カーテン装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記のような課題を解決
した本発明の温室用カーテン装置は、横幅に比べて奥行
が長い温室内の上部に該温室の屋根空間と収容空間とを
区画する開閉自在なカーテンを水平に張設した温室用カ
ーテン装置であって、カーテンとして前記温室の横幅と
略同長の細長い帯状カーテン材の複数枚を用い、これら
帯状カーテン材は温室内に所要の間隔をおいて前後方向
に張設された多数の棚線に長手方向のタックが多数形成
されるように吊り下げ支持されて開閉駆動機構の作動に
より各帯状カーテン材が同時に開閉されるようにしてあ
ることを特徴とするものである。
した本発明の温室用カーテン装置は、横幅に比べて奥行
が長い温室内の上部に該温室の屋根空間と収容空間とを
区画する開閉自在なカーテンを水平に張設した温室用カ
ーテン装置であって、カーテンとして前記温室の横幅と
略同長の細長い帯状カーテン材の複数枚を用い、これら
帯状カーテン材は温室内に所要の間隔をおいて前後方向
に張設された多数の棚線に長手方向のタックが多数形成
されるように吊り下げ支持されて開閉駆動機構の作動に
より各帯状カーテン材が同時に開閉されるようにしてあ
ることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】このような温室用カーテン装置は、開閉駆動機
構の作動により各帯状カーテン材が伸展された状態では
所要の間隔をおいて前後方向に張設された多数の棚線に
吊り下げ支持された各帯状カーテン材間は隙間がない状
態となり、温室の屋根空間と収容空間とはこの複数枚の
帯状カーテン材が伸展されて水平に張設されたカーテン
により区画されて遮光・断熱効果を発揮するものである
が、開閉駆動機構の作動によって各帯状カーテン材を長
手方向のタックが多数規則的に形成された折り畳み状態
とした時には、各帯状カーテン材間にはそれぞれ開口が
形成されてこの開口を通じて採光や温室内の換気が行わ
れ、このため、日照面積の減少を最小限に止めることが
できるうえに日陰が一部に集中することがなく、換気が
短時間で且つ室内の温度分布が不均一になることもな
い。
構の作動により各帯状カーテン材が伸展された状態では
所要の間隔をおいて前後方向に張設された多数の棚線に
吊り下げ支持された各帯状カーテン材間は隙間がない状
態となり、温室の屋根空間と収容空間とはこの複数枚の
帯状カーテン材が伸展されて水平に張設されたカーテン
により区画されて遮光・断熱効果を発揮するものである
が、開閉駆動機構の作動によって各帯状カーテン材を長
手方向のタックが多数規則的に形成された折り畳み状態
とした時には、各帯状カーテン材間にはそれぞれ開口が
形成されてこの開口を通じて採光や温室内の換気が行わ
れ、このため、日照面積の減少を最小限に止めることが
できるうえに日陰が一部に集中することがなく、換気が
短時間で且つ室内の温度分布が不均一になることもな
い。
【0006】
【実施例】次に、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。1は横幅900cm、奥行1890cmと横幅
に比べて奥行が長い切り妻屋根の温室であり、該温室1
の内部には温室内を屋根空間2aと収容空間2bとを区
画する開閉自在なカーテン3が水平に張設されている。
このカーテン3は長さが温室1の横幅と同じ900cm、
前後幅が270cmの細長い7枚の帯状カーテン材3aよ
りなるものとしてこの7枚の帯状カーテン材3aを伸展
状態として前後に連接したとき温室1の大きさと同じ横
幅900cm、奥行1890cmとなるもので、各帯状カー
テン材3aは温室1内に所要の間隔をおいて前後方向に
張設された後記する多数の棚線13に長手方向の8つの
タックが規則的に多数形成されるように吊り下げ支持さ
れている。すなわち、各帯状カーテン材3aの上面には
80個の図8に示されるようなプラスチックス製のフッ
ク11が各棚線13の相互間隔と同じ間隔で1列に1個
宛8列が列間隔を30cmとして配列されていて帯状カー
テン材3aはこのフック11を介して棚線13に吊り下
げ支持されている。なお、前記帯状カーテン材3aはア
ルミニウム箔を織り込んで合成繊維より編成したもの或
いは合成繊維よりなる織地や合成樹脂フィルムにアルミ
ニウム蒸着を施して光反射性を付与したものである。
に説明する。1は横幅900cm、奥行1890cmと横幅
に比べて奥行が長い切り妻屋根の温室であり、該温室1
の内部には温室内を屋根空間2aと収容空間2bとを区
画する開閉自在なカーテン3が水平に張設されている。
このカーテン3は長さが温室1の横幅と同じ900cm、
前後幅が270cmの細長い7枚の帯状カーテン材3aよ
りなるものとしてこの7枚の帯状カーテン材3aを伸展
状態として前後に連接したとき温室1の大きさと同じ横
幅900cm、奥行1890cmとなるもので、各帯状カー
テン材3aは温室1内に所要の間隔をおいて前後方向に
張設された後記する多数の棚線13に長手方向の8つの
タックが規則的に多数形成されるように吊り下げ支持さ
れている。すなわち、各帯状カーテン材3aの上面には
80個の図8に示されるようなプラスチックス製のフッ
ク11が各棚線13の相互間隔と同じ間隔で1列に1個
宛8列が列間隔を30cmとして配列されていて帯状カー
テン材3aはこのフック11を介して棚線13に吊り下
げ支持されている。なお、前記帯状カーテン材3aはア
ルミニウム箔を織り込んで合成繊維より編成したもの或
いは合成繊維よりなる織地や合成樹脂フィルムにアルミ
ニウム蒸着を施して光反射性を付与したものである。
【0007】そして、これらの帯状カーテン材3aは、
開閉駆動機構4の作動により同時に開閉されて屋根空間
2aと収容空間2bとが連通された状態と、屋根空間2
aと収容空間2bとが完全に遮断された状態の2態様を
とることができるようになっている。開閉駆動機構4は
温室1のフレームに装着されたモータ5と、該モータ5
により回動される回動軸6に取り付けられた駆動ワイヤ
巻き掛け用のドラム7と、カーテン材3に固定される駆
動ワイヤ8とよりなり、前記ドラム7に巻き掛けられた
駆動ワイヤ8の他端は温室1のリターン側後端に取り付
けられた滑車9に巻き掛けられている。
開閉駆動機構4の作動により同時に開閉されて屋根空間
2aと収容空間2bとが連通された状態と、屋根空間2
aと収容空間2bとが完全に遮断された状態の2態様を
とることができるようになっている。開閉駆動機構4は
温室1のフレームに装着されたモータ5と、該モータ5
により回動される回動軸6に取り付けられた駆動ワイヤ
巻き掛け用のドラム7と、カーテン材3に固定される駆
動ワイヤ8とよりなり、前記ドラム7に巻き掛けられた
駆動ワイヤ8の他端は温室1のリターン側後端に取り付
けられた滑車9に巻き掛けられている。
【0008】また、フック11は帯状カーテン材3aに
差し込み掛止される鉤針部11aと棚線係止用の鉤部1
1bとを有しており、鉤針部11aのカーテン材差し込
み用の開口部には抜け止め用の爪11dが突出形成さ
れ、鉤部11bの棚線挿入用の開口部には抜け止め用の
爪11cが突出形成されている。12は帯状カーテン材
3aの前後縁のいずれか一方に取付けられている保形用
パイプであって、前記帯状カーテン材3aの前後縁のい
ずれか一方にはこの保形用パイプ12を抱持した状態で
棚線13を挿通ガイドする複数個のサスペンダ14が取
り付けられ、また、保形用パイプ12には前記駆動ワイ
ヤ8を固定する複数個のパイプクリップ15が帯状カー
テン材3aを抱持して取付けられている。
差し込み掛止される鉤針部11aと棚線係止用の鉤部1
1bとを有しており、鉤針部11aのカーテン材差し込
み用の開口部には抜け止め用の爪11dが突出形成さ
れ、鉤部11bの棚線挿入用の開口部には抜け止め用の
爪11cが突出形成されている。12は帯状カーテン材
3aの前後縁のいずれか一方に取付けられている保形用
パイプであって、前記帯状カーテン材3aの前後縁のい
ずれか一方にはこの保形用パイプ12を抱持した状態で
棚線13を挿通ガイドする複数個のサスペンダ14が取
り付けられ、また、保形用パイプ12には前記駆動ワイ
ヤ8を固定する複数個のパイプクリップ15が帯状カー
テン材3aを抱持して取付けられている。
【0009】16は温室1内の横木スパン毎に所要の間
隔をおいて幅方向に張設されている中通りフレームであ
って、この中通りフレーム16は門型材の前後縁のいず
れか一方をカーテン材取付部16aとし他方を隣の帯状
カーテン材3aの先端ののれん状部を受けるカーテン材
受鍔部17としてしめ合わせができるようにするととも
に、上部に張架されている棚線13や駆動ワイヤ8が垂
れ下がることを防ぎ帯状カーテン材3aの開閉不良を防
止している。なお、18は温室1の前後両側の支柱に張
設されて棚線13の端部を止めるワイヤである。
隔をおいて幅方向に張設されている中通りフレームであ
って、この中通りフレーム16は門型材の前後縁のいず
れか一方をカーテン材取付部16aとし他方を隣の帯状
カーテン材3aの先端ののれん状部を受けるカーテン材
受鍔部17としてしめ合わせができるようにするととも
に、上部に張架されている棚線13や駆動ワイヤ8が垂
れ下がることを防ぎ帯状カーテン材3aの開閉不良を防
止している。なお、18は温室1の前後両側の支柱に張
設されて棚線13の端部を止めるワイヤである。
【0010】19、20は温室1の内面に設けられて帯
状カーテン材3aの周縁を受けるシール斜板であり、シ
ール斜板19は前後に取付位置をずらして支柱間に張設
される上下のパイプに透明フィルムを張りつけたもの
で、上部を温室内側に傾斜させた透明フィルム19a上
にカーテン材3の周縁を垂らして帯状カーテン材3aの
周縁シールを行うとともにスライドを円滑に行わせるも
のである。なお、21は中通りフレーム16を支持する
吊り金、22は温室1の側面に垂設されるサイドカーテ
ンである。
状カーテン材3aの周縁を受けるシール斜板であり、シ
ール斜板19は前後に取付位置をずらして支柱間に張設
される上下のパイプに透明フィルムを張りつけたもの
で、上部を温室内側に傾斜させた透明フィルム19a上
にカーテン材3の周縁を垂らして帯状カーテン材3aの
周縁シールを行うとともにスライドを円滑に行わせるも
のである。なお、21は中通りフレーム16を支持する
吊り金、22は温室1の側面に垂設されるサイドカーテ
ンである。
【0011】このように構成されたものは、開閉駆動機
構4の作動により各帯状カーテン材3aが伸展されて温
室1の屋根空間2aと収容空間2bとを遮蔽するカーテ
ン3として水平に張設された状態では、温室1内に所要
の間隔をおいて前後方向に張設された多数の棚線13に
吊り下げ支持された各帯状カーテン材3a、3a間は隙
間がない状態となり、この水平に張設されたカーテン3
により遮光・断熱効果を発揮するものである。また、開
閉駆動機構4を作動させて各帯状カーテン材3aを長手
方向のタックが多数規則的に形成された折り畳み状態と
した時には、各帯状カーテン材3a、3a間にはそれぞ
れ開口3bが形成されてこの開口3bを通じて採光や温
室内の換気が行われ、このため、日照面積の減少を最小
限に止めることができるうえに日陰が一部に集中するこ
とがないうえに、換気が短時間で且つ室内の温度分布が
不均一になることもない。
構4の作動により各帯状カーテン材3aが伸展されて温
室1の屋根空間2aと収容空間2bとを遮蔽するカーテ
ン3として水平に張設された状態では、温室1内に所要
の間隔をおいて前後方向に張設された多数の棚線13に
吊り下げ支持された各帯状カーテン材3a、3a間は隙
間がない状態となり、この水平に張設されたカーテン3
により遮光・断熱効果を発揮するものである。また、開
閉駆動機構4を作動させて各帯状カーテン材3aを長手
方向のタックが多数規則的に形成された折り畳み状態と
した時には、各帯状カーテン材3a、3a間にはそれぞ
れ開口3bが形成されてこの開口3bを通じて採光や温
室内の換気が行われ、このため、日照面積の減少を最小
限に止めることができるうえに日陰が一部に集中するこ
とがないうえに、換気が短時間で且つ室内の温度分布が
不均一になることもない。
【0012】すなわち、温室1内に張架される多数の中
通りフレーム16に基端を固定した多数の帯状カーテン
材3aはその一端の遊動側に取り付けられる保形パイプ
12が駆動ワイヤ8により牽引されるので、遮光や室温
調整を行う際には、開閉駆動機構4を作動させて駆動ワ
イヤ8をドラム7に巻き込むか巻き戻しを行えば、帯状
カーテン材3aの保形パイプ12は駆動ワイヤ8に牽引
されて前進あるいは後退することとなり、棚線13にフ
ック11を介して吊り下げられている各帯状カーテン材
3aは各フック11を基準として規則正しく葛折り状に
折り込まれたり、葛折り状態から平板状に伸展されるも
ので、各帯状カーテン材3aはこの伸展された状態から
コンパクトな折り込み状態に閉じることができる。
通りフレーム16に基端を固定した多数の帯状カーテン
材3aはその一端の遊動側に取り付けられる保形パイプ
12が駆動ワイヤ8により牽引されるので、遮光や室温
調整を行う際には、開閉駆動機構4を作動させて駆動ワ
イヤ8をドラム7に巻き込むか巻き戻しを行えば、帯状
カーテン材3aの保形パイプ12は駆動ワイヤ8に牽引
されて前進あるいは後退することとなり、棚線13にフ
ック11を介して吊り下げられている各帯状カーテン材
3aは各フック11を基準として規則正しく葛折り状に
折り込まれたり、葛折り状態から平板状に伸展されるも
ので、各帯状カーテン材3aはこの伸展された状態から
コンパクトな折り込み状態に閉じることができる。
【0013】このため、各帯状カーテン材3aが全て伸
展されてカーテン3として温室1の屋根空間2aと収容
空間2bとを遮断すれば、温室は遮光され、各帯状カー
テン材3aの光反射性により太陽光線は反射されて温室
1が加温されることを防止している。また、各帯状カー
テン材3aを葛折り状に折り込めば、各帯状カーテン材
3aは80mm程の厚みとなるうえに、各帯状カーテン
材3aが所要の間隔で分散されるため、温室内の特定部
位に日陰が集中することがなく、植物の生育に必要な日
光を充分吸収することができる。さらに、室温が高すぎ
る場合には、温室1の図示しない天窓を開閉したうえ、
開閉駆動機構4を作動させて各帯状カーテン材3aを適
宜折り畳んでゆけば、温室1内の屋根空間2aと収容空
間2bとは多数の開口3bが配設されてこの開口3bに
より連通され、この開口3bを通じて全面的に空気の同
時換気は行われるので室温は短時間で均一化することと
なる。
展されてカーテン3として温室1の屋根空間2aと収容
空間2bとを遮断すれば、温室は遮光され、各帯状カー
テン材3aの光反射性により太陽光線は反射されて温室
1が加温されることを防止している。また、各帯状カー
テン材3aを葛折り状に折り込めば、各帯状カーテン材
3aは80mm程の厚みとなるうえに、各帯状カーテン
材3aが所要の間隔で分散されるため、温室内の特定部
位に日陰が集中することがなく、植物の生育に必要な日
光を充分吸収することができる。さらに、室温が高すぎ
る場合には、温室1の図示しない天窓を開閉したうえ、
開閉駆動機構4を作動させて各帯状カーテン材3aを適
宜折り畳んでゆけば、温室1内の屋根空間2aと収容空
間2bとは多数の開口3bが配設されてこの開口3bに
より連通され、この開口3bを通じて全面的に空気の同
時換気は行われるので室温は短時間で均一化することと
なる。
【0014】また、実施例のように温室1の内面にカー
テン材3の周縁を受けるシール斜板19、20を設けた
ものは、カーテン材3の周縁ののれん状部が中通りフレ
ーム16のシール座板17上に垂れ下がってしめ合わせ
シールが行われるので的確なシールが行われるととも
に、カーテン材3が円滑にスライドされ、温室1内の屋
根空間2aと収容空間2bとの気密性を充分確保するこ
とができ正確な室温管理が可能となる。なお、実施例で
は切り妻屋根の温室としているが、M型屋根やのこぎり
屋根としてもよく、この場合、カーテン3を構成する各
帯状カーテン材3aとして間口幅に対応する長尺なもの
を使用すれば、単棟と同様の機構によりカーテン3を開
閉できるうえに機能も単棟の場合と変わることがない。
テン材3の周縁を受けるシール斜板19、20を設けた
ものは、カーテン材3の周縁ののれん状部が中通りフレ
ーム16のシール座板17上に垂れ下がってしめ合わせ
シールが行われるので的確なシールが行われるととも
に、カーテン材3が円滑にスライドされ、温室1内の屋
根空間2aと収容空間2bとの気密性を充分確保するこ
とができ正確な室温管理が可能となる。なお、実施例で
は切り妻屋根の温室としているが、M型屋根やのこぎり
屋根としてもよく、この場合、カーテン3を構成する各
帯状カーテン材3aとして間口幅に対応する長尺なもの
を使用すれば、単棟と同様の機構によりカーテン3を開
閉できるうえに機能も単棟の場合と変わることがない。
【0015】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、横幅に比べて奥行が長い温室内の上部に該温室の屋
根空間と収容空間とを区画する開閉自在なカーテンとし
て温室の横幅と略同長の細長い帯状カーテン材の複数枚
を用い、これら帯状カーテン材を温室内に所要の間隔を
おいて前後方向に張設された多数の棚線に長手方向のタ
ックが多数形成されるように吊り下げ支持して開閉駆動
機構の作動により各帯状カーテン材を同時に開閉できる
ようにしたので、従来のように横木部周辺に日陰が偏る
ことがなく、温室全体に日陰は分散されて植物の生育に
必要な日光は充分吸収することができる。また、各帯状
カーテン材は開閉駆動機構により同時に開閉されるの
で、開かれたときには各帯状カーテン材がコンパクトに
折り畳まれて所要間隔をおいて均斉整に分散配置される
ことと相俟ち室温は短時間で均一化され、急激な温度上
昇による緊急事態にも確実に対応できること。さらに、
多数のフックによりカーテン材を吊り下げるようにした
ものは、帯状カーテン材が棚線や駆動ワイヤと接触する
ことがなくなるので傷みが少なく長期耐用できる。ま
た、中通りフレームにカーテン材受鍔部を形成したり、
温室にシール斜板を設けることにより屋根空間と温室空
間との気密性を高めることができ、室温を厳密に設定す
ることができるので、植物の生育状態に合わせた精密な
温度管理を行うことができる。従って、本発明は従来の
問題点を解決した温室用カーテン装置として業界にもた
らす益極めて大なものである。
に、横幅に比べて奥行が長い温室内の上部に該温室の屋
根空間と収容空間とを区画する開閉自在なカーテンとし
て温室の横幅と略同長の細長い帯状カーテン材の複数枚
を用い、これら帯状カーテン材を温室内に所要の間隔を
おいて前後方向に張設された多数の棚線に長手方向のタ
ックが多数形成されるように吊り下げ支持して開閉駆動
機構の作動により各帯状カーテン材を同時に開閉できる
ようにしたので、従来のように横木部周辺に日陰が偏る
ことがなく、温室全体に日陰は分散されて植物の生育に
必要な日光は充分吸収することができる。また、各帯状
カーテン材は開閉駆動機構により同時に開閉されるの
で、開かれたときには各帯状カーテン材がコンパクトに
折り畳まれて所要間隔をおいて均斉整に分散配置される
ことと相俟ち室温は短時間で均一化され、急激な温度上
昇による緊急事態にも確実に対応できること。さらに、
多数のフックによりカーテン材を吊り下げるようにした
ものは、帯状カーテン材が棚線や駆動ワイヤと接触する
ことがなくなるので傷みが少なく長期耐用できる。ま
た、中通りフレームにカーテン材受鍔部を形成したり、
温室にシール斜板を設けることにより屋根空間と温室空
間との気密性を高めることができ、室温を厳密に設定す
ることができるので、植物の生育状態に合わせた精密な
温度管理を行うことができる。従って、本発明は従来の
問題点を解決した温室用カーテン装置として業界にもた
らす益極めて大なものである。
【図1】本発明の実施例におけるカーテンの開閉状態を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図2】本発明の実施例を示す一部切欠正面図である。
【図3】本発明の実施例の開閉駆動機構周辺を示す斜視
図である。
図である。
【図4】本発明の実施例のリターン側後部を示す斜面図
である。
である。
【図5】本発明の実施例の開閉駆動機構部周辺を示す一
部切欠側面図である。
部切欠側面図である。
【図6】本発明の実施例のリターン側後部を示す一部切
欠側面図である。
欠側面図である。
【図7】本発明の実施例の一部切欠正面図である。
【図8】本発明の実施例のフックを示す正面図である。
1 温室 2a 屋根空間 2b 収容空間 3 カーテン 3a 帯状カーテン材 3b 開口 4 開閉駆動機構 11 フック 12 保形用パイプ 13 棚線 16 中通りフレーム 16a カーテン材取付部 17 カーテン材受鍔部 19 シール斜板 20 シール斜板
Claims (6)
- 【請求項1】 横幅に比べて奥行が長い温室(1) 内の上
部に該温室(1) の屋根空間(2a)と収容空間(2b)とを区画
する開閉自在なカーテン(3) を水平に張設した温室用カ
ーテン装置であって、カーテン(3) として前記温室(1)
の横幅と略同長の細長い帯状カーテン材(3a)の複数枚を
用い、これら帯状カーテン材(3a)は温室(1) 内に所要の
間隔をおいて前後方向に張設された多数の棚線(13)に長
手方向のタックが多数形成されるように吊り下げ支持さ
れて開閉駆動機構(4) の作動により各帯状カーテン材(3
a)が同時に開閉されるようにしてあることを特徴とする
温室用カーテン装置。 - 【請求項2】 帯状カーテン材(3a)の上面に多数のフッ
ク(11)が各棚線(13)の相互間隔と略同じ間隔で複数列配
列されていて帯状カーテン材(3a)はこのフック(11)を介
して棚線(13)に吊り下げ支持されている請求項1に記載
の温室用カーテン装置。 - 【請求項3】 帯状カーテン材(3a)の前後縁のいずれか
一方に保形用パイプ(12)が取付けられている請求項1ま
たは2に記載の温室用カーテン装置。 - 【請求項4】 前後縁のいずれか一方をカーテン材取付
部(16a) とし他方をカーテン材受鍔部(17)とした中通り
フレーム(16)が温室(1) 内に所要の間隔をおいて幅方向
に張設されていてカーテン材取付部(16a) に帯状カーテ
ン材(3a)の前後縁のいずれか一方が固定されている請求
項1または2または3に記載の温室用カーテン装置。 - 【請求項5】 開閉駆動機構(4) が、温室(1) の前後梁
に対向して設けられてモータ(5) により正逆回動される
巻き掛け用ドラム(7) および滑車(9) と、これらに巻き
掛けられて棚線(13)の上部位置を前後に往復動する駆動
ワイヤ(8) とよりなり、この駆動ワイヤ(8) に各帯状カ
ーテン材(3a)の保形用パイプ(12)が連繋されて各帯状カ
ーテン材(3a)が同時に開閉される請求項3または4に記
載の温室用カーテン装置。 - 【請求項6】 温室(1) の内面にカーテン材(3) の周縁
を受けるシール斜板(19)、(20)が設けられている請求項
1または2または3または4または5に記載の温室用カ
ーテン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6162344A JPH0823794A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 温室用カーテン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6162344A JPH0823794A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 温室用カーテン装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0823794A true JPH0823794A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15752776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6162344A Withdrawn JPH0823794A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 温室用カーテン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0823794A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-07-14 JP JP6162344A patent/JPH0823794A/ja not_active Withdrawn
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