JPH08237949A - 直流電源回路 - Google Patents
直流電源回路Info
- Publication number
- JPH08237949A JPH08237949A JP3860295A JP3860295A JPH08237949A JP H08237949 A JPH08237949 A JP H08237949A JP 3860295 A JP3860295 A JP 3860295A JP 3860295 A JP3860295 A JP 3860295A JP H08237949 A JPH08237949 A JP H08237949A
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- JP
- Japan
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- power supply
- capacitor
- choke coil
- circuit
- supply circuit
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンデンサインプット型直流電源回路の交流
入力端子にチョークコイルとコンデンサと抵抗とを接続
して、電源回路の力率及び高調波電流の特性を改善す
る。 【構成】 コンデンサＣ１と抵抗Ｒの直列回路とチョー
クコイルＬを並列に接続したことを特徴としている。
入力端子にチョークコイルとコンデンサと抵抗とを接続
して、電源回路の力率及び高調波電流の特性を改善す
る。 【構成】 コンデンサＣ１と抵抗Ｒの直列回路とチョー
クコイルＬを並列に接続したことを特徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、交流電源を整理して直
流化する直流電源回路に関し、高調波電流をＩＥＣの定
める規格値以下の値に抑え、かつ、力率を改善しようと
するものである。
流化する直流電源回路に関し、高調波電流をＩＥＣの定
める規格値以下の値に抑え、かつ、力率を改善しようと
するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３は、従来より使用されているコンデ
ンサインプット型の直流電源回路で、交流の入力電流は
図６のように導通角が狭い。図２は、図３の従来の回路
にチョークコイルＬを交流電源Ｓと商用整流ダイオード
Ｄとの間に接続して交流の入力電流を図５のように導通
角を広げたもので、従来より力率改善のために使用され
ているが、チョークコイルＬの逆起電力による振動電流
が流れる。
ンサインプット型の直流電源回路で、交流の入力電流は
図６のように導通角が狭い。図２は、図３の従来の回路
にチョークコイルＬを交流電源Ｓと商用整流ダイオード
Ｄとの間に接続して交流の入力電流を図５のように導通
角を広げたもので、従来より力率改善のために使用され
ているが、チョークコイルＬの逆起電力による振動電流
が流れる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来より
使用されているコンデンサインプット型の図３の直流電
源回路は、導通角が狭いため、高調波電流解析結果は表
３のデータのように回路の力率が悪く、高調波電流が大
きくＩＥＣの定める規格を満足できない。又、従来より
使用されているチョークインプット型の図２の直流電源
回路は、導通角が広くなって、表２のデータのように回
路の力率は良くなるが、高調波電流がＩＥＣの定める規
格を満足しないという問題がある。
使用されているコンデンサインプット型の図３の直流電
源回路は、導通角が狭いため、高調波電流解析結果は表
３のデータのように回路の力率が悪く、高調波電流が大
きくＩＥＣの定める規格を満足できない。又、従来より
使用されているチョークインプット型の図２の直流電源
回路は、導通角が広くなって、表２のデータのように回
路の力率は良くなるが、高調波電流がＩＥＣの定める規
格を満足しないという問題がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決したものであり、図１のようにチョークコイルＬと
並列にコンデンサＣ１と抵抗Ｒとの直列回路を接続する
ことにより、チョークコイルＬの逆起電力によって生ず
る振動電流をコンデンサＣ１と抵抗Ｒとの直列回路で吸
収して、高調波電流を下げようとするものである。すな
わち、交流電源Ｓを整流して整流電圧を出力する商用整
流ダイオードＤとこの整流電圧を平滑して負荷Ｚに印加
するコンデンサＣ２とを備えた直流電源回路において、
交流電源Ｓと商用整流ダイオードＤの交流入力端子との
間にチョークコイルＬを接続し、コンデンサＣ１と抵抗
Ｒとの直列回路が前記チョークコルルＬと並列に接続し
て成ることを特徴とする直流電源回路である。
解決したものであり、図１のようにチョークコイルＬと
並列にコンデンサＣ１と抵抗Ｒとの直列回路を接続する
ことにより、チョークコイルＬの逆起電力によって生ず
る振動電流をコンデンサＣ１と抵抗Ｒとの直列回路で吸
収して、高調波電流を下げようとするものである。すな
わち、交流電源Ｓを整流して整流電圧を出力する商用整
流ダイオードＤとこの整流電圧を平滑して負荷Ｚに印加
するコンデンサＣ２とを備えた直流電源回路において、
交流電源Ｓと商用整流ダイオードＤの交流入力端子との
間にチョークコイルＬを接続し、コンデンサＣ１と抵抗
Ｒとの直列回路が前記チョークコルルＬと並列に接続し
て成ることを特徴とする直流電源回路である。
【０００５】
【作用】本発明は、上述のように構成されているので、
チョークコイルＬの逆起電力によって生ずる振動電流を
コンデンサＣ１と抵抗Ｒとの直列回路に吸収させること
ができるため、高調波電流を下げることができる。チョ
ークコイルＬとコンデンサＣ１と抵抗Ｒの３ケの部品で
部品点数も少なく、安いコストで高調波の対策を行うこ
とができる。
チョークコイルＬの逆起電力によって生ずる振動電流を
コンデンサＣ１と抵抗Ｒとの直列回路に吸収させること
ができるため、高調波電流を下げることができる。チョ
ークコイルＬとコンデンサＣ１と抵抗Ｒの３ケの部品で
部品点数も少なく、安いコストで高調波の対策を行うこ
とができる。
【０００６】
【表１】
【０００７】
【表２】
【０００８】
【表３】
【０００９】
【実施例】本発明の実施例の基本回路を図１に示す。本
発明の図１の回路を用いてチョークコイルＬを２２ｍ
Ｈ，コンデンサＣ１を６μＦ，抵抗Ｒを１０Ω，平滑用
コンデンサＣ２を８２０μＦにして、電力約２８０Ｗの
電源にて測定した結果が図４の交流入力の電流波形と表
１の高調波電流解析結果である。又、図２の従来のチョ
ークインプット型の直流電源回路を用いて測定した結果
が図５の交流入力の電流波形と表２の高調波電流解析結
果であり、図３の従来のコンデンサインプット型の直流
電源回路を用いて測定した結果が図６の交流入力の電流
波形と表３の高調波電流解析結果である。図４と図５の
交流の入力電流波形を比べると両者の導通角はほぼ等し
く、力率もほぼ等しいが、本発明の図１の回路は、従来
の図２の回路に比べチョークコイルＬの逆起電力によっ
て生ずる振動電流が小さいことが確かめられる。図４と
図６の交流の入力電流波形を比べると、本発明の図１の
回路は、従来の図３の回路に比べ導通角が広いことが確
かめられ、又、力率も従来の図３の回路では０．５４６
であるのに対して、本発明の回路は０．７３９で特性が
向上していることが確かめられた。さらに表１と表２及
び表３の高調波電流解析結果を比べると、表１，表２及
び表３の「測定値÷規格値」の欄の数値が１以上（＊
印）の場合、上述のＩＥＣ規格を満足しないことから、
図２及び図３の従来の回路は規格を満足しないのに対し
て、図１の本発明回路は規格を満足しており、本発明に
よって特性が大幅に改善されることが確認された。
発明の図１の回路を用いてチョークコイルＬを２２ｍ
Ｈ，コンデンサＣ１を６μＦ，抵抗Ｒを１０Ω，平滑用
コンデンサＣ２を８２０μＦにして、電力約２８０Ｗの
電源にて測定した結果が図４の交流入力の電流波形と表
１の高調波電流解析結果である。又、図２の従来のチョ
ークインプット型の直流電源回路を用いて測定した結果
が図５の交流入力の電流波形と表２の高調波電流解析結
果であり、図３の従来のコンデンサインプット型の直流
電源回路を用いて測定した結果が図６の交流入力の電流
波形と表３の高調波電流解析結果である。図４と図５の
交流の入力電流波形を比べると両者の導通角はほぼ等し
く、力率もほぼ等しいが、本発明の図１の回路は、従来
の図２の回路に比べチョークコイルＬの逆起電力によっ
て生ずる振動電流が小さいことが確かめられる。図４と
図６の交流の入力電流波形を比べると、本発明の図１の
回路は、従来の図３の回路に比べ導通角が広いことが確
かめられ、又、力率も従来の図３の回路では０．５４６
であるのに対して、本発明の回路は０．７３９で特性が
向上していることが確かめられた。さらに表１と表２及
び表３の高調波電流解析結果を比べると、表１，表２及
び表３の「測定値÷規格値」の欄の数値が１以上（＊
印）の場合、上述のＩＥＣ規格を満足しないことから、
図２及び図３の従来の回路は規格を満足しないのに対し
て、図１の本発明回路は規格を満足しており、本発明に
よって特性が大幅に改善されることが確認された。
【００１０】
【発明の効果】本発明は、従来のコンデンサインプット
型の直流電源回路の商用整流ダイオードＤの交流入力端
子にコンデンサＣ１と抵抗Ｒの直列回路とチョークコイ
ルＬとの並列回路を接続することによって、安いコスト
で回路の力率の特性の向上及び交流入力の高調波電流の
特性を改善することが出来る。
型の直流電源回路の商用整流ダイオードＤの交流入力端
子にコンデンサＣ１と抵抗Ｒの直列回路とチョークコイ
ルＬとの並列回路を接続することによって、安いコスト
で回路の力率の特性の向上及び交流入力の高調波電流の
特性を改善することが出来る。
【図１】本発明の一実施例を示す直流電源回路である。
【図２】従来のチョークインプット型の直流電源回路で
ある。
ある。
【図３】従来のコンデンサインプット型の直流電源回路
である。
である。
【図４】本発明の直流電源回路を用いた時の交流入力の
電流波形及び諸特性の結果である。
電流波形及び諸特性の結果である。
【図５】従来のチョークインプット型の直流電源回路を
用いた時の交流入力の電流波形及び諸特性の結果であ
る。
用いた時の交流入力の電流波形及び諸特性の結果であ
る。
【図６】従来のコンデンサインプット型の直流電源回路
を用いた時の交流入力の電流波形及び諸特性の結果であ
る。
を用いた時の交流入力の電流波形及び諸特性の結果であ
る。
Ｃ１ コンデンサ Ｃ２ コンデンサ Ｄ 商用整流ダイオード Ｌ チョークコイル Ｒ 抵抗 Ｓ 直流電源 Ｚ 負荷
Claims (1)
- 【請求項１】 交流電源Ｓを整流して整流電圧を出力す
る商用整流ダイオードＤとこの整流電圧を平滑して負荷
Ｚに印加するコンデンサＣ２とを備えた直流電源回路に
おいて、交流電源Ｓと商用整流ダイオードＤの交流入力
端子との間にチョークコイルＬを接続し、コンデンサＣ
１と抵抗Ｒとの直列回路が前記チョークコイルＬと並列
に接続して成ることを特徴とする直流電源回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3860295A JPH08237949A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 直流電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3860295A JPH08237949A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 直流電源回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08237949A true JPH08237949A (ja) | 1996-09-13 |
Family
ID=12529829
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3860295A Pending JPH08237949A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 直流電源回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08237949A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BE1012238A4 (fr) * | 1997-10-20 | 2000-08-01 | Funai Electric Co | Circuit redresseur-lisseur. |
| US11631981B2 (en) | 2014-01-28 | 2023-04-18 | Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. | Power adapter, terminal, and method for processing impedance anomalies in charging loop |
-
1995
- 1995-02-27 JP JP3860295A patent/JPH08237949A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BE1012238A4 (fr) * | 1997-10-20 | 2000-08-01 | Funai Electric Co | Circuit redresseur-lisseur. |
| US11631981B2 (en) | 2014-01-28 | 2023-04-18 | Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. | Power adapter, terminal, and method for processing impedance anomalies in charging loop |
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