JPH08237559A

JPH08237559A - 映像表示装置

Info

Publication number: JPH08237559A
Application number: JP7039667A
Authority: JP
Inventors: Hideaki Oki; 英明黄木; Toshiki Maeno; 敏樹前野; Tsugio Itagaki; 次雄板垣; Tsutomu Shimada; 勤嶋田
Original assignee: Hitachi Ltd; Hitachi Video and Information System Inc
Current assignee: Hitachi Ltd; Hitachi Advanced Digital Inc
Priority date: 1995-02-28
Filing date: 1995-02-28
Publication date: 1996-09-13

Abstract

(57)【要約】【目的】本発明は映像表示装置に関し、特に外部映像再
生装置を接続した場合の、接続、操作性等の使い勝手の
良好な映像表示装置を提供することにある。【構成】外部装置(10)と接続する接続端子(30)と、外部
装置の起動信号(34)の状態を検出する検出手段(21)と、
この検出信号によって装置の電源回路(24)の起動と表示
信号の切換回路(23)を制御する制御手段(22)とを備え、
外部装置の電源起動により映像表示装置(20)の起動と表
示信号を切換えを制御することで達成される。【効果】外部装置と映像表示装置を接続し、電源を入れ
るだけで、自動的に映像表示装置を立ち上げて、所望す
る映像を、最適な設定状態で、楽しむことができ、使い
勝手、操作性が向上するという効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受信機や
映像モニターなどの映像表示装置において、接続したＴ
Ｖゲーム機器等の外部装置の信号を簡単に表示させる装
置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、ＴＶ受信機（横長ＴＶ：ワイドＴ
Ｖ）にＴＶゲーム機器を接続しゲームを楽しむ場合の接
続、操作手順を以下にしめす。

【０００３】(イ) テレビジョン受信機とＴＶゲーム機
器をケーブルで接続する。

【０００４】（接続本数例：映像信号（ＹＣ分離信
号），音声Ｌ，音声Ｒ，の３本）(ロ) ＴＶゲーム機器
を起動する。

【０００５】(ハ) ＴＶ受信機を起動する。

【０００６】(ニ) ＴＶ受信機の入力信号をＴＶゲーム
に切り換える。

【０００７】(ホ) ＴＶ受信機の画像の明るさを暗く調
節する。

【０００８】（ＴＶゲームを楽しむ場合は、視聴距離が
通常より近くなり、また、長時間の視聴となるため、画
像の明るさを暗く調節することが望ましい）(ヘ) ＴＶ
受信機の画面サイズモードをスクイーズに切り換える。

【０００９】（横長ＴＶでＴＶゲームを楽しむ場合、ス
クイーズモードが迫力があり、好まれる。）以上、上記
(イ)〜(ニ)は必須項目であり、(ホ)、(ヘ)は必要に応じ
て行う。

【００１０】また、近年、ワイドＴＶの普及に伴い、上
記操作の簡略化が行われており、一部のＴＶ受信機で
は、ＴＶゲーム専用ボタンを設け、このボタン操作によ
り上記操作の(ニ)〜(ヘ)又は(ハ)〜(ヘ)を一括して行う
という改善が図られている。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は以下の
点を考慮していなかった。

【００１２】まず、ＴＶゲーム機器等の外部装置をＴＶ
受信機等の映像表示機器に接続して使用する場合、上記
のように操作手順が複雑なため、子供には操作不能、ま
たは、操作の習得に時間を要したり、最適な状態で使用
できないという不具合があった。また，近年の改善にお
いても、映像表示機器本体への操作が必要であるため、
上記不具合の根本的な解決には至っていない。

【００１３】次に、外部装置と映像表示機器とを接続す
るケーブルが複数（モノラル機器：２本，ステレオ機
器：上記例に示す３本）であるため、接続の操作性が悪
く、更に端子のコスト、端子搭載の基板面積においても
不利であった。

【００１４】本発明の目的は、かかる問題を改善し、簡
単な操作で外部装置と映像表示機器を接続し映像を表示
できる映像表示装置を提供することにある。

【００１５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による映像表示装置は、外部装置と接続する
接続端子と、該接続信号の状態を検出する検出手段と、
該検出信号によって装置の起動と表示信号の切り換えを
制御する制御手段と、を具備し、外部装置の状態により
起動表示信号の切り換えを制御する。

【００１６】また、本発明による映像表示装置は、上記
検出手段で検出する信号は外部装置の起動を示す信号で
あること。

【００１７】また、本発明による映像表示装置は、上記
検出手段で検出する信号は伝送する映像信号であるこ
と。

【００１８】また、本発明による映像表示装置は、上記
制御手段は、装置の起動と表示信号の切り換え制御と、
特定の映像調整モードに切り換える制御とを行うこと。

【００１９】また、本発明による映像表示装置は、上記
接続端子は、複数の種類の信号を束ねて一本とした専用
接続ケーブル用の接続端子であること。

【００２０】

【作用】外部装置と接続する接続信号の状態を検出し、
この検出出力によって装置の電源を起動し表示信号を切
り換えるので、外部装置と映像表示装置を接続し、外部
装置の電源を投入し活動状態にするだけで、映像表示装
置に外部装置の映像を表示することができる。

【００２１】外部装置の起動を示す信号を検出し、この
検出出力によって装置の電源を起動し表示信号を切り換
えるので、外部装置と映像表示装置を接続し、外部装置
の電源を投入し活動状態にするだけで、映像表示装置に
外部装置の映像を表示することができる。

【００２２】外部装置から伝送される映像信号を検出
し、この検出出力によって装置の電源を起動し表示信号
を切り換えるので、外部装置と映像表示装置を接続し、
外部装置の電源を投入し活動状態にするだけで、映像表
示装置に外部装置の映像を表示することができる。

【００２３】外部装置と接続する接続信号の状態を検出
し、この検出出力によって装置の電源を起動し表示信号
を切り換え、さらに、特定の映像調整モードに切り換え
るので、外部装置と映像表示装置を接続し、外部装置の
電源を投入し活動状態にするだけで、映像表示装置に外
部装置の映像を表示し、かつ、画面サイズモードや画像
調節を接続する外部装置に最適な設定とすることができ
る。

【００２４】外部装置と映像表示装置は、複数の種類の
信号を束ねて一本とした専用接続ケーブルで接続される
ので、ワンタッチで接続が完了でき、また、接続端子が
安価で、端子搭載面積も小さくできる。

【００２５】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。

【００２６】図１は本発明による映像表示装置の一実施
例を示すブロック図であって、同図において、10は外部
装置を示し、11は映像表示装置との接続用端子であり、
これら端子には、複合映像信号Ｖ、音声左CH信号Ｌ、音
声右CH信号Ｒと、外部装置の電源12の信号が接続されて
いる。20はＴＶ受像機を示し、30は外部装置との接続用
端子であり、これら接続される信号は31〜34が、各々、
複合映像信号Ｖ、音声左CH信号Ｌ、音声右CH信号Ｒと、
外部装置の電源信号に対応する。信号31〜33は23の信号
切換え回路に供給され、信号切換え回路(23)はＴＶ信号
を出力する28のＩＦ回路からの信号とを切り換える。切
り換えられた複合映像信号Ｖは、25の映像処理回路で信
号処理され、29の映像表示素子のＣＲＴに供給される。
切り換えられた音声左CH信号Ｌ、音声右CH信号Ｒは、26
の音声処理回路で信号処理される。27は偏向処理回路で
あり、24はＣＲＴ駆動系の電源回路である。また、接続
用端子の信号34は、21の検出回路に供給され、外部装置
の電源のON/OFFを検出し、その出力を、22のマイコン等
の制御回路に供給する。制御回路(22)は検出回路の出力
に応じて、上記信号切換え回路(23)、電源回路(24)、映
像処理回路(25)、音声処理回路(26)、偏向処理回路(27)
を制御する。40は外部装置(10)とＴＶ受像機(20)を接続
するケーブルである。以上の構成において、その動作を
以下説明する。

【００２７】ＴＶ受像機(20)は今、待機状態であるとす
る。待機状態とは、ＣＲＴ駆動系の電源回路(24)が立ち
上がっていないので、映像も音声も出力されないが、少
なくとも外部接続の検出回路(21)とマイコン等の制御回
路(22)が動作している状態であり、リモコン等によりＴ
Ｖ受信機を起動できる、スタンバイ状態を示す。

【００２８】この状態で、 (イ)：外部装置(10)とＴＶ受信機(20)を接続ケーブル(4
0)で接続する。

【００２９】(ロ)：外部装置(10)の電源(12)を入れる。

【００３０】の操作を行うと、電源(12)のON情報は、接
続ケーブル(40)、接続端子(30)の信号34を介して検出回
路(21)に供給され検出される。検出結果は制御回路(22)
で認識され、次の制御を行う。

【００３１】(ハ)：電源回路(24)を立ち上げて、ＴＶ受
信機を起動する。

【００３２】(ニ)：信号切換え回路(23)の出力を外部接
続端子信号にする。

【００３３】(ホ)：映像処理回路(25)、音声処理回路(2
6)を制御し、接続装置に最適な映像、音声モードに設定
する。

【００３４】(ヘ)：偏向処理回路(27)を制御し、接続装
置に最適な画面サイズモードに設定する。

【００３５】以上より、上記構成によれば、上記(イ)、
(ロ)の操作をすれば、ＴＶ受像機をなんら操作すること
なく、自動的にＴＶ受像機を立ち上げて、所望する映像
を、最適な設定状態で、楽しむことができ、使い勝手、
操作性が向上する。

【００３６】次に、ＴＶ受像機(20)で今、ＴＶを視聴し
ている状態であるとする。この状態で上記(イ)、(ロ)の
操作をすれば、上記の待機状態と同様に電源(12)のON情
報は、接続ケーブル(40)、接続端子(30)の信号34を介し
て検出回路(21)に供給され検出される。検出結果は制御
回路(22)で認識され、上記(ハ)の制御を除いた（電源は
既に起動しているため）、上記(ニ)、(ホ)、(ヘ)の制御
を自動的に行う。

【００３７】以上より、ＴＶを視聴している状態におい
ても上記の待機状態と同様に、上記(イ)、(ロ)の操作を
すれば、ＴＶ受像機をなんら操作することなく、所望す
る映像を、最適な設定状態で、楽しむことができる。

【００３８】さらに、外部接続端子については、従来の
接続コードによる構成では４端子（Ｖ、Ｌ、Ｒ、電源信
号）が必要となり接続が繁雑になってしまうが、本発明
によれば、外部装置との各種接続信号が１組の端子にま
とまっているため、ワンタッチで接続できるので、使い
勝手が飛躍的に改善する。また、端子のコスト、実装面
積上の経済面においても有利である。

【００３９】図２は本発明による映像表示装置の他の実
施例を示すブロック図であって、同図において、図１と
同一部分には同一符号を記して詳細な説明は省略する。
図１との相違点は、外部装置の電源(12)の信号(34)の接
続を削除し、電源信号の代りに、検出回路(21)には接続
用端子(30)の映像信号(31)が供給され、映像信号の有無
を検出し、その出力を、22のマイコン等の制御回路に供
給するようにしたものである。その動作を以下説明す
る。

【００４０】ＴＶ受像機(20)が、待機状態である場合、
この状態で、 (イ)：外部装置(10)とＴＶ受信機(20)を接続ケーブル(4
0)で接続する。

【００４１】(ロ)：外部装置(10)の電源(12)を入れる。

【００４２】(ロ)'：外部装置(10)を映像再生状態にす
る。

【００４３】の操作を行うと、映像信号Ｖは、接続ケー
ブル(40)、接続端子(30)の信号31を介して検出回路(21)
に供給され検出される。検出結果は制御回路(22)で認識
され、前記図１に示す本発明による実施例と同様に前記
(ハ)、(ニ)、(ホ)、(ヘ)の制御を自動的に行い、前記同
様の効果が得られる。また、ＴＶ受像機(20)でＴＶを視
聴している状態においても、上記(イ)、(ロ)、(ロ)'の
操作をすれば、上記の待機状態と同様に映像信号Ｖは、
接続ケーブル(40)、接続端子(30)の信号31を介して検出
回路(21)に供給され検出される。検出結果は制御回路(2
2)で認識され、前記(ハ)の制御を除いた（電源は既に起
動しているため）、前記(ニ)、(ホ)、(ヘ)の制御を自動
的に行い、前記同様の効果が得られる。

【００４４】以上より、本実施例においても前記図１の
実施例と同様の効果を得ることができる。ただ、本実施
例においては(ロ)'の操作を必要とするため、操作性が
低下するように危惧されるかもしれないが、実際、ＴＶ
ゲーム機器等は電源投入と同時に映像信号が出力される
し、ＶＴＲ等の映像再生機器等は、図１の実施例におい
ても、信号再生時は映像再生状態にするという操作をす
るので、実質的に操作性に差は生じない。逆に、本実施
例の場合は、外部装置の電源を投入しても信号を再生し
ない限りＴＶ受像機は起動しないので、映像信号に連動
した電源の投入の方が消費電力の節約の面で有利であ
る。さらに、図１の実施例と比較して、接続端子の信号
芯数が減るのでコスト的に有利である。

【００４５】また、図２においては、複合映像信号を用
いた図となっているが、輝度信号と色信号を分離して伝
送するシステムの場合は、輝度信号を検出信号に使用す
れば良く、さらに、Ｒ、Ｇ、Ｂの原色接続の場合におい
ても、少なくとも１信号を検出信号に使用すれば良く、
これらの場合においても、複合映像信号を用いた場合と
同様の効果が得られることは明らかである。

【００４６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外部装置の電源のON/OFFを検出して映像表示装置の動作
を制御するので、外部装置と映像表示装置を接続し、外
部装置の電源を入れるだけで、映像表示装置をなんら操
作することなく、自動的に映像表示装置を立ち上げて、
所望する映像を、最適な設定状態で、楽しむことがで
き、使い勝手、操作性が向上する。

【００４７】さらに、本発明によれば、外部装置の映像
信号の有無を検出して映像表示装置の動作を制御するの
で、上記同様の効果を得ることができる。

【００４８】さらに、外部接続端子について、従来の接
続コードによる接続では複数の端子が必要となり接続が
繁雑になってしまうが、本発明によれば、外部装置との
各種接続信号が１組の端子にまとまっているので、ワン
タッチで接続できるので、使い勝手が飛躍的に改善す
る。また、端子のコスト、実装面積上の経済面において
も有利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による映像表示装置の一実施例を示す回
路図である。

【図２】本発明による映像表示装置の他の実施例を示す
回路図である。

【符号の説明】

１０…外部装置２０…ＴＶ受像機２１…検出回路２２…制御回路２３…信号切換え回路２４…電源回路２５…映像処理回路２６…音声処理回路２７…偏向処理回路３０…接続端子４０…接続ケーブル

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者板垣次雄神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式会社日立製作所情報映像事業部内 (72)発明者嶋田勤神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式会社日立製作所情報映像事業部内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】映像表示装置において、外部装置と接続する接続端子と、該接続信号の状態を検出する検出手段と、該検出信号によって装置の起動と表示信号の切り換えを
制御する制御手段と、を具備し、外部装置の状態により
起動と表示信号の切り換えを制御することを特徴とする
映像表示装置。
【請求項２】請求項１において、上記検出手段で検出する信号は外部装置の起動を示す信
号であること、を特徴とする映像表示装置。
【請求項３】請求項１において、上記検出手段で検出する信号は伝送する映像信号である
こと、を特徴とする映像表示装置。
【請求項４】請求項１において、上記制御手段は、装置の起動と表示信号の切り換え制御
と、特定の映像調整モードに切り換える制御とを行うこ
と、を特徴とする映像表示装置。
【請求項５】請求項１において、上記接続端子は、複数の種類の信号を束ねて一本とした
専用接続ケーブル用の接続端子であること、を特徴とす
る映像表示装置。