JPH08236854A - ユニポーラ半導体レーザ - Google Patents

ユニポーラ半導体レーザ

Info

Publication number
JPH08236854A
JPH08236854A JP3867095A JP3867095A JPH08236854A JP H08236854 A JPH08236854 A JP H08236854A JP 3867095 A JP3867095 A JP 3867095A JP 3867095 A JP3867095 A JP 3867095A JP H08236854 A JPH08236854 A JP H08236854A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
well
layer
barrier layer
quantum well
coupled quantum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3867095A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiko Susa
信彦 須佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP3867095A priority Critical patent/JPH08236854A/ja
Publication of JPH08236854A publication Critical patent/JPH08236854A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y20/00Nanooptics, e.g. quantum optics or photonic crystals
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/30Structure or shape of the active region; Materials used for the active region
    • H01S5/34Structure or shape of the active region; Materials used for the active region comprising quantum well or superlattice structures, e.g. single quantum well [SQW] lasers, multiple quantum well [MQW] lasers or graded index separate confinement heterostructure [GRINSCH] lasers
    • H01S5/3401Structure or shape of the active region; Materials used for the active region comprising quantum well or superlattice structures, e.g. single quantum well [SQW] lasers, multiple quantum well [MQW] lasers or graded index separate confinement heterostructure [GRINSCH] lasers having no PN junction, e.g. unipolar lasers, intersubband lasers, quantum cascade lasers
    • H01S5/3402Structure or shape of the active region; Materials used for the active region comprising quantum well or superlattice structures, e.g. single quantum well [SQW] lasers, multiple quantum well [MQW] lasers or graded index separate confinement heterostructure [GRINSCH] lasers having no PN junction, e.g. unipolar lasers, intersubband lasers, quantum cascade lasers intersubband lasers, e.g. transitions within the conduction or valence bands

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 発振波長が2μm以下でかつ低駆動電圧・低
発振閾値特性を有するユニポーラ半導体レーザを提供す
る。 【構成】 InPに格子整合したInGaAs井戸層
1,2を、InPに格子整合したAlAsSb障壁層
3,4,5を介して結合して結合量子井戸を構成し、こ
れに電子または正孔のいずれか一方を注入し、この結
果、生ずる結合量子井戸中の伝導帯または価電子帯のサ
ブバンド間遷移により発光を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子または正孔のいず
れか一方をレーザの活性層となる結合量子井戸に注入
し、伝導帯または価電子帯のサブバンド間遷移による発
光を利用するユニポーラ半導体レーザに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種のレーザは、1994年に初めて
レーザ発振に成功した。この際、InP基板に格子整合
がとれた、3個のInGaAs井戸層と4個のInAl
As障壁層とからなる結合量子井戸を活性層として用い
ている。レーザ発振時の印加電界は約100kV/cm
である。これまで広く用いられてきた電子・正孔を同時
に活性層に注入して再結合させるタイプの半導体レーザ
ダイオードとは動作原理が異なるので、以下、詳しく説
明する。なお、本明細書では混乱を避けるために独立し
た(結合前の)量子井戸の量子準位を小文字のn(n=
1,2)で、また、結合量子井戸の量子準位を大文字の
N(N=1,2,3)で表すものとする。
【0003】図1は初めて発振に成功したInGaAs
/InAlAsユニポーラ半導体レーザの伝導帯のエネ
ルギーバンド図である。3個のInGaAs井戸層と4
個のInAlAs障壁層は、全てInP基板に格子整合
している。各層の厚さは、左から8Å(InGaAs)
/35Å(InAlAs)/35Å(InGaAs)/
30Å(InAlAs)/28Å(InGaAs)であ
る。これらの層を積層させると障壁層が薄いため、各々
の井戸層が結合した状態、いわゆる結合量子井戸と呼ば
れる構造ができる。
【0004】この結合量子井戸中のサブバンド間遷移を
利用してレーザ発振をさせる。まず、電子は左側からN
=3のサブバンド準位にトンネル注入され、この電子が
N=2の準位に遷移する際の発光を利用する。N=2か
らN=1への遷移は非発光遷移で、N=1の基底準位に
落ちた電子はInAlAs障壁層をトンネルし、結合量
子井戸から速やかに掃き出される。この結合量子井戸の
右側に同じ結合量子井戸を設けると、再び同様の過程で
遷移が起こる。即ち、一個の注入電子が何回かの発光過
程に寄与するので、原理的には量子効率が1以上になる
こともある。
【0005】次に、サブバンド間遷移の内容を図2を用
いて詳しく説明する。図2は結合量子井戸(活性層)の
N=1,2,3のサブバンド準位のエネルギー(E1
2,E3 )と発光・非発光遷移の様子を模式的に示し
たものである。N=3の準位にトンネル注入された電子
がN=2の準位に遷移する過程は、発光に寄与する遷移
と、LOフォノン等へエネルギーを与える非発光遷移
(遷移時間をτ32とする。)との2つある。
【0006】ここで、発光の遷移時間は10-12 秒オー
ダであるので、高い発光効率を得るには非発光遷移時間
τ32を10-11 秒以上にする必要がある。N=2の準位
からN=1の準位への遷移はLOフォノン等との結合に
よる非発光遷移で、N=2の準位を常に空にしておくた
めにこの遷移時間(τ21)はできるだけ短い方が望まし
く、通常10-13 秒オーダにしている。さらに、N=1
の電子を結合量子井戸からトンネルで取り出す時間も短
い方が望ましく、やはり10-13 秒オーダに設定してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種のレーザ
には以下のような問題点があった。即ち、 (1)InGaAs井戸層とInAlAs障壁層との伝
導帯の障壁高さ(ΔEc)が0.52eVと低いため、
(a) レーザ発振波長は4μm以上となる、(b) 外部から
第1の井戸層のN=3の準位に注入された電子がこの準
位に留まらず、再びトンネルにより井戸層を抜け出す確
率が高く、従って、N=2の準位への遷移確率が低い、 (2)3個のInGaAs井戸層を用いているため、構
造が複雑で製造が困難である。
【0008】本発明の目的は、発振波長が2μm以下で
かつ低駆動電圧・低発振閾値特性を有するユニポーラ半
導体レーザを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、バンド
ギャップの異なる2種以上の半導体材料を接合させて形
成される井戸層を少なくとも2個、バンドギャップの大
きな障壁層を介して結合した結合量子井戸に電子または
正孔のいずれか一方を注入し、この結果、生ずる結合量
子井戸中の伝導帯または価電子帯のサブバンド間遷移に
よる発光を利用するユニポーラ半導体レーザにおいて、
InAlAs障壁層の代わりにInP基板に格子整合し
たAlAsSb障壁層を用いることにより伝導帯の障壁
高さ(ΔEc)をこれまでの0.52eVから1.75
eVに上げることである。
【0010】
【作用】この結果、以下の改善を図ることができる。即
ち、(i) サブバンド間隔を大きくできるため、レーザ発
振波長を光通信等で利用される波長帯2μm以下にで
き、(ii)障壁層が高くなるため、外部から第1の井戸層
のN=3のサブバンド準位に注入された電子が再びトン
ネルで抜け出す確率を低くでき、これによって低注入電
子密度でも反転分布が実現でき、発振閾値が下げられ、
さらに、(iii) GaAsSb等を用いて電子の出射側の
ΔEcを1.3〜1.7eVに下げると、基底状態(N
=1)の電子が速やかに結合量子井戸(活性層)から掃
き出せるため、N=2の準位とN=3の準位との間の反
転分布が得易くなり、低発振閾値化が図れる。
【0011】また、前記改善に加え、以下の改善を図る
こともできる。即ち、 (I) 井戸層が2個の場合 (イ) 電子の出射側の障壁層のΔEcを1.3〜1.7e
Vに下げることにより、動作電圧を下げるとともにさら
なる短波長化を可能とし、また、(ロ) 井戸層を3個から
2個へ減らすことにより構造の簡素化を図り、素子製造
を容易にする、 (II)井戸層が3個の場合 (ハ) 一番狭い井戸層を除く2つの井戸層の幅を等しくす
ることにより、動作電界を下げ、また、(ニ) 3個の井戸
層を用いることによって2個の井戸層より電界による波
長シフト量を大きくする。
【0012】
【実施例】この種の新型レーザの設計法はまだない。従
って、ここでは実施例に上げる井戸幅や障壁層厚・高さ
等の構造パラメータの設定根拠について詳しく説明す
る。また、説明は全て電子について行うが、正孔につい
ても同様のことが成り立つ。
【0013】(実施例1)図3はInP基板に格子整合
された2個のInGaAs井戸層と3個のAlAsSb
障壁層とからなる結合量子井戸(活性層)を有する本発
明の第1の実施例を示す。図中,1,2は第1,第2の
井戸層、3,4,5は障壁層である。
【0014】第1の井戸層1のN=3の量子準位に外部
からトンネル注入される電子は、第1の井戸層1と第2
の井戸層2との間の障壁層4の高さが従来のInAlA
s障壁層と比較して1.75eVと高いため、再びトン
ネルで抜け出す確率は低く、効率良くN=3の準位に蓄
えられる。このため、低注入電子密度でも反転分布が得
られ、発振閾値が低くなる。また、N=3の準位に外部
から注入された電子は、井戸層1内でN=2の準位に発
光遷移し、さらにN=1の準位に非発光遷移してからA
lAsSb障壁層4をトンネンルし、結合量子井戸(活
性層)から出ていく。
【0015】この際、重要なことは基底状態(N=1)
のみが井戸層2に存在し(厳密に言えば、井戸層1中の
N=1の電子の存在確率は零ではない。)、N=2,3
の準位の電子は主に井戸層1に存在することである。も
し、N=2,3の準位の電子が井戸層2に存在すれば、
これらの電子はN=1の準位の電子よりエネルギー準位
が高いため、結合量子井戸(活性層)から抜け出すトン
ネル確率が大きくなり、従って、活性層に閉じ込められ
なくなり、N=3の準位とN=2の準位との間の発光遷
移は起こらなくなる。
【0016】そこで、まず、動作電界でN=2,3の準
位の電子が主に井戸層1に存在するための条件(井戸
幅、障壁層厚)について説明する。
【0017】図4にInGaAs/AlAsSbユニポ
ーラ半導体レーザの伝導帯のエネルギーバンド図を示
す。図中、(a) は独立した量子井戸、(b) 及び(c) は厚
さLbの障壁層で結合された結合量子井戸の場合をそれ
ぞれ示す。ここで、Fは電界である。図中のn=1,2
の記号は独立した第1の井戸層(井戸幅Lw1)、第2の
井戸層(井戸幅Lw2)のエネルギー準位である。
【0018】図4(a) において、厚さLb の障壁層で2
つの井戸層を結合させた場合、即ち結合量子井戸を形成
した場合、エネルギーの低い順に第1の井戸層のn=1
の準位が結合量子井戸のN=1の準位になって主に第1
の井戸層に存在し、第2の井戸層のn=1の準位は結合
量子井戸のN=2の準位になって主に第2の井戸層に存
在する。さらに、第1の井戸層のn=2の準位の電子は
結合量子井戸のN=3の準位となって主に第1の井戸層
に存在する。
【0019】ここで、Lw1>Lw2とすると、結合量子井
戸に対して電界を図4(b) に示す方向で増加させた場
合、第1の井戸層、第2の井戸層のn=1の準位が一致
する電界(Fmin と定義する。)が存在する。
【0020】Fmin 以上の電界では第2の井戸層のn=
1の電子が第1の井戸層のn=1の準位より低エネルギ
ー側にあるため、結合量子井戸のN=1の準位の電子が
主に第2の井戸層に存在することになる。このような状
態でも第1の井戸層のn=2のエネルギー準位が第2の
井戸層のn=2のエネルギー準位より低いから、結合量
子井戸のN=3の準位の電子は主に第1の井戸層側に存
在することになる。
【0021】従って、F>Fmin で図3のエネルギーバ
ンドの状態が実現される。さらに電界を増すと結合量子
井戸のN=3の準位の電子が第1の井戸層から第2の井
戸層に移動し、図3の状態が壊されてレーザ発振が不能
になる。図4(c) に示すように第1の井戸層と第2の井
戸層のn=2の準位が一致すると(この時の電界をFma
x と定義する。)、このような移動が起こる。
【0022】もし、Lw1≦Lw2ならば、結合量子井戸の
N=3の準位の電子が第2の井戸層側に常に存在するの
で、図3の状態は実現できない。
【0023】次に、井戸幅Lw1,Lw2、障壁層厚Lb 及
び電界Fmin ,Fmax の関係を具体的に図5に示す。こ
こでは簡単のため、障壁層厚Lb =Lw1とした。なお、
Lbの決め方は後述する。素子の動作電界の範囲は斜線
に示すが、井戸幅Lw2に大きく依存し、また、Lw1が大
きいほど動作電界は低く設定できる。所望の発振波長の
許容する範囲内でLw1をできるだけ大きくする方が低動
作電界になる。なお、波長とLw1との関係についても後
述する。
【0024】障壁層厚Lb により非発光遷移時間を変え
ることができる。これは結合量子井戸のLb を零から少
しずつ増加させると、E2 とE3 とのエネルギー間隔が
増加し、逆にE2 とE1 とのエネルギー間隔が減少する
のに伴い、τ32が増加しτ21が減少するからである。図
2で説明したが、準位N=2,3間の非発光遷移時間τ
32はできるだけ長く10-11 秒オーダ、準位N=2,1
間の非発光遷移時間τ21はできるだけ短く10-13 秒オ
ーダが望ましい。
【0025】Lw1=21Å、Lw2=18Åの結合量子井
戸を例として電界Fmin 及びFmaxにおける非発光遷移
時間と障壁層厚Lb との関係を図6に示す。ここで、低
動作電界化のためには、Lw2はLw2<Lw1の関係を満足
する範囲でできるだけLw1に近い方が良いので、Lw1よ
り約1原子層分(3Å)薄くした。この図から、(1)τ
32をできるだけ大きく、τ21をできるだけ小さくするに
は最適なLb の厚さ(Lboptと表す。)が存在するこ
と、(2) 電界が大きくなるにつれてτ32が減少し、τ21
が増加するという特性劣化があることが明かである。他
のLw1についても同様の傾向がある。Lbopt付近ではτ
32、τ21ともにLb に対して緩やかに変化するため、実
際のLb はLboptから±3Å程度の変動が許される。
【0026】図7に非発光遷移時間を最適にする障壁層
厚Lbopt及び電界Fmin とLw1との関係をまとめた。低
電圧化のためにLw2=Lw1−3(Å)としている。図7
においても図6と同様、Lb はLboptより±3Å程度の
変動は許されるが、7〜19Åの範囲にある。
【0027】図8は電界Fmin 及びFmax におけるレー
ザ発振波長とLw1との関係並びにFmin とLw1との関係
を示すものである。ここでも低動作電圧化のためにLw2
=Lw1−3(Å)としている。Lw1が27Å以下で波長
2μmより短い波長が得られる。また、動作電界は13
0kV/cmである。
【0028】これまで、基底状態(N=1)の電子の取
り出し(出射)側の障壁層をAlAsSb(ΔEc=
1.75eV)としてきた。GaAsSb等を用いて、
このΔEcを下げると動作電界強度を低減できる。その
例を図9に示す。Lw1=20Å,21Åの2種類の結合
量子井戸における電子の出射側のΔEcを下げた時の電
界Fmax 及びFmin を図示したもので、ΔEcの減少に
伴ってFmin 及びFmaxがともに減少する。これは第2
の井戸層のE1 (n=1),E2 (n=2)が減少する
ためであり、ΔEcをさらに下げるとFmax 及びFmin
の値が逆転する。従って、電子の出射側のΔEcを下げ
ると動作電界範囲は狭くなるものの、動作電界は下げる
ことができる。例えば、Lw1=20Åの井戸層で障壁層
のΔEcを1.5eVに下げると、Fmin =235(L
bopt=15Å)から177kV/cm(Lbopt=17
Å)に低減できる。
【0029】電子の出射側の障壁層のΔEcを低くした
場合における、結合量子井戸のE3(N=3),E2
(N=2)サブバンド間遷移による発光波長の電界依存
性を図10に示す(但し、全ての電界でレーザ発振条件
が満たされているわけではない。)。例としてLw1=2
0Å、Lw2=17ÅでΔEc=1.75eV及び1.5
0eVの2種類の井戸層について示す。
【0030】図から明らかなようにΔEcを小さくする
と、発光波長は短波長側にシフトする利点がある。これ
は図6の場合と同様の非発光遷移時間とLb との関係か
らΔEc=1.50eVに対する最適障壁層厚Lboptは
17Åと求まり、ΔEc=1.75eVの15Åと比べ
て厚くなり、この結果、E2 (N=2),E3 (N=
3)間のエネルギー間隔が広くなったためである。他の
Lw1に対しても同様な傾向が見られる。また、図10で
は発光波長は電界の増加とともに短波長側にシフトして
いる。これは本構造のレーザが電界によりレーザ発振波
長を変えることができる波長可変レーザであることを示
している。
【0031】電子の出射側のΔEcを下げると、さらに
もう1つの利点が現れる。図11はLw1=20Å、Lw2
=17Åの結合量子井戸における基底状態(N=1)の
電子が結合量子井戸から取り出される脱出時間と障壁層
厚との関係をプロットしたものである。障壁層の高さが
高いので、この脱出時間は障壁層のトンネル時間(熱電
子放出時間は約1桁大きい)で決まる。
【0032】一般に、反転分布を容易に得るため、レー
ザ発振に関与する下の準位を常に空にしておくことが望
ましい。このため、N=1の準位の電子を速やかに取り
出す必要がある。図から明らかなように、ΔEc=1.
75eV(Lb =15Å)から1.50eV(Lb =1
7Å)に下げると脱出時間が数分の1に低減できるの
で、τ21を十分小さくすれば低注入電子密度で反転分布
が得られ、発振閾値が低減できる。
【0033】(実施例2)第1の実施例における2個の
InGaAs井戸層にもう1個加えると、最小動作電界
を大幅に低減できる。さらに、電子の出射側のΔEcを
下げると零バイアスでも図3に示した電子分布を実現す
ることが可能になる。以下、この構造を有する第2の実
施例について詳しく説明する。
【0034】図12はInGaAs/AlAsSb結合
量子井戸を構成する井戸幅Lw1,Lw2,Lw3の3個のI
nGaAs井戸層の伝導帯のエネルギーバンドを示す。
これらは結合前の各々独立した井戸であり、量子準位n
=1,2は独立した(結合前の)井戸層に対するもので
ある。2個の井戸層の場合と同様にAlAsSb障壁層
を用いると、外部から第1の井戸層のN=3の量子準位
に注入された電子は第1の井戸層と第2の井戸層との間
の障壁層が高いため、再びトンネルで抜け出す確率は低
く、効率良く第1の井戸層のN=3の準位に蓄えられ
る。このため、低注入電子密度でも反転分布が得られ、
発振閾値を低くできる。
【0035】図1のような3個の井戸層からなる結合量
子井戸に対するN=1,2,3の準位の電子分布(個々
の井戸層の準位n=1,2ではない。)を実現するため
の設計上の考え方は第1の実施例の場合と同様である。
即ち、結合量子井戸の準位N=2,3の主な電子分布は
電子の出射側の第3の井戸層にあってはならない。この
条件はLw3=Lw2とし、さらにLw1をLw2より十分狭く
すれば、わずかな電界を印加するだけで満足される。
【0036】この理由は中央の第2の井戸層は左右の第
1の井戸層及び第3の井戸層に囲まれているのでn=1
の電子準位が一番低く、右端の第3の井戸層は右側がA
lAsSb障壁層なので、中央の第2の井戸層より基底
準位(n=1)がごくわずか高いため(しかし差が小さ
い)、小さな電界を印加するだけで第2の井戸層のN=
1の電子が第3の井戸層に移動し、第3の井戸層のN=
2の電子が第2の井戸層に移動する。
【0037】例えば、Lw3=Lw2=20Å、Lb =17
Åの結合量子井戸では、Fmin =5.5kV/cmとい
う低電圧が実現できる。なお、本実施例では簡単のた
め、第1の井戸層と第2の井戸層との間及び第2の井戸
層と第3の井戸層との間の2つの障壁層の厚さは等しい
ものとする。もちろん、Lw3=Lw2とすれば、他のLw2
の値に対してもFmin は小さい値になる。これは井戸層
が2個の場合にない利点である。
【0038】次に、最大印加電圧Fmax は左端の幅が一
番狭い第1の井戸層に主に存在するN=3の電子が第2
及び第3の井戸層に移動する時の電圧である。これは、
図4(c) を拡張して考えて、孤立した(結合前の)第2
の井戸層と第3の井戸層のn=2の準位と、孤立した第
1の井戸層のn=1の準位とが等しくなる電界で決ま
る。2つの障壁層厚をLb とした時のFmax とLw2との
関係を図13に示す。できるだけ短波長の発光を得るた
め、Lw1は薄い方が良い。ここではほぼ2原子層と3原
子層に相当する厚さ6Åと9Åについての結果を示す。
Lb は5〜35Åまで変えた。
【0039】短波長化のためにはLw2(=Lw3)はでき
るだけ広い方が良い。しかし、図から明らかなようにL
w2を大きくするとFmax が小さくなり、最後には零にな
るのでLb とLw1の大きさにより異なるがLw2には上限
がある。概ね、Lw1=6Åに対してLw2≦22.5Å、
Lw1=9Åに対してLw2≦29Åである。
【0040】障壁層厚Lb の値は第1の実施例の場合と
同様に、非発光遷移時間τ32が10-11 秒オーダ、τ21
が10-13 秒オーダになるように決める。図14に電界
をパラメータとした非発光遷移時間と障壁層厚Lb との
関係の一例を示す。Lw1=6Å、Lw2=Lw3=20Åと
した。τ32のLb 依存性は図6に示した井戸層が2個の
場合と少し異なり単調増加するが、前記条件を満たすL
b が存在する。τ21の最小値を与えるLb はFの大きさ
により少し変わるが、動作電界が低いほど前記条件を満
たすLb の範囲が広がる。例えば、F=100kV/c
mではLb が12〜21Åの範囲で前記条件を満足す
る。
【0041】種々のLw2の値に対する最適な障壁層厚L
boptの例を図15に示す。ここで、Lw1=6Å、電界は
F=100kV/cmである。図14で述べたようにL
b の許容範囲はFが小さいほど大きいが、ほぼ10〜2
5Åの範囲に入っている。図に発光波長(白丸で表示)
も併せて載せた。Lw2を16Å以上にすると波長は2μ
m以下になる。
【0042】本実施例の3個の井戸層を備えた構造で
は,これまで説明したようにLw3=Lw2とすることによ
り10kV/cm以下の低動作電界が実現されており、
基底状態(N=1)の電子の出射側の障壁層の高さを下
げる利点はこの点では薄い。しかし、例えばLw1=6
Å、Lw2=Lw3=20Å、Lb =15ÅでΔEcを1.
5eVに下げた構造では零バイアスで既に図1のような
電子の波動関数分布が実現されている。
【0043】図16にFmax 及びFmin とΔEcとの関
係の一例を示す。この例ではLw1=6Å、Lw2=20
Å、Lb =17Åであるが、Fmax はΔEcの減少とと
もに減少している。しかし、ΔEc=1.3〜1.7e
Vの範囲でFmax が100kV/cm以上とれる。一
方、Fmin はΔEc=1.75eVで5.5kV/cm
であるが、それ以下では零になる。即ち、零バイアスで
既に図1のような分布が実現されているので、特に低動
作電圧を望む応用には有利である。
【0044】障壁層の高さΔEcを下げた時の最適障壁
層厚Lboptは、図6及び図14で説明した場合と同様
に、非発光遷移時間τ32、τ21が適切な値になるように
決める。例としてLw1=6Å、Lw2=20Åの時のLbo
ptの値を図17の挿入図に数値で示す。これらのLbopt
はいずれもほぼτ32>10-11 秒、τ21<10-12 秒の
条件を満たす。
【0045】第1の実施例(InGaAs井戸層が2
個)の時とは逆にΔEcが減少するとともにLboptが小
さくなっている。Lw1=6Å、Lw2=20Åの時のLbo
ptを用い、ΔEcをパラメータとしてLw2を変化させた
時のτ32及びτ21を図17に示す(F=100kV/c
m)。ΔEc=1.30〜1.75eVに対してLw2<
22Åの範囲でほぼτ32>10-11 秒、τ21<10-12
秒の条件を満たしていることが分かる。もちろん、これ
までと同様、実際のLb はLboptから±3Å程度の許容
範囲がある。
【0046】図17の挿入図に示したように、ΔEcを
低下させると井戸層が2個の場合とは逆にLboptが薄く
なる。従って、結合量子井戸のE2 (N=2)とE3
(N=3)の間隔が狭まるため、発光波長が長波長側に
シフトする。図17に示したLboptを用いた時、ΔEc
をパラメータとした発光波長とLw2との関係を図18に
示す(F=100kV/cm)。波長を2μm以下とす
るにはΔEcの大きさにもよるが、Lw2を16〜17Å
以上にすれば良いことが分かる。
【0047】ΔEc=1.75eV及び1.50eVの
結合量子井戸における発光波長と電界との関係の一例を
図19に示す。ここで、Lw1=6Å、Lw2=20Åであ
る。電界Fを増すと波長は短波長側にシフトする。これ
は電界によりレーザ発振波長が変わる、いわゆる波長可
変レーザが得られることを示す。図8と図10との比較
から、InGaAs井戸層が2個の場合より3個の場合
の方が電界による波長シフト量が大きいことが明らかで
ある。低動作電圧化が可能であることとともに、この大
きな波長シフト量が3個のInGaAs井戸層を用いる
利点である。
【0048】3個のInGaAs井戸層を備えた構造で
は、これまで説明した項目については電子の出射側のΔ
Ecを下げる利点があまりなかった。しかし、遷移が終
わった基底状態(N=1)の電子を結合量子井戸からで
きるだけ速やかに引き出すことが重要であることを説明
したが、井戸層が2個の場合と同様に、井戸層が3個の
構造でもΔEcを下げると脱出時間(主にトンネル時間
で決まる。)を低減できる利点がある。
【0049】具体例として、ΔEcをパラメータとした
電子の出射側の障壁層厚Lbarrと脱出時間との関係を図
20に示す(F=100kV/cm)。ここで、Lw1=
6Å、Lw2=20Å、Lb は図17の挿入図に数値で示
した各ΔEcに対する最適障壁層厚である。ΔEcを
1.75eVから低下させると脱出時間が数分の1に低
減できる。即ち、N=1とN=2の準位が常に空になっ
ている確率が高い(τ21は十分小さいとする。)ので、
N=3とN=2の間の反転分布が低密度の電子注入で得
られ、低閾値化に結びつく利点がある。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
障壁層の材料としてAlAsSbを用いて障壁層の高さ
をこれまでのInAlAsの0.52eVから1.75
eVまで上げたため、(i) サブバンド間間隔を広げるこ
とができ、2μm以下のレーザ発振波長が得られ、(ii)
外部から第1の井戸層のN=3の量子準位に注入された
電子は、第1及び第2の井戸層間の障壁層の高さが高い
ため、再びトンネルで抜け出す確率がInAlAs障壁
層の場合に比して低く、効率良くN=3の準位に蓄えら
れる。このため、低注入電子密度でも反転分布が得ら
れ、発振閾値が低減でき、さらに、(iii) 電子の出射側
の障壁層の高さをGaAsSb等を用いて1.75eV
から1.3〜1.7eVに下げることにより、基底準位
(N=1)の電子を速やかに結合量子井戸(活性層)か
ら取り出せるため、低閾値化が可能である、という利点
がある。
【0051】また、前記利点に加えて、さらに (I) 井戸層が2個の場合 (イ) 電子の出射側の障壁層のΔEcを下げることによ
り、動作電圧を下げることができるとともに、さらに発
振波長の短波長化が可能であり、また、(ロ) 従来のこの
種のレーザの井戸層は3個であったが、2個に減らすこ
とにより構造が簡単になり、製造上の困難さが軽減され
る、 (II)井戸層が3個の場合 (ハ) 幅が一番狭い井戸層以外の2つの井戸層の幅を等し
くすることにより、レーザ発振の動作電界を10kV/
cm以下にすることができ、電子の出射側の障壁層の高
さΔEcを1.3〜1.7eVにすると零バイアスでも
発振に必要なN=1,2,3の準位の電子の空間分布が
得られ、また、(ニ) 3個の井戸層を用いることによって
2個の井戸層より電界による発振波長のシフト量を大き
くできる、という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のInGaAs/InAlAsユニポーラ
半導体レーザの伝導帯のエネルギーバンド図
【図2】結合量子井戸のN=1,2,3のサブバンド準
位のエネルギー(E1 ,E2 ,E3 )と発光・非発光遷
移の様子を示す図
【図3】本発明の第1の実施例を示す井戸層が2個の場
合のInGaAs/AlAsSbユニポーラ半導体レー
ザの伝導帯のエネルギーバンド図
【図4】InGaAs/AlAsSbユニポーラ半導体
レーザの伝導帯のエネルギーバンド図
【図5】Lw1,Lw2、Lb 及びFmax ,Fmin の関係を
示す図
【図6】Fmax 及びFmin における非発光遷移時間とL
b との関係を示す図
【図7】非発光遷移時間を最適にするLbopt及びFmin
とLw1との関係を示す図
【図8】Fmin 及びFmax におけるレーザ発振波長とL
w1並びにFmin とLw1との関係を示す図
【図9】Lw1=20,21ÅにおけるΔEcとFmax 及
びFmin との関係を示す図
【図10】ΔEc=1.75eV及び1.50eVの結
合量子井戸のE3 ,E2 サブバンド間遷移による発光波
長の電界依存性を示す図
【図11】ΔEc =1.75eV及び1.50eVの結
合量子井戸における基底状態(N=1)の電子の脱出時
間と障壁層厚との関係を示す図
【図12】本発明の第2の実施例を示す井戸層が3個の
場合のInGaAs/AlAsSbユニポーラ半導体レ
ーザの伝導帯のエネルギーバンド図
【図13】Fmax とLw2との関係を示す図
【図14】非発光遷移時間と障壁層厚Lb との関係を示
す図
【図15】最適障壁層厚Lbopt及び発光波長とLw2との
関係を示す図
【図16】Fmax 及びFmin とΔEcとの関係を示す図
【図17】ΔEcをパラメータとした非発光遷移時間と
Lw2との関係を示す図
【図18】ΔEcをパラメータとした発光波長とLw2と
の関係を示す図
【図19】ΔEc=1.75eV及び1.50eVの結
合量子井戸における発光波長と電界との関係を示す図
【図20】ΔEcをパラメータとした電子の出射側の障
壁層厚Lbarrと脱出時間との関係を示す図
【符号の説明】
1…第1の井戸層、2…第2の井戸層、3,4,5…障
壁層。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンドギャップの異なる2種以上の半導
    体材料を接合させて形成される井戸層を少なくとも2
    個、バンドギャップの大きな障壁層を介して結合した結
    合量子井戸に電子または正孔のいずれか一方を注入し、
    この結果、生ずる結合量子井戸中の伝導帯または価電子
    帯のサブバンド間遷移による発光を利用するユニポーラ
    半導体レーザにおいて、 障壁層をInPに格子整合したAlAsSbとし、井戸
    層をInPに格子整合したInGaAsとしたことを特
    徴とするユニポーラ半導体レーザ。
  2. 【請求項2】 電子または正孔が井戸層から出射される
    側の障壁層の高さを、電子または正孔が入射される側の
    障壁層の高さより低くする構造を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載のユニポーラ半導体レーザ。
  3. 【請求項3】 3個の井戸層を含む結合量子井戸を備え
    たユニポーラ半導体レーザにおいて、 幅が一番狭い井戸層を除く2個の井戸層の幅を等しくし
    た結合量子井戸を活性層としたことを特徴とするユニポ
    ーラ半導体レーザ。
JP3867095A 1995-02-27 1995-02-27 ユニポーラ半導体レーザ Pending JPH08236854A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3867095A JPH08236854A (ja) 1995-02-27 1995-02-27 ユニポーラ半導体レーザ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3867095A JPH08236854A (ja) 1995-02-27 1995-02-27 ユニポーラ半導体レーザ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08236854A true JPH08236854A (ja) 1996-09-13

Family

ID=12531714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3867095A Pending JPH08236854A (ja) 1995-02-27 1995-02-27 ユニポーラ半導体レーザ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08236854A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09102653A (ja) * 1995-07-31 1997-04-15 At & T Ipm Corp 半導体レーザー
JPH1154833A (ja) * 1997-08-06 1999-02-26 Sanyo Electric Co Ltd 半導体レーザ装置
JP2001144382A (ja) * 1999-09-03 2001-05-25 Univ Tohoku サブバンド間発光素子
JP2001520808A (ja) * 1997-06-05 2001-10-30 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 光電半導体構成素子
JP2002158404A (ja) * 2000-11-08 2002-05-31 Lucent Technol Inc サブバンド間超格子光エミッタおよび量子カスケード超格子レーザ
JP2011054834A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Sharp Corp 窒化物半導体レーザ素子
JP2018152430A (ja) * 2017-03-10 2018-09-27 住友電気工業株式会社 半導体レーザ
JP2018152436A (ja) * 2017-03-10 2018-09-27 住友電気工業株式会社 半導体レーザ

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09102653A (ja) * 1995-07-31 1997-04-15 At & T Ipm Corp 半導体レーザー
JP2001520808A (ja) * 1997-06-05 2001-10-30 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 光電半導体構成素子
US6618410B1 (en) 1997-06-05 2003-09-09 Infineon Technologies Ag Optoelectronic semiconductor component
JPH1154833A (ja) * 1997-08-06 1999-02-26 Sanyo Electric Co Ltd 半導体レーザ装置
JP2001144382A (ja) * 1999-09-03 2001-05-25 Univ Tohoku サブバンド間発光素子
JP2002158404A (ja) * 2000-11-08 2002-05-31 Lucent Technol Inc サブバンド間超格子光エミッタおよび量子カスケード超格子レーザ
JP2011054834A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Sharp Corp 窒化物半導体レーザ素子
JP2018152430A (ja) * 2017-03-10 2018-09-27 住友電気工業株式会社 半導体レーザ
JP2018152436A (ja) * 2017-03-10 2018-09-27 住友電気工業株式会社 半導体レーザ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0547044B1 (en) A semiconductor laser device
JP3225942B2 (ja) 半導体光素子、その製造方法及び半導体光学装置
EP0390167B1 (en) Semiconductor laser device having plurality of layers for emitting lights of different wavelengths and method of driving the same
JP3238760B2 (ja) 密結合超格子レーザ−変調器一体化素子
US4982408A (en) Variable oscillation wavelength semiconduction laser device
JPH07221395A (ja) 多重量子井戸半導体レーザ
JP5207381B2 (ja) 結合量子井戸構造
JPH08236854A (ja) ユニポーラ半導体レーザ
DE60204168T2 (de) Phasenverschobene oberflächenemittierende dfb laserstrukturen mit verstärkenden oder absorbierenden gittern
JPH0715084A (ja) 屈折率制御光半導体構造
US6859474B1 (en) Long wavelength pseudomorphic InGaNPAsSb type-I and type-II active layers for the gaas material system
JP6853768B2 (ja) 半導体レーザ
JP2911546B2 (ja) 光半導体装置及びその製造方法
EP0444709B1 (en) Semiconductor laser element having a plurality of layers emitting lights of different wavelengths, and its driving method
JPH0563301A (ja) 半導体光素子および光通信システム
JP3316289B2 (ja) 半導体光増幅素子
US6608846B1 (en) Bistable laser device with multiple coupled active vertical-cavity resonators
JP2010238711A (ja) 量子カスケードレーザ
JP2957264B2 (ja) 半導体レーザ素子及びその駆動方法
Chow et al. Minimization of threshold current in short wavelength AlGaInP vertical-cavity surface-emitting lasers
JPH04245493A (ja) 多波長半導体レーザ素子及びその駆動方法
JP2719189B2 (ja) 光半導体装置
JPH07162084A (ja) 半導体レーザの量子井戸構造
JPH0634425B2 (ja) 半導体レ−ザ
JP2945492B2 (ja) 半導体レーザ素子及びその駆動方法