JPH08235634A - 光ピックアップシステム - Google Patents
光ピックアップシステムInfo
- Publication number
- JPH08235634A JPH08235634A JP7343787A JP34378795A JPH08235634A JP H08235634 A JPH08235634 A JP H08235634A JP 7343787 A JP7343787 A JP 7343787A JP 34378795 A JP34378795 A JP 34378795A JP H08235634 A JPH08235634 A JP H08235634A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light beams
- light
- optical
- light beam
- pickup system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/08—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
- G11B7/085—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
Landscapes
- Optical Head (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 互いに異なる波長を有する光ビームを選択的
に発生する光源を用いて、多重記録面を有する光ディス
クに記録された情報を再生する光ピックアップシステム
を提供する。 【解決手段】 互いに異なる波長を有する第1および第
2光ビームを選択的に発生する光源210と、半透過性
の傾斜面222及び上下面224、225を有するプリ
ズム220と、光ディスク250とプリズム220の傾
斜面222との間に設けられる対物レンズ230と、プ
リズム220の下面225に取着され、第1および第2
光ビームに対して光ビームの強度を出力信号として発生
する第1及び第2光検出器226、228と、第1及び
第2記録面254、258からの情報信号を選択的に再
生する信号検出ユニット260と含む。
に発生する光源を用いて、多重記録面を有する光ディス
クに記録された情報を再生する光ピックアップシステム
を提供する。 【解決手段】 互いに異なる波長を有する第1および第
2光ビームを選択的に発生する光源210と、半透過性
の傾斜面222及び上下面224、225を有するプリ
ズム220と、光ディスク250とプリズム220の傾
斜面222との間に設けられる対物レンズ230と、プ
リズム220の下面225に取着され、第1および第2
光ビームに対して光ビームの強度を出力信号として発生
する第1及び第2光検出器226、228と、第1及び
第2記録面254、258からの情報信号を選択的に再
生する信号検出ユニット260と含む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ピックアップシス
テムに関し、特に、互いに異なる波長の光ビームを複数
の記録面に対応して選択的に発生し得る光源を用いて、
光ディスクに記録された情報を再生する光ピックアップ
システムに関する。
テムに関し、特に、互いに異なる波長の光ビームを複数
の記録面に対応して選択的に発生し得る光源を用いて、
光ディスクに記録された情報を再生する光ピックアップ
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】多重記録面を有する光情報記録ディスク
に関連した、問題点の1つが、光ピックアップシステム
の構造にある。
に関連した、問題点の1つが、光ピックアップシステム
の構造にある。
【0003】図1には、多重記録面を有する光ディスク
上の情報格納領域から信号を再生し得る従来の光ピック
アップシステム100が示されている。この光ピックア
ップシステム100は、互いに異なる波長、例えば、λ
1及びλ2の第1および第2光ビームを各々発生する第
1および第2光源110、112と、入射する光ビーム
の一部は反射させ、残りの部分は透過させる一対の表面
122、124が設けられたビームスプリッタ120
と、対物レンズ130と、第1および第2記録面54、
58を有する光ディスク50と、第1および第2光電セ
ル142、144が設けられた光検出器140と、一対
の入力端子が設けられた信号検出ユニット150とから
構成される。
上の情報格納領域から信号を再生し得る従来の光ピック
アップシステム100が示されている。この光ピックア
ップシステム100は、互いに異なる波長、例えば、λ
1及びλ2の第1および第2光ビームを各々発生する第
1および第2光源110、112と、入射する光ビーム
の一部は反射させ、残りの部分は透過させる一対の表面
122、124が設けられたビームスプリッタ120
と、対物レンズ130と、第1および第2記録面54、
58を有する光ディスク50と、第1および第2光電セ
ル142、144が設けられた光検出器140と、一対
の入力端子が設けられた信号検出ユニット150とから
構成される。
【0004】この光ピックアップシステム100におい
て、第1光源110が光ディスク50の第1記録面54
上に記録された情報信号を再生する場合、第2光源11
2はオフ状態となる。この場合、第1光源110(例え
ば、レーザダイオード)から発する第1光ビームはビー
ムスプリッタ120へ入る。第1光ビームはビームスプ
リッタ120内に組み込まれた第2表面124を経て部
分的に透過されることによって、透過された第1光ビー
ム(以下、第1透過光ビームと称す)を生成する。第1
透過光ビームは、第2記録面第1光ビーム(以下、第1
透過光ビームと称す)を生成する。第1透過光ビーム
は、第258を経て、対物レンズ130により第1記録
面54上に結像される。ここで、第2記録面58は、波
長λ2以外の他の波長の光ビームに対しては透明であ
る。波長λ1の光ビームを反射させ、その他の波長の光
ビームは透過させる第1記録面54へ集束された第1透
過光ビームは、第2記録面58を経て対物レンズ130
へ再び反射される。反射された第1光ビーム(以下、第
1反射光ビームと称す)はビームスプリッタ120の第
1表面122へ入射される。その後、ビームスプリッタ
120の第1表面122から反射された第1光ビーム
は、光検出器140へ反射されることによって、光検出
器140が反射された第1光ビームをその出力信号とし
て受光するようにする。
て、第1光源110が光ディスク50の第1記録面54
上に記録された情報信号を再生する場合、第2光源11
2はオフ状態となる。この場合、第1光源110(例え
ば、レーザダイオード)から発する第1光ビームはビー
ムスプリッタ120へ入る。第1光ビームはビームスプ
リッタ120内に組み込まれた第2表面124を経て部
分的に透過されることによって、透過された第1光ビー
ム(以下、第1透過光ビームと称す)を生成する。第1
透過光ビームは、第2記録面第1光ビーム(以下、第1
透過光ビームと称す)を生成する。第1透過光ビーム
は、第258を経て、対物レンズ130により第1記録
面54上に結像される。ここで、第2記録面58は、波
長λ2以外の他の波長の光ビームに対しては透明であ
る。波長λ1の光ビームを反射させ、その他の波長の光
ビームは透過させる第1記録面54へ集束された第1透
過光ビームは、第2記録面58を経て対物レンズ130
へ再び反射される。反射された第1光ビーム(以下、第
1反射光ビームと称す)はビームスプリッタ120の第
1表面122へ入射される。その後、ビームスプリッタ
120の第1表面122から反射された第1光ビーム
は、光検出器140へ反射されることによって、光検出
器140が反射された第1光ビームをその出力信号とし
て受光するようにする。
【0005】光検出器140は、光ビームの強度を表す
出力信号を発生することができる第1および第2光電セ
ル142及び144が取り付けられている。これらの第
1および第2光電セル142及び144からの出力信号
は、光検出器140の第1および第2光電セル142、
144からの出力信号を比較することによって、フォー
カシングエラー信号を発生する信号検出ユニット150
の一対の入力端子へ供給される。
出力信号を発生することができる第1および第2光電セ
ル142及び144が取り付けられている。これらの第
1および第2光電セル142及び144からの出力信号
は、光検出器140の第1および第2光電セル142、
144からの出力信号を比較することによって、フォー
カシングエラー信号を発生する信号検出ユニット150
の一対の入力端子へ供給される。
【0006】一方、第2記録面58に記録された情報を
再生するために、光検出器140は、第2光源112が
オンの状態にて、光ディスク50の第2記録面58に記
録された情報信号を読み取る。この場合、第2光源11
2(例えば、レーザダイオード)から発する第2光ビー
ムはビームスプリッタ120へ入り、組み込まれている
た第2表面124により対物レンズ130へ部分的に反
射される。その後、第2光ビームの一部は、対物レンズ
130により集束され、波長λ2 以外の他の波長の光ビ
ームに対して透明な第2記録面58上に入射される。第
2記録面58上に集束された第2光ビームの一部は、対
物レンズ130へ再び反射されることによって、反射さ
れた第2光ビーム(以下、第2反射光ビームと称す)を
生成する。この第2光ビーム反射は、ビームスプリッタ
120内の第1表面122により光検出器140上に部
分的に反射されることによって、光ディスク50の第2
記録面58に対するフォーカシングエラー信号を発生す
る。
再生するために、光検出器140は、第2光源112が
オンの状態にて、光ディスク50の第2記録面58に記
録された情報信号を読み取る。この場合、第2光源11
2(例えば、レーザダイオード)から発する第2光ビー
ムはビームスプリッタ120へ入り、組み込まれている
た第2表面124により対物レンズ130へ部分的に反
射される。その後、第2光ビームの一部は、対物レンズ
130により集束され、波長λ2 以外の他の波長の光ビ
ームに対して透明な第2記録面58上に入射される。第
2記録面58上に集束された第2光ビームの一部は、対
物レンズ130へ再び反射されることによって、反射さ
れた第2光ビーム(以下、第2反射光ビームと称す)を
生成する。この第2光ビーム反射は、ビームスプリッタ
120内の第1表面122により光検出器140上に部
分的に反射されることによって、光ディスク50の第2
記録面58に対するフォーカシングエラー信号を発生す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の光ピッ
クアップシステム100の主な問題点のうちの1つは、
各記録面上に記録された情報を再生するために、互いに
異なる波長を有する光ビームを発生し得る複数の光源を
要することとなり、製造工程が複雑でコスト高となる不
都合がある。
クアップシステム100の主な問題点のうちの1つは、
各記録面上に記録された情報を再生するために、互いに
異なる波長を有する光ビームを発生し得る複数の光源を
要することとなり、製造工程が複雑でコスト高となる不
都合がある。
【0008】従って、本発明の主な目的は、互いに異な
る波長を有する光ビームを発生する光源を用いて、多重
記録面を有する光ディスクに記録された情報を選択的に
再生する光ピックアップシステムを提供することであ
る。
る波長を有する光ビームを発生する光源を用いて、多重
記録面を有する光ディスクに記録された情報を選択的に
再生する光ピックアップシステムを提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明よれば、複数のトラックが渦巻形にまたは
円心的に整列されている第1及び第2記録面を備える光
ディスク上に記録された情報信号を再生する光ピックア
ップシステムにおいて、互いに異なる波長を有する第1
および第2光ビームを選択的に発生する光源と、前記第
1および第2の光ビームに対して、半透過性を有する傾
斜面、及び前記第1および第2光源を反射するための上
面及び下面を備え、前記傾斜面は前記光源の光軸に対し
て、予め定められた角度をなすように傾斜するように形
成された光デバイスと、前記光ディスクと前記光デバイ
スの傾斜面との間に配置され、前記傾斜面から反射され
た前記第1および第2光ビームを第1および第2記録面
に各々集束させ、前記第1および第2記録面から反射し
た各々の光ビームを前記傾斜面に集束するための対物レ
ンズと、前記光デバイスの下面に設けられ、前記対物レ
ンズ及び傾斜面を通過した前記第1光ビームの焦点の前
側に位置し、前記第1および第2光ビームの光を部分的
に受光し、前記光デバイスの上面に部分的に反射し、前
記第1および第2光ビームに対して光ビームの強さ形態
で出力を発生することが可能である第1光検出器と、前
記光デバイスの下面に設けられ、前記対物レンズ及び傾
斜面を通過した前記第1光ビームの焦点の後側に位置
し、前記上面から反射された第1および第2光ビームを
受光し、前記第1および第2光ビームに対して光ビーム
の強さ形態で出力を発生することが可能である第2光検
出器と、前記第1および第2光検出器に接続された信号
検出ユニットとを具え、前記第1および第2記録面から
の情報信号を選択的に再生することを特徴とする。
めに、本発明よれば、複数のトラックが渦巻形にまたは
円心的に整列されている第1及び第2記録面を備える光
ディスク上に記録された情報信号を再生する光ピックア
ップシステムにおいて、互いに異なる波長を有する第1
および第2光ビームを選択的に発生する光源と、前記第
1および第2の光ビームに対して、半透過性を有する傾
斜面、及び前記第1および第2光源を反射するための上
面及び下面を備え、前記傾斜面は前記光源の光軸に対し
て、予め定められた角度をなすように傾斜するように形
成された光デバイスと、前記光ディスクと前記光デバイ
スの傾斜面との間に配置され、前記傾斜面から反射され
た前記第1および第2光ビームを第1および第2記録面
に各々集束させ、前記第1および第2記録面から反射し
た各々の光ビームを前記傾斜面に集束するための対物レ
ンズと、前記光デバイスの下面に設けられ、前記対物レ
ンズ及び傾斜面を通過した前記第1光ビームの焦点の前
側に位置し、前記第1および第2光ビームの光を部分的
に受光し、前記光デバイスの上面に部分的に反射し、前
記第1および第2光ビームに対して光ビームの強さ形態
で出力を発生することが可能である第1光検出器と、前
記光デバイスの下面に設けられ、前記対物レンズ及び傾
斜面を通過した前記第1光ビームの焦点の後側に位置
し、前記上面から反射された第1および第2光ビームを
受光し、前記第1および第2光ビームに対して光ビーム
の強さ形態で出力を発生することが可能である第2光検
出器と、前記第1および第2光検出器に接続された信号
検出ユニットとを具え、前記第1および第2記録面から
の情報信号を選択的に再生することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。図2には、本
発明に基づく、光ピックアップシステム200が示され
ている。
いて図面を参照しながら詳細に説明する。図2には、本
発明に基づく、光ピックアップシステム200が示され
ている。
【0011】図示するように、本発明の光ピックアップ
システム200は互いに異なる波長(例えば、λ1、λ
2)を有する第1および第2光ビームを選択的に発生す
る光源(例えば、波長チューナブル半導体レーザ)21
0と、互いに平行な上面224及び下面225を有する
プリズム220と、対物レンズ230と、プリズム22
0の下面225に設けられた第1および第2の光検出器
226及び228と、第1および第2の記録面254及
び258を有する光ディスク250とから構成されてい
る。
システム200は互いに異なる波長(例えば、λ1、λ
2)を有する第1および第2光ビームを選択的に発生す
る光源(例えば、波長チューナブル半導体レーザ)21
0と、互いに平行な上面224及び下面225を有する
プリズム220と、対物レンズ230と、プリズム22
0の下面225に設けられた第1および第2の光検出器
226及び228と、第1および第2の記録面254及
び258を有する光ディスク250とから構成されてい
る。
【0012】この光ピックアップシステム200におい
て、光ディスク250の第1記録面254上に記録され
た情報信号を再生する場合、図5A及び図5Bに示され
たように、第1光源210は、第1光ビーム、例えば、
λ1を選択する。図2に示した実線は光源210から発
生された第1光ビームの光路を表す。この場合、光源2
10から発生された第1光ビームはプリズム220の傾
斜面222へ入る。ここで、傾斜面222は第1および
第2光ビームに対して半透明である。傾斜面222は第
1光源210の光軸に対して予め定められた角度で傾斜
している。予め定められた角度は45°であることが好
ましい。傾斜面222により第1光ビームは対物レンズ
230へ部分的に反射される。反射された第1光ビーム
はλ2以外の波長に対して透明な第2記録面を経て対物
レンズ230により光ディスク250の第1記録面25
4上にフォーカシングされる。第1記録面254上にフ
ォーカシングされた第1光ビームは光ディスク250の
第1記録面254により第2記録面を経て対物レンズ2
30へ再び反射される。対物レンズ230は第1記録面
254で反射された第1光ビームを傾斜面222及び第
1光検出器228の受光面を経てプリズム220の上面
254上に集束する。ここで、第1光検出器228の受
光面は傾斜面222を通過した第1光ビームの一部を受
光し、残りの部分の光については反射が可能である。第
1光検出器228は傾斜面222を透過した第1光ビー
ムの光路上に位置し、傾斜面を通過した第1光ビームの
焦点の前側に位置する。第1光検出器228により反射
された第1光ビームはプリズム220の上面224によ
り第2光検出器226へ反射される。第2光検出器22
6は傾斜面222を通過した第1光ビームの光路に位置
し、傾斜面222を通過した第1光ビームの焦点の後側
に位置する。各々の光検出器226、228は、第1お
よび第2光ビームに対して光ビームの強さ形態で出力が
可能である。第1および第2光検出器からの出力は、信
号検出ユニット260上の一対の入力端子へ送られて、
信号検出ユニット260が第1および第2光検出器から
の出力を比較することによって第1記録面に対するフォ
ーカシングエラー信号の発生を可能にする。
て、光ディスク250の第1記録面254上に記録され
た情報信号を再生する場合、図5A及び図5Bに示され
たように、第1光源210は、第1光ビーム、例えば、
λ1を選択する。図2に示した実線は光源210から発
生された第1光ビームの光路を表す。この場合、光源2
10から発生された第1光ビームはプリズム220の傾
斜面222へ入る。ここで、傾斜面222は第1および
第2光ビームに対して半透明である。傾斜面222は第
1光源210の光軸に対して予め定められた角度で傾斜
している。予め定められた角度は45°であることが好
ましい。傾斜面222により第1光ビームは対物レンズ
230へ部分的に反射される。反射された第1光ビーム
はλ2以外の波長に対して透明な第2記録面を経て対物
レンズ230により光ディスク250の第1記録面25
4上にフォーカシングされる。第1記録面254上にフ
ォーカシングされた第1光ビームは光ディスク250の
第1記録面254により第2記録面を経て対物レンズ2
30へ再び反射される。対物レンズ230は第1記録面
254で反射された第1光ビームを傾斜面222及び第
1光検出器228の受光面を経てプリズム220の上面
254上に集束する。ここで、第1光検出器228の受
光面は傾斜面222を通過した第1光ビームの一部を受
光し、残りの部分の光については反射が可能である。第
1光検出器228は傾斜面222を透過した第1光ビー
ムの光路上に位置し、傾斜面を通過した第1光ビームの
焦点の前側に位置する。第1光検出器228により反射
された第1光ビームはプリズム220の上面224によ
り第2光検出器226へ反射される。第2光検出器22
6は傾斜面222を通過した第1光ビームの光路に位置
し、傾斜面222を通過した第1光ビームの焦点の後側
に位置する。各々の光検出器226、228は、第1お
よび第2光ビームに対して光ビームの強さ形態で出力が
可能である。第1および第2光検出器からの出力は、信
号検出ユニット260上の一対の入力端子へ送られて、
信号検出ユニット260が第1および第2光検出器から
の出力を比較することによって第1記録面に対するフォ
ーカシングエラー信号の発生を可能にする。
【0013】図3Aには、光ディスク250が正確に焦
点に位置する時、第1および第2光検出器226、22
8上に各々入射する光ビームの強さは互いに等しくな
る。従って、第1および第2光検出器226、228か
らの出力が等しくなり、信号検出ユニット260は零の
フォーカシングエラー信号を発生する。
点に位置する時、第1および第2光検出器226、22
8上に各々入射する光ビームの強さは互いに等しくな
る。従って、第1および第2光検出器226、228か
らの出力が等しくなり、信号検出ユニット260は零の
フォーカシングエラー信号を発生する。
【0014】もし、光ディスク250が焦点、即ち、対
物レンズ230に近づく場合、第1光検出器228に入
射する光ビームスポット273の強さが第2光検出器2
26に入射する光ビームスポット274の強さより大き
くなって、負の値を有するフォーカシングエラー信号を
発生する(図3Bを参照)。光ディスク250が対物レ
ンズ230から遠く離れる場合、図3Cに示されたよう
に、第1光検出器228上に入射する光ビームスポット
275の強さは、第2光検出器226上に入射する光ビ
ームスポット276の強さより小さくなって、信号検出
ユニット260は正のフォーカシングエラー信号を発生
する。
物レンズ230に近づく場合、第1光検出器228に入
射する光ビームスポット273の強さが第2光検出器2
26に入射する光ビームスポット274の強さより大き
くなって、負の値を有するフォーカシングエラー信号を
発生する(図3Bを参照)。光ディスク250が対物レ
ンズ230から遠く離れる場合、図3Cに示されたよう
に、第1光検出器228上に入射する光ビームスポット
275の強さは、第2光検出器226上に入射する光ビ
ームスポット276の強さより小さくなって、信号検出
ユニット260は正のフォーカシングエラー信号を発生
する。
【0015】図4には、電圧ー変位の関数により測定さ
れたフォーカシングエラー信号曲線280が示されてい
る。ここで、電圧及び変位の単位は各々5V及び8μm
である。成分282はフォーカシングエラー制御距離範
囲が大略16μmであることを表す。
れたフォーカシングエラー信号曲線280が示されてい
る。ここで、電圧及び変位の単位は各々5V及び8μm
である。成分282はフォーカシングエラー制御距離範
囲が大略16μmであることを表す。
【0016】図5A及び図5cに示されたように、発振
周波数と動作電流(Iop)との間の関数で表された商
業化された半導体レーザ、例えば、ローム株式会社から
制作されたRLDー78MA形態の半導体の相対的光出
力強さのグラフが示されている。図5Aにおいて、半導
体レーザへ印加された動作電圧が54mAであれば、半
導体レーザからの発振周波数が775nmであることを
表す。図5B及び図5Cに示されたように、半導体レー
ザへ印加された動作電圧が65mA,75mAである場
合、半導体レーザからの発振波長は各々780,785
nmとなる。即ち、光源210が動作電圧を制御し、互
いに異なる波長を有する光ビームを選択的に発生するこ
とが可能である。
周波数と動作電流(Iop)との間の関数で表された商
業化された半導体レーザ、例えば、ローム株式会社から
制作されたRLDー78MA形態の半導体の相対的光出
力強さのグラフが示されている。図5Aにおいて、半導
体レーザへ印加された動作電圧が54mAであれば、半
導体レーザからの発振周波数が775nmであることを
表す。図5B及び図5Cに示されたように、半導体レー
ザへ印加された動作電圧が65mA,75mAである場
合、半導体レーザからの発振波長は各々780,785
nmとなる。即ち、光源210が動作電圧を制御し、互
いに異なる波長を有する光ビームを選択的に発生するこ
とが可能である。
【0017】図2をさらに参照すれば、第2記録面25
8に記録された情報を再生するために、光源210は図
5A及び図5Cに示された関係に基づいて、光源210
の動作電流を調節することによって、発振周波数から第
2光ビームを選択し得る。光源210から発生された第
2光源の光路は図示していない。
8に記録された情報を再生するために、光源210は図
5A及び図5Cに示された関係に基づいて、光源210
の動作電流を調節することによって、発振周波数から第
2光ビームを選択し得る。光源210から発生された第
2光源の光路は図示していない。
【0018】この場合、光源210からの第2光ビーム
はプリズム220の傾斜面222へ入る。第2光ビーム
は傾斜面222に基づいて、対物レンズ230へ部分的
に反射される。反射された第2光ビームは対物レンズ2
30に基づいて光ディスク250の第2記録面258に
フォーカシングされる。この場合、対物レンズ230の
色収差により発生する焦点バイアスのため、第1および
第2記録面258及び254で焦点は一致しない。従っ
て、記録面上に記録された情報信号を再生するために
は、各波長に対して光軸方向へ対物レンズ230を作動
させる必要がある。
はプリズム220の傾斜面222へ入る。第2光ビーム
は傾斜面222に基づいて、対物レンズ230へ部分的
に反射される。反射された第2光ビームは対物レンズ2
30に基づいて光ディスク250の第2記録面258に
フォーカシングされる。この場合、対物レンズ230の
色収差により発生する焦点バイアスのため、第1および
第2記録面258及び254で焦点は一致しない。従っ
て、記録面上に記録された情報信号を再生するために
は、各波長に対して光軸方向へ対物レンズ230を作動
させる必要がある。
【0019】しかし、対物レンズ230の移動(図示せ
ず)は、公知の対物レンズアクチュエータにより容易に
得られ得る。第2記録面258上にフォーカシングされ
た第2光ビームは光ディスク250の第2記録面258
により対物レンズ230に再び反射される。対物レンズ
230は第2記録面258から反射された第2光ビーム
を傾斜面222及び第1光検出器228を経てプリズム
220の上面224へ集束する。プリズム220の上面
224から反射された第2光ビームは第2光検出器22
6に向かって進行する。第1および第2光検出器22
6、228からの出力は、信号検出ユニット260上の
一対の入力端子へ入る。信号検出ユニット260は第1
および第2光検出器226、228からの出力を比較す
ることによって、第2記録面に対するフォーカシングエ
ラー信号が発生する。第2記録面のフォーカシングエラ
ー信号を検出するための他の過程は第1記録面の過程と
同一であることに注意しなければならない。
ず)は、公知の対物レンズアクチュエータにより容易に
得られ得る。第2記録面258上にフォーカシングされ
た第2光ビームは光ディスク250の第2記録面258
により対物レンズ230に再び反射される。対物レンズ
230は第2記録面258から反射された第2光ビーム
を傾斜面222及び第1光検出器228を経てプリズム
220の上面224へ集束する。プリズム220の上面
224から反射された第2光ビームは第2光検出器22
6に向かって進行する。第1および第2光検出器22
6、228からの出力は、信号検出ユニット260上の
一対の入力端子へ入る。信号検出ユニット260は第1
および第2光検出器226、228からの出力を比較す
ることによって、第2記録面に対するフォーカシングエ
ラー信号が発生する。第2記録面のフォーカシングエラ
ー信号を検出するための他の過程は第1記録面の過程と
同一であることに注意しなければならない。
【0020】従来の光ピックアップシステムと比較し
て、本発明の光ピックアップシステム200は小型化さ
れ、構造的に簡単になり、光源の数も1個になる。これ
は互いに異なる波長を有する多重の光ビームを選択的に
発生する半導体レーザを用いることによって得られ、従
来のシステムにおける光源のうちの1つを除去し、その
結果、システムを全体的に小型化することができる。
て、本発明の光ピックアップシステム200は小型化さ
れ、構造的に簡単になり、光源の数も1個になる。これ
は互いに異なる波長を有する多重の光ビームを選択的に
発生する半導体レーザを用いることによって得られ、従
来のシステムにおける光源のうちの1つを除去し、その
結果、システムを全体的に小型化することができる。
【0021】上記において、本発明の特定の実施例につ
いて説明したが、本発明に記載した特許請求の範囲を逸
脱することなく、当業者は種々の変更を加え得ることは
勿論である。
いて説明したが、本発明に記載した特許請求の範囲を逸
脱することなく、当業者は種々の変更を加え得ることは
勿論である。
【0022】
【発明の効果】従って、本発明によれば、互いに異なる
波長を有する光ビームを選択的に発生する光源を用い
て、多重記録面を有する光ディスクに記録された情報を
再生することができる。
波長を有する光ビームを選択的に発生する光源を用い
て、多重記録面を有する光ディスクに記録された情報を
再生することができる。
【図1】従来の光ピックアップを示した概略的な図であ
る。
る。
【図2】本発明の一実施例による光ピックアップを示し
た概略的な図である。
た概略的な図である。
【図3】光検出器の受光面上に投射された光ビームスポ
ットを示した図である。
ットを示した図である。
【図4】光ディスクの変位とフォーカシングエラー信号
の強さ編かとの間の関係を示したグラフである。
の強さ編かとの間の関係を示したグラフである。
【図5】図2に示された半導体レーザの相対的光出力が
発振波長とそれに対応する動作電流との関数で表される
ことを示したグラフである。
発振波長とそれに対応する動作電流との関数で表される
ことを示したグラフである。
200 光ピックアップシステム 210 光源 220 プリズム 226、228 第1及び第2光検出器 230 対物レンズ 240 光検出器 250 光ディスク 254、258 第1、第2記録面 260 信号検出ユニット
Claims (5)
- 【請求項1】 複数のトラックが渦巻形にまたは円心的
に整列されている第1及び第2記録面を備える光ディス
クに記録された情報信号を再生する光ピックアップシス
テムにおいて、 互いに異なる波長を有する第1および第2光ビームを選
択的に発生する光源と、 前記第1および第2の波長に対して半透過性を有する傾
斜面、及び前記第1および第2の光ビームを反射する上
面及び下面を備え、前記傾斜面は前記光源の光軸に対し
て予め定められた角度をなすように傾斜するように形成
された光デバイスと、 前記光ディスクと前記光デバイスの傾斜面との間に配置
され、前記傾斜面から反射された前記第1および第2の
光ビームを第1および第2記録面に各々集束させ、前記
第1および第2記録面から反射した各々の光ビームを前
記傾斜面に集束するための対物レンズと、 前記光デバイスの下面に設けられ、前記対物レンズ及び
傾斜面を通過した前記第1及び第2の光ビームの焦点の
前側に位置し、前記第1および第2光ビームの光を部分
的に受光し、前記光デバイスの上面に部分的に反射し、
前記第1および第2光ビームに対して光ビームの強さ形
態で出力を発生することが可能である第1光検出器と、 前記光デバイスの下面に設けられ、前記対物レンズ及び
傾斜面を通過した前記第1光ビームの焦点の後側に位置
し、前記上面で反射した第1および第2光ビームを受光
し、前記第1および第2光ビームに対して光ビームの強
さ形態で出力を発生することが可能である第2光検出器
と、 前記第1および第2光検出器に接続された信号検出ユニ
ットとを具え、前記第1および第2記録面に記録されて
いる情報信号を選択的に再生することを特徴とする光ピ
ックアップシステム。 - 【請求項2】 前記予め定められた角が45°であるこ
とを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップシステ
ム。 - 【請求項3】 前記光ディスクの第1記録面からの情報
信号を再生するために、前記光源が第1光ビームを発生
することを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ
システム。 - 【請求項4】 前記光ディスクの第2記録面からの情報
信号を再生するために、前記光源が第2光ビームを発生
することを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ
システム。 - 【請求項5】 前記光源への印加電圧を変えることによ
って、光ビームのうちの1つが選択されることを特徴と
する請求項3または4に記載の光ピックアップシステ
ム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR1019940038623A KR960025427A (ko) | 1994-12-29 | 1994-12-29 | 다층 디스크용 광 픽업 |
KR94-38623 | 1994-12-29 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08235634A true JPH08235634A (ja) | 1996-09-13 |
Family
ID=19404842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7343787A Pending JPH08235634A (ja) | 1994-12-29 | 1995-12-28 | 光ピックアップシステム |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08235634A (ja) |
KR (1) | KR960025427A (ja) |
CN (1) | CN1131312A (ja) |
-
1994
- 1994-12-29 KR KR1019940038623A patent/KR960025427A/ko not_active Application Discontinuation
-
1995
- 1995-12-28 JP JP7343787A patent/JPH08235634A/ja active Pending
- 1995-12-29 CN CN95121179A patent/CN1131312A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1131312A (zh) | 1996-09-18 |
KR960025427A (ko) | 1996-07-20 |
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