JP2000099978A - 光ピックアップ - Google Patents

光ピックアップ

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JP2000099978A
JP2000099978A JP10266204A JP26620498A JP2000099978A JP 2000099978 A JP2000099978 A JP 2000099978A JP 10266204 A JP10266204 A JP 10266204A JP 26620498 A JP26620498 A JP 26620498A JP 2000099978 A JP2000099978 A JP 2000099978A
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optical
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Koki Kojima
光喜 小島
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる記録密度の光ディスクを記録再生で
き、小型かつ低消費電力を実現した光ピックアップを提
供することを目的とする。 【解決手段】 高密度ディスク用の光を屈折させ、低密
度ディスク用の光を反射する境界面と高密度ディスク用
の光を屈折させる境界面と高密度ディスク用の光を内部
で反射させる反射面を有する第1の光学部品9と第1の
光学部品9と対向する位置に配置される反射面を有する
第2の光学部品10から構成されるビーム整形手段90
により、高密度光ディスクと低密度光ディスク用の異な
る波長の2つ光を同一光軸上に配置でき、一つの対物レ
ンズ11と一つのコリメータレンズ7の一つの光学系で
高密度光ディスクと低密度光ディスクの情報の記録再生
を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高密度光ディス
ク、コンパクトディスク等の異なる記録密度の記録媒体
を記録再生するための光ピックアップに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の高密度記録光ディスク及びコンパ
クトディスクを記録再生する光ックアップとして図4に
示すものがあった。同図において従来の光ピックアップ
は高密度光ディスクに対してレーザ光を出射する第1の
光学系200と、低密度光ディスクに対してレーザ光を
出射する第2の光学系300と、高密度光ディスク又は
低密度光ディスクからの信号光を検出する検出光学系4
00とを備える構成である。
【0003】この第1の光学系200は、高密度光ディ
スクに対応する波長のレーザ光を発光する光源21と、
この発光されたレーザ光を平行光とするコリメータレン
ズ22と、この平行光のレーザ光を前記高密度光ディス
クからの信号光と分離する第1の光分離素子としてのビ
ームスプリッタ23と、この分離されたレーザ光のP偏
光成分を円偏光に変換するλ/4波長板24と、この円
偏光のレーザ光を所定の強度分布に変換するビーム整形
素子25とを備える構成である。
【0004】前記第2の光学系300は、低密度の光デ
ィスクに対応する波長のレーザ光を発光する光源31
と、この発光されたレーザ光を所定の方向に回折させる
回折格子32と、この回折格子32から出射されるレー
ザ光を平行光とするコリメータレンズ33、この平行光
のレーザ光を前記低密度光ディスクからの信号光と分離
する第2の光分離素子としてのビームスプリッタ26と
を備える構成である。
【0005】前記検出光学系400は、高密度光ディス
クに対応する焦点距離を有する対物レンズ27と、低密
度光ディスクに対応する焦点距離を有する対物レンズ3
4と、前記ビームスプリッタ26、ビーム整形素子2
5、λ/4波長板24及びビームスプリッタ23を介し
て出射される信号光を偏光させる偏光ホログラム28
と、この偏光された信号光を検出レンズ29を介して受
光し、光電変換した電気信号を出力する受光素子35と
を備える構成である。
【0006】次に、前記構成に基づく従来の光ピックア
ップの記録再生動作について説明する。まず、光源21
は高密度光ディスク用半導体レーザであって、波長63
5から650nmのレーザー光をP偏光成分を主成分と
して発光する。レーザー光は、コリメータレンズ22を
透過されて、平行光となり、ビームスプリッタ23に入
射する。ビームスプリッタ23でその光軸を略90度折
り曲げられてビームスプリッタ23から出射され、λ/
4波長板24入射する。λ/4波長板24に入射したP
偏光成分は円偏光に変換された後、くさび型のビーム整
形素子25を透過することにより強度分布を変換された
後、ビームスプリッタ26を透過し、高密度光ディスク
用の対物レンズ27によって集光され、高密度光ディス
クに光学スポットを結ぶ。
【0007】次に、高密度光ディスクから反射したレー
ザー光は前述と逆の経路でビームスプリッタ26、ビー
ム整形素子25を透過しλ/4波長板24入射する。λ
/4波長板24に入射した光はS偏光成分に変換され
て、ビームスプリッタ23を透過し、偏光ホログラム2
8に入射する。偏光ホログラム28に入射した光は、回
折され検出レンズ29を通過して受光素子35にて受光
される。受光素子35により光電変換された光学的情報
を基に、フォーカス検出は公知のSSD法により、また
トラック検出は公知の位相差法あるいはプッシュプル法
により検出される。こうして、高密度光ディスク用の対
物レンズ27を高密度光ディスクに常時焦点を合わせ、
かつ情報トラックを追従するように制御している。
【0008】次に、低密度光ディスク(CD)の光学系
について説明する。光学ユニット30は低密度光ディス
ク用光学ユニットであって、波長780nmのレーザー
光31の発光素子と受光素子を内蔵し、回折格子32が
形成されている。レーザー光31は、回折格子32、コ
リメータレンズ33を透過し、平行光となって、ビーム
スプリッタ26で反射された後、低密度光ディスク用の
対物レンズ34によって集光され、低密度光ディスクに
光学スポットを結ぶ。
【0009】次に、低密度光ディスクから反射したレー
ザー光は前述と逆の経路で低密度ディスク用光学ユニッ
ト30に再入射し、回折格子32を通過して受光素子に
て受光される。受光素子により光電変換された光学的情
報を基に、フォーカス検出は公知のSSD法により、ま
たトラック検出は公知の3ビーム法により検出される。
こうして、低密度光ディスク用の対物レンズ34を低密
度光ディスクに常時焦点を合わせ、かつ情報トラックを
追従するように制御している。
【0010】このように、高密度光ディスク用の光ピッ
クアップとなる第1の光学系200及び低密度光ディス
ク用光ピックアップとなる第2の光学系300を独立し
ておのおの構成することで、高密度光ディスクとコンパ
クトディスクを記録再生できるようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上に
説明した従来のピックアップの構成では、高密度光ディ
スク用の光ピックアップを形成する第1の光学系200
とコンパクトディスク再生用の光ピックアップを形成す
る第2の光学系300との独立した2系統の光学系とし
て構成しているため、部品点数が多く、光ピックアップ
部を小型化が困難な上、消費電力やコストを削減するこ
とが困難であると言う課題を有していた。
【0012】本発明は、異なる記録密度の光ディスクを
記録再生することができ、しかも小型、薄型、かつ低消
費電力の光ピックアップを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の光ピックアップ
においては、第1及び第2の波長の光のうち少なくとも
一方の光をコリメータレンズで平行光とし、この平行光
がビーム整形手段で光束径の光強度が変更され、この光
束径の光強度が変更された平行光を対物レンズを介して
光ディスク記録媒体へ出射するものである。この発明に
よれば、異なる記録密度の光ディスクを記録再生するこ
とができ、部品点数が少なく小型かつ低消費電力を実現
した光ピックアップを提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、光ディスク記録媒体の情報を記録再生する光ピック
アップであって、第1の波長の光を出射する第1の光源
と、第2の波長の光を出射する第2の光源と、前記第1
の光源からの光束を平行光に変換するコリメータレンズ
と、前記コリメータレンズを介して出射される平行光を
光ディスク記録媒体に集光する対物レンズと、前記光デ
ィスク記録媒体からの反射光を検出する光検出器と、前
記コリメータレンズ及び対物レンズの光路中に配設さ
れ、第1の光源から対物レンズへの入射光束の光強度を
変更するビーム整形手段とを備えるとしたものであり、
コリメータレンズにより平行光とされた光束をビーム整
形手段により光束径の光強度を変更し、この変更された
光束径の平行光を対物レンズを介して光ディスク記録媒
体に投射するようにしているで、部品点数が少なく小型
かつ低消費電力とすることができる。又、本発明によれ
ば、第1及び第2の光源の光軸を同一の光軸に導くと共
に、高密度光ディスクの記録再生と低密度光ディスクの
記録再生を最小の球面収差で1個のコリメータレンズと
対物レンズを共用可能にし、第1の光源からの対物レン
ズ入射光束強度分布をより均一にでき高密度光ディスク
への集光スポットを小さくさせる作用を有する。
【0015】本発明の請求項2に記載の発明は、前記ビ
ーム整形手段は、少なくとも3つの境界面を有する第1
の光学部品と前記第1の光学部品の一つの境界面に対し
て所定角度傾斜した対向する位置に配置される反射面を
有する第2の光学部品から成るとしたものであり、第1
の光学部品と第2の光学部品との間に屈折及び反射作用
により簡略な構成で光束径を変更できる。
【0016】本発明の請求項3に記載の発明は、前記第
1の光学部品は、第1の波長の平行光を入射し第2の波
長の光束を反射する膜を形成した第1の面と、前記第1
の面と対向した位置にあり光を透過する第2の面と、前
記第1あるいは第2の面の側部に配置され前記第1ある
いは第2の面からの透過光を反射する第3の面を有する
としたものであり、第1の光学部品における屈折及び反
射作用により光軸を変化させることなく光束径を変更で
きる。
【0017】本発明の請求項4に記載の発明は、前記ビ
ーム整形手段は、前記第1の光学部品の第1の面の入射
光束径に対する第1の面の出射光束径の比をmとする
と、 m={cos(1i)×cos(2i)×cos(3i)×cos(4i)}/
{cos(1o)×cos(2o)×cos(3o)×cos(4o)} cos(1i):第1の面に対する入射光の入射角 cos(2i):第2の面に対する入射光の入射角 cos(3i):第2の面に対する第2部品からの反射入射光
の入射角 cos(4i):第1の面に対する第2部品からの反射入射光
の入射角 cos(1o):第1の面に対する入射光の屈折角 cos(2o):第2の面に対する入射光の屈折角 cos(3o):第2の面に対する第2部品からの反射入射光
の屈折角 cos(4o):第1の面に対する第2部品からの反射入射光
の屈折角 となるように構成されるとしたものであり、各部材を一
体化した光学ユニットとして形成するようにしていの
で、より部品点数を少なくできると共に、小型化でき
る。
【0018】本発明の請求項5に記載の発明は、前記第
1の光源及び光ディスク記録媒体で反射された第1の波
長の光を受光する第1の受光素子を内蔵する第1の光学
ユニットと、前記第2の光源及び光ディスク記録媒体で
反射された第2の波長の光を受光する第2の受光素子を
内蔵する第2の光学ユニットとを備えるとしたものであ
り、さらに各種の部材を一体化して光学ユニットとして
形成することにより、より部品点数を少なくし、小型化
できる。
【0019】本発明の請求項6に記載の発明は、前記第
1の光学ユニットは、第1の光源及び第1の受光素子と
共に、光ディスク記録媒体で反射された第1の波長の光
を第1の受光素子に導く偏光ホログラム及び第1の光源
から出射される第1の波長の光偏光方向としたものであ
る。
【0020】本発明によれば、第1及び第2の光源の光
軸を同一の光軸に導くと共に、高密度光ディスクの記録
再生と低密度光ディスクの記録再生を最小の球面収差で
1個のコリメータレンズと対物レンズを共用可能にし、
第1の光源からの対物レンズ入射光束強度分布をより均
一にでき高密度光ディスクへの集光スポットを小さくさ
せる作用を有する。
【0021】(実施の形態1)まず最初に本発明の実施
の形態1について図を参照しながら説明する。図1は、
本発明の実施の形態1における光ピックアップの光学系
構成を示す図である。図1において本実施の形態1に係
る光ピックアップは、高密度光ディスク用の光を出射す
る光源2及び高密度光ディスク(図示せず)で反射され
た信号光を受光する受光素子等が載置されて形成される
第1の光学ユニット1と、低密度光ディスク用の光を出
射する光源4及び低密度光ディスク(図示せず)で反射
された信号光を受光する受光素子等が載置されて形成さ
れる第2の光学ユニット3と、前記光源2、4からの各
光及びこれに対応する各信号を分離するビームスプリッ
タ6と、このビームスプリッタ6から出射される各光を
平行光とするコリメータレンズ7と、このコリメータレ
ンズ7から出射される各平行光の光束径を所定値に規制
する絞りの作用を実行する絞り光学部材8と、この絞り
光学部材8から所定の光束径に規制された前記光源2か
ら出射された平行光の光強度分布を均一に変換するビー
ム整形手段90と、このビーム整形手段90で変換され
た光源2からの平行光及びビーム整形手段90で変換さ
れない光源4からの平行光を高密度光ディスク又は低密
度光ディスクに対して投射する対物レンズ11とを備え
る構成である。
【0022】前記光学ユニット1は、高密度光ディスク
用の光を出射する光源2や高密度光ディスクで反射され
た光を受光する受光素子等が載置される基板部、それら
の部材を包含するように設けられている側壁部及び、光
の通路としての側壁部の開口窓である出射部等(図示せ
ず)により形成されている。さらに基板部には光源に電
力を供給したり、受光素子からの電気信号を演算回路
(図示せず)に伝達する端子が設けてある。この端子は
ピンタイプのものであっても良いし、プリントタイプの
ものであっても良い。
【0023】光源2は単色で、干渉性、指向性および集
光性が良好なものを用いることが、適当な形状のビーム
スポットを比較的容易に形成でき、ノイズ等の発生を抑
制できるので好ましい。このような条件を満たす光源2
としては、固体、ガス及び半導体等の各種レーザ光を用
いることが好ましい。特に半導体レーザはその大きさが
非常に小さく、光ピックアップの小型化を容易に実現す
ることができるので、光源2としては最適である。この
ときの光源2の発振波長は、800nm以下であること
が、光源2から出射された光が光ディスクの記録面上に
収束する際のビームスポットを容易に記録面に形成され
ているトラックのピッチ程度の大きさにすることができ
るので好ましい。更に、光源2の発振波長が650nm
以下であれば、非常に高密度で情報が記録されている高
密度光ディスクをも再生することができる程度に小さな
ビームスポットを形成できるので、大容量の記憶手段を
容易に実現することができ、特に高密度光ディスクに対
する記録再生に供される光源としては好ましい。ここで
はDVDを再生する光源であることを前提として、波長
が600〜680nm程度、この範囲でも特に630〜
660nmの光源を用いている。
【0024】また、光源2の出力は、再生専用である場
合には3〜10(mW)程度であることが、再生に必要
な光量を十分に確保しつつエネルギーの消費を最小限に
抑制でき、更には光源から放出される熱量も抑制できる
ので好ましい。記録再生兼用である場合には、記録の際
に記録層の状態を変化させるために大きなエネルギーを
必要とするので、少なくとも20(mW)以上の出力が
必要となる。
【0025】光学ユニット3は、低密度光ディスク用の
光を出射する光源4や低密度光ディスクで反射された光
を受光する受光素子等が載置される基板部及びそれらの
部材を包含するように設けられている側壁部等(図示せ
ず)により形成されている。光源4の発振波長は800
nm以下であることが、光源4から出射された光が記録
面上に収束する際のビームスポットを容易に記録面に形
成されているトラックのピッチ程度の大きさにすること
ができるので好ましい。特に、光源4としては光源2よ
りも発振波長が長いものを用いることができ、例えばC
Dを再生する場合には780nm程度で十分な大きさの
ビームスポットを低密度光ディスク上に形成することが
できる。
【0026】この光学ユニット3上には光学部材5が配
設され、光学部材5は上下に異なる形成された回折格子
5a、回折格子5bが形成されている。回折格子5a
は、低密度光ディスクからの反射光を回折させることに
より受光素子に導き、RF信号、フォーカス誤差信号お
よびトラッキング誤差信号の信号形成を行うように形成
されている。また、回折格子5bは、3ビーム方法によ
るトラッキング制御を行うための3ビーム生成の回折格
子である。
【0027】次に、ビームスプリッタ6は、光源2及び
光源4からの光の双方を光ディスク方向に導く働きを有
するものである。ビームスプリッタ6としてはハーフミ
ラーや偏光分離膜等を用いることが一般的であるが、本
発明におけるさらに好ましい実施の形態としては光源2
からの光(出射光軸と直交する入射光)を高い割合で反
射するとともに光源4からの光(出射光軸と平行な(又
は同軸の)入射光)を高い割合で透過する様な性質を有
するものである。このような場合にはビームスプリッタ
6での光の損失を最小限に抑制することができ、従って
光の利用効率を向上させることができる。
【0028】上述のような性質を有するビームスプリッ
タ6として、波長選択機能を有する反射手段を用いるこ
とが好ましい。この波長選択機能を持つ反射手段は、あ
る波長を有する光を透過するとともに別の波長の光は反
射する働きを有しており、特に本実施の形態においては
光源2からの光をほぼ透過し、光源4からの光をほぼ反
射するようにビームスプリッタ6を構成することが、光
の利用効率を最も効率的に設定できる。
【0029】絞り光学部材8は、偏光ホログラム8aと
波長板8bと波長フィルタ8cを一体として構成され
る。偏光ホログラム8aは、光源2からの出射レーザ光
の主成分であるP偏光成分を透過し、後述する高密度光
ディスクからの反射光の主成分であるS偏光成分を回折
させる。波長板8bは、光源2からの出射レーザ光に対
してはλ/4波長板の作用を行い、光源4からの出射レ
ーザ光に対してはλ波長板の作用を行なうので、光源2
からの出射レーザ光の主成分であるP偏光成分を円偏光
に変換し、高密度光ディスクからの反射光をS偏光に変
換する役割を有する。波長フィルタ8cは、光源2から
出射された光を透過する一方、光源4からの出射された
光は反射若しくは吸収するように形成されているもの
で、光源2からの光と光源4からの光の双方の光束の径
を規制する絞りの役割を担うものである。
【0030】ビーム整形手段90は、略台形状のプリズ
ムで形成される第1の光学部品9と、この第1の光学部
品9に対向して配設され、第1の光学部品9から出射さ
れる平行光を反射する反射ミラーとして形成される第2
の光学部品10とを備える構成である。第1の光学部品
9は、第1の面9aにおいて光源2から出射されコリメ
ータレンズ7で平行光に変換された光を公知のスネルの
法則に従い入射、屈折させる一方、光源4から出射され
た光をを反射させる膜が形成されている。第1の面9a
と対向した位置には、第1の光学部品9内部を透過した
光を再びスネルの法則に従い入射、屈折させて第1の光
学部品9の外部に出射させる第2の面9bが、また第1
あるいは第2の面の側部には第1の面9aもしくは第2
の面9bで屈折された光を反射する第3の面9cから成
る。
【0031】第2の光学部品10は、第1の光学部品9
の第2の面9bからの屈折光を反射し、再び第1の光学
部品9の第2の面9bに入射させる役割を担っている。
第1の光学部品9と第2の光学部品10とから構成され
るビーム整形手段90は、光源2からの出射光の光強度
分布をより均一に変換する。
【0032】前記光強度分布の変換動作は図2に基づい
て説明する。同図において第1の光学部品9の媒質とそ
の周囲の媒質とは異なることから、その境界面での光の
屈折により、その境界面に入射する光束径Riと屈折光
Roとの間には次式の関係が成立する。
【0033】 (Ro/Ri)=(R・cosβ)/(R・cosα) =cosβ/cosα ここで、αは境界面への入射角、βは境界面への屈折
角、Rは境界面における入射光の光束径である。
【0034】この関係を用いて、境界面である第1の面
9aでの光束径比(D1/Ri)は、 (D1/Ri)=R1・cos1o/R2・cos1i・・・ となる。境界面である第2の面9bでの光束径比(D1
/Ri)は、 (D2/D1)=R2・cos2o/R2・cos2i・・・ となる。第2の面9bを出射した平行光が第2の光学部
10で反射され、再び第2の面9bに入射する平行光が
この第2の面9bにおいて光束径比(Ro/D3)は、 (Ro/D3)=R3・cos3o/R3・cos3i・・・ となる。さらに、第2の面9bから入射した平行光が第
1の面9aに入射してこの第1の面9aでの光束径比
(Ro/D4)は、 (Ro/D4)=R4・cos4o/R4・cos4i・・・ となる。前記式ないし式において、次のようにおの
おのが定義される。
【0035】 cos(1i):第1の面9aに対する入射光の入射角 cos(2i):第2の面9bに対する入射光の入射角 cos(3i):第2の面9bに対する第2部品からの反射入
射光の入射角 cos(4i):第1の面に対する第2部品からの反射入射光
の入射角 cos(1o):第1の面に対する入射光の屈折角 cos(2o):第2の面に対する入射光の屈折角 cos(3o):第2の面に対する第2部品からの反射入射光
の屈折角 cos(4o):第1の面に対する第2部品からの反射入射光
の屈折角 その光強度の均一の度合いを示す第1の光学部品9の第
1の面9aの入射光束径に対する第1の面9aの出射光
束径の比をmとすると、式ないし式により、出射光
束径の比mが、 m=(D1/Ri)・(D2/D4)・(D3/D2)・(Ro/D3) ={cos(1i)×cos(2i)×cos(3i)×cos(4i)}/{cos(1o)×cos(2o)× cos(3o)×cos(4o)} となるように第1の光学部品9の第1から第3の面9
a、9b、9cの角度、屈折率、および第2の光学部品
10の反射角度を設定する。
【0036】次に、本発明の実施の形態1における光学
ユニットの配置について説明する。本実施の形態におい
ては、第1の光学ユニット1と第2の光学ユニット3と
はビームスプリッタ6を起点として略90度の角度をな
すように配置されており、ビームスプリッタ6からコリ
メータレンズ7に至る光の光軸に対して略平行な方向に
第1の光学ユニット1が配置され、ビームスプリッタ6
からコリメータレンズ7に至る光の光軸に対して略垂直
な方向に第2の光学ユニット3が配置されている。
【0037】このとき、第1の光学ユニット1とコリメ
ータレンズ7の間の距離は第2の光学ユニット3とコリ
メータレンズ7の間の距離より長くすることにより、光
ピックアップの小型化・薄型化を図りながら、光源2及
び光源4から出射された光の双方において収差の発生を
抑制することができるので、記録密度の異なる複数の光
ディスクに対して良好な記録若しくは再生特性を有する
光ピックアップを実現することができる。
【0038】以上のような構成を有する光ピックアップ
における再生動作について以下それぞれ説明する。なお
本実施の形態においては、低密度光ディスクとしてコン
パクトディスク(以下CDと略す)を、高密度光ディス
クとしてデジタルビデオディスク(以下DVDと略す)
を使用している。
【0039】まず、最初にDVDの再生動作について説
明する。光源2から発振波長635〜650nmの波長
で出射されたP偏光を主成分とする光は、第1の光学ユ
ニット1の出射部を通過してビームスプリッタ6に入射
する。そしてビームスプリッタ6で入射してきた光は、
少なくとも90%以上が透過されて、コリメータレンズ
7、偏光ホログラム8aを透過し、波長板8bに入射す
る。波長板8bに入射したP偏光成分の光は円偏光に変
換されて、波長フィルタ8cに入射する。DVD用の光
である光源2からの光は波長フィルタ8cをほぼ95%
以上透過するように形成されている。そして波長フィル
タ8cを透過した光は、ビーム整形手段90の第1の光
学部品9の第1の面9aで屈折されることにより光強度
分布を変換された状態で第1の光学部品9内部を通り、
第2の面9bに到達する。第2の面9bに入射した光は
屈折されることにより光強度分布を変換された状態で第
1の光学部品9外部に出射され、第2の光学部品10で
反射された後、再び第1の光学部品9の第2の面9bに
入射する。第2の面9bで再び屈折されることにより光
強度分布を変換された状態で第1の光学部品9内部を通
り第1の面9aに入射する。第1の面9aに入射した光
は屈折されることにより光強度分布を変換された状態で
第1の光学部品9外部に出射され、対物レンズ11へ入
射する。そして対物レンズ11の集光作用により、DV
Dの記録データ層に結像される。
【0040】その後DVDで反射された光は、再び対物
レンズ11、ビーム整形手段90である第1の光学部品
9を透過し、第2の光学部品10で反射された後第1の
光学部品9を透過し、波長フィルタ8cおよび1/4波
長板8bに入射する。1/4波長板8bに入射した円偏
光の光はS偏光成分となり、偏光ホログラム8aに入射
し、回折される。偏光ホログラム8aで回折された光
は、ビームスプリッタ6と透過し光学ユニット1の受光
素子に入射し、光電変換されることにより検出される電
流出力を電圧信号に変換しRF信号、フォーカス誤差信
号およびトラッキング誤差信号が形成される。
【0041】次に、CDの再生動作について説明する。
光源4から発振波長770〜790nmの波長で出射さ
れた光は、第2の光学ユニット3の回折格子5bを通過
し、3ビームが形成された後、回折格子5aを透過しビ
ームスプリッタ6に入射する。そしてビームスプリッタ
6に入射してきた光は、少なくとも90%以上が反射さ
れて、その光軸を略90度折り曲げれれてビームスプリ
ッタ6から出射され、コリメータレンズ7、偏光ホログ
ラム8aおよび波長板8bを透過し、波長フィルタ8c
に入射する。CD用の光である光源4からの光について
は、波長板8bはλ板の作用を行うので、偏光方向は変
わらない。波長フィルタ8cは、その外周部分に形成さ
れた輪帯により光源4からの光のほぼ95%以上が反射
され、輪帯が形成されていない部分ではほぼ95%以上
透過するように形成されている。これにより、波長フィ
ルタ8cはCD用の光に対しては絞りの働きを行い、対
物レンズ11に入射する光の径を制御する働きを有して
いる。そして波長フィルタ8cを透過した光はビーム整
形手段90の第1の光学部品9で反射され対物レンズ1
1へ入射する。そして対物レンズ11の集光作用によ
り、CDに結像される。
【0042】その後CDで反射された光は、再び対物レ
ンズ11を透過し、第1の光学部品9で反射され、波長
フィルタ8c、コリメータレンズ7を透過し、ビームス
プリッタ6で反射された後、回折格子5aに入射する。
回折格子5aに入射した光は、回折されて、受光素子に
入射し、光電変換されることにより検出される電流出力
を電圧信号に変換しRF信号、フォーカス誤差信号およ
びトラッキング誤差信号が形成される。
【0043】尚本実施の形態においては高密度光ディス
クを再生する光源に波長650nm近傍の光を用い、低
密度光ディスクを再生する光源に波長780nm近傍の
光を用いていたが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えば低密度光ディスク用に650nmの光源を
用い、高密度光ディスク用に400nmの光源を用いて
も良い。
【0044】以上に説明したように、本実施の形態によ
れば光源2からの光の収差補正をコリメータレンズで行
うことができるので、対物レンズの光学特性を向上させ
ることができる。さらに、DVD用の光である光源2か
らの光の強度分布がより均一に対物レンズに入射するの
で、光結像効率が良く、高密度光ディスクへの集光スポ
ットを小さくすることができる。
【0045】(実施の形態2)次に、第2の実施の形態
について図3を用いて説明する。図3は、本発明の実施
の形態2による光ピックアップの光学系の構成を示す図
である。図3において本実施の形態2に係る光ピックア
ップは、前記実施の形態1と同様に第1の光学ユニット
1、第2の光学ユニット3、ビームスプリッタ6、コリ
メータレンズ7、ビーム整形手段90及び対物レンズ1
1を共通して備え、この構成に加え、前記第1の光学ユ
ニット1とビームスプリッタ6との間に偏光ホログラム
12及びλ/4波長板13が配設され、前記コリメータ
レンズ7とビーム整形手段90との間に波長フィルタ8
cが配設される構成である。
【0046】即ち、本実施の形態2は実施の形態1に対
して第1の光学ユニット1に偏光ホログラム12および
λ/4入板13を形成した点が異なる。偏光ホログラム
12およびλ/4入板は、光学部材14を介して光源2
および受光素子を包含するように設けられている側壁部
及び、光の通路としての側壁部の開口窓である出射部等
と一体に形成されている。
【0047】次に、以上のような構成を有する実施の形
態2の光ピックアップにおける再生動作について以下そ
れぞれ説明する。まず、最初にDVDの再生動作につい
て説明する。光源2から出射された光は、第1の光学ユ
ニット1の出射部、光学部材14、偏光ホログラム12
及びλ/4波長板13を通過してビームスプリッタ6に
入射する。ビームスプリッタ6に入射する光源2から出
射される主成分がP偏光成分であるレーザ光はλ/4波
長板13により円偏光に変換されている。
【0048】そしてビームスプリッタ6に入射してきた
光は、少なくとも90%以上が透過されて、コリメータ
レンズ7、波長フィルタ8cに入射する。DVD用の光
である光源2からの光は波長フィルタ8cをほぼ95%
以上透過するように形成されている。
【0049】さらに、波長フィルタ8cを透過した光
は、ビーム整形手段90の第1の光学部品9の第1の面
9aで屈折されることにより光強度分布を変換された状
態で第1の光学部品9内部を通り、第2の面9bに到達
する。第2の面9bに入射した光は屈折されることによ
り光強度分布を変換された状態で第1の光学部品9外部
に出射され、第2の光学部品10で反射された後、再び
第1の光学部品9の第2の面9bに入射する。第2の面
9bで再び屈折されることにより光強度分布を変換され
た状態で第1の光学部品9内部を通り第1の面9aに入
射する。第1の面9aに入射した光は屈折されることに
より光強度分布を変換された状態で第1の光学部品9外
部に出射され、対物レンズ11へ入射する。そして対物
レンズ11の集光作用により、DVDの記録データ層に
結像される。
【0050】その後DVDで反射された光は、再び対物
レンズ11、ビーム整形手段90である第1の光学部品
9を透過し、第2の光学部品10で反射された後、第1
の光学部品9、波長フィルタ8c、コリメータレンズ7
およびビームスプリッタ6を透過し、λ/4波長板13
に入射する。λ/4波長板13に入射した円偏光の光は
S偏光成分となり、偏光ホログラム12に入射し、回折
される。偏光ホログラム12で回折された光は、第1の
光学ユニット1の受光素子に入射する。その後の受光部
の検出動作並びに信号再生動作は実施の形態1の場合と
同様である。
【0051】次に、CDの再生動作について説明する。
光源4から発振波長770〜790nmの波長で出射さ
れた光は、第2の光学ユニット3の回折格子5bを通過
し、3ビームが形成された後、回折格子5aを透過しビ
ームスプリッタ6に入射する。そしてビームスプリッタ
6に入射してきた光は、少なくとも90%以上が反射さ
れて、その光軸を略90度折り曲げられてビームスプリ
ッタ6から出射され、コリメータレンズ7、波長フィル
タ8cに入射する。CD用の光である光源4からの光に
ついては、波長フィルタ8cは、その外周部分に形成さ
れた輪帯により光源4からの光のほぼ95%以上が反射
され、輪帯が形成されていない部分ではほぼ95%以上
透過するように形成されている。これにより、波長フィ
ルタ8cはCD用の光に対しては絞りの働きを行い、対
物レンズ11に入射する光の径を制御する働きを有して
いる。そして波長フィルタ8cを透過した光はビーム整
形手段90の第1の光学部品9で反射され対物レンズ1
1へ入射する。そして対物レンズ11の集光作用によ
り、CDに結像される。
【0052】その後CDで反射された光は、再び対物レ
ンズ11を透過し、第1の光学部品9で反射され、波長
フィルタ8c、コリメータレンズ7を透過し、ビームス
プリッタ6で反射された後、回折格子5aに入射する。
回折格子5aに入射した光は、回折されて、受光素子に
入射する。その後の受光部の検出動作並びに信号再生動
作は実施の形態1の場合と同様である。
【0053】なお、本実施の形態2に説明した構成に限
定するものではなく、例えば、コリメータレンズ7と波
長フィルタ8cとの位置を入れ替えて、波長フィルタ8
cをビームスプリッタ6とコリメータレンズ7との間の
光路中に配置しても良いし、波長フィルタ8cを第2の
光学ユニット3とビームスプリッタ6との間に配置して
も良い。また、波長フィルタ8cに代えて、第2の光学
ユニット3とビームスプリッタ6との間に絞り部材(図
示省略)を設け、光源4からの光に対して開口数(N
A)0.4から0.6の範囲で対物レンズ11が動作す
るように絞り部材の絞り開口径を設けても良い。また、
第1の光学ユニット1と第2の光学ユニット3の配置を
交換してもよい。さらにまた、回析格子5aや対物レン
ズ11を適宜設計することにより、波長フィルタ8cや
絞り部材を省略してもよい。
【0054】また、本実施の形態においては高密度光デ
ィスクを再生する光源に波長650nm近傍の光を用
い、低密度光ディスクを再生する光源に波長780nm
近傍の光を用いていたが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、例えば低密度光ディスク用に650nmの
光源を用い、高密度光ディスク用に400nmの光源を
用いても良い。
【0055】以上に説明したように、本実施の形態2に
よれば光源2からの光の収差補正をコリメータレンズ7
で行うことができるので、対物レンズ11の光学特性を
向上させることができる。さらに、DVD用の光である
光源2からの光の強度分布がより均一にで対物レンズ1
1に入射するので、光結像効率が良く、高密度光ディス
クへの集光スポットを小さくすることができる。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、2つの光
学ユニットと一つの光学系とを有し、2つの光学ユニッ
トは1つの光学系を共用するので、異なる記録密度の光
ディスクを記録再生することができ、しかも小型、薄
型、かつ低消費電力の光ピックアップを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における光ピックアップ
の光学系構成を示す図
【図2】図1に記載の実施の形態1の光ピックアップに
おけるビーム整形手段の詳細構成図
【図3】本発明の実施の形態2による光ピックアップの
光学系の構成を示す図
【図4】従来の光ピックアップの光学系の構成を示す図
【符号の説明】
1、3、30 光学ユニット 2、4、21、31 光源 5、14 光学部材 5a、5b、32 回折格子 6、23、26 ビームスプリッタ 7、22、33 コリメータレンズ 8 絞り光学部材 8a、28 偏光ホログラム 8b、13、24 1/4波長板 8c 波長フィルタ 9 第1の光学部品 10 第2の光学部品 11、27、34 対物レンズ 25 ビーム整形素子 35 受光素子 90 ビーム整形手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスク記録媒体の情報を記録再生する
    光ピックアップであって、第1の波長の光を出射する第
    1の光源と、第2の波長の光を出射する第2の光源と、
    前記第1の光源からの光束を平行光に変換するコリメー
    タレンズと、前記コリメータレンズを介して出射される
    平行光を光ディスク記録媒体に集光する対物レンズと、
    前記光ディスク記録媒体からの反射光を検出する光検出
    器と、前記コリメータレンズ及び対物レンズの光路中に
    配設され、第1の光源から対物レンズへの入射光束の光
    強度を変更するビーム整形手段とを備えることを特徴と
    する光ピックアップ。
  2. 【請求項2】前記ビーム整形手段は、少なくとも3つの
    境界面を有する第1の光学部品と前記第1の光学部品の
    一つの境界面に対して所定角度傾斜した対向する位置に
    配置される反射面を有する第2の光学部品から成ること
    を特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  3. 【請求項3】前記第1の光学部品は、第1の波長の平行
    光を入射し第2の波長の光束を反射する膜を形成した第
    1の面と、前記第1の面と対向した位置にあり光を透過
    する第2の面と、前記第1あるいは第2の面の側部に配
    置され前記第1あるいは第2の面からの透過光を反射す
    る第3の面を有することを特徴とする請求項2記載の光
    ピックアップ。
  4. 【請求項4】前記ビーム整形手段は、前記第1の光学部
    品の第1の面の入射光束径に対する第1の面の出射光束
    径の比をmとすると、 m={cos(1i)×cos(2i)×cos(3i)×cos(4i)}/
    {cos(1o)×cos(2o)×cos(3o)×cos(4o)} cos(1i):第1の面に対する入射光の入射角 cos(2i):第2の面に対する入射光の入射角 cos(3i):第2の面に対する第2部品からの反射入射光
    の入射角 cos(4i):第1の面に対する第2部品からの反射入射光
    の入射角 cos(1o):第1の面に対する入射光の屈折角 cos(2o):第2の面に対する入射光の屈折角 cos(3o):第2の面に対する第2部品からの反射入射光
    の屈折角 cos(4o):第1の面に対する第2部品からの反射入射光
    の屈折角 となるように構成されることを特徴とする請求項1ない
    し3のいづれかに記載の光ピックアップ。
  5. 【請求項5】前記第1の光源及び光ディスク記録媒体で
    反射された第1の波長の光を受光する第1の受光素子を
    内蔵する第1の光学ユニットと、前記第2の光源及び光
    ディスク記録媒体で反射された第2の波長の光を受光す
    る第2の受光素子を内蔵する第2の光学ユニットとを備
    えることを特徴とする請求項1ないし4のいづれかに記
    載の光ピックアップ。
  6. 【請求項6】前記第1の光学ユニットは、第1の光源及
    び第1の受光素子と共に、光ディスク記録媒体で反射さ
    れた第1の波長の光を第1の受光素子に導く偏光ホログ
    ラム及び第1の光源から出射される第1の波長の光偏光
    方向を変換するλ/4板を備えることを特徴とする請求
    項5に記載の光ピックアップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004171629A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Olympus Corp 光ピックアップ装置
US6807140B2 (en) 2000-10-27 2004-10-19 Matsushita Electric Industrial.Co., Ltd. Optical pickup device for emitting laser beams having different wavelengths and optical disk driver for use therewith
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