JPH08235585A - 書換え型光記録再生装置 - Google Patents

書換え型光記録再生装置

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JPH08235585A
JPH08235585A JP7039917A JP3991795A JPH08235585A JP H08235585 A JPH08235585 A JP H08235585A JP 7039917 A JP7039917 A JP 7039917A JP 3991795 A JP3991795 A JP 3991795A JP H08235585 A JPH08235585 A JP H08235585A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 媒体劣化を最小限に抑え、有効な記録及び消
去パワーの最適化処理を高速に行うことができる書換え
型光記録再生装置を提供すること。 【構成】 記録領域に対する記録及びテスト領域に対す
るテスト記録を行うと共に,テスト領域についての再生
テストを行う記録再生手段20と、記録再生における再
生信号fの品質判定を行う再生品質判定手段10と、こ
の品質判定結果に基づいて最適記録パワ−を決定し,記
録再生手段20を駆動制御する主制御部11とを備えて
いる。また、主制御部11に、標準記録パワ−,標準消
去パワ−,及び上限消去パワ−にかかる情報を記憶した
メモリ回路13を併設している。更に、主制御部11
が、当該主制御部11で決定される最適記録パワ−とメ
モリ回路13の標準記録パワ−との比率から最適化補正
率を算出する最適補正率算定機能と、この算定された最
適化補正率で標準消去パワーを補正しこれを最適消去パ
ワーとする消去パワー設定制御機能とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、書換え型光記録再生装
置に係り、特に、二値のディジタル情報を対象として消
去,記録,再生を行う光磁気ディスク装置等の書換え型
光記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスク装置等の書換え型光記録
再生装置では、情報を消去,記録,再生する手段として
半導体レーザダイオード等を光源としたレーザ光が使用
され、このレーザ光は光学レンズによって極小の光スポ
ットに収束されて記憶媒体上に照射される。
【0003】この内、情報の消去時には、所定の一定強
度のレーザ光が媒体面上に照射される。ここで、媒体面
には消去方向磁化極性の外部磁界が供給されており、レ
ーザ光の照射を受けた記録膜の昇温により媒体面上の磁
化方向が消去磁界方向に揃えられ消去が行われる。一
方、情報の記録時には、記録データに対応して強度変調
されたレーザ光が消去状態にある媒体面上に照射される
と共に、消去時とは逆方向極性の外部磁界が印加され、
レーザ光による局部的な昇温効果をもたらし、これによ
り、消去とは逆の磁化反転マークが形成される。
【0004】また、情報の再生時には、記録磁化を乱さ
ない程度の一定強度のレーザ光が媒体面に照射され、磁
化反転マークに対応して得られる反射光の偏光面変化を
電気信号として検出し、二値信号に変換の後、再生クロ
ックを弁別基準とした再生タイミング弁別から情報再生
が行われる。
【0005】上述した記録再生過程においては、その使
命として結果的に情報再生時のエラー率をいかに低く保
つかが重要となる。特に記録時においては、レーザ光の
記録パワー強度(以下、「記録パワー」と称する)を実
使用媒体の記録感度特性に適合させ安定したマーク形成
を行うことが要求される。ここで、記録パワーが媒体特
性での適性値に対し不足した条件では、未飽和記録に伴
う再生信号レベル低下からS/N比の劣化が発生し、ま
た記録パワーが適性値より過大な条件の下では、信号干
渉の度合いが増すことにより分解能低下及びマーク位置
ずれが発生し、いずれの場合も再生エラー率の増大をも
たらす結果となる。
【0006】特に近年、装置の大容量化/高性能化が要
求されるに伴い高記録密度化あるいは高速化が図られ、
この要請から、記録パワーに対する設定マージンは減少
されることが望ましい。このための対応策として、媒体
の装顛や規定以上の温度変化等を起動条件に設定し、媒
体上のユーザ使用領域とは別に設けられたテスト領域を
使用してテスト記録再生を実行することにより、再生エ
ラー率等の再生信号品質を判定基準として記録パワーを
実使用媒体に適合させる記録パワーの最適化設定処理が
採用され始めている。
【0007】この最適化設定処理の一例として、特開昭
64−37745号公報では、テスト記録再生で生じる
再生エラーが最小、あるいは再生信号エンベローブ変動
が最小となるように記録パワーを最適化する方法が提案
されている。この引例では、レーザ光の消去パワー強度
(以下、消去パワーと称す)の設定について言及されて
いないが、従来の慣例では、設計条件あるいは実験等で
予め決定された所定の固有値(固定値)を用いる方法が
一般的である。
【0008】また、特開平3−171437号公報で
は、記録パワーと消去パワーを徐々に増加させながらテ
スト記録再生を繰り返し、ビットエラー等の再生信号良
否判定から最適記録/消去パワーを得る方法が提案され
ている。これによれば、特に大容量化/高性能化を指向
した書換え型光記録再生装置において、低再生エラー率
での情報記録が実現される。
【0009】ここで、記録パワーの最適化を行うテスト
領域については、上記各引例において明確な言及が成さ
れていない。そこで、一例としてISO/IEC100
89(JIS X 6271)規定の130〔mm〕書
換え型光ディスクカートリッジの場合を図2に示す。こ
れによると、ユーザ使用領域外の内周エリアと外周エリ
アに製造者試験領域及び保護用領域がそれぞれ設定され
ている。これらの領域を上記テスト領域として用いる手
法の有効性は明かとなっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭64−37745号公報記載のものは、消去パワー
に所定の固定値が設定されている場合、環境条件に応じ
て変動する記録パワーとの間に不測の誤差が生じる。か
かる場合、消去パワーが媒体感度特性での適正値(記録
パワー)より不足した条件では、過去に記録された信号
を完全に消去できず消し残り雑音が発生し、S/N比の
劣化から再生エラー率の増大をもたらすという不都合が
あった。他方、消去パワーが過大な条件下では、消去ビ
ームによる適度の温度上昇から媒体記録膜の特性劣化が
加速され、この記録膜の特性劣化は、特に繰り返し消去
/記録回数に関わる媒体寿命を縮めるという不都合があ
った。
【0011】また、上記特開平3−171437号公報
記載のものは、消去パワーを記録パワーと同様、徐々に
増加させるので、テスト領域における過去の記録パワー
条件如何によっては消去パワー不足から消し残りが残留
し、再生信号の良好判定を得る下限パワー値の検出を誤
る不都合があった。更に、記録パワー最適化と消去パワ
ー最適化の処理を分離して各々を実行する場合、単純計
算でも2倍のテスト記録/消去を実行する必要があり、
最適化処理に長時間を要するという不都合があった。
【0012】更に、この種の装置では、電源投入,媒体
装顛,規定以上の温度変化等を起動条件として、テスト
消去,記録,再生の動作が繰り返し実行されるので、上
記テスト領域が集中的に使用される事態が生ずる。かか
る場合、同領域での記録/消去回数はユーザ領域での回
数に比べ遥かに増大し、この結果、媒体特性は記録/消
去回数の増加に伴い劣化傾向を示し、特性劣化した領域
の条件に合わせて記録/消去パワーが最適に設定される
ので、設定されたパワー値が本来最適化の対象としたい
ユーザ領域の媒体特性に合致しなくなる不都合もあっ
た。
【0013】ここで、以上の処理において消去パワーが
最適化された場合でも、この種の装置が媒体の交換可能
性を特徴としている限り、媒体上の情報が常に同一装置
において記録されたものとは保証されない。場合によっ
ては、消去すべき過去の情報が過大な記録パワーで記録
され、或いはトラック位置ずれ下で記録されていること
も十分想定される。この場合、当該装置条件下で最適化
設定された消去パワーでは、消去が不完全となり消し残
り雑音が残留することになる。
【0014】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に、媒体劣化を最小限に抑え、有効な最適
化処理を高速に行うことができる書換え型光記録再生装
置を提供することをその目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ディスク状の光記録媒体上の記録領域に対する記録及び
テスト領域に対するテスト記録を行うと共に,該テスト
記録後のテスト領域についての再生テストを行う記録再
生手段と、記録再生における再生信号の品質判定を行う
再生品質判定手段と、この再生品質判定手段による再生
信号の品質判定結果に基づいて最適記録パワ−を決定す
ると共に,記録再生手段を駆動制御する主制御部とを備
えている。更に、主制御部に、記録再生手段を駆動する
標準記録パワ−,標準消去パワ−,及び上限消去パワ−
にかかる情報を記憶したメモリ回路を併設すると共に、
主制御部が、当該主制御部で決定される最適記録パワ−
とメモリ回路に記憶されている標準記録パワ−との比率
から最適化補正率を算出する最適補正率算定機能と、こ
の算定された最適化補正率で標準消去パワーを補正しこ
れを最適消去パワーとする消去パワー設定制御機能とを
備える、という構成を採っている。
【0016】請求項2記載の発明では、主制御部の消去
パワー設定制御機能は、最適消去パワー情報と上限消去
パワー情報とを切り換え設定すると共に,これに基づい
て所定の情報記録処理の制御を実行する、という構成を
採っている。
【0017】請求項3記載の発明では、主制御部は、通
常の情報記録処理では最適消去パワーによる消去動作を
実行し、記録後の検証再生において所定記録エラーが検
出された場合には上限消去パワーによる消去動作を実行
する消去パワー切替え設定機能を備える、という構成を
採っている。
【0018】請求項4記載の発明は、ディスク状の光記
録媒体上の記録領域に対する記録及び内外周エリアに設
けられた内外周テスト領域に対するテスト記録を行うと
共に,該テスト記録後の内外周テスト領域についての再
生テストを行う記録再生手段と、記録再生における再生
信号の品質判定を行う再生品質判定手段と、この再生品
質判定手段による再生信号の品質判定結果に基づいて内
外周最適記録パワ−を決定すると共に,記録再生手段を
駆動制御する主制御部とを備えている。
【0019】更に、主制御部に、記録再生手段を駆動す
る内外周標準記録パワ−,内外周標準消去パワ−,及び
内外周上限消去パワ−にかかる情報を記憶したメモリ回
路を併設している。
【0020】そして、主制御部が、当該主制御部で決定
される内外周最適記録パワ−とメモリ回路に記憶されて
いる内外周標準記録パワ−との比率から内外周最適化補
正率を算出する内外周最適補正率算定機能と、光記録媒
体の半径方向に与えられた任意トラックでの任意トラッ
ク最適化補正率を,内外周最適化補正率を基準とし且つ
内外周テスト領域の半径位置と任意トラックの半径位置
との補間計算によって決定する任意トラック最適化補正
率算定機能と、任意トラックに与えられた所定標準消去
パワーを任意トラック最適化補正率で補正しこれを任意
トラックの最適消去パワーとする任意トラック消去パワ
ー設定制御機能とを備える、という構成を採っている。
【0021】請求項5記載の発明では、再生品質判定手
段が、再生エラー率を検出すると共に、この検出された
再生エラー率が予め定められた所定値以内であるか否か
をもって再生信号の品質判定を行う、という構成を採っ
ている。これらにより、前述した目的を達成しようとす
るものである。
【0022】
【作 用】請求項1記載の発明では、テスト記録再生の
実行段になると、主制御部は記録再生手段を制御して、
光ヘッドをテスト領域に位置決めさせ、テストデータを
記録させると共に、この記録したテストデータを読み出
させる。この読み出されたテストデータ(再生信号)
は、再生品質判定手段により品質判定される。主制御部
は品質判定の結果を取得して最適記録パワーを決定す
る。また、主制御部はメモリ回路から標準記録パワー,
標準消去パワー,上限消去パワーを読み出す。そして、
主制御部は、最適記録パワーと標準記録パワーとの比率
から最適化補正率を算出し、この算出した最適化補正率
で標準消去パワーを補正し、この結果を最適消去パワー
とする。
【0023】請求項2記載の発明では、必要に応じて最
適消去パワーと上限消去パワーとが切り換えられ、この
切換により選択された消去パワーをもって所定の情報記
録処理の制御が実行される。
【0024】請求項3記載の発明では、通常の情報記録
処理では最適消去パワーによる消去動作が実行され、記
録後の検証再生において所定記録エラーが検出された場
合には上限消去パワーによる消去動作が実行される。
【0025】請求項4記載の発明では、内外周テスト領
域の双方において、最適記録パワーが算出され(内外周
最適記録パワー)、この内外周最適記録パワーとメモリ
回路に記憶された内外周標準記録パワーとの比率から内
外周最適化補正率が算出される。次に、この内外周最適
化補正率を基準とし且つ内外周テスト領域の半径位置と
任意トラックの半径位置との補間計算によって当該任意
トラックでの任意トラック最適化補正率が決定される。
そして、任意トラックごとに予め与えられた所定標準消
去パワーを任意トラック最適化補正率で補正し、この結
果が任意トラックの最適消去パワーとされる。
【0026】請求項5記載の発明では、再生信号の品質
判定を行うにあたり、例えば、記録前信号と再生後信号
とを比較して再生エラー率を検出し、この検出された再
生エラー率が予め定められた所定値以内であるか否かで
判定することにより、再生信号の品質の善し悪しを画一
的に判定する。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づいて説
明する。
【0028】図1に示す光記録再生装置は、ディスク状
の光記録媒体6上の記録領域に対する記録及びテスト領
域に対するテスト記録を行うと共に,該テスト記録後の
テスト領域についての再生テストを行う記録再生手段2
0と、記録再生における再生信号fの品質判定を行う再
生品質判定手段10と、この再生品質判定手段10によ
る再生信号の品質判定結果に基づいて最適記録パワ−を
決定すると共に,記録再生手段20を駆動制御する主制
御部11とを備えている。更に、主制御部11に、記録
再生手段20を駆動する標準記録パワ−,標準消去パワ
−,及び上限消去パワ−にかかる情報を記憶したメモリ
回路13を併設すると共に、主制御部11が、当該主制
御部11で決定される最適記録パワ−とメモリ回路13
に記憶されている標準記録パワ−との比率から最適化補
正率を算出する最適補正率算定機能と、この算定された
最適化補正率で標準消去パワーを補正しこれを最適消去
パワーとする消去パワー設定制御機能とを備えている。
【0029】以下、上記構成を更に詳述すると、主制御
部11の消去パワー設定制御機能は、最適消去パワー情
報と上限消去パワー情報とを切り換え設定すると共に,
これに基づいて所定の情報記録処理の制御を実行するも
のである。これらに加え、主制御部11は、通常の情報
記録処理では最適消去パワーによる消去動作を実行し、
記録後の検証再生において所定記録エラーが検出された
場合には上限消去パワーによる消去動作を実行する消去
パワー切替え設定機能とを備えている。
【0030】再生品質判定手段は、再生エラー率を検出
すると共に、この検出された再生エラー率が予め定めら
れた所定値以内であるか否かをもって再生信号の品質判
定を行う機能を備えている。
【0031】記録再生手段20は、読み込みデータ信号
aを補正する記録パルス補正回路1と、この記録パルス
補正回路1で補正された読み込みデータ信号aを記録電
流bに変換する記録駆動回路2と、この記録駆動回路2
で変換された記録電流に基づいて媒体6に情報を書き込
む光ヘッド4と、主制御部11の指令を受けて光ヘッド
4の消去動作を駆動する消去駆動回路3と、光ヘッド4
で読み出した再生アナログ信号dを増幅する増幅回路7
と、この増幅された再生アナログ信号dを再生データパ
ルスeに変換する再生パルス化回路8と、再生クロック
信号を弁別基準として読み出しデータ信号fを検出する
再生データ弁別回路9とを備えている。これに加え、主
制御部11の指令を受けて光ヘッド4を位置決め制御す
るトラック制御回路12と、媒体6に所定方向の磁界を
発生させる電磁石15と、この電磁石15に磁界を発生
させる磁界駆動回路14とを備えている。
【0032】このうち、光ヘッド4は、内部にレーザダ
イオード4Aと光ディテクタ4Bを収容し、また媒体6
上には、磁化反転マーク601が形成されている。ま
た、符号5は、媒体6を回転駆動するスピンドルモータ
を示す。
【0033】次に、本実施例の全体動作を説明する。
【0034】まず、通常のユーザ情報に対する記録再生
動作について説明する。
【0035】情報の書込みに際し、書込みデータ信号a
が記録パルス補正回路1に入力されると、当該書込み信
号aは、媒体記録感度特性,或いは記録すべきトラック
位置(媒体半径位置)の線速条件から、媒体6に安定し
た磁化反転マーク601を形成するために最適化された
記録パルス幅への補正が行われる。
【0036】その後、記録駆動回路2において、書込み
データ信号aは、同じく媒体記録感度及び線速条件を基
に最適化された記録時の光強度に相当する記録電流bに
変換され、光ヘッド4内のレーザダイオード4Aを電流
駆動する。レーザダイオード4Aは、供給される記録電
流bに比例した強度の光を照射し、その光出力は光ヘッ
ド4に装備された光学レンズで集光され、スピンドルモ
ータ5により回転駆動された媒体6上に照射される。こ
のとき、主制御部11は、磁界駆動回路14を制御して
媒体6上に配置された電磁石15から記録磁化方向の磁
界を発生させる。これにより、上述の光出力の照射に伴
い媒体6上に局部的温度上昇を及ぼしめ、同媒体6上に
消去磁化方向からの磁化変化として磁化反転マーク60
1が形成され、情報の記録は完了する。
【0037】ここで、上述した情報の記録動作に先行し
て、媒体面上の磁化方向を所定消去方向に揃えるための
消去動作が実行される。この消去動作は、消去駆動回路
3から過去に記録された情報を確実に消去し得るよう
に、最適化された一定消去電流cが光ヘッド4内のレー
ザダイオード4Aに入力され、これにより発生した光出
力は、記録動作と同様に媒体6上に照射される。ここ
で、磁界駆動回路14は、主制御部11の指令により電
磁石15から発生する磁界を記録時とは反対の消去磁化
方向に切り換えているので、媒体6上では連続的な昇温
が生じ、この結果、その磁化方向は全て消去方向に整え
られる。
【0038】また、情報の再生にあっては、まず消去駆
動回路3によって媒体上の情報を乱さない程度に設定さ
れた所定の一定強度光出力を生じさせる電流がレーザダ
イオード4Aに入力され、これにより、出力された光の
媒体面での反射光から、カー効果を利用して磁化反転マ
ーク601相当の偏光面変化が検出され、光ディテクタ
4Bで電気信号に変換される。この光ディテクタ4Bが
出力する再生アナログ信号dは、増幅回路7で増幅され
た後、再生パルス化回路8に入力され、ここで信号波形
処理が施され二値のディジタル信号から成る再生データ
パルスeに変換される。この再生データパルスeを受信
した再生データ弁別回路9は、同信号に位相同期した再
生クロック信号を生成し、この再生クロック信号を弁別
基準とした再生タイミング弁別を行うことで、読み出し
データ信号fを検出する。これにより、情報の再生が行
われる。
【0039】一方、本実施例では、高記録密度化および
記録再生処理の高速化を図るため、上述したデータ弁別
回路9での弁別マージンを減少している。この場合、特
に記録/消去時のレーザ光強度(記録/消去パワー)が
良好なデータの記録消去に大きな影響を有えるので、ユ
ーザデータ領域外のテスト領域においてテスト記録再生
を実行し、記録/消去パワーを実使用媒体の感度特性に
適合させる記録/消去パワーの最適化設定処理を行う機
能を備えている。本機能は、主制御部11が、予め装備
したプログラムを逐次実行することにより実現されるよ
うになっている。
【0040】装置電源投入,媒体装顛,規定値以上の温
度変化,或いは記録再生エラー等を起動条件として試験
開始信号iが主制御部11に入力されると、主制御部1
1は、トラック制御回路12を駆動して光ヘッド4の光
ビーム4の光ビーム位置をテスト領域内の指定トラック
位置に設定すると共に、メモリ回路13から標準記録パ
ワー,標準消去パワー,及び上限消去パワーの読み出し
を行う。
【0041】ここで、標準記録パワーおよび標準消去パ
ワーとしては、設計条件,或いは実験結果から決定され
た標準的な初期固定値,若しくは直前に実行された記録
/消去パワーの最適化処理で決定された最適化設定値が
用いられ、当該媒体と装置の組合せにおいて、過去に記
録/消去パワーの最適化設定に実績がない場合には初期
固定値が、また、実績がある場合には最適化設定値が選
択される。かかる場合、上限消去パワーは、設計条件か
ら各種ばらつき公差を考慮して確実な消去を達成し得る
上限の消去パワー値が用いられる。
【0042】次に、主制御部11は、消去駆動回路3に
対して、前述した標準消去パワー若しくは上限消去パワ
ーに相当する消去電流cの出力を指示する。これによ
り、前述した通常の情報に対する消去動作と同様の手順
で、当該テストトラックの消去が行われる。その後、標
準記録パワーから所定マージンパワーを減算した初期下
限記録パワーの決定が行われ、同パワーに相当する記録
電流bが記録駆動回路2に出力されると共にテストデー
タgが記録パルス補正回路1に入力され、通常の情報記
録と同様の動作で当該テストトラックにテスト記録が実
行される。
【0043】当該テストトラックに初期下限記録パワー
で記録されたテストデータは、通常の情報再生と同様の
手順によって読み出され、二値の読み出しデータ信号f
として再生エラー率判定回路10に入力される。
【0044】再生エラー率判定回路10には、一方では
当該テスト記録に用いたテストデータgそのものも供給
されている。そして、この再生エラー率判定回路10に
おいて両者の比較が行われ再生エラー率が検出される。
そして、この再生エラー率が予め設定された規定値以内
であるか否かが判定され、エラー率判定信号hが生成さ
れ、このエラー率判定信号hが再生エラー率判定結果と
して主制御部11に報告される。
【0045】主制御部11は、上述した初期下限記録パ
ワーでの再生エラー率判定結果が良好である場合は下限
記録パワーを減少させ、良好でない場合は下限記録パワ
ーを増加させる。そして、変化後の各パワーを用いて上
述と同様のテスト消去/記録/再生動作を繰り返し実行
し、再生エラー率判定結果が良好と認められる最小の下
限記録パワー、即ち、最適下限記録パワーの検出を行
う。その後、主制御部11は、上述した最適下限記録パ
ワーの値に所定低減マージンパワーの値を加算して最適
記録パワーを決定する。
【0046】更に、主制御部11は、上記処理で決定さ
れた最適記録パワーを標準記録パワーで除した結果から
最適化補正率を求め、標準消去パワーにこの最適化補正
率を乗じて最適消去パワーの決定を行なう。その後、最
適記録パワーと最適消去パワーを標準記録パワー及び標
準消去パワーとして、メモリ回路13に格納して更新処
理を実行し、一連の記録/消去パワー最適化処理を終了
する。
【0047】以上の処理動作から最適記録パワーと最適
消去パワーが決定され、以降の当該媒体におけるユーザ
情報の記録処理では、基本的に両パワー条件での記録/
消去が実行される。このうち、特に消去パワーについて
は、最適消去パワーと前述した上限消去パワーとの切換
え使用が行われる。
【0048】この種の装置では、媒体の交換可能性を大
きな特徴としていることもあり、当該媒体に対する過去
の記録処理が同一装置で実行された保証はなく、記録装
置が設計思想の異なるもの、或いは記録パワーの最適化
設定機能などを備えていないものであることも十分想定
される。また、装置間差は、記録パワー条件の相違のみ
ならず、光ビームのトラック中心ずれ(オフトラッ
ク)、焦点ずれ(デフォーカス)等のサーボ条件によっ
ても発生するものであり、いずれにしても、記録パワー
については上述の最適化設定処理で最適条件が得られる
ものの、消去パワーについては設定された最適消去パワ
ーが必ずしも全ての場合において確実な消去を保証する
ものではないこととなる。
【0049】ここで、より確実な消去を期待するなら
ば、上記装置間ばらつきを考慮して設定された上限消去
パワーを用いることで消し残りの問題は解決されるが、
一方、過大な消去パワーは媒体記録膜の特性劣化を加速
するため、常にこの上限消去パワーを用いた消去動作を
行うことは媒体寿命から望ましいことではない。
【0050】本実施例では、この点を考慮し、ユーザ情
報の記録後に検証目的で検証再生を行い、この結果から
高エラー率が検出された場合等を起動条件とし、記録再
試行時、あるいはそれ以降の記録処理実行時にのみ上限
消去パワーを用い、通常は最適消去パワーでの消去を行
うよう切換えることで、媒体特性を損なうことなく確実
な消去を達成することができる。
【0051】このように、本実施例によれば、記録パワ
ー最適化処理実行時の最適記録パワーと所定標準記録パ
ワーとの比率から決定される最適化補正率で、標準消去
パワーを補正して最適消去パワーを得るので、特に消去
パワー最適化に関わるテスト記録再生を行うことなく、
消去パワーの最適化設定が達成され、テスト領域での多
数回記録消去に伴う媒体特性劣化を最小限にとどめるこ
とができると共に、記録/消去パワー最適化に関わる処
理時間を短縮することができる。
【0052】また、ユーザ情報の記録処理における消去
パワーとして、通常は最適消去パワーを、エラーによる
再試行時等には所定上限消去パワーを切換え使用するこ
とで、ユーザ領域での過大な消去ビームによる媒体特性
劣化が防止されると共に、トラック位置ずれ等の装置間
ばらつきに起因した消し残り雑音の発生が抑えられ、低
再生エラー率での安定情報記録を達成することができ
る。
【0053】更に、再生エラー率が所定値以内か否かを
もって再生信号の品質判定を行うので、品質判定を画一
的に行うことができ、これがため、高速処理を実現する
ことができる。
【0054】ここで、以上の実施例では、単一のテスト
領域での記録/消去パワーの最適化設定処理を説明する
ものであるが、テスト領域の数については特に限定され
るものではなく、ディスク状媒体を一定回転速度で回転
させる装置においては、媒体半径位置で記録感度に差が
生じるため、半径方向に複数のテスト領域を設け、個々
で記録/消去パワーの最適化設定処理を実行するもので
あってもよい。特に図2に示すように、ユーザ使用領域
外の最内周エリアと最外周エリアにテスト領域を設けら
れる場合には、両テスト領域での最適記録パワーと最適
消去パワーから、各媒体半径位置での最適値を補間計算
で決定する方法も処理の単純化、処理時間の短縮から有
効といえる。
【0055】この補間計算で任意媒体半径位置での記録
/消去パワー最適値を求める方法を用いた他の実施例を
以下に説明する。
【0056】本実施例の光記録再生装置は、ディスク状
の光記録媒体上の記録領域に対する記録及び内外周エリ
アに設けられた内外周テスト領域に対するテスト記録を
行うと共に,該テスト記録後の内外周テスト領域につい
ての再生テストを行う記録再生手段と、記録再生におけ
る再生信号の品質判定を行う再生品質判定手段と、この
再生品質判定手段による再生信号の品質判定結果に基づ
いて内外周最適記録パワ−を決定すると共に,記録再生
手段を駆動制御する主制御部とを備えている。
【0057】更に、主制御部に、記録再生手段を駆動す
る内外周標準記録パワ−,内外周標準消去パワ−,及び
内外周上限消去パワ−にかかる情報を記憶したメモリ回
路を併設している。
【0058】そして、主制御部が、当該主制御部で決定
される内外周最適記録パワ−とメモリ回路に記憶されて
いる内外周標準記録パワ−との比率から内外周最適化補
正率を算出する内外周最適補正率算定機能と、光記録媒
体の半径方向に与えられた任意トラックでの任意トラッ
ク最適化補正率を,内外周最適化補正率を基準とし且つ
内外周テスト領域の半径位置と任意トラックの半径位置
との補間計算によって決定する任意トラック最適化補正
率算定機能と、任意トラックに与えられた所定標準消去
パワーを任意トラック最適化補正率で補正しこれを任意
トラックの最適消去パワーとする任意トラック消去パワ
ー設定制御機能とを備えている。
【0059】基本的なデータの記録動作及び再生動作は
上述した第1の実施例と同一となっている。また、最適
記録パワー,最適化補正率(最適記録パワー/標準記録
パワー),最適消去パワーの取得手順についても上述の
実施例と同一となっている。このうち、最適記録パワー
については、内外周の双方のテストトラックにおいて求
められるようになっている。
【0060】以下、補間計算で任意媒体半径位置での記
録/消去パワー最適値を求める方法を詳述する。
【0061】今、内周と外周のテストトラック半径位置
を各々RINとROUT 、そこでの最適記録パワーを各々P
INとPOUT とし、任意トラックでの半径位置をrとした
とき、r位置での最適記録パワーPW は、 PW =PIN+(POUT −PIN)・〔(r−RIN)/(R
OUT −RIN)〕 となる。テストトラック半径位置は、予めメモリ回路に
記憶されている。
【0062】また、内周と外周での最適化補正率(最適
記録パワー/標準記録パワー)を各々αINとαOUT とす
ると、半径位置rでの最適化補正率αは、 α=αIN+(αOUT −αIN)×(r−RIN)/(ROUT
−RIN) となり、半径位置rでの最適消去パワーPeは、rでの
標準消去パワーをPrとすると、Pe=Pr×αとな
る。
【0063】このように取得した最適消去パワーを用い
て任意トラックでの消去動作が実行される。
【0064】尚、上記補間計算は、一例として直性補間
を示すものであるが、特に限定されるものではなく、実
装置での実験評価等から特性近似で得られた近似計算式
を用いるものであってもよい。
【0065】ここで、以上の各実施例では、記録パワー
の最適化設定に際し、再生エラー率判定回路10での再
生エラー率が規定値以内であることを判定基準としてい
るが、再生信号の信号品質を判定する手段であれば特に
限定されるものではなく、再生信号振幅が規定値以上、
あるいは再生分解能(最高記録密度と最低記録密度での
再生信号振幅比)が規定範囲内等をもって判定すること
も可能である。再生信号振幅が判定基準である場合には
再生信号振幅判定回路を、分解能が判定基準である場合
には再生分解能判定回路を再生エラー率判定回路10の
代わりに設けることで目的は達成される。
【0066】さらに、媒体上への記録方式としては、磁
化反転マークの中心位置を情報点とするマーク位置記録
であっても、あるいは磁化反転マークのエッジ位置を情
報点とするマークエッジ記録であってもよく、特に限定
するものではない。
【0067】このように、本実施例によれば、前述した
第1の実施例と同様の有益な作用効果を奏する他、ユー
ザ使用領域外の最内周エリアと最外周エリアにテスト領
域を設け、両テスト領域での最適記録パワーと最適消去
パワーから、各媒体半径位置での最適値を補間計算で決
定するので、媒体半径位置によって異なる記録感度にそ
れぞれ対応した最適記録パワー及び最適消去パワーをも
って、最適な記録再生を行うことができる。
【0068】ここで、以上の各実施例では、記録パワー
の最適化設定に際し、再生エラー率判定回路10での再
生エラー率が規定値以内であることを判定基準としてい
るが、再生信号の信号品質を判定する手段であれば特に
限定されるものではなく、再生信号振幅が規定値以上、
あるいは再生分解能(最高記録密度と最低記録密度での
再生信号振幅比)が規定範囲内等をもって判定すること
も可能である。再生信号振幅が判定基準である場合には
再生信号振幅判定回路を、分解能が判定基準である場合
には再生分解能判定回路を再生エラー率判定回路10の
代わりに設けることで目的は達成される。
【0069】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、これによると、記録パワー最適化処理実行時の
最適記録パワーと所定標準記録パワーとの比率から決定
される最適化補正率で、標準消去パワーを補正して最適
消去パワーを得るので、特に消去パワー最適化に関わる
テスト記録再生を行うことなく、消去パワーの最適化設
定が達成され、テスト領域での多数回記録消去に伴う媒
体特性劣化を最小限にとどめることができると共に、記
録/消去パワー最適化に関わる処理時間を短縮すること
ができる。
【0070】請求項2記載の発明では、ユーザ情報の記
録処理における消去パワーを、必要に応じて最適消去パ
ワー又は上限消去パワーに切換えて使用するので、ユー
ザ領域での過大な消去ビームによる媒体特性劣化が抑制
されると共に、トラック位置ずれ等の装置間ばらつきに
起因した消し残り雑音の発生が抑えられ、低再生エラー
率での安定情報記録を達成することができる。
【0071】請求項3記載の発明では、ユーザ情報の記
録処理における消去パワーとして、通常は最適消去パワ
ーを、エラーによる再試行時等には所定上限消去パワー
を切換え使用することで、ユーザ領域での過大な消去ビ
ームによる媒体特性劣化をより効果的に抑制できると共
に、トラック位置ずれ等の装置間ばらつきに起因した消
し残り雑音の発生が抑えられ、低再生エラー率での安定
情報記録を達成することができる。
【0072】請求項4記載の発明では、ユーザ使用領域
外の最内周エリアと最外周エリアにテスト領域を設け、
両テスト領域での最適記録パワーと最適消去パワーか
ら、各媒体半径位置での最適値を補間計算で決定するの
で、媒体半径位置によって異なる記録感度にそれぞれ対
応した最適記録パワー及び最適消去パワーをもって、良
好な記録再生を行うことができる。
【0073】請求項5記載の発明では、再生エラー率が
所定値以内か否かをもって再生信号の品質判定を行うの
で、品質判定を画一的に行うことができ、これがため、
高速処理を実現することができる、という従来にない優
れた書換え型光記録再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック構成図であ
る。
【図2】試験領域に関わる媒体のフォーマット構成例を
示す図である。
【符号の説明】
1 記録パルス補正回路 2 記録駆動回路 3 消去駆動回路 4 光ヘッド 5 スピンドルモータ 6 媒体 7 増幅回路 8 再生パルス化回路 9 再生データ弁別回路 10 再生エラー率判定回路(再生品質判定手段) 11 主制御部 12 トラック制御回路 13 メモリ回路 14 磁界駆動回路 15 電磁石 301 レーザダイオード 302 光ディテクタ 401 磁化反転マーク a 書込みデータ信号 b 記録電流 c 消去電流 d 再生アナログ信号 e 再生データパルス f 読出しデータ信号(再生信号) g テストデータ h エラー率判定信号 i 試験開始信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/18 552 9558−5D G11B 20/18 552B 572 9558−5D 572D 9558−5D 572F

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状の光記録媒体上の記録領域に
    対する記録及びテスト領域に対するテスト記録を行うと
    共に,該テスト記録後のテスト領域についての再生テス
    トを行う記録再生手段と、前記記録再生における再生信
    号の品質判定を行う再生品質判定手段と、この再生品質
    判定手段による再生信号の品質判定結果に基づいて最適
    記録パワ−を決定すると共に,前記記録再生手段を駆動
    制御する主制御部とを備えた書き換え型光記録再生装置
    において、 前記主制御部に、前記記録再生手段を駆動する標準記録
    パワ−,標準消去パワ−,及び上限消去パワ−にかかる
    情報を記憶したメモリ回路を併設すると共に、 前記主制御部が、当該主制御部で決定される前記最適記
    録パワ−と前記メモリ回路に記憶されている標準記録パ
    ワ−との比率から最適化補正率を算出する最適補正率算
    定機能と、この算定された最適化補正率で前記標準消去
    パワーを補正しこれを最適消去パワーとする消去パワー
    設定制御機能とを備えていることを特徴とする書換え型
    光記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記主制御部の消去パワー設定制御機能
    は、前記最適消去パワー情報と前記上限消去パワー情報
    とを切り換え設定すると共に,これに基づいて所定の情
    報記録処理の制御を実行することを特徴とした請求項1
    記載の書換え型光記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記主制御部は、通常の情報記録処理で
    は前記最適消去パワーによる消去動作を実行し、記録後
    の検証再生において所定記録エラーが検出された場合に
    は前記上限消去パワーによる消去動作を実行する消去パ
    ワー切替え設定機能を備えていることを特徴とした請求
    項2記載の書換え型光記録再生装置。
  4. 【請求項4】 ディスク状の光記録媒体上の記録領域に
    対する記録及び内外周エリアに設けられた内外周テスト
    領域に対するテスト記録を行うと共に,該テスト記録後
    の内外周テスト領域についての再生テストを行う記録再
    生手段と、前記記録再生における再生信号の品質判定を
    行う再生品質判定手段と、この再生品質判定手段による
    再生信号の品質判定結果に基づいて内外周最適記録パワ
    −を決定すると共に,前記記録再生手段を駆動制御する
    主制御部とを備えた書き換え型光記録再生装置におい
    て、 前記主制御部に、前記記録再生手段を駆動する内外周標
    準記録パワ−,内外周標準消去パワ−,及び内外周上限
    消去パワ−にかかる情報を記憶したメモリ回路を併設す
    ると共に、 前記主制御部が、 当該主制御部で決定される前記内外周最適記録パワ−と
    前記メモリ回路に記憶されている内外周標準記録パワ−
    との比率から内外周最適化補正率を算出する内外周最適
    補正率算定機能と、 前記光記録媒体の半径方向に与えられた任意トラックで
    の任意トラック最適化補正率を,前記内外周最適化補正
    率を基準とし且つ前記内外周テスト領域の半径位置と前
    記任意トラックの半径位置との補間計算によって決定す
    る任意トラック最適化補正率算定機能と、 前記任意トラックに与えられた所定標準消去パワーを前
    記任意トラック最適化補正率で補正しこれを任意トラッ
    クの最適消去パワーとする任意トラック消去パワー設定
    制御機能とを備えていることを特徴とした書換え型光記
    録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記再生品質判定手段は、再生エラー率
    を検出すると共に、この検出された再生エラー率が予め
    定められた所定値以内であるか否かをもって再生信号の
    品質判定を行うことを特徴とした請求項1,2,3又は
    4記載の書換え型光記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003046899A1 (fr) * 2001-11-27 2003-06-05 Tdk Corporation Support et procede d'enregistrement optique
KR100507561B1 (ko) * 2001-05-21 2005-08-17 티아크 가부시키가이샤 광 디스크장치
KR100679169B1 (ko) * 2001-02-13 2007-02-05 티아크 가부시키가이샤 광 디스크 기록장치 및 광 디스크 기록매체

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WO2003046899A1 (fr) * 2001-11-27 2003-06-05 Tdk Corporation Support et procede d'enregistrement optique

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