JPH08234314A - 写真焼付装置、ロールマガジン保持装置及び感光材料移送装置 - Google Patents

写真焼付装置、ロールマガジン保持装置及び感光材料移送装置

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JPH08234314A
JPH08234314A JP33496195A JP33496195A JPH08234314A JP H08234314 A JPH08234314 A JP H08234314A JP 33496195 A JP33496195 A JP 33496195A JP 33496195 A JP33496195 A JP 33496195A JP H08234314 A JPH08234314 A JP H08234314A
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JP
Japan
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printing
photographic
roll magazine
photosensitive material
roll
Prior art date
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Application number
JP33496195A
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English (en)
Inventor
Shin Nakane
伸 中根
Mitsuru Katagiri
満 片桐
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部材が少なくても、複数のロールマガジンか
ら印画紙を供給すること。 【解決手段】 ロール状の焼付用写真感光材料のマガジ
ンである、第一のロールマガジンと第二のロールマガジ
ンを、セットできる写真焼付装置において、写真焼付装
置本体内に送り出される焼付用写真感光材料が引き出さ
れるときのロールマガジンの位置を、引出位置と呼ぶと
きに、前記引出位置にあるロールマガジンから焼付用写
真感光材料を引出し、写真焼付装置本体内に送り出す送
出手段と、前記引出位置から離れた位置にある第一待機
位置と前記引出位置の間、前記第一のロールマガジンを
移送する第一ロールマガジン移送手段と、前記引出位置
から離れた位置にある第二待機位置と前記引出位置の
間、前記第二のロールマガジンを移送する第二ロールマ
ガジン移送手段と、を有し、前記第一待機位置と前記第
二待機位置とが離れた位置にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真焼付装置及び
ロールマガジン保持台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数のロールマガジンから印
画紙等の焼付用写真感光材料を供給する写真焼付装置は
知られている。その例として、実開昭57−78052
号、実開昭63−58226号、特開平4−51133
号等が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】〔請求項1〜3の説
明〕しかし、従来の複数のロールマガジンから焼付用写
真感光材料を供給する写真焼付装置は、複数のロールマ
ガジンのそれぞれに対応して焼付用写真感光材料の送出
手段を設けたものであり、部材が多く必要であった。
【0004】本発明は、部材が少なくても、複数のロー
ルマガジンから焼付用写真感光材料を供給する写真焼付
装置を提供することを目的とする。
【0005】〔請求項4〜7の説明〕また、従来の複数
のロールマガジンから焼付用写真感光材料を供給する写
真焼付装置は、ロールマガジンのそれぞれに焼付用写真
感光材料の送出手段を設けたものであるが、更に、それ
らから焼付用写真感光材料を共通の搬送経路に導く構造
であるため、ロールマガジンのロール軸が互いに平行に
かつロール軸のロール幅方向の中心がロール軸に垂直な
同一平面内になるようにしなければならず、ロールマガ
ジンの配置に制約があった。従って、例えば、多数のロ
ールマガジンから焼付用写真感光材料を供給する場合
は、非常に大がかりな装置になってしまった。
【0006】本発明は、上述のようなロールマガジンの
配置の制約を取り払うことを目的とする。
【0007】〔請求項8〜9の説明〕また、従来のロー
ルマガジンから焼付用写真感光材料を供給する写真焼付
装置は、ロールマガジンを切り換えるとき、ロールマガ
ジンから引き出された焼付用写真感光材料がカブってし
まうという問題があった。
【0008】本発明は、ロールマガジンから引き出され
た焼付用写真感光材料がカブることなく、ロールマガジ
ンを切り換えることができるようにすることを目的とす
る。
【0009】〔請求項10〜19の説明〕また、従来の
写真焼付装置では、焼付用写真感光材料を縦にして焼付
ける場合と横にして焼付ける場合とで、写真原稿は傷つ
きやすいにもかかわらず、写真原稿を縦位置にしたり、
横位置にしたりして焼付けるか、又は、同一サイズの焼
付用写真感光材料であっても、焼付用写真感光材料を縦
にして焼付ける場合と横にして焼付ける場合とで、縦幅
のロールマガジンと横幅のロールマガジンとを別々にセ
ットして、別々に供給していた。
【0010】本発明は、写真原稿を縦位置にしたり、横
位置にしたりしなくても、また、同一サイズの焼付用写
真感光材料に焼き付ける場合であっても、焼付用写真感
光材料を縦にして焼付ける場合と横にして焼付ける場合
とで別々のロールマガジンをセットするようなことをし
なくても、焼付用写真感光材料を縦にして焼付けたり、
横にして焼付けたりできるようにすることを目的とす
る。
【0011】〔請求項20〜22の説明〕また、従来の
複数のロールマガジンから焼付用写真感光材料を供給す
るロールマガジン保持装置は、保持する複数のロールマ
ガジンのそれぞれに対応して焼付用写真感光材料の送出
手段を設けたものであり、部材が多く必要であった。
【0012】本発明は、部材が少なくても複数のロール
マガジンから焼付用写真感光材料を供給するロールマガ
ジン保持装置を提供することを目的とする。
【0013】〔請求項23〜26の説明〕従来の『多数
のベルト吸引孔を有し、その表側に感光材料を載せて移
送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトを駆動させる搬送
ベルト駆動手段と、前記搬送ベルトが感光材料を載せて
移送する範囲の前記搬送ベルトの裏側に多数の吸引台吸
引孔を有する吸引台と、前記吸引台吸引孔から減圧する
ための減圧を発生する減圧発生手段と、を有し、前記搬
送ベルト駆動手段が搬送ベルトを駆動させながら、前記
減圧発生手段が減圧を発生させ発生した減圧を前記吸引
台吸引孔から前記ベルト吸引孔を通して感光材料に作用
させて、感光材料を前記搬送ベルトに密着させながら移
送する感光材料移送装置』は、感光材料のサイズによら
ず常に全ての吸引台吸引孔を開いた状態で減圧しつつ搬
送ベルトを駆動して搬送していたので、感光材料のサイ
ズが小さい場合は感光材料により塞がれない吸引台吸引
孔が多くなるので十分な減圧が得られず、感光材料が搬
送ベルト上でズレたり、感光材料が搬送ベルトから浮き
上がるなどの問題があった。特に、写真焼付装置の露光
位置に感光材料を位置決めるための感光材料搬送装置の
場合、感光材料が搬送ベルトから浮き上がるとピントの
良いプリントが得られない重大な欠陥になってしまう。
【0014】また、逆にサイズの小さい感光材料が搬送
ベルトから浮き上がらないように強い減圧にすると、減
圧のためのエネルギーが大きくなり、ノイズも大きくな
るだけでなく、サイズの大きい感光材料では、吸引台吸
引孔の多くが塞がれて減圧が強くなって搬送ベルトと吸
引台とが強く密着し、搬送ベルトを駆動させるのに必要
なトルクが大きくなり、また、搬送ベルトに大きな力が
かかるので、搬送ベルトの寿命を短くする問題がある。
特に、搬送ベルトの駆動にクラウンローラを用いると、
搬送ベルトの幅方向のズレを効果的に防止できるが、搬
送ベルトが変形するために、搬送ベルトに大きな力がか
かりつつ搬送ベルトが変形するという悪条件の相乗効果
で搬送ベルトの寿命が極端に短くなる問題がある。
【0015】本発明の目的は、サイズの小さい感光材料
でもサイズの大きな感光材料でも、感光材料が搬送ベル
ト上でズレたり、感光材料が搬送ベルトから浮き上がる
ことなく、また、搬送ベルトを駆動するのに必要なエネ
ルギーがあまり大きくなく、また、搬送ベルトの寿命に
あまり悪影響のないようにすることである。
【0016】〔請求項27〜28の説明〕従来の『多数
のベルト吸引孔を有し、その表側に感光材料を載せて移
送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトを駆動させる搬送
ベルト駆動手段と、前記搬送ベルトが感光材料を載せて
移送する範囲の前記搬送ベルトの裏側に多数の吸引台吸
引孔を有する吸引台と、前記吸引台吸引孔から減圧する
ための減圧を発生する減圧発生手段と、前記搬送ベルト
に載せられた感光材料を露光する露光手段と、を有し、
前記搬送ベルト駆動手段が搬送ベルトを駆動させなが
ら、前記減圧発生手段が減圧を発生させ発生した減圧を
前記吸引台吸引孔から前記ベルト吸引孔を通して感光材
料に作用させて、感光材料を前記搬送ベルトに密着させ
ながら移送し、前記搬送ベルトを止めて前記露光手段に
より感光材料を露光する写真焼付装置』は、感光材料を
搬送する時も、搬送ベルトを止めて感光材料を露光する
時も、減圧に関しては同じ状態であったので、減圧が低
いと露光する時に感光材料が搬送ベルトから浮き上がり
ピントの良いプリントが得られない問題が発生し、ま
た、露光する時に感光材料が搬送ベルトから浮き上がら
ないように減圧を強くすると、減圧のためのエネルギー
が大きくなり、ノイズも大きくなるだけでなく、搬送ベ
ルトと吸引台とが強く密着し、搬送ベルトを駆動するの
に必要なトルクが大きく、また、搬送ベルトに大きな力
がかかるので、搬送ベルトの寿命を短くする問題があ
る。特に、搬送ベルトの駆動にクラウンローラを用いる
と、搬送ベルトの幅方向のズレを効果的に防止できる
が、搬送ベルトが変形するために、搬送ベルトに大きな
力がかかりつつ搬送ベルトが変形するという悪条件の相
乗効果で搬送ベルトの寿命が極端に短くなる問題があ
る。
【0017】本発明の目的は、露光時に感光材料が搬送
ベルトから浮き上がることなく、また、感光材料を搬送
する時に搬送ベルトを駆動するのに必要なトルクがあま
り大きくなく、また、搬送ベルトの寿命にあまり悪影響
のないようにすることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
〔共通の構成要素の説明〕以下、本件出願に共通の用語
について説明する。
【0019】写真焼付装置とは、露光機構を備えた焼付
のための装置のことである。焼付には、写真原稿の写真
画像を焼付用写真感光材料上に投影して露光する投影焼
付や、写真原稿の写真画像を焼付用写真感光材料上に走
査露光する走査焼付等が挙げられる。投影焼付には、写
真原稿と焼付用写真感光材料とを密着して焼付ける密着
焼付や写真原稿の写真画像を焼付用写真感光材料上に投
影結像して露光する狭義の投影焼付等が挙げられる。写
真原稿とは、焼付けるための元の画像を写真の形で記録
する媒体のことである。写真原稿には、1つの駒の原稿
画像だけを記録するものもあるが、通常、複数の駒の原
稿画像を記録するものが多い。ここで、駒とは、画像の
1区切りのことである。また、写真原稿には、コピーす
るための元の画像をモノクローム写真の形で記録するモ
ノクローム写真原稿や、コピーするための元の画像をカ
ラー写真の形で記録するカラー写真原稿がある。また、
写真原稿には、現像済の写真フィルム等の透明フィルム
やガラス等の透明支持体上に写真画像が形成された透過
原稿や、紙等の不透明支持体上に写真画像が形成された
ような反射原稿がある。
【0020】焼付用写真感光材料とは、焼付によって写
真画像を形成される写真感光材料である。焼付用写真感
光材料には、紙を支持体とする印画紙や、フィルムベー
スを支持体とする写真感光材料である写真フィルム等が
挙げられる。また、焼付用写真感光材料としては、ハロ
ゲン化銀写真感光材料が高感度であり、階調再現性に優
れているので好ましい。また、ハロゲン化銀カラー写真
感光材料が色再現性に優れているので好ましい。
【0021】なお、本願において、感光材料の幅とは、
感光材料の移送方向に対して直交する方向の感光材料の
長さのことを意味する。また、幅方向とは感光材料の移
送方向に対して直交する方向のことを意味する。
【0022】なお、送出方向とは送出手段により焼付用
写真感光材料を送り出す方向のことを意味する。
【0023】以下、各請求項について説明する。
【0024】〔請求項1の説明〕『ロール状の焼付用写
真感光材料のマガジンである、第一のロールマガジンと
第二のロールマガジンを、セットできる写真焼付装置に
おいて、写真焼付装置本体内に送り出される焼付用写真
感光材料が引き出されるときのロールマガジンの位置を
引出位置と呼ぶときに、前記引出位置にあるロールマガ
ジンから焼付用写真感光材料を引出し、写真焼付装置本
体内に送り出す送出手段と、前記引出位置から離れた位
置にある第一待機位置と前記引出位置の間、前記第一の
ロールマガジンを移送する第一ロールマガジン移送手段
と、前記引出位置から離れた位置にある第二待機位置と
前記引出位置の間、前記第二のロールマガジンを移送す
る第二ロールマガジン移送手段と、を有し、前記第一待
機位置と前記第二待機位置とが離れた位置にあることを
特徴とする写真焼付装置。』により、第一のロールマガ
ジンから前記送出手段により焼付用写真感光材料が引き
出されるときは、第一のロールマガジンを引出位置にセ
ットし、第二のロールマガジンを前記引出位置から離れ
た位置にある第二待機位置にセットされる。また、第二
のロールマガジンから前記送出手段により焼付用写真感
光材料が引き出されるときは、第二のロールマガジンを
引出位置にセットし、第一のロールマガジンを前記引出
位置から離れた位置にある第一待機位置にセットされ
る。従って、第一のロールマガジンと第二ロールマガジ
ンとがぶつかることない。また、第一のロールマガジン
から送出手段により焼付用写真感光材料が引き出される
ときの引出位置も、第二のロールマガジンから送出手段
により焼付用写真感光材料が引き出されるときの引出位
置も、同じ位置であり、第一のロールマガジンも、第二
のロールマガジンも、同じ送出手段により、焼付用写真
感光材料を引出され、共通の送出手段により、焼付用写
真感光材料を引出されるので、送出手段の部材がその分
少なくても、複数のロールマガジンから焼付用写真感光
材料を供給できる。
【0025】なお、第一待機位置が引出位置から離れた
位置にあるとは、引出位置にあるロールマガジンの占め
る空間と第一待機位置にあるロールマガジンの占める空
間とが、重なったり接したりせず、第一待機位置が引出
位置に対して隔たっている位置関係にあることを意味す
る。同様に、第二待機位置が引出位置から離れた位置に
あるとは、引出位置にあるロールマガジンの占める空間
と第二待機位置にあるロールマガジンの占める空間と
が、重なったり接したりせず、第二待機位置が引出位置
に対して隔たっている位置関係にあることを意味する。
第一待機位置と第二待機位置とが離れた位置にあると
は、第一待機位置にあるロールマガジンの占める空間と
第二待機位置にあるロールマガジンの占める空間とが、
重なったり接したりせず、第一待機位置と第二待機位置
とが隔たっている位置関係にあることを意味する。
【0026】〔請求項2の説明〕『第一のロールマガジ
ンを引出位置にセットする際には、第二ロールマガジン
移送手段により、第二のロールマガジンを第二待機位置
に移送し、第二のロールマガジンを第二待機位置にセッ
トした後、第一ロールマガジン移送手段により、第一の
ロールマガジンを引出位置に移送し、第二のロールマガ
ジンを引出位置にセットする際には、第一ロールマガジ
ン移送手段により、第一のロールマガジンを第一待機位
置に移送し、第一のロールマガジンを第一待機位置にセ
ットした後、第二ロールマガジン移送手段により、第二
のロールマガジンを引出位置に移送する、ことを特徴と
する請求項1の写真焼付装置。』により、第一のロール
マガジンを引出位置にセットする際には、第二のロール
マガジンを第二待機位置にセットした後、第一のロール
マガジンを引出位置にセットするので、第一のロールマ
ガジンと第二ロールマガジンとがぶつかることがない。
また、同様に、第二のロールマガジンを引出位置にセッ
トする際には、第一のロールマガジンを第一待機位置に
セットした後、第二のロールマガジンを引出位置にセッ
トするので、第二のロールマガジンと第一ロールマガジ
ンとがぶつかることがない。従って、第一のロールマガ
ジンと第二ロールマガジンとがぶつかることなく、第一
のロールマガジンも、第二のロールマガジンも、共通の
送出手段により、焼付用写真感光材料を引出されるの
で、送出手段の部材がその分少なくても、複数のロール
マガジンから焼付用写真感光材料を供給できるロールマ
ガジンの切替えを自動的に行うことができる。
【0027】この場合、『第一のロールマガジンを引出
位置にセットする際には、第二のロールマガジンを第二
待機位置にセットすべく、第二ロールマガジン移送手段
を制御し、第二のロールマガジンを第二待機位置にセッ
トした後、第一のロールマガジンを引出位置にセットす
べく、第一ロールマガジン移送手段を制御し、第二のロ
ールマガジンを引出位置にセットする際には、第一のロ
ールマガジンを第一待機位置にセットすべく、第一ロー
ルマガジン移送手段を制御し、第一のロールマガジンを
第一待機位置にセットした後、第二のロールマガジンを
引出位置にセットすべく、第二ロールマガジン移送手段
を制御する制御手段を有すること』が好ましい。
【0028】〔請求項3の説明〕『前記第一ロールマガ
ジン移送手段と前記第二ロールマガジン移送手段とが一
体として移送するロールマガジン移送保持台であり、前
記ロールマガジン移送保持台が前記引出位置に対してス
ライドすることにより、前記第一のロールマガジンを前
記引出位置にセットでき、また、前記ロールマガジン移
送保持台が前記引出位置に対してスライドすることによ
り、前記第二のロールマガジンを前記引出位置にセット
できることを特徴とする請求項1の写真焼付装置。』に
より、第一のロールマガジンと第二ロールマガジンとが
ぶつかることなく、ロールマガジン移送保持台を引出位
置に対してスライドするだけで、第一のロールマガジン
から前記送出手段により焼付用写真感光材料が引き出さ
れるときは、第一のロールマガジンを引出位置にセット
すると同時に第二のロールマガジンを前記引出位置から
離れた位置にある第二待機位置にセットし、また、第二
のロールマガジンから前記送出手段により焼付用写真感
光材料が引き出されるときは、第二のロールマガジンを
引出位置にセットすると同時に第一のロールマガジンを
前記引出位置から離れた位置にある第一待機位置にセッ
トするので、第一ロールマガジン移送手段と第二ロール
マガジン移送手段とをそれぞれ制御する必要がなく、ロ
ールマガジン移送保持台のスライドを制御するだけでよ
い。
【0029】〔請求項4の説明〕『ロール状の焼付用写
真感光材料のマガジンである、第一のロールマガジンと
第二のロールマガジンをセットできる写真焼付装置にお
いて、第一のロールマガジンから焼付用写真感光材料を
引出し、写真焼付装置本体内に送り出す第一送出手段
と、第一送出手段により引き出される焼付用写真感光材
料を幅方向に切断する第一切断手段と、第二のロールマ
ガジンから焼付用写真感光材料を引出し、写真焼付装置
本体内に送り出す第二送出手段と、第二送出手段により
引き出される焼付用写真感光材料を幅方向に切断する第
二切断手段と、前記第一送出手段から送り出される焼付
用写真感光材料も受け取り、前記第二送出手段から送り
出される焼付用写真感光材料も受け取り得て、焼付用写
真感光材料搬送経路下流側に渡す受取手段と、を有する
ことを特徴とする写真焼付装置。』により、第一送出手
段により第一のロールマガジンから引出された焼付用写
真感光材料は、第一切断手段により幅方向に切断され、
シート状焼付用写真感光材料となり、写真焼付装置本体
内に送り出されるので、その後の取り回しが自由にな
る。また、同様に、第二送出手段により第二のロールマ
ガジンから引出された焼付用写真感光材料は、第二切断
手段により幅方向に切断され、シート状焼付用写真感光
材料となり、写真焼付装置本体内に送り出されるので、
その後の取り回しが自由になる。従って、ロールマガジ
ンのロール軸が互いに平行でなくても、また、互いにロ
ール軸のロール幅方向の中心がロール軸に垂直な同一平
面内になくても、第一送出手段により送り出されたシー
ト状焼付用写真感光材料も、第二送出手段により送り出
されたシート状焼付用写真感光材料も、下流搬送部側に
渡すことができるのでロールマガジンの配置の制約を取
り払うことができ、より使い勝手のよい、又は、コンパ
クトな複数のロールマガジンをセットできる写真焼付装
置ができる。
【0030】この場合、『前記第一切断手段は第一送出
手段の中又は近傍にあり、前記第二切断手段は第二送出
手段の中又は近傍にあること』が好ましい。
【0031】ここで、前記第一送出手段から送り出され
る焼付用写真感光材料も受け取り、前記第二送出手段か
ら送り出される焼付用写真感光材料も受け取り得るよう
にするには『焼付用写真感光材料を保持し移送する搬送
台と、前記搬送台を搬送方向に対して垂直な方向に移動
可能に保持する搬送台保持手段と、を有し、前記搬送台
が搬送方向に対して垂直方向に平行移動すること』であ
ってもよいし、『焼付用写真感光材料を保持し移送する
搬送台と、前記搬送台を回転可能に保持する搬送台保持
手段と、を有し、前記搬送台が回転すること』であって
もよいし、『前記受取手段が焼付用写真感光材料を下流
搬送部側に渡す方向を搬送方向と呼ぶときに、前記受取
手段が、焼付用写真感光材料を保持し移送する搬送台
と、前記搬送台を搬送方向に保持することと前記搬送台
を搬送方向と垂直な方向に保持することができるように
前記搬送台を回転可能に保持し、かつ、前記搬送台を搬
送方向に移動可能に保持する搬送台保持手段と、を有
し、前記搬送台が回転及び搬送方向に移動すること』で
あってもよいし、『前記受取手段が搬送台を有し、前記
搬送台が搬送方向に伸縮すること』であってもよい。
【0032】〔請求項5の説明〕『前記受取手段が焼付
用写真感光材料を下流搬送部側に渡す方向を搬送方向と
呼ぶときに、前記受取手段が、焼付用写真感光材料を保
持し、移送する搬送台と、前記搬送台を搬送方向に対し
て垂直な方向に移動可能に保持する搬送台保持手段と、
を有し、前記第一送出手段の送出方向と前記第二送出手
段の送出方向とが搬送方向と平行であり、前記第一送出
手段の送出端と、前記第二送出手段の送出端とが、搬送
方向に対して垂直な同一面内にあり、前記受取手段の変
形が、前記搬送台が搬送方向に対して垂直方向に平行移
動することにより前記第一送出手段から送り出される焼
付用写真感光材料も受け取り、前記第二送出手段から送
り出される焼付用写真感光材料も受け取り得ることを特
徴とする請求項4の写真焼付装置。』により、前記第一
送出手段の送出方向と前記第二送出手段の送出方向とが
搬送方向と平行であり、前記第一送出手段の送出端と、
前記第二送出手段の送出端とが、搬送方向に対して垂直
な同一面内にあるので、搬送台が搬送方向に対して垂直
方向に移動することにより、第一送出手段から送り出さ
れた焼付用写真感光材料も、第二送出手段から送り出さ
れた焼付用写真感光材料も、受け取ることができる。
【0033】〔請求項6の説明〕『前記受取手段が、焼
付用写真感光材料を保持し、移送する搬送台と、前記搬
送台を回転可能に保持する搬送台保持手段と、を有し、
前記第一送出手段の送出方向も前記第二送出手段の送出
方向も前記搬送台の回転の中心に向いており、前記第一
送出手段の送出端と、前記第二送出手段の送出端とが、
前記搬送台の回転の回転軸を中心とする同一円周上にあ
り、前記搬送台が回転することにより前記第一送出手段
から送り出される焼付用写真感光材料も受け取り、前記
第二送出手段から送り出される焼付用写真感光材料も受
け取り得ることを特徴とする請求項4の写真焼付装
置。』により、前記第一送出手段の送出方向も前記第二
送出手段の送出方向も前記搬送台の回転の中心に向いて
おり、前記第一送出手段の送出端と、前記第二送出手段
の送出端とが、搬送台の回転の回転軸を中心とする同一
円周上にあるので、搬送台が回転することにより、第一
送出手段から送り出された焼付用写真感光材料も、第二
送出手段から送り出された焼付用写真感光材料も、受け
取ることができる。
【0034】〔請求項7の説明〕『前記受取手段が焼付
用写真感光材料を下流搬送部側に渡す方向を搬送方向と
呼ぶときに、前記受取手段が、焼付用写真感光材料を保
持し、移送する搬送台と、前記搬送台を搬送方向に保持
することと前記搬送台を搬送方向と垂直な第二方向に保
持することができるように前記搬送台を回転可能に保持
し、かつ、前記搬送台を搬送方向に移動可能に保持する
搬送台保持手段と、を有し、前記第一送出手段の送出方
向と前記第二送出手段の送出方向が第二方向と平行であ
り、前記第一送出手段の送出端と、前記第二送出手段の
送出端とが、前記第二方向と垂直な同一面内にあり、前
記搬送台が回転及び搬送方向に移動することにより前記
第一送出手段から送り出される焼付用写真感光材料も受
け取り、前記第二送出手段から送り出される焼付用写真
感光材料も受け取り得ることを特徴とする請求項4の写
真焼付装置。』により、前記第一送出手段の送出方向と
前記第二送出手段の送出方向が第二方向と平行であり、
前記第一送出手段の送出端と、前記第二送出手段の送出
端とが、前記第二方向と垂直な同一面内にあるので、搬
送台が回転して搬送方向と垂直な第二方向に保持され、
そして、搬送方向に移動することにより、第一送出手段
から送り出された焼付用写真感光材料も、第二送出手段
から送り出された焼付用写真感光材料も、受け取ること
ができる。そして、搬送方向に移動して、搬送台が回転
して搬送方向に保持され、下流搬送部側に送り出され
る。
【0035】〔請求項8の説明〕『ロール状焼付用写真
感光材料のマガジンであるロールマガジンをセットでき
る写真焼付装置において、前記ロールマガジンから焼付
用写真感光材料を引出し、写真焼付装置本体内に送り出
す送出手段と、前記送出手段の中又は近傍にあり、前記
送出手段により引き出される焼付用写真感光材料を幅方
向に切断する切断手段と、を有し、ロールマガジンを切
り換える際に、ロールマガジンから引き出された焼付用
写真感光材料をロールマガジンに送り戻すことを特徴と
する写真焼付装置。』により、ロールマガジンを切り換
える際に、ロールマガジンから引き出された焼付用写真
感光材料をロールマガジンに送り戻されるので、ロール
マガジンから引き出された焼付用写真感光材料がカブる
ことなく、ロールマガジンを切り換えることができる。
ここで、単に、ロールマガジンから引き出された焼付用
写真感光材料をロールマガジンに送り戻しただけでは、
ロールマガジン内の焼付用写真感光材料が巻き緩んでし
まうが、送出手段の中又は近傍にあり、送出手段により
引き出される焼付用写真感光材料を幅方向に切断する切
断手段により、送出手段の中又は近傍で焼付用写真感光
材料が切断されるので、巻き緩むほど焼付用写真感光材
料がロールマガジンに送り戻されない。
【0036】〔請求項9の説明〕『更に、前記送出手段
の中又は近傍にあり、写真焼付装置本体内を遮光する遮
光手段を有することを特徴とする請求項8の写真焼付装
置。』により、写真焼付装置本体内にまだ焼付用写真感
光材料が存在していても、写真焼付装置本体内に存在す
る焼付用写真感光材料がカブることなく、迅速にロール
マガジンを切り換えることができる。また、この場合、
『前記送出手段が前記遮光手段を兼ねていること』が好
ましい。
【0037】〔請求項10の説明〕『未露光のシート状
焼付用写真感光材料を送り出す送出手段と、前記送出手
段から送り出されるシート状焼付用写真感光材料を受け
取り、焼付時に保持し、下流搬送部側に渡す搬送台と、
前記搬送台から渡されたシート状焼付用写真感光材料を
受け取る下流搬送部と、を有し、前記搬送台は下流搬送
部側に伸縮可能であり、前記搬送台は露光光軸と平行な
回転軸を中心に回転可能であり、前記搬送台はシート状
焼付用写真感光材料を露光位置に位置決め可能であるこ
とを特徴とする写真焼付装置。』により、搬送台は露光
光軸と平行な回転軸を中心に回転可能なので、搬送台は
シート状焼付用写真感光材料を露光位置に位置決めし
て、焼付用写真感光材料を縦にして焼付けたり、横にし
て焼付けたりできる。ここで、単に搬送台が露光光軸と
平行な回転軸を中心に回転させたのでは、下流搬送部や
その他に特別の工夫がないと、下流搬送部と接触した
り、ぶつかったりするが、搬送台が下流搬送部側に伸縮
可能であることにより、回転時に搬送台が縮むことによ
り、下流搬送部と接触したり、ぶつかったりすることな
く、焼付用写真感光材料を縦にして焼付けたり、横にし
て焼付けたりできる。従って、写真原稿を縦位置にした
り、横位置にしたりしなくても、また、同一サイズの焼
付用写真感光材料であっても、焼付用写真感光材料を縦
にして焼付ける場合と横にして焼付ける場合とで別々の
ロールマガジンをセットしなくても、焼付用写真感光材
料を縦にして焼付けたり、横にして焼付けたりできる。
なお、露光光軸と平行な回転軸には、露光光軸自体も含
まれることは言うまでもない。
【0038】〔請求項11の説明〕『前記受取手段が焼
付用写真感光材料を焼付用写真感光材料搬送経路下流側
に渡す方向を搬送方向と呼ぶときに、焼付用写真感光材
料を通常の向きに焼付ける時は、前記搬送台は、搬送方
向に向いており、下流搬送部側に伸び、前記搬送台から
シート状焼付用写真感光材料を下流搬送部に渡せる状態
であり、焼付用写真感光材料を通常時と異なる向きに焼
付ける時は、前記搬送台を縮め、前記搬送台を回転させ
て位置決めし、焼付け、前記搬送台を回転させて搬送方
向に向け、前記搬送台を下流搬送部側に伸ばし、前記搬
送台からシート状焼付用写真感光材料を下流搬送部に渡
す、手順で行うことを特徴とする請求項10の写真焼付
装置。』により、焼付用写真感光材料を通常の向きに焼
付ける時は搬送台が搬送方向に向いており、搬送台を伸
縮・回転させないので、請求項10の写真焼付装置の焼
付作業を全体として効率的に行うことができる。
【0039】〔請求項12の説明〕『未露光のシート状
焼付用写真感光材料を送り出す送出手段と、前記送出手
段から送り出されるシート状焼付用写真感光材料を受け
取り、焼付時に保持し、下流搬送部側に渡す搬送台と、
前記搬送台から渡されたシート状焼付用写真感光材料を
受け取る下流搬送部と、を有し、前記搬送台は送出手段
側に伸縮可能であり、前記搬送台は露光光軸と平行な回
転軸を中心に回転可能であり、前記搬送台はシート状焼
付用写真感光材料を露光位置に位置決め可能であること
を特徴とする写真焼付装置。』により、搬送台は露光光
軸と平行な回転軸を中心に回転可能なので、搬送台はシ
ート状焼付用写真感光材料を露光位置に位置決めして、
焼付用写真感光材料を縦にして焼付けたり、横にして焼
付けたりできる。ここで、単に搬送台を露光光軸と平行
な回転軸を中心に回転させたのでは、送出手段やその他
に特別の工夫がないと、送出手段と接触したり、ぶつか
ったりするが、搬送台が送出手段側に伸縮可能であるこ
とにより、回転時に搬送台を縮めることにより、送出手
段と接触したり、ぶつかったりすることなく、焼付用写
真感光材料を縦にして焼付けたり、横にして焼付けたり
できる。従って、写真原稿を縦位置にしたり、横位置に
したりしなくても、また、同一サイズの焼付用写真感光
材料であっても、焼付用写真感光材料を縦にして焼付け
る場合と横にして焼付ける場合とで別々のロールマガジ
ンをセットしなくても、焼付用写真感光材料を縦にして
焼付けたり、横にして焼付けたりできる。
【0040】〔請求項13の説明〕『前記受取手段が焼
付用写真感光材料を焼付用写真感光材料搬送経路下流側
に渡す方向を搬送方向と呼ぶときに、焼付用写真感光材
料を通常の向きに焼付ける時は、前記搬送台は、搬送方
向に向き、送出手段側に伸び、前記送出手段からシート
状焼付用写真感光材料を受け取れる状態であり、焼付用
写真感光材料を通常時と異なる向きに焼付ける時は、前
記搬送台を送出手段側に伸ばした状態で、前記送出手段
からシート状焼付用写真感光材料を受け取り、前記搬送
台を縮め、前記搬送台を回転させて位置決めし、焼付
け、前記搬送台を回転させて搬送方向に向け、前記搬送
台からシート状焼付用写真感光材料を下流搬送部側に渡
す、手順で行うことを特徴とする請求項12の写真焼付
装置。』により、焼付用写真感光材料を通常の向きに焼
付ける時は搬送台を伸縮・回転させないので、請求項1
2の写真焼付装置の焼付作業を全体として効率的に行う
ことができる。
【0041】〔請求項14の説明〕『未露光のシート状
焼付用写真感光材料を送り出す送出手段と、前記送出手
段から送り出されるシート状焼付用写真感光材料を受け
取り、焼付時に保持し、下流搬送部側に渡す搬送台と、
前記搬送台から渡されたシート状焼付用写真感光材料を
受け取る下流搬送部と、を有し、前記搬送台が焼付用写
真感光材料を下流搬送部側に渡す方向を搬送方向と呼ぶ
ときに、前記搬送台は搬送方向に移動可能であり、前記
搬送台は露光光軸と平行な回転軸を中心に回転位置決め
可能であり、前記搬送台はシート状焼付用写真感光材料
を露光位置に位置決め可能であることを特徴とする写真
焼付装置。』により、搬送台は露光光軸と平行な回転軸
を中心に回転位置決め可能なので、搬送台はシート状焼
付用写真感光材料を露光位置に位置決めして、焼付用写
真感光材料を縦にして焼付けたり、横にして焼付けたり
できる。ここで、単に搬送台が露光光軸と平行な回転軸
を中心に回転させたのでは、送出手段や下流搬送部やそ
の他に特別の工夫がないと、送出手段や下流搬送部と接
触したり、ぶつかったりするので、搬送台が搬送方向に
移動可能となることにより、搬送台が、送出手段と下流
搬送部とから離れた位置の搬送方向に移動した後、回転
することにより、送出手段や下流搬送部と接触したり、
ぶつかったりすることなく、焼付用写真感光材料を縦に
して焼付けたり、横にして焼付けたりできる。ここで、
搬送台が搬送方向に移動可能であるとは、搬送方向にお
いて、送出手段と搬送台と下流搬送部との間が密接して
いるのではなく、寸法的に余裕があることを意味してい
る(図11参照)。従って、写真原稿を縦位置にした
り、横位置にしたりしなくても、また、同一サイズの焼
付用写真感光材料であっても、焼付用写真感光材料を縦
にして焼付ける場合と横にして焼付ける場合とで別々の
ロールマガジンをセットしなくても、焼付用写真感光材
料を縦にして焼付けたり、横にして焼付けたりできる。
【0042】〔請求項15の説明〕『焼付用写真感光材
料を通常の向きに焼付ける時は、前記搬送台が搬送方向
に向いており、前記搬送台を移動させ、前記送出手段か
らシート状焼付用写真感光材料を受け取れる状態にし、
前記搬送台が前記送出手段からシート状焼付用写真感光
材料を受け取り、前記搬送台を焼付位置に移動させ位置
決めし、焼付け、前記搬送台を移動させ、前記搬送台か
らシート状焼付用写真感光材料を下流搬送部に渡せる状
態にし、前記搬送台からシート状焼付用写真感光材料を
下流搬送部に渡す、手順で行い、焼付用写真感光材料を
通常時と異なる向きに焼付ける時は、前記搬送台を移動
させ、前記送出手段からシート状焼付用写真感光材料を
受け取れる状態にし、前記搬送台が前記送出手段からシ
ート状焼付用写真感光材料を受け取り、前記搬送台を焼
付位置に移動させ位置決めし、前記搬送台を回転させて
位置決めし、焼付け、前記搬送台を回転させて搬送方向
に向け、前記搬送台を移動させ、前記搬送台からシート
状焼付用写真感光材料を下流搬送部に渡せる状態にし、
前記搬送台からシート状焼付用写真感光材料を下流搬送
部に渡す、手順で行うことを特徴とする請求項14の写
真焼付装置。』により、焼付用写真感光材料を通常の向
きに焼付ける時は、搬送台を移動させるだけで、搬送台
を回転させないので、請求項14の写真焼付装置の焼付
作業を全体として効率的に行うことができる。
【0043】〔請求項16の説明〕『未露光のシート状
焼付用写真感光材料を送り出す送出手段と、前記送出手
段から送り出されるシート状焼付用写真感光材料を受け
取り、焼付時に保持し、下流搬送部側に渡す搬送台と、
前記搬送台から渡されたシート状焼付用写真感光材料を
受け取る下流搬送部と、を有し、前記搬送台側の前記送
出手段は退避可能であり、前記搬送台は露光光軸と平行
な回転軸を中心に回転位置決め可能であり、前記搬送台
はシート状焼付用写真感光材料を露光位置に位置決め可
能であることを特徴とする写真焼付装置。』により、搬
送台は露光光軸と平行な回転軸を中心に回転位置決め可
能なので、搬送台はシート状焼付用写真感光材料を露光
位置に位置決めして、焼付用写真感光材料を縦にして焼
付けたり、横にして焼付けたりできる。ここで、単に搬
送台が露光光軸を中心に回転させたのでは、送出手段や
その他に特別の工夫がないと、送出手段と接触したり、
ぶつかったりするので、搬送台側の送出手段は退避可能
であることにより、搬送台側の送出手段は退避した後、
回転することにより、送出手段と接触したり、ぶつかっ
たりすることなく、焼付用写真感光材料を縦にして焼付
けたり、横にして焼付けたりできる。従って、写真原稿
を縦位置にしたり、横位置にしたりしなくても、また、
同一サイズの焼付用写真感光材料であっても、焼付用写
真感光材料を縦にして焼付ける場合と横にして焼付ける
場合とで別々のロールマガジンをセットしなくても、焼
付用写真感光材料を縦にして焼付けたり、横にして焼付
けたりできる。
【0044】〔請求項17の説明〕『焼付用写真感光材
料を通常の向きに焼付ける時は、搬送台側の前記送出手
段は退避せず、前記搬送台が、前記送出手段の送出方向
に向き、前記送出手段からシート状焼付用写真感光材料
を受け取れる状態であり、焼付用写真感光材料を通常時
と異なる向きに焼付ける時は、前記搬送台が前記送出手
段からシート状焼付用写真感光材料を受け取り、前記送
出手段を退避させ、前記搬送台を回転させて位置決め
し、焼付け、前記搬送台を回転させて送出方向に向け、
前記送出手段を退避していない状態にし、前記送出手段
からシート状焼付用写真感光材料を受け取れる状態にす
る、手順で行うことを特徴とする請求項16の写真焼付
装置。』により、焼付用写真感光材料を通常の向きに焼
付ける時は、前記送出手段を退避させたり、搬送台を回
転させたりしないので、請求項16の写真焼付装置の焼
付作業を全体として効率的に行うことができる。
【0045】〔請求項18の説明〕『未露光のシート状
焼付用写真感光材料を送り出す送出手段と、前記送出手
段から送り出されるシート状焼付用写真感光材料を受け
取り、焼付時に保持し、下流搬送部側に渡す搬送台と、
前記搬送台から渡されたシート状焼付用写真感光材料を
受け取る下流搬送部と、を有し、前記搬送台側の前記下
流搬送部は退避可能であり、前記搬送台は露光光軸と平
行な回転軸を中心に回転位置決め可能であり、前記搬送
台はシート状焼付用写真感光材料を露光位置に位置決め
可能であることを特徴とする写真焼付装置。』により、
搬送台は露光光軸と平行な回転軸を中心に回転位置決め
可能なので、搬送台はシート状焼付用写真感光材料を露
光位置に位置決めして、焼付用写真感光材料を縦にして
焼付けたり、横にして焼付けたりできる。ここで、単に
搬送台が露光光軸と平行な回転軸を中心に回転させたの
では、下流搬送部やその他に特別の工夫がないと、下流
搬送部と接触したり、ぶつかったりするので、搬送台側
の下流搬送部は退避可能であることにより、搬送台側の
下流搬送部が退避した後、回転することにより、下流搬
送部と接触したり、ぶつかったりすることなく、焼付用
写真感光材料を縦にして焼付けたり、横にして焼付けた
りできる。従って、写真原稿を縦位置にしたり、横位置
にしたりしなくても、また、同一サイズの焼付用写真感
光材料であっても、焼付用写真感光材料を縦にして焼付
ける場合と横にして焼付ける場合とで別々のロールマガ
ジンをセットしなくても、焼付用写真感光材料を縦にし
て焼付けたり、横にして焼付けたりできる。
【0046】〔請求項19の説明〕『前記受取手段が焼
付用写真感光材料を焼付用写真感光材料搬送経路下流側
に渡す方向を搬送方向と呼ぶときに、焼付用写真感光材
料を通常の向きに焼付ける時は、搬送台側の前記下流搬
送部は退避せず、前記搬送台が、搬送方向に向け、シー
ト状焼付用写真感光材料を下流搬送部側に渡せる状態で
あり、焼付用写真感光材料を通常時と異なる向きに焼付
ける時は、前記下流搬送部を退避させ、前記搬送台を回
転させて位置決めし、焼付け、前記搬送台を回転させて
搬送方向に向け、前記下流搬送部を退避していない状態
にし、前記搬送台がシート状焼付用写真感光材料を下流
搬送部側に渡せる状態にし、前記搬送台からシート状焼
付用写真感光材料を下流搬送部側に渡す、手順で行うこ
とを特徴とする請求項18の写真焼付装置。』により、
焼付用写真感光材料を通常の向きに焼付ける時は、前記
送出手段を退避させたり、搬送台を回転させたりしない
ので、請求項18の写真焼付装置の焼付作業を全体とし
て効率的に行うことができる。
【0047】〔請求項20の説明〕『ロール状の焼付用
写真感光材料のマガジンである、第一のロールマガジン
と第二のロールマガジンをセットできるロールマガジン
保持装置において、写真焼付装置本体内に送り出す焼付
用写真感光材料を引き出されるときのロールマガジンの
位置を引出位置と呼ぶときに、前記引出位置から離れた
位置にある第一待機位置と前記引出位置の間、前記第一
のロールマガジンを移送する第一ロールマガジン移送手
段と、前記引出位置から離れた位置にある第二待機位置
と前記引出位置の間、前記第二のロールマガジンを移送
する第二ロールマガジン移送手段と、を有し、前記第一
待機位置と前記第二待機位置とが離れた位置にあること
を特徴とするロールマガジン保持装置。』により、第一
のロールマガジンから前記送出手段により焼付用写真感
光材料が引き出されるときは、第一のロールマガジンを
引出位置にセットし、第二のロールマガジンを前記引出
位置から離れた位置にある第二待機位置にセットされ
る。また、第二のロールマガジンから前記送出手段によ
り焼付用写真感光材料が引き出されるときは、第二のロ
ールマガジンを引出位置にセットし、第一のロールマガ
ジンを前記引出位置から離れた位置にある第一待機位置
にセットされる。従って、第一のロールマガジンと第二
ロールマガジンとがぶつかることなく、第一のロールマ
ガジンも、第二のロールマガジンも、共通の送出手段に
より、焼付用写真感光材料を引出されるので、送出手段
の部材がその分少なくても、複数のロールマガジンから
焼付用写真感光材料を供給できる。
【0048】〔請求項21の説明〕『第一のロールマガ
ジンを引出位置にセットする際には、第二のロールマガ
ジンを第二待機位置にセットすべく、第二ロールマガジ
ン移送手段を移送し、第二のロールマガジンを第二待機
位置にセットした後、第一のロールマガジンを引出位置
にセットすべく、第一ロールマガジン移送手段を移送
し、第二のロールマガジンを引出位置にセットする際に
は、第一のロールマガジンを第一待機位置にセットすべ
く、第一ロールマガジン移送手段を移送し、第一のロー
ルマガジンを第一待機位置にセットした後、第二のロー
ルマガジンを引出位置にセットすべく、第二ロールマガ
ジン移送手段を移送することを特徴とする請求項20の
ロールマガジン保持装置。』により、第一のロールマガ
ジンを引出位置にセットする際には、第二のロールマガ
ジンを第二待機位置にセットした後、第一のロールマガ
ジンを引出位置にセットするので、第一のロールマガジ
ンと第二ロールマガジンとがぶつかることがない。ま
た、同様に、第二のロールマガジンを引出位置にセット
する際には、第一のロールマガジンを第一待機位置にセ
ットした後、第二のロールマガジンを引出位置にセット
するので、第二のロールマガジンと第一ロールマガジン
とがぶつかることがない。従って、第一のロールマガジ
ンと第二ロールマガジンとがぶつかることなく、第一の
ロールマガジンも、第二のロールマガジンも、共通の送
出手段により、焼付用写真感光材料を引出されるので、
送出手段の部材がその分少なくても、複数のロールマガ
ジンから焼付用写真感光材料を供給できるロールマガジ
ンの切替えを自動的に行うことができる。
【0049】〔請求項22の説明〕『前記第一ロールマ
ガジン移送手段と前記第二ロールマガジン移送手段とが
一体として移送するロールマガジン移送保持台であり、
前記ロールマガジン移送保持台が前記引出位置に対して
スライドすることにより、前記第一のロールマガジンを
前記引出位置にセットでき、また、前記ロールマガジン
移送保持台が前記引出位置に対してスライドすることに
より、前記第二のロールマガジンを前記引出位置にセッ
トできることを特徴とする請求項20のロールマガジン
保持装置。』により、第一のロールマガジンと第二ロー
ルマガジンとが、ぶつかることなく、第一のロールマガ
ジンから前記送出手段により焼付用写真感光材料が引き
出されるときは、第一のロールマガジンを引出位置にセ
ットし、第二のロールマガジンを前記引出位置から離れ
た位置にある第二待機位置にセットし、また、第二のロ
ールマガジンから前記送出手段により焼付用写真感光材
料が引き出されるときは、第二のロールマガジンを引出
位置にセットし、第一のロールマガジンを前記引出位置
から離れた位置にある第一待機位置にセットするのに、
第一ロールマガジン移送手段と第二ロールマガジン移送
手段とをそれぞれ制御する必要がなく、ロールマガジン
移送保持台をスライドさせるだけでよい。
【0050】〔請求項23の説明〕『多数のベルト吸引
孔を有し、その表側に感光材料を載せて移送する搬送ベ
ルトと、前記搬送ベルトを駆動させる搬送ベルト駆動手
段と、前記搬送ベルトが感光材料を載せて移送する範囲
の前記搬送ベルトの裏側に多数の吸引台吸引孔を有する
吸引台と、前記吸引台吸引孔から減圧するための減圧を
発生する減圧発生手段と、を有し、前記搬送ベルト駆動
手段が搬送ベルトを駆動させながら、前記減圧発生手段
が減圧を発生させ発生した減圧を前記吸引台吸引孔から
前記ベルト吸引孔を通して感光材料に作用させて、感光
材料を前記搬送ベルトに密着させながら移送する感光材
料移送装置において、感光材料のサイズに応じて、前記
吸引台吸引孔の一部の吸引台吸引孔を開閉することを特
徴とする感光材料移送装置。』により、感光材料のサイ
ズに応じて、前記吸引台吸引孔の一部の吸引台吸引孔を
開閉して、サイズの小さい感光材料では減圧を大きくし
て、感光材料が搬送ベルト上でズレたり、感光材料が搬
送ベルトから浮き上がることなく、また、サイズの大き
な感光材料では減圧を小さくして、搬送ベルトが吸引台
に必要以上に密着することがなく、搬送ベルトを駆動す
るのに必要なエネルギーがあまり大きくならず、また、
搬送ベルトの寿命にあまり悪影響がない。
【0051】なお、閉じる吸引台吸引孔は予め定められ
た吸引台吸引孔であってもよいし、成り行きでもよい。
また、この感光材料のサイズとしては、長さ、幅等が挙
げられるが、『移送する感光材料の幅に応じて、感光材
料の通過範囲外の前記吸引台吸引孔の少なくとも一部を
閉じること』が好ましい。
【0052】〔請求項24の説明〕『感光材料の幅が2
00mm以上の感光材料も90mm以下の感光材料も移
送するものであり、幅が90mm以下の感光材料を移送
する際は、感光材料の通過範囲外の前記吸引台吸引孔の
少なくとも一部を開じることを特徴とする請求項23に
記載の感光材料移送装置。』により、幅が90mm以下
の感光材料では、感光材料の通過範囲外の前記吸引台吸
引孔の少なくとも一部を閉じるので減圧が大きくなり、
幅が90mm以下の感光材料であっても、感光材料が搬
送ベルト上でズレたり、感光材料が搬送ベルトから浮き
上がることなく、また、幅がたとえ200mm以上の長
い感光材料であっても、その吸引台吸引孔を開くので減
圧が小さくなり、搬送ベルトが吸引台に必要以上に密着
することがなく、搬送ベルトを駆動させるのに必要なエ
ネルギーがあまり大きくならず、また、搬送ベルトの寿
命にあまり悪影響がない。
【0053】〔請求項25の説明〕『複数の感光材料の
サイズについて、移送される感光材料の幅方向の中心
が、前記搬送ベルトの幅方向の所定の位置上を移送され
るものであり、前記複数の感光材料のサイズに応じて、
前記搬送ベルトの幅方向の所定の位置に対して対称な位
置の吸引台吸引孔を同時に開閉するものであることを特
徴とする請求項23又は請求項24に記載の感光材料移
送装置。』により、前記搬送ベルトの幅方向の所定の位
置の両側について同じ制御をすればよいので、感光材料
のサイズに応じて、前記吸引台吸引孔の一部の吸引台吸
引孔を開閉して、サイズの小さい感光材料では減圧を大
きくして、感光材料が搬送ベルト上でズレたり、感光材
料が搬送ベルトから浮き上がることなく、また、サイズ
の大きな感光材料では減圧を小さくして、搬送ベルトが
吸引台に必要以上に密着することがなく、搬送ベルトを
駆動するのに必要なエネルギーがあまり大きくならず、
また、搬送ベルトの寿命にあまり悪影響がないようにす
る制御を、簡単に行うことができる。
【0054】〔請求項26の説明〕『前記多数の吸引台
吸引孔の一部の吸引台吸引孔を覆いうる遮蔽板を移動さ
せることにより、前記多数の吸引台吸引孔の一部の吸引
台吸引孔を開閉するものであることを特徴とする請求項
23〜請求項25のいずれか1項に記載の感光材料移送
装置。』により、個々の吸引台吸引孔に開閉機構を設け
なくても、簡単に多数の吸引台吸引孔の一部の吸引台吸
引孔を開閉でき、感光材料のサイズに応じて、前記吸引
台吸引孔の一部の吸引台吸引孔を開閉して、サイズの小
さい感光材料では減圧を大きくして、感光材料が搬送ベ
ルト上でズレたり、感光材料が搬送ベルトから浮き上が
ることなく、また、サイズの大きな感光材料では減圧を
小さくして、搬送ベルトが吸引台に必要以上に密着する
ことがなく、搬送ベルトを駆動させるのに必要なエネル
ギーがあまり大きくならず、また、搬送ベルトの寿命に
あまり悪影響がないようにすることを、簡単な機構で簡
単な制御で行うことができる。
【0055】なお、遮蔽板は、感光材料のサイズに応じ
て、幅方向の所定範囲外の吸引台吸引孔を閉じるものが
好ましいが、搬送ベルトの駆動方向の所定範囲外の吸引
台吸引孔を閉じるものであってもよいし、また、幅方向
の所定範囲外の吸引台吸引孔を閉じるものと搬送ベルト
の駆動方向の所定範囲外の吸引台吸引孔を閉じるものと
の両方であってもよい。また、この遮蔽板が幅方向にス
ライド移動可能なもので、遮蔽板が幅方向にスライド移
動することにより多数の吸引台吸引孔の一部の吸引台吸
引孔を開閉するものであってもよいし、この遮蔽板が搬
送ベルトの移動方向に平行な軸を中心として回動可能な
もので、遮蔽板が搬送ベルトの駆動方向に平行な軸を中
心として回動することにより多数の吸引台吸引孔の一部
の吸引台吸引孔を開閉するものであってもよい。
【0056】〔請求項27の説明〕『多数のベルト吸引
孔を有し、その表側に感光材料を載せて移送する搬送ベ
ルトと、前記搬送ベルトを駆動させる搬送ベルト駆動手
段と、前記搬送ベルトが感光材料を載せて移送する範囲
の前記搬送ベルトの裏側に多数の吸引台吸引孔を有する
吸引台と、前記吸引台吸引孔から減圧するための減圧を
発生する減圧発生手段と、前記搬送ベルトに載せられた
感光材料を露光する露光手段と、を有し、前記搬送ベル
ト駆動手段が搬送ベルトを駆動させながら、前記減圧発
生手段が減圧を発生させ、発生した減圧を前記吸引台吸
引孔から前記ベルト吸引孔を通して感光材料に作用させ
て、感光材料を前記搬送ベルトに密着させながら移送
し、前記搬送ベルトを止めて前記露光手段により感光材
料を露光する写真焼付装置において、少なくとも一部の
感光材料のサイズにおいて、感光材料を移送する際の減
圧が、感光材料に露光する際の減圧より低くすることを
特徴とする写真焼付装置。』により、露光時に感光材料
が搬送ベルトから浮き上がることなく、また、感光材料
を搬送する時に搬送ベルトを移動させるのに必要なトル
クがあまり大きくなく、また、搬送ベルトの寿命にあま
り悪影響がない。
【0057】〔請求項28の説明〕『少なくとも一部の
感光材料のサイズにおいて、前記吸引台の孔を開閉する
ことにより、感光材料を移送する際の減圧が、感光材料
に露光する際の減圧より低くすることを特徴とする請求
項27に記載の写真焼付装置。』により、簡単な機構に
より、露光時に感光材料が搬送ベルトから浮き上がるこ
となく、また、感光材料を移送する時に搬送ベルトを移
動させるのに必要なエネルギーがあまり大きくなく、ま
た、搬送ベルトの寿命にあまり悪影響がないようにする
ことができる。
【0058】
【発明の実施の形態】以下に本発明に関する具体例の一
例を実施形態として示すが本発明はこれらに限定されな
い。また、実施形態には、断定的な表現があるが、本発
明の好ましい例を挙げているもので、本発明の技術的範
囲を限定するものではない。なお、説明を簡略にするた
め、図1〜6・図11・図15〜17・図19で、上下
の方向を上下方向、左右の方向を左右方向、紙面と垂直
な方向を前後方向と呼び、通常、シート状印画紙は左か
ら右の方向に搬送される。また、これらの実施形態の写
真焼付装置は、カラー写真透過原稿であるカラー写真画
像を有する駒が複数個ある現像済のハロゲン化銀カラー
写真感光フィルム(以下、単にカラーフィルムという)
を用い、焼付用写真感光材料としてハロゲン化銀カラー
写真感光材料であるシート状印画紙を用いるものとし
て、記載されているが、これに限らない。
【0059】実施形態1 本実施形態は、請求項1、請求項2、請求項8、請求項
9、請求項20、請求項21の実施形態である。図1は
本実施形態の写真焼付装置のロールマガジン保持装置R
S、写真焼付装置本体Bの概略構成及び自動現像機AP
との接続を示す概略構成図である。図2は本実施形態の
ロールマガジン保持台RSの移動順序を示す図である。
【0060】先ず、図1の写真焼付装置本体Bの露光光
路に沿って説明する。写真焼付装置本体Bの露光光軸1
は鉛直である。ランプハウス2からの光源光を、拡散ボ
ックス3を通して、ネガキャリア4に保持されているカ
ラーフイルムを照明する。絞り及びシャッター内蔵のズ
ームレンズ5が、ネガキャリア4に保持されているカラ
ーフイルムの写真画像を、シート状印画紙上に結像させ
る。ズームレンズ5の露光光路下側に、ズームレンズ5
の結像位置に印画紙Pを保持する搬送台6がある。
【0061】次に、図1の写真焼付装置本体Bの印画紙
の搬送経路に沿って説明する。ロールマガジン保持装置
RSは、第一のロールマガジンR1と第二のロールマガ
ジンR2をセットできる。これらのロールマガジンに
は、ロール状の印画紙が収容されている。ここで、写真
焼付装置本体B内に送り出す印画紙を引き出されるとき
のロールマガジンの位置を引出位置DPと呼ぶ。送出手
段7は、この引出位置DPにセットされたロールマガジ
ン(図1では、第一のロールマガジンR1)から、印画
紙を引出し、写真焼付装置本体B内に送り出す。送出手
段7の中に切断手段Cがある。切断手段Cにより、引き
出された印画紙はシート状の印画紙に切断される。搬送
台6は、送出手段7により送り出されたシート状の印画
紙を受け、焼付位置で焼き付け、下流搬送部Tに送り出
す。下流搬送部Tは、搬送台6からシート状の印画紙を
受け、自動現像機APまで搬送する。自動現像機APは
送られたシート状の印画紙を現像処理する。
【0062】送出手段7はローラ対71とその奥にある
ローラ対72とを有する。この送出手段7の中のローラ
対71は、弾性変形するカーボンブラックが分散された
ゴムローラであり、互いに圧着されており、圧着による
弾性変形でローラの間から光が漏れることがない。ま
た、遮光壁79とも圧接しており、同様に圧接による弾
性変形で遮光壁79とローラ対71との間で光が漏れる
ことがない。従って、送出手段7のローラ対71と遮光
壁79は写真焼付装置本体B内を遮光する遮光手段であ
る。また、切断手段Cが、送出手段7の中、即ち、ロー
ラ対71とローラ対72との間にある。切断手段Cは、
送出手段7により引き出される印画紙を幅方向(前後方
向)に切断するものである。送出手段7は、ローラ対7
1が逆回転することにより、ロールマガジンから引出さ
れ、切断手段Cにより切断されたロールマガジン側の印
画紙をロールマガジンに送り戻すこともできる。また、
印画紙をロールマガジンに送り戻すとき、ロールマガジ
ン保持装置RSの制御手段は、引出位置DPにあるロー
ルマガジン(図1では、第一のロールマガジンR1)の
送りローラ対1212又は1222を逆回転させる。ま
た、ローラ対71より入口側に印画紙の存在を検出する
入口部センサー77が設けられている。ロールマガジン
から印画紙が写真焼付装置本体B内に供給されている間
等印画紙が存在する時はON信号を出し、印画紙が存在
しない時はOFF信号を出す。
【0063】第一のロールマガジンR1を待機又は交換
する時の第一のロールマガジンR1の位置を第一待機位
置WP1と呼ぶ。第一待機位置WP1は引出位置DPか
ら離れた位置にある。第一ロールマガジン移送手段11
は、第一待機位置WP1と引出位置DPの間、第一のロ
ールマガジンR1を移送する。第一ロールマガジン移送
手段11は、保持台111と、第一のロールマガジンR
1を乗せて第一待機位置WP1と引出位置DPの間水平
方向(左右方向)にこの保持台111の中で移動する第
一移動台112と、を有する。保持台111は、脚11
5、脚116で支えられている。また、第一移動台11
2には、第一のロールマガジンR1の右端を固定する板
114と左端を固定する板113がある。
【0064】第二のロールマガジンR2を待機又は交換
する時の第二のロールマガジンR2の位置を第二待機位
置WP2と呼ぶ。第二待機位置WP2は引出位置DPか
ら離れた位置にある。第二ロールマガジン移送手段12
は、第二待機位置WP2と引出位置DPの間、第二のロ
ールマガジンR2を移送する。第二ロールマガジン移送
手段12は、レール121と、レール121に沿って、
第二待機位置WP2と引出位置DPの間、上下方向に移
動する移動台122と、第二のロールマガジンR2を乗
せて、第二待機位置WP2と引出位置DPの間、水平方
向(左右方向)に、移動台122の中で、移動する第二
移動台123と、を有する。レール121は、前後に2
つのレールからなっている。それぞれのレールの下端部
は、保持台111の前又は後に、固定されている。ま
た、それぞれのレールの上端部は、支持棒126の前又
は後に、固定されている。これら、レール121と保持
台111と支持棒126により、ロールマガジン保持装
置RSの枠体ができている。また、移動台122は、略
コの字型であり、レール121の近傍だけで、第二移動
台123を支持し、移動台連結棒127で一体となって
いる。第二移動台123には、第二のロールマガジンR
2の右端を固定する板125と左端を固定する板124
がある。
【0065】また、第一待機位置WP1と第二待機位置
WP2とは離れた位置にある。従って、第一のロールマ
ガジンR1が第一待機位置WP1に有っても、第一待機
位置WP1は引出位置DPから離れた位置なので、第二
のロールマガジンR2が第二待機位置WP2と引出位置
DPとの間を移送されてもぶつかることはない。そし
て、第二のロールマガジンR2が第二待機位置WP2に
有っても、第二待機位置WP2は引出位置DPから離れ
た位置なので、第一のロールマガジンR1が第一待機位
置WP1と引出位置DPとの間を移送されてもぶつかる
ことはない。
【0066】次に、図2に基づいて、本実施形態の動作
を説明する。通常、ロールマガジンから引出された印画
紙の先端は切断手段Cにより切断されるところまであ
る。そして、図示しない写真焼付装置本体Bの制御手段
は、ロールマガジンを切り換える際に、送出手段7のロ
ーラ対71を逆回転させることにより、印画紙の先端が
ロールマガジンR1又はR2内に収容されるまで、即
ち、入口部センサー77がOFF信号を出して所定距離
搬送されるまで、ロールマガジンから引出された印画紙
をロールマガジンに送り戻す。このとき、図示しない写
真焼付装置本体Bの制御手段は、図示しないロールマガ
ジン保持手段RSの制御手段を制御して、ロールマガジ
ン保持装置RSの制御手段は、引出位置DPにあるロー
ルマガジンR1又はR2の送りローラ対1212又は1
222を逆回転させる。これにより、ロールマガジンを
切り換える際に、ロールマガジンから引き出された印画
紙をロールマガジンに送り戻されるので、ロールマガジ
ンから引き出された印画紙がカブることなく、ロールマ
ガジンを切り換えることができる。
【0067】図示しない写真焼付装置本体Bの制御手段
は、図示しないロールマガジン保持手段RSの制御手段
を制御する。図示しないロールマガジン保持装置RSの
制御手段により、第一のロールマガジンR1を引出位置
DPにセットする際には、イ.第二のロールマガジンR
2を第二待機位置WP2にセットすべく、第二ロールマ
ガジン移送手段12を移送し、ロ.第二のロールマガジ
ンR2を第二待機位置WP2にセットした後、第一のロ
ールマガジンR1を引出位置DPにセットすべく、第一
ロールマガジン移送手段11を移送するように制御され
る。
【0068】図示しないロールマガジン保持装置RSの
制御手段により、第二のロールマガジンを引出位置DP
にセットする際には、ハ.第一のロールマガジンR1を
第一待機位置WP1にセットすべく、第一ロールマガジ
ン移送手段11を移送し、ニ.第一のロールマガジンR
1を第一待機位置WP1にセットした後、第二のロール
マガジンR2を引出位置DPにセットすべく、第二ロー
ルマガジン移送手段12を移送するように制御される。
【0069】実施形態2 本実施形態は、請求項1、請求項3、請求項8、請求項
9、請求項20、請求項22の実施形態である。図3は
本実施形態の写真焼付装置のロールマガジン保持装置R
S、写真焼付装置本体Bの概略構成及び自動現像機AP
との接続を示す概略構成図である。図4は本実施形態の
ロールマガジン保持台RSの移動順序を示す図である。
この実施形態の写真焼付装置は、実施形態1のロールマ
ガジン保持装置RSのみが変更された例である。以下、
ロールマガジン保持装置RSと実施形態1からの変更点
とを記載する。
【0070】ロールマガジン保持装置RSは、第一のロ
ールマガジンR1と第二のロールマガジンR2をセット
できる。また、印画紙をロールマガジンに送り戻すと
き、ロールマガジン保持装置RSの制御手段は、引出位
置DPにあるロールマガジン(図3では、第一のロール
マガジンR1)の送りローラ対を逆回転させる。
【0071】第一のロールマガジンR1を待機又は交換
する時の第一のロールマガジンR1の位置を第一待機位
置WP1と呼ぶ。第一待機位置WP1は引出位置DPか
ら離れた位置にある。第一ロールマガジン移送手段21
は、第一待機位置WP1と引出位置DPの間、第一のロ
ールマガジンR1を移送する。第一ロールマガジン移送
手段21は、第一移動保持台9と、第一移動保持台9の
中で移動する第一移動台212と、を有する。第一移動
保持台9は、第一移動台212を乗せて、レール231
に沿って、第一待機位置WP1と引出位置DPの間鉛直
方向(上下方向)に、移動する。第一移動台212は、
第一のロールマガジンR1を乗せて、第一待機位置WP
1と引出位置DPの間水平方向(左右方向)に移動す
る。また、第一移動台212には、第一のロールマガジ
ンR1の右端を固定する板213と左端を固定する板2
14がある。
【0072】第二のロールマガジンR2を待機又は交換
する時の第二のロールマガジンR2の位置を第二待機位
置WP2と呼ぶ。第二待機位置WP2は引出位置DPか
ら離れた位置にある。第二ロールマガジン移送手段22
は、第二待機位置WP2と引出位置DPの間、第二のロ
ールマガジンR2を移送する。第二ロールマガジン移送
手段22は、第二移動保持台221と、第二移動保持台
221の中で移動する第二移動台222と、を有する。
第二移動保持台221は、第二移動台222を乗せて、
レール231に沿って、第二待機位置WP2と引出位置
DPの間鉛直方向(上下方向)に、移動する。第二移動
台222は、第二のロールマガジンR2を乗せて、第二
待機位置WP2と引出位置DPの間水平方向(左右方
向)に移動する。また、第二移動台222には、第二の
ロールマガジンR2の右端を固定する板223と左端を
固定する板224がある。
【0073】レール231は、前後に2つのレールから
なっている。それぞれのレールの下端部は、保持台23
2の前又は後に、固定されている。また、それぞれのレ
ールの上端部は、支持棒233の前又は後に、固定され
ている。これら、レール231と保持台232と支持棒
233により、ロールマガジン保持装置RSの枠体がで
きている。また、保持台232は、略コの字型であり、
レール231の近傍で前後が結合されている。第一移動
保持台211と第二移動保持台221とが結合されてお
り、一体となって移動する。即ち、第一ロールマガジン
移送手段21と第二ロールマガジン移送手段22とが一
体のロールマガジン移送保持台である。このロールマガ
ジン移送保持台の第一移動保持台211が請求項3の第
一ロールマガジン保持部に相当し、このロールマガジン
移送保持台の第二移動保持台221が請求項3の第二ロ
ールマガジン保持部に相当する。
【0074】ロールマガジン移送保持台が引出位置DP
に対してスライドすることにより、第一移動保持台21
1を引出位置DPにセットでき、また、ロールマガジン
移送保持台が引出位置DPに対してスライドすることに
より、第二移動保持台221を引出位置DPにセットで
きる。従って、第一待機位置WP1と第二待機位置WP
2とは離れた位置にある。従って、ロールマガジン移送
保持台が引出位置DPに対してスライドしても、第一の
ロールマガジンR1と第二のロールマガジンR2とがぶ
つかることはない。
【0075】次に、図4に基づいて、本実施形態の動作
を説明する。通常、ロールマガジンから引出された印画
紙の先端は切断手段Cにより切断されるところまであ
る。そして、図示しない写真焼付装置本体Bの制御手段
は、ロールマガジンを切り換える際に、送出手段7のロ
ーラ対71を逆回転させることにより、印画紙の先端が
ロールマガジンR1又はR2内に収容されるまで、即
ち、入口部センサー77がOFF信号を出して所定距離
搬送されるまで、ロールマガジンから引出された印画紙
をロールマガジンに送り戻す。このとき、図示しない写
真焼付装置本体Bの制御手段は、図示しないロールマガ
ジン保持手段RSの制御手段を制御して、ロールマガジ
ン保持装置RSの制御手段は、引出位置DPにあるロー
ルマガジンR1又はR2の送りローラ対を逆回転させ
る。これにより、ロールマガジンを切り換える際に、ロ
ールマガジンから引き出された印画紙をロールマガジン
に送り戻されるので、ロールマガジンから引き出された
印画紙がカブることなく、ロールマガジンを切り換える
ことができる。
【0076】図示しない写真焼付装置本体Bの制御手段
は、図示しないロールマガジン保持手段RSの制御手段
を制御する。図示しないロールマガジン保持装置RSの
制御手段により、第一のロールマガジンR1を引出位置
DPにセットする際には、イ.第二のロールマガジンR
2を第二待機位置WP2にセットし、第一のロールマガ
ジンR1を引出位置DPにセットすべく、ロールマガジ
ン移送保持台が引出位置DPに対してスライドするよう
に制御される。
【0077】図示しないロールマガジン保持装置RSの
制御手段により、第二のロールマガジンを引出位置DP
にセットする際には、ロ.第一のロールマガジンR1を
第一待機位置WP1にセットし、第二のロールマガジン
R2を引出位置DPにセットすべく、ロールマガジン移
送保持台が引出位置DPに対してスライドするように制
御される。
【0078】実施形態3 本実施形態は、請求項4〜請求項7、請求項10〜請求
項13の実施形態である。図5は本実施形態の写真焼付
装置のロールマガジン保持装置RS、写真焼付装置本体
Bの概略構成及び自動現像機APとの接続を示す概略構
成図である。
【0079】先ず、図5の写真焼付装置本体Bの露光光
路に沿って説明する。写真焼付装置本体Bの露光光軸1
は鉛直である。写真焼付装置本体Bの光源部であるラン
プハウス2からの光源光を、均質な面光源にする面光源
化手段である拡散ボックス3を通して、写真原稿を保持
する写真原稿保持手段であるネガキャリア4に保持され
ているカラーフイルムを照明する。絞り及びシャッター
内蔵のズームレンズ5が、ネガキャリア4に保持されて
いるカラーフイルムFの写真画像を、シート状印画紙上
に結像させる。ズームレンズ5の露光光路下側に、ズー
ムレンズ5の結像位置に印画紙Pを保持する搬送台6が
ある。
【0080】この搬送台6には、図5,7に示すよう
に、吸引台61、送出手段側伸縮吸引台62、下流搬送
部側伸縮吸引台63、吸引ホース65、印画紙吸着搬送
ベルト64、送出手段側伸縮吸引台のベルトローラ8
2、下流搬送部側伸縮吸引台のベルトローラ83、吸引
台のベルトローラ84、87、ダンパーローラ85、8
6、搬送台保持手段9がある。吸引台61はその上面が
精度の高い平面である。送出手段側伸縮吸引台62は、
吸引台61に対し入れ子になっており、吸引台61の送
出手段側に伸縮する。下流搬送部側伸縮吸引台63は、
吸引台61に対し入れ子になっており、吸引台61の下
流搬送部側に伸縮する。図5,8に示すように、吸引ホ
ース65は、吸引ポンプ66により、吸引台61、送出
手段側伸縮吸引台62、下流搬送部側伸縮吸引台63を
減圧状態にするためのホースである。印画紙吸着搬送ベ
ルト64は、吸引台61、送出手段側伸縮吸引台62、
下流搬送部側伸縮吸引台63を通して減圧された状態に
よりシート状印画紙を吸着させて搬送する。そして、図
示しない印画紙位置検出手段により、焼付用露光台であ
る吸引台61上の露光位置に印画紙を位置決めできる。
また、それだけでなく、シート状印画紙と印画紙吸着搬
送ベルト65と吸引台61とが密着した状態で吸引台6
1の形状が平面であるので、焼付時には減圧状態を強く
してシート状印画紙と印画紙吸着搬送ベルト65と吸引
台61とが密着して、結像のピントを向上させる働きも
する。シート状印画紙は、焼付後、印画紙吸着搬送ベル
ト65により、自動現像機の方向に送られ、その後自動
現像機で現像される。印画紙吸着搬送ベルト65は、送
出手段側伸縮吸引台のベルトローラ82、下流搬送部側
伸縮吸引台のベルトローラ83、吸引台のベルトローラ
84、87、ダンパーローラ85、86に掛け渡されて
いる。図5,6に示すように、送出手段側伸縮吸引台6
2、下流搬送部側伸縮吸引台63が伸縮すると、ダンパ
ーローラ85、86は搬送方向に移動して、印画紙吸着
搬送ベルト65の余分な長さを吸収する。
【0081】搬送台保持手段9には、吸引台回転部9
1、吸引台回転部91を回転自在に保持する吸引台水平
方向(前後方向)移動部92、吸引台水平方向移動部9
2を水平方向移動自在に保持する吸引台搬送方向(左右
方向)移動部93、吸引台搬送方向移動部93を搬送方
向移動自在に保持する保持基板94がある。搬送台6
は、吸引台回転部91により、露光光軸を中心に回転さ
れる。そして、吸引台回転部91の中には図示しないが
回転位置検出手段があり、焼付用露光台である吸引台6
1を露光光軸を中心とする回転位置決めができる。ま
た、搬送台6は、吸引台水平方向(前後方向)移動部9
2により、水平方向(前後方向)に移動される。また、
搬送台6は、吸引台搬送方向(左右方向)移動部93に
より、搬送方向(左右方向)に移動される。そして、吸
引台水平方向移動部92の下端左側の吸引台搬送方向移
動部93からはみ出した所から下に向けて水平方向位置
検出センサ95が設けられている。また、吸引台搬送方
向移動部93の左側面の吸引台水平方向移動部92の水
平方向の位置決め位置に対応する位置に水平方向位置検
出マーク96が有り、水平方向位置検出センサ95が水
平方向位置検出マーク96を検出して、吸引台水平方向
移動部92の水平方向の位置決めをする。また、吸引台
搬送方向移動部93の下端前側の保持基板94からはみ
出した所から下に向けて搬送方向位置検出センサ97が
設けられている。また、保持基板94の前側面の吸引台
搬送方向移動部93の搬送方向の位置決め位置に対応す
る位置に搬送方向位置検出マーク98が有り、搬送方向
の位置検出センサ97が搬送方向位置検出マーク98を
検出して、吸引台搬送方向移動部93の搬送方向の位置
決めをする。
【0082】次に、図5の写真焼付装置本体Bの印画紙
の搬送経路に沿って説明する。ロールマガジン保持装置
RSは、多数のロールマガジンRをセットできる。これ
らのロールマガジンには、ロール状の印画紙が収容され
ている。送出手段7は、セットされたロールマガジンR
から、印画紙を引出し、写真焼付装置本体B内に送り出
す。送出手段7の中に切断手段Cがある。搬送台6は、
切断手段Cにより切断され、送出手段7により送りださ
れたシート状の印画紙を受け、焼付位置で焼き付け、下
流搬送部Tに送り出す。下流搬送部Tは、搬送台6から
シート状の印画紙を受け、自動現像機APまで搬送す
る。自動現像機APは送られたシート状の印画紙を現像
処理する。
【0083】送出手段7はローラ対71とその奥にある
ローラ対72とを有する。この送出手段7の中のローラ
対71は、弾性変形するカーボンブラックが分散された
ゴムローラであり、互いに圧着されており、圧着による
弾性変形でローラの間から光が漏れることがない。ま
た、遮光壁79とも圧接しており、同様に圧接による弾
性変形で遮光壁79とローラ対71との間で光が漏れる
ことがない。従って、送出手段7のローラ対71と遮光
壁79は写真焼付装置本体B内を遮光する遮光手段であ
る。また、切断手段Cが、送出手段7の中、即ち、ロー
ラ対71とローラ対72との間にある。切断手段Cは、
送出手段7により引き出される印画紙を幅方向(前後方
向)に切断するものである。
【0084】これら多数のロールマガジンR、送出手段
7及び切断手段Cの配置を図8に示す。ロールマガジン
保持装置RSは、ロール状印画紙のマガジンである6つ
のロールマガジンR1〜R6をセットできる。それぞれ
のロールマガジンR1〜R6には、ロールマガジンR1
〜R6から印画紙を引出し、写真焼付装置本体内に送り
出す送出手段7のローラ対711〜716とローラ対7
21〜726とがある。送出手段7の中に送出手段7に
より引き出される印画紙を幅方向に切断する切断手段C
がある。それぞれのローラ対711〜716には、切断
手段C1〜C6がある。搬送台6は、これら多数の送出
手段7から送り出される何れの印画紙も受け取るよう
に、変形し、焼付用写真感光材料搬送経路下流側に渡
す、受取手段でもある。
【0085】送出手段の送出端であるローラ対721〜
723は何れも、搬送方向に対して垂直な同一面内にあ
り、その送出方向は搬送方向と平行である。従って、ロ
ーラ対721〜723は請求項5の関係にある。また、
送出手段の送出端であるローラ対722とローラ対72
5とは、搬送台である搬送台6の回転の回転軸を中心と
する同一円周上にあり、その送出方向は搬送台の回転の
中心に向いている。従って、ローラ対722とローラ対
725とは請求項6の関係にある。また、送出手段の送
出端であるローラ対724〜726は何れもその送出方
向が搬送方向と垂直な前後方向(第二方向)と平行な方
向であり、その送出端が前後方向(第二方向)と垂直な
同一面内にある。従って、ローラ対724〜726は請
求項7の関係にある。
【0086】次に、図8〜10に基づいて、本実施形態
の動作を説明する。図示しない写真焼付装置本体Bの制
御手段は、以下のように動作を制御する。
【0087】搬送台6が、送出手段7の送出端であるロ
ーラ対722から印画紙を受け取り、焼付、下流搬送部
に渡す場合は以下のとおりである。印画紙を通常の向き
に焼付ける時は、搬送台6の送出手段側伸縮吸引台62
と下流搬送部側伸縮吸引台63とが伸ばされた状態で、
搬送台6が送出手段7からシート状印画紙を受け取れる
状態であり、搬送台6からシート状印画紙を下流搬送部
Tに渡せる状態のままで、印画紙が搬送され、焼付がさ
れる。従って、最も焼付に使用されるサイズの印画紙の
ロールマガジンを、直に流れる位置であるR2の位置に
置くことが好ましい。シート状印画紙を通常時と異なる
向きに焼付ける時は、図9に示すように、 イ)搬送台6の送出手段側伸縮吸引台62と下流搬送部
側伸縮吸引台63とが伸ばされた状態で、搬送台6が、
搬送方向に向いた状態で、送出手段7からシート状印画
紙を受け取り、 ロ)搬送台6の送出手段側伸縮吸引台62と下流搬送部
側伸縮吸引台63とを縮め、 ハ)搬送台6の吸引台61を回転させて位置決めし、 ニ)焼付け、 ホ)搬送台6の吸引台61を回転させて元の搬送方向に
向け、 へ)搬送台6の送出手段側伸縮吸引台62と下流搬送部
側伸縮吸引台63とを伸ばし、 ト)搬送台6からシート状印画紙を下流搬送部Tに渡
す、という手順で行う。
【0088】搬送台6が、送出手段7の送出端であるロ
ーラ対721又は723から印画紙を受け取り、焼付、
下流搬送部に渡す場合は以下のとおりである。印画紙を
通常の向きに焼付ける時は、図8に示すように、 イ)搬送台6の送出手段側伸縮吸引台62と下流搬送部
側伸縮吸引台63とを縮め、 ロ)搬送台6の吸引台61を、吸引台水平方向(前後方
向)移動部92により、水平方向(前後方向)に移動さ
れ、水平方向(前後方向)に位置決めされ、 ハ)搬送台6の送出手段側伸縮吸引台62と下流搬送部
側伸縮吸引台63とを伸ばし、 ニ)搬送台6が送出方向に向いた状態で、送出手段7か
らシート状印画紙を受け取り、 ホ)搬送台6の送出手段側伸縮吸引台62と下流搬送部
側伸縮吸引台63とを縮め、 ヘ)搬送台6の吸引台61を、吸引台水平方向(前後方
向)移動部92により、水平方向(前後方向)に移動さ
れ、水平方向(前後方向)の焼付位置に位置決めされ、 ト)焼付け、 チ)搬送台6が搬送方向に向いた状態で、搬送台6の送
出手段側伸縮吸引台62と下流搬送部側伸縮吸引台63
とを伸ばし、 リ)搬送台6からシート状印画紙を下流搬送部Tに渡
す、という手順で行う。
【0089】シート状印画紙を通常時と異なる向きに焼
付ける時は、「ト)焼付け、」の前に、「搬送台6の吸
引台61を回転させて位置決めし、」という手順が、そ
して、「ト)焼付け、」の後に、「搬送台6の吸引台6
1を回転させて元の搬送方向に戻し、」という手順が、
増える。
【0090】搬送台6が、送出手段7の送出端であるロ
ーラ対725から印画紙を受け取り、焼付け、下流搬送
部に渡す場合は以下のとおりである。印画紙を通常の向
きに焼付ける時は、図10に示すように、 イ)搬送台6の送出手段側伸縮吸引台62と下流搬送部
側伸縮吸引台63とを縮め、 ロ)搬送台6の吸引台61を回転させて位置決めし、 ハ)搬送台6の送出手段側伸縮吸引台62と下流搬送部
側伸縮吸引台63とを伸ばし、 ニ)搬送台6が送出手段7からシート状印画紙を受け取
り、 ホ)搬送台6の送出手段側伸縮吸引台62と下流搬送部
側伸縮吸引台63とを縮め、 ヘ)搬送台6の吸引台61を回転させて元の搬送方向に
戻し、 ト)焼付け、 チ)搬送台6の送出手段側伸縮吸引台62と下流搬送部
側伸縮吸引台63とを伸ばし、 リ)搬送台6からシート状印画紙を下流搬送部Tに渡
す、という手順で行う。
【0091】シート状印画紙を通常時と異なる向きに焼
付ける時は、「ヘ)搬送台6の吸引台61を回転させて
元の搬送方向に戻し、」と、「ト)焼付け、」の順が逆
になる。
【0092】搬送台6が、ロールマガジンR4またはR
6の印画紙を受け取る場合、即ち、送出手段7の送出端
であるローラ対724又は726から印画紙を受け取
り、焼付け、下流搬送部に渡す場合で、印画紙を通常の
向きに焼付ける時は、前述の手順で、「ハ)搬送台6の
送出手段側伸縮吸引台62と下流搬送部側伸縮吸引台6
3とを伸ばし、」の前に、「搬送台6の吸引台61を、
吸引台搬送方向(左右方向)移動部93により、搬送方
向(左右方向)に移動して位置決めされ、」という手順
が入り、「ヘ)搬送台6の吸引台61を回転させて元の
搬送方向に戻し、」の前に、「搬送台6の吸引台61
を、吸引台搬送方向(左右方向)移動部93により、搬
送方向(左右方向)に移動して元の位置に戻され、」と
いう手順が入る。また、シート状印画紙を通常時と異な
る向きに焼付ける時は、「ヘ)搬送台6の吸引台61を
回転させて元の方向に戻し、」と、「ト)焼付け、」の
順が逆になる。
【0093】実施形態4 本実施形態は、請求項14、請求項15、請求項23〜
28の実施形態である。図11は本実施形態の写真焼付
装置のロールマガジン保持装置RS、写真焼付装置本体
Bの概略構成及び自動現像機APとの接続を示す概略構
成図である。
【0094】先ず、図11,12の写真焼付装置本体B
の露光光路に沿って説明する。写真焼付装置本体Bの露
光光軸1は鉛直である。ランプハウス2からの光源光を
拡散ボックス3を通してネガキャリア4に保持されてい
るカラーフイルムを照明する。絞り及びシャッター内蔵
のズームレンズ5が、ネガキャリア4に保持されている
カラーフイルムの写真画像を、シート状印画紙上に結像
させる。ズームレンズ5の露光光路下側に、ズームレン
ズ5の結像位置に印画紙Pを保持する搬送台6がある。
【0095】この搬送台6には、吸引台61、吸引ホー
ス65、印画紙吸着搬送ベルト64、搬送台保持手段9
がある。吸引台61はその上面が精度の高い平面であ
る。印画紙吸着搬送ベルト64の表裏面の平行性と平面
性も高いものである。吸引ホース65は、図12に示す
ように、吸引ポンプ66により、吸引台61を減圧状態
にするためのホースである。印画紙吸着搬送ベルト64
は、吸引台61を通して減圧された状態によりシート状
印画紙を吸着させて搬送する。そして、図示しない印画
紙位置検出手段により、焼付用露光台である吸引台61
上の露光位置に印画紙を位置決めできる。また、それだ
けでなく、シート状印画紙と印画紙吸着搬送ベルト64
と吸引台61とが密着した状態で吸引台61の上面が精
度の高い平面であり、印画紙吸着搬送ベルト64の表裏
面の平行性と平面性も高いものであるので、焼付時には
減圧状態を強くしてシート状印画紙と印画紙吸着搬送ベ
ルト64と吸引台61とが密着して、結像のピントを向
上させる働きもする。シート状印画紙は、焼付後、印画
紙吸着搬送ベルト64により、自動現像機の方向に送ら
れ、その後自動現像機で現像される。印画紙吸着搬送ベ
ルト64は、吸引台61の複数のベルトローラ82,8
3などに掛け渡されている。
【0096】この搬送台6の吸引台61と印画紙吸着搬
送ベルト64とシート状印画紙との関係について、印画
紙吸着搬送ベルト64を外した状態の吸引台61の上部
の構造を示す一部切断した上面図である図21と、主要
部斜視図である図22を基に、説明する。吸引台61の
側面の略中央部に吸引圧調節孔88、89が設けられて
おり、焼付時以外は開き、焼付時には閉じることによ
り、焼付時の減圧状態を強くしている。印画紙吸着搬送
ベルト64には搬送方向の所定のピッチLBで略円形の
ベルト吸引孔68が設けられている。また、吸引台61
には搬送方向の所定のピッチLSで角を丸めた搬送方向
に長い角丸の長方形の吸引台吸引孔67が設けられてい
る。また、印画紙吸着搬送ベルト64のベルト吸引孔6
8と吸引台61の吸引台吸引孔67とは幅方向では同じ
ピッチで設けられている。そして、印画紙吸着搬送ベル
ト64のベルト吸引孔68と吸引台61の吸引台吸引孔
67とは幅方向の同じ位置になるように、印画紙吸着搬
送ベルト64が架けられている。そして、搬送方向の所
定のピッチL毎に、ベルト吸引孔68が5つ設けられ、
吸引台吸引孔67が4つ設けられていることにより、す
なわち、搬送方向に対してベルト吸引孔68と吸引台吸
引孔67とが異なるピッチで設けられていることによ
り、印画紙が印画紙吸着搬送ベルト64上にある間は必
ずベルト吸引孔68から印画紙を吸引することになり、
安定して印画紙を吸着・搬送することができ、また、吸
引台吸引孔67から印画紙吸着搬送ベルト64を必ず吸
引することにより、特に焼付時において、印画紙吸着搬
送ベルト64が吸引台61から浮き上がることを防止し
ている。
【0097】そして、図24に示すように、印画紙の幅
が82mm,89mmでは幅方向の中央から2列分の吸
引孔で吸引し、印画紙の幅が102mm,117mm,
120mm,127mmでは幅方向の中央から3列分の
吸引孔で吸引し、印画紙の幅が152mm,165mm
では幅方向の中央から4列分の吸引孔で吸引し、印画紙
の幅が203mmでは幅方向の中央から5列分の吸引孔
で吸引することになる。しかし、印画紙の幅が82mm
や89mmのような小さい幅の印画紙では印画紙の吸引
に寄与しない吸引孔の割合が大きくなり、そのため減圧
を強くできず、強力な吸引ポンプを用いても小さいサイ
ズのシート状印画紙では、シート状印画紙と印画紙吸着
搬送ベルト64と吸引台61とが密着させて、シート状
印画紙の平面性を向上させ結像のピントを向上させるこ
とが難しい。そこで、図21、図22に示すように、両
端から2列分の吸引孔を塞ぐ開閉自在な遮蔽板41、4
2を設け、供給される印画紙の幅が127mm以下の場
合、遮蔽板41、42を閉じ両端から2列分の吸引孔を
塞ぐことにより、印画紙の吸引に寄与しない吸引孔の割
合を小さくし、あまり強力でない吸引ポンプを用いても
減圧を強くでき、小さいサイズのシート状印画紙でも、
シート状印画紙と印画紙吸着搬送ベルト64と吸引台6
1とが密着させて、シート状印画紙の平面性を向上させ
結像のピントを向上させることができるようにする。そ
のため、遮蔽板41、42は回転軸43、44に接着さ
れ、回転軸43とソレノイド47との間にベルト45を
掛け、回転軸43と回転軸44とを逆回転させるために
回転軸44にギア機構48を設け、回転軸44に設けら
れたギア機構48とソレノイド47との間にベルト46
を掛け、ソレノイド47を回動させることにより、遮蔽
板41、42を開閉する。
【0098】なお、上述の機構の代わりに、図23に示
すように、遮蔽板51、52の搬送方向の両端に遮蔽板
ガイド53を設け、遮蔽板51、52に遮蔽板ラックギ
ア54、55を設け、そして、遮蔽板ラックギア54、
55と噛み合うギア56を有するモータ57を設け、モ
ータ57の回転により遮蔽板51、52を開閉する。図
ではモータ57を右回転させることにより遮蔽板51、
52を開き、左回転させることにより遮蔽板51、52
を閉じる。この場合、供給される印画紙の幅が89mm
以下の場合、遮蔽板41、42を閉じ両端から3列分の
吸引孔を塞ぎ、供給される印画紙の幅が102mm以上
127mm以下の場合、遮蔽板41、42を閉じ両端か
ら2列分の吸引孔を塞ぎ、供給される印画紙の幅が15
2mm以上165mm以下の場合、遮蔽板41、42を
閉じ両端から1列分の吸引孔を塞ぐことにより、印画紙
の幅に応じて印画紙の吸引に寄与しない吸引孔の割合を
小さくし、あまり強力でない吸引ポンプを用いても減圧
を強くでき、小さいサイズのシート状印画紙でも、シー
ト状印画紙と印画紙吸着搬送ベルト64と吸引台61と
が密着させて、シート状印画紙の平面性を向上させ結像
のピントを向上させることができる。
【0099】印画紙吸着搬送ベルト64が吸引台61を
通して減圧された状態によりシート状印画紙を吸着させ
て搬送する際に、吸引圧が必要以上の減圧にならないよ
うに図13に示す吸引圧調節孔88、89を開くことに
より、印画紙吸着搬送ベルト64が吸引台61に密着す
ることを防止でき、シート状印画紙を印画紙吸着搬送ベ
ルト64上の所定の位置に保持しながら、印画紙吸着搬
送ベルト64を搬送させるための駆動力が小さくてす
む。また、ベルトローラ82、83はクラウンローラで
あり、これにより印画紙吸着搬送ベルト64の幅方向の
ブレや蛇行を防いでいるが、ベルトローラ82、83の
形状がクラウンローラであることによる印画紙吸着搬送
ベルト64の変形量が小さくなり、印画紙吸着搬送ベル
ト64の寿命が長くなる。
【0100】搬送台保持手段9には、吸引台回転部9
1、吸引台回転部91を回転自在に保持する吸引台水平
方向(前後方向)移動部92、吸引台水平方向移動部9
2を水平方向移動自在に保持する吸引台搬送方向(左右
方向)移動部93、吸引台搬送方向移動部93を搬送方
向移動自在に保持する保持基板94がある。搬送台6
は、吸引台回転部91により、露光光軸を中心に回転さ
れる。そして、吸引台回転部91の中には図示しないが
回転位置検出手段があり、焼付用露光台である吸引台6
1を露光光軸を中心とする回転位置決めができる。ま
た、搬送台6は、吸引台水平方向(前後方向)移動部9
2により、水平方向(前後方向)に移動される。また、
搬送台6は、吸引台搬送方向(左右方向)移動部93に
より、搬送方向(左右方向)に移動される。そして、吸
引台水平方向移動部92の下端左側の吸引台搬送方向移
動部93からはみ出した所から下に向けて水平方向位置
検出センサ95が設けられている。また、吸引台搬送方
向移動部93の左側面の吸引台水平方向移動部92の水
平方向の位置決め位置に対応する位置に水平方向位置検
出マーク96が有り、水平方向位置検出センサ95が水
平方向位置検出マーク96を検出して、吸引台水平方向
移動部92の水平方向の位置決めをする。また、吸引台
搬送方向移動部93の下端前側の保持基板94からはみ
出した所から下に向けて搬送方向位置検出センサ97が
設けられている。また、保持基板94の前側面の吸引台
搬送方向移動部93の搬送方向の位置決め位置に対応す
る位置に搬送方向位置検出マーク98が有り、搬送方向
の位置検出センサ97が搬送方向位置検出マーク98を
検出して、吸引台搬送方向移動部93の搬送方向の位置
決めをする。
【0101】次に、図11の写真焼付装置本体Bの印画
紙の搬送経路に沿って説明する。ロールマガジン保持装
置RSは、多数のロールマガジンRをセットできる。こ
れらのロールマガジンには、ロール状の印画紙が収容さ
れている。送出手段7は、セットされたロールマガジン
Rから、印画紙を引出し、写真焼付装置本体B内に送り
出す。送出手段7の中に切断手段Cがある。搬送台6
は、切断手段Cにより切断され、送出手段7により送り
だされたシート状の印画紙を受け、焼付位置で焼き付
け、下流搬送部Tに送り出す。下流搬送部Tは、搬送台
6からシート状の印画紙を受け、自動現像機APまで搬
送する。自動現像機APは送られたシート状の印画紙を
現像処理する。
【0102】送出手段7はローラ対71とその奥にある
ローラ対72とを有する。この送出手段7の中のローラ
対71は、弾性変形するカーボンブラックが分散された
ゴムローラであり、互いに圧着されており、圧着による
弾性変形でローラの間から光が漏れることがない。ま
た、遮光壁79とも圧接しており、同様に圧接による弾
性変形で遮光壁79とローラ対71との間で光が漏れる
ことがない。従って、送出手段7のローラ対71と遮光
壁79は写真焼付装置本体B内を遮光する遮光手段であ
る。また、図12に示すように、切断手段C1〜C6
が、それぞれ、ローラ対711〜716とローラ対72
1〜726との間にある。切断手段Cは、送出手段7に
より引き出される印画紙を幅方向(前後方向)に切断す
るものである。ロールマガジン保持装置RSは、ロール
状印画紙のマガジンである6つのロールマガジンR1〜
R6をセットできる。それぞれのロールマガジンR1〜
R6には、ロールマガジンR1〜R6から印画紙を引出
し、写真焼付装置本体内に送り出す送出手段7のローラ
対711〜716とローラ対721〜726とがある。
搬送台6は、これら多数の送出手段7から送り出される
何れの印画紙も受け取るように、移動し、焼付用写真感
光材料搬送経路下流側に渡す、焼付用露光台でもある。
【0103】送出手段の送出端であるローラ対721〜
723は何れも、搬送方向に対して垂直な同一面内にあ
り、その送出方向は搬送方向と平行である。また、送出
手段の送出端であるローラ対722とローラ対725と
は、搬送台である搬送台6の回転の回転軸を中心とする
同一円周上にあり、その送出方向は搬送台の回転の中心
に向いている。また、送出手段の送出端であるローラ対
724〜726は何れも送出方向が搬送方向と垂直な前
後方向(第二方向)と平行な方向であり、その送出端が
前後方向(第二方向)と垂直な同一面内にある。
【0104】次に、図14に基づいて、本実施形態の動
作を説明する。図示しない写真焼付装置本体Bの制御手
段は、以下のように動作を制御する。
【0105】搬送台6が、送出手段7の送出端であるロ
ーラ対722から印画紙を受け取り、焼付、下流搬送部
に渡す場合は以下のとおりである。印画紙を通常の向き
に焼付ける時は、 イ)図15に示すように、焼付用露光台6を移動させ、
送出手段7の送出方向に向けた状態で、送出手段7から
シート状印画紙を受け取れる状態にし、 ロ)焼付用露光台6が送出手段7からシート状印画紙を
受け取り、シート状印画紙を焼付用露光台6の中心に位
置決めし、 ハ)焼付用露光台6の中心を露光光軸に位置決めすべ
く、焼付用露光台6を焼付位置に移動させ位置決めし、 ニ)焼付け、 ホ)図16に示すように、焼付用露光台6を移動させ、
搬送方向に向けた状態で、焼付用露光台6からシート状
印画紙を下流搬送部Tに渡せる状態にし、 ヘ)焼付用露光台6からシート状印画紙を下流搬送部T
に渡し、 ト)焼付用露光台6を移動させ、元の位置に戻す、手順
で行う。
【0106】印画紙を通常時と異なる向きに焼付ける時
は、「ニ)焼付け、」の前に、「焼付用露光台6を回転
させて位置決めし、」という手順を、「ニ)焼付け、」
の後に、「焼付用露光台6を回転させて元の方向に戻
し、」という手順を加える。
【0107】送出手段7の位置により(711〜716
の何れかにより)、「イ)焼付用露光台6を移動させ、
送出手段7からシート状印画紙を受け取れる状態に
し、」の内容と、「ハ)焼付用露光台6の中心を露光光
軸に位置決めすべく、焼付用露光台6を焼付位置に移動
させ位置決めし、」の内容が異なることはいうまでもな
い。
【0108】実施形態5 本実施形態は、請求項16〜請求項18、請求項23〜
28の実施形態である。図17は本実施形態の写真焼付
装置のロールマガジン保持装置RS、写真焼付装置本体
Bの概略構成及び自動現像機APとの接続を示す概略構
成図である。
【0109】先ず、図17の写真焼付装置本体Bの露光
光路に沿って説明する。写真焼付装置本体Bの露光光軸
1は鉛直である。ランプハウス2からの光源光を、拡散
ボックス3を通して、ネガキャリア4に保持されている
カラーフイルムを照明する。絞り及びシャッター内蔵の
ズームレンズ5が、ネガキャリア4に保持されているカ
ラーフイルムFの写真画像を、シート状印画紙上に結像
させる。ズームレンズ5の露光光路下側に、ズームレン
ズ5の結像位置に印画紙Pを保持する搬送台6がある。
【0110】この搬送台6は、実施形態4のものと同様
である。
【0111】次に、図17の写真焼付装置本体Bの印画
紙の搬送経路に沿って説明する。ロールマガジン保持装
置RSは、多数のロールマガジンRをセットできる。こ
れらのロールマガジンには、ロール状の印画紙が収容さ
れている。送出手段7は、セットされたロールマガジン
Rから、印画紙を引出し、写真焼付装置本体B内に送り
出す。送出手段7の中に切断手段Cがある。また、送出
手段7の先に3つのローラ対からなる送出退避部73が
ある。この送出手段7の焼付用露光台側の送出退避部7
30は図19に示すように退避可能である。搬送台6
は、切断手段Cにより切断され、送出手段7の送出退避
部73により送りだされたシート状の印画紙を受け、焼
付位置で焼き付け、下流搬送部Tに送り出す。下流搬送
部Tの搬送台6側に3つのローラ対からなる下流搬送退
避部T1がある。この下流搬送部Tの焼付用露光台側の
下流搬送退避部T1は図19に示すように退避可能であ
る。下流搬送退避部T1をとおして、下流搬送部Tは、
搬送台6からシート状の印画紙を受け、自動現像機AP
まで搬送する。自動現像機APは送られたシート状の印
画紙を現像処理する。
【0112】送出手段7はローラ対71とその奥にある
ローラ対72とを有する。この送出手段7の中のローラ
対71は、弾性変形するカーボンブラックが分散された
ゴムローラであり、互いに圧着されており、圧着による
弾性変形でローラの間から光が漏れることがない。ま
た、遮光壁79とも圧接しており、同様に圧接による弾
性変形で遮光壁79とローラ対71との間で光が漏れる
ことがない。従って、送出手段7のローラ対71と遮光
壁79は写真焼付装置本体B内を遮光する遮光手段であ
る。また、切断手段Cが、それぞれ、ローラ対71と送
出退避部73との間にある。切断手段Cは、送出手段7
により引き出される印画紙を幅方向(前後方向)に切断
するものである。ロールマガジン保持装置RSは、ロー
ル状印画紙のマガジンである6つのロールマガジンR1
〜R6をセットできる。それぞれのロールマガジンR1
〜R6には、ロールマガジンR1〜R6から印画紙を引
出し、写真焼付装置本体内に送り出す送出手段7のロー
ラ対71と送出退避部73とがある。搬送台6は、これ
ら多数の送出手段7から送り出される何れの印画紙も受
け取るように、移動し、焼付用写真感光材料搬送経路下
流側に渡す、焼付用露光台でもある。
【0113】図18に示すように、送出手段の送出端で
ある送出退避部731〜733は何れも、搬送方向に対
して垂直な同一面内にあり、その送出方向は搬送方向と
平行である。また、送出手段の送出端である送出退避部
732と送出退避部735とは、搬送台である搬送台6
の回転の回転軸を中心とする同一円周上にあり、その送
出方向は搬送台の回転の中心に向いている。また、送出
手段の送出端である送出退避部734〜736は何れも
送出方向が搬送方向と垂直な前後方向(第二方向)と平
行な方向であり、その送出端が前後方向(第二方向)と
垂直な同一面内にある。
【0114】次に、図19及び図20に基づいて、本実
施形態の動作を説明する。図示しない写真焼付装置本体
Bの制御手段は、以下のように動作を制御する。
【0115】搬送台6が、送出手段7の送出端である送
出退避部732から印画紙を受け取り、焼付、下流搬送
部に渡す場合は以下のとおりである。印画紙を通常の向
きに焼付ける時は、焼付用露光台6が送出手段7からシ
ート状印画紙を受け取り、シート状印画紙を焼付用露光
台6の中心に位置決めし、焼付け、焼付用露光台6から
シート状印画紙を下流搬送部Tに渡す、手順で行う。
【0116】印画紙を通常時と異なる向きに焼付ける時
は、 イ)焼付用露光台6が送出手段7からシート状印画紙を
受け取り、 ロ)送出手段7の送出退避部732と下流搬送部Tの下
流搬送退避部T1を退避させ、 ハ)焼付用露光台6を回転させて位置決めし、 ニ)焼付け、 ホ)焼付用露光台6を回転させて元の方向に戻し、 ヘ)送出手段7の送出退避部732と下流搬送部Tの下
流搬送退避部T1を退避していない状態にし、 ト)焼付用露光台6からシート状印画紙を下流搬送部T
に渡す、手順で行う。
【0117】
【発明の効果】
〔請求項1の説明〕第一のロールマガジンと第二ロール
マガジンとがぶつかることなく、共通の送出手段によ
り、焼付用写真感光材料を引出されるので、送出手段の
部材がその分少なくても、複数のロールマガジンから焼
付用写真感光材料を供給できる。
【0118】〔請求項2の説明〕請求項1の効果に加え
て、ロールマガジンの切替えを自動的に行うことができ
る。
【0119】〔請求項3の説明〕請求項1の効果に加え
て、第一ロールマガジン移送手段と第二ロールマガジン
移送手段とをそれぞれ制御する必要がなく、ロールマガ
ジン移送保持台をスライドを制御するだけでよい。
【0120】〔請求項4〜7の説明〕ロールマガジンの
ロール軸が互いに平行でなくても、また、互いにロール
軸のロール幅方向の中心がロール軸に垂直な同一平面内
になくても、受取手段が変形することにより、第一送出
手段により送り出されたシート状焼付用写真感光材料
も、第二送出手段により送り出されたシート状焼付用写
真感光材料も、下流搬送部側に渡すことができる。従っ
て、ロールマガジンの配置の制約を取り払うことがで
き、より使い勝手のよい、又は、コンパクトな複数のロ
ールマガジンをセットできる写真焼付装置ができる。
【0121】〔請求項8の説明〕ロールマガジン内の焼
付用写真感光材料が巻き緩んでしまうことなく、ロール
マガジンから引き出された焼付用写真感光材料がカブる
ことなく、ロールマガジンを切り換えることができる。
【0122】〔請求項9の説明〕請求項8の効果に加え
て、写真焼付装置本体内にまだ焼付用写真感光材料が存
在していても、写真焼付装置本体内に存在する焼付用写
真感光材料がカブることなく、迅速にロールマガジンを
切り換えることができる。
【0123】〔請求項10の説明〕下流搬送部と接触し
たり、ぶつかったりすることなく、写真原稿を縦位置に
したり、横位置にしたりしなくても、また、同一サイズ
の焼付用写真感光材料であっても、焼付用写真感光材料
を縦にして焼付ける場合と横にして焼付ける場合とで別
々のロールマガジンをセットしなくても、焼付用写真感
光材料を縦にして焼付けたり、横にして焼付けたりでき
る。
【0124】〔請求項11の説明〕焼付用写真感光材料
を通常の向きに焼付ける時は搬送台を伸縮・回転させな
いので、請求項10の写真焼付装置の焼付作業を全体とし
て効率的に行うことができる。
【0125】〔請求項12の説明〕送出手段と接触した
り、ぶつかったりすることなく、写真原稿を縦位置にし
たり、横位置にしたりしなくても、また、同一サイズの
焼付用写真感光材料であっても、焼付用写真感光材料を
縦にして焼付ける場合と横にして焼付ける場合とで別々
のロールマガジンをセットしなくても、焼付用写真感光
材料を縦にして焼付けたり、横にして焼付けたりでき
る。
【0126】〔請求項13の説明〕焼付用写真感光材料
を通常の向きに焼付ける時は搬送台を伸縮・回転させな
いので、請求項12の写真焼付装置の焼付作業を全体とし
て効率的に行うことができる。
【0127】〔請求項14の説明〕送出手段や下流搬送
部と接触したり、ぶつかったりすることなく、写真原稿
を縦位置にしたり、横位置にしたりしなくても、また、
同一サイズの焼付用写真感光材料であっても、焼付用写
真感光材料を縦にして焼付ける場合と横にして焼付ける
場合とで別々のロールマガジンをセットしなくても、焼
付用写真感光材料を縦にして焼付けたり、横にして焼付
けたりできる。
【0128】〔請求項15の説明〕焼付用写真感光材料
を通常の向きに焼付ける時は、搬送台を移動させるだけ
で、搬送台を回転させないので、請求項14の写真焼付
装置の焼付作業を全体として効率的に行うことができ
る。
【0129】〔請求項16の説明〕送出手段と接触した
り、ぶつかったりすることなく、写真原稿を縦位置にし
たり、横位置にしたりしなくても、また、同一サイズの
焼付用写真感光材料であっても、焼付用写真感光材料を
縦にして焼付ける場合と横にして焼付ける場合とで別々
のロールマガジンをセットしなくても、焼付用写真感光
材料を縦にして焼付けたり、横にして焼付けたりでき
る。
【0130】〔請求項17の説明〕焼付用写真感光材料
を通常の向きに焼付ける時は、前記送出手段を退避させ
たり、搬送台を回転させたりしないので、請求項16の写
真焼付装置の焼付作業を全体として効率的に行うことが
できる。
【0131】〔請求項18の説明〕下流搬送部と接触し
たり、ぶつかったりすることなく、写真原稿を縦位置に
したり、横位置にしたりしなくても、また、同一サイズ
の焼付用写真感光材料であっても、焼付用写真感光材料
を縦にして焼付ける場合と横にして焼付ける場合とで別
々のロールマガジンをセットしなくても、焼付用写真感
光材料を縦にして焼付けたり、横にして焼付けたりでき
る。
【0132】〔請求項19の説明〕焼付用写真感光材料
を通常の向きに焼付ける時は、前記送出手段を退避させ
たり、搬送台を回転させたりしないので、請求項18の写
真焼付装置の焼付作業を全体として効率的に行うことが
できる。
【0133】〔請求項20の説明〕第一のロールマガジ
ンと第二ロールマガジンとがぶつかることなく、第一の
ロールマガジンも、第二のロールマガジンも、共通の送
出手段により、焼付用写真感光材料を引出されるので、
送出手段の部材がその分少なくても、複数のロールマガ
ジンから焼付用写真感光材料を供給できる。
【0134】〔請求項21の説明〕請求項20の効果に
加えて、複数のロールマガジンから焼付用写真感光材料
を供給できるロールマガジンの切替えを自動的に行うこ
とができる。
【0135】〔請求項22の説明〕請求項20の効果に
加えて、第一ロールマガジン移送手段と第二ロールマガ
ジン移送手段とをそれぞれ制御する必要がなく、ロール
マガジン移送保持台をスライドさせるだけでよい。
【0136】〔請求項23の説明〕感光材料のサイズに
応じて、前記吸引台吸引孔の一部の吸引台吸引孔を開閉
して、サイズの小さい感光材料では減圧を大きくして、
感光材料が搬送ベルト上でズレたり、感光材料が搬送ベ
ルトから浮き上がることなく、また、サイズの大きな感
光材料では減圧を小さくして、搬送ベルトが吸引台に必
要以上に密着することがなく、搬送ベルトを駆動するの
に必要なエネルギーがあまり大きくならず、また、搬送
ベルトの寿命にあまり悪影響がない。
【0137】〔請求項24の説明〕幅が90mm以下の
感光材料では、感光材料の通過範囲外の前記吸引台吸引
孔の少なくとも一部を閉じるので減圧が大きくなり、幅
が90mm以下の感光材料であっても、感光材料が搬送
ベルト上でズレたり、感光材料が搬送ベルトから浮き上
がることなく、また、幅がたとえ200mm以上の長い
感光材料であっても、その吸引台吸引孔を開くので減圧
が小さくなり、搬送ベルトが吸引台に必要以上に密着す
ることがなく、搬送ベルトを駆動させるのに必要なエネ
ルギーがあまり大きくならず、また、搬送ベルトの寿命
にあまり悪影響がない。
【0138】〔請求項25の説明〕前記搬送ベルトの幅
方向の所定の位置の両側について同じ制御をすればよい
ので、感光材料のサイズに応じて、前記吸引台吸引孔の
一部の吸引台吸引孔を開閉して、サイズの小さい感光材
料では減圧を大きくして、感光材料が搬送ベルト上でズ
レたり、感光材料が搬送ベルトから浮き上がることな
く、また、サイズの大きな感光材料では減圧を小さくし
て、搬送ベルトが吸引台に必要以上に密着することがな
く、搬送ベルトを駆動するのに必要なエネルギーがあま
り大きくならず、また、搬送ベルトの寿命にあまり悪影
響がないようにする制御を、簡単に行うことができる。
【0139】〔請求項26の説明〕個々の吸引台吸引孔
に開閉機構を設けなくても、簡単に多数の吸引台吸引孔
の一部の吸引台吸引孔を開閉でき、感光材料のサイズに
応じて、前記吸引台吸引孔の一部の吸引台吸引孔を開閉
して、サイズの小さい感光材料では減圧を大きくして、
感光材料が搬送ベルト上でズレたり、感光材料が搬送ベ
ルトから浮き上がることなく、また、サイズの大きな感
光材料では減圧を小さくして、搬送ベルトが吸引台に必
要以上に密着することがなく、搬送ベルトを駆動させる
のに必要なエネルギーがあまり大きくならず、また、搬
送ベルトの寿命にあまり悪影響がないようにすること
を、簡単な機構で簡単な制御で行うことができる。
【0140】〔請求項27の説明〕露光時に感光材料が
搬送ベルトから浮き上がることなく、また、感光材料を
搬送する時に搬送ベルトを移動させるのに必要なトルク
があまり大きくなく、また、搬送ベルトの寿命にあまり
悪影響がない。
【0141】〔請求項28の説明〕簡単な機構により、
露光時に感光材料が搬送ベルトから浮き上がることな
く、また、感光材料を移送する時に搬送ベルトを移動さ
せるのに必要なエネルギーがあまり大きくなく、また、
搬送ベルトの寿命にあまり悪影響がないようにすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の写真焼付装置の概略構成図。
【図2】実施形態1の写真焼付装置の動作説明図。
【図3】実施形態2の写真焼付装置の概略構成図。
【図4】実施形態2の写真焼付装置の動作説明図。
【図5】実施形態3の写真焼付装置の概略構成図。
【図6】実施形態3の写真焼付装置の搬送台が縮んだと
ころを示す図。
【図7】実施形態3の写真焼付装置の搬送台の斜視図。
【図8】実施形態3の写真焼付装置の動作説明図。
【図9】実施形態3の写真焼付装置の動作説明図。
【図10】実施形態3の写真焼付装置の動作説明図。
【図11】実施形態4の写真焼付装置の概略構成図。
【図12】実施形態4の写真焼付装置の平面図。
【図13】実施形態4の写真焼付装置の搬送台の斜視
図。
【図14】実施形態4の写真焼付装置の動作説明図。
【図15】実施形態4の写真焼付装置の搬送台の動作説
明図。
【図16】実施形態4の写真焼付装置の搬送台の動作説
明図。
【図17】実施形態5の写真焼付装置の概略構成図。
【図18】実施形態5の写真焼付装置の平面図。
【図19】実施形態5の写真焼付装置の送出退避部と下
流搬送退避部の動作説明図。
【図20】実施形態5の写真焼付装置の動作説明図。
【図21】実施形態4の印画紙吸着搬送ベルト64を外
した状態の吸引台61の上部の構造を示す一部切断した
上面図。
【図22】実施形態4の印画紙吸着搬送ベルト64を外
した状態の吸引台61の上部の主要部の構造を示す主要
部斜視図。
【図23】実施形態4の変形例の印画紙吸着搬送ベルト
64を外した状態の吸引台61の上部の構造を示す一部
切断した上面図。
【図24】実施形態4の多様な幅の感光材料と印画紙吸
着搬送ベルト64と吸引台61との位置関係特に、多様
な幅の感光材料とベルト吸引孔68と吸引台吸引孔67
の位置関係を示した図。
【符号の説明】
1 露光光軸 2 ランプハウス 3 拡散ボックス 4 ネガキャリア 5 ズームレンズ 6 搬送台 7 送出手段 9 搬送台保持手段 11 第一ロールマガジン搬送手段 12 第二ロールマガジン搬送手段 13 第一ロールマガジン搬送手段 14 第二ロールマガジン搬送手段 21 第一ロールマガジン搬送手段 22 第二ロールマガジン搬送手段 41 遮蔽板 42 遮蔽板 43 回転軸 44 回転軸 45 ベルト 46 ベルト 47 ソレノイド 51 遮蔽板 52 遮蔽板 53 遮蔽板ガイド 54 遮蔽板ラックギア 55 遮蔽板ラックギア 56 ギア 57 モータ 61 吸引台 62 送出手段側伸縮吸引台 63 下流搬送部側伸縮吸引台 64 印画紙吸着搬送ベルト 65 吸引ホース 66 吸引ポンプ 67 吸引台吸引孔 68 ベルト吸引孔 71 ローラ対 72 ローラ対 73 送出退避部 77 入口部センサー 79 遮光壁 82 ベルトローラ 83 ベルトローラ 84 ベルトローラ 85 ダンパーローパ 86 ダンパーローラ 87 ベルトローラ 88 吸引圧調節孔 89 吸引圧調節孔 91 吸引台回転部 92 吸引台水平方向移動部 93 吸引台搬送方向移動部 94 保持基板 95 水平方向位置検出センサ 96 水平方向位置検出マーク 97 搬送方向位置検出センサ 98 搬送方向位置検出マーク AP 自動現像機 B 写真焼付装置本体 C 切断手段 DP 引出位置 P 印画紙 R ロールマガジン R1 第一のロールマガジン R2 第二のロールマガジン R3 第三のロールマガジン R4 第四のロールマガジン R5 第五のロールマガジン R6 第六のロールマガジン RS ロールマガジン保持装置 T 下流搬送部 T1 下流搬送部退避部 WP1 第一待機位置 WP2 第二待機位置

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状の焼付用写真感光材料のマガジ
    ンである、第一のロールマガジンと第二のロールマガジ
    ンを、セットできる写真焼付装置において、写真焼付装
    置本体内に送り出される焼付用写真感光材料が引き出さ
    れるときのロールマガジンの位置を、引出位置と呼ぶと
    きに、前記引出位置にあるロールマガジンから焼付用写
    真感光材料を引出し、写真焼付装置本体内に送り出す送
    出手段と、前記引出位置から離れた位置にある第一待機
    位置と前記引出位置の間、前記第一のロールマガジンを
    移送する第一ロールマガジン移送手段と、前記引出位置
    から離れた位置にある第二待機位置と前記引出位置の
    間、前記第二のロールマガジンを移送する第二ロールマ
    ガジン移送手段と、を有し、前記第一待機位置と前記第
    二待機位置とが離れた位置にあることを特徴とする写真
    焼付装置。
  2. 【請求項2】 第一のロールマガジンを引出位置にセッ
    トする際には、第二ロールマガジン移送手段により、第
    二のロールマガジンを第二待機位置に移送し、第二のロ
    ールマガジンを第二待機位置にセットした後、第一ロー
    ルマガジン移送手段により、第一のロールマガジンを引
    出位置に移送し、第二のロールマガジンを引出位置にセ
    ットする際には、第一ロールマガジン移送手段により、
    第一のロールマガジンを第一待機位置に移送し、第一の
    ロールマガジンを第一待機位置にセットした後、第二ロ
    ールマガジン移送手段により、第二のロールマガジンを
    引出位置に移送する、ことを特徴とする請求項1に記載
    の写真焼付装置。
  3. 【請求項3】 前記第一ロールマガジン移送手段と前記
    第二ロールマガジン移送手段とが一体として移送するロ
    ールマガジン移送保持台であり、前記ロールマガジン移
    送保持台が前記引出位置に対してスライドすることによ
    り、前記第一のロールマガジンを前記引出位置にセット
    でき、また、前記ロールマガジン移送保持台が前記引出
    位置に対してスライドすることにより、前記第二のロー
    ルマガジンを前記引出位置にセットできることを特徴と
    する請求項1に記載の写真焼付装置。
  4. 【請求項4】 ロール状の焼付用写真感光材料のマガジ
    ンである、第一のロールマガジンと第二のロールマガジ
    ンをセットできる写真焼付装置において、第一のロール
    マガジンから焼付用写真感光材料を引出し、写真焼付装
    置本体内に送り出す第一送出手段と、第一送出手段によ
    り引き出される焼付用写真感光材料を幅方向に切断する
    第一切断手段と、第二のロールマガジンから焼付用写真
    感光材料を引出し、写真焼付装置本体内に送り出す第二
    送出手段と、第二送出手段により引き出される焼付用写
    真感光材料を幅方向に切断する第二切断手段と、前記第
    一送出手段から送り出される焼付用写真感光材料も受け
    取り、前記第二送出手段から送り出される焼付用写真感
    光材料も受け取り得て、焼付用写真感光材料搬送経路下
    流側に渡す受取手段と、を有することを特徴とする写真
    焼付装置。
  5. 【請求項5】 前記受取手段が焼付用写真感光材料を焼
    付用写真感光材料搬送経路下流側に渡す方向を搬送方向
    と呼ぶときに、前記受取手段が、焼付用写真感光材料を
    保持し、移送する搬送台と、前記搬送台を搬送方向に対
    して垂直な方向に移動可能に保持する搬送台保持手段
    と、を有し、前記第一送出手段の送出方向と前記第二送
    出手段の送出方向が搬送方向と平行であり、前記第一送
    出手段の送出端と、前記第二送出手段の送出端とが、搬
    送方向に対して垂直な同一面内にあり、前記搬送台が搬
    送方向に対して垂直方向に平行移動することにより前記
    第一送出手段から送り出される焼付用写真感光材料も受
    け取り、前記第二送出手段から送り出される焼付用写真
    感光材料も受け取り得ることを特徴とする請求項4に記
    載の写真焼付装置。
  6. 【請求項6】 前記受取手段が、焼付用写真感光材料を
    保持し、移送する搬送台と、前記搬送台を回転可能に保
    持する搬送台保持手段と、を有し、 前記第一送出手段の送出方向も前記第二送出手段の送出
    方向も搬送台の回転の中心に向いており、前記第一送出
    手段の送出端と、前記第二送出手段の送出端とが、前記
    搬送台の回転の回転軸を中心とする同一円周上にあり、
    前記搬送台が回転することにより前記第一送出手段から
    送り出される焼付用写真感光材料も受け取り、前記第二
    送出手段から送り出される焼付用写真感光材料も受け取
    り得ることを特徴とする請求項4に記載の写真焼付装
    置。
  7. 【請求項7】 前記受取手段が焼付用写真感光材料を下
    流搬送部側に渡す方向を搬送方向と呼ぶときに、前記受
    取手段が、焼付用写真感光材料を保持し、移送する搬送
    台と、前記搬送台を搬送方向に保持することと前記搬送
    台を搬送方向と垂直な第二方向に保持することができる
    ように前記搬送台を回転可能に保持し、かつ、前記搬送
    台を搬送方向に移動可能に保持する搬送台保持手段と、
    を有し、前記第一送出手段の送出方向と前記第二送出手
    段の送出方向が第二方向と平行であり、前記第一送出手
    段の送出端と、前記第二送出手段の送出端とが、前記第
    二方向と垂直な同一面内にあり、前記搬送台が回転及び
    搬送方向に移動することにより前記第一送出手段から送
    り出される焼付用写真感光材料も受け取り、前記第二送
    出手段から送り出される焼付用写真感光材料も受け取り
    得ることを特徴とする請求項4に記載の写真焼付装置。
  8. 【請求項8】 ロール状焼付用写真感光材料のマガジン
    であるロールマガジンをセットできる写真焼付装置にお
    いて、前記ロールマガジンから焼付用写真感光材料を引
    出し、写真焼付装置本体内に送り出す送出手段と、前記
    送出手段の中又は近傍にあり、前記送出手段により引き
    出される焼付用写真感光材料を幅方向に切断する切断手
    段と、を有し、ロールマガジンを切り換える際に、ロー
    ルマガジンから引き出された焼付用写真感光材料をロー
    ルマガジンに送り戻すことを特徴とする写真焼付装置。
  9. 【請求項9】 更に、前記送出手段の中又は近傍にあ
    り、写真焼付装置本体内を遮光する遮光手段を有するこ
    とを特徴とする請求項8に記載の写真焼付装置。
  10. 【請求項10】 未露光のシート状焼付用写真感光材料
    を送り出す送出手段と、前記送出手段から送り出される
    シート状焼付用写真感光材料を受け取り、焼付時に保持
    し、下流搬送部側に渡す搬送台と、前記搬送台から渡さ
    れたシート状焼付用写真感光材料を受け取る下流搬送部
    と、を有し、前記搬送台は下流搬送部側に伸縮可能であ
    り、前記搬送台は露光光軸と平行な回転軸を中心に回転
    可能であり、前記搬送台はシート状焼付用写真感光材料
    を露光位置に位置決め可能であることを特徴とする写真
    焼付装置。
  11. 【請求項11】 前記受取手段が焼付用写真感光材料を
    焼付用写真感光材料搬送経路下流側に渡す方向を搬送方
    向と呼ぶときに、焼付用写真感光材料を通常の向きに焼
    付ける時は、前記搬送台は、搬送方向に向いており、下
    流搬送部側に伸び、前記搬送台からシート状焼付用写真
    感光材料を下流搬送部に渡せる状態であり、焼付用写真
    感光材料を通常時と異なる向きに焼付ける時は、前記搬
    送台を縮め、前記搬送台を回転させて位置決めし、焼付
    け、前記搬送台を回転させて搬送方向に向け、前記搬送
    台を下流搬送部側に伸ばし、前記搬送台からシート状焼
    付用写真感光材料を下流搬送部に渡す、手順で行うこと
    を特徴とする請求項10に記載の写真焼付装置。
  12. 【請求項12】 未露光のシート状焼付用写真感光材料
    を送り出す送出手段と、前記送出手段から送り出される
    シート状焼付用写真感光材料を受け取り、焼付時に保持
    し、下流搬送部側に渡す搬送台と、前記搬送台から渡さ
    れたシート状焼付用写真感光材料を受け取る下流搬送部
    と、を有し、前記搬送台は送出手段側に伸縮可能であ
    り、前記搬送台は露光光軸と平行な回転軸を中心に回転
    可能であり、前記搬送台はシート状焼付用写真感光材料
    を露光位置に位置決め可能であることを特徴とする写真
    焼付装置。
  13. 【請求項13】 前記受取手段が焼付用写真感光材料を
    焼付用写真感光材料搬送経路下流側に渡す方向を搬送方
    向と呼ぶときに、焼付用写真感光材料を通常の向きに焼
    付ける時は、前記搬送台は、搬送方向に向き、送出手段
    側に伸び、前記送出手段からシート状焼付用写真感光材
    料を受け取れる状態であり、焼付用写真感光材料を通常
    時と異なる向きに焼付ける時は、前記搬送台を送出手段
    側に伸ばした状態で、前記送出手段からシート状焼付用
    写真感光材料を受け取り、前記搬送台を縮め、前記搬送
    台を回転させて位置決めし、焼付け、前記搬送台を回転
    させて搬送方向に向け、前記搬送台からシート状焼付用
    写真感光材料を下流搬送部側に渡す、手順で行うことを
    特徴とする請求項12に記載の写真焼付装置。
  14. 【請求項14】 未露光のシート状焼付用写真感光材料
    を送り出す送出手段と、前記送出手段から送り出される
    シート状焼付用写真感光材料を受け取り、焼付時に保持
    し、下流搬送部側に渡す搬送台と、前記搬送台から渡さ
    れたシート状焼付用写真感光材料を受け取る下流搬送部
    と、を有し、前記搬送台が焼付用写真感光材料を下流搬
    送部側に渡す方向を搬送方向と呼ぶときに、前記搬送台
    は搬送方向に移動可能であり、前記搬送台は露光光軸と
    平行な回転軸を中心に回転位置決め可能であり、前記搬
    送台はシート状焼付用写真感光材料を露光位置に位置決
    め可能であることを特徴とする写真焼付装置。
  15. 【請求項15】 焼付用写真感光材料を通常の向きに焼
    付ける時は、前記搬送台が搬送方向に向いており、前記
    搬送台を移動させ、前記送出手段からシート状焼付用写
    真感光材料を受け取れる状態にし、前記搬送台が前記送
    出手段からシート状焼付用写真感光材料を受け取り、前
    記搬送台を焼付位置に移動させ位置決めし、焼付け、前
    記搬送台を移動させ、前記搬送台からシート状焼付用写
    真感光材料を下流搬送部に渡せる状態にし、前記搬送台
    からシート状焼付用写真感光材料を下流搬送部に渡す、
    手順で行い、焼付用写真感光材料を通常時と異なる向き
    に焼付ける時は、前記搬送台を移動させ、前記送出手段
    からシート状焼付用写真感光材料を受け取れる状態に
    し、前記搬送台が前記送出手段からシート状焼付用写真
    感光材料を受け取り、前記搬送台を焼付位置に移動させ
    位置決めし、前記搬送台を回転させて位置決めし、焼付
    け、前記搬送台を回転させて搬送方向に向け、前記搬送
    台を移動させ、前記搬送台からシート状焼付用写真感光
    材料を下流搬送部に渡せる状態にし、前記搬送台からシ
    ート状焼付用写真感光材料を下流搬送部に渡す、手順で
    行うことを特徴とする請求項14に記載の写真焼付装
    置。
  16. 【請求項16】 未露光のシート状焼付用写真感光材料
    を送り出す送出手段と、前記送出手段から送り出される
    シート状焼付用写真感光材料を受け取り、焼付時に保持
    し、下流搬送部側に渡す搬送台と、前記搬送台から渡さ
    れたシート状焼付用写真感光材料を受け取る下流搬送部
    と、を有し、前記搬送台側の前記送出手段は退避可能で
    あり、前記搬送台は露光光軸と平行な回転軸を中心に回
    転位置決め可能であり、前記搬送台はシート状焼付用写
    真感光材料を露光位置に位置決め可能であることを特徴
    とする写真焼付装置。
  17. 【請求項17】 焼付用写真感光材料を通常の向きに焼
    付ける時は、搬送台側の前記送出手段は退避せず、前記
    搬送台が、前記送出手段の送出方向に向き、前記送出手
    段からシート状焼付用写真感光材料を受け取れる状態で
    あり、焼付用写真感光材料を通常時と異なる向きに焼付
    ける時は、前記搬送台が前記送出手段からシート状焼付
    用写真感光材料を受け取り、前記送出手段を退避させ、
    前記搬送台を回転させて位置決めし、焼付け、前記搬送
    台を回転させて送出方向に向け、前記送出手段を退避し
    ていない状態にし、前記送出手段からシート状焼付用写
    真感光材料を受け取れる状態にする、手順で行うことを
    特徴とする請求項16に記載の写真焼付装置。
  18. 【請求項18】 未露光のシート状焼付用写真感光材料
    を送り出す送出手段と、前記送出手段から送り出される
    シート状焼付用写真感光材料を受け取り、焼付時に保持
    し、下流搬送部側に渡す搬送台と、前記搬送台から渡さ
    れたシート状焼付用写真感光材料を受け取る下流搬送部
    と、を有し、前記搬送台側の前記下流搬送部は退避可能
    であり、前記搬送台は露光光軸と平行な回転軸を中心に
    回転位置決め可能であり、前記搬送台はシート状焼付用
    写真感光材料を露光位置に位置決め可能であることを特
    徴とする写真焼付装置。
  19. 【請求項19】 前記受取手段が焼付用写真感光材料を
    焼付用写真感光材料搬送経路下流側に渡す方向を搬送方
    向と呼ぶときに、焼付用写真感光材料を通常の向きに焼
    付ける時は、搬送台側の前記下流搬送部は退避せず、前
    記搬送台が、搬送方向に向き、シート状焼付用写真感光
    材料を下流搬送部側に渡せる状態であり、焼付用写真感
    光材料を通常時と異なる向きに焼付ける時は、前記下流
    搬送部を退避させ、前記搬送台を回転させて位置決め
    し、焼付け、前記搬送台を回転させて搬送方向に向け、
    前記下流搬送部を退避していない状態にし、前記搬送台
    がシート状焼付用写真感光材料を下流搬送部側に渡せる
    状態にし、前記搬送台からシート状焼付用写真感光材料
    を下流搬送部側に渡す、手順で行うことを特徴とする請
    求項18に記載の写真焼付装置。
  20. 【請求項20】 ロール状の焼付用写真感光材料のマガ
    ジンである、第一のロールマガジンと第二のロールマガ
    ジンをセットできるロールマガジン保持装置において、
    写真焼付装置本体内に送り出す焼付用写真感光材料を引
    き出されるときのロールマガジンの位置を引出位置と呼
    ぶときに、前記引出位置から離れた位置にある第一待機
    位置と前記引出位置の間、前記第一のロールマガジンを
    移送する第一ロールマガジン移送手段と、前記引出位置
    から離れた位置にある第二待機位置と前記引出位置の
    間、前記第二のロールマガジンを移送する第二ロールマ
    ガジン移送手段と、を有し、前記第一待機位置と前記第
    二待機位置とが離れた位置にあることを特徴とするロー
    ルマガジン保持装置。
  21. 【請求項21】 第一のロールマガジンを引出位置にセ
    ットする際には、第二のロールマガジンを第二待機位置
    にセットすべく、第二ロールマガジン移送手段を移送
    し、第二のロールマガジンを第二待機位置にセットした
    後、第一のロールマガジンを引出位置にセットすべく、
    第一ロールマガジン移送手段を移送し、第二のロールマ
    ガジンを引出位置にセットする際には、第一のロールマ
    ガジンを第一待機位置にセットすべく、第一ロールマガ
    ジン移送手段を移送し、第一のロールマガジンを第一待
    機位置にセットした後、第二のロールマガジンを引出位
    置にセットすべく、第二ロールマガジン移送手段を移送
    することを特徴とする請求項20に記載のロールマガジ
    ン保持装置。
  22. 【請求項22】 前記第一ロールマガジン移送手段と前
    記第二ロールマガジン移送手段とが一体として移送する
    ロールマガジン移送保持台であり、前記ロールマガジン
    移送保持台が前記引出位置に対してスライドすることに
    より、前記第一のロールマガジンを前記引出位置にセッ
    トでき、また、前記ロールマガジン移送保持台が前記引
    出位置に対してスライドすることにより、前記第二のロ
    ールマガジンを前記引出位置にセットできることを特徴
    とする請求項20に記載のロールマガジン保持装置。
  23. 【請求項23】 多数のベルト吸引孔を有し、その表側
    に感光材料を載せて移送する搬送ベルトと、前記搬送ベ
    ルトを駆動させる搬送ベルト駆動手段と、前記搬送ベル
    トが感光材料を載せて移送する範囲の前記搬送ベルトの
    裏側に多数の吸引台吸引孔を有する吸引台と、前記吸引
    台吸引孔から減圧するための減圧を発生する減圧発生手
    段と、を有し、前記搬送ベルト駆動手段が搬送ベルトを
    駆動させながら、前記減圧発生手段が減圧を発生させ発
    生した減圧を前記吸引台吸引孔から前記ベルト吸引孔を
    通して感光材料に作用させて、感光材料を前記搬送ベル
    トに密着させながら移送する感光材料移送装置におい
    て、感光材料のサイズに応じて、前記吸引台吸引孔の一
    部の吸引台吸引孔を開閉することを特徴とする感光材料
    移送装置。
  24. 【請求項24】 感光材料の幅が200mm以上の感光
    材料も90mm以下の感光材料も移送するものであり、
    幅が90mm以下の感光材料を移送する際は、感光材料
    の通過範囲外の前記吸引台吸引孔の少なくとも一部を開
    じることを特徴とする請求項23に記載の感光材料移送
    装置。
  25. 【請求項25】 複数の感光材料のサイズについて、移
    送される感光材料の幅方向の中心が、前記搬送ベルトの
    幅方向の所定の位置上を移送されるものであり、前記複
    数の感光材料のサイズに応じて、前記搬送ベルトの幅方
    向の所定の位置に対して対称な位置の吸引台吸引孔を同
    時に開閉するものであることを特徴とする請求項23又
    は請求項24に記載の感光材料移送装置。
  26. 【請求項26】 前記多数の吸引台吸引孔の一部の吸引
    台吸引孔を覆いうる遮蔽板を移動させることにより、前
    記多数の吸引台吸引孔の一部の吸引台吸引孔を開閉する
    ものであることを特徴とする請求項23〜請求項25の
    いずれか1項に記載の感光材料移送装置。
  27. 【請求項27】 多数のベルト吸引孔を有し、その表側
    に感光材料を載せて移送する搬送ベルトと、前記搬送ベ
    ルトを駆動させる搬送ベルト駆動手段と、前記搬送ベル
    トが感光材料を載せて移送する範囲の前記搬送ベルトの
    裏側に多数の吸引台吸引孔を有する吸引台と、前記吸引
    台吸引孔から減圧するための減圧を発生する減圧発生手
    段と、前記搬送ベルトに載せられた感光材料を露光する
    露光手段と、を有し、前記搬送ベルト駆動手段が搬送ベ
    ルトを駆動させながら、前記減圧発生手段が減圧を発生
    させ、発生した減圧を前記吸引台吸引孔から前記ベルト
    吸引孔を通して感光材料に作用させて、感光材料を前記
    搬送ベルトに密着させながら移送し、前記搬送ベルトを
    止めて前記露光手段により感光材料を露光する写真焼付
    装置において、少なくとも一部の感光材料のサイズにお
    いて、感光材料を移送する際の減圧が、感光材料に露光
    する際の減圧より低くすることを特徴とする写真焼付装
    置。
  28. 【請求項28】 少なくとも一部の感光材料のサイズに
    おいて、前記吸引台の孔を開閉することにより、感光材
    料を移送する際の減圧が、感光材料に露光する際の減圧
    より低くすることを特徴とする請求項27に記載の写真
    焼付装置。
JP33496195A 1994-12-26 1995-12-22 写真焼付装置、ロールマガジン保持装置及び感光材料移送装置 Pending JPH08234314A (ja)

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JP32306194 1994-12-26
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6722244B1 (en) 1999-07-27 2004-04-20 Noritsu Koki Co., Ltd. Cutting mechanism for sheet-like conveyed material and photographic processing apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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