JPH08233895A - 送電線事故点標定装置 - Google Patents

送電線事故点標定装置

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JPH08233895A
JPH08233895A JP6472995A JP6472995A JPH08233895A JP H08233895 A JPH08233895 A JP H08233895A JP 6472995 A JP6472995 A JP 6472995A JP 6472995 A JP6472995 A JP 6472995A JP H08233895 A JPH08233895 A JP H08233895A
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保広 黒沢
Mitsuru Yamaura
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 伝送速度上の制約があっても対向端子の電圧
データの伝送量を必要最小限に抑えて、事故点までの距
離を算出できるようにする。 【構成】 1Aは対象となる平行2回線送電線、2A,
2Bは変流器、3A,3Bは変成器、4Aは適当なレベ
ルに変換する入力変換回路、5Aはサンプリング保持回
路、6Aは5Aの電流・電圧出力をアナログ・ディジタ
ル変換する回路、7Aは伝送制御回路でA端子とB端子
のサンプリング周期制御処理を行ない、サンプリング保
持回路5Aの同時サンプリング制御信号を生成する。8
Aは伝送インターフェース、9Aは事故前後のデータを
収集する記憶回路、10Aは事故点標定演算を実施する
演算回路(CPU)、11Aは標定結果を表示する表示
回路である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対向端子の3相電圧を
正相電圧に変換して、各相電流と共に伝送して、正相電
気量で事故点を標定する送電線事故点標定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、送電線の事故点標定方式として
は、サージ受信方式,パルスレーダ方式があり、特に近
年ではインピーダンス測定方式が適用されてきている。
前者は高価な送電線への信号結合装置を要するのに対
し、後者は電圧変成器,電流変成器によって得られる電
圧,電流をディジタルデータに変換してインピーダンス
を求め、事故点迄の距離を測定するものである。この方
式として、1端子の電圧,電流で判定する方式(特公昭
58−29471号)と2端子の電圧,電流を使う方式
(「送電線の事故点標定器」 法貴、木谷著、昭和32
年オーム社)がある。
【0003】一般に、ディジタル電流差動リレーでは得
られる各端子の電流データのベクトル和電流が事故電流
成分そのものであることを利用して、下式に基づいて一
端判定形のインピーダンス測定方式を実現する方式があ
る。図10はその原理を示す系統図である。図10において
(1) 式,(2) 式が成立することは周知であり、RF が実
抵抗成分である場合は、(3) 式が成立する。
【数1】 但し、1は送電線、2Aは電圧変成器、3Aは電流変成器、
A はA端子の対地電圧、VF は事故点の対地電圧、F
は事故点、IA はA端子からの事故電流、IFは事故電
流、xはA端子から事故点までの距離である。
【0004】本式のIF は事故点電流そのもので、各端
子電流IA ,IB のベクトル和電流として算出される。
しかし本式はあくまでも事故点抵抗が実抵抗として扱っ
た場合に成立するもので、これがリアクタンス成分を有
するとIF とVF とは同位相とはならず、(3) 式が成立
しないため、そのまま測距誤差となってしまう。このよ
うな状況を解決するには対向端子の電圧を使えば事故点
の残り電圧に影響されない。原理は(5) 式,(6) 式の通
りである。図11に原理を説明する系統図を示す。
【数2】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし電流差動リレー
の構成を適用する場合、(6) 式の標定計算を行なうには
対向端子の全相電流及び電圧が必要で、電流は電流差動
リレーの電流を流用すればよいが、電圧の伝送速度が制
限されると全相の電圧を所定の速度で伝送できない。例
えば電気学会論文誌B(113巻2号、平成5年)に記
載の典型的な各端子対向形PCM電流差動リレーの伝送
速度は54kbpsである。
【0006】実際の伝送例は文献(東芝レビュー41巻
11号“送電線用ディジタル電流差動継電装置”、’8
6年11月)に記載されているが、図12にその一部を示
す。本図では電流データ3相分を3相*12ビット/
(1/720Hz=1.388ms)で伝送し、電圧デ
ータとしては4ビット/(1/720Hz=1.388
ms)が割り当てられている。
【0007】更に事故相が何れかで標定電気量を変える
必要がある。例えば2線短絡・地絡事故の場合は当該相
間電圧,電流を使う必要があり、1線地絡事故の場合は
地絡相の電気量が使われるのが一般的である。そのため
には事故相を選別する機能が必要となるので、全相の電
気量を対向端子に送出する必要がある。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、伝送速度上の制約があっても対向端子の電圧デー
タの伝送量を必要最小限に抑えて、事故点の残り電圧に
影響されず、かつ、事故相を選別する機能を要せずに測
距できる多端子のデータを使用した送電線事故点標定装
置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
送電線事故点標定装置は、2回線送電線を有する電力系
統の各端子から電気量を抽出し、事故発生時の送電線の
事故点を標定する送電線事故点標定装置において、下記
8つの手段を備えた。
【0010】(1)2回線送電線の一方の端子Aの各回
線の3相電圧VA1L ,VA2L の差分の正相電圧ΔVA1
得る第1の手段。
【0011】(2)他方の端子Bの各回線3相電圧V
B1L ,VB2L の差分の正相電圧ΔVB1を得て正相変換す
る第2の手段。
【0012】(3)端子Bの各回線の3相電流IB1L
B2L と前記第2の手段で得られる正相電圧ΔVB1を夫
々端子Aに伝送する第3の手段。
【0013】(4)第3の手段で伝送された端子Bの各
回線の3相電流と予め設定された当該送電線の端子Aと
端子B間の各回線の当該回線の送電線線路長インピーダ
ンスZS1L ,ZS2L 及び隣回線との相互線路長インピー
ダンスZm1L ,Zm2L との積の差分の3相電圧値{(Z
S1L ・IB1L +Zm1L ・IB2L )−(ZS2L ・IB2L
m2L ・IB1L )}を得る第4の手段。
【0014】(5)第4の手段で得られた3相の電圧値
から正相電圧{(ZS1L ・IB1L +Zm1L ・IB2L )−
(ZS2L ・IB2L +Zm2L ・IB1L )}1を得る第5の
手段。
【0015】(6)端子Aと端子Bの各回線の電流のベ
クトル和Id1L ,Id2L を各3相分算出し、その3相分
の電流と予め設定された前記送電線線路の当該回線の単
位長当たりの送電線線路インピーダンスzS1L ,zS2L
及び単位長当たりの隣回線との相互インピーダンスz
m1L ,zm2L との積の差分の3相電圧値{(zS1L ・I
d1L +zm1L ・Id2L )−(zS2L ・Id2L +zm2L
d1L )}を得る第6の手段。
【0016】(7)第6の手段で得られる3相の電圧値
から正相電圧{(zS1L ・Id1L +zm1L ・Id2L )−
(zS2L ・Id2L +zm2L ・Id1L )}1を得る第7の
手段。
【0017】(8)第1の手段で得られる正相電圧から
第3の手段で伝送された正相電圧を減じ更に第5の手段
で得られる正相電圧を加算した値[ΔVA1−ΔVB1
{(ZS1L ・IB1L +Zm1L ・IB2L )−(ZS2L ・I
B2L +Zm2L ・IB1L )}1]を第7の手段で得られた
正相電圧で除して事故点までの距離を算出する第8の手
段。 (( ):当該回線,( )′:他方の回線。以下同
じ)
【0018】本発明の請求項2に係る送電線事故点標定
装置は、請求項1において、第2の手段では、端子Bの
2回線各々の3相電圧VB1L ,VB2L を検出しこれらを
正相変換して正相電圧VB1L1,VB2L1を得、各回線の3
相電流IB1L ,IB2L と共にA端子に伝送し、これを受
信したA端子では第8の手段にて、3相電圧の差分のΔ
B1に代えて(VB1L1−VB1L2) として標定値xを算出
するようにした。
【0019】本発明の請求項3に係る送電線事故点標定
装置は、請求項1又は請求項2において、第3の手段に
おいて、端子BのA端への伝送速度は3相電流に対して
正相電圧を遅らせるようにした。
【0020】本発明の請求項4に係る送電線事故点標定
装置は、請求項1において、第8の手段において、片回
線停止時、停止回線の正相電圧及び正相電流を零にする
ことにより、標定値xを算出するようにした。
【0021】本発明の請求項5に係る送電線事故点標定
装置は、2回線送電線を有する電力系統の各端子から電
気量を抽出し、事故発生時の送電線の事故点を標定する
送電線事故点標定装置において、下記9つの手段を備え
た。
【0022】(1)2回線送電線の各回線の電気量を同
一時刻に抽出するために各回線を同期制御して制御信号
を出力する第9の手段。
【0023】(2)各回線毎に第9の手段からの同期制
御信号に基づいて、一方の端子Aの一方の回線の3相電
圧VA( )L の正相電圧VA( )L1を得る第1の手段。
【0024】(3)他方の端子Bの一方の回線の3相電
圧VB( )L の正相電圧VB( )L1を得る第2の手段。
【0025】(4)端子Bの一方の回線の3相電流I
B( )L と第2の手段で得られる正相電圧VBL1 を端子A
に伝送する第3の手段。
【0026】(5)端子Bの各回線の3相電流と予め設
定された当該送電線の端子Aと端子B間の各々の回線の
当該回線の送電線線路長インピーダンスZS( )L 及び隣
回線との相互線路長インピーダンスZm( )L との積演算
で得られる3相電圧値(zS( )L ・IB( )L + zm( )L
・IB( )′L )を得る第4の手段。
【0027】(6)第4の手段で得られた3相の電圧値
から正相電圧(ZS( )L ・IB( )L+Zm( )L ・I
d( )′L )1を得る第5の手段。
【0028】(7)端子Aと端子Bの各々の回線の電流
のベルト和Id( )L ,Id( )′L を各3相分算出した
り、その3相分の電流と予め設定された前記送電線線路
の当該回線の単位長当たりの送電線線路インピーダンス
S1L 及び単位長当たりの隣回線との相互インピーダン
スzm( )L との積演算で得られる3相電圧値(zS( )L
・Id( )L +zm( )L ・Id( )′L )を得る第6の手
段。
【0029】(8)第6の手段で得られる3相の電圧値
から正相電圧(zS( )L ・Id( )L+Zm( )L ・I
d( )′L )1を得る第7の手段。
【0030】(9)第1の手段で得られる正相電圧から
第3の手段で伝送された正相電圧を減じ更に第5の手段
で得られる正相電圧を加算した値[VA( )L1−VB( )L1
+(ZS( )L ・IB( )L +Zm( )L ・IB( )′L )1]
を第7の手段で得られた正相電圧で除して事故点までの
距離を算出する第8の手段。
【0031】
【作用】本発明の請求項1,2,3,4,5に係る送電
線事故点標定装置は、標定方式の作用は各請求項に共通
であるため、その詳細は実施例の項で述べるが、その基
本的な考え方は全端子の電圧,電流を使って事故点迄の
距離を測定しようとするもので、その電圧,電流量とし
て正相変換した電気量を使用しようというものである。
正相電気量を使用することにより、事故相選別機能を必
要とせずに、かつ、相手端子に正相変換した電気量を送
出することにより、3相分の電気量を送る必要がなく、
伝送容量に制約がある場合にも正確に標定可能となる。
【0032】そして、各請求項では各端子の正相電気量
を使って、事故点を挟む各端子の正相電圧から各々の線
路降下電圧の正相分を差し引いた事故点の正相電圧が等
しいことを用いて、事故点迄の距離を正確に算出してい
る。なかんずく請求項1では平行2回線送電線を対象と
し、各々の端子電圧の回線間差電圧が略零である性質を
利用し、回線の正相電気量の差分量を使って、各端子電
圧の大きさによって生じる誤差を軽減して、事故点迄の
距離を正確に算出している。
【0033】又、請求項2は相手端子の正相電圧を回線
毎に送出し、受けた端子で回線間の差分をとるように構
成したものである。又、請求項3は電流と電圧の伝送速
度を変えて、伝送容量の制約があっても標定計算できる
伝送方法を示し、請求項4は請求項1の平行2回線送電
線の何れか一方の回線が休止している場合には休止して
いる回線の電気量を強制的に零にして、単一回線の標定
方式に切り替える方式を示している。更に、請求項5は
回線間の正相電気量を使用せずに回線毎の正相電気量で
標定する方式を示している。
【0034】
【実施例】以下図面を参照して実施例を説明する。図1
は本発明に係る送電線事故点標定装置を説明する一実施
例のハードウェアを示す構成図である。先ずA端子のみ
を説明する。図において、1Aは対象となる平行2回線送
電線、2A,2Bは変流器、3A,3Bは変成器、4Aは変流器2A
の電流出力と電圧変成器3Aの電圧出力とを入力して各々
適当なレベルに変換する入力変換回路、5AはA端子の電
流・電圧をサンプリングするサンプリング保持回路、6A
は5Aの電流・電圧出力をアナログ・ディジタル変換する
回路、7AはA端子(自端子)の伝送制御回路でA端子と
B端子のサンプリング同期制御処理を行ない、サンプリ
ング保持回路(S/H)5Aの同時サンプリング制御信号
を生成する。
【0035】8AはA端子の電流,電圧データを相手B端
子に送信し、B端子からの電流,電圧データを受信制御
する伝送インターフェース、9Aは事故前後のデータ(自
端子,相手端子のデータ)を収集する記憶回路、10A は
前記電流データを用いて電流差動リレーの動作判定及び
図2に示す本発明の対象である事故点標定演算を実施す
る演算回路(CPU)、11A はその標定結果を表示する
表示回路であり、相手端子も同様に構成されシンボルを
夫々Bとしている。
【0036】図2は演算回路10A で行なう標定演算の内
容を示す図である。10A では各端子の電流データ(A端
子電流:IA( )L ,B端子電流:IB( )L )のベクトル
和をとり、差動電流を算出して下式に基づく差動リレー
の動作判定を行なうのと並行に、差動リレーに適用する
電流データを使用して事故点標定計算を行なう(詳細は
後述する)。但し、以下の説明では差動リレーの構成を
説明することは本発明の骨子から外れるので割愛する。
【数3|IA( )L +IB( )L |≧k1・(|IA( )L
+|IB( )L |)+k0(( ):#1,#2回線毎) 【0037】前述したように事故相選別を要さず、伝送
容量の制約からどんな事故であっても測距できる対称分
電気量としては正相電気量がある。正相電気量は対称座
標法の対称分(正相,逆送,零相)の1つで、どんな事
故ケースでも必ず存在するので、事故相を検出せずに所
望の機能を達成できる。
【0038】しかし、正相に対して零相は地絡事故のみ
(短絡では発生しない)、逆送は不平衡事故のみ(3相
短絡事故では発生せず)発生するので、事故相を検出せ
ずに事故点を標定するには不適である。だが正相電圧を
使うと、言うまでもなく正相電圧は下式(事故点抵抗は
零)に示すように事故点電圧が零にならない(電気学会
編:安藤文郎他著「保護継電工学」第3章)ので、一端
判定方式による標定計算量としては不適である。
【数4】
【0039】図3は各々の事故についての対称分回路で
ある。図から分かるように事故点Fでの電圧(VF1)は
前記したように事故点抵抗の有無に拘らず必ず残る。こ
の対策として、事故点の正相電圧に影響を受けない方式
として対向端子の電気量を使う方式がある。
【0040】広く運用されている平行2回線送電線の端
子Aと端子B間に事故が発生した場合、両端子の正相電
圧VA( )1 ,VB( )1 と正相電流IA( )L1,IB( )L1
事故点正相電圧VF( )1 の関係は次式の通りである
(( ) =1,2:回線名を示す)。本原理の次式を説明
する系統図を図4に示す。
【0041】
【数5】
【0042】ここにz( )1L ,z( )2L は#1,#2回
線の単位長インピーダンスであり、対称であればz
( )1L =z( )2L であることは言うまでもない。(7) 式
から(8)式のように測距できる。
【数6】
【0043】ここに添え字1で示す各相電気量から正相
電気量に変換する演算子は(9) 式で示され、インピーダ
ンス行列(zS1L ,zm1L ,zS2L ,zm2L )と各相電
圧,電流の関係は(10)式で表される。
【数7】
【0044】更にzS1L ,zm1L ,zS2L ,zm2L は夫
々(11)式のマトリックスを表わしている。
【数8】
【0045】上記をふまえて、図2に示す演算回路10A
の演算処理内容を説明する。平行2回線送電線の端子
A,B間で事故が発生した場合、端子Aから事故点まで
の距離Xを、正相電圧と正相電流で示すと(8) 式の通り
であり、以下に再度示す。
【数9】
【0046】図2は請求項1に係る送電線事故点標定装
置の一実施例の構成図である。したがって本実施例では
前記(8) 式を演算するようにした具体例として示す。図
2において、第1の手段1では2回線送電線の一方の端
子Aの回線の3相電圧VA1L,VA2L の差分の正相電圧
ΔVA1を得る。なお、「P」は正相変換行列である(以
下同じ)。
【0047】一点鎖線で囲った部分は他方の端子(B
端)で、ここにおいて第2の手段2では他方の端子Bの
各回線の3相電圧VB1L ,VB2L の差分の正相電圧ΔV
B1を得て正相変換する。
【0048】B端(相手端)にある伝送制御手段3で
は、端子Bの各回線の3相電流IB1L,IB2L と前記第
2の手段で得られる正相電圧ΔVB1を夫々端子Aに伝送
する。
【0049】第4の手段4では、第3の手段で伝送され
た端子Bの各回線の3相電流と予め設定された当該送電
線の端子Aと端子B間の各回線の当該回線の送電線線路
長インピーダンスzS1L ,ZS2L 及び隣回線の相互線路
長インピーダンスZm1L ,Zm2L との積の差分の3相電
圧値{(ZS1L ・IB1L +Zm1L ・IB2L )−(ZS2 L
・IB2L +Zm2L ・IB1L )}を得る。
【0050】第5の手段5では、前記第4の手段で得ら
れた3相の電圧値から正相電圧{(ZS1L ・IB1L +Z
m1L ・IB2L )−(ZS2L ・IB2L +Zm2L
B1L )}1を得る。
【0051】第6の手段6では、端子Aと端子Bの各回
線の電流のベクトル和Id1L ,Id2 L を各3相分算出
し、その3相分の電流と予め設定された前記送電線線路
の当該回線の単位長当たりの送電線線路インピーダンス
S1L ,zS2L 及び単位長当たりの隣回線との相互イン
ピーダンスzm1L ,zm2L との積の差分の3相電圧値
{(zS1L ,Id1L +zm1L ・Id2L )−(zS2L ・I
d2L +zm2L ・Id1L )}を得る。
【0052】第7の手段7では、前記第6の手段で得ら
れる3相の電圧値から正相電圧{(zS1L ,Id1L +z
m1L ・Id2L )−(zS2L ・Id2L +zm2L
d1L )}1を得る。
【0053】第8の手段8では、前記第1の手段で得ら
れる正相電圧から第3の手段で伝送された正相電圧を減
じ、更に第5の手段で得られる正相電圧を加算した値
[ΔVA1−ΔVB1+{(ZS1L ・IB1L +Zm1L ・I
B2L )−(ZS2L ・IB2L +Zm2 L ・IB1L )}1]を
第7の手段で得られた正相電圧で除して事故点までの距
離Xを算出する。
【0054】ここに図2の第2の手段2で作成される他
方の端子の回線間差分電圧ΔVB1(=(VB1−VB2
1)を一方の端子に送信するのは第3の手段3によって
行なわれる。当然このデータはA端子のデータと同期が
とれており、同一時刻に抽出される。この同期をとる手
法については前記した電気学会論文誌B(113巻2
号、平成5年)に詳述されている技術であり、ここでの
説明は割愛する。
【0055】本実施例によれば平行2回線送電線におい
て夫々の端子電圧の回線間差電圧が略零である性質を利
用し、回線の正相電気量の差分量をつかって、各端子電
圧の大きさによって生じる誤差を軽減して故障点までの
距離を正確に算出できる。
【0056】図5は本発明の請求項2に係る送電線事故
点標定装置の一実施例の構成図である。図5において、
図2と同一部分及び同一機能部分については同一符号を
付して説明を省略する。本実施例では2回線送電線の電
圧を各々正相変換して送信し、受信した端子(A端子)
で差分をとって同一式で標定計算するものである。
【0057】即ち、第2の手段2-1 において、2回線送
電線の電圧VB1L ,VB2L を個々に検出すると共に、そ
れらを正相変換することにより、VB1L1=[P]
B1L ,VB2L1=[P]VB2L を得、IB1L ,IB2L
共に個別にA端子へ送信するものである。
【0058】なお、これを受信したA端子では(8) 式を
演算することは前記実施例の場合と同様である。ただし
第8の手段ではVB1L1とVB1L2との差分をとるようにし
ている。本実施例によれば図の実施例と同様の効果が得
られる。
【0059】図6は本発明の請求項3に係る送電線事故
点標定装置の一実施例の構成図であり、本実施例では3
相電流と正相電圧の伝送速度を制御するものである。こ
の種の装置において、3相電流の伝送速度を遅らせるこ
とは差動リレーの動作責務に直接影響を与えるために許
容されない。
【0060】即ち、系統の安定度を確保するため事故検
出・事故除去を高速に行ない、かつ、高速に各相再閉路
を行なうためには事故相を確実に判別する必要がある。
そして、図6(a) は両者を同じ伝送速度で送る場合、図
6(b) は3相の電流データに対して正相電圧を1/3の
速度にして(分割して)送信する例を示している。
【0061】伝送フォーマットの具体例の詳細は文献
(東芝レビュー41巻11号“送電線用ディジタル電流
差動継電装置”、’86年11月)に説明されている通
りで、前述の図5に示す。同図の高速on−off4ビ
ットのところに12ビット長/1リードの正相電圧デー
タを3フレーム毎4ビット長に分割して割り付けて伝送
することができる。本実施例によれば送電容量に制約が
あったとしても、電圧量を電流量に比して遅れて伝送す
ることにより、充分対応可能である。
【0062】図7は本発明の請求項4に係る送電線事故
点標定装置の一実施例を説明する系統構成図であり、2
回線送電線の片回線停止時の状態を示す。これを#2回
線停止の例で示すと、IA2L =0,IB2L =0,Id2L
=IA2L +IB2L =0であるため、標定値xは(12)式と
なる。
【数10】 なお、図8が本実施例の第8の手段8の処理内容を示す
構成図である。
【0063】(12)式の各端子の電圧は線路電圧であり、
停止回線側には運用側の電流による誘導電圧分が生じる
ことになる。即ち、その影響は相互インピーダンスz
m2L により生じる。回線が停止しているか否かについて
は送電線に入っている遮断器の開閉状態を見て判断する
ことができることは言うまでもない。本実施例によれば
片回線が休止している場合であっても、休止している回
線の電気量を強制的に零にすることにより標定できる。
【0064】図9は本発明の請求項5に係る送電線事故
点標定装置の一実施例の構成図である。図9において、
図1と同一部分及び同一機能部分については同一符号を
付す。本実施例では回線毎に同一時刻のデータ(隣回線
の電流)を抽出するために、回線間のサンプリングを同
期させるものである。
【0065】そして本実施例では回線単位に収集した両
端子の3相電流と正相電圧を使って、自端子(A端子)
で(13)式に基づいて標定計算するものである。これは#
1回線側の事故を標定するもので、#2回線側の事故は
(14)式に基づいて標定することは言うまでもない。
【数11】
【0066】上記内容を基に図9に示す実施例を説明す
る。図9において、新たに付加された第9の手段9では
各回線の電気量を同一時刻に抽出するために回線間を同
期制御して制御信号を出力する。
【0067】第2の手段1では、第9の手段からの同期
制御信号に基づいて、各回線毎に、一方の端子Aの一方
の回線の3相電圧VA( )L の正相電圧VA( )L1を得る。
【0068】第2の手段2では、他方の端子Bの一方の
回線の3相電圧VB( )L の正相電圧VB( )L1を得る。
【0069】第3の手段3では、端子Bの一方の回線の
3相電流IB( )L と第2の手段で得られる正相電圧V
B( )L1を端子Aに伝送する。
【0070】第4の手段4では、端子Bの各回線の3相
電流と予め設定された当該送電線の端子Aと端子B間の
各々の回線の当該回線の送電線線路長インピーダンスZ
S( ) L 及び隣回線との相互線路長インピーダンスZ
m( )L との積演算で得られる3相電圧値(zS( )L ・I
B( )L +zm( )L ・IB( )′L )を得る。
【0071】第5の手段5では、第4の手段で得られた
3相の電圧値から正相電圧(ZS( ) L ・IB( )L +Z
m( )L ・IB( )′L )1を得る。
【0072】第6の手段6では、端子Aと端子Bの各々
の回線の電流のベクトル和Id( )L,Id( )′L を各3
相分算出し、その3相分の電流と予め設定された前記送
電線線路の当該回線の単位長当たりの送電線線路インピ
ーダンスzS1L 及び単位長当たりの隣回線との相互イン
ピーダンスzm( )L との積演算で得られる3相電圧値
(zS( )L ・Id( )L +zm( )L ・Id( )′L )を得
る。
【0073】第7の手段7では、第6の手段で得られる
3相の電圧値から正相電圧(zS( ) L ・Id( )L +Z
m( )L ・Id( )′L )1を得る。
【0074】第8の手段8では、第1の手段で得られる
正相電圧から第3の手段で伝送された正相電圧を減じ、
更に第5の手段で得られる正相電圧を加算した値[V
A( )L1−VB( )L1+(ZS( )L ・IB( )L +Zm( )L
B( )′L )1]を第7の手段で得られた正相電圧で除
して事故点までの距離Xを算出する。
【0075】本実施例では回線毎に同一時刻のデータ
(隣回線の電流)を抽出するために回線間のサンプリン
グを同期制御する必要がる。同期をとる手法は種々ある
が、これらは本発明の骨子ではないため割愛する。
【0076】なお、この方式でも片回線停止時の処置や
3相電流と正相電圧の伝送速度の制御方法については各
々前記実施例同様に成り立つ。本実施例によれば回線間
の正相電気量を使用せずに回線毎の正相電気量で標定で
きる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば送
電線を挟む端子の電気量を集めて事故点を標定する方式
において、各端子の電気量から所定の量を作成し、それ
を正相変換して標定するようにしたので、事故相を選別
せずに必要最小限の電気量で精度よく事故点を標定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のハード構成図を説明する図。
【図2】本発明の請求項1に係る送電線事故点標定装置
の一実施例の処理内容を示すブロック図。
【図3】各事故種別毎の対称分回路。
【図4】2回線送電線と事故点との関係を示す図。
【図5】本発明の請求項2に係る送電線事故点標定装置
の一実施例の構成図。
【図6】本発明の請求項3に係る送電線事故点標定装置
の一実施例の構成図。
【図7】本発明の請求項4に係る送電線事故点標定装置
の一実施例の構成図。
【図8】図7の場合の第8の手段の処理内容図。
【図9】本発明の請求項5に係る送電線事故点標定装置
の一実施例の構成図。
【図10】従来の一端判定形のインピーダンス測定方式を
示す図。
【図11】従来の対向端子の電圧を使った事故点標定方式
を示す図。
【図12】従来の伝送方式を説明する図。
【符号の説明】
1A 送電線 2A,2B 変流器 3A,3B 変成器 4A 入力変換回路 5A S/H 6A A/D 7A 伝送制御回路 8A 伝送インターフェース 9A RAM 10A CPU 11A 表示回路 1 第1の手段 2 第2の手段 3 第3の手段 4 第4の手段 5 第5の手段 6 第6の手段 7 第7の手段 8 第8の手段 9 第9の手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2回線送電線を有する電力系統の各端子
    から電気量を抽出し、事故発生時の送電線の事故点を標
    定する送電線事故点標定装置において、下記8つの手段
    を備えたことを特徴とする送電線事故点標定装置。 (1)2回線送電線の一方の端子Aの各回線の3相電圧
    A1L ,VA2L の差分の正相電圧ΔVA1を得る第1の手
    段。 (2)他方の端子Bの各回線3相電圧VB1L ,VB2L
    差分の正相電圧ΔVB1を得て正相変換する第2の手段。 (3)端子Bの各回線の3相電流IB1L ,IB2L と前記
    第2の手段で得られる正相電圧ΔVB1を夫々端子Aに伝
    送する第3の手段。 (4)第3の手段で伝送された端子Bの各回線の3相電
    流と予め設定された当該送電線の端子Aと端子B間の各
    回線の当該回線の送電線線路長インピーダンスZS1L
    S2L 及び隣回線との相互線路長インピーダンス
    m1L ,Zm2L との積の差分の3相電圧値{(ZS1L
    B1L +Zm1L ・IB2L )−(ZS2L ・IB2L+Zm2L
    ・IB1L )}を得る第4の手段。 (5)第4の手段で得られた3相の電圧値から正相電圧
    {(ZS1L ・IB1L +Zm1L ・IB2L )−(ZS2L ・I
    B2L +Zm2L ・IB1L )}1を得る第5の手段。 (6)端子Aと端子Bの各回線の電流のベクトル和I
    d1L ,Id2L を各3相分算出し、その3相分の電流と予
    め設定された前記送電線線路の当該回線の単位長当たり
    の送電線線路インピーダンスzS1L ,zS2L 及び単位長
    当たりの隣回線との相互インピーダンスzm1L ,zm2L
    との積の差分の3相電圧値{(zS1L ・Id1L +zm1L
    ・Id2L )−(zS2L ・Id2L +zm2L ・Id1L )}を
    得る第6の手段。 (7)第6の手段で得られる3相の電圧値から正相電圧
    {(zS1L ・Id1L +zm1L ・Id2L )−(zS2L ・I
    d2L +zm2L ・Id1L )}1を得る第7の手段。 (8)第1の手段で得られる正相電圧から第3の手段で
    伝送された正相電圧を減じ更に第5の手段で得られる正
    相電圧を加算した値[ΔVA1−ΔVB1+{(ZS1L ・I
    B1L +Zm1L ・IB2L )−(ZS2L ・IB2L +Zm2L
    B1L )}1]を第7の手段で得られた正相電圧で除し
    て事故点までの距離を算出する第8の手段。 (():当該回線,()′:他方の回線。以下同じ)
  2. 【請求項2】 第2の手段では、端子Bの2回線各々の
    3相電圧VB1L ,VB2L を検出しこれらを正相変換して
    正相電圧VB1L1,VB2L1を得、各回線の3相電流
    B1L ,IB2L と共にA端子に伝送し、これを受信した
    A端子では第8の手段にて、3相電圧の差分のΔVB1
    代えて(VB1L1−VB1L2) として標定値xを算出するこ
    とを特徴とする請求項1記載の送電線事故点標定装置。
  3. 【請求項3】 第3の手段において、端子BのA端への
    伝送速度は3相電流に対して正相電圧を遅らせることを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の送電線事故点標
    定装置。
  4. 【請求項4】 第8の手段において、片回線停止時、停
    止回線の正相電圧及び正相電流を零にすることにより、
    標定値xを算出することを特徴とする請求項1記載の送
    電線事故点標定装置。
  5. 【請求項5】 2回線送電線を有する電力系統の各端子
    から電気量を抽出し、事故発生時の送電線の事故点を標
    定する送電線事故点標定装置において、下記9つの手段
    を備えたことを特徴とする送電線事故点標定装置。 (1)2回線送電線の各回線の電気量を同一時刻に抽出
    するために各回線を同期制御して制御信号を出力する第
    9の手段。 (2)各回線毎に第9の手段からの同期制御信号に基づ
    いて、一方の端子Aの一方の回線の3相電圧VA( )L
    正相電圧VA( )L1を得る第1の手段。 (3)他方の端子Bの一方の回線の3相電圧VB( )L
    正相電圧VB( )L1を得る第2の手段。 (4)端子Bの一方の回線の3相電流IB( )L と第2の
    手段で得られる正相電圧VBL1 を端子Aに伝送する第3
    の手段。 (5)端子Bの各回線の3相電流と予め設定された当該
    送電線の端子Aと端子B間の各々の回線の当該回線の送
    電線線路長インピーダンスZS( )L 及び隣回線との相互
    線路長インピーダンスZm( )L との積演算で得られる3
    相電圧値(zS( )L ・IB( )L +zm( )L ・I
    B( )′L )を得る第4の手段。 (6)第4の手段で得られた3相の電圧値から正相電圧
    (ZS( )L ・IB( )L+Zm( )L ・Id( )′L )1を得
    る第5の手段。 (7)端子Aと端子Bの各々の回線の電流のベルト和I
    d( )L ,Id( )′L を各3相分算出したり、その3相分
    の電流と予め設定された前記送電線線路の当該回線の単
    位長当たりの送電線線路インピーダンスzS1L 及び単位
    長当たりの隣回線との相互インピーダンスzm( )L との
    積演算で得られる3相電圧値(zS( )L・Id( )L +z
    m( )L ・Id( )′L )を得る第6の手段。 (8)第6の手段で得られる3相の電圧値から正相電圧
    (zS( )L ・Id( )L+Zm( )L ・Id( )′L )1を得
    る第7の手段。 (9)第1の手段で得られる正相電圧から第3の手段で
    伝送された正相電圧を減じ更に第5の手段で得られる正
    相電圧を加算した値[VA( )L1−VB( )L1+(ZS( )L
    ・IB( )L +Zm( )L ・IB( )′L )1]を第7の手段
    で得られた正相電圧で除して事故点までの距離を算出す
    る第8の手段。
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