JPH08232839A - 極低温冷凍機 - Google Patents

極低温冷凍機

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JPH08232839A
JPH08232839A JP7037973A JP3797395A JPH08232839A JP H08232839 A JPH08232839 A JP H08232839A JP 7037973 A JP7037973 A JP 7037973A JP 3797395 A JP3797395 A JP 3797395A JP H08232839 A JPH08232839 A JP H08232839A
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JP
Japan
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cryopanel
temperature
pressure passage
cryogenic refrigerator
unit
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Pending
Application number
JP7037973A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Kuriyama
英明 栗山
Satoru Uosaki
哲 宇於崎
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08232839A publication Critical patent/JPH08232839A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B37/00Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00
    • F04B37/06Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00 for evacuating by thermal means
    • F04B37/08Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00 for evacuating by thermal means by condensing or freezing, e.g. cryogenic pumps

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クライオパネル2を絶対温度14〜16Kと
なるように制御し、このクライオパネル2の水素吸着部
1による水素吸着能を最大容量にまで高め得る極低温冷
凍機を提供する。 【構成】 水素吸着部1をもつクライオパネル2を備え
たクライオポンプユニット3と、該ユニット3に高,低
圧通路4,5を介して作動流体を給排する圧縮機ユニッ
ト6とを設けた極低温冷凍機において、クライオパネル
2の温度を検知する検知手段7と、高,低圧通路4,5
間の運転差圧を調整する差圧調整機構81と、検知手段
7の検知結果に基づいて差圧調整機構81を制御し、ク
ライオパネル2の温度を絶対温度14〜16Kにする制
御器91とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に半導体や磁気,光
ディスク等の製造装置において処理室を真空引きすると
きに使用され、特に水素の排気に好適な極低温冷凍機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種極低温冷凍機として、活性
炭から成る水素吸着部をもつクライオパネルを備えたク
ライオポンプユニットと、該ユニットに高,低圧通路を
介して連通される圧縮機ユニットとを具備し、この圧縮
機ユニットからの作動流体を前記各通路を介してクライ
オポンプユニットに給排することにより前記クライオパ
ネルを極低温にまで冷却し、その表面側において処理室
で使用されるアルゴン等を、また、裏面側の水素吸着部
で水素を吸着して、前記処理室を真空引きするようにし
たものは既に知られている(例えば特開昭63ー259
357号公報等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
な従来の極低温冷凍機では、前記クライオパネルの水素
吸着能が最大能力まで発揮されているとは言えなかっ
た。つまり、従来のクライオパネルは絶対温度10〜1
2K程度に設定されているが、このクライオパネルの水
素吸着部は絶対温度14〜16Kの温度領域で最大の水
素吸着能を発揮することから、該クライオパネルによる
水素吸着能力が劣っていたのである。
【0004】本発明の主な目的は、クライオパネルが常
に絶対温度14〜16Kとなるように制御できて、この
クライオパネルの水素吸着部による水素吸着能を最大容
量にまで高めることができる極低温冷凍機を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の第1発明は、活性炭から成る水素吸
着部1をもつクライオパネル2を備えたクライオポンプ
ユニット3と、このクライオポンプユニット3に高圧通
路4及び低圧通路5を介して作動流体を給排する圧縮機
ユニット6とを設けた極低温冷凍機において、前記クラ
イオパネル2の温度を検知する検知手段7と、前記高圧
通路4と低圧通路5との間の運転差圧を調整する差圧調
整機構81と、前記検知手段7の検知結果に基づいて前
記差圧調整機構81を制御し、前記クライオパネル2の
温度を絶対温度14〜16Kにする制御器91とを設け
た。
【0006】請求項2記載の発明では、前記差圧調整機
構81を、前記高圧通路4と低圧通路5との間に介装す
るバイパス通路81aと、このバイパス通路81aにバ
イパスさせるバイパス量を調整する調整弁81bとから
構成している。
【0007】請求項3記載の第2発明は、第1発明と同
様の前提条件において、前記クライオパネル2の温度を
検知する検知手段7と、前記クライオポンプユニット3
に対して作動流体を給排するサイクルを速度調整する速
度調整機構82と、前記検知手段7の検知結果に基づい
て前記速度調整機構82を制御し、前記クライオパネル
2の温度を絶対温度14〜16Kにする制御器92とを
設けた。
【0008】請求項4記載の発明では、前記速度調整機
構82を、前記高圧通路4と低圧通路5とをクライオポ
ンプユニット3に対して交互に連通させる速度を変える
可変速バルブモータ82aで構成している。
【0009】請求項5記載の第3発明は、第1発明と同
様の前提条件において、前記クライオパネル2の温度を
検知する検知手段7と、前記圧縮機ユニット6の能力を
調整する能力調整機構83と、前記検知手段7の検知結
果に基づいて前記能力調整機構83を制御し、前記クラ
イオパネル2の温度を絶対温度14〜16Kにする制御
器93とを設けた。
【0010】請求項6記載の発明では、前記能力調整機
構83を圧縮機61の回転速度を変える可変速圧縮機モ
ータ83aで構成している。
【0011】請求項7記載の第4発明は、第1発明と同
様の前提条件において、前記クライオパネル2の温度を
検知する検知手段7と、前記クライオパネル2に付設す
る電磁コイル84と、前記検知手段7の検知結果に基づ
いて前記電磁コイル84を制御し、前記クライオパネル
2の温度を絶対温度14〜16Kにする制御器94とを
設けた。
【0012】請求項8〜10の発明では、前記検知手段
7を、前記高,低圧通路4,5の圧力を検知する高,低
圧圧力センサ72,71、又は、前記各通路4,5の差
圧を検知する差圧センサ73で形成している。
【0013】請求項11記載の第5発明は、クライオパ
ネル2と冷凍機本体33の第2ヒートステージ35との
間に熱不良導体22を設けて、前記クライオパネル2の
温度を絶対温度14〜16Kに保持可能としている。
【0014】請求項12記載の第6発明は、クライオパ
ネル2を直接又は間接的に加熱して、このクライオパネ
ル2の温度を絶対温度14〜16Kに保持するヒータ2
3を設けている。
【0015】
【作用】請求項1記載の第1発明によれば、例えば半導
体製造装置の処理室等を真空引きするとき、クライオパ
ネル2の温度が検知手段7で検知され、その検知結果に
基づく制御器91からの出力で差圧調整機構81により
高,低圧通路4,5間の運転差圧が制御され、この差圧
制御に伴いクライオポンプユニット3側での能力制御が
行われて、前記クライオパネル2が絶対温度14〜16
Kとなるように調整される。そして、斯かる温度領域と
することにより、クライオパネル2の水素吸着部1によ
る水素吸着能を最大にまで高めることができ、前記処理
室等の効率的な真空引きを行うことができる。
【0016】請求項2記載の発明では、前記差圧調整機
構81が、前記高,低圧通路4,5間に介装するバイパ
ス通路81aと、このバイパス通路81aによるバイパ
ス量を調整する調整弁81bとから構成されているた
め、前記水素吸着部1による水素吸着能を最大にまで高
める初期の目的を簡単な構成でもって達成できる。
【0017】請求項3記載の第2発明によれば、検知手
段7によるクライオパネル2の温度検知結果に基づく制
御器92からの出力により速度調整機構82が制御さ
れ、これに伴いクライオポンプユニット3における作動
流体の給排サイクルが調整されて、前記クライオパネル
2が絶対温度14〜16Kとなるように調整される。従
って、この第2発明においても、第1発明と同様に、前
記クライオパネル2の水素吸着部1による水素吸着能を
最大にまで高めることができる。
【0018】請求項4記載の発明では、前記速度調整機
構82が、前記高,低圧通路4,5をクライオポンプユ
ニット3に対して交互に連通させる速度を可変とした可
変速バルブモータ82aで構成され、斯かるバルブモー
タ82aは極低温冷凍機の種類等によっては前記クライ
オポンプユニット3に予め具備されているものであるか
ら、既存のバルブモータ82aを有効利用しながら、初
期の目的を簡単な構成でもって達成でき、しかも、運転
立ち上げ時などには、前記バルブモータ82aを高速運
転することにより高速立ち上げができて有利となる。
【0019】請求項5記載の第3発明によれば、検知手
段7によるクライオパネル2の温度検知結果に基づく制
御器93からの出力により、能力調整機構83を介して
圧縮機ユニット6の能力制御が行われ、また、これに伴
いクライオポンプユニット3側での能力制御が行われ
て、前記クライオパネル2が絶対温度14〜16Kとな
るように調整される。従って、この第3発明でも、前記
水素吸着部1による水素吸着能を最大にまで高めること
ができる。
【0020】請求項6記載の発明では、前記能力調整機
構83が圧縮機61の回転速度を変える可変速圧縮機モ
ータ83aで構成されているため、前記圧縮機ユニット
6の種類等によってはインバータ付きモータとして予め
具備されている既存の可変速圧縮機モータ83aを有効
利用しながら、初期の目的を簡単な構成でもって達成で
きる。
【0021】請求項7記載の第4発明によれば、クライ
オパネル2の温度が検知手段7で検知され、その検知結
果に基づく制御器94からの出力で前記クライオパネル
2に備えた電磁コイル84が制御されて、このクライオ
パネル2が絶対温度14〜16Kとなるように調整され
る。従って、この第4発明でも、前記水素吸着部1によ
る水素吸着能を最大にまで高めることができ、しかも、
前記電磁コイル84を用いる場合は、数ワットの小電力
でもって前記クライオパネル2の加熱ができるため、省
エネルギーに優れたものとなる。
【0022】請求項8〜10の発明では、前記検知手段
7が、前記高,低圧通路4,5の圧力を検知する高,低
圧圧力センサ72,71、又は、前記各通路4,5の差
圧を検知する差圧センサ73で形成され、これらの各セ
ンサ71〜73は前記クライオポンプユニット3に対し
外部側の前記各通路4,5に設けられることから、前記
クライオポンプユニット3内に検知手段として熱電対等
を設ける場合に較べ、該クライオポンプユニット3の内
部気密性を保持する上で有利となる。
【0023】請求項11記載の第5発明によれば、クラ
イオパネル2と冷凍機本体33の第2ヒートステージ3
5との間に設けた熱不良導体22により、前記クライオ
パネル2の温度を絶対温度14〜16Kに保持できるた
め、このクライオパネル2の水素吸着部1による水素吸
着能を最大にまで効率的に高めることができる。
【0024】請求項12記載の第6発明によれば、ヒー
タ23によりクライオパネル2を直接又は間接的に加熱
して、このクライオパネル2の温度を絶対温度14〜1
6Kに保持することができるため、各発明の場合と同様
に、前記クライオパネル2の水素吸着部1による水素吸
着能を最大にまで高めることができる。
【0025】
【実施例】図1に示した極低温冷凍機は、クライオポン
プユニット3と圧縮機ユニット6とを備え、これら両者
間を高圧通路4及び低圧通路5で連結して、該各通路
4,5を介して前記各ユニット3,6の間でヘリウムな
どの作動流体を給排させるようにしている。
【0026】前記クライオポンプユニット3は、半導体
製造装置の処理室等に接続される吸気口30をもった本
体ハウジング31と、その内部に配設され、外表面側が
アルゴン等の吸着面21とされ、かつ、内面側に活性炭
層から成る水素吸着部1が形成された有底筒状のクライ
オパネル2と、これらクライオパネル2と本体ハウジン
グ31との間に配設され、該ハウジング31の外部側か
らクライオパネル2への輻射熱を遮断する熱シールドパ
ネル32と、熱シールドパネル32を取付ける第1ヒー
トステージ34及びクライオパネル2を取付ける第2ヒ
ートステージ35をもち、ディスプレーサ等が内装され
て前記各通路4,5が接続される冷凍機本体33とを備
えている。定格運転時、第1ヒートステージ34は、絶
対温度70K前後に、また、第2ヒートステージ35
は、絶対温度10〜12Kに温度節整されるようになっ
ている。尚、同図中、36は前記本体ハウジング31の
吸気口30側に設けたバッフル、10は前記冷凍機本体
33の駆動用電源と圧縮機ユニット6とを接続する電源
ケーブルである。
【0027】しかして、第1発明の好適な実施例として
は、前記クライオパネル2の温度を検知する検知手段7
として、前記第1ヒートステージ34の近くに熱電対か
ら成る温度センサを設け、この温度センサ7から延びる
リード線11を前記ハウジング31の引出口37から外
方に引出して温度計測器12を接続すると共に、前記高
圧通路4と低圧通路5との間に、これら各通路4,5間
に介装される作動流体のバイパス通路81aと、該バイ
パス通路81aによるバイパス量を調整する電磁調整弁
81bとから成る差圧調整機構81を設ける一方、前記
温度計測器12の出力側に、前記調整弁81bを開閉制
御して、前記クライオパネル2の温度を絶対温度14〜
16Kに調整保持する制御器91を設ける。尚、前記調
整弁81bの開閉制御は、前記クライオパネル2の内部
圧力を検出し、その検出結果を基に行うようにしてもよ
い。
【0028】そして、半導体製造装置の処理室等を真空
引きするときには、前記圧縮機ユニット6とクライオポ
ンプユニット3の冷凍機本体33との間で前記各通路
4,5を介して作動流体の給排を行うことにより真空引
きが行われる。このとき、前記クライオパネル2の温度
が温度センサ7により検知されて温度計測器71で計測
され、その計測結果に基づき出力される前記制御器91
からの出力信号により、前記差圧調整機構81の調整弁
81bが開閉制御されて前記バイパス通路81aによる
バイパス量が調整され、つまり、前記高,低圧通路4,
5間の運転差圧が制御され、この差圧制御に伴い前記冷
凍機本体33内のディスプレーサによる作動流体の膨張
量が制御されて、前記クライオパネル2が絶対温度14
〜16Kとなるように調整保持される。
【0029】従って、以上の温度領域に前記クライオパ
ネル2を調整保持することにより、その水素吸着部1に
よる水素吸着能を最大にまで高めることができ、前記処
理室等の効率的な真空引きを行うことができ、再生イン
ターバルが延び、前記処理室等の稼働率も向上する。し
かも、前記差圧調整機構81は、前記バイパス通路81
aと調整弁81bとから構成しているため、全体構成を
簡素化できる。
【0030】また、第2発明では、その好適な実施例と
して示す図2で明らかなように、前記クライオパネル2
の温度を検知する検知手段7として、前記低圧通路5の
低圧圧力を検知して前記温度を推測する低圧圧力センサ
71を用い、又、前記冷凍機本体33内への作動流体の
給排サイクルを調整する速度調整機構82として、前記
各通路4,5からの作動流体を交互に連通させるディス
プレーサの切換速度を調整する可変速バルブモータ82
aを用いると共に、前記圧力センサ71に圧力計13を
接続し、かつ、その出力側に電源ケーブル10を介して
前記バルブモータ82aに接続される制御器92を設け
て、前記圧力計13の計測結果に基づく前記制御器92
からの出力で前記バルブモータ82aを制御し、これに
伴いデイスプレーサによる作動流体の給排速度を制御す
ることにより、前記クライオパネル2の温度を絶対温度
14〜16Kに調整保持するようになす。
【0031】以上の検知手段7としては、同図で示すよ
うに、前記高圧通路4の高圧圧力を検知する高圧圧力セ
ンサ72を、また、前記高,低圧通路4,5の差圧を検
知する差圧センサ73を用い、これら各センサ72,7
3を前記制御器92に接続するようにしてもよい。
【0032】以上の第2発明においても、第1発明の場
合と同様に、前記クライオパネル2の水素吸着部1によ
る水素吸着能を最大にまで高めることができ、また、前
記速度調整機構82として可変速バルブモータ82aを
用いることにより、既存のものを有効利用しながら構成
を簡素化でき、しかも、運転立ち上げ時等には、前記バ
ルブモータ82aを高速運転することにより高速立ち上
げができる。その上、前記検知手段7としての各センサ
71〜73をユニット外部側の前記各通路4,5に設け
ることにより、検知手段7として前記クライオポンプユ
ニット3内に温度センサを設ける図1に示したもののよ
うに、このセンサ7から延びるリード線11を外部に引
出す必要がなくなって、該クライオポンプユニット3の
内部気密性を保持する上で有利となる。
【0033】さらに、第3発明では、図3の実施例で示
すように、前記クライオパネル2の温度を検知する検知
手段7として、図1と同様に温度センサを用い、また、
前記圧縮機ユニット6の能力を調整する能力調整機構8
3として、前記ユニット6に設ける圧縮機61の回転速
度を可変としたモータ83bにインバータ83cが付設
された可変速圧縮機モータ83aを用いると共に、前記
温度センサ7から延び、前記ハウジング31の引出口3
7から外方に引出されるリード線11に温度計測器12
を接続し、かつ、その出力側に前記インバータ83cに
接続される制御器93を設けて、前記温度計測器12の
計測結果に基づく制御器93からの出力により、前記モ
ータ83aで圧縮機61の回転速度を制御し、これに伴
い前記クライオポンプユニット3での作動流体の給排サ
イクルを変えて前記クライオパネル2の温度を絶対温度
14〜16Kに調整保持するようになす。
【0034】以上の第3発明においても、前述した場合
と同様に、前記クライオパネル2の水素吸着部1による
水素吸着能を最大にまで高めることができ、また、前記
能力調整機構83として可変速圧縮機モータ83aを用
いることにより、既存のものを有効利用しながら構成を
簡素化できる。
【0035】また、第4発明では、図4の実施例で示す
ように、前記クライオパネル2の温度を検知する検知手
段7として、図1と同様に温度センサを用い、又、前記
クライオパネル2に高周波電磁コイル84を付設して、
前記温度センサ7から前記引出口37を経て外方に引出
されるリード線11に温度計測器12を接続すると共
に、その出力側に制御器94を設ける一方、該制御器9
4から延びる接続コード14を前記引出口37を経て前
記電磁コイル84に接続し、前記温度計測器12の計測
結果に基づく前記制御器94からの出力により、前記電
磁コイル84をオンオフ制御して前記クライオパネル2
の温度を絶対温度14〜16Kに調整保持するようにな
す。
【0036】以上の第4発明においても、前述した場合
と同様に、前記水素吸着部1による水素吸着能を最大に
まで高めることができ、しかも、前記電磁コイル84を
用いる場合は、数ワットの小電力でもって前記クライオ
パネル2の加熱ができることから、省エネルギーに優れ
たものとなる。尚、以上の構成においては、前記クライ
オパネル2内のヘリウムや水素の蒸気圧力を検出し、そ
の検出結果を下に前記制御器94を介して電磁コイル8
4の制御を行うこともできる。また、前記電磁コイル8
4に変えて、バイメタル等による自己温度検出によりオ
ンオフするヒータなどを用いてもよい。
【0037】さらに、第5発明では、図5の実施例で示
すように、前記冷凍機本体33の第2ヒートステージ3
5と前記クライオパネル2との間に、熱抵抗の大きい熱
不良導体22を介装させて、前記クライオパネル2の温
度を絶対温度14〜16Kに保持するようになす。
【0038】以上の第5発明によれば、前記熱不良導体
22により前記クライオパネル2の温度を絶対温度14
〜16Kに保持できるため、このクライオパネル2の水
素吸着部1による水素吸着能を最大にまで効率的に高め
ることができる。
【0039】また、第6発明では、前記熱シールドパネ
ル32の底部で前記クライオパネル2の下方開口側との
対向部位にヒータ23を配設して、このヒータ23で前
記熱シールドパネル32を加熱し、その輻射熱で前記ク
ライオパネル2を間接的に加熱することにより、このク
ライオパネル2の温度を絶対温度14〜16Kに保持す
るようになす。尚、ヒータ23をクライオパネル2に直
に付設し、該クライオパネル2を直接的に加熱してもよ
い。
【0040】以上の第6発明によれば、前記ヒータ23
でライオパネル2を直接又は間接的に加熱して、このク
ライオパネル2の温度を絶対温度14〜16Kに保持す
ることができるため、各発明の場合と同様に、前記クラ
イオパネル2の水素吸着部1による水素吸着能を最大に
まで高めることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,3,
5,7記載の第1〜第4発明によれば、クライオパネル
2を常に絶対温度14〜16Kとなるように制御でき
て、このクライオパネル2の水素吸着部1による水素吸
着能を最大容量にまで高めることができる。
【0042】また、請求項2記載によれば、差圧調整機
構81が、高,低圧通路4,5間に介装するバイパス通
路81aと、このバイパス通路81aによるバイパス量
を調整する調整弁81bとから構成されているため、前
記水素吸着部1による水素吸着能を最大にまで高める初
期の目的を簡単な構成でもって達成できる。
【0043】さらに、請求項4記載によれば、速度調整
機構82が、高,低圧通路4,5をクライオポンプユニ
ット3に対して交互に連通させる速度を可変とした可変
速バルブモータ82aで構成されているため、極低温冷
凍機の種類等によっては前記クライオポンプユニット3
に予め具備されているバルブモータ82aを有効利用し
ながら、初期の目的を簡単な構成でもって達成でき、し
かも、運転立ち上げ時などには、前記バルブモータ82
aを高速運転することにより高速立ち上げができて有利
となる。
【0044】また、請求項6記載によれば、能力調整機
構83が圧縮機61の回転速度を変える可変速圧縮機モ
ータ83aで構成されているため、極低温冷凍機の種類
等によっては圧縮機ユニット6にインバータ付きモータ
として予め具備されている既存の可変速圧縮機モータ8
3aを有効利用しながら、初期の目的を簡単な構成でも
って達成できる。
【0045】請求項8〜10記載によれば、検知手段7
が、高,低圧通路4,5の圧力を検知する高,低圧圧力
センサ72,71、又は、前記各通路4,5の差圧を検
知する差圧センサ73で形成され、これらの各センサ7
1〜73はクライオポンプユニット3に対し外部側の前
記各通路4,5に設けられることから、前記クライオポ
ンプユニット3内に検知手段として熱電対等を設ける場
合に較べ、該クライオポンプユニット3の内部気密性を
保持する上で有利となる。
【0046】請求項11記載の第5発明によれば、冷凍
機本体33の第2ヒートステージ35とクライオパネル
2との間に熱不良導体22を介装して、このクライオパ
ネル2の温度を絶対温度14〜16Kに保持するように
しているため、該クライオパネル2の水素吸着部1によ
る水素吸着能を最大にまで効率的に高めることができ
る。
【0047】請求項12記載の第6発明によれば、クラ
イオパネル2を直接又は間接的に加熱して、このクライ
オパネル2の温度を絶対温度14〜16Kに保持するヒ
ータ23を設けているため、各発明の場合と同様に、前
記クライオパネル2の水素吸着部1による水素吸着能を
最大にまで高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の極低温冷凍機を示す配管図。
【図2】第2発明の極低温冷凍機を示す配管図。
【図3】第3発明の極低温冷凍機を示す配管図。
【図4】第4発明の極低温冷凍機を示す配管図。
【図5】第5発明の極低温冷凍機を示す配管図。
【図6】第6発明の極低温冷凍機を示す配管図。
【符号の説明】
1………水素吸着部 2………クライオパネル 3………クライオポンプユニット 4………高圧通路 5………低圧通路 6………圧縮機ユニット 61……圧縮機 7………検知手段 71……低圧圧力センサ 72……高圧圧力センサ 73……差圧センサ 81……差圧調整機構 81a…バイパス通路 81b…調整弁 82……速度調整機構 82a…可変速バルブモータ 83……能力調整機構 83a…可変速圧縮機モータ 84……電磁コイル 91〜94……制御器 22……熱不良導体 23……ヒータ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性炭から成る水素吸着部(1)をもつ
    クライオパネル(2)を備えたクライオポンプユニット
    (3)と、このクライオポンプユニット(3)に高圧通
    路(4)及び低圧通路(5)を介して作動流体を給排す
    る圧縮機ユニット(6)とを設けた極低温冷凍機におい
    て、前記クライオパネル(2)の温度を検知する検知手
    段(7)と、前記高圧通路(4)と低圧通路(5)との
    間の運転差圧を調整する差圧調整機構(81)と、前記
    検知手段(7)の検知結果に基づいて前記差圧調整機構
    (81)を制御し、前記クライオパネル(2)の温度を
    絶対温度14〜16Kにする制御器(91)とを設けた
    ことを特徴とする極低温冷凍機。
  2. 【請求項2】 差圧調整機構(81)が、高圧通路
    (4)と低圧通路(5)との間に介装するバイパス通路
    (81a)と、このバイパス通路(81a)にバイパス
    させるバイパス量を調整する調整弁(81b)とから成
    る請求項1記載の極低温冷凍機。
  3. 【請求項3】 活性炭から成る水素吸着部(1)をもつ
    クライオパネル(2)を備えたクライオポンプユニット
    (3)と、このクライオポンプユニット(3)に高圧通
    路(4)及び低圧通路(5)を介して作動流体を給排す
    る圧縮機ユニット(6)とを設けた極低温冷凍機におい
    て、前記クライオパネル(2)の温度を検知する検知手
    段(7)と、前記クライオポンプユニット(3)に対し
    て作動流体を給排するサイクルを速度調整する速度調整
    機構(82)と、前記検知手段(7)の検知結果に基づ
    いて前記速度調整機構(82)を制御し、前記クライオ
    パネル(2)の温度を絶対温度14〜16Kにする制御
    器(92)とを設けたことを特徴とする極低温冷凍機。
  4. 【請求項4】 速度調整機構(82)が、高圧通路
    (4)と低圧通路(5)とをクライオポンプユニット
    (3)に対して交互に連通させる速度を変える可変速バ
    ルブモータ(82a)から成る請求項3記載の極低温冷
    凍機。
  5. 【請求項5】 活性炭から成る水素吸着部(1)をもつ
    クライオパネル(2)を備えたクライオポンプユニット
    (3)と、このクライオポンプユニット(3)に高圧通
    路(4)及び低圧通路(5)を介して作動流体を給排す
    る圧縮機ユニット(6)とを設けた極低温冷凍機におい
    て、前記クライオパネル(2)の温度を検知する検知手
    段(7)と、前記圧縮機ユニット(6)の能力を調整す
    る能力調整機構(83)と、前記検知手段(7)の検知
    結果に基づいて前記能力調整機構(83)を制御し、前
    記クライオパネル(2)の温度を絶対温度14〜16K
    にする制御器(93)とを設けたことを特徴とする極低
    温冷凍機。
  6. 【請求項6】 能力調整機構(83)が、圧縮機(6
    1)の回転速度を変える可変速圧縮機モータ(83a)
    から成る請求項5記載の極低温冷凍機。
  7. 【請求項7】 活性炭から成る水素吸着部(1)をもつ
    クライオパネル(2)を備えたクライオポンプユニット
    (3)と、このクライオポンプユニット(3)に高圧通
    路(4)及び低圧通路(5)を介して作動流体を給排す
    る圧縮機ユニット(6)とを設けた極低温冷凍機におい
    て、前記クライオパネル(2)の温度を検知する検知手
    段(7)と、前記クライオパネル(2)に付設する電磁
    コイル(84)と、前記検知手段(7)の検知結果に基
    づいて前記電磁コイル(84)を制御し、前記クライオ
    パネル(2)の温度を絶対温度14〜16Kにする制御
    器(94)とを設けたことを特徴とする極低温冷凍機。
  8. 【請求項8】 検知手段(7)が、低圧通路(5)の低
    圧圧力を検知する低圧圧力センサ(71)から成る請求
    項1〜7何れか一記載の極低温冷凍機。
  9. 【請求項9】 検知手段(7)が、高圧通路(4)の高
    圧圧力を検知する高圧圧力センサ(72)から成る請求
    項1〜7何れか一記載の極低温冷凍機。
  10. 【請求項10】 検知手段(7)が、高圧通路(4)と
    低圧通路(5)との差圧を検知する差圧センサ(73)
    から成る請求項1〜7何れか一記載の極低温冷凍機。
  11. 【請求項11】 クライオパネル(2)と冷凍機本体
    (33)の第2ヒートステージ(35)との間に熱不良
    導体(22)を設けて、前記クライオパネル(2)の温
    度を絶対温度14〜16Kに保持可能としていることを
    特徴とする極低温冷凍機。
  12. 【請求項12】 クライオパネル(2)を直接又は間接
    的に加熱して、このクライオパネル(2)の温度を絶対
    温度14〜16Kに保持するヒータ(23)を設けてい
    ることを特徴とする極低温冷凍機。
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