JPH08231799A - 塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents
塩化ビニル系樹脂組成物Info
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- JPH08231799A JPH08231799A JP3408895A JP3408895A JPH08231799A JP H08231799 A JPH08231799 A JP H08231799A JP 3408895 A JP3408895 A JP 3408895A JP 3408895 A JP3408895 A JP 3408895A JP H08231799 A JPH08231799 A JP H08231799A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐衝撃性および真空成形や圧空成形などの二
次成形性に優れ、各種物品の成形材料に好適に用いられ
る塩化ビニル系樹脂組成物。 【構成】 下記（Ａ）、（Ｂ）および（Ｃ）成分を含有
してなる塩化ビニル系樹脂組成物。（Ａ）ポリ塩化ビニ
ル樹脂１００重量部、（Ｂ）メチルメタクリレート７０
〜９５重量％とブチルメタクリレート５〜３０重量％か
らなり、重量平均分子量が２００万〜５００万の共重合
体５〜１８重量部、（Ｃ）下記（Ｃ1 ）、（Ｃ2 ）また
は（Ｃ3 ）から選ばれた樹脂。 （Ｃ1 ）エチレンモノマが１〜８重量％共重合されてい
る塩化ビニル樹脂共重合体 ５〜３０重量部 （Ｃ2 ）酢酸ビニルモノマが１〜１０重量％共重合され
ている塩化ビニル樹脂共重合体 ５〜３０重量部 （Ｃ3 ）重量平均分子量が１５万〜５０万のエチレン−
酢酸ビニル共重合体１〜 ５重量部 【効果】 熱変形温度の大きな低下がなく、真空成形や
圧空成形などの二次成形性において、成形品に偏肉が生
じにくく、金型通りの寸法形状になり易い製品を得るこ
とができる。
次成形性に優れ、各種物品の成形材料に好適に用いられ
る塩化ビニル系樹脂組成物。 【構成】 下記（Ａ）、（Ｂ）および（Ｃ）成分を含有
してなる塩化ビニル系樹脂組成物。（Ａ）ポリ塩化ビニ
ル樹脂１００重量部、（Ｂ）メチルメタクリレート７０
〜９５重量％とブチルメタクリレート５〜３０重量％か
らなり、重量平均分子量が２００万〜５００万の共重合
体５〜１８重量部、（Ｃ）下記（Ｃ1 ）、（Ｃ2 ）また
は（Ｃ3 ）から選ばれた樹脂。 （Ｃ1 ）エチレンモノマが１〜８重量％共重合されてい
る塩化ビニル樹脂共重合体 ５〜３０重量部 （Ｃ2 ）酢酸ビニルモノマが１〜１０重量％共重合され
ている塩化ビニル樹脂共重合体 ５〜３０重量部 （Ｃ3 ）重量平均分子量が１５万〜５０万のエチレン−
酢酸ビニル共重合体１〜 ５重量部 【効果】 熱変形温度の大きな低下がなく、真空成形や
圧空成形などの二次成形性において、成形品に偏肉が生
じにくく、金型通りの寸法形状になり易い製品を得るこ
とができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は塩化ビニル系樹脂組成物
に関し、特に耐衝撃性および真空成形や圧空成形などの
二次成形性に優れ、各種物品の成形材料に好適に用いら
れる塩化ビニル系樹脂組成物に関する。
に関し、特に耐衝撃性および真空成形や圧空成形などの
二次成形性に優れ、各種物品の成形材料に好適に用いら
れる塩化ビニル系樹脂組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術とその課題】従来、塩素含有樹脂の代表例
であるポリ塩化ビニル系樹脂は、安価、強靭かつ耐薬品
性などに優れていることから合成樹脂成形品として広く
用いられている。しかし、板、シート状に成形して真空
成形や圧空成形などの二次成形に供すると二次成形性が
十分でなく、また耐衝撃性に劣るという問題がある。
であるポリ塩化ビニル系樹脂は、安価、強靭かつ耐薬品
性などに優れていることから合成樹脂成形品として広く
用いられている。しかし、板、シート状に成形して真空
成形や圧空成形などの二次成形に供すると二次成形性が
十分でなく、また耐衝撃性に劣るという問題がある。
【０００３】このような問題を解決する手段として、耐
衝撃性を向上させるためにアクリルゴム系重合体やＭＢ
Ｓ系樹脂からなる改質材を配合したり、二次成形性を改
善するためにメチルメタクリレートを主体とする重合体
からなる加工助剤を配合することが考えられ、これら改
質材及び加工助剤を配合した具体的な塩化ビニル系樹脂
組成物が従来より種々提案されている。
衝撃性を向上させるためにアクリルゴム系重合体やＭＢ
Ｓ系樹脂からなる改質材を配合したり、二次成形性を改
善するためにメチルメタクリレートを主体とする重合体
からなる加工助剤を配合することが考えられ、これら改
質材及び加工助剤を配合した具体的な塩化ビニル系樹脂
組成物が従来より種々提案されている。
【０００４】しかし、塩化ビニル系樹脂の耐衝撃性およ
び二次成形性は、前記の改質材や加工助剤によりある程
度は改善されるものの、真空成形や圧空成形などの二次
成形においては用いる加工助剤の分子量、添加部数によ
り成形品に偏肉が生じやすくなったり、金型通りの寸法
形状が得難くなったり、また熱変形温度が大きく低下し
て成形品の耐熱性が不十分となるなどの問題があった。
従って、このような現象が生じない塩化ビニル系樹脂組
成物が強く望まれるところであった。
び二次成形性は、前記の改質材や加工助剤によりある程
度は改善されるものの、真空成形や圧空成形などの二次
成形においては用いる加工助剤の分子量、添加部数によ
り成形品に偏肉が生じやすくなったり、金型通りの寸法
形状が得難くなったり、また熱変形温度が大きく低下し
て成形品の耐熱性が不十分となるなどの問題があった。
従って、このような現象が生じない塩化ビニル系樹脂組
成物が強く望まれるところであった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の欠点を
解決した塩化ビニル系樹脂組成物を提供するために鋭意
検討した結果、完成したものである。すなわち本発明の
要旨は、下記（Ａ）、（Ｂ）および（Ｃ）成分を含有し
てなる塩化ビニル系樹脂組成物にある。
解決した塩化ビニル系樹脂組成物を提供するために鋭意
検討した結果、完成したものである。すなわち本発明の
要旨は、下記（Ａ）、（Ｂ）および（Ｃ）成分を含有し
てなる塩化ビニル系樹脂組成物にある。
【０００６】 （Ａ）ポリ塩化ビニル樹脂 １００重量部 （Ｂ）メチルメタクリレート７０〜９５重量％とブチルメタクリレート５〜３０ 重量％からなり、重量平均分子量が２００万〜５００万の共重合体 ５〜１８重量部 （Ｃ）下記（Ｃ1 ）、（Ｃ2 ）または（Ｃ3 ）から選ばれた樹脂。
【０００７】（Ｃ1 ）エチレンモノマが１〜８重量％共
重合されている塩化ビニル樹脂共重合体 ５
〜３０重量部 （Ｃ2 ）酢酸ビニルモノマが１〜１０重量％共重合され
ている塩化ビニル樹脂共重合体 ５〜３０重量部 （Ｃ3 ）重量平均分子量が１５万〜５０万のエチレン−
酢酸ビニル共重合体１〜 ５重量部 以下、本発明をさらに詳細に説明する。
重合されている塩化ビニル樹脂共重合体 ５
〜３０重量部 （Ｃ2 ）酢酸ビニルモノマが１〜１０重量％共重合され
ている塩化ビニル樹脂共重合体 ５〜３０重量部 （Ｃ3 ）重量平均分子量が１５万〜５０万のエチレン−
酢酸ビニル共重合体１〜 ５重量部 以下、本発明をさらに詳細に説明する。
【０００８】本発明組成物における主要成分であるポリ
塩化ビニル樹脂は、実質上塩化ビニルモノマのみからな
るものであって、通常の直鎖型塩化ビニル樹脂、または
塩素化塩化ビニル樹脂であっても有効に使用できる。通
常の直鎖型塩化ビニル樹脂としては例えば平均重合度７
００〜１，１００のものを用いることができる。
塩化ビニル樹脂は、実質上塩化ビニルモノマのみからな
るものであって、通常の直鎖型塩化ビニル樹脂、または
塩素化塩化ビニル樹脂であっても有効に使用できる。通
常の直鎖型塩化ビニル樹脂としては例えば平均重合度７
００〜１，１００のものを用いることができる。
【０００９】このポリ塩化ビニル樹脂には各種添加剤を
添加することができ、例えば安定剤としては公知の有機
錫マレート系、含硫黄有機錫マレートなどの安定剤が用
いられ、添加部数はポリ塩化ビニル樹脂１００重量部に
対し１〜６重量部の範囲で用いられる。他の添加剤とし
ては、アクリル系、ＭＢＳ系などの衝撃改良剤、滑剤、
充填剤、顔料、染料などが適宜重量部数添加される。
添加することができ、例えば安定剤としては公知の有機
錫マレート系、含硫黄有機錫マレートなどの安定剤が用
いられ、添加部数はポリ塩化ビニル樹脂１００重量部に
対し１〜６重量部の範囲で用いられる。他の添加剤とし
ては、アクリル系、ＭＢＳ系などの衝撃改良剤、滑剤、
充填剤、顔料、染料などが適宜重量部数添加される。
【００１０】本発明においては、ポリ塩化ビニル樹脂１
００重量部に対して、メチルメタクリレート７０〜９５
重量％とブチルメタクリレート５〜３０重量％からな
り、重量平均分子量が２００万〜５００万の共重合体
と、下記（Ｃ1 ）、（Ｃ2 ）または（Ｃ3 ）から選ばれ
た樹脂とを併用することが特に肝要である。
００重量部に対して、メチルメタクリレート７０〜９５
重量％とブチルメタクリレート５〜３０重量％からな
り、重量平均分子量が２００万〜５００万の共重合体
と、下記（Ｃ1 ）、（Ｃ2 ）または（Ｃ3 ）から選ばれ
た樹脂とを併用することが特に肝要である。
【００１１】（Ｃ1 ）エチレンモノマが１〜８重量％共
重合されている塩化ビニル樹脂共重合体 ５〜３
０重量部 （Ｃ2 ）酢酸ビニルモノマが１〜１０重量％共重合され
ている塩化ビニル樹脂共重合体 ５〜３０重量部 （Ｃ3 ）重量平均分子量が１５万〜５０万のエチレン−
酢酸ビニル共重合体１〜 ５重量部
重合されている塩化ビニル樹脂共重合体 ５〜３
０重量部 （Ｃ2 ）酢酸ビニルモノマが１〜１０重量％共重合され
ている塩化ビニル樹脂共重合体 ５〜３０重量部 （Ｃ3 ）重量平均分子量が１５万〜５０万のエチレン−
酢酸ビニル共重合体１〜 ５重量部
【００１２】メチルメタクリレートとブチルメタクリレ
ートとの共重合体は、主として真空成形や圧空成形など
の二次成形において、成形品の偏肉防止に効果があり、
添加部数は５〜１８重量部の範囲で用いることが肝要で
ある。添加部数が５重量部未満、あるいは分子量が２０
０万未満であると偏肉が生じ易くなり好ましくなく、ま
た添加部数が１８重量部を超え、あるいは分子量が５０
０万を超えると成形品の寸法形状が金型通りになりにく
くなり、好ましくない。
ートとの共重合体は、主として真空成形や圧空成形など
の二次成形において、成形品の偏肉防止に効果があり、
添加部数は５〜１８重量部の範囲で用いることが肝要で
ある。添加部数が５重量部未満、あるいは分子量が２０
０万未満であると偏肉が生じ易くなり好ましくなく、ま
た添加部数が１８重量部を超え、あるいは分子量が５０
０万を超えると成形品の寸法形状が金型通りになりにく
くなり、好ましくない。
【００１３】第３成分である（Ｃ1 ）、（Ｃ2 ）または
（Ｃ3 ）は、主として真空成形や圧空成形などの二次成
形において、成形品の寸法形状が金型通りになり易くす
る効果がある。（Ｃ1 ）のエチレンモノマが１〜８重量
％共重合されている塩化ビニル樹脂共重合体は、添加部
数５〜３０重量部の範囲で用いることが肝要であり、添
加部数が５重量部未満であると成形品の寸法形状が金型
通りになりにくく好ましくなく、また添加部数が３０重
量部超えると熱変形温度が大きく低下し好ましくない。
またエチレンモノマ量が１重量％未満では柔軟性付与効
果がなく、１０重量％を超えると熱変形温度が大きく低
下し好ましくない。
（Ｃ3 ）は、主として真空成形や圧空成形などの二次成
形において、成形品の寸法形状が金型通りになり易くす
る効果がある。（Ｃ1 ）のエチレンモノマが１〜８重量
％共重合されている塩化ビニル樹脂共重合体は、添加部
数５〜３０重量部の範囲で用いることが肝要であり、添
加部数が５重量部未満であると成形品の寸法形状が金型
通りになりにくく好ましくなく、また添加部数が３０重
量部超えると熱変形温度が大きく低下し好ましくない。
またエチレンモノマ量が１重量％未満では柔軟性付与効
果がなく、１０重量％を超えると熱変形温度が大きく低
下し好ましくない。
【００１４】（Ｃ2 ）の酢酸ビニルモノマが１〜１０重
量％共重合されている塩化ビニル樹脂共重合体の添加部
数および共重合比についてもほぼ同様のことがいえる。
（Ｃ3 ）の重量平均分子量が１５万〜５０万のエチレン
−酢酸ビニル共重合体としては酢酸ビニル含量が約６０
〜８０重量％のものを好適に用いることができ、添加部
数は１〜５重量部の範囲とする。１重量部未満では成形
品の寸法形状を金型通りにする効果が小さく、５重量部
を超えると熱変形温度が大きく低下する。 本発明の塩
化ビニル系樹脂組成物は、特に板として有用なものであ
り、板への加工法は、任意ギヤツプのＴダイなどにて押
出しする方法、またはカレンダーシートを希望の厚さに
なるよう任意の枚数積層して、プレス機で熱圧着する方
法などで良い。
量％共重合されている塩化ビニル樹脂共重合体の添加部
数および共重合比についてもほぼ同様のことがいえる。
（Ｃ3 ）の重量平均分子量が１５万〜５０万のエチレン
−酢酸ビニル共重合体としては酢酸ビニル含量が約６０
〜８０重量％のものを好適に用いることができ、添加部
数は１〜５重量部の範囲とする。１重量部未満では成形
品の寸法形状を金型通りにする効果が小さく、５重量部
を超えると熱変形温度が大きく低下する。 本発明の塩
化ビニル系樹脂組成物は、特に板として有用なものであ
り、板への加工法は、任意ギヤツプのＴダイなどにて押
出しする方法、またはカレンダーシートを希望の厚さに
なるよう任意の枚数積層して、プレス機で熱圧着する方
法などで良い。
【００１５】
【実験例】以下、本発明を実験例に基づき、更に詳細に
説明する。 （実施例１）平均重合度７８０のポリ塩化ビニル樹脂１
００重量部に対し、ジブチル錫マレートポリマー３．０
重量部、アクリル系衝撃改良剤１５重量部を添加し、メ
チルメタクリレート８３重量％とブチルメタクリレート
１７重量％からなる共重合体（以下Ｂと略記する）およ
びエチレンモノマが１〜８重量％共重合されている塩化
ビニル樹脂共重合体（以下Ｃ1 と略記する）の添加量、
分子量を表１に示すように変化させて、真空成形性、熱
変形温度を評価した。その結果を表１に示す。試料作成
方法は、圧延温度１９０℃、圧延速度２０ｍ／ｍｉｎで
０．８ｍｍ厚に圧延してカレンダーシートを作製し、本
カレンダーシート４枚をプレス機で熱圧着し３ｍｍ厚の
板を作製した。
説明する。 （実施例１）平均重合度７８０のポリ塩化ビニル樹脂１
００重量部に対し、ジブチル錫マレートポリマー３．０
重量部、アクリル系衝撃改良剤１５重量部を添加し、メ
チルメタクリレート８３重量％とブチルメタクリレート
１７重量％からなる共重合体（以下Ｂと略記する）およ
びエチレンモノマが１〜８重量％共重合されている塩化
ビニル樹脂共重合体（以下Ｃ1 と略記する）の添加量、
分子量を表１に示すように変化させて、真空成形性、熱
変形温度を評価した。その結果を表１に示す。試料作成
方法は、圧延温度１９０℃、圧延速度２０ｍ／ｍｉｎで
０．８ｍｍ厚に圧延してカレンダーシートを作製し、本
カレンダーシート４枚をプレス機で熱圧着し３ｍｍ厚の
板を作製した。
【００１６】評価方法 （１）真空成形性の評価 真空成形機（三和興業社製）を使用して、加工温度１９
０℃で２４０×２４０×３ｍｍの真空成形用プレートを
高さ８０ｍｍ、幅１５０ｍｍ、奥行１００ｍｍの直方体
の金型、ネル布を貼付けたプラグを用いて真空成形し、
得られた成形体を次の基準により評価した。
０℃で２４０×２４０×３ｍｍの真空成形用プレートを
高さ８０ｍｍ、幅１５０ｍｍ、奥行１００ｍｍの直方体
の金型、ネル布を貼付けたプラグを用いて真空成形し、
得られた成形体を次の基準により評価した。
【００１７】・偏肉 ○：肉厚の極端に薄い箇所が
生じない。 ×：肉厚の極端に薄い箇所が生じる。 ・寸法制度 ○：金型通りの寸法形状が得られる。 △：コーナー部の寸法が不十分。 ×：金型通りの寸法形状が得られない。 （２）熱変形温度 ＪＩＳ Ｋ−６７４５に準拠して測定した。
生じない。 ×：肉厚の極端に薄い箇所が生じる。 ・寸法制度 ○：金型通りの寸法形状が得られる。 △：コーナー部の寸法が不十分。 ×：金型通りの寸法形状が得られない。 （２）熱変形温度 ＪＩＳ Ｋ−６７４５に準拠して測定した。
【００１８】
【表１】
【００１９】本発明品に相当する実験例Ｎｏ．５、１０
および１１は熱変形温度の低下がなく、真空成形や圧空
成形などの二次成形において、成形品に偏肉が生じず金
型通りの寸法形状の製品を得ることができた。Ｂ、Ｃ1
の共重合体の分子量または添加量が本発明の範囲外のも
のは、熱変形温度の大きな低下、成形品の偏肉、寸法精
度のいずれか一つは不満足な結果を示した。
および１１は熱変形温度の低下がなく、真空成形や圧空
成形などの二次成形において、成形品に偏肉が生じず金
型通りの寸法形状の製品を得ることができた。Ｂ、Ｃ1
の共重合体の分子量または添加量が本発明の範囲外のも
のは、熱変形温度の大きな低下、成形品の偏肉、寸法精
度のいずれか一つは不満足な結果を示した。
【００２０】（実施例２）実施例１におけるＣ1 成分に
かえて、酢酸ビニルモノマが１〜１０重量％共重合され
ている塩化ビニル樹脂共重合体（以下Ｃ2 と略記する）
の添加量を変化させて同様の評価を行ったところ、表１
に示す結果とほぼ同じ結果が得られた。
かえて、酢酸ビニルモノマが１〜１０重量％共重合され
ている塩化ビニル樹脂共重合体（以下Ｃ2 と略記する）
の添加量を変化させて同様の評価を行ったところ、表１
に示す結果とほぼ同じ結果が得られた。
【００２１】（実施例３）実施例１におけるＣ1 成分に
かえて、酢酸ビニル含量が７０重量％のエチレン−酢酸
ビニル共重合体（以下Ｃ3 と略記する）の添加量および
分子量を表２に示すように変化させて同様の評価を行っ
た。その結果を表２に示す。
かえて、酢酸ビニル含量が７０重量％のエチレン−酢酸
ビニル共重合体（以下Ｃ3 と略記する）の添加量および
分子量を表２に示すように変化させて同様の評価を行っ
た。その結果を表２に示す。
【００２２】
【表２】
【００２３】本発明品に相当する実験例Ｎｏ．２５、３
０および３１は熱変形温度の低下がなく、真空成形や圧
空成形などの二次成形において、成形品に偏肉が生じず
金型通りの寸法形状の製品を得ることができた。
０および３１は熱変形温度の低下がなく、真空成形や圧
空成形などの二次成形において、成形品に偏肉が生じず
金型通りの寸法形状の製品を得ることができた。
【００２４】
【発明の効果】本発明は以上述べたように、特定の共重
合体をポリ塩化ビニル樹脂に特定量組合せ添加すること
により、熱変形温度の大きな低下がなく、真空成形や圧
空成形などの二次成形性において、成形品に偏肉が生じ
にくく、金型通りの寸法形状になり易い製品を得ること
ができる。
合体をポリ塩化ビニル樹脂に特定量組合せ添加すること
により、熱変形温度の大きな低下がなく、真空成形や圧
空成形などの二次成形性において、成形品に偏肉が生じ
にくく、金型通りの寸法形状になり易い製品を得ること
ができる。
Claims (1)
- 【請求項１】 下記（Ａ）、（Ｂ）および（Ｃ）成分を
含有してなる塩化ビニル系樹脂組成物。 （Ａ）ポリ塩化ビニル樹脂 １００重量部 （Ｂ）メチルメタクリレート７０〜９５重量％とブチルメタクリレート５〜３０ 重量％からなり、重量平均分子量が２００万〜５００万の共重合体 ５〜１８重量部 （Ｃ）下記（Ｃ1 ）、（Ｃ2 ）または（Ｃ3 ）から選ばれた樹脂。 （Ｃ1 ）エチレンモノマが１〜８重量％共重合されている塩化ビニル樹脂共 重合体 ５〜３０重量部 （Ｃ2 ）酢酸ビニルモノマが１〜１０重量％共重合されている塩化ビニル樹 脂共重合体 ５〜３０重量部 （Ｃ3 ）重量平均分子量が１５万〜５０万のエチレン−酢酸ビニル共重合体 １〜 ５重量部
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3408895A JPH08231799A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | 塩化ビニル系樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3408895A JPH08231799A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | 塩化ビニル系樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08231799A true JPH08231799A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12404525
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3408895A Pending JPH08231799A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | 塩化ビニル系樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08231799A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000281853A (ja) * | 1999-03-31 | 2000-10-10 | Tsutsunaka Plast Ind Co Ltd | オフセット印刷カード用樹脂組成物およびオフセット印刷カード |
| JP2011080031A (ja) * | 2009-03-25 | 2011-04-21 | Sekisui Chem Co Ltd | 塩素含有炭化水素樹脂組成物及び成形体 |
-
1995
- 1995-02-22 JP JP3408895A patent/JPH08231799A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000281853A (ja) * | 1999-03-31 | 2000-10-10 | Tsutsunaka Plast Ind Co Ltd | オフセット印刷カード用樹脂組成物およびオフセット印刷カード |
| JP2011080031A (ja) * | 2009-03-25 | 2011-04-21 | Sekisui Chem Co Ltd | 塩素含有炭化水素樹脂組成物及び成形体 |
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