JPH08231401A - マラリアの予防または治療薬 - Google Patents

マラリアの予防または治療薬

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JPH08231401A
JPH08231401A JP8015294A JP1529496A JPH08231401A JP H08231401 A JPH08231401 A JP H08231401A JP 8015294 A JP8015294 A JP 8015294A JP 1529496 A JP1529496 A JP 1529496A JP H08231401 A JPH08231401 A JP H08231401A
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JP
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riminophenazine
malaria
dihydro
bis
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JP8015294A
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Constance Elizabeth Medlen
エリザベス メドレン コンスタンス
Ronald Anderson
アンダーソン ロナルド
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Adcock Ingram Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】 本発明は、寄生虫感染治療のための医薬
品の製造におけるリミノフェナジンの使用を提供する。
クロロキンまたはメフロキンなどの公知の抗マラリア薬
も投与することができる。リミノフェナジンは下記一般
式(I)の化合物である。 【化1】 (式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、
アルコキシ基およびトリフルオロメチル基から選択さ
れ;R2は水素原子またはハロゲン原子から選択され;
3は水素原子、アルキル基、置換アルキル基、シクロ
アルキル基、シクロアルキルアルキル基、未置換複素環
基、置換複素環基、未置換複素環アルキル基および置換
複素環アルキル基から選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆虫活性;寄生虫
に対して使用される治療ならびに物質または組成物;な
らびに、寄生虫に対する予防または治療用の医薬品の製
造における物質または組成物の使用に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】寄生虫によって起こる
治療上の問題は、寄生虫が患者治療に使用される医薬品
に対して耐性となることである。その耐性は生来のもの
であったり、あるいは後天的に獲得される場合もある。
マラリアが流行している諸国で生じている世界的問題
は、マラリアの予防または治療に使用されてきた医薬品
に対する抵抗性が強くなっているという点である。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、リミノフ
ェナジン(riminophenazine)が、マラ
リアなどの寄生虫によって生じる疾病に対しての予防ま
たは治療活性を有することを見いだした。そこで、本発
明は、寄生虫によって生じる感染の治療に使用される物
質または組成物であって、リミノフェナジンまたはリミ
ノフェナジンを含有する組成物を提供する。その物質ま
たは組成物は、予防および/または治療に使用すること
ができる。
【0004】本発明はさらに、蚊などの飛翔昆虫が媒介
するマラリア等の寄生虫によって生じる感染を治療する
ための医薬品の製造におけるリミノフェナジンの使用を
も提供する。
【0005】本発明はさらに、寄生虫によって生じるヒ
トまたは動物の身体の感染の予防および/または治療の
方法であって、ヒトまたは動物の身体への有効量のリミ
ノフェナジン投与を有してなる方法をも提供するもので
ある。
【0006】リミノフェナジンは、ベンゼン環の一つに
置換イミノ基を有するフェナジンである。そのイミノ基
が、2位(または命名法によっては3位)にあって、フ
ェナジンの窒素原子が5位および10位にあるものを好
適なものとして挙げることができる。イミノ基を有する
ベンゼン環と同じベンゼン環にアミノ基をも有するもの
が好適であり、そのアミノ基が3位(または命名法によ
っては2位)にあるものが好ましい。好ましいリミノフ
ェナジンとしては、2−(置換イミノ)−3−(置換ア
ミノ)−10−アリール基(使用する命名法によって
は、3−(置換イミノ)−2−(置換アミノ)−10−
アリール基)を有し、適宜に7位または8位にさらに置
換基を有するものが挙げられる。それはすなわち、下記
(I)の一般式の化合物である。
【0007】
【化2】 ケミカルアブストラクツで使用されている命名法に従う
と、そのような化合物の名称は、7−(R2)−3−
(R4 n−アニリノ)−10−(R1 n−フェニル)−2,
10−ジヒドロ−2−(R3−イミノ)−フェナジンと
なる。
【0008】
【発明の実施の形態】リミノフェナジンは、酸付加塩な
どの医薬的に許容される塩の形で本発明に使用すること
ができる。
【0009】一般式(I)において、R1は水素原子、
ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基またはトリフ
ルオロメチル基であり、R2は水素原子またはハロゲン
原子であり、R3は水素原子、アルキル基、置換アルキ
ル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、
あるいは置換または未置換の複素環基または複素環アル
キル基から選択され、R4は水素原子、ハロゲン原子、
アルキル基、アルコキシ基またはトリフルオロメチル基
であり、nは1、2または3である。
【0010】例えば、R1およびR4としては、水素原
子、塩素原子、メチル基、イソプロピル基、メトキシ基
またはトリフルオロメチル基を挙げることができる。R
1およびR4の置換位置としては、3位および/または4
位が好ましい。nが2または3である場合、1つのフェ
ニル基に複数の置換基が置換されるが、同一フェニル基
上の複数の置換基は同一でも異なっていてもよい。例え
ば、nが2であり、2個のR1が同一フェニル基のベン
ゼン環にあるとき、2つのR1は同一でも、異なってい
てもよい。R2は、好ましくは水素原子または塩素原子
である。
【0011】上記式(I)におけるR3としては、例え
ば水素原子、C1〜C4の低級アルキル基(例えば、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基またはイソプロピル
基)、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペン
チル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、メチル
シクロヘキシル基、ヒドロキシシクロヘキシル基、シク
ロオクチル基、シクロドデシル基、N,N−ジアルキル
アミノアルキル基、シクロヘキシルメチル基、ピペリジ
ル基、アルキル置換ピペリジル基またはベンジル置換ピ
ペリジル基などを挙げることができる。
【0012】上記式(I)中のR3としては、テトラメ
チルピペリジル(TMP)基、例えば4−TMP基(す
なわち4−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジル
基)が好ましい。R3に関して他の好ましい基として
は、シクロヘキシル基およびN,N−ジエチルアミノプ
ロピル基がある。
【0013】一般式(I)の化合物は、寄生虫によって
生じるヒトまたは動物の身体の感染、特にマラリアの治
療法に使用することができる。リミノフェナジンは、そ
のような感染の予防および治療に使用することができ
る。
【0014】本発明は、特に、寄生虫によって生じる感
染、特にマラリア感染の治療のための医薬品の製造にお
ける式(I)の化合物の使用を提供するものである。リ
ミノフェナジンは単独でまたは駆虫活性を有する他の化
合物との併用で使用することができる。そのような治療
は、リミノフェナジンと別の駆虫性化合物とを含有する
単一の組成物によって、あるいは一方がリミノフェナジ
ンを含有する組成物で他方が別の駆虫性化合物を含有す
る組成物という別々の組成物によって行うことができ
る。
【0015】従って本発明はさらに、(a)リミノフェ
ナジンおよび(b)別の駆虫性化合物を含有してなる医
薬組成物をも提供する。キャリアや希釈剤があってもよ
い。
【0016】駆虫性化合物の例としては、マラリアの治
療または予防に使用される化合物があり、例えば、クロ
ロキン(すなわち、7−クロロ−4−キノリニル−
N’,N’−ジエチル−1,4−ペンタンジアミン)お
よびメフロキン(すなわち、(R,S)(±)α−2−
ピペリジニル−2,8−ビス(トリフルオロメチル)−
4−キノリンメタノール塩酸塩)などである。
【0017】従って本発明は特に、リミノフェナジンと
クロロキンまたはメフロキンの混合物とさらに医薬用キ
ャリアまたは希釈剤を含有する医薬組成物を含むもので
ある。
【0018】その組成物は、例えば錠剤、カプセル、溶
液、無菌溶液などの適切な形のものであることができ
る。それの投与は、経口、静注、経皮その他の適切な方
法で行うことができる。代表的な組成物には、1以上の
不活性キャリアとともに、有効成分を約50〜2000
mg含有させることができ、通常は100〜600m
g、例えば150〜300mg含有させることができ
る。当業界で知られている適切なキャリアを使用するこ
とができる。予防用には、平均的な成人の場合で、リミ
ノフェナジンは、1週間あたり約5〜30mg/kgと
なるような1日の用量で投与することができ、通常は1
週間あたり10〜20mg/kgとなるような1日の用
量で投与することができる。治療の場合、用量をかなり
上昇させて、例えば1日当たり100〜200mgの量
とすることができる。
【0019】その組成物中のリミノフェナジンは、好ま
しくは前記式(I)のもので、R1、R2、R3、R4およ
びnは前記と同じ意味を持つものである。
【0020】上記式(I)において好ましいR1および
4の例としては、水素原子、塩素原子、メチル基およ
びトリフルオロメチル基がある。好ましいR2の例とし
ては、水素原子および塩素原子がある。好ましいR3
例としては、TMP、ピペリジル基、水素原子、アルキ
ル基、シクロアルキル基、ジアルキルアミノアルキル基
およびアルキルシクロアルキル基などである。
【0021】上記一般式(I)のリミノフェナジンの多
くが公知の化合物であり、その合成については、例えば
南アフリカ特許第57/1249号および第57/32
66号などの文献に記述されている。それ以外にも、リ
ミノフェナジンの製造に関する文献に記述の他の一般的
製造方法に従って製造することができる。
【0022】例えば、一般式(II)の1−アニリノ−2
−ニトロベンゼンを、例えばパラジウム炭素触媒の存在
下に水素によって、あるいは亜鉛と酢酸の系で還元し
て、一般式(III)の対応する1−アニリノ−2−アミ
ノベンゼン(すなわち、2−アミノ−ジフェニルアミ
ン)を生成することができる。なお、それらの式中、R
1、R2およびnは、上記で定義した意味を有する。40
〜55℃の温度での加熱が使用できる。
【0023】
【化3】
【0024】
【化4】 式(III)のジフェニルアミンを、例えば塩化第二鉄と
濃塩酸または酢酸を用いて酸化的に縮合して、一般式
(IV)のリミノフェナジンすなわち式(I)の化合物で
3が水素のものを生成することができる。溶媒として
はエチルアルコールを使用することができる。好ましく
は15℃以下の室温で撹拌する。
【0025】
【化5】 一般式(I)の他のリミノフェナジンは、R3−NH2
表されるアミンとの反応によって一般式(IV)のリミノ
フェナジンから生成することができる。ジオキサン溶液
で、反応系を3〜5時間還流させる必要がある場合があ
る。
【0026】原料である1−アニリノ−2−ニトロベン
ゼンは、5位にR2基を有する2−ハロ−ニトロベンゼ
ンを、フェニル基のベンゼン環にR1置換基を有する置
換アニリンと反応させることによって得ることができ
る。その反応は、反応系のジメチルホルムアミド溶液を
沸騰させながら、無水炭酸カリウムの存在下に行うこと
ができる。
【0027】一般式(I)の化合物の具体的な例を以下
の表1〜表3に示した。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】 以上の表において、R3が4'-TMPの場合、TMP基は4-(2,
2,6,6-テトラメチルピペリジン)基であり、Meはメチル
基の略称として使用されたものである。また、基名の前
の番号は置換位置を示す。
【0031】表1〜3の化合物のいくつかの化学名を以
下に示す。 B663 N,5−ビス−(4−クロロフェニル)−3,5−ジヒ
ドロ−3−[(1−メチルエチル)イミノ]−2−フェ
ナジンアミン; B669 N,5−ビス(フェニル)−3,5−ジヒドロ−3−
(シクロヘキシルイミノ)−2−フェナジンアミン; B796 N,5−ビス−フェニル−3,5−ジヒドロ−3−(シ
クロペンチルイミノ)−2−フェナジンアミン; B3677 N,5−ビス(4−メチルフェニル)−3,5−ジヒド
ロ−3−(シクロヘキシルイミノ)−2−フェナジンア
ミン; B3763 N,5−ビス(フェニル)−3,5−ジヒドロ−3−
[(シクロヘキシルメチル)イミノ]−2−フェナジン
アミン; B3779 N,5−ビス(4−クロロフェニル)−3,5−ジヒド
ロ−3−[(4−ジエチルアミノ−2−メチルブチル)
イミノ]−2−フェナジンアミン; B3962 N,5−ビス(フェニル)−3,5−ジヒドロ−3−
[(2’,2’,6’,6’−テトラメチル−4−ピペ
リジル)イミノ]−2−フェナジンアミン; B4070 N,5−ビス(4−メチルフェニル)−3,5−ジヒド
ロ−3−[(4−ピペリジル)イミノ]−2−フェナジ
ンアミン; B4100 N,5−ビス(3,4−ジクロロフェニル)−3,5−
ジヒドロ−3−[(2’,2’,6’,6’−テトラメ
チル−4−ピペリジル)イミノ]−2−フェナジンアミ
ン; B4103 N,5−ビス(4−トリフルオロメチルフェニル)−
3,5−ジヒドロ−3−[(2’,2’,6’,6’−
テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]−2−フェナ
ジンアミン; B4104 N,5−ビス(4−クロロフェニル)−8−クロロ−
3,5−ジヒドロ−3−(シクロヘキシルイミノ)−2
−フェナジンアミン; B4112 N,5−ビス(3−クロロフェニル)−3,5−ジヒド
ロ−3−[(2’,2’,6’,6’−テトラメチル−
4−ピペリジル)イミノ]−2−フェナジンアミン; B4121 N,5−ビス(3,5−ジクロロフェニル)−3,5−
ジヒドロ−3−[(2’,2’,6’,6’−テトラメ
チル−4−ピペリジル)イミノ]−2−フェナジンアミ
ン; B4123 N,5−ビス(3−クロロフェニル)−8−クロロ−
3,5−ジヒドロ−3−[(2’,2’,6’,6’−
テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]−2−フェナ
ジンアミン; B4126 N,5−ビス(3−トリフルオロメチル−4−フェニ
ル)−3,5−ジヒドロ−3−[(2’,2’,6’,
6’−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]−2−
フェナジンアミン; B4127 N,5−ビス(3−トリフルオロメチルフェニル)−8
−クロロ−3,5−ジヒドロ−3−[(2’,2’,
6’,6’−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]
−2−フェナジンアミン; B4154 N,5−ビス(3,4−ジクロロフェニル)−3,5−
ジヒドロ−3−[(3’−(N,N−ジエチルアミノ)
−プロピルイミノ]−2−フェナジンアミン; B4158 N,5−ビス(4−イソプロピルフェニル)−3,5−
ジヒドロ−3−[(2’,2’,6’,6’−テトラメ
チル−4−ピペリジル)イミノ]−2−フェナジンアミ
ン; B4159 N,5−ビス(4−イソプロピルフェニル)−8−クロ
ロ−3,5−ジヒドロ−3−[(2’,2’,6’,
6’−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]−2−
フェナジンアミン; B4163 N,5−ビス[(3−トリフルオロメチル)−4−クロ
ロフェニル]−3,5−ジヒドロ−3−[(2’,
2’,6’,6’−テトラメチルピペリジル)イミノ]
−2−フェナジンアミン; B4166 N,5−ビス(フェニル)−3,5−ジヒドロ−3−
(クロロオクチルイミノ)−2−フェナジンアミン; B4169 N,5−ビス(3,4,5−トリクロロフェニル)−
3,5−ジヒドロ−3−[(2’,2’,6’,6’−
テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]−2−フェナ
ジンアミン; B4170 N,5−ビス(フェニル)−3,5−ジヒドロ−3−
(シクロプロピルイミノ)−2−フェナジンアミン; B4171 N,5−ビス(フェニル)−3,5−ジヒドロ−3−
(シクロドデシルイミノ)−2−フェナジンアミン; B4172 N,5−ビス(フェニル)−3,5−ジヒドロ−3−
(シクロブチルイミノ)−2−フェナジンアミン; B4173 N,5−ビス(フェニル)−3,5−ジヒドロ−3−
[4’−(N−ベンジルピペリジル)イミノ)−2−フ
ェナジンアミン; B4174 N,5−ビス(4−メトキシフェニル)−3,5−ジヒ
ドロ−3−[(2’,2’,6’,6’−テトラメチル
−4−ピペリジル)イミノ]−2−フェナジンアミン; B4175 N,5−ビス(3,4−ジクロロフェニル)−3,5−
ジヒドロ−3−(シクロヘキシルイミノ)−2−フェナ
ジンアミン 寄生虫に感染したヒト赤血球を上記一般式(I)の化合
物で処理すると、寄生虫の駆虫性化合物に対する耐性の
反転(低下)、および/または駆虫活性、特に抗マラリ
ア活性を得るこができる。さらに、感染していないヒト
に上記一般式(I)の化合物を投与することによって、
寄生虫による感染に対する予防がなされる。
【0032】理論にとらわれずに見ると、式(I)の化
合物の驚くべき活性について考えられる理由としては、
リミノフェナジン介在によるPLA2(すなわち、ホス
ホリポーゼA2)活性の増強とP−糖蛋白のATPas
eの阻害との間に何らかの関係があるか、あるいはNa
+、K+、ATPase活性の長期阻害後の細胞ATP欠
乏の二次的結果としてP−糖蛋白の阻害が生じるという
ものがあり得る。そこで、主としてPLA2の活性化と
それによるリソホスホ脂質介在によるP−糖蛋白のAT
Pase活性阻害を介して、駆虫薬に対する耐性獲得と
逆の現象が生じるものと考えられる。それらのいずれの
機序も作用している可能性がある。
【0033】上記式(I)のリミノフェナジンは、イミ
ノ基を有している。それらの化合物は予想通り無毒性で
あり、in vitroで投与した場合に、強力な耐性変更活性
を有する。本発明者らは、それらの化合物が多剤耐性
(multi−drug resistance)を獲
得した細胞系における薬剤ポンプ活性を不活化すること
を認めている。
【0034】上記一般式(I)の化合物は、おおむね無
毒性であるとともに、発癌性も骨髄抑制性も持たない。
それらの化合物は、直接の抗腫瘍活性とともに、多剤耐
性変更力も有するものである。
【0035】マラリア原虫Plasmodium falcipariumに対
して良好な予防または治療活性を示しているリミノフェ
ナジンの代表的な具体例としては、B4112、すなわ
ちN,5−ビス(3−クロロフェニル)−3,5−ジヒ
ドロ−3−(4’−TMP−イミノ)−2−フェナジン
アミン;B4158、すなわちN,5−ビス(4−イソ
プロピルフェニル)−3,5−ジヒドロ−3−(4’−
TMP−イミノ]−2−フェナジンアミン;B412
1、すなわちN,5−ビス(3,5−ジクロロフェニ
ル)−3,5−ジヒドロ−3−(4’−TMP−イミ
ノ)−2−フェナジンアミン;B4100、すなわち
N,5−ビス(3,4−ジクロロフェニル)−3,5−
ジヒドロ−3−(4’−TMP−イミノ)−2−フェナ
ジンアミン;およびB669、すなわちN,5−ビス
(フェニル)−3,5−ジヒドロ−3−(シクロヘキシ
ルイミノ)−2−フェナジンアミンを挙げることができ
る。
【0036】以下の実施例で得られている実験結果の一
部を、図面に示しているが、そのうちの図1は、実施例
3に記載の実験における、クロロキン濃度に対するPlas
modium falciparumの薬剤耐性の阻害率(パーセント)
を示すグラフである。
【0037】さらに図2は、実施例4に記載の実験にお
けるリミノフェナジン濃度に対するPlasomdium falcipa
rumの薬剤耐性の阻害率(パーセント)を示すグラフで
ある。それは、その実施例で使用したリミノフェナジン
が直接的な抗マラリア活性を持つことを示している。
【0038】
【実施例】以下、実施例によって本発明を説明するが、
本発明はそれら実施例に限定されるものではない。 実施例1 B669によるPlasmodium falciparumのクロロキン耐
性の低下 B669は、N,5−ビス(フェニル)−3,5−ジヒ
ドロ−3−(シクロヘキシルイミノ)−2−フェナジン
アミンである。
【0039】マラリア原虫によるクロロキンに対する耐
性には、末端がPgH1である一種のP−糖蛋白相同蛋
白が介在していると考えられ、それは哺乳類の薬剤流注
ポンプ(drug afflux pump:多剤耐性
癌細胞系に存在するMDR−I)と類似している。その
種の耐性は、カルシウムチャンネル遮断薬であるベラパ
ミルによって低下し得るものである。しかしながら、in
vitroでその種の耐性を低下させる上で必要な用量のそ
のカルシウムチャンネル遮断薬によって、in vivoでは
重大な副作用が生じる。
【0040】Plasmodium falciparumにおけるクロロキ
ン耐性を低下させるリミノフェナジンの活性を、以下の
ようにして調べた。 (方法)P.falciparumの2つの実験室株(RB−1およ
びFab−9)を用いて、一連の予備実験を実施した。
それらの菌株は、ダーバンのメディカル・リサーチ・カ
ウンシル(Medical Research Council)から入手したも
のであり、それらはそこでクロロキンに対して軽い耐性
ないし感受性(薬剤の作用が及ぶこと)を有すると特性
決定されている。それらの単離株は、公知の方法にて
(Freese JA, Markus MBおよびGolenser J, 1991; Bull
etin of the World Health Organization 69:707-712に
記載のように)懸濁培地で維持した。
【0041】感染赤血球をヒトO陽性赤血球で希釈し
て、0.2〜0.9%の寄生虫血症とし、44mg/L
のヒポキサンチンおよび10%のヒトO型血清を含有す
るRPMIに3%で懸濁させた。その懸濁液の少量(1
00μl)ずつを96ウエルのマイクロタイタープレー
トのウエルに分注した。それらの懸濁液に、クロロキン
またはB669のいずれかを単独で含有するかあるいは
それらを両方含有する培地100μlを加えた。最終薬
剤濃度は、クロロキンについては31、62、125、
250、500および1000nMとし、B669につ
いては0.125、0.25、0.5および1.0μg
/mlとした。相当する溶媒対照を設けた。そのプレー
トを5%O2、5%CO2および90%N2の組成の気体
が充填されたデシケータ中で、38℃にて24時間イン
キュベートした。各ウエルからのサンプルを用いて薄層
血液標本を得て、ギームザ染色液で染色し、少なくとも
1つの寄生虫が感染した赤血球のパーセントを顕微鏡的
に求めた。 (結果)溶媒系は、感染細胞のパーセントに影響しなか
った。B669単独の場合、1.0μg/mlで、いず
れの菌株にも直接の効果があった。寄生虫血症のパーセ
ントは、未処理対照系の場合と差がなかったが、その濃
度では寄生虫の形態悪化が認められた(下記の表4に示
した通り)。しかしながら、その被験薬(B669)に
よって、クロロキンに対するクロロキン感受性株の感受
性上昇はなかった(表4)。それに対して、クロロキン
耐性株の場合、500nMのクロロキンに対する感受性
は0.25μg/mlのB669存在下に3倍まで上昇
し(下記の表5参照)、125nMのクロロキンに対し
ては0.125μg/mlのB669存在下に2倍まで
上昇した。それらの表において、ndは測定しなかった
ことを表す。 (結論)本試験の結果は、クロロキン耐性マラリアの治
療またはそれに対する予防において、リミノフェナジン
を使用できることを示していた。
【0042】
【表4】 *:寄生虫の形態が異常。
【0043】
【表5】 *:寄生虫の形態が異常。
【0044】実施例2 B669によるPlasmodium falciparumのクロロキン耐
性の低下顕微鏡観察で認められた実施例1に詳細に記載
した結果についての確認を、以下の実験により行った。 (方法)この実験でもやはり、実施例1で使用したもの
と同じ2つのP.falciparum株(RB−1およびFab−
9)を用いた。感染赤血球をヒトO陽性赤血球で希釈し
て、0.2〜0.9%の寄生虫血症とし、44mg/L
のヒポキサンチンおよび10%のヒト型血清を含有する
RPMIに3%で懸濁させた。その懸濁液の少量(10
0μl)ずつを96ウエルマイクロタイタープレートの
ウエルに分注した。それらの懸濁液に、クロロキンまた
はB669のいずれかを単独で含有するかあるいはクロ
ロキンとB669を両方含有する培地100μlを加え
た。相当する溶媒対照を設けた。プレートは非感染赤血
球を用いた陰性対照ウエルも含む。そのプレートを5%
2、5%CO2および90%N2の組成の気体が充填さ
れたデシケータ中で、38℃にてインキュベートした。
24時間後、各ウエルの培地100μlを、10%のヒ
ト血清および0.5μCiの3H−ヒポキサンチンを含
有しヒポキサンチンを含有しない培地100μlと入れ
換え、さらに18時間インキュベートした。次に、ウエ
ルの内容物をガラスファイバーフィルターで濾取した。
そのフィルターを蒸留水で洗浄し、乾燥後、ヘモグロビ
ンを重炭酸ナトリウム溶液に溶かし、シンチレーション
液4mlの入ったシンチレーションバイアルに入れて、
液体シンチレーションカウンターで5分間カウントし
た。 (結果)阻害パーセントを、以下のように計算した。
【0045】
【数1】阻害パーセント=100−[{CPM(薬剤処
理細胞)−CPM(陰性対照)}/{CPM(未処理細
胞)−CPM(陰性対照)}×100 この式中、CPMは、各処理についての1分当たりカウ
ント数の2回の測定値の平均である。阻害パーセントを
以下の表6および表7に示した。
【0046】
【表6】
【0047】
【表7】 溶媒系は感染細胞のパーセントに影響しなかった。表6
からわかる通り、クロロキン感受性株(Fab−9)だ
けがB669単独処理(0.125〜1.0μg/m
l)に対して感受性であって、被験薬(B669)はク
ロロキンに対するRB−1株の感受性を上昇させなかっ
た。表7からわかる通り、クロロキン耐性株の場合、2
50nMのクロロキンに対する感受性は、0.125〜
0.5μg/mlのB669存在下で3倍まで上昇し、
125nMのクロロキンに対する感受性は、0.5およ
び1.0μg/mlのB669存在下で10倍まで上昇
した。被験薬の効果は、31nMおよび62nMという
低濃度のクロロキンの場合でも認められた。 (考察)以上の結果は、実施例1の顕微鏡観察法で得ら
れた結果とともに、リミノフェナジンがマラリアにおけ
るクロロキン耐性を低下させる能力を有することを示し
ている。B669は、特にP.falciparumのクロロキン感
受性株の場合に、直接的な抗マラリア活性も有してい
た。 実施例3 B4112による、Plasmodium falciparumにおけるク
ロロキン耐性の低下 B4112が持つPlasmodium falciparumのクロロキン
耐性の低下活性について調べるため、以下の実験を行っ
た。 (方法)P.falciparumのクロロキン耐性株(FAC8)
を、ケープタウン大学のP.Smith博士から入手した(元
々は、オーストラリアのビクトリアにあるRoyal Melbou
rne HospitalのA.F.Cowman博士からのもの)。
【0048】マラリア感染赤血球(環状期)を、ヒトO
陽性赤血球と44mg/Lのヒポキサンチンおよび10
%のヒトA型血清を含有するRPMIとで希釈して、2
%の寄生虫血症とし、ヘマトクリット値を5%とした。
その懸濁液を96ウエルマイクロタイター培養プレート
に入れ、5%O2、5%CO2および90%N2の組成の
気体が充填されたデシケータ中で、61〜500nMの
クロロキンの濃度シリーズとともに、一定濃度のB41
12(100ng/ml)の存在下またはB4112不
在下に48時間インキュベートした。相当する溶媒対照
を設けた。
【0049】インキュベート期間終了後、各ウエルから
培地100μlを抜き取り、それに代えて10mMのト
リス、10mMのナトリウムアジドおよび150mMの
NaClを含む固定液を加えた。そのプレートを4℃で
終夜保存してから、各ウエルから得た25μlずつを、
濃度0.25μg/mlのチアゾールオレンジのリン酸
緩衝生理食塩水(PBS)0.5mlによって試験管中
で染色した。室温(暗所)で1時間インキュベートした
後、試験管を氷上に置き、Coulter Epics Profile II
(Coulter Electronics Ltd, Hialeah, PLA, USA)を用
いて、フローサイトメトリーによって、寄生虫血症のレ
ベルを求めた。 (結果)溶媒系は感染細胞のパーセントに影響しなかっ
た。クロロキン自体は、濃度250nM以上で寄生虫の
成長を阻害したが(図1)、B4112自体は100n
g/mlで寄生虫成長を27%まで阻害した。しかしな
がら、B4112(100ng/ml)は、図1でわか
るように、このP.falciparum株の125nMクロロキン
に対する感受性を33〜100%に上昇させた。 (結論)この実験において、B4112およびクロロキ
ンが相乗的に相互作用することは明らかである。
【0050】実施例4 リミノフェナジンの直接的な抗マラリア活性 以下の実験を行って、リミノフェナジンであるB66
9、B4100、B4103、B4112、B412
1、B4158およびB4169の実験用P.falciparum
株に対する直接的な抗マラリア活性について調べた。 (方法)実験用P.falciparum株(RB−1;ダーバンの
MRCのNational Malaria Research ProgrammeのB.L.S
harp博士から入手したもの)を維持した。
【0051】これらの実験においては、ヘマトクリット
値5.0%および初期寄生虫血症2.0%の培養マラリ
ア病原体を使用した。マラリア感染赤血球(環状期)
を、マイクロタイタープレートで、B669、B410
0、B4103、B4112、B4121、B4158
およびB4169の各々の濃度シリーズ(0.125〜
2μg/ml)とともに48時間インキュベートし、処
理を施して、実施例3に記載のように、フローサイトメ
ーターで分析を行った。 (結果)P.faliparumの増殖に対するB669、B41
00、B4103、B4112、B4121、B415
8およびB4169の効果は、図2から知ることができ
る。B669、B4103、B4112およびB415
8は、濃度0.5μg/mlで、そのマラリア原虫株の
増殖を50%を超える率で阻害し、その濃度での活性順
位は、図2からわかる通り、B4158>B4112>
B4103>B669であった。 (結論)以上の結果もやはり、クロロキン耐性マラリア
の予防処置に、フィミノフェナジン、特にB4158お
よびB4112を使用できることを示している。
【0052】実施例5 本発明の組成物のいくつかは、以下のようにして調製さ
れる。
【0053】
【表8】
【0054】
【表9】
【0055】
【表10】
【0056】
【表11】
【0057】
【発明の効果】本発明によって、寄生虫病原体における
薬剤耐性を低減化可能な薬剤、なかでも対マラリアの予
防または治療用の薬剤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例3で得られた寄生虫血症のレベルについ
ての結果を示す図である。
【図2】実施例4で得られた寄生虫血症のレベルについ
ての結果を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロナルド アンダーソン 南アフリカ共和国 0041 プレトリア ザ ウィロウズ フュールクリップ ストリ ート 506

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リミノフェナジンを有効成分として含有
    するマラリア予防または治療薬。
  2. 【請求項2】 リミノフェナジンが下記式(I)の化合
    物である請求項1記載のマラリア予防または治療薬。 【化1】 (式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、
    アルコキシ基およびトリフルオロメチル基から選択さ
    れ;R2は水素原子またはハロゲン原子から選択され;
    3は水素原子、アルキル基、置換アルキル基、シクロ
    アルキル基、シクロアルキルアルキル基、未置換複素環
    基、置換複素環基、未置換複素環アルキル基および置換
    複素環アルキル基から選択され;R4は水素原子、ハロ
    ゲン原子、アルキル基、アルコキシ基またはトリフルオ
    ロメチル基であり;nは1、2または3である。)
  3. 【請求項3】 リミノフェナジンが、N,5−ビス(フ
    ェニル)−3,5−ジヒドロ−3−(シクロヘキシルイ
    ミノ)−2−フェナジンアミンである請求項1記載のマ
    ラリアの予防または治療薬。
  4. 【請求項4】 予防または治療活性を有する他の抗マラ
    リア性化合物を更に含有する請求項1〜3のいずれかに
    記載のマラリアの予防または治療薬。
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