JPH08230980A - 土砂ホッパ− - Google Patents
土砂ホッパ−Info
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- JPH08230980A JPH08230980A JP7038600A JP3860095A JPH08230980A JP H08230980 A JPH08230980 A JP H08230980A JP 7038600 A JP7038600 A JP 7038600A JP 3860095 A JP3860095 A JP 3860095A JP H08230980 A JPH08230980 A JP H08230980A
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- sand
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 土砂の固結及び土砂ホッパ−の貯留部の内壁
への土砂の固着を有効に防止し得る土砂ホッパ−を提供
する。 【構成】 土砂ホッパ−６の内壁１０に土砂を滑らせる
ことが可能な滑動部材９が設けられている。内壁１０と
滑動部材９との間には膨張及び収縮を自在に行うエアバ
ック１１が介在されている。
への土砂の固着を有効に防止し得る土砂ホッパ−を提供
する。 【構成】 土砂ホッパ−６の内壁１０に土砂を滑らせる
ことが可能な滑動部材９が設けられている。内壁１０と
滑動部材９との間には膨張及び収縮を自在に行うエアバ
ック１１が介在されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、土砂が投入され貯留さ
れる土砂ホッパ−に関する。
れる土砂ホッパ−に関する。
【０００２】
【従来の技術】土木工事、特に、シ−ルド工事において
掘削された土砂は、土砂ホッパ−に投入され、土砂ホッ
パ−の底部に設けられた開口部を通して下方に落しこま
れ、ダンプカ−等に積載されて運搬される。また、ダン
プカ−等への積載作業が終了した際には、開口部に設け
られた開閉自在の開閉弁を閉じて、土砂ホッパ−に土砂
が貯留される。
掘削された土砂は、土砂ホッパ−に投入され、土砂ホッ
パ−の底部に設けられた開口部を通して下方に落しこま
れ、ダンプカ−等に積載されて運搬される。また、ダン
プカ−等への積載作業が終了した際には、開口部に設け
られた開閉自在の開閉弁を閉じて、土砂ホッパ−に土砂
が貯留される。
【０００３】従来、この土砂ホッパ−に貯留された土砂
は経時的に固結をしたり、土砂ホッパ−の内壁に固着す
る等して、土砂ホッパ−からの土砂の落しこみがスム−
ズに行われないという問題があった。そこで、固結した
土砂を粉砕したり、土砂ホッパ−の内壁に固着した土砂
を土砂ホッパ−から落しこむために、作業者が土砂ホッ
パ−内に入って作業を行ったり、土砂ホッパ−の上部か
ら作業者がケレン棒で土砂を落しこむ等の作業を行って
いた。
は経時的に固結をしたり、土砂ホッパ−の内壁に固着す
る等して、土砂ホッパ−からの土砂の落しこみがスム−
ズに行われないという問題があった。そこで、固結した
土砂を粉砕したり、土砂ホッパ−の内壁に固着した土砂
を土砂ホッパ−から落しこむために、作業者が土砂ホッ
パ−内に入って作業を行ったり、土砂ホッパ−の上部か
ら作業者がケレン棒で土砂を落しこむ等の作業を行って
いた。
【０００４】また、土砂ホッパ−の外壁にバイブレ−タ
を設け、土砂の固結や土砂ホッパ−の内壁への土砂の固
着を軽減していた。更に、土砂ホッパ−の内壁にゴムシ
−トを張り付け、ゴムシ−トと土砂との固着を軽減する
等の工夫もなされていた。
を設け、土砂の固結や土砂ホッパ−の内壁への土砂の固
着を軽減していた。更に、土砂ホッパ−の内壁にゴムシ
−トを張り付け、ゴムシ−トと土砂との固着を軽減する
等の工夫もなされていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の作業者によ
る固結した土砂の粉砕作業や、土砂ホッパ−の内壁に固
着した土砂を土砂ホッパ−から落しこむ等の作業は、多
大な時間と労力を要して行われていた。また、土砂ホッ
パ−外壁にバイブレ−タを設ける手段においては、バイ
ブレ−タの振動のみで貯留された土砂が十分に解され
ず、土砂の固結や土砂ホッパ−内壁への土砂の固着は有
効に防止できなかった。更に、土砂ホッパ−の内壁にゴ
ムシ−トを張り付ける手段においては、土砂ホッパ−内
壁への土砂の固着は軽減されるが、長時間にわたり土砂
ホッパ−内に土砂が貯留された場合等には土砂の固着が
有効に防止できなかった。本発明の目的は、上記従来の
問題点を解決し、土砂の固結および土砂ホッパ−の内壁
への土砂の固着を有効に防止し得る土砂ホッパ−を提供
することにある。
る固結した土砂の粉砕作業や、土砂ホッパ−の内壁に固
着した土砂を土砂ホッパ−から落しこむ等の作業は、多
大な時間と労力を要して行われていた。また、土砂ホッ
パ−外壁にバイブレ−タを設ける手段においては、バイ
ブレ−タの振動のみで貯留された土砂が十分に解され
ず、土砂の固結や土砂ホッパ−内壁への土砂の固着は有
効に防止できなかった。更に、土砂ホッパ−の内壁にゴ
ムシ−トを張り付ける手段においては、土砂ホッパ−内
壁への土砂の固着は軽減されるが、長時間にわたり土砂
ホッパ−内に土砂が貯留された場合等には土砂の固着が
有効に防止できなかった。本発明の目的は、上記従来の
問題点を解決し、土砂の固結および土砂ホッパ−の内壁
への土砂の固着を有効に防止し得る土砂ホッパ−を提供
することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１の土砂ホッパ−
は、土砂を投入して貯留を行う土砂ホッパ−において、
土砂ホッパ−の内壁の少なくとも一部に、土砂を滑らせ
ることが可能な滑動部材を設けるとともに、この滑動部
材を土砂ホッパ−の内壁に対し離反する方向に可動させ
ることが可能な駆動手段を設けたことを特徴とするもの
である。請求項２の土砂ホッパ−は、請求項１の土砂ホ
ッパ−において、前記土砂ホッパ−の内壁または外壁の
上部の少なくとも一部に前記滑動部材が固定されてお
り、前記駆動手段は、土砂ホッパ−の内壁と前記滑動部
材との間に介在され、膨張および収縮を自在に行うエア
バックを備えていることを特徴とするものである。請求
項３の土砂ホッパ−は、請求項１または２の土砂ホッパ
−において前記滑動部材はシ−ト状部材であることを特
徴とするものである。請求項４の土砂ホッパ−は、請求
項１〜３の土砂ホッパ−において、該土砂ホッパ−の上
方にＣＭＣ工法において用いられるスラリ−状固結材で
あるＣＭＣ溶液の供給装置が設けられていることを特徴
とするものである。
は、土砂を投入して貯留を行う土砂ホッパ−において、
土砂ホッパ−の内壁の少なくとも一部に、土砂を滑らせ
ることが可能な滑動部材を設けるとともに、この滑動部
材を土砂ホッパ−の内壁に対し離反する方向に可動させ
ることが可能な駆動手段を設けたことを特徴とするもの
である。請求項２の土砂ホッパ−は、請求項１の土砂ホ
ッパ−において、前記土砂ホッパ−の内壁または外壁の
上部の少なくとも一部に前記滑動部材が固定されてお
り、前記駆動手段は、土砂ホッパ−の内壁と前記滑動部
材との間に介在され、膨張および収縮を自在に行うエア
バックを備えていることを特徴とするものである。請求
項３の土砂ホッパ−は、請求項１または２の土砂ホッパ
−において前記滑動部材はシ−ト状部材であることを特
徴とするものである。請求項４の土砂ホッパ−は、請求
項１〜３の土砂ホッパ−において、該土砂ホッパ−の上
方にＣＭＣ工法において用いられるスラリ−状固結材で
あるＣＭＣ溶液の供給装置が設けられていることを特徴
とするものである。
【０００７】
【作用】請求項１の土砂ホッパ−においては、土砂ホッ
パ−の内壁の少なくとも一部に、土砂を滑らせることが
可能な滑動部材が設けられているため、土砂ホッパ−に
投入された土砂は、土砂ホッパ−内壁に固着することな
く土砂ホッパ−内に貯留され、土砂ホッパ−底部から下
方に落しこまれる。また、滑動部材を土砂ホッパ−の内
壁に対し離反する方向に可動させることが可能な駆動手
段が設けられているため、該駆動手段の駆動により土砂
ホッパ−内に貯留されている土砂が解され、土砂の固結
が有効に防止される。これにより、土砂ホッパ−内に貯
留されている土砂の下方への落しこみは、極めてスム−
ズに行われる。請求項２の土砂ホッパ−においては、請
求項１の土砂ホッパ−において、土砂ホッパ−の内壁の
上部外周縁の少なくとも一部に滑動部材の上縁が固定さ
れているため、土砂は土砂ホッパ−内壁の上部から下方
に向かって極めてスム−ズに供給される。また、駆動手
段は、土砂ホッパ−の内壁と滑動部材との間に介在さ
れ、膨張および収縮を自在に行うエアバックを備えてい
るため、該エアバックの膨張時に滑動部材が土砂ホッパ
−内壁に対し離反するよう可動し、エアバックの収縮時
に滑動部材が土砂ホッパ−内壁に対し接近するよう可動
する。このエアバックの膨張および収縮の作用により土
砂ホッパ−内に貯留されている土砂が解され、土砂の固
結が極めて有効に防止される。請求項３の土砂ホッパ−
においては、請求項１または２の土砂ホッパ−において
滑動部材がシ−ト状部材とされているため、極めて容易
に滑動部材を土砂ホッパ−内壁に設けることができる。
請求項４の土砂ホッパ−においては、請求項１〜３の土
砂ホッパ−において、土砂ホッパ−の上方にＣＭＣ工法
において用いられるスラリ−状固結材であるＣＭＣ溶液
の供給装置が設けられているため、ＣＭＣ溶液供給装置
によってＣＭＣ溶液を土砂ホッパ−に容易に供給でき
る。
パ−の内壁の少なくとも一部に、土砂を滑らせることが
可能な滑動部材が設けられているため、土砂ホッパ−に
投入された土砂は、土砂ホッパ−内壁に固着することな
く土砂ホッパ−内に貯留され、土砂ホッパ−底部から下
方に落しこまれる。また、滑動部材を土砂ホッパ−の内
壁に対し離反する方向に可動させることが可能な駆動手
段が設けられているため、該駆動手段の駆動により土砂
ホッパ−内に貯留されている土砂が解され、土砂の固結
が有効に防止される。これにより、土砂ホッパ−内に貯
留されている土砂の下方への落しこみは、極めてスム−
ズに行われる。請求項２の土砂ホッパ−においては、請
求項１の土砂ホッパ−において、土砂ホッパ−の内壁の
上部外周縁の少なくとも一部に滑動部材の上縁が固定さ
れているため、土砂は土砂ホッパ−内壁の上部から下方
に向かって極めてスム−ズに供給される。また、駆動手
段は、土砂ホッパ−の内壁と滑動部材との間に介在さ
れ、膨張および収縮を自在に行うエアバックを備えてい
るため、該エアバックの膨張時に滑動部材が土砂ホッパ
−内壁に対し離反するよう可動し、エアバックの収縮時
に滑動部材が土砂ホッパ−内壁に対し接近するよう可動
する。このエアバックの膨張および収縮の作用により土
砂ホッパ−内に貯留されている土砂が解され、土砂の固
結が極めて有効に防止される。請求項３の土砂ホッパ−
においては、請求項１または２の土砂ホッパ−において
滑動部材がシ−ト状部材とされているため、極めて容易
に滑動部材を土砂ホッパ−内壁に設けることができる。
請求項４の土砂ホッパ−においては、請求項１〜３の土
砂ホッパ−において、土砂ホッパ−の上方にＣＭＣ工法
において用いられるスラリ−状固結材であるＣＭＣ溶液
の供給装置が設けられているため、ＣＭＣ溶液供給装置
によってＣＭＣ溶液を土砂ホッパ−に容易に供給でき
る。
【０００８】
【実施例】以下、図面を参照して実施例について説明す
る。図１は本発明の実施例に係わる土砂ホッパ−の断面
図を示すものである。
る。図１は本発明の実施例に係わる土砂ホッパ−の断面
図を示すものである。
【０００９】図１に示されるように土砂ホッパ−６は、
土砂を投入し貯留する略すり鉢状の貯留部７を備えてい
る。貯留部７に投入された土砂は貯留部７の底部の開口
部８を通して下方に落しこまれ、ダンプカ−等の積載部
に積載され運搬される。また、ダンプカ−等への積載作
業が終了した際等には、開口部８に設けられた開閉自在
の開閉弁（図示略）を閉じて、貯留部７に土砂が貯留さ
れる。
土砂を投入し貯留する略すり鉢状の貯留部７を備えてい
る。貯留部７に投入された土砂は貯留部７の底部の開口
部８を通して下方に落しこまれ、ダンプカ−等の積載部
に積載され運搬される。また、ダンプカ−等への積載作
業が終了した際等には、開口部８に設けられた開閉自在
の開閉弁（図示略）を閉じて、貯留部７に土砂が貯留さ
れる。
【００１０】貯留部７の上部内周縁に、土砂を滑らせる
ことが可能な２枚または３枚、または複数枚の滑動部材
９（本実施例では適宜の厚さを持つエラストマ−シ−
ト）が設けられており、これら複数枚のシ−ト状の滑動
部材９は、上縁が接着剤によってそれぞれ貯留部７の内
壁１０に固定されている。貯留部７の内壁１０と滑動部
材９との間にはエアバック１１がそれぞれ介在されてい
る。エアバック１１は圧縮機１５の作動を制御する制御
盤１２を備えたエア−ホ−ス１４によって圧縮機１５と
接続されている。
ことが可能な２枚または３枚、または複数枚の滑動部材
９（本実施例では適宜の厚さを持つエラストマ−シ−
ト）が設けられており、これら複数枚のシ−ト状の滑動
部材９は、上縁が接着剤によってそれぞれ貯留部７の内
壁１０に固定されている。貯留部７の内壁１０と滑動部
材９との間にはエアバック１１がそれぞれ介在されてい
る。エアバック１１は圧縮機１５の作動を制御する制御
盤１２を備えたエア−ホ−ス１４によって圧縮機１５と
接続されている。
【００１１】本実施例においては、エアバック１１、制
御盤１２を備えたエア−ホ−ス１４、圧縮機１５を駆動
装置２１とする。
御盤１２を備えたエア−ホ−ス１４、圧縮機１５を駆動
装置２１とする。
【００１２】土砂ホッパ−６の上部には、ＣＭＣ工法に
おいて用いられるセメントミルク等のスラリ−状固結材
であるＣＭＣ溶液の供給装置２２が設けられている。即
ち、土砂ホッパ−６の貯留部７の上部内壁に沿ってＣＭ
Ｃ溶液注入用パイプ２３が一定間隔で６本設けられてい
る。ＣＭＣ溶液注入用パイプ２３の下端の開口２３ａは
貯留部７に対向している。ＣＭＣ溶液注入用パイプ２３
の上端の開口２３ｂは、ＣＭＣ溶液が注入されたＣＭＣ
溶解槽２４にホ−ス２５で接続されている。ホ−ス２５
には、ＣＭＣ溶液の流量を制御する流量調整弁等の流量
制御弁２６が設けられている。ＣＭＣ溶解槽２４には、
ＣＭＣ溶液をＣＭＣ溶解槽２４からＣＭＣ溶液注入用パ
イプ２３に送り込むＣＭＣポンプ２７が備えられてお
り、該ＣＭＣポンプ２７の作動によりＣＭＣ溶解槽２４
内のＣＭＣ溶液が、ホ−ス２５およびＣＭＣ溶液注入用
パイプ２３を通って、貯留部７に注入される。
おいて用いられるセメントミルク等のスラリ−状固結材
であるＣＭＣ溶液の供給装置２２が設けられている。即
ち、土砂ホッパ−６の貯留部７の上部内壁に沿ってＣＭ
Ｃ溶液注入用パイプ２３が一定間隔で６本設けられてい
る。ＣＭＣ溶液注入用パイプ２３の下端の開口２３ａは
貯留部７に対向している。ＣＭＣ溶液注入用パイプ２３
の上端の開口２３ｂは、ＣＭＣ溶液が注入されたＣＭＣ
溶解槽２４にホ−ス２５で接続されている。ホ−ス２５
には、ＣＭＣ溶液の流量を制御する流量調整弁等の流量
制御弁２６が設けられている。ＣＭＣ溶解槽２４には、
ＣＭＣ溶液をＣＭＣ溶解槽２４からＣＭＣ溶液注入用パ
イプ２３に送り込むＣＭＣポンプ２７が備えられてお
り、該ＣＭＣポンプ２７の作動によりＣＭＣ溶解槽２４
内のＣＭＣ溶液が、ホ−ス２５およびＣＭＣ溶液注入用
パイプ２３を通って、貯留部７に注入される。
【００１３】ＣＭＣポンプ２７の起動および終了は土砂
ホッパ−６の貯留部７の上部外壁に設けられたＣＭＣポ
ンプ起動スイッチ２８ａおよびＣＭＣポンプ停止スイッ
チ２８ｂによって行われる。本実施例においては、ＣＭ
Ｃ溶液注入用パイプ２３、ＣＭＣ溶液が注入され、ＣＭ
Ｃポンプ２７を備えたＣＭＣ溶解槽２４、ホ−ス２５お
よび流量制御弁２６をＣＭＣ溶液供給装置２２とする。
ホッパ−６の貯留部７の上部外壁に設けられたＣＭＣポ
ンプ起動スイッチ２８ａおよびＣＭＣポンプ停止スイッ
チ２８ｂによって行われる。本実施例においては、ＣＭ
Ｃ溶液注入用パイプ２３、ＣＭＣ溶液が注入され、ＣＭ
Ｃポンプ２７を備えたＣＭＣ溶解槽２４、ホ−ス２５お
よび流量制御弁２６をＣＭＣ溶液供給装置２２とする。
【００１４】このように構成された土砂ホッパ−６にお
いて、駆動装置２１を作動させ土砂とＣＭＣ溶液を混合
し、土砂ホッパ−６から土砂とＣＭＣ溶液の混合物を落
しこむ方法につき説明する。
いて、駆動装置２１を作動させ土砂とＣＭＣ溶液を混合
し、土砂ホッパ−６から土砂とＣＭＣ溶液の混合物を落
しこむ方法につき説明する。
【００１５】制御盤１２の操作により、圧縮機１５を作
動させる。圧縮機１５からエア−ホ−ス１４を通って空
気がエアバック１１中に送られ、エアバック１１は膨張
する。このエアバック１１の膨張により滑動部材９が土
砂ホッパ−６の内壁１０から離反する方向に可動する。
動させる。圧縮機１５からエア−ホ−ス１４を通って空
気がエアバック１１中に送られ、エアバック１１は膨張
する。このエアバック１１の膨張により滑動部材９が土
砂ホッパ−６の内壁１０から離反する方向に可動する。
【００１６】制御盤１２において空気圧が設定レベルに
達したかどうかが判断される。空気圧が設定レベルに達
していない場合は、圧縮機１５の作動は継続して行わ
れ、エアバック１１中に空気が送られる。空気圧が設定
レベルに達している場合は、圧縮機１５は作動を停止
し、圧縮機１５の排気弁（図示略）が開かれる。排気弁
１３からエアバック１１およびエア−ホ−ス１４中の空
気が大気中に放出される。エアバック１１およびエア−
ホ−ス１４中の空気が大気中に放出されエアバック１１
が十分に収縮すると、このエアバック１１の収縮により
滑動部材９が土砂ホッパ−６の内壁１０に対し接近する
方向に可動する。
達したかどうかが判断される。空気圧が設定レベルに達
していない場合は、圧縮機１５の作動は継続して行わ
れ、エアバック１１中に空気が送られる。空気圧が設定
レベルに達している場合は、圧縮機１５は作動を停止
し、圧縮機１５の排気弁（図示略）が開かれる。排気弁
１３からエアバック１１およびエア−ホ−ス１４中の空
気が大気中に放出される。エアバック１１およびエア−
ホ−ス１４中の空気が大気中に放出されエアバック１１
が十分に収縮すると、このエアバック１１の収縮により
滑動部材９が土砂ホッパ−６の内壁１０に対し接近する
方向に可動する。
【００１７】本実施例の土砂ホッパ−６においては、土
砂ホッパ−６の内壁１０の上部内周縁に土砂を滑らせる
ことが可能な滑動部材９の上縁が接着剤で固定されてい
るため、土砂は土砂ホッパ−６の内壁１０の上部から下
方に向かって極めてスム−ズに供給される。そして、土
砂ホッパ−６に投入された土砂は、土砂ホッパ−６の内
壁１０に固着することなく土砂ホッパ−６内に貯留さ
れ、土砂ホッパ−６の底部の開口部８から下方に落しこ
まれる。
砂ホッパ−６の内壁１０の上部内周縁に土砂を滑らせる
ことが可能な滑動部材９の上縁が接着剤で固定されてい
るため、土砂は土砂ホッパ−６の内壁１０の上部から下
方に向かって極めてスム−ズに供給される。そして、土
砂ホッパ−６に投入された土砂は、土砂ホッパ−６の内
壁１０に固着することなく土砂ホッパ−６内に貯留さ
れ、土砂ホッパ−６の底部の開口部８から下方に落しこ
まれる。
【００１８】また、土砂ホッパ−６の内壁１０と滑動部
材９との間に、膨張および収縮を自在に行うエアバック
１１が介在されているため、駆動装置２１の作動による
該エアバック１１の膨張時に滑動部材９が土砂ホッパ−
６の内壁１０に対し離反するよう可動し、エアバック１
１の収縮時に滑動部材９が土砂ホッパ−６の内壁１０に
対し接近するよう可動する。このエアバック１１の膨張
および収縮の作用により土砂ホッパ−６内に貯留されて
いる土砂が解され、土砂の固結が極めて有効に防止され
る。そして、土砂ホッパ−６内に貯留されている土砂の
下方への落しこみは、極めてスム−ズに行われる。
材９との間に、膨張および収縮を自在に行うエアバック
１１が介在されているため、駆動装置２１の作動による
該エアバック１１の膨張時に滑動部材９が土砂ホッパ−
６の内壁１０に対し離反するよう可動し、エアバック１
１の収縮時に滑動部材９が土砂ホッパ−６の内壁１０に
対し接近するよう可動する。このエアバック１１の膨張
および収縮の作用により土砂ホッパ−６内に貯留されて
いる土砂が解され、土砂の固結が極めて有効に防止され
る。そして、土砂ホッパ−６内に貯留されている土砂の
下方への落しこみは、極めてスム−ズに行われる。
【００１９】本実施例の土砂ホッパ−６においては、滑
動部材９がシ−ト状部材とされているため、極めて容易
に滑動部材９を土砂ホッパ−６の内壁１０に設けること
ができる。本実施例の土砂ホッパ−６においては、土砂
ホッパ−６の上方にＣＭＣ溶液供給装置２２が設けられ
ているため、ＣＭＣ溶液供給装置２２によってＣＭＣ溶
液を土砂ホッパ−６に容易に供給できる。
動部材９がシ−ト状部材とされているため、極めて容易
に滑動部材９を土砂ホッパ−６の内壁１０に設けること
ができる。本実施例の土砂ホッパ−６においては、土砂
ホッパ−６の上方にＣＭＣ溶液供給装置２２が設けられ
ているため、ＣＭＣ溶液供給装置２２によってＣＭＣ溶
液を土砂ホッパ−６に容易に供給できる。
【００２０】本実施例においては、滑動部材９が貯留部
７の上部内周縁に接着剤によって接着され、固定されて
いるが、滑動部材９は貯留部７の内壁または外壁の上部
の少なくとも一部に固定されていればよい。また、滑動
部材９は、接着以外の手段によって貯留部７に固定され
ていてもよい。更に、本実施例においては、滑動部材と
してエラストマ−シ−トが用いられているが、シ−トの
厚さ、材質、大きさ等は特に限定されるものでない。
７の上部内周縁に接着剤によって接着され、固定されて
いるが、滑動部材９は貯留部７の内壁または外壁の上部
の少なくとも一部に固定されていればよい。また、滑動
部材９は、接着以外の手段によって貯留部７に固定され
ていてもよい。更に、本実施例においては、滑動部材と
してエラストマ−シ−トが用いられているが、シ−トの
厚さ、材質、大きさ等は特に限定されるものでない。
【００２１】本実施例においては、貯留部７の内壁１０
と滑動部材１０との間にエアバック１１が介在されてい
るが、滑動部材を貯留部７の内壁１０に対し離反する方
向に可動させられるものであればエアバック１１に特に
限定されるものではない。
と滑動部材１０との間にエアバック１１が介在されてい
るが、滑動部材を貯留部７の内壁１０に対し離反する方
向に可動させられるものであればエアバック１１に特に
限定されるものではない。
【００２２】貯留部７の上部内壁に沿ってＣＭＣ溶液注
入用パイプ２３が６本設けられているが、ＣＭＣ溶液注
入用パイプ２３を５本以下または７本以上設けてもよ
い。また、ＣＭＣ溶液を貯留部７内に注入し得る手段で
あれば、本実施例のＣＭＣ溶液供給装置２２の構成に限
定されるものではない。
入用パイプ２３が６本設けられているが、ＣＭＣ溶液注
入用パイプ２３を５本以下または７本以上設けてもよ
い。また、ＣＭＣ溶液を貯留部７内に注入し得る手段で
あれば、本実施例のＣＭＣ溶液供給装置２２の構成に限
定されるものではない。
【００２３】
【発明の効果】請求項１の土砂ホッパ−においては、土
砂ホッパ−に投入された土砂は、土砂ホッパ−内壁に固
着することなく土砂ホッパ−内に貯留され、土砂ホッパ
−底部から下方に落しこまれる。また、駆動手段の駆動
により土砂ホッパ−内に貯留されている土砂が解され、
土砂の固結が有効に防止される。これにより、土砂ホッ
パ−内に貯留されている土砂の下方への落しこみは、極
めてスム−ズに行われる。請求項２の土砂ホッパ−にお
いては、土砂は土砂ホッパ−内壁の上部から下方に向か
って極めてスム−ズに供給される。また、エアバックの
膨張時に滑動部材が土砂ホッパ−内壁に対し離反するよ
う可動し、エアバックの収縮時に滑動部材が土砂ホッパ
−内壁に対し接近するよう可動する。このエアバックの
膨張および収縮の作用により土砂ホッパ−内に貯留され
ている土砂が解され、土砂の固結が極めて有効に防止さ
れる。請求項３の土砂ホッパ−においては、極めて容易
に滑動部材を土砂ホッパ−内壁に設けることができる。
請求項４の土砂ホッパ−においては、ＣＭＣ溶液をきわ
めて容易に土砂ホッパ−内に供給できる。
砂ホッパ−に投入された土砂は、土砂ホッパ−内壁に固
着することなく土砂ホッパ−内に貯留され、土砂ホッパ
−底部から下方に落しこまれる。また、駆動手段の駆動
により土砂ホッパ−内に貯留されている土砂が解され、
土砂の固結が有効に防止される。これにより、土砂ホッ
パ−内に貯留されている土砂の下方への落しこみは、極
めてスム−ズに行われる。請求項２の土砂ホッパ−にお
いては、土砂は土砂ホッパ−内壁の上部から下方に向か
って極めてスム−ズに供給される。また、エアバックの
膨張時に滑動部材が土砂ホッパ−内壁に対し離反するよ
う可動し、エアバックの収縮時に滑動部材が土砂ホッパ
−内壁に対し接近するよう可動する。このエアバックの
膨張および収縮の作用により土砂ホッパ−内に貯留され
ている土砂が解され、土砂の固結が極めて有効に防止さ
れる。請求項３の土砂ホッパ−においては、極めて容易
に滑動部材を土砂ホッパ−内壁に設けることができる。
請求項４の土砂ホッパ−においては、ＣＭＣ溶液をきわ
めて容易に土砂ホッパ−内に供給できる。
【図１】本発明の土砂ホッパ−の断面図である。
６ 土砂ホッパ− ７ 貯留部 ９ 滑動部材 １０ 内壁 １１ エアバック １２ 制御盤 １４ エア−ホ−ス １５ 圧縮機 ２１ 駆動装置 ２２ ＣＭＣ溶液供給装置
Claims (4)
- 【請求項１】 土砂を投入して貯留を行う土砂ホッパ−
において、 土砂ホッパ−の内壁の少なくとも一部に、土砂を滑らせ
ることが可能な滑動部材を設けるとともに、 この滑動部材を土砂ホッパ−の内壁に対し離反する方向
に可動させることが可能な駆動手段を設けたことを特徴
とする土砂ホッパ−。 - 【請求項２】 請求項１の土砂ホッパ−において、 前記土砂ホッパ−の内壁または外壁の上部の少なくとも
一部に前記滑動部材が固定されており、 前記駆動手段は、土砂ホッパ−の内壁と前記滑動部材と
の間に介在され、膨張および収縮を自在に行うエアバッ
クを備えていることを特徴とする土砂ホッパ−。 - 【請求項３】 請求項１または２の土砂ホッパ−におい
て前記滑動部材はシ−ト状部材であることを特徴とする
土砂ホッパ−。 - 【請求項４】 請求項１〜３の土砂ホッパ−において、
該土砂ホッパ−の上方にＣＭＣ工法において用いられる
スラリ−状固結材であるＣＭＣ溶液の供給装置が設けら
れていることを特徴とする土砂ホッパ−。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7038600A JPH08230980A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 土砂ホッパ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7038600A JPH08230980A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 土砂ホッパ− |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08230980A true JPH08230980A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12529774
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7038600A Pending JPH08230980A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 土砂ホッパ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08230980A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014108800A (ja) * | 2012-11-30 | 2014-06-12 | Orec Co Ltd | ホッパー装置 |
| JP2016211251A (ja) * | 2015-05-11 | 2016-12-15 | 株式会社不動テトラ | 地盤改良施工機 |
| JP2019112095A (ja) * | 2017-12-22 | 2019-07-11 | オリエンタル白石株式会社 | 土砂ホッパー |
| JP2022046547A (ja) * | 2017-12-22 | 2022-03-23 | オリエンタル白石株式会社 | 土砂ホッパーの使用方法 |
-
1995
- 1995-02-27 JP JP7038600A patent/JPH08230980A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014108800A (ja) * | 2012-11-30 | 2014-06-12 | Orec Co Ltd | ホッパー装置 |
| JP2016211251A (ja) * | 2015-05-11 | 2016-12-15 | 株式会社不動テトラ | 地盤改良施工機 |
| JP2019112095A (ja) * | 2017-12-22 | 2019-07-11 | オリエンタル白石株式会社 | 土砂ホッパー |
| JP2022046547A (ja) * | 2017-12-22 | 2022-03-23 | オリエンタル白石株式会社 | 土砂ホッパーの使用方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040609 |
|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040713 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041124 |