JPH08230476A - 作業機の可倒式キャノピー構造 - Google Patents

作業機の可倒式キャノピー構造

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JPH08230476A
JPH08230476A JP3828895A JP3828895A JPH08230476A JP H08230476 A JPH08230476 A JP H08230476A JP 3828895 A JP3828895 A JP 3828895A JP 3828895 A JP3828895 A JP 3828895A JP H08230476 A JPH08230476 A JP H08230476A
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JP
Japan
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canopy
base
base member
base end
tilting
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Pending
Application number
JP3828895A
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English (en)
Inventor
Shigeru Yuki
滋 幸
Yuji Tsutsui
勇次 筒井
Chukichi Umemoto
忠吉 梅本
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャノピーの機体への揺動支持構造がガタつ
きをある程度許すような簡易な組付け構造であっても、
実際にはそのガタつきが発生しないようにする。 【構成】 キャノピー7の支柱7aを立設支持した基端
部材8を、機体側に固定配備したベース部材10上に揺
動可能に枢支連結し、基端部材8をベース部材10上に
連結したキャノピー起立状態と、基端部材8とベース部
材10との連結を解除して基端部材8をベース部材10
上から揺動浮上させたキャノピー倒伏状態とに切り換え
可能に構成し、傾斜受け面13aを有する受け止め部材
13をベース部材10側に固設するとともに、この受け
止め部材13の傾斜受け面13aに摺接状態で載置する
傾斜乗り面14aを有する乗り上げ部14を基端部材8
に設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャノピーの支柱を立
設支持した基端部材を、機体側に固定配備したベース部
材上に揺動可能に枢支連結し、前記基端部材を前記ベー
ス部材上に連結したキャノピー起立状態と、前記基端部
材と前記ベース部材との連結を解除して基端部材をベー
ス部材上から揺動浮上させたキャノピー倒伏状態とに切
り換え可能に構成した作業機の可倒式キャノピー構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の作業機の可倒式キャノピ
ー構造としては、例えば本出願人が先に出願した特願平
6‐215478号に提案したもののように、キャノピ
ーを立てた状態のときに、基端部材がわにスライド自在
に設けた係合部材を、ベース部材に設けた被係合部材に
係合し、その係合が解除されないよう係合部材のスライ
ドを止めるべく係合部材とボルトで基端部材に締めつけ
固定する構造が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造のものにあっては、キャノピーが倒伏がわに揺動
しないよう、係合部材を被係合部材に係合させて保持し
ただけであったから、キャノピーの機体への揺動支点で
の支持にガタツキがあると、係合部材と被係合部材との
係合もがっちりとしたものとならず、相対的な移動が可
能な隙間が係合部材と被係合部材との間に生じる虞れが
高いものであり、そのため、走行時に、キャノピーが小
さく揺動して係合部材と被係合部材とが小刻みに衝突し
て異常音が発生するという不具合があり、操縦者にとっ
てその異常音が煩わしいとともに、係合部材と被係合部
材とに不当な応力が加わって金属疲労等を生じさせてし
まう等の問題があった。本発明は、上記実情に鑑みてな
されたものであって、キャノピーの機体への揺動支持構
造を多少粗雑に構成してあってもキャノピーにガタツキ
等の不具合が発生しにくい作業機の可倒式キャノピー構
造の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる作業機の
可倒式キャノピー構造は、上記目的を達成するために、
キャノピーの支柱を立設支持した基端部材を、機体側に
固定配備したベース部材上に揺動可能に枢支連結し、前
記基端部材を前記ベース部材上に連結したキャノピー起
立状態と、前記基端部材と前記ベース部材との連結を解
除して基端部材をベース部材上から揺動浮上させたキャ
ノピー倒伏状態とに切り換え可能に構成した作業機の可
倒式キャノピー構造において、傾斜受け面を有する受け
止め部材を前記ベース部材側に固設するとともに、この
受け止め部材の傾斜受け面に摺接状態で載置する傾斜乗
り面を有する乗り上げ部を前記基端部材に設けてあるこ
とを特徴構成とする。かかる特徴構成による作用・効果
は次の通りである。
【0005】
【作用】即ち、キャノピーを立ち姿勢にするときには、
受け止め部材の傾斜受け面と、乗り上げ部の傾斜乗り面
とが摺接することで、キャノピーの揺動支点に多少のガ
タツキがあっても、自然状態ではキャノピーの揺動支点
に対してキャノピー自身が前後や上下への変位が規制さ
れる限界位置となるまで、キャノピーの自重によってそ
の摺接した乗り上げ部材が傾斜受け面に沿って滑り落ち
たり、人為的に摺接移動させることになり、その状態
で、ボルト等で基端部材とベース部材とを連結固定すれ
ば、傾斜面同士の摺接によるカム作用によりキャノピー
にガタツキがない状態となる。
【0006】
【発明の効果】従って、単にキャノピーを立てた状態に
するだけで、キャノピーの自重で自然にキャノピーの支
点でのガタツキを吸収したり、ボルト等での締結時にそ
のガタツキを吸収したりすることになるから、格別にガ
タツキを吸収するような止め付け構造は必要でなく、
又、構造的に簡単になるから、安価に構成できるととも
に、その止め付け作業も簡易なものになるに至った。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図6に、本発明を適用した作業機の一例である小
型バックホウを示している。このバックホウは、クロー
ラ走行装置1及びドーザ2を備えた走行車体上に旋回台
3が全旋回可能に搭載され、この旋回台3の前部に掘削
装置4を連結するととに、旋回台3上に原動部5及び操
縦座席6等を装備して構成している。
【0008】操縦座席6を上方から覆うキャノピー7を
原動部5上に備えている。このキャノピー7は、丸パイ
プ材を前後方向視でU字状に屈曲形成してなる支柱7a
の上端に天蓋部7bを連結して構成されており、操縦座
席6の上方を覆う起立姿勢と、前方に倒れ込んだ倒伏姿
勢とに切り換え揺動可能に構成されている。
【0009】前記キャノピー7の起伏揺動構造を、図1
乃至図5に示している。前記キャノピー7の下端には板
材を屈曲した連結部材7cが溶接固定されており、この
連結部材7cが平板状の基端部材8の上面に4本のボル
ト9によって締めつけ固定されている。又、前記原動部
5の上面には、平板状のベース部材10が4本のボルト
11によって締めつけ固定されており、このベース部材
10上に突設した2組の左右一対のブラケット12の前
部に、前記基端部材8の前部が横向きの支点Pを中心に
揺動可能に枢支連結されている。
【0010】ベース部材10の後寄り箇所には、左右一
対の受け止め部材13,13がそれぞれ溶接固着される
とともに、基端部材8の後寄り箇所には、受け止め部材
13,13の上面を成す傾斜受け面13a,13aと摺
接する傾斜乗り面14a,14aを下面として有する左
右一対の乗り上げ部14,14がそれぞれ溶接固着され
ている。これら乗り上げ部14,14にはボルト19を
挿通するための前後に長い長孔を成す上下貫通孔14b
を形成しているとともに、受け止め部材13,13には
ボルト19を螺着するための上下向き螺子孔13bを設
けている。そして、ボルト19で基端部材8を受け止め
部材13に締めつけることで、キャノピー7を起立状態
でベース部材10に固定支持することになる。
【0011】前記左右のブラケット12,12の後部に
は、門形の支持部材15が横向きの支点Qを中心に揺動
可能に枢支連結されている。すなわち、この支持部材1
5は、各ブラケット12,12に枢支連結されるととも
に、基端部材8の後部に形成された透孔16を貫通して
装着された左右一対のアーム部15a,15aと、両ア
ーム部15a,15aの先端間に架設された角材製の横
バー15bとからなり、この横バー15bの左右方向で
の中間部にボルト17がねじ込み装着されている。ま
た、この支持部材15は、その揺動支点Q部分に装備し
たバネ18によって常に前方に揺動付勢されている。
【0012】以下、上記構成のキャノピー7の起伏操作
について説明する。キャノピー7の起立姿勢での固定
は、乗り上げ部材14の上下貫通孔14bを挿通させた
ボルト19を受け止め部材13に螺着することでなされ
る。このキャノピー7の起立姿勢のときには、受け止め
部材13の前上がり傾斜した傾斜受け面13aに乗り上
げ部14の傾斜乗り面14aが摺動状態で載置されるこ
とになって、この傾斜受け面13aと傾斜乗り面14a
との互いの摺接によるカム作用によって、ブラケット1
2に対する基端部材8の揺動支点Pでがたつきがないよ
う、キャノピー7が後方に自重で引かられることにな
り、その状態でボルト19を締めつけて固定することに
なる。これにより、キャノピー7は起立姿勢で固定され
た状態で、支点P箇所でがたつくことなくしっかりと固
定され、がたつきによる不快な異常音の発生もない。
又、キャノピー7を倒伏させるときには、ボルト19の
受け止め部材13への螺着を解除した後、支点P周りで
前方に揺動させる。基端部材8が支点P周りで揺動して
ベース部材10から浮上するに連れて支持部材15も支
点Qを中心に前方に倒伏されてゆき、キャノピー7が所
定の角度まで倒伏すると、横バー15bが基端部材8の
上面に接当し、基端部材8のそれ以上の前方揺動が阻止
される。次に、横バー15bから抜き取ったボルト17
を、基端部材8の後部中央に形成してある透孔20に裏
面側から挿入して横バー15bにねじ込み装着するとと
もに、前記ボルト19も受け止め部材13の螺子孔13
bにねじ込み装着しておく。このようにして支持部材1
5の遊端部に連結された基端部材8は、もはや前後いず
れの方向へも揺動不能となる。
【0013】〔別実施例〕 受け止め部材の傾斜受け面及び乗り上げ部の傾斜乗り
面を、上記実施例ではベース部材の上面に対して前上が
り傾斜面に形成したが、前下がり傾斜面に形成しても良
い。
【0014】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】立設状態のキャノピーの基端部の受け止め部材
や乗り上げ部箇所を示す縦断側面図
【図2】立設状態のキャノピーの基端部の揺動枢支箇所
を示す縦断側面図
【図3】立設状態のキャノピーの基端部を示す縦断側面
図(イ)と倒伏状態のキャノピーの基端部を示す縦断側
面図(ロ)
【図4】立設状態のキャノピーの基端部を示す一部破断
後面図
【図5】キャノピーの基端部を示す分解斜視図
【図6】バックホウを示す全体側面図
【符号の説明】
7 キャノピー 7a 支柱 8 基端部材 10 ベース部材 13 受け止め部材 13a 傾斜受け面 14 乗り上げ部 14a 傾斜乗り面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャノピー(7)の支柱(7a)を立設
    支持した基端部材(8)を、機体側に固定配備したベー
    ス部材(10)上に揺動可能に枢支連結し、前記基端部
    材(8)を前記ベース部材(10)上に連結したキャノ
    ピー起立状態と、前記基端部材(8)と前記ベース部材
    (10)との連結を解除して基端部材(8)をベース部
    材(10)上から揺動浮上させたキャノピー倒伏状態と
    に切り換え可能に構成した作業機の可倒式キャノピー構
    造であって、 傾斜受け面(13a)を有する受け止め部材(13)を
    前記ベース部材(10)側に固設するとともに、この受
    け止め部材(13)の傾斜受け面(13a)に摺接状態
    で載置する傾斜乗り面(14a)を有する乗り上げ部
    (14)を前記基端部材(8)に設けてあることを特徴
    とする作業機の可倒式キャノピー構造。
JP3828895A 1995-02-27 1995-02-27 作業機の可倒式キャノピー構造 Pending JPH08230476A (ja)

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JP3828895A Pending JPH08230476A (ja) 1995-02-27 1995-02-27 作業機の可倒式キャノピー構造

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JP (1) JPH08230476A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10244957A (ja) * 1997-03-03 1998-09-14 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 小型乗用作業車のフレーム構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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