JPH08229294A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH08229294A
JPH08229294A JP7039715A JP3971595A JPH08229294A JP H08229294 A JPH08229294 A JP H08229294A JP 7039715 A JP7039715 A JP 7039715A JP 3971595 A JP3971595 A JP 3971595A JP H08229294 A JPH08229294 A JP H08229294A
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洋介 篠本
Hitoshi Kawaguchi
仁 川口
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守 川久保
Masayuki Tokuchi
政幸 渡久地
Hirofumi Urabe
浩文 浦辺
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Nihon Kentetsu Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Nihon Kentetsu Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗濯行程時間の短縮化等を達成できる洗濯機
を得ること。 【構成】 給水貯留予備タンク4、第1の給水弁6aを
有し水道と給水貯留予備タンク4を接続する第1の給水
管6、及び第2の給水弁7aを有し給水貯留予備タンク
4と水槽3を接続する第1の給水管6よりも給水流量の
大きい第2の給水管7からなる給水手段と、排水貯留予
備タンク5、第1の排水弁9aを有し水槽3と排水貯留
予備タンク5を接続する第1の排水管9、及び第2の排
水弁11aを有し排水貯留予備タンク5と下水道を接続
する第1の排水管9よりも排水流量の小さい第2の排水
管11からなる排水手段と、操作パネル13による設定
等を記憶する記憶手段14と接続され、第1、第2の給
水弁6a,7a及び第1、第2の排水弁9a,11aを
制御する制御手段12とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗濯機に係り、より詳し
くは、洗濯時間の短縮化に加えて洗濯水の腐蝕防止、省
エネルギー、省空間、コスト低減等が可能な洗濯機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な洗濯機(従来例1)で
は、洗濯機への注水は水道水の圧力を利用して行ってい
たが、洗濯行程の給水時間は水道管の圧力に、洗濯行程
の排水時間は排水口の大きさ及び下水道の容量に依存
し、ある一定の時間にまでしか短縮することができなか
った。このため、給水行程では、水道管の水圧を向上さ
せることが洗濯行程短時間化のために必要であり、また
排水行程では、排水容量を増加させかつ均一な排水量を
維持することが洗濯行程短時間化のために必要であっ
た。
【0003】図27は、洗濯行程を短時間化するため、
特開昭63ー260591号公報に開示された従来の洗
濯機の一例を示す縦断面図である(従来例2)。この発
明では貯水槽を設けて、この貯水槽に大量の水を貯留し
てからこの水を供給する。即ち、図において、100は
水道の蛇口、101は水を貯留しておく貯水槽、10
2,103は蛇口100から貯水槽101に水を補給す
る際の止水弁及び浮きで、浮き103は止水弁102の
コックに取付けられている。なお、貯水槽101は、例
えば、水洗トイレの貯水槽の構造に類似する。104は
洗濯機本体、105は貯水槽101から洗濯機本体10
4に給水するための注水配管で、短時間に大量の水を注
水するため太い配管や弁を備えている。
【0004】上記のように構成した洗濯機の作用を説明
する。まず、洗濯機を動作させる前に、水道水を蛇口1
00から貯水槽101に入れておく。そして、洗濯行程
開始時、洗濯機本体104内の水槽に給水が必要なとき
に、貯水槽101から太い注水配管105を通り、水槽
に短時間で大量の水を給水する。そして、貯水槽101
内の貯水量が減少すると止水弁102のコックに付いた
浮き103が下がってコックを開き、ただちに水道の蛇
口100からホース106、継手107を通り、貯水槽
101内に給水が始まる。その後、浮き103が浮かぶ
とコックが閉じられ、貯水槽101内への給水が終了す
る。
【0005】上記の洗濯機においては、ある程度は洗濯
行程を短時間化できるが、貯水槽101内の水を使用す
ると必ず水を補給するため、しばらく洗濯を行わないと
貯水槽101内の水が腐食する恐れがあり、水に臭いが
付くと洗濯する衣類にまで匂いが移るという新たな問題
が生じてくる。また、給水時間はある程度は短縮可能で
あるが未だ十分ではなく、また排水時間は従来の一般的
な洗濯機と変わらないため時間短縮することができない
という問題があった。
【0006】図28は実開昭56−139488号公報
に開示された従来の洗濯機の給水装置の一例を示す正面
図である(従来例3)。この洗濯機は、水道水路108
に接続され洗濯槽109への給水を制御する給水弁11
0と、浴槽等の水槽111内の水を汲み上げて洗濯槽1
09に給水するポンプ112と、ポンプ112により洗
濯槽109へ給水するのに必要とする所定時間以上同ポ
ンプ112が運転されているとき、そのポンプ112へ
の給電回路を開いて給水弁110への給電回路を形成す
る時限装置113とからなる。
【0007】図29は特開昭56−145892号公報
に開示された従来の洗濯機の一例を示す一部を切断した
正面図で(従来例4)、図に示すように、洗面台等の水
使用台114に洗濯機本体115を並置し、水使用台1
14の下部に貯水タンク116を設け、洗濯機本体11
5内の洗濯槽117の水を貯水タンク116内に排出す
る排水装置118を設けると共に、貯水タンク116内
の水を洗濯槽117内に適宜供給するポンプ119を設
けたものである。
【0008】図30は特開昭63−279896号公報
に開示された従来の洗濯機の一例を示す斜視図である
(従来例5)。図に示すように、洗濯槽120又は脱水
槽121から排出される水を貯留する貯水槽122を備
え、この貯水槽122の排水部123に設けた弁124
を、計時機能を有する制御装置により制御して設定時刻
に開放させるようにしたものである。
【0009】また、特開平2−11199号公報に開示
された電気洗濯機の制御装置(図示せず)がある(従来
例6)。この発明は、水道接続給水弁と浴槽などの水槽
の水を汲み上げる給水ポンプを備え、水位の変化値に応
じて、ポンプから給水弁に切り換えるようにしたもので
ある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
いずれの従来例3〜6も、従来例1,2に記載した問題
点を十分に解決するものではない。
【0011】本発明は上記のような課題を解決するため
になされたもので、洗濯行程時間の短縮化、給水用の水
の腐食防止、水資源を再利用することによる省エネルギ
ー化、構成部品点数を減少することによるコスト低減、
スペースの有効利用化による省空間化及び生活使用水の
容易な再利用化等をはかった洗濯機を得ることを目的と
したものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる洗濯機
は、次のように構成したものである。 (1) 洗濯等を行う水槽、水道と水槽の間に介在して
水道から水槽に水を供給する給水手段及び水槽と下水道
との間に介在して水槽から下水道に洗濯水を排水する排
水手段等からなる洗濯機であって、給水貯留予備タン
ク、第1の給水弁を有し水道と給水貯留予備タンクを接
続する第1の給水管、及び第2の給水弁を有し給水貯留
予備タンクと水槽を接続する第1の給水管よりも給水流
量の大きい第2の給水管からなる給水手段と、排水貯留
予備タンク、第1の排水弁を有し水槽と排水貯留予備タ
ンクを接続する第1の排水管、及び第2の排水弁を有し
排水貯留予備タンクと下水道を接続する第1の排水管よ
りも排水流量の小さい第2の排水管からなる排水手段
と、操作パネルによる設定等を記憶する記憶手段と接続
され、第1、第2の給水弁及び第1、第2の排水弁を制
御する制御手段とを有し、水道からの水を給水貯留予備
タンクに貯留しておいて水槽に一度に給水すると共に、
水槽からの排水を排水貯留予備タンクに貯留しておき排
水行程以外の時間に排水しうるようにしたものである。
【0013】(2) 洗濯等を行う水槽、水道と水槽の
間に介在して水道から水槽に水を供給する給水手段及び
水槽と下水道との間に介在して水槽から下水道に洗濯水
を排水する排水手段等からなる洗濯機であって、給水貯
留予備タンク、水道と水槽を接続する第1の給水管、第
1の給水管から分岐して給水貯留予備タンクと接続する
分岐給水管、給水貯留予備タンクと水槽を接続する第2
の給水管、第1の給水管の分岐部に設けられ水道から給
水貯留予備タンク又は水槽への給水を制御する第1の給
水弁、第1の給水弁と水槽との間に設けられ水道から水
槽への給水を制御する第2の給水弁、及び第2の給水管
に設けられ給水貯留予備タンクから水槽への給水を制御
する第3の給水弁からなる給水手段と、操作パネルによ
る設定等を記憶する記憶手段と接続され、第1、第2、
第3の給水弁を制御する制御手段とを有し、水道から給
水貯留予備タンクに貯留した水と水道からの水を同時に
水槽に給水しうるようにしたものである。
【0014】(3) 洗濯等を行う水槽、水道と水槽の
間に介在して水道から水槽に水を供給する給水手段及び
水槽と下水道との間に介在して水槽から下水道に洗濯水
を排水する排水手段等からなる洗濯機であって、給水貯
留予備タンク、水道と水槽を接続する給水管、給水管か
ら分岐して給水貯留予備タンクと接続する分岐給水管、
給水管の分岐部に設けられ水道から給水貯留予備タンク
又は水道から水槽若しくは給水貯留予備タンクから水槽
への給水を制御する給水弁からなる給水手段と、操作パ
ネルによる設定等を記憶する記憶手段と接続され、給水
弁を制御する制御手段を有し、給水貯留予備タンク内に
水が貯留されているときは給水貯留予備タンクから水槽
に給水し、水が貯留されていないときは水道から水槽に
給水し、給水行程以外の時間に水道から給水貯留予備タ
ンクに水を貯留しうるようにしたものである。
【0015】(4) 洗濯等を行う水槽、水道と水槽の
間に介在して水道から水槽に水を供給する給水手段及び
水槽と下水道との間に介在して水槽から下水道に洗濯水
を排水する排水手段等からなる洗濯機であって、排水貯
留予備タンク、水槽と排水貯留予備タンクを接続する第
1の排水管、第1の排水管に設けられ水槽から排水貯留
予備タンクへの排水を制御する第1の排水弁、水槽と下
水道を接続する第2の排水管、第2の排水管から分岐し
て排水貯留予備タンクと接続する分岐排水管、第2の排
水管の分岐部に設けられ水槽から下水道又は排水貯留予
備タンクから下水道への排水を制御する第2の排水弁か
らなる排水手段と、操作パネルによる設定等を記憶する
記憶手段と接続され、第1、第2の排水弁を制御する制
御手段とを有し、水槽から排水貯留予備タンクと下水道
に同時に排水しうるようにしたものである。
【0016】(5) 洗濯等を行う水槽、水道と水槽の
間に介在して水道から水槽に水を供給する給水手段及び
水槽と下水道との間に介在して水槽から下水道に洗濯水
を排水する排水手段等からなる洗濯機であって、排水貯
留予備タンク、水槽と下水道を接続する排水管、排水管
から分岐して排水貯留予備タンクと接続する分岐排水
管、排水管の分岐部に設けられ水槽から排水貯留予備タ
ンク又は水槽から下水道若しくは排水貯留予備タンクか
ら下水道への排水を制御する排水弁からなる排水手段
と、操作パネルによる設定等を記憶する記憶手段と接続
され、排水弁を制御する制御手段とを有し、排水タイミ
ング時に排水貯留予備タンク内に水が貯留されていると
きは水槽から下水道に、排水タイミング時に水が貯留さ
れていないときは水槽から排水貯留予備タンクに、排水
行程以外の時間に水が貯留されているときは排水貯留予
備タンクから下水道に排水しうるようにしたものであ
る。
【0017】(6) 洗濯等を行う水槽、水道と水槽の
間に介在して水道から水槽に水を供給する給水手段及び
水槽と下水道との間に介在して水槽から下水道に洗濯水
を排水する排水手段等からなる洗濯機であって、給水貯
留予備タンク、水道と水槽を接続する第1の給水管、第
1の給水管から分岐して給水貯留予備タンクと接続する
分岐給水管、給水貯留予備タンクと水槽を接続する第2
の給水管、第1の給水管の分岐部に設けられて水道から
給水貯留予備タンク又は水槽への給水を制御する第1の
給水弁、第1の給水弁と水槽との間に設けられ水道から
水槽への給水を制御する第2の給水弁、第2の給水管に
設けられ給水貯留予備タンクから水槽への給水を制御す
る第3の給水弁からなる給水手段と、排水貯留予備タン
ク、水槽と排水貯留予備タンクを接続する第1の排水
管、第1の排水管に設けられ水槽から排水貯留予備タン
クへの排水を制御する第1の排水弁、水槽と下水道を接
続する第2の排水管、第2の排水管から分岐して排水貯
留予備タンクと接続する分岐排水管、第2の排水管の分
岐部に設けられ水槽から下水道又は排水貯留予備タンク
から下水道への排水を制御する第2の排水弁からなる排
水手段と、操作パネルによる設定等を記憶する記憶手段
と接続され、第1、第2、第3の給水弁及び第1、第2
の排水弁を制御する制御手段とを有し、水道から給水貯
留予備タンクに貯留した水と水道からの水を同時に水槽
に給水しうるようにすると共に、水槽から排水貯留予備
タンクと下水道に同時に排水しうるようにしたものであ
る。
【0018】(7) 洗濯等を行う水槽、水道と水槽の
間に介在して水道から水槽に水を供給する給水手段及び
水槽と下水道との間に介在して水槽から下水道に洗濯水
を排水する排水手段等からなる洗濯機であって、給水貯
留予備タンク、水道と水槽を接続する給水管、給水管か
ら分岐して給水貯留予備タンクと接続する分岐給水管、
給水管の分岐部に設けられ水道から給水貯留予備タンク
又は水道から水槽若しくは給水貯留予備タンクから水槽
への給水を制御する給水弁からなる給水手段と、排水貯
留予備タンク、水槽と下水道を接続する排水管、排水管
から分岐して排水貯留予備タンクと接続する分岐排水
管、排水管の分岐部に設けられ水槽から排水貯留予備タ
ンク又は水槽から下水道若しくは排水貯留予備タンクか
ら下水道への排水を制御する排水弁とからなる排水手段
と、操作パネルによる設定等を記憶する記憶手段と接続
され、給水弁及び排水弁を制御する制御手段とを有し、
給水貯留予備タンク内に水が貯留されているときは給水
貯留予備タンクから水槽に給水し、水が貯留されていな
いときは水道から水槽に給水し、給水行程以外の時間に
水道から給水貯留予備タンクに水を貯留しうるようにす
ると共に、排水タイミング時に排水貯留予備タンク内に
水が貯留されているときは水槽から下水道に、排水タイ
ミング時に水が貯留されていないときは水槽から排水貯
留予備タンクに、排水行程以外の時間に水が貯留されて
いるときは排水貯留予備タンクから下水道に排水しうる
ようにしたものである。
【0019】(8) 洗濯等を行う水槽、水道と水槽の
間に介在して水道から水槽に水を供給する給水手段、水
槽と下水道との間に介在して水槽から下水道に洗濯水を
排水する排水手段等からなる洗濯機であって、排水貯留
予備タンク、水槽と排水貯留予備タンクを接続する第1
の排水管、第1の排水管に設けられ水槽から排水貯留予
備タンクへの排水を制御する第1の排水弁、排水貯留予
備タンクから栓を介して下水道に接続された下水用排水
管、水槽と下水道を接続する第2の排水管、第2の排水
管に設けられ水槽から下水道への排水を制御する第2の
排水弁とからなる排水手段と、操作パネルによる設定等
を記憶する記憶手段と接続され、第1、第2の排水弁を
制御する制御手段とを有し、第1、第2の排水弁から同
時に排水しうるようにしたものである。
【0020】(9) 洗濯等を行う水槽と、給水と排水
のための貯留予備タンク、水道と水槽を接続する給水
管、水槽と下水道を接続する排水管、排水管から分岐し
て貯留予備タンクに接続する第1の分岐管、排水管の分
岐部に設けられ水槽から貯留予備タンク又は貯留予備タ
ンクから下水道若しくは水槽から下水道への排水を制御
する第1の排水弁、給水管から分岐して第1の分岐管と
接続する第2の分岐管、給水管の分岐部に設けられ水道
から貯留予備タンク又は貯留予備タンクから水槽若しく
は水道から水槽への給水を制御する第1の給水弁、第1
の分岐管の分岐部に設けられ水槽から貯留予備タンク又
は貯留予備タンクから下水道若しくは水道から下水道へ
の排水を制御する第2の排水弁、第2の分岐管から分岐
して貯留予備タンクに接続する第3の分岐管、第2の分
岐管の分岐部に設けられ第2の分岐管の上下方向又は第
3の分岐管の貯留予備タンク方向への水流を制御する第
2の給水弁、排水貯留予備タンク内の水を水槽に汲上げ
るために第2の分岐管に設けられたポンプとからなる
給、排水手段と、操作パネルによる設定等を記憶する記
憶手段と接続され、第1、第2の給水弁、第1、第2の
排水弁を制御する制御手段と、第3の分岐管、貯留予備
タンクを経てポンプにより第2の分岐管から給水すると
共に、第1の排水弁から貯留予備タンクを経て排水し、
給排水の動作が重なるときには給排水動作のいずれか一
方の動作を行うようにしたものである。
【0021】(10) 洗濯等を行う水槽と、水道と水
槽を接続する給水管、水槽と排水貯留予備タンクの上部
を接続する第1の排水管、第1の排水管に設けられ水槽
から排水貯留予備タンクへの排水を制御する第1の排水
弁、水槽と下水道を接続する第2の排水管、第2の排水
管から分岐して排水貯留予備タンクの底部と接続する第
1の分岐管、第2の排水管の分岐部に設けられ水槽から
下水道又は排水貯留予備タンクから下水道への排水を制
御する第2の排水弁、給水管から分岐して給水貯留予備
タンクの底部と接続する第2の分岐管、給水管の分岐部
に設けられ水道から水槽又は水道から第2の分岐管を経
て給水貯留予備タンク若しくは給水貯留予備タンクから
第2の分岐管を経て水槽への給水を制御する第1の給水
弁、第2の分岐管から分岐し給水貯留予備タンクの上部
に接続する第3の分岐管、第2の分岐管の分岐部に設け
られ第2の分岐管の相対方向又は第3の分岐管の給水貯
留予備タンク方向への給水を制御する第2の給水弁、給
水貯留予備タンク内の水を水槽内に汲上げるために第2
の分岐管に設けたポンプとからなる給、排水手段と、操
作パネルによる設定等を記憶する記憶手段と接続され、
第1、第2の給水弁、第1、第2の排水弁を制御する制
御手段とを有し、第3の分岐管から給水貯留予備タンク
を経てポンプにより第2の分岐管から給水すると共に、
第1、第2の排水管によって同時に排水しうるようにし
たものである。
【0022】(11) 上記(1)〜(10)に記載の
洗濯機において、貯留予備タンク内の水量を検出する検
出手段を設け、検出手段からの信号に基いて制御手段が
各弁を制御するようにしたものである。
【0023】(12) 上記(2)〜(11)に記載の
洗濯機において、貯留予備タンクを取り外し自在に設け
ると共に貯留予備タンクの接続状態を検出する接続部を
設け、接続部からの信号に基いて制御手段が各弁を制御
し、貯留予備タンクが接続状態にないことを検出したと
きは水道又は水槽から直接給水又は排水し、貯留予備タ
ンクが接続状態にあることを検出したときは貯留予備タ
ンクを用いて給水又は排水するようにしたものである。
【0024】(13) 上記(1),(6),(7),
(10)に記載の洗濯機において、給水貯留予備タンク
と排水貯留予備タンクを、1つの貯留予備タンクに仕切
板を設けて形成したものである。
【0025】(14) 上記(1)〜(13)に記載の
洗濯機において、予備タンクとして浴槽を用いたもので
ある。
【0026】(15) 給水タイミングであることを判
別する判別手段と、判別手段からの給水タイミングであ
ることを示す信号により通電を開始し給水完了時に通電
を停止するコンセントとを備えたものである。
【0027】(16) 上記(15)に記載の洗濯機に
おいて、給水弁を有し水道と水槽を接続する給水管と、
水を貯蓄する容器、洗濯機に設けたコンセントに着脱さ
れるプラグを有し容器内の水を水槽に給水する給水ポン
プと、給水タイミングを判別する判別手段と、コンセン
トへの通電及び給水弁を制御する制御手段とを有し、制
御手段により、給水タイミング直後から給水ポンプによ
り水槽に給水し、一定時間経過したとき又は水槽内の水
量が設定量に達したときは、給水弁を開いて給水ポンプ
と水道の両者により給水するようにしたものである。
【0028】
【作用】上記の課題を解決するための手段のそれぞれの
作用を、これに付した番号と同じ番号を付して説明す
る。 (1) 水道からの水を給水貯留予備ンクに貯留してお
いて給水タイミング時に水槽に一度に給水し、水道水で
の給水よりも時間を短縮する。また、排水タイミング時
に排水貯留予備タンク内に一度に排水して貯留してお
き、排水行程以外の時間に排水して、一般的な排水方法
よりも時間を短縮する。
【0029】(2) 水道から給水貯留予備タンクに貯
留した水と水道からの水とを、同時に水槽に給水する。
【0030】(3) 給水タイミング時に給水貯留予備
タンク内に水が貯留されているときは給水貯留予備タン
クから水槽に給水し、給水タイミング時に水が貯留され
ていないときは水道から水槽に給水し、給水行程以外の
時間に水道から給水貯留予備タンクに水を貯留する。
【0031】(4) 水槽から排水貯留予備タンクと下
水道とに同時に排水し、排水行程以外の時間に排水貯留
予備タンク内の水を下水道に排水する。
【0032】(5) 排水タイミング時に排水貯留予備
タンク内に水が貯留されているときは水槽から下水道
に、排水タイミング時に水が貯留されていないときは水
槽から排水貯留予備タンクに、排水行程以外の時間に水
が貯留されているときは排水貯留予備タンクから下水道
に排水する。
【0033】(6) 水道から給水貯留予備タンクに貯
留した水と水道からの水とを同時に水槽に給水する。ま
た、水槽から排水貯留予備タンクと下水道とに同時に排
水する。
【0034】(7) 給水タイミング時に給水貯留予備
タンク内に水が貯留されているときは給水貯留予備タン
クから水槽に給水し、給水タイミング時に水が貯留され
ていないときは水道から水槽に給水し、給水行程以外の
時間に水道から給水貯留予備タンクに水を貯留する。ま
た、排水タイミング時に排水貯留予備タンク内に水が貯
留されているときは水槽から下水道に、排水タイミング
時に水が貯留されていないときは水槽から排水貯留予備
タンクに、排水行程以外の時間に水の貯留があるときは
排水貯留予備タンクから下水道に排水する。
【0035】(8) 水槽から第1の排水管を通って排
水貯留予備タンクへ、また、第2の排水管を通って下水
道へ同時に排水する。
【0036】(9) 第2、第3の分岐管、貯留予備タ
ンクを経て、給水タイミング時にポンプにより第2の分
岐管から水槽に給水する。また、第1の排水弁から貯留
予備タンクを経て排水する。給排水の動作が重なるとき
は、給排水動作のいずれか一方の動作を行う。
【0037】(10) 第2、第3の分岐管から給水貯
留予備タンク内に導入し、給水タイミング時にここを経
てポンプによって第2の分岐管から給水すると共に、第
1、第2の排水管によって同時に排水する。
【0038】(11) 貯留予備タンク内の水量を検出
する検出手段からの信号に基いて、制御手段が各弁を制
御する。
【0039】(12) 接続部が貯留予備タンクの接続
状態を自動的に判別し、貯留予備タンクが接続状態にな
いときは直接給排水し、貯留予備タンクが接続状態にあ
るときは給排水タイミング時に貯留予備タンクを介して
一度に給排水する。
【0040】(13) 貯留予備タンク内の仕切りによ
ってタンクを2つに分割し、各部分において給水排水の
貯留が行われる。
【0041】(14) 浴槽を貯留予備タンクとして使
用する。
【0042】(15) 給水タイミングであることを判
別する判別手段からの信号により、この信号のある間は
コンセントに通電をし続ける。
【0043】(16) 制御手段により、給水タイミン
グ直後から給水ポンプにより水槽に給水し、一定時間経
過したとき又は水槽内の水量が設定量に達したときは、
給水弁を開いて給水ポンプと水道の両者により給水す
る。
【0044】
【実施例】
実施例1 図1は本発明の第1の実施例の模式図である。1は水道
の蛇口、2は洗濯機本体、3は洗濯機本体2の内部に設
けられて洗濯を行う水槽である。4は給水行程において
洗濯機本体2の水槽3内に給水するために水を貯留して
おく給水貯留予備タンク、5は水槽3内において洗濯行
程で使用した水を下水道等(図示せず、以下単に下水道
という)に排水する前に一時的に貯留しておく排水貯留
予備タンクである。
【0045】6は水道の蛇口1と給水貯留予備タンク4
とを接続する第1の給水管、7は給水貯留予備タンク4
と水槽3の給水口8とを接続する第2の給水管、6aは
第1の給水管6に設けられた第1の給水弁、7aは第2
の給水管7に設けられた第2の給水弁で、給水貯留予備
タンク4から水槽3内に流入する水量の方が、水道の蛇
口1から給水貯留予備タンク4内に流入する水量よりも
多くなるように構成されている。即ち、給水タイミング
時に給水貯留予備タンク4から水槽3内に一度に給水が
できるようにして、例えば、水道水の圧力が低下する地
域でも常に均一な給水量を確保して、水道の蛇口1から
の給水よりも給水時間を短縮する。
【0046】9は水槽3の排水口10と排水貯留予備タ
ンク5とを接続する第1の排水管、11は排水貯留予備
タンク5と下水道への排水口(図示せず)とを接続する
第2の排水管である。9aは第1の排水管9に設けられ
た第1の排水弁、11aは第2の排水管11に設けられ
た第2の排水弁で、水槽3の排水口10から排水貯留予
備タンク5内に流入する水量のほうが、排水貯留予備タ
ンク5から下水道の排水口に流入する水量より多くなる
ように構成されている。即ち、排水タイミング時に水槽
3の排水口10から排水貯留予備タンク5内に一度に排
水できるようにして、下水道への排水量の容量にかかわ
らず、一般的な排水方法よりも排水時間を短縮する。そ
して、下水道へは他の洗濯行程時間において排水するよ
うにして、排水行程時間の実質的な短縮と排水量の実質
的な均一化を行う。
【0047】12は第1の給水弁6a、第2の給水弁7
a、第1の排水弁9a、第2の排水弁11aを制御する
制御部、13は洗濯機の操作を行なうために使用者が操
作内容を設定し、かつ変更できる操作パネル、14は操
作パネル13によって設定された内容や制御部12によ
って計時された洗濯機の使用日時等を記憶する記憶部で
ある。なお、洗濯機の使用日時については制御部12に
よって計時するようにしているが、計時部として独立さ
せてもよい。
【0048】上記のように構成した本実施例の作用を、
図2、図3のフローチャートを用いて説明する。まず、
洗濯を開始するときは、制御部12指令によって第1、
第2の給水弁6a,7aを開き(図2のステップS−
1)、水槽3が満杯か否かを確認し(ステップS−
2)、満杯でない場合は水道の水を第1の給水管6から
給水貯留予備タンク4内に導入し、第2の給水管7を通
って洗濯機本体2内の水槽3に一度に給水する。水槽3
が満杯の場合又は給水によって満杯になると、制御部1
2からの指令によって第2の給水弁7aは閉じられる
(ステップS−3)が、第1の給水弁6aは開いたまま
で保持する。そして、洗い行程からすすぎ水の給水まで
の間、洗濯機2が洗浄を行っているうちに、給水貯留予
備タンク4内にはすすぎ行程において使用する水が貯留
される。
【0049】洗浄が終ってすすぎ行程に入って進行する
と、すすぎ行程が最後のすすぎかどうかを判断し(ステ
ップS−4)、まだすすぎ行程が終っていないときは、
給水貯留予備タンク4への給水を続ける(ステップS−
5)。最後のすすぎ行程が終了したときは、操作パネル
13への設定に基いて給水貯留予備タンク4に水を貯留
するかどうかを判断し(ステップS−6)、貯留する場
合は引続き給水貯留予備タンク4内に給水する。そし
て、給水貯留予備タンク4が満杯かどうかを確認し(ス
テップS−7)、満杯になったときは制御部12の指令
により第1の給水弁6aを閉じ(ステップS−8)、こ
れを記憶部14に記憶させる(ステップS−9)。
【0050】この設定は、洗濯機の操作を行う操作パネ
ル13によって変更させることができ、操作パネル13
によって給水貯留予備タンク4への給水中止の設定を行
っておくと、先の水槽3への最後のすすぎ行程の給水行
動作了後、直ちに第1の給水弁6aを閉じるように制御
部12から指令され、給水貯留予備タンク4内には水を
貯留せず、これを記憶部14に記憶させる。
【0051】記憶部14によって、前記の設定と水が貯
留された日時が記憶され、設定の変更がない場合は前回
記憶した通り動作する。また、給水貯留予備タンク4内
に水が貯留されているかどうかが判断され(図3のステ
ップS−10)、水が貯留されている場合は、貯留され
た日時から一定期間経過したか否か判別され(ステップ
S−11)、ある一定期間が経過して、長期間、給水貯
留タンク4内の水を使用していない場合は、制御部12
の指令によって、第2の給水弁7a、第1の排出弁9
a、第2の排出弁11aが開き、給水貯留タンク4内の
水を排出し(ステップS−12)、水が腐食するのを防
止する。
【0052】なお、洗濯前に、給水貯留タンク4に水が
貯留してあるか否かは制御部12の指令によって判別可
能であり、水が貯留されていなく(ステップS−1
0)、記憶部への設定により補給の指示があるときは
(ステップS−13)、制御部12によって洗濯行程の
前に第1の給水弁6aを開き、給水貯留予備タンク4内
に水を補給して(ステップS−14)これを貯留すると
共に、記憶部14に記憶された給水日時が更新される
(ステップS−15)。また、給水貯留予備タンク4に
水を貯留しないように設定することもでき、代りに水行
程前に給水貯留予備タンク4に生活使用水を入れておく
ことにより、水資源を有効に利用することができるの
で、洗い、すすぎ行程での水道使用水量を減少させるこ
とができる。
【0053】次に、洗浄行程が終了して洗濯使用水を排
水するときは、制御部12からの指令によって第1、第
2の排水弁9a,11aが開き(図4のステップS−1
6)、洗濯機本体2の水槽3から排水貯留予備タンク5
に一度に排水される。この排水貯留予備タンク5は、水
槽3の排水口10から流入してくる水量よりも下水道の
排水口に排水される水量のほうが少ないため、排水貯留
予備タンク5内には洗濯使用水が貯留され、その結果、
水槽3内の洗濯使用水は短時間のうちに排水される。そ
して、水槽3内の洗濯使用水が排水されたかどうかが判
断され(ステップS−17)、排水されたときは制御部
12からの指令によって第1の排水弁9aを閉じる(ス
テップS−18)が、第2の排水弁11aは開いたまま
の状態に置かれるため、排水貯留予備タンク5内に貯留
された洗濯水は、洗濯機が他の行程を行っている間に下
水道に排水される。このとき、第1の排水弁9aは閉じ
ているので、水槽3に給水しても差し支えない。こうし
て、水槽3内の洗濯水は排水貯留予備タンク5内に排水
されるため、一度に排水されたことになり、水槽3にお
ける見かけ上の排水行程時間は短縮される。このように
して、最後のすすぎに至るまで、上記の排水行程が繰り
返される。
【0054】そして、最後のすすぎかどうかが判断され
(ステップS−19)、最後のすすぎでない場合は排水
が継続される(ステップS−20)。すすぎ行程が終了
したときは、記憶部14への設定により最後に使用した
すすぎ水を排出しないように(ステップS−21)、制
御部12によって第2の排水弁11aを閉じておくよう
に制御することは可能であり(ステップS−22)、記
憶部14への設定は、前述の通り、操作パネル13を操
作することによって変更することができる。なお、排水
貯留予備タンク5から最後に使用した洗濯水を排水せず
に貯留しておくことにより、水資源の有効な再利用化が
可能となる。
【0055】本実施例によれば、2つの貯留タンク4,
5を洗濯機本体2と併せて使用したので給排水時間を短
縮させることができると共に、操作パネル13による設
定によって貯留する水の腐食を防止し、水資源の再利用
化もでき、省エネルギー化を実現できる。
【0056】実施例2 図5は本発明の第2の実施例の模式図である。31は水
道の蛇口1と水槽3の第1の給水口8aとを接続する第
1の給水管、32は第1の給水管31から分岐して給水
貯留予備タンク4と接続する分岐給水管、33は給水貯
留予備タンク4と水槽3の第2の給水口8bとを接続す
る第2の給水管である。31aは第1の給水管31の分
岐部に設けた3方向分岐方式の第1の給水弁、31bは
第1の給水弁31aと水槽3との間に設けた開閉方式の
第2の給水弁、33aは第2の給水管33に設けた開閉
方式の第3の給水弁である。なお、第1の給水弁31a
は、例えば図6に示すように、3管31,31,32の
うちの2管を流れるように制御可能な分岐弁であればい
かなるものでもよい。34は水槽3の排水口10と下水
道への排水口(図示せず)とを接続する排水管で、34
aは排水管34に設けられた開閉方式の排水弁である。
【0057】上記のように構成した本実施例の作用を説
明する。洗濯行程開始時に、制御部12の指令によっ
て、第1の給水弁31aを水槽3側に開くと共に、第
2、第3の給水弁31b,33aを開くと、水道の蛇口
1と水を貯留している給水貯留予備タンク4とから第
1、第2の給水管31,33を通って水槽5に同時に給
水される。また、第1の給水弁31aを水槽3側に開い
て第2の給水弁31bを閉じ、かつ第3の給水弁33a
を開くと、水道の水は水槽3にも給水貯留予備タンクに
も供給されない。さらに、第3の給水弁33aを閉じか
つ第1の給水弁31aを給水貯留予備タンク4側に開く
と、水道の水は給水貯留予備タンク4にのみ供給され
る。
【0058】すすぎ行程に使用する水の補給は次の通り
である。洗濯機の洗い行程のための給水が終了すると、
制御部12からの指令によって第3の給水弁33aが閉
じ、第1の給水弁31aは給水貯留予備タンク4側に開
かれ、洗い行程からすすぎ行程までの間の洗浄運転中
に、すすぎ行程に使用する水が給水貯留予備タンク4内
に貯留される。
【0059】洗濯全行程の終了後におけるに水の補給は
次の通りである。すすぎ行程の給水が終了した後、記憶
部14の設定に基いて、給水貯留予備タンク4内に水を
貯留するか否かを判別する。貯留する場合は、第1,第
3の給水弁31a,33aを、上記のすすぎ行程におけ
るすすぎ水の貯留動作と同様に制御部12の指令によっ
て動作させる。貯留しない場合は、第2の給水弁31b
を閉じ、第1の給水弁31aを水槽5側に開く。なお、
上記の設定は洗濯機の操作を行う操作パネル13によっ
て変更することができ、操作パネル13によって給水中
止の設定を行っておくと、給水貯留予備タンク4内に水
が貯留せず、このことが記憶部14に記憶される。ま
た、記憶部14により前記の設定と貯留された日時が記
憶され、設定の変更がない場合は、前回記憶した設定の
通りに動作する。
【0060】給水貯留予備タンク4内に水が貯留された
日時から一定期間経過し、かつ長期間、給水貯留予備タ
ンク4内に貯留されていない場合には、制御部12の指
令によって第3の給水弁33aと排水弁34aが開き、
給水貯留予備タンク4内に貯留されていた水が排出され
て水が腐食することを防止する。さらに、洗濯行程開始
前に記憶部14の記憶に基いて制御部12から補給の指
示があり、給水貯留予備タンク4内に貯留水がない場合
は、第2、第3の給水弁31b,33aを閉じて第1の
給水弁31aを給水貯留予備タンク4側に開き、水道の
蛇口1から給水貯留予備タンク4内に給水されて貯留さ
れる。なお、本実施例において、排水行程を行う部分に
排水貯留予備タンクを設けてもよい。
【0061】本実施例によれば、水道の蛇口1と給水貯
留予備タンク4によって水槽3に同時給水が行えるよう
にしたので、給水貯留予備タンク4内に貯留した水だけ
を給水する第1の実施例よりも更に給水行程を短縮で
き、また第1の実施例と同様な効果を得ることができ
る。
【0062】実施例3 図7は本発明の第3の実施例の模式図である。35は水
道の蛇口1と水槽3の給水口8を接続する給水管、36
は給水管35から分岐して給水貯留予備タンク4と接続
する分岐給水管、35aは図6に示すような給水管35
の分岐部に設けられた3方向分岐方式の給水弁である。
34は水槽3の排水口10と下水道への排水口とを接続
する排水管で、34aは排水管34に設けられた排水弁
である。37は水槽3と給水貯留予備タンク4の水量を
検出する検出部で、その出力信号が制御部12に加えら
れる。
【0063】上記のように構成した本実施例の作用を図
8のフローチャートを用いて説明する。まず、洗濯行程
開始時に、検出部37によって給水貯留予備タンク4内
に水が貯留されているかどうかを検出し(ステップS−
1)、水が貯留されていることがわかれば、制御部12
の指令により給水弁35aを給水貯留予備タンク4から
水槽3側に開き(ステップS−2)、水槽3に給水が行
われる(ステップS−3)。給水行程が終了すると、給
水弁35aが水道の蛇口1から給水貯留予備タンク4側
に切り替えられ、給水貯留予備タンク4内に次のすすぎ
行程のためのすすぎ水が貯留される。なお、検出部37
は水槽3内の水位を検出しており、水槽3内に洗濯必要
水量が給水されていない場合は、制御部12の指令によ
って給水弁35aを水道の蛇口1から水槽3側に開いて
給水する。
【0064】洗濯行程を開始した際に、検出部37が給
水貯留予備タンク4内に水が貯留されていないことを検
出した場合は、制御部12の指令によって給水弁35a
を水道の蛇口1から水槽3側に開いて、給水する。給水
行程終了後は、制御部12の指令によって給水弁35a
を蛇口1から給水貯留予備タンク4側に開き、次のすす
ぎ用水を貯留する。すすぎ行程終了後、次の洗濯に備え
て給水貯留予備タンク4内に水を貯留するか否かは記憶
部14の設定に従って行われ(ステップS−5)、貯留
の設定があったときは給水弁35aを給水貯留予備タン
ク4側に開いて給水し(ステップS−6)、満杯になっ
たときは停止する(ステップS−7)。この設定は前述
の通り変更可能である。
【0065】給水貯留予備タンク2内に貯水された日時
からある一定期間経過しても貯留された水が使用されな
い場合には、図3のフローチャートに示したように、こ
の貯留水を排出して、水の腐食を防止する。また、洗濯
前に給水貯留予備タンク4内に水が貯留していない場合
は、記憶部14の設定に従って補給指示があり、給水弁
35aを蛇口1から給水貯留予備タンク4側に開き、給
水貯留予備タンク4内に水を貯留して置く。なお、本実
施例において、排水行程を行う部分に排水貯留予備タン
クを設けてもよい。
【0066】本実施例によれば、水道の蛇口1と給水貯
留予備タンク4との間及び給水貯留予備タンク4と水槽
3との間に、第1、第2の給水弁6a,7aを設けた第
1の実施例に対して、給水管35、分岐給水管36を設
けてそれらの分岐点に3方向に切替え可能な給水弁35
aを設けたので、第1の実施例の場合よりも給水弁が1
つ少なくて済み、また、第1の実施例と同様な効果を得
ることができる。
【0067】実施例4 図9は本発明の第4の実施例の模式図である。43は水
道の蛇口1と水槽3の給水口8を接続する給水管、43
aは給水管43に設けられた開閉方式の給水弁である。
44は水槽3の第1の排水口10aと排水貯留予備タン
ク5とを接続する第1の排水管、44aは第1の排水管
44に設けられた開閉方式の第1の排水弁である。45
は水槽5の第2の排水口10bと下水道への排水口とを
接続する第2の排水管、46は第2の排水管45から分
岐して排水貯留予備タンク5と接続する分岐排水管で、
45aは第2の排水管45の分岐部に設けられた3方向
分岐方式の第2の排水弁である。
【0068】上記のように構成した本実施例の作用を説
明する。排水行程開始前は、第1の排水弁44aを閉
じ、第2の排水弁45aを排水貯留予備タンク5から下
水道側に開いておく。排水行程開始時には、制御部12
の指令によって、第2の排水弁45aを水槽3から下水
道側に開くと共に、第1の排水弁44aを開いて、水槽
3内に貯留されている水を下水道と排水貯留予備タンク
5側に同時に排水する。排水行程終了後は、制御部12
の指令によって、第1の排水弁44aを閉じ、第2の排
水弁45aを排水貯留予備タンク3から下水道側に開
く。この状態で水槽3に給水を開始しても、第1の排水
弁44aは閉じているので排水貯留予備タンク5に排水
されることはない。また、この状態では、排水貯留予備
タンク5は下水道側に通じているので、排水貯留予備タ
ンク5に貯留された排水は、洗濯機が他の洗濯行程を行
っている間に排水される。
【0069】こうして、水槽3内の洗濯使用水が排水貯
留予備タンク5内に排水されるため、一度に排水された
ことになり、水槽3における見かけ上の排水行程時間は
短縮される。また、すすぎ行程終了後、排水弁45aを
下水道側に開くと、最後に使用したすすぎ水を排出せず
貯留することができ、これを洗濯使用水として貯留する
ことで水資源の有効な再利用化が可能となる。なお、本
実施例において、給水行程を行う部分に給水貯留予備タ
ンクを設けてもよい。
【0070】第1の本実施例では排水貯留予備タンク5
だけに排水が行われるが、本実施例では下水道と排水貯
留予備タンク5の両方に同時に排水を行うようにしたの
で、第1の実施例の場合よりもさらに排水行程時間の短
縮化を達成することができ、また、実施例1と同様な効
果を得ることができる。
【0071】実施例5 図10は本発明の第5の実施例の模式図である。43は
水道の蛇口1と水槽3の給水口8を接続する給水管、4
3aは給水管43に設けられた開閉方式の給水弁であ
る。45は水槽3の排水口10と下水道への排水口とを
接続する排水管、46はの排水管45から分岐して排水
貯留予備タンク5と接続する分岐排水管で、45aは排
水管45の分岐部に設けられた例えば図6に示すような
3方向分岐方式の排水弁である。なお、排水弁45aは
3管のうち2管を流れるように制御することができる分
岐弁であればどの様な構成のものであってもよい。47
は水槽3と排水貯留予備タンク5内の水量を検出する検
出部である。
【0072】上記のように構成した本実施例の作用を図
11のフローチャートを用いて説明する。なお、排水行
程開始前は、排水弁45aは排水貯留予備タンク5から
下水道側に開いている。排水行程開始時は、洗濯機によ
って洗い又はすすぎが終了したときであるから、水槽3
内には使用水が貯留されている。この状態で、制御部1
2は排水弁45aを水槽3から排水貯留予備タンク5側
に開く(ステップS−1)。このとき、検出部47は排
水貯留予備タンク5内の貯水量を検出している。そし
て、水槽3内の洗濯水が排水貯留予備タンク5内に排水
されて(ステップS−2)その貯水量が満量となったと
きは(ステップS−3)、検出部47がこれを検出し、
検出部47からの信号を受けた制御部12が配水弁45
aを水槽5から下水道側に開く(ステップS−4)。
【0073】水槽3からの排水行程終了後、制御部12
は排水弁45aを排水貯留予備タンク5から下水道側に
開く(ステップS−5)。この状態で水槽3に給水を開
始しても排水弁45aの排水方向は閉じているため、水
槽3から排水されることはない。そして、排水貯留予備
タンク5は下水道側に通じているので、排水貯留予備タ
ンク5に貯留された排水は、洗濯機が他の洗濯行程を行
っている間に排水される。
【0074】また、すすぎ終了後、すすぎ水が排水貯留
予備タンク5内に貯留された後、最後のすすぎか否か判
断され(ステップS−6)、最後のすすぎである場合は
排水貯留予備タンク5内に貯留指示があるか否かが判断
され(ステップS−7)、貯留指示がある場合は、排水
弁45aを水槽3から排水貯留予備タンク5側に開き、
最後に使用したすすぎ水を排出しないようにして、排水
貯留予備タンク5に貯留しておくことにより、水資源を
有効に再利用できる。一方、貯留指示がない場合は、排
水弁45aを排水貯留予備タンク5から下水道側に開き
(ステップS−8)、最後のすすぎ水を排出する。
【0075】第1の実施例では、水槽3と排水貯留予備
タンク5及び排水貯留予備タンク5と下水道との間に排
水弁9a,11aを設けたが、本実施例では、水槽3、
排水貯留予備タンク5及び下水道の3方向に切り替え可
能な1個の排水弁45aを用いたので、第1の実施例で
示した場合より排水弁が1つ少なくて済み、また、実施
例1と同様な効果が得られる。
【0076】実施例6 図12は本発明の第6の実施例の模式図である。31は
水道の蛇口1と水槽3の第1の給水口8aとを接続する
第1の給水管、32は第1の給水管31から分岐して給
水貯留予備タンク4と接続する分岐給水管、33は給水
貯留予備タンク4と水槽3の第2の給水口8bとを接続
する第2の給水管である。31aは第1の給水管31の
分岐部に設けた3方向分岐方式の第1の給水弁、31b
は第1の給水弁31aと水槽3との間に設けた開閉方式
の第2の給水弁、33aは第2の給水管33に設けた開
閉方式の第3の給水弁である。
【0077】44は水槽3の第1の排水口10aと排水
貯留予備タンク5とを接続する第1の排水管、44aは
第1の排水管44に設けられた開閉方式の第1の排水弁
である。45は水槽5の第2の排水口10bと下水道へ
の排水口とを接続する第2の排水管、46は第2の排水
管45から分岐して排水貯留予備タンク5と接続する分
岐排水管で、45aは第2の排水管45の分岐部に設け
られた3方向分岐方式の第2の排水弁である。54は給
水貯留予備タンク4と排水貯留予備タンク5の水槽3へ
の接続状態を検出する接続部で、制御部12に接続され
ている。
【0078】上記のように構成した本実施例の作用を説
明する。洗濯行程開始時に、接続部54が給水貯留予備
タンク4と排水貯留予備タンク5の水槽3への接続状況
を認識し、制御部12の指令により第1の給水弁31a
を水道の蛇口1から水槽3側に開く。その後、給水行程
開始時に、給水貯留予備タンク4が水槽3に接続されて
いない場合は、制御部12の指令により第2の給水弁3
1bを開いて水道水を水槽3内に給水を開始する。給水
貯留予備タンク4が水槽3に接続されている場合は、制
御部12が第3の給水弁33aと第2の給水弁31bの
両者を開かせる。これらの動作は実施例2の場合と同様
に行われ、次のすすぎ水を貯留する動作、次回の洗濯に
備えて貯留するか否かの動作についても、実施例2の場
合と同様に行われる。
【0079】排水行程時には、制御部12の指令により
第2の排水弁45aを水槽3から下水道側に開く。この
とき、接続部54は排水貯留予備タンク5の接続状況を
調べ、排水貯留予備タンク5が下水道側に接続されてい
ない場合は、制御部12によって第1の排水弁44aを
開かないようにする。排水貯留予備タンク5が下水道側
に接続されている場合は、第1の排水弁44aを開き、
下水道方向と排水貯留予備タンク5の両方に同時に排水
させ、排水終了時に、第2の排水弁45aを排水貯留予
備タンク5から下水道側に開く。これらの動作は実施例
4の場合と同様に行われ、最後のすすぎ水を貯留させて
おくか否かの動作についても、実施例4の場合と同様に
行われる。本実施例によれば、給水貯留予備タンク4及
び排水貯留予備タンク5の接続状態を検出する接続部5
4を設けたので、給水又は排水貯留予備タンクを使用し
なくても洗濯機を動作させることが可能となり、また、
両貯留予備タンクが水槽3に接続されているときは実施
例1と同様な効果を得ることができる。
【0080】実施例7 図13は本発明の第7の実施例の模式図である。第6の
実施例(図12)では、給水弁を3個、排水弁を2個必
要とする構成であったが、本実施例では図6で説明した
3方向分岐方式の弁を用いて給水弁1個、排水弁1個で
済むようにしたものである。給水管35、分岐給水管3
6、給水弁35aは第3の実施例(図7)で、また、排
水管45、分岐排水管46、排水弁45aは第5の実施
例(図10)で説明したものと同様の構成であり、給水
弁35a及び排水弁45aは制御部12によって制御さ
れる。本実施例におけるそれぞれの作用は、第3、第5
の実施例で説明した場合と同様なので、説明を省略す
る。第6の実施例では、給水弁3個、排水弁2個を必要
としたが、本実施例では給水弁1個、排水弁1個で、実
施例6と同様な効果を得ることができる。
【0081】実施例8 図14は本発明の第8の実施例の斜視図である。1は水
道の蛇口、2は洗濯機本体、55は予備タンク、56は
予備タンク55を上下に仕切る仕切り板である。そし
て、上下の各予備タンク55a,55bは、実施例1
(図1)、実施例6(図12)及び実施例7(図13)
で示した給水貯留予備タンクや排水貯留予備タンクと同
様の動作をおこなう。なお、上記の説明では予備タンク
55を上下に仕切る場合を示したが、左右あるいは他の
方法で仕切ってもよい。本実施例によれば、予備タンク
55に仕切り板56を設けて2つの予備タンク55a,
55bを形成したので、予備タンク1つによって予備タ
ンク2つ分の効果が得られる。
【0082】実施例9 図15は本発明の第9の実施例の模式図である。給水管
35、分岐給水管36、給水弁35a、排水管34、排
水弁34aは第3の実施例(図7)と同様の構成であ
る。57は実施例3で示した給水貯留予備タンク4の代
りに使用する浴槽、37は水槽3と浴槽57の水量を検
出する検出部、58は浴槽57と水槽3との接続状況を
検出する接続部で、それらの出力信号は制御部12に加
えられる。なお、本実施例では浴槽57が水槽3の位置
よりも相対的に高い位置にあるため、浴槽57から水槽
3に給水する際にポンプによる強制的な給水を行う必要
はないが、浴槽57が水槽3の位置よりも低い位置にあ
るときは、浴槽57から水槽3に給水する際に、ポンプ
による強制的な給水を行う必要がある。
【0083】上記のように構成した本実施例の作用を図
16のフローチャートを用いて説明する。まず、洗濯行
程前に浴槽57が水槽3に接続されているか否かを接続
部58によって検出し(ステップS−1)、接続されて
いないと認識したときは、給水行程時のみ給水弁35a
を蛇口1から水槽3側に開き、通常の洗濯を行う(ステ
ップS−2)。浴槽57が水槽3に接続されていると認
識されて水槽3に給水を開始する場合は(ステップS−
3)、浴槽57内に水があるか否かを確認し(ステップ
S−4)、水量がある場合は制御部12によって給水弁
35aを浴槽57から水槽3側に開き(ステップS−
5)、浴槽57に貯留されている水を洗濯行程開始時に
水槽3に給水する(ステップS−7)。
【0084】また、検出部37によって浴槽57内に水
量がないことが検出され、又はある一定時間水槽3内に
給水がない場合には、制御部12が給水弁35aを蛇口
1から水槽3側に開く(ステップS−6)。また、浴槽
57から水槽3への給水終了時、水槽3への給水量が洗
濯必要水量に不足している場合は、制御部12によっ
て、給水弁35aを蛇口1から水槽3側に開き(ステッ
プS−6)、水道からの不足分を補充する。そして、次
のすすぎ行程においては、最後のすすぎかどうかを確認
し(ステップS−8)、まだすすぎが終わらないときは
給水弁35aを介して引続き浴槽57に給水し(ステッ
プS−9)、浴槽57が満杯になり又は洗濯水量の補充
が完了したときは(ステップS−10)、給水を停止す
る。
【0085】最後のすすぎが終わって給水行程終了後
に、次回の洗濯に備えて浴槽57に給水するか否かは、
記憶部14の設定によって行われ、制御部12の指示に
より給水弁35aを開閉する。給水の指示があって(ス
テップS−11)、浴槽57に水を貯留するときは、制
御部12が給水弁35aを蛇口1から浴槽57側に開い
て給水し(ステップS−12)、浴槽57内の水位を検
出部37によって検出して(ステップS−13)、洗濯
使用水量又は浴槽57の貯水容量を超える前に給水弁3
5aを閉じて給水を終了する。
【0086】第3の実施例では給水貯留予備タンク4を
用いたが、本実施例のように浴槽57を用いる構成にす
ることで、専用の給水貯留予備タンク4を設置する必要
がなくスペースを有効利用できる。さらに、第6の実施
例に示したように接続部54を設けることで、浴槽57
が水槽3に接続されていなくても洗濯機を動作させるこ
とができ、また、風呂の残り湯を簡単に利用することが
できるので、水資源の有効活用を実現できる。
【0087】実施例10 図17は本発明の第9の実施例の模式図である。43は
水道の蛇口1と水槽3の給水口8を接続する給水管、4
3aは給水管43に設けられた開閉方式の給水弁であ
る。68は排水貯留予備タンクの代りに使用する浴槽、
44は水槽3の第1の排水口10aと浴槽68を接続す
る第1の排水管、44aは第1の排水管44に設けられ
た開閉方式の第1の排水弁である。45は水槽3の第2
の排水口10bと下水道への排水口を接続する第2の排
水管、45aは第2の排水管45に設けられた開閉方式
の第2の排水弁である。47は水槽3及び浴槽68の水
量を検出する検出部、54は浴槽68の接続状況を検出
する接続部、69は浴槽68の水を抜くための栓であ
る。なお、本実施例では浴槽68が水槽3よりも相対的
に低い位置にあるので、水槽3から浴槽68に排水する
際、ポンプによる強制的な排水を行う必要がないが、浴
槽68が水槽3よりも高い位置にあるときは、水槽3か
ら浴槽68に排水する際、ポンプによる強制的な排水を
行う必要がある。
【0088】上記のように構成した本実施例の作用を説
明する。まず、洗濯行程開始前に浴槽68が水槽3に接
続されているかを接続部54によって確認し、接続され
ていないと認識した場合は、排水行程時に、第2の排水
弁45aを開いて、洗濯水を水槽3から直接下水道に流
す。浴槽68が水槽3に接続されていると認識した場合
は、排水行程時に第1、第2の排水弁44a,44bを
開く。そして、浴槽68の排水口の栓69を開けておく
と、水槽3内の使用水は排水管45から直接下水道に排
水されると共に、浴槽68に流れた水はその排出口から
より下水道へと流れるが、水槽3内の水は見かけ上一度
に排出されたことになる。
【0089】第4の実施例では排水貯留予備タンク5を
用いたが、本実施例では浴槽68を用いたので専用の排
水貯留予備タンク5を設置する必要がなく、スペースを
有効利用でき、さらに、第6の実施例において説明した
接続部54を設けたので、浴槽68が水槽3に接続され
ていなくても洗濯機を動作させることができる。
【0090】実施例11 図18は本発明の第11の実施例の模式図である。43
は水道の蛇口1と水槽3の給水口8を接続する給水管、
43aは給水管43に設けられた開閉方式の給水弁であ
る。68は排水貯留予備タンクの代りに使用する浴槽、
45は水槽3の排水口10と下水道への排水口を接続す
る排水管、46は排水管45から分岐して浴槽68と接
続する分岐排水管、45aは排水管45の分岐点に設け
られた図6で説明したような3方向分岐方式の排水弁で
ある。なお、図に示すように、浴槽68が水槽3よりも
相対的に低い位置にあるときは、水槽3から浴槽68に
排水する際、ポンプによる強制的な排水を行う必要はな
いが、水槽3よりも相対的に高い位置にあるときは、水
槽3から浴槽68に排水する際、ポンプによる強制的な
排水を行う必要がある。
【0091】上記のように構成した本実施例の作用を説
明する。まず、排水行程前に、接続部54によって浴槽
68が水槽3に接続されているかを確認し、接続されて
いないと認識した場合は、排水弁45aを水槽3から下
水道側に開いて排水する。また、浴槽68が水槽3に接
続されていると認識した場合は、排水行程終了時に、制
御部12によって排水弁45aを水槽3から浴槽68側
に開いて排水する。そして、検出部47によって浴槽6
8内の貯水量が浴槽許容水量を超える直前であると検出
された場合は、制御部12によって排水弁45aを水槽
3から下水道側に切換えて排水し、水槽3からの排水行
程終了後、制御部12によって排水弁45aを浴槽68
から下水道側に切換える。
【0092】また、浴槽68の栓69が開いていないと
きは、制御部12からの指令によって排水弁45aを水
槽3から下水道に流れるように動作させると、浴槽68
に貯留したすすぎ水は浴槽68から排出されず、洗濯使
用水として貯留しておくことが可能になり、水資源を有
効に再利用することができる。第10の実施例では使用
水を浴槽68から排水していたが、本実施例では図6で
説明した弁を用いることにより、浴槽68の栓69が開
いていなくても排水することができる。
【0093】実施例12 図19は本発明の第12の実施例の模式図、図20はそ
のブロック図である。35は水道の蛇口1と水槽3の給
水口8を接続する給水管、45は水槽3の排水口10と
下水道への排水口を接続する排水管である。70は排水
管45から分岐して浴槽68に接続する第1の分岐管、
45aはその分岐部に設けられた第1の排水弁である。
71は給水管35から分岐して第1の分岐管70と接続
する第2の分岐管で、給水管35との分岐部には第1の
給水弁35aが、第1の分岐管70との分岐部には第2
の排水弁70aが設けられている。72は第2の分岐管
71から分岐して浴槽68に接続する第3の分岐管で、
第2の分岐管71との分岐部には第4の給水弁71aが
設けられている。なお、上記の第1、第2の給水弁35
a,71a、第1、第2の排水弁45a,70aは、そ
れぞれが図6で説明したように、3方向に切り替えが可
能である。
【0094】なお、本実施例においては、浴槽68は洗
濯機内の水槽3よりも相対的に低い位置にあるものと
し、排水時には水槽3内の水が浴槽68に流れる性質を
利用して排水する。73は浴槽68内の水を水槽3に汲
み上げるために第2の分岐管71に取付けられたポンプ
で、第2の排水弁70aと第2の給水弁71aの間に設
けられている。このポンプ73は浴槽68と水槽3との
相対的な位置関係を考慮して取付けたもので、浴槽68
から水槽3へ、水道からの貯留水又は洗濯使用水を給水
する際に作動する。
【0095】上記のように構成した本実施例の作用を図
21のフローチャートを用いて説明する。まず、洗濯行
程開始時に、接続部54によって浴槽68が洗濯機2と
接続されているか否かを確認する(ステップS−1)。
浴槽68が洗濯機2と接続されていない場合は、通常の
洗濯機と同様に蛇口1から給水して下水道に排水する
(ステップS−2)。浴槽68が洗濯機2と接続されて
いる場合は、浴槽68から水槽3に給水することにし
(ステップS−3)、検出部47によって浴槽68内の
水の貯留量を検出し(ステップS−4)、浴槽68内に
水があるときは、制御部12によって第2の給水弁71
aを水が浴槽68方向に流れないように閉じると共に、
第2の排水弁70aを水が浴槽68からポンプ73の方
向に流れるよう開き、この状態でポンプ73を作動させ
て、浴槽68内の水を第2の分岐管71、第1の給水弁
35aを介して水槽3内に給水する。検出部47によっ
て浴槽68内に水がないことを確認した場合は、第1の
給水弁35aを蛇口1から水槽3側に開いて、蛇口1か
ら水槽3に給水する(ステップS−5)。そして、水槽
3内の水が洗濯水量に達したか否かが検出部47によっ
て確認される(ステップS−6)。
【0096】洗濯のための給水終了後、記憶部14に貯
えられている設定により、浴槽68に次のすすぎに使用
する水を貯留するか、又は洗い終了後の排水を一時貯留
して排水以外の時間に排出するかを判断する(ステップ
S−7)。浴槽68に次のすすぎに使用する水を貯留す
る場合は、制御部12によって第1の給水弁35aを蛇
口1から第2の分岐管71側に開くと共に、第2の給水
弁71aを蛇口1から浴槽68側に開き、かつ第2の排
水弁70aを浴槽側に向かって閉じる。また、第1の排
水弁45aを水槽3から下水道側に開く。こうして、す
すぎ用の水道水を蛇口1から浴槽68内に導入して貯留
し(ステップSー8)、洗い行程後の排水は、水槽3か
ら直接下水道に排水する。
【0097】また、すすぎ水を水槽3に給水する場合
は、制御部12によって第2の排水弁70aを浴槽68
からポンプ73側に開き、第2の給水弁71aをポンプ
73から蛇口1側に開き、第1の給水弁を浴槽68から
水槽3側に開き、第1の排水弁45aを水槽側に向かっ
て閉じる。そして、浴槽を給水用タンクとして使用し、
ポンプ73を駆動して、すすぎ行程に備えて貯留してい
た浴槽68の水を水槽3内に給水する。
【0098】浴槽68に次のすすぎに使用する水を貯留
しない場合は、洗い行程終了後、第1の排水弁45aを
水槽3から浴槽68側に開き、第2の排水弁70aを第
1の排水弁45aから浴槽68側に開く。こうすると、
洗い行程で使用した洗濯水が浴槽68側に排出される。
その際、洗濯水は、水槽3よりも低い位置にある浴槽6
8に流れるので、浴槽68内に貯留できる。なお、制御
部12によって、第1の排水弁45aを水槽3から浴槽
68側に開き、第2の排水弁70aを第1の排水弁45
aからポンプ73側に開き、第2の給水弁71aをポン
プ73から浴槽68側に開くと、洗い行程で使用した洗
濯水がポンプ16によって浴槽68側に流れ、浴槽68
の位置が相対的に水槽3の位置より高くても、浴槽68
内に貯留できる。洗いの排水終了後、浴槽68に流され
貯留された洗濯水は、第2の排水弁70aを浴槽68か
ら第1の排水弁45a側に、第1の排水弁45aを浴槽
68から下水道側に開くことで、洗濯機が別の行程を行
っている間に、下水道に排出する(ステップSー9)。
【0099】すすぎ行程終了後、最後に使用したすすぎ
行程のすすぎ水を排水するか貯留しておくかは、記憶部
14の記憶に従い制御部12によって判断する。排水す
る際は、洗濯水、最初のすすぎ水と同様に次の行程の間
に浴槽68から排水するように第1、第2の排水弁45
a,70aを開き、貯留しておく場合は、第1、第2の
排水弁45a,70aを閉じる。本実施例によれば、予
備タンクを使用することがないためスペースを有効利用
でき、初期給水時に浴槽の水を給水できるため給水時間
が短縮できて風呂水を簡単に利用することができる。さ
らに、設定により、浴槽68を給水貯留予備タンク又は
排水貯留予備タンクとして利用でき洗濯時間を短縮する
ことができる。
【0100】実施例13 図22は本発明の第13の実施例の模式図である。68
は浴槽であり、56は浴槽68を例えば縦割りに2つの
部分に分ける仕切り板で、浴槽68の洗濯機本体2側
(図の左側)は排水部68bで、洗濯機本体2の反対側
(図の右側)は給水部68aである。なお、本実施例で
は、洗濯機の水槽3と浴槽68の相対的な位置関係は、
浴槽68のほうが低くなっている。35は水道の蛇口1
と水槽3の給水口8を接続する給水管、44は水槽3の
第1の排水口10aと浴槽68の排水部68bの上部を
接続する第1の排水管で、44aは第1の排水管44に
設けた第1の排水弁である。45は水槽5の第2の排水
口10bと下水道への排水口を接続する第2の排水管で
ある。
【0101】46は第2の排水管46から分岐して浴槽
68の排水部68bの底部と接続する第1の分岐管、4
5aは第2の排水管45の分岐部に設けられた3方向分
岐式の第2の排水弁である。71は給水管35から分岐
して浴槽68の給水部68aの底部と接続する第2の分
岐管、35aは給水管35の分岐部に設けられた3方向
分岐式の第1の給水弁である。72は第2の分岐管71
から分岐し浴槽68の給水部68aの上部に接続する第
3の分岐管、71aはその分岐部に設けられた3方向分
岐式の第2の給水弁である。73は浴槽68の給水部6
8aから水槽3内に水を汲み上げるために、第2の給水
弁71aと給水部68a底部との間の第2の分岐管71
上に設けたポンプである。
【0102】上記のように構成した本実施例の作用を説
明する。まず、接続部(図示せず)によって、浴槽68
が水槽3に接続されているかどうかを確認し、接続され
ていない場合は、制御部(図示せず)によって、第1の
給水弁35aを水道の蛇口1から水槽3側に開き、第1
の排水弁45aを水槽3から下水道側に開いて、通常の
洗濯機と同様に動作させる。浴槽68が水槽3に接続さ
れている場合は、以下のように動作させる。まず、給水
時は、制御部によって、第1の給水弁35aを第2の分
岐管71から水槽3側に開き、第2の給水弁71aをポ
ンプ73から第1の給水弁35a側に開いて、浴槽68
の給水部68a内の水をポンプ73によって水槽3内に
供給する。浴槽68の給水部68a内に水がないか又は
洗濯必要水量に不足しているときは、第1の給水弁35
aを水道の蛇口1から水槽3側に開いて、水道の蛇口1
から水槽3内に直接注水する。
【0103】次のすすぎ水の貯留については、記憶部
(図示せず)の記憶に従い、洗濯機が給水行程以外の行
程を行っているときに、第1の給水弁35aを蛇口1か
ら第2の分岐管71側に、第2の給水弁71aを第3の
分岐管72側に開いて、蛇口1から浴槽68の給水部6
8a側に貯留する。排水時は、制御部によって、第1の
排水弁44aを開くと共に第2の排水弁45aを水槽3
から下水道側へ開いて、水槽3内の水を浴槽68の排水
部68bと下水道に同時に排水する。そして、水槽3内
の水を排出した後、第2の排水弁45aを排水部68b
から下水道側に開くことにより、浴槽68の排水部68
b内の水を下水道に排出する。さらに、浴槽68内に最
後のすすぎ水を貯留させておくか否かについては記憶部
の設定に従い、制御部によって第2の排水弁45aが動
作される。
【0104】なお、本実施例では、洗濯機の水槽3と浴
槽68の相対的な位置関係は浴槽68のほうが低く設定
されているため、ポンプ73は浴槽68内の水を水槽3
に汲み上げるために使用しているが、浴槽68の方が高
いときは、水槽3内の排水を行う際にポンプ73によっ
て水を浴槽68に汲み上げることが必要になる。また、
本実施例では、洗濯機本体2内に、給水弁35a,71
a、排水弁44a,45a、ポンプ73が組み込まれて
いるが、浴槽68とのシステム化が実現できれば、給水
弁35a,71a、排水弁44a,45a、ポンプ73
は洗濯機本体2内に設けなくてもよい。本実施例によれ
ば、浴槽1つで2つの水槽の効果を得ることができ、さ
らに、貯水タンクを用いないため、スペースを有効に利
用することができる。
【0105】実施例14 図23は本発明の第14の実施例の模式図である。2は
洗濯機、12は制御部、82は洗濯機2に付随して制御
部12の指示で通電が開始されるコンセント、83は洗
濯機2の動作中において給水タイミング時を判別して給
水タイミング時に制御部12に信号を送る判別部であ
る。
【0106】上記のように構成した本実施例の作用を説
明する。判別部83から給水タイミングであることを示
す信号を制御部12が受けると、制御部12はコンセン
ト82に通電を開始する。このようにして、給水タイミ
ング時にだけコンセント82に電力を供給し、また、コ
ンセント82が洗濯機に付随していること以外、通常の
市販されている洗濯機と変わりがない。このことから、
給水タイミング時にだけコンセント82に通電するよう
な動作により、市販のポンプのプラグ(図示せず)をコ
ンセント82に差し込んでおくことにより、給水時に自
動的にポンプの電源が入り、ポンプが作動し、水が溜め
てあるタンク(図示せず)から給水を開始する。
【0107】なお、このコンセント82は、洗濯機に付
随するような構成であれば、洗濯機の上部、下部、前
面、裏面等のいかなる場所に設けても初期の目的を達成
することができる。従って本実施例によれば、水が溜め
てあるタンク内の水を洗濯に簡単に再利用でき、ポンプ
で給水する手間を省くこともでき、さらにタンクと蛇口
から同時に給水することで給水時間を短縮できる。
【0108】実施例15 図24は本発明の第15の実施例の模式図である。82
はコンセント、12は制御部、83は判別部、47は検
出部である。84は洗濯に使う予定の水が貯留してある
容器である。なお、この容器84は形状、構造を限定す
るものではなく、水を溜めておくだけのものでもよい。
85は市販の給水用ポンプ、86は給水用ポンプ85の
プラグ、87は給水用ポンプ85から水を給水するため
のホースである。
【0109】本実施例は給水開始のタイミングでは給水
弁43aは閉じたままの状態を維持し、水道から水槽3
に給水を行わないように制御部12で制御するもので、
この点が第14の実施例と異なる。例えば、給水ポンプ
85のプラグ86がコンセント82に差し込まれている
とする。給水ポンプ85の給水能力は決まっており、必
然的に給水量も決っているので、水道からの給水を併せ
行うことにより給水時間を短縮しようとするものである
が、給水タイミング直後から水道と給水ポンプ85の両
者で給水を行うと、水の再利用化という効果が薄れてし
まう。そこで、給水ポンプ85による給水を開始してか
ら一定時間を経過したのち、給水ポンプ85と水道の両
者で給水し、水道の使用量をできるだけ少なくして水の
再利用効果を高めようとするものである。
【0110】すなわち、給水タイミング直後から一定時
間経過したかどうかを判断し(図25のステップS−
1)、経過していない場合は引続き給水ポンプ85のみ
から給水し(ステップS−2)、一定時間経過したとき
は給水ポンプ85と水道の両者により同時に給水する
(ステップS−3)。このことは、給水ポンプ85がコ
ンセント82に接続されていない場合でも、給水タイミ
ングからある一定時間経過すると自動的に水道から給水
されるため、給水ポンプ85から給水されなくても洗濯
機を使用することができる。
【0111】また、給水タイミングから一定時間経過後
に、水槽3の水位により水道からも給水して併用給水す
るかどうかを決めることもできる。給水ポンプ85に市
販のポンプを用いているので、ポンプによる給水量に差
異があることを考慮して、水槽3に給水された量によっ
て給水ポンプ85と水道の併用時期を決定するようにし
たものである。すなわち、給水タイミング後は給水ポン
プ85のみで水槽3に給水し(図26のステップS−
4)、ある一定時間経過したのち水槽3内の水量を検出
する(ステップS−5)。そして、水量が設定水量以下
のときは引続き給水ポンプ85で給水を行い、設定水量
を超えたときは、給水ポンプ85と水道の両者を併用し
て給水する(ステップS−6)。
【0112】実施例14においては、洗濯機にコンセン
トを設け、給水タイミング時に通電するだけであるが、
本実施例においては、洗濯機にいかに効率よく短時間で
給水し、また、水道水の使用量を以下に少なくするかと
いう2つの効果を有するものである。
【0113】なお、上記の各実施例において、貯留予備
タンクとしてすべての場合に浴槽で代用でき、またすべ
ての場合に(既に装着されている場合は除く、以下同
様)に貯留予備タンク内や浴槽内の水量を検出する検出
部を設けることできる。また、上記の各実施例におい
て、すべての場合において、給水貯留予備タンクや浴槽
を取り外し自在に装着でき、この場合は、貯留予備タン
クの水槽との接続状態を検出する接続部を設けることが
できる。そして、接続状態によって、給排水の流れを変
えることができる。さらに、1つの貯留予備タンク又は
浴槽に仕切りを設けて、給水と排水の両機能を持たせる
ことができる。
【0114】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、次のような効果を得ることができる。なお、
説明にあたっては、請求項の番号と同じ番号を付してそ
れぞれの請求項の効果を記述する。 (1) 給水、排水の2つの貯留予備タンクを水槽と併
せて設け、貯留予備タンクからの給排水を制御部の操作
によって必要なときにできるように構成したので、給水
時間と排水時間を短縮し、全洗濯行程にかかる時間を短
縮することができる。また、操作パネルによる設定によ
って、貯留予備タンク内に貯留された水の腐食を防止
し、水資源の再利用もでき、省エネルギー化を実現する
ことができる。
【0115】(2) 給水貯留予備タンクと水道とから
同時に給水できるように構成したので、給水時間を更に
短縮することができる。また、操作パネルによる設定に
よって、貯留予備タンク内に貯留された水の腐食を防止
し、水資源の再利用もでき、省エネルギー化を実現する
ことができる。
【0116】(3) 水道から給水貯留予備タンク、水
道から水槽、給水貯留予備タンクから水槽への3方向の
切り替えが1つの弁でできるように構成したので、給水
弁を減らすことが可能となり、給水時間を更に短縮する
ことができる。また、操作パネルによる設定によって、
貯留予備タンク内に水を貯留し、水資源の再利用もで
き、省エネルギー化を実現することができる。
【0117】(4) 排水貯留予備タンクと下水道へ同
時に排水できるように構成したので、排水時間を更に短
縮することができる。また、操作パネルによる設定によ
って、貯留予備タンク内に貯留された水の腐食を防止
し、水資源の再利用もでき、省エネルギー化を実現する
ことができる。
【0118】(5) 水槽から排水貯留予備タンク、水
槽から下水道、排水貯留予備タンクから下水道への3方
向の切り替えを1つの弁でできるように構成したので、
排水弁を減らすことが可能となり、排水時間を更に短縮
することができる。また、操作パネルによる設定によっ
て、洗濯水を貯留し、水資源の再利用もでき、省エネル
ギー化を実現することができる。
【0119】(6) 給水貯留予備タンクと水道とから
同時に給水できるようにし、また、排水貯留予備タンク
と下水道へ同時に排水できるように構成したので、給排
水時間を更に短縮することができる。また、操作パネル
による設定によって、貯留予備タンク内に貯留された水
の腐食を防止し、選択水を貯留し、水資源の再利用もで
き、省エネルギー化を実現することができる。
【0120】(7) 水道から給水貯留予備タンク、水
道から水槽、給水貯留予備タンクから水槽への3方向の
切り替えを1つの弁でできるように構成し、また水槽か
ら排水貯留予備タンク、水槽から下水道、排水貯留予備
タンクから下水道への3方向の切り替えを1つの弁でで
きるように構成したので、給水弁、排水弁を減らすこと
が可能となり、給水、排水時間を更に短縮することがで
きる。また、操作パネルによる設定によって、貯留予備
タンク内に貯留された水の腐食を防止したり洗濯水を貯
留したりでき、水資源の再利用もでき、省エネルギー化
を実現することができる。
【0121】(8) 水槽から2つの排水管で排水する
ようの構成したので、貯留予備タンクが接続している場
合は、水槽からは見かけ上1度に排水されたことにな
り、排水時間を短縮できる。また、洗濯水を貯留できる
ので、水資源の再利用もでき、省エネルギー化を実現す
ることができる。
【0122】(9) 3方向に切り替え可能な2個の給
水弁と2個の排水弁とポンプを使用して1つの貯留予備
タンクによって給排水するように構成したので、スペー
スを有効利用でき、また、洗濯時間の短縮も可能であ
る。
【0123】(10) 3方向に切り替え可能な2個の
給水弁と2個の排水弁とポンプを使用して2つの貯留予
備タンクの位置を同じにして給排水できるように構成し
たので、スペースを有効利用でき、洗濯時間の短縮も可
能である。
【0124】(11) 貯留予備タンク内の水量を検出
する検出部を設け、検出部からの信号に応じて制御部が
各弁を制御するようにしたので、水量に応じて弁の開閉
を自動的にかつ効率よく行うことができる。
【0125】(12) 貯留予備タンクを取り外し自在
に装着すると共に貯留予備タンクの接続状態を検出する
接続部を設けたので、貯留予備タンクの接続状態を自動
的に判別でき、貯留予備タンクがない場合は通常の洗濯
機と同様に使用することができる。
【0126】(13) 給水貯留予備タンクと排水貯留
予備タンクを、1つの貯留予備タンクに仕切りを設けて
仕切り形成したので、1つの予備タンクによって2つ分
の役目を果たすことができる。
【0127】(14) 貯留予備タンクとして風呂場の
浴槽を用いたので、専用の貯留予備タンクを設置する必
要がなくスペースを有効利用でき、また風呂の残り湯を
簡単に利用できて水資源を有効に活用できる。
【0128】(15) 給水タイミングであることを判
別する判別部と、判別部からの信号により通電を開始し
又は停止するコンセントを設けたので、市販のポンプを
自動的に動作させることができ、通常の洗濯機と全く同
等の大きさで、水が溜めてあるタンク内の水を簡単に再
利用することができ、さらに、タンクと蛇口から同時に
給水することにより給水時間を短縮できる。
【0129】(16) 給水タイミングであることを判
別する判別部と、判別部からの信号により通電を開始し
又は停止するコンセントと、貯水量を検出する検出部
と、検出部により貯水量が必要必要水量に達しないとき
水道から水槽に給水するように動作する給水弁と、給水
弁を制御する制御部を設けたので、市販の給水ポンプを
自動的に動作させることができ、生活使用水の再利用が
簡単に行え、さらに、水道からの給水量と水を貯留して
ある容器からの給水量の割合を変えることができるので
水の省エネルギーを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の模式図である。
【図2】 図1の作用を説明するフローチャートであ
る。
【図3】 図1の作用を説明するフローチャートであ
る。
【図4】 図1の作用を説明するフローチャートであ
る。
【図5】 本発明の第2の実施例の模式図である。
【図6】 図5の要部を拡大した断面図である。
【図7】 本発明の第3の実施例の模式図である。
【図8】 図7の作用を説明するフローチャートであ
る。
【図9】 本発明の第4の実施例の模式図である。
【図10】 本発明の第5の実施例の模式図である。
【図11】 図11の作用を説明するフローチャートで
ある。
【図12】 本発明の第6の実施例の模式図である。
【図13】 本発明の第7の実施例の模式図である。
【図14】 本発明の第8の実施例の斜視図である。
【図15】 本発明の第9の実施例の模式図である。
【図16】 図16の作用を説明するフローチャートで
ある。
【図17】 本発明の第10の実施例の模式図である。
【図18】 本発明の第11の実施例の模式図である。
【図19】 本発明の第12の実施例の模式図である。
【図20】 図20のブロック図である。
【図21】 図20の作用を説明するフローチャートで
ある。
【図22】 本発明の第13の実施例の模式図である。
【図23】 本発明の第14の実施例の模式図である。
【図24】 本発明の第15の実施例の模式図である。
【図25】 図25の作用を説明するフローチャートで
ある。
【図26】 図25の作用を説明するフローチャートで
ある。
【図27】 従来の洗濯機の一例を示す縦断面図であ
る。
【図28】 従来の洗濯機の給水装置の一例を示す縦断
面図である。
【図29】 従来の洗濯機の一例を示す縦断面図であ
る。
【図30】 従来の洗濯機の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 水道の蛇口、2 洗濯機本体、3 水槽、4 給水
貯留予備タンク、5排水貯留予備タンク、6 第1の給
水管、6a 第1の給水弁、7 第2の給水管、7a
第2の給水弁、9 第1の排水管、9a 第1の排水
弁、11 第2の排水管、11a 第2の排水弁、12
制御部、13 操作パネル、14 記憶部、31 第
1の給水管、31a 第1の給水弁、31b 第2の給
水弁、32 分岐給水管、33 第2の給水管、33a
第3の給水弁、35 給水管、35a 給水弁、第1
の給水弁、36 分岐給水管、37 検出部、43a
給水弁、44 第1の排水管、44a 第1の排水弁、
45 配水管又は第2の排水管、45a 排水弁又は第
2の排水弁、46 分岐排水管又は第1の分岐管、47
検出部、54 接続部、56 仕切板、68 浴槽、
68a 給水部、68b 排水部、70 第1の分岐
管、70a 第2の排水弁、71 第2の分岐管、71
a 第2の給水弁、72 第3の分岐管、73 ポン
プ、82 コンセント、83 判別部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川久保 守 鎌倉市大船二丁目14番40号 三菱電機株式 会社住環境研究開発センター内 (72)発明者 渡久地 政幸 千葉県船橋市山手1丁目1番1号 日本建 鐵株式会社船橋製作所内 (72)発明者 浦辺 浩文 千葉県船橋市山手1丁目1番1号 日本建 鐵株式会社船橋製作所内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯等を行う水槽、水道と前記水槽の間
    に介在して前記水道から水槽に水を供給する給水手段及
    び前記水槽と下水道との間に介在して前記水槽から下水
    道に洗濯水を排水する排水手段等からなる洗濯機におい
    て、 給水貯留予備タンク、第1の給水弁を有し前記水道と給
    水貯留予備タンクを接続する第1の給水管、及び第2の
    給水弁を有し前記給水貯留予備タンクと水槽を接続する
    前記第1の給水管よりも給水流量の大きい第2の給水管
    からなる給水手段と、 排水貯留予備タンク、第1の排水弁を有し前記水槽と排
    水貯留予備タンクを接続する第1の排水管、及び第2の
    排水弁を有し前記排水貯留予備タンクと下水道を接続す
    る前記第1の排水管よりも排水流量の小さい第2の排水
    管からなる排水手段と、 操作パネルによる設定等を記憶する記憶手段と接続さ
    れ、前記第1、第2の給水弁及び第1、第2の排水弁を
    制御する制御手段とを有し、 前記水道からの水を給水貯留予備タンクに貯留しておい
    て前記水槽に一度に給水すると共に、前記水槽からの排
    水を排水貯留予備タンクに貯留しておき排水行程以外の
    時間に排水しうるようにしたことを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 洗濯等を行う水槽、水道と前記水槽の間
    に介在して前記水道から水槽に水を供給する給水手段及
    び前記水槽と下水道との間に介在して前記水槽から下水
    道に洗濯水を排水する排水手段等からなる洗濯機におい
    て、 給水貯留予備タンク、前記水道と水槽を接続する第1の
    給水管、該第1の給水管から分岐して前記給水貯留予備
    タンクと接続する分岐給水管、前記給水貯留予備タンク
    と水槽を接続する第2の給水管、前記第1の給水管の分
    岐部に設けられ前記水道から給水貯留予備タンク又は水
    槽への給水を制御する第1の給水弁、該第1の給水弁と
    水槽との間に設けられ前記水道から水槽への給水を制御
    する第2の給水弁、及び前記第2の給水管に設けられ前
    記給水貯留予備タンクから水槽への給水を制御する第3
    の給水弁からなる給水手段と、 操作パネルによる設定等を記憶する記憶手段と接続さ
    れ、前記第1、第2、第3の給水弁を制御する制御手段
    とを有し、 前記水道から給水貯留予備タンクに貯留した水と前記水
    道からの水を同時に水槽に給水しうるようにしたことを
    特徴とする洗濯機。
  3. 【請求項3】 洗濯等を行う水槽、水道と前記水槽の間
    に介在して前記水道から水槽に水を供給する給水手段及
    び前記水槽と下水道との間に介在して前記水槽から下水
    道に洗濯水を排水する排水手段等からなる洗濯機におい
    て、 給水貯留予備タンク、前記水道と水槽を接続する給水
    管、該給水管から分岐して前記給水貯留予備タンクと接
    続する分岐給水管、前記給水管の分岐部に設けられ前記
    水道から給水貯留予備タンク又は前記水道から水槽若し
    くは給水貯留予備タンクから水槽への給水を制御する給
    水弁からなる給水手段と、 操作パネルによる設定等を記憶する記憶手段と接続さ
    れ、前記給水弁を制御する制御手段を有し、 前記給水貯留予備タンク内に水が貯留されているときは
    該給水貯留予備タンクから水槽に給水し、水が貯留され
    ていないときは前記水道から水槽に給水し、給水行程以
    外の時間に前記水道から給水貯留予備タンクに水を貯留
    しうるようにしたことを特徴とする洗濯機。
  4. 【請求項4】 洗濯等を行う水槽、水道と前記水槽の間
    に介在して前記水道から水槽に水を供給する給水手段及
    び前記水槽と下水道との間に介在して前記水槽から下水
    道に洗濯水を排水する排水手段等からなる洗濯機におい
    て、 排水貯留予備タンク、前記水槽と排水貯留予備タンクを
    接続する第1の排水管、該第1の排水管に設けられ前記
    水槽から排水貯留予備タンクへの排水を制御する第1の
    排水弁、前記水槽と下水道を接続する第2の排水管、該
    第2の排水管から分岐して前記排水貯留予備タンクと接
    続する分岐排水管、前記第2の排水管の分岐部に設けら
    れ前記水槽から下水道又は前記排水貯留予備タンクから
    下水道への排水を制御する第2の排水弁からなる排水手
    段と、 操作パネルによる設定等を記憶する記憶手段と接続さ
    れ、前記第1、第2の排水弁を制御する制御手段とを有
    し、 前記水槽から排水貯留予備タンクと下水道に同時に排水
    しうるようにしたことを特徴とする洗濯機。
  5. 【請求項5】 洗濯等を行う水槽、水道と前記水槽の間
    に介在して前記水道から水槽に水を供給する給水手段及
    び前記水槽と下水道との間に介在して前記水槽から下水
    道に洗濯水を排水する排水手段等からなる洗濯機におい
    て、 排水貯留予備タンク、前記水槽と下水道を接続する排水
    管、該排水管から分岐して前記排水貯留予備タンクと接
    続する分岐排水管、前記排水管の分岐部に設けられ前記
    水槽から排水貯留予備タンク又は前記水槽から下水道若
    しくは排水貯留予備タンクから下水道への排水を制御す
    る排水弁からなる排水手段と、 操作パネルによる設定等を記憶する記憶手段と接続さ
    れ、前記排水弁を制御する制御手段とを有し、 排水タイミング時に前記排水貯留予備タンク内に水が貯
    留されているときは前記水槽から下水道に、排水タイミ
    ング時に水が貯留されていないときは前記水槽から排水
    貯留予備タンクに、排水行程以外の時間に水が貯留され
    ているときは前記排水貯留予備タンクから下水道に排水
    しうるようにしたことを特徴とする洗濯機。
  6. 【請求項6】 洗濯等を行う水槽、水道と前記水槽の間
    に介在して前記水道から水槽に水を供給する給水手段及
    び前記水槽と下水道との間に介在して前記水槽から下水
    道に洗濯水を排水する排水手段等からなる洗濯機におい
    て、 給水貯留予備タンク、前記水道と水槽を接続する第1の
    給水管、該第1の給水管から分岐して前記給水貯留予備
    タンクと接続する分岐給水管、前記給水貯留予備タンク
    と水槽を接続する第2の給水管、前記第1の給水管の分
    岐部に設けられて前記水道から給水貯留予備タンク又は
    水槽への給水を制御する第1の給水弁、該第1の給水弁
    と水槽との間に設けられ前記水道から水槽への給水を制
    御する第2の給水弁、前記第2の給水管に設けられ前記
    給水貯留予備タンクから水槽への給水を制御する第3の
    給水弁からなる給水手段と、 排水貯留予備タンク、前記水槽と排水貯留予備タンクを
    接続する第1の排水管、該第1の排水管に設けられ前記
    水槽から排水貯留予備タンクへの排水を制御する第1の
    排水弁、前記水槽と下水道を接続する第2の排水管、該
    第2の排水管から分岐して前記排水貯留予備タンクと接
    続する分岐排水管、前記第2の排水管の分岐部に設けら
    れ前記水槽から下水道又は前記排水貯留予備タンクから
    下水道への排水を制御する第2の排水弁からなる排水手
    段と、 操作パネルによる設定等を記憶する記憶手段と接続さ
    れ、前記第1、第2、第3の給水弁及び第1、第2の排
    水弁を制御する制御手段とを有し、 前記水道から給水貯留予備タンクに貯留した水と前記水
    道からの水を同時に水槽に給水しうるようにすると共
    に、前記水槽から排水貯留予備タンクと下水道に同時に
    排水しうるようにしたことを特徴とする洗濯機。
  7. 【請求項7】 洗濯等を行う水槽、水道と前記水槽の間
    に介在して前記水道から水槽に水を供給する給水手段及
    び前記水槽と下水道との間に介在して前記水槽から下水
    道に洗濯水を排水する排水手段等からなる洗濯機におい
    て、 給水貯留予備タンク、前記水道と水槽を接続する給水
    管、該給水管から分岐して前記給水貯留予備タンクと接
    続する分岐給水管、前記給水管の分岐部に設けられ前記
    水道から給水貯留予備タンク又は前記水道から水槽若し
    くは給水貯留予備タンクから水槽への給水を制御する給
    水弁からなる給水手段と、 排水貯留予備タンク、前記水槽と下水道を接続する排水
    管、該排水管から分岐して前記排水貯留予備タンクと接
    続する分岐排水管、前記排水管の分岐部に設けられ前記
    水槽から排水貯留予備タンク又は前記水槽から下水道若
    しくは排水貯留予備タンクから下水道への排水を制御す
    る排水弁とからなる排水手段と、 操作パネルによる設定等を記憶する記憶手段と接続さ
    れ、前記給水弁及び排水弁を制御する制御手段とを有
    し、 前記給水貯留予備タンク内に水が貯留されているときは
    該給水貯留予備タンクから水槽に給水し、水が貯留され
    ていないときは前記水道から水槽に給水し、給水行程以
    外の時間に前記水道から給水貯留予備タンクに水を貯留
    しうるようにすると共に、 排水タイミング時に前記排水貯留予備タンク内に水が貯
    留されているときは前記水槽から下水道に、排水タイミ
    ング時に水が貯留されていないときは前記水槽から排水
    貯留予備タンクに、排水行程以外の時間に水が貯留され
    ているときは前記排水貯留予備タンクから下水道に排水
    しうるようにしたことを特徴とする洗濯機。
  8. 【請求項8】 洗濯等を行う水槽、水道と前記水槽の間
    に介在して前記水道から水槽に水を供給する給水手段、
    前記水槽と下水道との間に介在して前記水槽から下水道
    に洗濯水を排水する排水手段等からなる洗濯機におい
    て、 排水貯留予備タンク、前記水槽と排水貯留予備タンクを
    接続する第1の排水管、該第1の排水管に設けられ前記
    水槽から排水貯留予備タンクへの排水を制御する第1の
    排水弁、前記排水貯留予備タンクから栓を介して下水道
    に接続された下水用排水管、前記水槽と下水道を接続す
    る第2の排水管、該第2の排水管に設けられ前記水槽か
    ら下水道への排水を制御する第2の排水弁とからなる排
    水手段と、 操作パネルによる設定等を記憶する記憶手段と接続さ
    れ、前記第1、第2の排水弁を制御する制御手段とを有
    し、 前記第1、第2の排水弁から同時に排水しうるようにし
    たことを特徴とする洗濯機。
  9. 【請求項9】 洗濯等を行う水槽と、給水と排水のため
    の貯留予備タンク、水道と前記水槽を接続する給水管、
    前記水槽と下水道を接続する排水管、該排水管から分岐
    して前記貯留予備タンクに接続する第1の分岐管、前記
    排水管の分岐部に設けられ前記水槽から貯留予備タンク
    又は該貯留予備タンクから下水道若しくは前記水槽から
    下水道への排水を制御する第1の排水弁、前記給水管か
    ら分岐して前記第1の分岐管と接続する第2の分岐管、
    前記給水管の分岐部に設けられ前記水道から貯留予備タ
    ンク又は該貯留予備タンクから水槽若しくは前記水道か
    ら水槽への給水を制御する第1の給水弁、前記第1の分
    岐管の分岐部に設けられ前記水槽から貯留予備タンク又
    は該貯留予備タンクから下水道若しくは前記水道から下
    水道への排水を制御する第2の排水弁、前記第2の分岐
    管から分岐して前記貯留予備タンクに接続する第3の分
    岐管、前記第2の分岐管の分岐部に設けられ該第2の分
    岐管の上下方向又は第3の分岐管の貯留予備タンク方向
    への水流を制御する第2の給水弁、前記排水貯留予備タ
    ンク内の水を水槽に汲上げるために前記第2の分岐管に
    設けられたポンプとからなる給、排水手段と、 操作パネルによる設定等を記憶する記憶手段と接続さ
    れ、前記第1、第2の給水弁、第1、第2の排水弁を制
    御する制御手段と、 前記第3の分岐管、貯留予備タンクを経てポンプにより
    第2の分岐管から給水すると共に、第1の排水弁から貯
    留予備タンクを経て排水し、給排水の動作が重なるとき
    には給排水動作のいずれか一方の動作を行うようにした
    ことを特徴とする洗濯機。
  10. 【請求項10】 洗濯等を行う水槽と、水道と前記水槽
    を接続する給水管、前記水槽と排水貯留予備タンクの上
    部を接続する第1の排水管、該第1の排水管に設けられ
    前記水槽から排水貯留予備タンクへの排水を制御する第
    1の排水弁、前記水槽と下水道を接続する第2の排水
    管、該第2の排水管から分岐して前記排水貯留予備タン
    クの底部と接続する第1の分岐管、前記第2の排水管の
    分岐部に設けられ前記水槽から下水道又は前記排水貯留
    予備タンクから下水道への排水を制御する第2の排水
    弁、前記給水管から分岐して給水貯留予備タンクの底部
    と接続する第2の分岐管、前記給水管の分岐部に設けら
    れ前記水道から水槽又は前記水道から第2の分岐管を経
    て給水貯留予備タンク若しくは給水貯留予備タンクから
    第2の分岐管を経て水槽への給水を制御する第1の給水
    弁、前記第2の分岐管から分岐し前記給水貯留予備タン
    クの上部に接続する第3の分岐管、前記第2の分岐管の
    分岐部に設けられ第2の分岐管の相対方向又は第3の分
    岐管の給水貯留予備タンク方向への給水を制御する第2
    の給水弁、前記給水貯留予備タンク内の水を水槽内に汲
    上げるために前記第2の分岐管に設けたポンプとからな
    る給、排水手段と、 操作パネルによる設定等を記憶する記憶手段と接続さ
    れ、前記第1、第2の給水弁、第1、第2の排水弁を制
    御する制御手段とを有し、 前記第3の分岐管から給水貯留予備タンクを経てポンプ
    により第2の分岐管から給水すると共に、第1、第2の
    排水管によって同時に排水しうるようにしたことを特徴
    とする洗濯機。
  11. 【請求項11】 貯留予備タンク内の水量を検出する検
    出手段を設け、該検出手段からの信号に基いて制御手段
    が各弁を制御することを特徴とする請求項1乃至10の
    いずれかに記載の洗濯機。
  12. 【請求項12】 貯留予備タンクを取り外し自在に設け
    ると共に該貯留予備タンクの接続状態を検出する接続部
    を設け、該接続部からの信号に基いて前記制御手段が各
    弁を制御し、前記貯留予備タンクが接続状態にないこと
    を検出したときは水道又は水槽から直接給水又は排水
    し、前記貯留予備タンクが接続状態にあることを検出し
    たときは前記貯留予備タンクを用いて給水又は排水する
    ようにしたことを特徴とする請求項2乃至11のいずれ
    かに記載の洗濯機。
  13. 【請求項13】 給水貯留予備タンクと排水貯留予備タ
    ンクを、1つの貯留予備タンクに仕切板を設けて形成し
    たことを特徴とする請求項1,6,7,10のいずれか
    に記載の洗濯機。
  14. 【請求項14】 予備タンクとして浴槽を用いたことを
    特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の洗濯
    機。
  15. 【請求項15】 給水タイミングであることを判別する
    判別手段と、該判別手段からの給水タイミングであるこ
    とを示す信号により通電を開始し給水完了時に通電を停
    止するコンセントとを備えたことを特徴とする洗濯機。
  16. 【請求項16】 給水弁を有し水道と水槽を接続する給
    水管と、水を貯蓄する容器、洗濯機に設けたコンセント
    に着脱されるプラグを有し前記容器内の水を水槽に給水
    する給水ポンプと、給水タイミングを判別する判別手段
    と、前記コンセントへの通電及び給水弁を制御する制御
    手段とを有し、 前記制御手段により、給水タイミング直後から前記給水
    ポンプにより水槽に給水し、一定時間経過したとき又は
    前記水槽内の水量が設定量に達したときは、前記給水弁
    を開いて前記給水ポンプと水道の両者により給水するこ
    とを特徴とする洗濯機。
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