JPH08229147A - 携帯用酸素発生器 - Google Patents

携帯用酸素発生器

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JPH08229147A
JPH08229147A JP6470595A JP6470595A JPH08229147A JP H08229147 A JPH08229147 A JP H08229147A JP 6470595 A JP6470595 A JP 6470595A JP 6470595 A JP6470595 A JP 6470595A JP H08229147 A JPH08229147 A JP H08229147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
container
oxygen
water
oxygen generator
Prior art date
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Pending
Application number
JP6470595A
Other languages
English (en)
Inventor
Masuo Saeki
万壽夫 佐伯
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BITSUGU VAN KK
Original Assignee
BITSUGU VAN KK
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Filing date
Publication date
Application filed by BITSUGU VAN KK filed Critical BITSUGU VAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 触媒の機能を良好に発揮させ、酸素発生の化
学反応を促進する。 【構成】 半球状の半部32A、32Bによって、球状
の触媒容器31が構成される。半部32A、32Bは、
それぞれステンレス製のリングにステンレス製のメッシ
ュを張ったものである。この中に固形の触媒タブレット
35を入れ、爪33A、33Bによって係合状態を保持
し、反応槽に水と過炭酸ナトリウムと共に入れる。触媒
タブレット35が沈澱した過炭酸ナトリウムの中に沈ま
ず、また、反応時に発生する泡によって浮遊するので、
触媒の作用が効果的に発揮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、携帯用酸素発生器、
特に酸素発生を効果的に行なうことが可能な装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】携帯用酸素発生器は、急病等の医療分野
に限らず、長距離運転時の疲労回復のように、健康維持
用として家庭等でも広く使用されつつある。このような
用途の酸素発生器の一つとして、過炭酸ナトリウムと水
の化学的反応によって酸素を発生するものが知られてい
る。すなわち、
【0003】2Na2 CO3 ・3H2 O→2(Na2
2 O)+H2 O+1.5O2 の反応によって、酸素が発生する。かかる反応を促進す
るために、触媒が使用される。触媒としては、例えば電
解二酸化マンガンが使用される。使用しやすいように、
触媒は、タブレットに成型された固形のもので、水に対
して過炭酸ナトリウムと触媒とを一緒に投入することに
より酸素を発生している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の酸素発生器にお
いて、固形の触媒が水に溶けて、触媒作用を発揮する
が、水温が低い場合等では、触媒が水に溶けにくい。ま
た、粉状の過炭酸ナトリウムと一緒に反応槽に入れられ
た時に、触媒が槽の底に沈澱している過炭酸ナトリウム
の中に埋没し、触媒の表面に過炭酸ナトリウムの粉が付
着する。その結果、触媒作用が不充分となり、予定され
ている量の酸素が発生しない等の問題があった。そのた
め、使用する水を予め温めておいたり、触媒のタブレッ
トを砕く等の手間を要することもあった。
【0005】従って、この発明の目的は、過炭酸ナトリ
ウム等の原料と水の化学反応を利用する酸素発生器に関
して、触媒作用が充分に発揮されるように改良された酸
素発生器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、水と粉状の
原料と触媒とを混合することによって、酸素を発生する
携帯用酸素発生器であって、固形化された触媒をメッシ
ュ状の触媒容器に収納した状態で、水および粉状の原料
と混合するようにしたものである。
【0007】
【作用】水および過炭酸ナトリウムと共に、反応槽に入
れる時に、触媒をメッシュ状の容器に入れているので、
触媒が沈澱した過炭酸ナトリウムの中に埋没したり、触
媒の表面に過炭酸ナトリウムの粉末が付着することを防
止できる。その結果、触媒作用が活発となり、良好な酸
素発生を行なうことができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は、この発明を適用できる酸素発
生器の全体的な構成を示す。この一実施例は、下部から
順に反応槽としてのメインタンク1、加湿容器2および
酸素供給部としてのヘッドキャップ3から構成される。
これらは、一例として略円筒状の樹脂成型品である。メ
インタンク1の内部に加水線4が描かれ、その上部開口
部には、ねじ山5が形成され、パッキング6が設けられ
ている。さらに、7は、ベルト8の装着用の係合部であ
る。
【0009】加湿容器2は、メインタンク1と係合する
ベース9と、ベース9の上部に位置する、透明樹脂から
なる加湿部10とからなる。加湿部10には、図示しな
いが加水線が描かれている。ベース9と加湿部10との
境界には、隔壁11が設けられる。隔壁11には、メイ
ンタンク1内で発生した酸素を加湿部10に導くための
小さな穴12が設けられる。隔壁11の上面には、この
穴12の周囲を取り囲むようにボス13aが立設され
る。また、この上面には、ボス13bが立設される。ボ
ス13bの側の隔壁には、穴が設けられない。一方のボ
ス13aに透明チューブ14の一端が嵌め込まれ、他方
のボス13bに対してチューブ14の他端に嵌め込まれ
た発泡フィルタ15の先端が挿入される。加湿容器2の
上部の周面にねじ山16が形成され、さらに、その開口
の周縁にパッキング17が設けられる。
【0010】半球状のヘッドキャップ3の上部には、支
持ピン(図示しない)を軸として回動自在とされたキャ
ップ18が設けられる。キャップ18と一体に回動する
回動板19が平行して設けられ、その間にチューブ支持
体20が回動自在に支持される。そして、チューブ支持
体20と固定のボス21の間に酸素発生口チューブ22
の両端がそれぞれ嵌め込まれる。
【0011】図1は、キャップ18を指で持ち上げた開
状態を示している。この状態では、チューブ支持体20
がヘッドキャップ3より外に飛び出し、酸素発生口チュ
ーブ22を通じて酸素が外部に導かれる。キャップ18
を押し下げて閉じると、チューブ支持体20が図面にお
いて反時計方向に回転し、チューブ22がU字状に撓
み、収納部23内にチューブ22が折れ曲がった状態で
格納される。
【0012】この発明の一実施例を使用する時には、メ
インタンク1および加湿容器2のそれぞれの加水線4ま
で水を入れ、次に、メインタンク1内に粉状の過炭酸ナ
トリウムと後述のように、触媒容器に収納されたタブレ
ット状(固形)の触媒を入れ、そして、メインタンク
1、加湿容器2およびヘッドキャップ3をそれぞれ嵌め
込む。そして、図2に示すような酸素マスク24のチュ
ーブ先端部25をチューブ支持体20に差し込む。
【0013】メインタンク1内の反応により発生した酸
素が加湿容器2の穴12からチューブ14に入り、チュ
ーブ14および発泡フィルタ15を介して加湿容器2の
水内に放出される。加湿容器2の水を通ることによっ
て、適当な湿度の酸素が発生する。この酸素がヘッドキ
ャップ3の酸素発生チューブ22を通って酸素マスク2
4に導かれる。酸素マスク24を口に当てることによっ
て、ユーザが酸素を吸入することができる。
【0014】上述の携帯用酸素発生器において、触媒を
メインタンク1内に入れる時に、直接的に触媒を入れる
のではなく、図3に示すような触媒容器31を使用す
る。触媒容器31は、半球状の容器半部32Aおよび3
2Bで構成された球状のものである。容器半部32Aお
よび32Bのそれぞれは、例えばステンレスの円形リン
グに対してステンレスのメッシュを張ったものである。
ステンレスであることは、必ずしも必要でないが、メイ
ンタンク1内に入れた時に、有害成分を発生したり、腐
食しない材料が望ましい。
【0015】容器半部32Aおよび32Bのリング部に
は、係合用の爪33Aおよび33Bが設けられ、また、
小径の穴が設けられている。爪33Aおよび33Bは、
リングの面との間に係合用のギャップを形成するよう
に、折り曲げ成型されたものである。図3Aに示すよう
に、このギャップ内に相手方の容器半部のリングを滑り
込ませることによって、二つの容器半部32Aおよび3
2Bが係合される。また、二つの容器半部32Aおよび
32Bがを連結するために、リングの穴にワイヤー34
が通される。
【0016】二つの容器半部32Aおよび32Bを横方
向にずらすことで、図3Cに示すように、係合状態が解
除される。この状態で例えば下側の容器半部32B内に
触媒タブレット35を入れ、再び係合状態とする。この
ように、触媒容器31内に入れられた触媒タブレット3
5を過炭酸ナトリウムの粉末と共に、メインタンク1内
の水に入れる。
【0017】この一実施例では、触媒として、従来、主
に使用されていた二酸化マンガンの代わりに芒硝および
酵素の混合物を使用する。一例として、芒硝を95〜9
8%、酵素を5〜2%の割合の組成比とされる。酵素と
しては、カタラーゼを使用することができる。かかる触
媒は、使用後の残留物を少なくできる点で、有利であ
る。
【0018】上述の一実施例のように、触媒容器31を
使用することによって、使用しない場合と比して良好に
酸素を発生することが可能となる。その理由としては、
触媒タブレット35の表面が過炭酸ナトリウムの粉末に
より覆われることを防止でき、触媒が水に溶け易くなる
からであり、また、反応時に発生する酸素の気泡によっ
て、触媒容器31がメインタンク1内で浮遊するからで
ある。若し、直接的に触媒を水に入れると、過炭酸ナト
リウムの粉末が表面に付着したり、沈澱した過炭酸ナト
リウムの中に触媒タブレットが沈み込み、その結果、触
媒作用が低下し、過炭酸ナトリウムと水の反応速度が遅
くなったり、反応が不充分となる問題が生じる。
【0019】なお、触媒容器としては、図3に示すもの
に限らず、メッシュ状の容器であれば、卵型、直方体等
の種々の形状のものを使用できる。
【0020】また、上述の一実施例では、加湿容器2内
に水を入れているが、使用後にこの水を飲むことができ
る。従って、水に代えて乳酸菌飲料を加湿容器2内に入
れて、酸素発生後にそれを飲むようにしても良い。
【0021】さらに、酸素を発生するための水と混合さ
れる原料としては、過炭酸ナトリウム以外の過炭酸ソー
ダ等の他の材料を使用することができる。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、水と原料と共に固形
の触媒を反応槽に入れる時に、触媒をメッシュ状の触媒
容器に入れることによって、触媒の作用を充分に発揮さ
せることができ、活発な反応を実現できる。従って、水
を温めたり、触媒を砕く手間を不要とでき、手間をかけ
ずに、酸素を発生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の縦断面図である。
【図2】この発明の一実施例において使用する酸素マス
クの斜視図である。
【図3】この発明の一実施例における触媒容器の平面
図、正面図、開状態の平面図である。
【符号の説明】
1 メインタンク 2 加湿容器 3 ヘッドキャップ 31 触媒容器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水と粉状の原料と触媒とを混合すること
    によって、酸素を発生する携帯用酸素発生器であって、 固形化された触媒をメッシュ状の触媒容器に収納した状
    態で、上記水および粉状の原料と混合するようにしたこ
    とを特徴とする携帯用酸素発生器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の携帯用酸素発生器にお
    いて、 水、粉状の原料および触媒容器に収納された触媒が混合
    される反応槽と、 上記反応槽と着脱自在とされ、上記反応槽で発生した酸
    素を加湿する加湿容器と、 上記加湿容器と着脱自在とされ、発生した酸素を吸入す
    るための酸素供給部が設けられたキャップとから構成さ
    れることを特徴とする携帯用酸素発生器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の携帯用酸素発生器にお
    いて、 上記触媒容器は、金属製のリングと上記リングに張りわ
    たされた金属製のメッシュ部とからなる半部を係合する
    構成とされることを特徴とする携帯用酸素発生器。
JP6470595A 1995-02-28 1995-02-28 携帯用酸素発生器 Pending JPH08229147A (ja)

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