JPH08229124A

JPH08229124A - 注射器

Info

Publication number: JPH08229124A
Application number: JP7064794A
Authority: JP
Inventors: Isao Shimizu; 勲生清水
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1995-02-28
Filing date: 1995-02-28
Publication date: 1996-09-10

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】注射針から注射器を引き抜くのではなく、弱い
回転力を加えるだけで、斜部や半円形部およびくの字形
部ならびに螺旋形部の発生する押力の働きで簡単に抜き
離れる、注射針が脱落しなく、また液洩れしない。【構成】注射針基と注射筒の結合部の当たり面を斜め、
半円形やくの字形および螺旋形にし、注射筒の注射針基
結合部に固定及び押出し用凸起を設け、また注射針基に
は固定押出し用溝を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、医療用に使用する注
射器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来は、（イ）人体に注射針を刺して
採血等を済ませ、注射針を刺したまま薬液の入った注
射筒と取替えるときに、特に抜き取る際に多大な引く
力を必要とした、その為大変緊張をしたものである。（ロ）注射針基が注射筒から外れたり、液洩れすること
もあった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】

（イ）注射針から注射筒を抜き取る際に大変力が必要で
ある。（ロ）注射針基と注射筒の結合部が外れたり、液洩れ
をする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】注射針と注射筒に回転力
を加えると押力を発生する、斜部（３）、半円形部
（３ａ）、くの字形部（３ｂ）、螺旋形部（３ｃ）、注
射針基固定及び押出し用凸起部（３ｄ）と注射針基固定
及び押出し用溝（３ｅ）を設ける。

【０００５】

【作用】注射針から注射筒を抜き取る際に、引く力を加
えなくても回転力を加えるだけで引き抜く方向へ、斜部
（３）、半円形部（３ａ）、くの字形部（３ｂ）、螺旋
形部（３ｃ）、注射針基固定及び押出し用凸起部（３
ｄ）と注射針基固定及び押出し用溝（３ｅ）が押力を発
生する為簡単に抜き取れる。

【０００６】

【実施例】注射針基、及び注射筒を成形する際に、注
射針基と注射筒の当たり面を、斜形、半円形、くの字
形、螺旋形、注射針基固定及び押出し用凸起、注射針基
固定及び押出し用溝に仕上げる。又注射針基には滑
り止め用凸部（４′）を設けるが、この凸部を凹形とし
ても良い。

【０００７】

【発明の効果】人間の指先で注射針を動かさないように
注射筒を引き抜くのは大変困難であるが、注射針を動
かさないように注射筒に回転力を加えるのは簡単であ
る。そこで本発明の特徴である回転力さえ加えれば、斜
部（３）、半円形部（３ａ）、くの字形部（３ｂ）、螺
旋形部（３ｃ）、注射針基固定及び押出し用凸起（３
ｄ）と注射針基固定及び押出し用溝（３ｅ）で発生する
押力で軽く注射針から注射筒が抜きとれる、又注射
針から注射針キャップを外すとき注射針が脱落せず、
且つ薬液注入中の液洩れもしない。

【０００８】

【図面の簡単な説明】

【図１】注射針（２）及び斜部（３）を、それぞれ
設けた注射針基（４）と注射筒（１）を結合したところ
の側面図である。

【図２】図１の断面図である。

【図３】注射針（２）及び半円形（３ａ）を、それ
ぞれ設けた注射針基（４）と注射筒（１）を結合したと
ころの側面図である。

【図４】図３の断面図である。

【図５】注射針（２）及びくの字形部（３ｂ）を、
それぞれ設けた注射針基（４）と注射筒（１）を結合し
たところの断面図である。

【図６】図５の断面図である。

【図７】注射針（２）及び螺旋形部（３ｃ）をそれ
ぞれ設けた注射針基（４）と注射筒（１）を結合したと
ころの側面図である。

【図８】図７の断面図である。

【図９】注射針基（４）に固定及び押出し用溝（３
ｅ）を設けた注射針（２）と固定及び押出し用凸起（３
ｄ）を設けた注射筒（１）を結合したところの正面図で
ある。

【図１０】図９の断面図である。

【０００９】

【符号の説明】

（１）注射筒（２）注射針（３）注射針基（４）と注射筒（１）の結合部の斜形
当たり面（３ａ）注射針基（４）と注射筒（１）の結合部の半円
形当たり面（３ｂ）注射針基（４）と注射筒（１）の結合部のくの
字形当たり面（３ｃ）注射針基（４）と注射筒（１）の結合部の螺旋
形当たり面（３ｄ）注射筒（１）の注射針基固定及び押出し用凸起（３ｅ）注射針基（４）の注射針基固定及び押出し用溝（４）注射針基（４′）滑り止め用凸部（５）ピストン

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】注射針（２）に滑り止め用凸部（４′）
を設けた注射針基（４）と、注射筒（１）の当たり面
に、それぞれ斜部（３）を設けた事を特徴とする注射
器。
【請求項２】注射針（２）に滑り止め用凸部（４′）
を設けた注射針基（４）と、注射筒（１）の当たり面
に、それぞれ半円形部（３ａ）を設けた事を特徴と
する注射器。
【請求項３】注射針（２）に滑り止め用凸部（４′）
を設けた注射針基（４）と、注射筒（１）の当たり面
に、それぞれくの字形部（３ｂ）を設けた事を特徴
とする注射器。
【請求項４】注射針（２）に滑り止め用凸部（４′）
を設けた注射針基（４）と、注射筒（１）の当たり面
に、それぞれ螺旋形部（３ｃ）を設けた事を特徴とす
る注射器。
【請求項５】結合部に注射針基固定及び押出し用凸起
部（３ｄ）と注射針基固定及び押出し用溝（３ｅ）を
設けた事を特徴とする注射器。