JPH08229067A

JPH08229067A - おむつ

Info

Publication number: JPH08229067A
Application number: JP7040916A
Authority: JP
Inventors: Masaru Tsubata; 勝津幡; Yoshio Hirai; 好夫平井
Original assignee: New Oji Paper Co Ltd
Current assignee: New Oji Paper Co Ltd
Priority date: 1995-02-28
Filing date: 1995-02-28
Publication date: 1996-09-10

Abstract

(57)【要約】【目的】股下部分からの漏れが少なく、むれやかぶれ
の起こりにくいおむつを提供する。【構成】トップシートとバックシート１４との間に設
けられる吸収体１９と、この吸収体１９の幅方向両端部
から突出するインナーフラップ２５と、このインナーフ
ラップ２５に組み込まれる伸縮可能な弾性部材２６と、
幅方向外端部がバックシート１４に重ね合わされると共
に内端側が吸収体１９の幅方向両側端部に重ね合わされ
る液不透過性のバリヤーシート２１とを具え、トップシ
ートは、幅方向内端部がバリヤーシート２１を介して吸
収体１９の幅方向両端部に重ね合わされると共に外端側
がバックシート１４に重ね合わされるサイドトップシー
ト２２と、吸収体１９に重ね合わされて幅方向両端側が
バリヤーシート２１の幅方向内端部に接合されるセンタ
ートップシート２４とを有し、インナーフラップ２５
は、センタートップシート２４の左右両端部にて形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、股下部分からの漏れが
少なく、むれやかぶれの起こりにくいおむつに関する。

【０００２】

【従来の技術】液透過性のトップシートと、液不透過性
のバックシートと、これらトップシートとバックシート
との間に設けられて当該トップシートおよびバックシー
トの幅方向中央部に位置する吸収体とを有するおむつに
おいて、この吸収体の幅方向両端部からインナーフラッ
プを突出させ、これらインナーフラップを吸収体の幅方
向両端部に沿って引き縮める伸縮可能な弾性部材を伸長
状態でインナーフラップの先端部に接合し、これによっ
て股下部分からの漏れを防止するいわゆる立体ギャザー
を形成したものが従来から種々提案されている。

【０００３】例えば、実開昭６２−１５３３１１号公報
や、特開昭６２−２２３３０３号公報、あるいは特開昭
６２−２５０２０１号公報で提案されたおむつでは、吸
収体の幅方向両側に位置するトップシートからインナー
フラップの基端を立ち上げるようにしている。

【０００４】また、特開昭５９−２５７４１号公報や、
実開昭６３−１４８３２３号公報で提案されたおむつで
は、幅広のバックシートを折り返して吸収体の幅方向両
端部に重ね合わせ、この重ね合わせた部分をインナーフ
ラップとして立ち上げるようにしている。

【０００５】さらに、特開平４−９１５３号公報で提案
されたおむつでは、液透過性のトップシートの一部をイ
ンナーフラップとして用い、このインナーフラップの基
端を吸収体の幅方向両端部から立ち上げるようにしてい
る。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】実開昭６２−１５３３
１１号公報や、特開昭６２−２２３３０３号公報、ある
いは特開昭６２−２５０２０１号公報に開示されたおむ
つの場合、インナーフラップが立ち上がるその基端が吸
収体の側方に位置しているため、このインナーフラップ
の基端と吸収体との間に尿などが流出して溜まったりす
る可能性があり、これによって漏れが生じてしまう虞が
あった。

【０００７】また、特開昭５９−２５７４１号公報や、
実開昭６３−１４８３２３号公報に開示されたおむつの
場合、バックシートを折り返してインナーフラップを形
成しているため、通気性を確保することができず、むれ
やかぶれが生じ易い欠点がある。

【０００８】さらに、特開平４−９１５３号公報に開示
されたおむつの場合、多量に排尿されり、吸収体の吸収
能力が飽和状態になると、尿などが吸収体と左右のイン
ナーフラップとで囲まれたポケット部からインナーフラ
ップを介して外側に滲み出る虞がある。立体ギャザーか
ら流出する場合があった。同様に、多量の尿などを吸収
した状態における吸収体に大きな圧力が加わったりする
と、吸収体の幅方向側端から尿などが滲み出す可能性が
あった。

【０００９】

【発明の目的】本発明の目的は、股下部分からの漏れが
少なく、しかもむれやかぶれの起こりにくいおむつを提
供することにある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明によるおむつは、
液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシート
と、これらトップシートとバックシートとの間に設けら
れて当該トップシートおよびバックシートの幅方向中央
部に位置する吸収体と、この吸収体の幅方向両端部から
突出するインナーフラップと、このインナーフラップに
組み込まれて当該インナーフラップを前記吸収体の幅方
向両端部に沿って引き縮める伸縮可能な弾性部材とを具
えたおむつであって、幅方向外端部が前記バックシート
に重ね合わされると共に幅方向内端側が前記吸収体の幅
方向両側端部に重ね合わされる左右一対の液不透過性の
バリヤーシートをさらに具え、前記トップシートは、幅
方向内端部が前記バリヤーシートを介して前記吸収体の
幅方向両端部に重ね合わされると共に幅方向外端側が前
記バックシートに重ね合わされるサイドトップシート
と、前記吸収体に重ね合わされて幅方向両端側が前記バ
リヤーシートの幅方向内端部に接合されるセンタートッ
プシートとを有し、前記バリヤーシートの幅方向内端側
には、前記サイドトップシートの幅方向内端部を挟むよ
うにこのサイドトップシートの幅方向内端部に接合され
る折り返し部が形成され、前記センタートップシート
は、その幅方向両端部が前記バリヤーシートの前記折り
返し部に接合され、前記インナーフラップは、前記セン
タートップシートの幅方向左右両端部と、このセンター
トップシートの幅方向両端側に接合される前記バリヤー
シートの幅方向内端部とで形成されていることを特徴と
するものである。

【００１１】ここで、前記サイドトップシートは、撥水
性を有することが好ましく、前記センタートップシート
の幅方向両端部が撥水性を有し、これ以外の前記吸収体
に直接重ね合わされる部分が親水性を有することが好ま
しい。また、前記インナーフラップの基端を、前記吸収
体の最も幅の狭い部分における幅方向両端から１〜５０
mmだけ内側に位置させることも有効である。

【００１２】なお、前記トップシートおよび前記バック
シートに、ウエストの部分に対応する開口部と両脚の太
股の部分に対応する一対の開口部とを形成し、前記トッ
プシートと前記バックシートとの間のこれら開口部に沿
って当該開口部をそれぞれ絞る伸縮自在の弾性部材を組
み込んだものや、前記トップシートおよび前記バックシ
ートに、前記吸収体の長手方向に沿った少なくとも一端
部の左右両側に位置してこの吸収体の幅方向外側に拡が
るサイドフラップ部を形成したものを採用することがで
きる。

【００１３】

【作用】本発明によると、立体ギャザーを形成するイン
ナーフラップの基端側は、液不透過性のバリヤーシート
とセンタートップシートとで形成されており、左右のイ
ンナーフラップと吸収体とで囲まれたポケット部に一時
的に尿などが溜まった場合、このポケット部の外側にイ
ンナーフラップを介して尿などが滲み出ることなく、吸
収体に吸収されて行く。この場合、センタートップシー
トのインナーフラップを形成する部分に撥水性を持たせ
た場合には、より確実に尿などの滲み出しが抑制され
る。

【００１４】また、吸収体の幅方向両端部は液不透過性
のバリヤーシートで覆われており、吸収体に大きな圧力
が加わった場合でも吸収体の幅方向両端部から尿などが
滲みだすようなことはない。このバリヤーシートに通気
性を持たせた場合、おむつ内の余分な水分がおむつ外に
放出されることとなる。

【００１５】バリヤーシートには、サイドトップシード
が重ね合わされており、着用者の肌にはバリヤーシート
が接触しないようになっている。このサイドトップシー
トに撥水性を持たせた場合、着用者の肌に対するサイド
トップシートのべた付きが抑制される。

【００１６】

【実施例】本発明によるおむつをはかせる型おむつに応
用した一実施例について、その外観を表す図１およびこ
れを展開した平面形状を表す図２およびその III−III
矢視断面構造を表す図３を参照しながら詳細に説明す
る。

【００１７】すなわち、本実施例におけるはかせる型お
むつ１１は、ウエストの部分に対応するウエスト周り開
口部１２と、両脚の太股部分に対応する一対の脚周り開
口部１３と、後述する液透過性のトップシートと共にこ
れら開口部１２, １３を形成する液不透過性のバックシ
ート１４と、ウエスト周り開口部１２を絞ってウエスト
ギャザー１５を形成するためのウエスト周り弾性部材１
６と、脚周り開口部１３を絞ってレッグギャザー１７を
形成するための脚周り弾性部材１８と、脚周り開口部１
３の間の股下部分から腹側および尻側にそれぞれ伸びる
吸収体１９とを有する。また、バックシート１４はその
脇腹部分に位置する接合フラップ部２０を剥離すること
により、図２に示すように展開可能に接合されている。

【００１８】つまり、図２に示す展開状態からバックシ
ート１４の前後の接合フラップ部２０を重ね合わせ、こ
れらの当接部分をホットメルト接着法や、加圧溶融接着
法、あるいは超音波溶融接着法などを単独または適宜組
み合わせて接合することにより、図１に示すはかせる型
おむつ１１を得ることができる。

【００１９】前記吸収体１９は、バックシート１４の幅
方向中央部に配置されている。また、この吸収体１９の
幅方向両側端部には、左右一対のバリヤーシート２１の
幅方向内端側が重ね合わされ、これらバリヤーシート２
１の幅方向外端部がバックシート１４に接合されてい
る。また、幅方向外端部がバックシート１４に重ね合わ
されるサイドトップシート２２の幅方向内端部は、これ
らバリヤーシート２１を介して吸収体１９の幅方向両端
部に重ね合わされている。これらバリヤーシート２１の
幅方向内端側には、サイドトップシート２２の幅方向内
端部を挟む折り返し部２３が形成され、この折り返し部
２３でサイドトップシート２２の幅方向内端部とバリヤ
ーシート２１とが一体的に接合されている。さらに、こ
の折り返し部２３には吸収体１９に重ね合わされるセン
タートップシート２４の幅方向両端側が一体的に接合さ
れ、これらサイドトップシート２２とセンタートップシ
ートとで本発明のトップシートが構成される。

【００２０】このように、本実施例ではバリヤーシート
２１をインナーフラップ２５の基端側にのみ配置し、し
かもその幅方向外端側をサイドトップシート２２にて覆
うようにしているため、着用者の肌に直接触れることが
なく、着用感を損ねることもない。

【００２１】前記折り返し部２３から突出するバリヤー
シート２１の幅方向内端部およびセンタートップシート
２４の幅方向両端部は、立体ギャザーを形成するための
インナーフラップ２５となっている。そして、センター
トップシート２４の幅方向両端が折り返され、ここに伸
縮可能な弾性部材２６が伸長状態で巻き込まれ、インナ
ーフラップ２５の先端部をその長手方向に沿って引き縮
め、着用者の肌に密着するようにしている。本実施例で
は、インナーフラップ２５の可撓性を確保して細やかな
立体ギャザーを形成するため、このインナーフラップ２
５の基端側にのみバリヤーシート２１をセンタートップ
シート２４に接合してしており、さらにこのインナーフ
ラップ２５に撥水性を持たせた場合には、尿などの滲み
出しを防止する機能と通気性とをバランス良くインナー
フラップ２５に付与することが可能である。

【００２２】前記レッグギャザー１７を形成するための
脚周り弾性部材１８は、脚周り開口部１３に沿ってバッ
クシート１４と左右一対のサイドトップシート２１との
間に伸長状態で接合され、同様に、ウエストギャザー１
５を形成するためのウエスト周り弾性部材１６も、ウエ
スト周り開口部１２に沿ってバックシート１４とサイド
トップシート２１およびセンタートップシート２４との
間に伸長状態で接合されている。

【００２３】ここで、前記バックシート１４およびバリ
ヤーシート２１としては、液不透過性のポリエチレン製
のシートなどを採用することができる。より好ましく
は、蒸れを防止するために液体分子を透過させない程度
の多数の微孔を設けたポリエチレン製シートや、熱可塑
性樹脂にフィラーを加えて延伸した透湿性のあるシー
ト、あるいはこれらのシートの外側に不織布を貼り合わ
せた複合シートが、おむつ内の余分な水分がおむつ外に
放出されるため、むれやかぶれが起こりにくくなり、透
湿性や肌触りなどの点でより快適なものとすることがで
きる。

【００２４】また、前記吸収体１９はフラップパルプを
主材に高吸収性ポリマーを併用したものが好ましく、そ
の他に吸収紙単独、又は熱融着繊維等の混合物や積層物
が用いられる。また、全体をティシュで包み込んだ積層
構造とすることが好ましく、吸収体１９の形状は砂時計
型でも矩型でも良いが、砂時計型の方がより良好なフィ
ット性が得られる。

【００２５】前記サイドトップシート２２としては、ポ
リエチレンやポリプロピレン, ポリエステル、あるいは
その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維の不織布を
用いるが、このサイドトップシート２２は撥水性である
ことが望ましく、この不織布に熱可塑性樹脂を原料とし
たフィルムをラミネートし、液不透過性としたものであ
っても良い。

【００２６】また、センタートップシート２４として
は、ポリエチレンやポリプロピレン,ポリエステル、あ
るいはその他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維の液
透過性不織布シートを用いるが、立体ギャザーを形成す
るインナーフラップ２５の漏れ防止効果を高めるため、
このインナーフラップ２５となるセンタートップシート
２４の両側端部のみ、撥水性を持たせるような加工を施
すことがより好ましい。

【００２７】さらに、ウエスト周り開口部１２に沿って
設けられるウエスト周り弾性部材１６や、脚周り開口部
１３に沿って設けられる脚周り弾性部材１８、あるいは
立体ギャザーを形成するための弾性部材２６としては、
ウレタン糸やウレタンテープ、あるいは糸ゴム等をその
まま使用することが可能であり、これらはバックシート
１４やセンタートップシート２４の所定位置に塗布され
るホットメルト接着剤に沿ってそれぞれ伸張状態で接着
固定される。

【００２８】従って、インナーフラップ２５と吸収体１
９とで囲まれたポケット部２７の外側のインナーフラッ
プ２５の基端部が、バリヤーシート２１にて形成されて
おり、このバリヤーシート２１が液不透過性であること
から、ポケット部２７内に尿が多量に排泄され、インナ
ーフラップ２５の立ち上がり部分の近傍に一時的に尿が
溜まった場合でも、ポケット部２７の外側に尿が滲み出
さず、センタートップシート２４を通して吸収体１９に
暫時吸収されて行く。

【００２９】また、インナーフラップ２５の基端部から
吸収体１９の幅方向側端部にかけてバリヤーシート２１
が配設されているため、多量の尿を吸収した場合や、吸
収体１９に圧力がかかった場合であっても、吸収体１９
の幅方向両側部から尿が漏れたり、あるいは滲み出した
りするのを未然に防止することができる。

【００３０】上述した実施例では、はかせる型おむつに
ついて説明したが、展開型、つまりパンツ型おむつに本
発明を応用することもできる。

【００３１】このような本発明による別な実施例の外観
を図４に示すと共にその平面形状を図５に示すが、先の
実施例と同一機能の部材には、これと同一の符号を記す
に止め、その説明は省略するものとする。すなわち、本
実施例におけるパンツ型おむつ３１は、液透過性のトッ
プシートを形成するセンタートップシート２４およびこ
のセンタートップシート２４の幅方向左右両端部に接合
されるサイドトップシート２２と、これらセンタートッ
プシート２４およびサイドトップシート２２に重ね合わ
される液不透過性のバックシート１４と、このバックシ
ート１４と前記センタートップシート２４との間に設け
られる吸収体１９と、この吸収体１９を挟んで前記サイ
ドトップシート２２およびバックシート１４の幅方向両
側に半円弧状に形成され、着用時に脚回り開口部１３を
形成するための一対の括れ部３２と、吸収体１９の長手
方向一端側のセンタートップシート２４およびサイドト
ップシート２２とバックシート１４との間に挟持され、
着用時にウエスト周り開口部１２となるウエストギャザ
ー１５を形成するためのウエスト周り弾性部材１６と、
吸収体１９の幅方向両側のセンタートップシート２４お
よびサイドトップシート２２とバックシート１４との間
に挟持され、着用時に脚周り開口部１３となるレッグギ
ャザー１７を形成するための脚周り弾性部材１８とを有
する。

【００３２】この場合、ウエスト周り弾性部材１６は、
吸収体１９の長手方向一端側にのみ形成され、また、脚
周り弾性部材１８は吸収体１９の長手方向に沿っておむ
つの中央部にのみ設けられている。さらに、吸収体１９
の長手方向両端側に位置するサイドトップシート２２お
よびバックシート１４には、この吸収体１９の幅方向外
側に拡がるサイドフラップ部３３が形成されており、一
端側のサイドフラップ部３３の幅方向両側には、他端側
のサイドフラップ部３３に重ね合わせてこれらをつなぐ
ための左右一対の粘着テープ３４がベーステープ３５と
共に装着されている。

【００３３】この吸収体１９に沿った断面構造は、図３
に示した実施例と全く同じであり、従って先の実施例と
同様な効果を得ることができる。

【００３４】

【発明の効果】本発明のおむつによると、立体ギャザー
を形成するインナーフラップの基端側を、液不透過性の
バリヤーシートとセンタートップシートとで形成し、左
右のインナーフラップと吸収体とで囲まれたポケット部
に一時的に尿などが溜まった場合、このポケット部の外
側にインナーフラップを介して尿などが滲み出ることな
く、吸収体に吸収されて行くこととなる。この場合、セ
ンタートップシートのインナーフラップを形成する部分
に撥水性を持たせた場合には、より確実に尿などの滲み
出しを抑制することができる。

【００３５】また、吸収体の幅方向両端部を液不透過性
のバリヤーシートで覆うようにしたので、吸収体に大き
な圧力が加わった場合でも吸収体の幅方向両端部から尿
などが滲みだすようなことはない。このバリヤーシート
に通気性を持たせた場合、おむつ内の余分な水分がおむ
つ外に放出されることとなり、着用感の良好なおむつと
することができる。

【００３６】さらに、バリヤーシートにサイドトップシ
ートを重ね合わせ、着用者の肌にバリヤーシートを接触
しないようにしているため、着用感を良好に維持するこ
とができる上、サイドトップシートに撥水性を持たせた
場合には、着用者の肌に対するサイドトップシートのべ
た付きをさらに抑制することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるおむつをはかせる型おむつに応用
した一実施例の外観を表す斜視図である。

【図２】図１に示したはかせる型おむつの接合フラップ
部を剥がして平らに展開した状態の平面図である。

【図３】図２中の III−III 矢視断面図である。

【図４】本発明によるおむつをパンツ型おむつに応用し
た他の実施例の外観を表す斜視図である。

【図５】図４に示したパンツ型おむつを平らに展開した
状態の平面図である。

【符号の説明】

１１はかせる型おむつ１２ウエスト周り開口部１３脚周り開口部１４バックシート１５ウエストギャザー１６ウエスト周り弾性部材１７レッグギャザー１８脚周り弾性部材１９吸収体２０接合フラップ部２１バリヤーシート２２サイドトップシート２３折り返し部２４センタートップシート２５インナーフラップ２６弾性部材２７ポケット部３１パンツ型おむつ３２括れ部３３サイドフラップ部３４粘着テープ３５ベーステープ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】液透過性のトップシートと、液不透過性
のバックシートと、これらトップシートとバックシート
との間に設けられて当該トップシートおよびバックシー
トの幅方向中央部に位置する吸収体と、この吸収体の幅
方向両端部から突出するインナーフラップと、このイン
ナーフラップに組み込まれて当該インナーフラップを前
記吸収体の幅方向両端部に沿って引き縮める伸縮可能な
弾性部材とを具えたおむつであって、幅方向外端部が前記バックシートに重ね合わされると共
に幅方向内端側が前記吸収体の幅方向両側端部に重ね合
わされる左右一対の液不透過性のバリヤーシートをさら
に具え、前記トップシートは、幅方向内端部が前記バリヤーシー
トを介して前記吸収体の幅方向両端部に重ね合わされる
と共に幅方向外端側が前記バックシートに重ね合わされ
るサイドトップシートと、前記吸収体に重ね合わされて
幅方向両端側が前記バリヤーシートの幅方向内端部に接
合されるセンタートップシートとを有し、前記バリヤーシートの幅方向内端側には、前記サイドト
ップシートの幅方向内端部を挟むようにこのサイドトッ
プシートの幅方向内端部に接合される折り返し部が形成
され、前記センタートップシートは、その幅方向両端部が前記
バリヤーシートの前記折り返し部に接合され、前記インナーフラップは、前記センタートップシートの
幅方向左右両端部と、このセンタートップシートの幅方
向両端側に接合される前記バリヤーシートの幅方向内端
部とで形成されていることを特徴とするおむつ。
【請求項２】前記サイドトップシートは、撥水性を有
するものであることを特徴とする請求項１に記載したお
むつ。
【請求項３】前記センタートップシートの幅方向両端
部が撥水性を有し、これ以外の前記吸収体に直接重ね合
わされる部分が親水性を有するものであることを特徴と
する請求項１または請求項２に記載したおむつ。
【請求項４】前記インナーフラップの基端は、前記吸
収体の最も幅の狭い部分における幅方向両端から１〜５
０mmだけ内側に位置していることを特徴とする請求項１
から請求項３の何れかに記載したおむつ。
【請求項５】前記トップシートおよび前記バックシー
トには、ウエストの部分に対応する開口部と両脚の太股
の部分に対応する一対の開口部とが形成され、前記トッ
プシートと前記バックシートとの間のこれら開口部に沿
って当該開口部をそれぞれ絞る伸縮自在の弾性部材が組
み込まれていることを特徴とする請求項１から請求項４
の何れかに記載したおむつ。
【請求項６】前記トップシートおよび前記バックシー
トには、前記吸収体の長手方向に沿った少なくとも一端
部の左右両側に位置してこの吸収体の幅方向外側に拡が
るサイドフラップ部が形成されていることを特徴とする
請求項１から請求項４の何れかに記載したおむつ。