JPH08228603A - 殺菌水の利用方法 - Google Patents

殺菌水の利用方法

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JPH08228603A
JPH08228603A JP7061599A JP6159995A JPH08228603A JP H08228603 A JPH08228603 A JP H08228603A JP 7061599 A JP7061599 A JP 7061599A JP 6159995 A JP6159995 A JP 6159995A JP H08228603 A JPH08228603 A JP H08228603A
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JP
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water
ozone
sterilizing
copper
heavy metal
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JP7061599A
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Yonekichi Tanaka
米吉 田中
Hiroshi Watanabe
博 渡辺
Michio Kobayashi
道雄 小林
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TAIYO CONSULTANTS KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有機系農薬または抗生物質等の農薬を使用せ
ずに、農作物の病害を引き起こす土壌細菌の殺菌、殺
虫、消毒を長期間、安定して行って、農作物の疾病を予
防し、安全で品質の高い農作物を収率よく収穫するとと
もに、農産物の鮮度を維持して日持ちを長し、人体への
慢性毒性や発癌等の薬害も予防する。 【構成】 極微量の銅イオン等の重金属イオンを溶解し
た水にオゾンガスを吹き込んでオゾンを溶解させ、銅イ
オンの殺菌力とオゾンの殺菌力を持つ殺菌水を農業用水
として使用する殺菌水の利用方法である。銅イオン等の
重金属イオンの殺菌力とオゾンの殺菌力を持つ殺菌水
を、稲、野菜、果実等の農作物の出荷時の洗浄水として
使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は殺菌水を農業用水または
果実等の洗浄水として使用する殺菌水の利用方法に関す
るもので、銅イオン等の重金属イオンの殺菌力とオゾン
の殺菌力を持つ殺菌水を使用することに特徴がある。
【0002】
【従来の技術】農業分野、特に農場、ハウス栽培、牧草
地等で細菌、カビ放線菌、ウイルス等の土壌細菌によっ
て引き起こされる農作物の病害に対しては、従来、殺菌
剤、殺虫剤、除草剤等の農薬を使用して土壌細菌の殺
菌、殺虫、消毒をして農作物の病害の予防をしている。
【0003】前述した農薬は、人畜毒性として、毒物、
劇物、特定毒物および普通物に分類されおり、これらの
農薬の大部分は、自然界に存在しない有機硫黄系物質、
有機リン系物質、有機塩素系物質であり、これらの物質
は、兎、モルモット等の動物実験によって急性毒性と判
定されている。
【0004】また、前述した農薬が河川、湖沼、海洋に
流出した場合、水産物に毒性が蓄積して被害が発生し、
さらには、この水産物を食する人体に堆積して健康を害
する恐れがあるために、安全基準を設けて、これらの農
薬を鯉、ミジンコを使用した実験による毒性判定によっ
て、A、B、B−s、C類に分類し、急性毒性と判定さ
れている。
【0005】有機硫黄系物質、有機リン系物質、有機塩
素系物質の農薬は、極微量であっても、長期間にわたる
摂取、吸入によって、人体の肝、腎、心肺に対する慢性
毒性化の問題として指摘されており、さらに、この慢性
毒性化の問題と発癌性の因果関係も論じられており、慎
重に、注意深く対処する必要がある大きな問題となって
いる。
【0006】さらに、稲、野菜、果実等の農作物は、土
壌環境、すなわち温度、湿度、施肥量等により、萎縮
病、いもち病、モンガレ病、べと病、うどんこ病、黒斑
病、モザイク病等の種々の疾病が発症し、農作物の収穫
に多大な悪影響をもたらしているが、これらの疾病は、
土壌細菌である糸状菌、カビ放線菌、ウイルス等による
ものであり、その対策として、古くは、銅石灰剤(ボル
ドー液)を農薬として使用したり、最近においては、有
機硫黄系農薬、有機リン系農薬、有機塩素系農薬または
カスガマイシン、ストレプトマイシン等の抗生物質等の
農薬を適宜選択して使用している。
【0007】前述した土壌細菌類は胞子、担子等を形成
して周辺環境条件に耐える形態をとることが可能であ
り、この場合には、自己の生活環境条件に適した状況に
なると、土壌細菌として成育し、以後これを繰り返すた
めに、土壌細菌は耐薬品性を持つようになる問題があっ
た。
【0008】この問題に対しては、農業生産者として
は、経験とカンを頼りに、各種の薬剤を組み合わせて農
薬として使用したり、また農薬の使用量を増加して使用
したり、あるいは新たな農薬を使用したりすることにな
るが、前述した土壌細菌類の胞子、担子等を形成する問
題を完全には解決できなかった。
【0009】また、農作物の種類によっては、農薬の併
用、農薬の使用量の増加、新たな農薬の使用による薬害
が発生する場合もあるので、農薬の種類、散布時期、散
布回数、使用方法が厳密に決められており、さらに食品
衛生法に基ずいた残留農薬基準も規制されており、農業
生産者にとっては、農薬使用上、注意する点が多かっ
た。
【0010】以上述べたように、稲、麦等の主食的な農
作物を始め、野菜、果実等副食的な農作物おいて問題に
なっている多くの疾病は、前述したように、土壌細菌で
ある糸状菌、カビ放線菌、ウイルス等によるものであ
り、この疾病を防除するためには、現在使用している有
機系薬剤や抗生物質等の農薬を使用せずに、これに替わ
るべき殺菌力が長期間、安定して持続し、安価な疾病防
除剤の開発が緊急の技術課題になっている。
【0011】なお、オゾンが極めて強力な殺菌力があ
り、上水道の分野において、その用水の殺菌に利用され
ていることは知られており、このオゾンの殺菌力を農作
物に付着している土壌細菌の殺菌に利用することも考え
られる。確かに、オゾンの殺菌力だけでも、農作物に付
着している土壌細菌を5分以内に殺菌できるという即効
的な殺菌力を有するが、反面、オゾンは自己分解するた
めに、半減期(寿命)が約2.5時間と短く、オゾンの
殺菌力の持続時間はながくなく、長時間にわたって安定
した殺菌力を維持することは困難であった。
【0012】したがって、オゾン水溶液を1日に1回ま
たは2日に1回の頻繁な割合で農作物に散布することを
要し、散布に必要とする動力費だけで経済性が失われ、
また疾病の監視を常に行わなければならないという難点
もあった。
【0013】また、銅イオン等の重金属イオンの殺菌力
については、古くから、ボルドー液の名において、硫酸
銅と生石灰または消石灰によって作成される塩基性硫酸
銅の散布による農作物の殺菌が知られているが、ボルド
ー液はアルカリ性であって、アルカリ性に弱い農作物に
は、薬害があるため使用できない問題があった。
【0014】さらに、アルカリ性に強い農作物に対して
も、疾病の種類によっては、硫酸銅と生石灰または消石
灰の比率を1:2〜1:3に変えたり、散布時期や散布
量に慎重な注意を必要とするほか、この薬液の土壌に対
する蓄積による農作物への薬害も指摘され、現在の農業
用水(水稲)への水質基準値は、銅として0.02mg
/l以下に規制されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、農業分野、
特に農場、ハウス栽培、牧草地等で細菌、カビ放線菌、
ウイルス等の土壌細菌によって引き起こされる農作物の
病害に対して、従来より使用されている有機系農薬また
は抗生物質等の農薬を使用せずに、すなわち人体の肝、
腎、心肺に対する慢性毒性や発癌性等の薬害問題を起こ
さずに、オゾンの殺菌力と銅イオン等の重金属イオンの
殺菌力を持つ、特異な殺菌性を示す殺菌水を用いること
により、土壌細菌の殺菌、殺虫、消毒を長期間、安定し
て行い、各種の病害の予防し、安全で品質の高い農作物
を収率よく収穫することに目的がある。
【0016】また、本発明は、従来の農業生産者が、各
種の薬剤を組み合わせて農薬として使用したり、または
農薬の使用量を増加して対応していた、土壌細菌類が胞
子、担子等を形成して耐薬品性を持つ問題を、前述した
特異な殺菌性を示す殺菌水を少量用いることにより、こ
れをコストを安価に、効率的に解決することに目的があ
る。
【0017】さらに、本発明は、稲、野菜、果実等の農
作物を出荷するに際して、洗浄水として、前述した特異
な殺菌性を示す殺菌水を用いることによって、これらの
農産物の鮮度を維持するとともに、日持ちを長くするこ
とに目的がある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、殺菌水の利用
方法に関するものであり、極微量の銅イオン等の重金属
イオンを溶解した水にオゾンガスを吹き込んでオゾンを
溶解させ、銅イオンの殺菌力とオゾンの殺菌力を持つ殺
菌水を農業用水として使用することに特徴がある。
【0019】また、本発明は、前述した殺菌水の利用方
法において、銅イオン等の重金属イオンの殺菌力とオゾ
ンの殺菌力を持つ殺菌等の重金属イオンの殺菌力水を、
稲、野菜、果実等の農作物の出荷時の洗浄水として使用
することに特徴がある。
【0020】
【作用】銅イオン等の重金属イオンの殺菌力とオゾンの
殺菌力を持つ殺菌水を、稲、野菜、果実等の農作物に散
布すると、オゾンの即効的な殺菌力と、オゾンによって
酸化分解されない銅イオン等の重金属イオンであって、
微薄な銅イオン等の重金属イオンの被膜が農作物に形成
して起こる遅効性の殺菌力との相乗作用によって農作物
に付着している細菌、カビ放線菌、ウイルス等の土壌細
菌を、即効性を持って、長期間、安定して殺菌すると同
時に、使用済みの殺菌水中の極微量の銅イオン等の重金
属イオンの一部分を、オゾンの酸化作用によって不溶性
酸化重金属にして減量し、農産物に害にならないように
し、さらに使用済みの殺菌水中のオゾンも分解して酸素
として大気に放出し、農産物に害にならないようにす
る。
【0021】本発明は、農作物の殺菌水として、銅イオ
ン等の重金属イオンの殺菌力とオゾンの殺菌力を持つ殺
菌水を利用するものであるが、前述したように、銅イオ
ン等の重金属イオンの殺菌力は、古くから農作物の殺菌
に利用されているが、アルカリ性であるためにアルカリ
性に弱い農作物には使用できず、またアルカリ性に強い
農作物であっても、使用薬品の比率、散布時期や散布量
に注意が必要であり、使用量が多いと農作物への薬害も
問題として指摘されている。
【0022】また、オゾンについても、前述したよう
に、その殺菌力が強力であるために、農作物の殺菌に利
用することも考えられるが、その殺菌力は即効的なもの
であり、かつオゾンは自己分解するので、殺菌力の持続
時間が短く、長時間、安定した殺菌力を維持できない問
題がある。
【0023】そこで、本発明者達は、オゾンの殺菌力と
銅イオン等の重金属イオンの殺菌力について鋭意研究を
行った結果、前述したオゾンの即効的な殺菌力と、オゾ
ンによって酸化分解されない銅イオン等の重金属イオン
であって、微薄な銅イオン等の重金属イオンの被膜が農
作物に形成して起こる遅効性の殺菌力との相乗作用によ
って、即効性があって、長期間にわたって安定した殺菌
力を維持できることを知見した。
【0024】本発明においては、まず、0.02〜0.
08mg/lの微量の硫酸銅5水塩を水に添加、攪拌し
て溶解し、水中のアルカリ度成分と銅イオンとを反応さ
せて、0.008〜0.03mg/lの薬害の発生しな
い希薄な濃度の水酸化銅含有水溶液を製造し、次いで、
4〜5KVの高圧下で円筒型多管式放電管内に、0.6
〜1.0l/分の流速で空気を通してオゾン化させ、こ
れを前述した水酸化銅含有水溶液に10〜15分間注入
して曝気し、1〜2mg/lのオゾンを含んだ殺菌水
(0.008〜0.03mg/lの水酸化銅イオンも含
んでいる)を製造する。
【0025】この殺菌水は、水酸化銅イオンの殺菌力と
オゾンの殺菌力を持つものであって、これを稲、野菜、
果実等の農作物に散布して、これらの農作物に付着して
いる細菌、カビ放線菌、ウイルス等の土壌細菌を即効的
に殺菌するが、この際に発生する使用済みの殺菌水に
は、0.005〜0.02mg/lと極微量の水酸化銅
イオンを含有するだけで、本来的に無害である。
【0026】しかし、本発明においては、この使用済み
の殺菌水を、さらにオゾンの強力の酸化作用によって部
分的に不溶性酸化銅にすることによって、その含有量を
一層減量(0.02mg/l以下)して農産物に一段と
無害なものにする点に特徴があるとともに、さらに、オ
ゾンも分解して酸素として大気に放出して、農産物に無
害なものにする点に大きな特徴がある。
【0027】本発明においては、水に溶解させる重金属
イオンとしては、前述した硫酸銅イオン以外に塩化銅等
の銅イオンも使用でき、銅イオン以外にも、銀や金等の
重金属イオンも使用でき、これらのイオン濃度は、0.
008〜0.03mg/lの範囲が適当であり、0.0
08mg/l未満であると殺菌力は発揮されないために
好ましくなく、また0.03mg/lを超えると農産物
に対して薬害が発生する恐れがあるために好ましくな
い。
【0028】
【実施例1】幅8m、長さ30mのビニールハウスの一
角に、約10m2 の(幅3m、長さ3.5m)のA面
と、このA面から10m離れたところに、同面積のB面
を設け、両面にホウレン草の種子を10m2 当たり1.
5grを蒔き、室温を20〜25℃に保って、A面のホ
ウレン草に対しては、以下に述べるような、本発明の水
酸化銅イオンの殺菌力とオゾンの殺菌力を持つ殺菌水
を、週1回、10l/m2の割合で散水し、B面のホウ
レン草に対しては、井水を同一条件で散水した。
【0029】すなわち、A面のホウレン草に散水する殺
菌水としては、0.05mg/lの硫酸銅5水塩を井水
に溶解して、水中のアルカリ度成分と銅イオンとを反応
させた水酸化銅イオンを0.03mg/l含む水溶液
に、5KVの高圧下で円筒型多管式放電管内に、0.1
/分の流速で空気を通して製造したオゾンを、15分間
注入、曝気して2mg/lのオゾンを含んだ殺菌水を使
用した。
【0030】以上述べたような条件でホウレン草の栽培
を行い、2週間後にA面とB面のホウレン草を調べたと
ころ、井水を散水したB面のホウレン草には部分的にカ
ビによるベト病とみられる疾病とウイルスによるモザイ
ク病が認められ、日数の経過に伴い、疾病した株数が多
くなり、4週間後には、ほぼ全株数が立ち枯れ病にな
り、野菜として出荷できる状態ではなかった。
【0031】しかし、本発明の殺菌水を散水したA面の
ホウレン草には、まったくベト病やモザイク病は認めら
れず、ホウレン草の高さは、1週間後に平均2cm、2
週間後に平均7cm、3週間後に平均15cmと順調に
成育し、4週間後には、立ち枯れ病等の疾病のない健全
なホウレン草を5kg出荷できた。
【0032】
【実施例2】ミカン畑より収穫したばかりのミカンを5
0個、それぞれA群とB群に分け、A群のミカンは、以
下に述べるような、本発明の水酸化銅イオンの殺菌力と
オゾンの殺菌力を持つ殺菌水に30分間浸漬し、B群の
ミカンに対しては、収穫した状態のままで、殺菌処理は
行わなかった。
【0033】すなわち、A群のミカンを浸漬する殺菌水
としては、0.02mg/lの硫酸銅5水塩を井水に溶
解して、水中のアルカリ度成分と銅イオンとを反応させ
た水硫化銅イオンを0.008mg/l含む水溶液に、
5KVの高圧下で円筒型多管式放電管内に、0.2l/
分の流速で空気を通して製造したオゾンを、10分間注
入、曝気して2mg/lのオゾンを含んだ殺菌水を使用
した。
【0034】そして、以上述べた本発明の殺菌水に浸漬
したA群のミカンと、殺菌処理を行わなかったB群のミ
カンとを、それぞれのダンボール箱に詰め込んで、密封
した後、これらのダンボール箱を倉庫の暗所に、室温を
20〜25℃に維持して保管した。
【0035】20日後にダンボール箱を開けて、A群と
B群のミカンを調べたところ、殺菌処理をしなかったB
群のミカンには、ペニシリウム属による青カビ病と緑カ
ビ病等の疾病とみられる青と赤の斑点がみられるように
なり、30日後においては、これらの斑点の面積が急激
に拡大し、果物としての商品価値は失われてしまい、出
荷できる状態ではなかった。
【0036】しかし、本発明の殺菌水を浸漬したA群の
ミカンには、30日後においても、ペニシリウム属によ
る青カビ病と緑カビ病等の疾病は認められず、まったく
斑点はなく、果物としての商品価値を有しており、出荷
できる状態であった。
【0037】
【発明の効果】本発明によると、オゾンの即効的な殺菌
力と銅イオン等の重金属イオンの遅効性の殺菌力との相
乗作用を持つ特異な殺菌力を持つ殺菌水によって、農作
物に付着している細菌、カビ放線菌、ウイルス等の土壌
細菌を、即効的に、長期間、安定して殺菌、殺虫、消毒
でき、これらの土壌細菌によって引き起こされる農作物
の病害を予防することが可能であり、薬害のない安全
で、高品質の農作物を収率よく収穫することができる優
れた効果を達成できた。
【0038】また、本発明によると、有機系農薬または
抗生物質等の農薬を使用しないので、従来薬害として問
題になっていた人体の肝、腎、心肺に対する慢性毒性や
癌等の疾病を引き起こすことはなく、人間または動物の
健康に貢献できる。
【0039】さらに、本発明によると、従来、各種の薬
剤の組み合わせや農薬使用量の増加等によって、苦心し
て対応していた土壌細菌の耐薬品性の問題をついも、特
異な殺菌力を持つ殺菌水を少量用いることにより、簡単
に、安価に、効率的に阻止することが可能である。
【0040】さらに、本発明によると、稲、野菜、果実
等の農作物を出荷するに際して、洗浄水として、特異な
殺菌力を持つ殺菌水を用いることによって、これらの農
産物の鮮度を30〜45日の長期間にわたって維持する
ことが可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/50 531 C02F 1/50 531U 531R 540 540B 1/78 1/78

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 極微量の銅イオン等の重金属イオンを溶
    解した水にオゾンガスを吹き込んでオゾンを溶解させ、
    銅イオン等の重金属イオンの殺菌力とオゾンの殺菌力を
    持つ殺菌水を農業用水として使用する殺菌水の利用方
    法。
  2. 【請求項2】 銅イオンの殺菌力とオゾンの殺菌力を持
    つ殺菌水を稲、野菜、果実等の農作物の洗浄水として使
    用する請求項1記載の殺菌水の利用方法。
JP7061599A 1995-02-27 1995-02-27 殺菌水の利用方法 Withdrawn JPH08228603A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104544492A (zh) * 2014-10-02 2015-04-29 罗福仲 一种清除游离铜的粽叶及其制备方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104544492A (zh) * 2014-10-02 2015-04-29 罗福仲 一种清除游离铜的粽叶及其制备方法
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