JPH08228470A - 昇圧回路 - Google Patents

昇圧回路

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JPH08228470A
JPH08228470A JP7058060A JP5806095A JPH08228470A JP H08228470 A JPH08228470 A JP H08228470A JP 7058060 A JP7058060 A JP 7058060A JP 5806095 A JP5806095 A JP 5806095A JP H08228470 A JPH08228470 A JP H08228470A
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JP
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voltage
circuit
booster circuit
load
output voltage
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JP7058060A
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Inventor
Yoshinori Yamaguchi
義紀 山口
Kenji Kono
健二 河野
Nobuaki Miyagawa
宣明 宮川
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体素子を用いて構成された昇圧回路にお
いて、複数の負荷に対し異なる値の高電圧を、負荷が要
求するタイミングにおいて供給するための昇圧回路を、
回路規模を大きくせず、負荷以外のものに流れてしまう
電流を少なくして実現させる。 【構成】 各負荷6〜9に共通して必要な大きさ程度に
昇圧する主昇圧回路2を設け、その後段に、各負荷に対
応させて昇圧したり出力タイミングを制御したりする副
昇圧回路3〜5を接続する。すると、各負荷毎に個別に
昇圧回路を設ける場合に比し、回路規模を小にすること
が出来る。また、どの負荷に対する出力電圧も、主昇圧
回路の出力電圧を分圧して得ているのではなく昇圧して
得ているので、分圧回路を必要としない。分圧回路があ
れば、負荷へ流す電流以外に分圧回路にも電流を流す必
要があるが、それがないので電流を負荷の動作に効率よ
く使用出来、負荷が要求するタイミングに応じて異なる
値の高電圧を供給できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子を用いて構
成され、複数の負荷に対し異なる値の高電圧を供給する
ための昇圧回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機等の電子機器においては、複数の
負荷に対し異なる値の高電圧を供給することが要求され
ることがある。その要求に応える1つの方法として、従
来、チャージポンプ回路を用いた昇圧回路が用いられて
いる。
【0003】図10は、そのような従来の昇圧回路を示
す図である。図10において、1は入力電圧端子、13
はチャージポンプ回路、14は分圧回路、14A,14
Bは分圧回路素子としてのMOSトランジスタ、15は
降圧制御素子としてのMOSトランジスタ、16,17
は出力電圧端子、21,22は制御信号入力端子、60
〜64は接続点、C1 〜C4 、C20,C21はキャパシ
タ、D1 〜D5 はダイオードである。
【0004】この昇圧回路の全体動作は、まず入力電圧
端子1への入力電圧VCCをチャージポンプ回路13で昇
圧し、高電圧を得る。その高電圧をキャパシタC20で平
滑して出力電圧端子16から取り出すと共に、降圧制御
回路(MOSトランジスタ15)にて何Vか降圧し、キ
ャパシタC21で平滑して出力電圧端子17から取り出
す。かくして、値の異なる2つの電圧が取り出される。
【0005】図示するチャージポンプ回路13の構成
は、公知のものである。複数個のダイオードが縦続接続
され、その一端が入力端子とされ、他端が出力端子とさ
れる。ダイオード相互の接続点60〜63には、それぞ
れキャパシタの一端が接続される。キャパシタの他端
は、第1段のキャパシタC1 は制御信号入力端子21に
接続され、第2段のキャパシタC2 は制御信号入力端子
22に接続されるというように、制御信号入力端子2
1,22に交互に接続される。なお、集積回路の半導体
素子で昇圧回路を構成する場合、ダイオードD1 〜D5
は、MOSトランジスタをいわゆるダイオード接続する
ことによって構成してもよい(なお、本明細書の他の図
における説明ではいちいち断らないが、そこで出て来る
ダイオードも、同様に構成してもよい)。
【0006】制御信号入力端子21,22への制御信号
としては、振幅が入力電圧VCCと同じで、21と22と
でハイ,ローの変化時点が同じにならないようにされた
クロックが用いられる。まず、制御信号入力端子21の
制御信号がローの時、キャパシタC1 が次の経路で電圧
CCに充電される。入力電圧端子1→ダイオードD1
ャパシタC1 →制御信号入力端子21。次に、制御信号
入力端子21の制御信号がハイになると、キャパシタC
1 の電位は全体として該制御信号のハイの電圧(VCC
だけ押し上げられ、接続点60の電圧は2VCCとなる。
【0007】次に、制御信号入力端子22の制御信号が
ローになると、キャパシタC2 は、その2VCCの電圧に
より充電され、その充電電圧は2VCCとなる。次に制御
信号入力端子22の制御信号がハイとなると、キャパシ
タC2 の電位は全体として該制御信号のハイの電圧(V
CC)だけ押し上げられ、接続点61の電圧は3VCCとな
る。以下、同様の動作が繰り返され、ダイオードD5
カソードからは5VCCに昇圧された電圧を取り出すこと
が出来る。
【0008】出力電圧端子16からは、その5VCCの電
圧が、キャパシタC20で平滑されて取り出される。一
方、出力電圧端子17からは、降圧制御回路であるMO
Sトランジスタ15にて、5VCCより何Vか降圧された
電圧が取り出される。降圧電圧の大きさは、MOSトラ
ンジスタ15に与えられるゲート電圧によって制御され
るが、そのゲート電圧は、昇圧電圧5VCCを分圧回路1
4で分圧して得るようにしている。分圧回路14は、2
つのMOSトランジスタ14A,14Bで構成され、両
者で分圧した電圧(接続点64に現れる電圧)が、ゲー
ト電圧として用いられる。図10では降圧制御回路を1
つしか設けていないが、更に別の異なった値の出力電圧
を得たいという場合には、更にそれに対応した降圧制御
回路が設けられる。
【0009】なお、この種の昇圧回路に関する従来の文
献としては、例えば、特開平2−276467号公報がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
(問題点)しかしながら、前記した従来の昇圧回路に
は、次のような問題点があった。第1の問題点は、各出
力電圧を出すタイミングを、個別に制御することが出来
ないという点である。第2の問題点は、分圧回路に流れ
る電流は負荷には流れて行かないから、負荷の動作に使
用される電流がその分だけ少なくなるという点である。
【0011】(問題点の説明)まず第1の問題点につい
て説明する。異なる値の出力電圧は異なる負荷に供給す
るわけであるが、電圧を必要とするタイミングは、全て
の負荷で同じだとは限らない。しかしながら、図10に
示したような従来の昇圧回路では、出力電圧端子16お
よび17からは、同じタイミングで出力電圧が供給され
る。もし、別のタイミングで供給しようとするなら、別
の昇圧回路を設ける必要があり、回路規模が大となって
しまう。特に、回路を形成するスペースを出来るだけ少
なくすることが要請される集積回路にあっては、出力の
タイミングが異なる負荷毎に昇圧回路を形成すること
は、その要請に反することになる。
【0012】次に第2の問題点について説明する。図1
0の昇圧回路では分圧回路14を必要とし、接続点64
に分圧電圧を生ぜしめるため、分圧回路素子であるMO
Sトランジスタ14A,14Bに電流が流れる必要があ
る。しかし、この電流は、出力電圧端子16や17に接
続される負荷に流れてゆくわけではない。従って、負荷
の動作に使用される電流がその分だけ少なくなり、その
意味において電流の使用効率が悪い。本発明は、以上の
ような問題点を解決することを課題とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の昇圧回路では、入力電圧が供給される1つ
の主昇圧回路と、該主昇圧回路の出力を入力とし、出力
の値および出力するタイミングを個別に設定できる1個
以上の副昇圧回路とを具えることとした。
【0014】この副昇圧回路は、前記主昇圧回路の出力
電圧により並列接続で充電され且つ充電後に直列接続に
切り換えられて充電電圧が重畳される複数個のキャパシ
タと、該並列接続と直列接続とを交互に繰り返させる接
続切換制御手段と、出力電圧の供給を停止するため制御
信号により出力端子を短絡する出力電圧供給停止手段と
を有する構成とすることが出来る。その場合、副昇圧回
路のキャパシタの数は、要求される昇圧出力電圧の大き
さに応じて決定する。
【0015】
【作 用】本発明では、各負荷に共通して必要な大き
さ程度に昇圧する主昇圧回路を設け、その後段に、各負
荷に対応させて昇圧したり出力タイミングを制御したり
する副昇圧回路を接続する。すると、各負荷毎に個別に
昇圧回路を設ける場合に比し、回路規模を小にすること
が出来る。また、どの負荷に対する出力電圧も、主昇圧
回路の出力電圧を分圧して得ているのではなく昇圧して
得ているので、単に分圧電圧を生ずるためだけの分圧回
路を含んではいない。そのため、負荷に供給する電流以
外に電流を流す必要はなく、電流を負荷の動作に効率よ
く使用することが出来る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。 (全体構成)図1は、本発明の昇圧回路のブロック図で
ある。図1において、1は入力電圧端子、2は主昇圧回
路、3〜5は副昇圧回路、6〜8は出力電圧端子、9〜
11は負荷、21,22,31,32,33,41,4
2,43,51,52,53は制御信号入力端子であ
る。本発明では、主昇圧回路2を1つ設け、副昇圧回路
を負荷に対応させて設ける。そして、主昇圧回路2の出
力電圧を副昇圧回路の入力電圧として用い、副昇圧回路
には、その出力電圧を供給したり停止したりする制御手
段を設ける。
【0017】図2は、本発明の昇圧回路の出力電圧のタ
イムチャートである。横軸は時間,縦軸は電圧を表して
いる。曲線イ〜ニは、それぞれ次のものを表している。 曲線イ…主昇圧回路2の出力電圧 曲線ロ…副昇圧回路3の出力電圧 曲線ハ…副昇圧回路4の出力電圧 曲線ニ…副昇圧回路5の出力電圧
【0018】図1の主昇圧回路2は、入力電圧端子1に
電源電圧VCCが印加されている間中、主昇圧回路2の回
路構成で定まる昇圧電圧を出力しており、それが曲線イ
で表されている。各副昇圧回路はこの昇圧電圧を入力と
して取り入れ、それぞれの回路構成で定まる昇圧電圧
を、所定のタイミングで出力する。例えば、副昇圧回路
3から負荷9への出力電圧は、時刻t0 で供給が開始さ
れ、時刻t4 で供給が停止されている。他の副昇圧回路
4,5の出力電圧も、同様に制御されて負荷に供給され
る。
【0019】以下、主昇圧回路の構成および動作,副昇
圧回路の構成および動作について詳細に説明する。 (主昇圧回路)まず、図3に主昇圧回路の第1の例を示
す。主昇圧回路には、チャージポンプ回路を用いること
が出来る。これは、従来例でも使用していたのと同様の
チャージポンプ回路であり、符号は図10のものに対応
している。その構成および動作は、同じであるので省略
する。端子201から出る出力電圧を、副昇圧回路の入
力として使う。なお、キャパシタの接続段数は、各負荷
に共通して必要とする電圧の大きさおよび電源電圧VCC
の大きさを考慮して、適宜決定される。
【0020】図5は、主昇圧回路の第2の例を示す図で
ある。符号は図3のものに対応し、12は昇圧単位電圧
発生回路、65〜70は接続点、C5 〜C7 はキャパシ
タ、D6 〜D9 はダイオード、T1 〜T3 はPチャンネ
ル型のMOSトランジスタ、T4 〜T6 はNチャンネル
型のMOSトランジスタ、VSSは接地電位である。昇圧
単位電圧発生回路12は、主昇圧回路の昇圧単位となる
電圧を発生する回路である。昇圧単位電圧発生回路12
で発生される電圧を重畳することにより、主昇圧回路の
出力電圧が得られる。
【0021】昇圧単位電圧発生回路12は、次のように
構成される。キャパシタと、該キャパシタの第1の端子
にカソードが接続されたダイオードと、該キャパシタの
第2の端子に一端が一括接続された第1,第2のMOS
トランジスタから成る接続経路切換回路とから構成され
る。第1のMOSトランジスタの他端は、最下段の昇圧
単位電圧発生回路のものを除き、下段の昇圧単位電圧発
生回路のキャパシタと接続される。最下段の第1のMO
Sトランジスタの他端は、予め設定された電圧(図5の
場合、電源電圧VCC)に接続される。第2のMOSトラ
ンジスタの他端は、接地電位VSSとされる。前記ダイオ
ードのアノードは、入力電圧端子1に接続される。
【0022】キャパシタC5 が属している昇圧単位電圧
発生回路12に例をとって接続経路切換回路を説明する
と、T1 が第1のMOSトランジスタであり、T4 が第
2のMOSトランジスタである。従って、第1のMOS
トランジスタT1 の他端子は下段の昇圧単位電圧発生回
路のキャパシタC6 の第1の端子に接続され、第2のM
OSトランジスタT4 の他端子は接地電位VSSとされて
いる。そして、最下段の昇圧単位電圧発生回路の第1の
MOSトランジスタT3 の他端は、予め設定された電圧
(VCC)に接続される。
【0023】第1のMOSトランジスタのゲートは、最
下段の昇圧単位電圧発生回路12の場合には制御信号入
力端子21に接続され、他の昇圧単位電圧発生回路12
の場合には、入力電圧端子1に接続される。第2のMO
Sトランジスタのゲートは、全て他方の制御信号入力端
子22に接続される。制御信号入力端子21,22から
は、接続経路切換回路を構成するMOSトランジスタを
オン,オフする制御信号が入力される。例えば、振幅が
電源電圧VCCの矩形波信号を用いることが出来る。
【0024】動作の概要は、まず全ての昇圧単位電圧発
生回路12のキャパシタC5 〜C7は、入力電圧VCC
より並列接続で充電され、ついで接続経路切換回路によ
って直列接続に切り換えられ、充電電圧が重畳される。
次に、動作を詳細に説明する。
【0025】図4は、制御信号と昇圧単位電圧発生回路
の動作状況を示す図である。図4(イ)は制御信号入力
端子21の制御信号V21、(ロ)は第1のMOSトラン
ジスタT1 〜T3 のオン・オフ状況、(ハ)は制御信号
入力端子22の制御信号V22、(ニ)は第2のMOSト
ランジスタT4 〜T6 のオン・オフ状況、(ホ)はキャ
パシタの接続状態を示している。なお、昇圧単位電圧発
生回路12の動作説明においては、煩雑を避けるため、
オンしているMOSトランジスタでの電圧降下は無視し
ている。
【0026】制御信号V21,V22が共にハイ(VCC)で
あると、ドレインにVCCが印加されている第1のMOS
トランジスタT3 のゲートには、制御信号入力端子21
からのVCCが印加されることになるから、オフとなる。
最下段以外の各昇圧単位電圧発生回路12中の第1のM
OSトランジスタT1 ,T2 は、ダイオードの順電圧降
下をVd とすると、ゲートに電圧VCCが印加され、ドレ
インにそれより低い電圧(VCC−Vd )が印加されてい
るから、オフである。
【0027】一方、ドレインが接地電位VSSとされてい
る各昇圧単位電圧発生回路12の第2のMOSトランジ
スタT4 〜T6 のゲートには、制御信号入力端子22か
らのVCCが印加されるから、全てオンとなる。従って、
各キャパシタは、入力電圧端子1と接地との間で並列接
続された形となり、それぞれ入力電圧VCCで充電され
る。充電電圧は、VCC−Vd である。その充電は、制御
信号入力端子22の制御信号が時刻t1 でハイからロー
(VSS)にされた時(図4参照)、第2のMOSトラン
ジスタが全てオフとされることにより、全て停止され
る。
【0028】時刻t2 で制御信号V21がハイからロー
(VSS)にされた時、ドレインにVCCが印加されている
MOSトランジスタT3 は、ゲートに制御信号入力端子
21からのローの制御信号が印加されるからオンとな
る。すると、接続点69の電位は、キャパシタC7 の容
量結合作用によりVCCだけ押し上げられ、次のようにな
る。 (VCC−Vd )+VCC
【0029】接続点69はMOSトランジスタT2 のド
レインに接続されているから、VCC>Vd であるように
電源電圧VCCが選定されていれば、MOSトランジスタ
2におけるドレイン電圧は、ゲート電圧VCCより大と
なるから、MOSトランジスタT2 もオンとなる。同様
にして、各昇圧単位電圧発生回路12内の第1のMOS
トランジスタは、瞬時に連鎖的にオンとなる。そのた
め、昇圧単位電圧発生回路12のキャパシタC5 〜C7
は、直列接続とされる。
【0030】従って、接続点65に現れる電圧は、MO
SトランジスタT3 のドレインに印加されている電圧V
CCに、各昇圧単位電圧発生回路12のキャパシタの充電
電圧が重畳された、次の電圧となる。 3(VCC−Vd )+VCC この電圧がダイオードD9 を経て取り出されるから、端
子201からの出力電圧は、 3(VCC−Vd )+VCC−Vd =4(VCC−Vd ) となる。これが、図5の回路を主昇圧回路2として用い
た場合の、主昇圧回路2の出力電圧である。出力電圧の
値は、昇圧単位電圧発生回路12の数を適宜選定するこ
とにより、決定される。
【0031】(副昇圧回路)図6は、副昇圧回路3の1
例を示す図である。6は出力電圧端子、12は昇圧単位
電圧発生回路、31,32,33は制御信号入力端子、
71〜76は接続点、202は端子、C8 〜C12はキャ
パシタ、D10〜D13はダイオード、T7 〜T10はPチャ
ンネル型のMOSトランジスタ、T11〜T14はNチャン
ネル型のMOSトランジスタである。出力電圧端子6
は、図1の出力電圧端子6である。入力側の端子202
に一端が接続されているキャパシタC8 と、出力電圧端
子6に一端が接続されているキャパシタC9 とは、平滑
用のキャパシタである。
【0032】端子202には、主昇圧回路の出力電圧が
供給される。昇圧単位電圧発生回路12は、図5のそれ
と同様の構成である。制御信号入力端子31,32から
の制御信号により、キャパシタC10〜C12が並列接続で
充電され、ついで直列接続されるから、端子202に供
給される主昇圧回路の出力電圧を昇圧した電圧が、接続
点71に得られる。昇圧電圧の大きさは、この副昇圧回
路3に接続する負荷9(図1参照)が要求する電圧に応
じて、予め決定しておく。
【0033】MOSトランジスタT7 は、昇圧電圧を出
力電圧端子6に出力するタイミングを決定するためのも
のである。MOSトランジスタT7 のゲートには端子2
02の電圧が印加されているが、そのドレインは接続点
71に接続されているから、接続点71に昇圧電圧が現
れた時、ドレイン電圧>ゲート電圧という関係となり、
MOSトランジスタT7 もオンする。接続点71の電圧
は、MOSトランジスタT7 およびダイオードD10を経
て、出力電圧端子6に取り出される。なお、この時に
は、MOSトランジスタT14は、制御信号入力端子33
からの制御信号によりオフとしておく。
【0034】出力電圧の供給の停止は、MOSトランジ
スタT14をオンすることによって行われる。MOSトラ
ンジスタT14をオン,オフする制御信号は、制御信号入
力端子33から与えられる。この制御信号をハイ(例、
CC)の値にすると、MOSトランジスタT14はオンさ
れる。このように、副昇圧回路3の出力電圧の供給,停
止のタイミングは、制御信号入力端子31〜33によ
り、独自に制御することが出来る。以上は副昇圧回路3
を例にとって説明したが、他の副昇圧回路4,5につい
ても同様である。
【0035】(負極性出力の昇圧回路)また、前記の実
施例では、正極性の出力電圧を得ているが、図1の主昇
圧回路2および副昇圧回路3〜5に、それぞれ負極性電
圧を出力する回路を用いれば、負極性の昇圧電圧を得る
ことが出来る。因みに、図7は負の出力電圧を出す主昇
圧回路の第1の例を示す図であるが、これは図3の回路
において、入力電圧端子1を接地電位VSSとし、ダイオ
ードの向きを逆にするという変更を行ったものである。
【0036】図8は、負の出力電圧を出す主昇圧回路の
第2の例を示す図であり、図5の回路において、電圧V
CCを印加していた箇所を接地電位VSSとし、接地電位V
SSとしていた箇所に電圧VCCを印加し、ダイオードの向
きを逆にし、MOSトランジスタのPチャンネル,Nチ
ャンネルの型を逆にするという変更を行ったものであ
る。図9は、負の出力電圧を出す副昇圧回路の1例を示
す図であり、図6の回路において、図5に対して行った
と同じ変更を行ったものである。
【0037】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の昇圧回路によ
れば、各負荷に共通して必要な大きさ程度に昇圧する主
昇圧回路を設け、その後段に、各負荷に対応させて昇圧
したり出力タイミングを制御したりする副昇圧回路を接
続したので、各負荷毎に個別に昇圧回路を設ける場合に
比し、回路規模を小にすることが出来る。また、どの負
荷に対する出力電圧も、主昇圧回路の出力電圧を分圧し
て得ているのではなく昇圧して得ているので、分圧回路
を含んでおらず、負荷に供給する電流以外に電流を流す
必要はなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の昇圧回路のブロック図
【図2】 本発明の昇圧回路の出力電圧のタイムチャー
【図3】 主昇圧回路の第1の例を示す図
【図4】 制御信号と昇圧単位電圧発生回路の動作状況
を示す図
【図5】 主昇圧回路の第2の例を示す図
【図6】 副昇圧回路の1例を示す図
【図7】 負の出力電圧を出す主昇圧回路の第1の例を
示す図
【図8】 負の出力電圧を出す主昇圧回路の第2の例を
示す図
【図9】 負の出力電圧を出す副昇圧回路の1例を示す
【図10】 従来の昇圧回路を示す図
【符号の説明】
1…入力電圧端子、2…主昇圧回路、3〜5…副昇圧回
路、6〜8…出力電圧端子、9〜11…負荷、12…昇
圧単位電圧発生回路、13…チャージポンプ回路、14
…分圧回路、14A,14B…MOSトランジスタ、1
5…MOSトランジスタ、16,17…出力電圧端子、
21,22,31,32,33,41,42,43,5
1,52,53…制御信号入力端子、60〜76…接続
点、201〜203…端子、C1 〜C12、C20,C21
キャパシタ、D1 〜D13…ダイオード、T1 〜T14…M
OSトランジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電圧が供給される1つの主昇圧回路
    と、該主昇圧回路の出力を入力とし、出力の値および出
    力するタイミングを個別に設定できる1個以上の副昇圧
    回路とを具えたことを特徴とする昇圧回路。
  2. 【請求項2】 前記副昇圧回路が、前記主昇圧回路の出
    力電圧により並列接続で充電され且つ充電後に直列接続
    に切り換えられて充電電圧が重畳される複数個のキャパ
    シタと、該並列接続と直列接続とを交互に繰り返させる
    接続切換制御手段と、出力電圧の供給を停止するため制
    御信号により出力端子を短絡する出力電圧供給停止手段
    とを有するものであることを特徴とする請求項1記載の
    昇圧回路。
  3. 【請求項3】 前記副昇圧回路のキャパシタの数が、要
    求される昇圧出力電圧の大きさに応じて決定されること
    を特徴とする請求項2記載の昇圧回路。
JP7058060A 1995-02-21 1995-02-21 昇圧回路 Pending JPH08228470A (ja)

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JP7058060A JPH08228470A (ja) 1995-02-21 1995-02-21 昇圧回路

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JP7058060A JPH08228470A (ja) 1995-02-21 1995-02-21 昇圧回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7095216B2 (en) 2002-09-27 2006-08-22 Ricoh Company, Ltd. Power supply method and apparatus
CN107947577A (zh) * 2017-11-28 2018-04-20 浙江水利水电学院 一种升压电路及其控制方法

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