JPH08227896A - ヘテロ接合バイポーラトランジスタ - Google Patents

ヘテロ接合バイポーラトランジスタ

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JPH08227896A
JPH08227896A JP3096195A JP3096195A JPH08227896A JP H08227896 A JPH08227896 A JP H08227896A JP 3096195 A JP3096195 A JP 3096195A JP 3096195 A JP3096195 A JP 3096195A JP H08227896 A JPH08227896 A JP H08227896A
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JP
Japan
Prior art keywords
emitter
substrate
electrode
bipolar transistor
hetero
Prior art date
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Pending
Application number
JP3096195A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Onishi
裕明 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Publication of JPH08227896A publication Critical patent/JPH08227896A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ヘテロ接合バイポーラトランジスタの構造に
関し、素子部の温度(Tj)の低減に効果的な構造を得
る。 【構成】 ヘテロ接合バイポーラトランジスタのエミッ
タに接続されるエミッタ配線と接続され、基板上または
基板上に作成されたエピタクシャル層に作成された放熱
用電極を有するヘテロ接合バイポーラトランジスタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘテロ接合バイポーラ
トランジスタの構造に関する。近年の通信システムやコ
ンピュータシステムの高速化の要求に伴い、高速な半導
体素子の必要性がますます大きくなってきている。
【0002】このため、従来のシリコン(Si)半導体
素子の開発と共に、化合物半導体の研究開発が盛んであ
る。特に、ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HB
T)はワイドバンドギャップ・エミッタを有し、高電流
利得と高駆動能力を合わせ持った化合物半導体素子とし
て期待されている。
【0003】
【従来の技術】図3は従来例の説明図、図4はHBTの
素子部温度と基板厚さの関係を示す図である。
【0004】図において、2はエミッタ電極、5はベー
ス電極、6はコレクタ電極、7はエミッタ層、8はベー
ス層、9はコレクタ層、10はサブコレクタ層、11はGa
As基板、14はエッチングストッパ層、15はバンプ、16
はパッケージ基板である。
【0005】AlGaAs/GaAsHBTを用いた集
積回路としては、すでに1000トランジスタレベルの
ものが開発されて、動作速度もSiバイポーラ素子を用
いたICを凌駕するものも試作されている。
【0006】一般にバイポーラ素子は高駆動能力を持つ
反面、発熱密度が高く、素子部の温度(Tj)上昇が激
しいという欠点を持っている。特に、化合物半導体を用
いるHBTでは、Siと比べて熱伝導性の悪いGaAs
を基板としていること、エミッタ幅が大きい(1.5〜
2mm)ことのために、Tjが異常に大きくなってお
り、素子の信頼性低下を招いている。また、発熱量を低
減するために、電流密度を低くし、回路の動作速度を犠
牲にするなどの対策が必要になっている。
【0007】このようなTjの上昇は、ICの出力バッ
ファやパワーアンプなどの大電流を流す必要のあるトラ
ンジスタでより深刻な問題になる。この大電流用トラン
ジスタとしては、通常の場合、エミッタを平行に並べた
レイアウトが用いられる。このレイアウトでは、エミッ
タ間隔が狭いと熱の干渉のために、Tjはエミッタが各
々独立にある場合に比べてより高くなる。エミッタ間隔
を広げると、素子サイズが大きくなりチップサイズが増
大し、コストの増加につながる。
【0008】Tj低減のために用いられている従来技術
を図3に示す。通常の実装状態ではチップ裏面から熱を
逃がす方式がとられる。そのため、図3(a)に示すよ
うにGaAs基板11の厚みを20〜100μmと薄く
し、GaAs基板11からの放熱を良くする方法がとられ
ている。
【0009】また、図3(b)に示すような発熱が集中
している素子の真下のみをさらに薄くする方法も考えら
れている。これは、サブコレクタ層10の下に予めエッチ
ングストッパ層14を挟んでおき、素子の真下のGaAs
基板11をなくすことが可能である。
【0010】さらに、図3(c)に示すように、エミッ
タ電極2上にバンプ15を形勢して、Face Down
型のフリップチップ実装方法が用いられることもある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】例えば、図4にHBT
の素子部温度と基板厚さの関係を示すように、基板厚さ
が50μm以上の場合、Tjの低減効果は小さく、25
μm以下で急激に低下する。(20〜25度付近のTJ
のデータがあると良いのですが。)従って、図2(a)
や図2(b)の方法でTjを大きく低減しようとすれ
ば、厚みは10〜20μm程度としなければならない。
しかし、このような方法は作製が困難であり、チップが
反ったり、割れたりする危険がある。
【0012】また、図3(c)に示すようなフリップチ
ップ実装方法は、エミッタが接地されるため、パワーア
ンプ等での一部の応用でしか使用できず、一般的なIC
へは適用が不可能である。
【0013】本発明は、HBTの素子部の温度(Tj)
を低減出来る構造を得ることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図において、1 はHBT素子部、2はエミッ
タ電極、3はエミッタ配線、4は放熱用電極である。
【0015】図1に示すように、エミッタとエミッタと
の間に放熱用電極4を設け、エミッタ同士を繋ぐエミッ
タ配線3と接続させる。放熱用電極4は、GaAs基
板、または、エピタキシャル層のいずれかに接して形成
される。配置としては、素子の外側、または、いくつか
のエミッタのまとまりの群の間に置く。各エミッタ間に
置いても良いが、素子サイズとの兼ね合いがある。
【0016】すなわち、本発明の問題点は、図1に示す
ように、ヘテロ接合バイポーラトランジスタのエミッタ
に接続されるエミッタ配線と接続され、基板上または基
板上に作成されたエピタクシャル層に作成された放熱用
電極を有することにより達成される。
【0017】
【作用】化合物半導体HBTのTjの上昇が著しいの
は、発熱が集中しており広がり難いためである。このた
め、何らかの方法でこの熱を基板側に逃がしてやれば、
温度上昇を低減出来る。
【0018】ところで、各エミッタを繋ぐ配線は金(A
u)等のメタルであり、GaAsに比べて一桁以上高い
熱伝導性を持っている。従って、このエミッタ配線を使
って熱を逃がしてやる方法が考えられるが、配線の厚み
は1〜4μm程度であり、配線が長くなると熱抵抗が大
きくなり、放熱効果がなくなる。
【0019】図1に示す本発明の方法では、エミッタ直
下で発生した熱は、配線を通してエビタキシャル層また
はGaAs基板上に設けられた放熱用電極に伝えられ、
ここから基板側へ放熱される。
【0020】このとき、放熱用電極は発熱している素子
の近傍に置かれるため、配線での温度変化は小さく、放
熱効果を大きくできる。この構造では、基板を極端に薄
くする必要はなくなり、作製も容易に行える。
【0021】
【実施例】図2は本発明の一実施例の説明図である。図
において、2はエミッタ電極、3はエミッタ配線、4は
放熱用電極、5はベース電極、6はコレクタ電極、7は
エミッタ層、8はベース層、9はコレクタ層、10はサブ
コレクタ層、11はGaAs基板、12はコンタクト拡散
層、13は絶縁膜である。
【0022】図2(a)に本発明の一実施例として、4
本のエミッタ電極2を持つGaAsHBTを示す。上側
に平面図、中側と下側にA−A’面でカットした断面図
を示す。
【0023】エミッタ層7はAlGaAsやInGa
P、ベース層8はP型に 1019〜1020cm-3にドーピン
グされたGaAsまたはAlGaAsのグレード層、サ
ブコレクタ層10は1018cm-3程度のn型にドーピングさ
れたGaAs層からなっている。また、放熱用電極4は
エミッタ配線3と接続されており、コレクタ電極6と約
5μm離れて配置されている。
【0024】この例では、放熱用電極4はコレクタ電極
6と同時に形成され、新たなウェーハプロセス工程の追
加は必要ない。しかし、より放熱効果を高めるために図
2(a)の下側に示すようにGaAs基板11に接するよ
うに放熱用電極4を形成してもよいが、ウェーハプロセ
ス工程が増える欠点がある。
【0025】また、図2(b)に示すように、放熱用電
極4をエミッタの間に置いても良い。更に、これまでの
説明はGaAs基板11上に作製されるHBTについて行
ってきたが、InP等の他の基板上に作製されるHBT
についても同様な構造でTjを低減出来るのは明らかで
ある。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
HBTの基板を約10μmと極端に薄くする必要はな
く、通常のHBTのウェーハプロセス工程を用いて放熱
効果を高める素子構造が作製出来る。本発明の構造によ
り、基板裏面から接合部までの温度上昇を20〜50%
低減でき、化合物半導体HBTの性能向上に大きく寄与
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図
【図2】 本発明の一実施例の説明図
【図3】 従来例の説明図
【図4】 HBTの素子部温度と基板厚さ
【符号の説明】
図において 1 HBT素子部 2 エミッタ電極 3 エミッタ配線 4 放熱用電極 5 ベース電極 6 コレクタ電極 7 エミッタ層 8 ベース層 9 コレクタ層 10 サブコレクタ層 11 GaAs基板 12 コンタクト拡散層 13 絶縁膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘテロ接合バイポーラトランジスタのエ
    ミッタに接続されるエミッタ配線と接続され、基板上ま
    たは基板上に作成されたエピタクシャル層に作成された
    放熱用電極を有することを特徴とするヘテロ接合バイポ
    ーラトランジスタ。
JP3096195A 1995-02-20 1995-02-20 ヘテロ接合バイポーラトランジスタ Pending JPH08227896A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002246587A (ja) * 2001-02-20 2002-08-30 Hitachi Ltd 半導体装置及びその製造方法
WO2005096365A1 (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Nec Corporation 半導体装置
JP2016094956A (ja) * 2014-11-12 2016-05-26 Ntn株式会社 動力伝達ローラ

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Effective date: 20021112