JPH08227041A - マイクロメカニカル・デバイス用の変形可能ビーム - Google Patents
マイクロメカニカル・デバイス用の変形可能ビームInfo
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- JPH08227041A JPH08227041A JP7294568A JP29456895A JPH08227041A JP H08227041 A JPH08227041 A JP H08227041A JP 7294568 A JP7294568 A JP 7294568A JP 29456895 A JP29456895 A JP 29456895A JP H08227041 A JPH08227041 A JP H08227041A
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- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B26/00—Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
- G02B26/08—Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
- G02B26/0816—Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements
- G02B26/0833—Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD
- G02B26/0841—Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD the reflecting element being moved or deformed by electrostatic means
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 マイクロメカニカル・デバイス用に質量を偏
向可能に支持した変形可能ビームを提供する。 【解決手段】 アドレス指定可能に集積化したモノリシ
ックのマイクロミラー・デバイス(10)をスパッタリ
ング技術により形成する。該マイクロミラー・デバイス
(10)には、スパッタリング及び選択性エッチングに
より形成された1又はそれ以上のビーム(18)により
支持され、選択的に静電偏向可能な質量又はミラー(1
2)が含まれる。これらのビーム(18)は導電性の金
属間アルミニウム化合物、又はこのような化合物の2又
はそれ以上の混合物からなり、比較的に高い融点及びF
CC結晶構造より小さな一次すべり系を示し、エッチン
グ可能なものからなる。
向可能に支持した変形可能ビームを提供する。 【解決手段】 アドレス指定可能に集積化したモノリシ
ックのマイクロミラー・デバイス(10)をスパッタリ
ング技術により形成する。該マイクロミラー・デバイス
(10)には、スパッタリング及び選択性エッチングに
より形成された1又はそれ以上のビーム(18)により
支持され、選択的に静電偏向可能な質量又はミラー(1
2)が含まれる。これらのビーム(18)は導電性の金
属間アルミニウム化合物、又はこのような化合物の2又
はそれ以上の混合物からなり、比較的に高い融点及びF
CC結晶構造より小さな一次すべり系を示し、エッチン
グ可能なものからなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、改良したビームを
有するマイクロメカニカル・デバイスに関し、特に改良
したビーム即ちヒンジ状の部材を有するマイクロメカニ
カル・デバイスに関する。本発明は、特に電気的にアド
レス指定可能に集積化したモノリシック、マイクロミラ
ー・デバイスに関し、その電気的及び機械的なエレメン
トは、スパッタリング技術と、種々の金属層及び酸化物
層、フォトレジスト、液体及びプラズマ・エッチング、
プラズマ・ストリップ処理及び関連した技術及び物質と
を用いて形成されてもよく、そのデバイスの選択的に静
電偏向可能ミラーが1又はそれ以上の改良されたヒンジ
状のカンチレバー、及び/又はスパッタリング及び選択
エッチングにより形成されたねじれビームにより支持さ
れ、そのビームは、他の方法の非変更デバイスを作成す
るために採用されている典型的なプロセス工程から大き
く即ち本質的な変更をしなくとも、強度の増大及び緩和
の軽減を示す。
有するマイクロメカニカル・デバイスに関し、特に改良
したビーム即ちヒンジ状の部材を有するマイクロメカニ
カル・デバイスに関する。本発明は、特に電気的にアド
レス指定可能に集積化したモノリシック、マイクロミラ
ー・デバイスに関し、その電気的及び機械的なエレメン
トは、スパッタリング技術と、種々の金属層及び酸化物
層、フォトレジスト、液体及びプラズマ・エッチング、
プラズマ・ストリップ処理及び関連した技術及び物質と
を用いて形成されてもよく、そのデバイスの選択的に静
電偏向可能ミラーが1又はそれ以上の改良されたヒンジ
状のカンチレバー、及び/又はスパッタリング及び選択
エッチングにより形成されたねじれビームにより支持さ
れ、そのビームは、他の方法の非変更デバイスを作成す
るために採用されている典型的なプロセス工程から大き
く即ち本質的な変更をしなくとも、強度の増大及び緩和
の軽減を示す。
【0002】
【従来の技術】種々の型式のマイクロメカニカル・デバ
イスが知られている。このようなデバイスは、電気的に
アドレス指定可能かつ偏向可能な複数のミラー即ち反射
器により形成されたピクセルを有する複数のマイクロメ
カニカル空間光変調器(spacial light modulator ;
“SLM”)を備えている。これらのSLMは、電気的
及び/又は光学的な入力に対応して入射光を変調するこ
とができるトランスデューサである。SLMは入射光を
位相、強度、偏光及び/又は方向について変調すること
ができる。
イスが知られている。このようなデバイスは、電気的に
アドレス指定可能かつ偏向可能な複数のミラー即ち反射
器により形成されたピクセルを有する複数のマイクロメ
カニカル空間光変調器(spacial light modulator ;
“SLM”)を備えている。これらのSLMは、電気的
及び/又は光学的な入力に対応して入射光を変調するこ
とができるトランスデューサである。SLMは入射光を
位相、強度、偏光及び/又は方向について変調すること
ができる。
【0003】本発明は、複数のディジタル・マイクロミ
ラー・デバイス又は変形可能ミラー・デバイス(deform
able mirror device ;“DMD”)と呼ばれる前述型式
のSLMに関する。本発明に関連するSLM DMD
は、プリンタ、イメージ・システム、ゼログラフィック
複製システム及びディジタル・ビデオ・システムのよう
に種々のデバイスに利用され得る。本出願人に共通に譲
渡された米国特許第5,041,851号、第4,72
8,185号、第5,101,236号、及び5,07
9,544号を参照すべきである。
ラー・デバイス又は変形可能ミラー・デバイス(deform
able mirror device ;“DMD”)と呼ばれる前述型式
のSLMに関する。本発明に関連するSLM DMD
は、プリンタ、イメージ・システム、ゼログラフィック
複製システム及びディジタル・ビデオ・システムのよう
に種々のデバイスに利用され得る。本出願人に共通に譲
渡された米国特許第5,041,851号、第4,72
8,185号、第5,101,236号、及び5,07
9,544号を参照すべきである。
【0004】本出願人に共通に譲渡された米国特許第
5,061,049号及び5,096,279号(以下
では「049」及び「279」という。)は、好ましい
マイクロメカニカル・デバイス、特にDMD SLMを
製作する構造及び方法を開示している。通常、マイクロ
メカニカル・デバイスは、典型的には、変形可能ビーム
により支持された偏向可能即ち可動質量を備えている。
“49”によれば、DMD SLMは、相対的に厚く、
総体的に平板状の複数の金属ミラー即ち反射器のアレー
即ちマトリックスを備え、「質量」を構成することがで
きる。各ミラーは、スパッタリング及び選択性エッチン
グにより形成されたアルミニウム又はアルミニウム合
金、例えばAl(98.5〜98.8%):Si(1
%):Ti(0.2〜0.5%)の層を含む。
5,061,049号及び5,096,279号(以下
では「049」及び「279」という。)は、好ましい
マイクロメカニカル・デバイス、特にDMD SLMを
製作する構造及び方法を開示している。通常、マイクロ
メカニカル・デバイスは、典型的には、変形可能ビーム
により支持された偏向可能即ち可動質量を備えている。
“49”によれば、DMD SLMは、相対的に厚く、
総体的に平板状の複数の金属ミラー即ち反射器のアレー
即ちマトリックスを備え、「質量」を構成することがで
きる。各ミラーは、スパッタリング及び選択性エッチン
グにより形成されたアルミニウム又はアルミニウム合
金、例えばAl(98.5〜98.8%):Si(1
%):Ti(0.2〜0.5%)の層を含む。
【0005】これらのミラーはスパッタリング及び選択
性エッチングにより、同様に構成され、かつ形成された
比較的に薄い層上に存在する。各ミラーは1又はそれ以
上のビームより支持されている。これらのビームは、各
ミラー境界を越えて伸延する比較的に薄い層の複数部分
を含み、続いてフォトレジスト又は金属からなるもので
もよい1又はそれ以上のスペーサ又はポストにより最終
的に支持されている。これらのスペーサ又はポストはミ
ラーの下の複数井戸により定められている、又は隔てら
れており、これらミラーは選択的に偏向されると、これ
らの井戸へ又はこれらから移動することができる。続い
て、スペーサ若しくはポスト、及び井戸は、金属、絶縁
及びフォトレジスト積層の選択性堆積、及び除去又はパ
ターニングにより形成される。
性エッチングにより、同様に構成され、かつ形成された
比較的に薄い層上に存在する。各ミラーは1又はそれ以
上のビームより支持されている。これらのビームは、各
ミラー境界を越えて伸延する比較的に薄い層の複数部分
を含み、続いてフォトレジスト又は金属からなるもので
もよい1又はそれ以上のスペーサ又はポストにより最終
的に支持されている。これらのスペーサ又はポストはミ
ラーの下の複数井戸により定められている、又は隔てら
れており、これらミラーは選択的に偏向されると、これ
らの井戸へ又はこれらから移動することができる。続い
て、スペーサ若しくはポスト、及び井戸は、金属、絶縁
及びフォトレジスト積層の選択性堆積、及び除去又はパ
ターニングにより形成される。
【0006】偏向されていないDMDミラーは、「水
平」即ち井戸の上にあり、かつ基板に対してほぼ平行と
なる定位置を取ることができ、この基板上に又は内にD
MDが形成されている。垂直に配置されている各ミラー
は、第1の方向に入射される光を反射する。このミラー
は、所定の静電吸引力又は反発力を選択的に印加するこ
とにより、その定位値から選択的に偏向可能である。偏
向可能ミラーは水平方向から「非水平に」又は水平から
回転されてもよい。各偏向可能ミラーは、偏向の量、従
って印加した静電力の存在及び/又は強さに依存する第
2の方向へ偏向することにより、入射された光を変調す
る。
平」即ち井戸の上にあり、かつ基板に対してほぼ平行と
なる定位置を取ることができ、この基板上に又は内にD
MDが形成されている。垂直に配置されている各ミラー
は、第1の方向に入射される光を反射する。このミラー
は、所定の静電吸引力又は反発力を選択的に印加するこ
とにより、その定位値から選択的に偏向可能である。偏
向可能ミラーは水平方向から「非水平に」又は水平から
回転されてもよい。各偏向可能ミラーは、偏向の量、従
って印加した静電力の存在及び/又は強さに依存する第
2の方向へ偏向することにより、入射された光を変調す
る。
【0007】その定位値からミラーを移動させると、そ
のビーム(それらのビーム)を変形させ、これに位置エ
ネルギを蓄積させる。蓄積された位置エネルギは、静電
力が除去されるとミラーをその定位値に戻そうとする。
ミラーを支持するビーム(複数のビーム)は、カンチレ
バーモード、ねじれモード、又はたわみモードという両
モードの組合せにより変形可能である。
のビーム(それらのビーム)を変形させ、これに位置エ
ネルギを蓄積させる。蓄積された位置エネルギは、静電
力が除去されるとミラーをその定位値に戻そうとする。
ミラーを支持するビーム(複数のビーム)は、カンチレ
バーモード、ねじれモード、又はたわみモードという両
モードの組合せにより変形可能である。
【0008】アレーのミラー又はそれらのマトリックス
の選択的な静電偏向は、基板上に又は基板内に、かつ壁
の底部上に又は底部に位置する複数電極の合同アレー又
はマトリックスにより選択的に実行される。選択された
静電力を発生する電圧は、MOSFET又は機能的に同
様の複数エレメント、及び複数電極に関連した電気的な
複数の関連構成要素により、複数電極に選択的に印加さ
れる。これらの回路エレメント及び複数の構成要素は、
集積回路を製造する伝統的なプロセス技術により、基板
上に及び内に典型的に形成される。特に、MOSFET
若しくは他の複数エレメント、及びこれらに関連する構
成要素と共に、ミラー、ビーム、ポスト又はスペーサ及
び電極は、好ましくは、典型的なCMOS又は同様の技
術により、シリコン又は他の基板内及び基板上に集積化
したモノリシックに形成される。
の選択的な静電偏向は、基板上に又は基板内に、かつ壁
の底部上に又は底部に位置する複数電極の合同アレー又
はマトリックスにより選択的に実行される。選択された
静電力を発生する電圧は、MOSFET又は機能的に同
様の複数エレメント、及び複数電極に関連した電気的な
複数の関連構成要素により、複数電極に選択的に印加さ
れる。これらの回路エレメント及び複数の構成要素は、
集積回路を製造する伝統的なプロセス技術により、基板
上に及び内に典型的に形成される。特に、MOSFET
若しくは他の複数エレメント、及びこれらに関連する構
成要素と共に、ミラー、ビーム、ポスト又はスペーサ及
び電極は、好ましくは、典型的なCMOS又は同様の技
術により、シリコン又は他の基板内及び基板上に集積化
したモノリシックに形成される。
【0009】前述の型式のマイクロメカニカル・デバイ
スの広範な試験及び解析により、ビームの強度は、その
緩和(「クリープ」又は「変形」としても知られている
現象)に耐え、その後の使用に耐えるのに十分でないこ
とを示すものであった。このようなビームの緩和は、マ
イクロメカニカルDMD SLM及び同様の他のマイク
ロメカニカル・デバイスの動作不良に帰結する。例え
ば、緩和ビームは、これに印加される静電吸引力が存在
しないときに、定位値にミラーを保持すること、又は戻
すことができない。定位置以外の動作において、ミラー
は第1又は第2の送り先以外に入射光を反射させること
ができる。従って、ビームの緩和は入射光の意図しない
変調に至る。その上、緩和がミラーをその定位値へ正し
く戻らないという結果にならなくとも、ミラーのビーム
(複数のビーム)における緩和は、適用可能電極に所定
の電圧を印加する際にミラーが適当量により偏向されな
い結果となり得る。ここでも、入射光を不適正に変調す
ることに帰結する。
スの広範な試験及び解析により、ビームの強度は、その
緩和(「クリープ」又は「変形」としても知られている
現象)に耐え、その後の使用に耐えるのに十分でないこ
とを示すものであった。このようなビームの緩和は、マ
イクロメカニカルDMD SLM及び同様の他のマイク
ロメカニカル・デバイスの動作不良に帰結する。例え
ば、緩和ビームは、これに印加される静電吸引力が存在
しないときに、定位値にミラーを保持すること、又は戻
すことができない。定位置以外の動作において、ミラー
は第1又は第2の送り先以外に入射光を反射させること
ができる。従って、ビームの緩和は入射光の意図しない
変調に至る。その上、緩和がミラーをその定位値へ正し
く戻らないという結果にならなくとも、ミラーのビーム
(複数のビーム)における緩和は、適用可能電極に所定
の電圧を印加する際にミラーが適当量により偏向されな
い結果となり得る。ここでも、入射光を不適正に変調す
ることに帰結する。
【0010】アルミニウム合金からなるビームより強
力、かつ緩和の影響が小さいビームは、知られている。
例えば、前述の型式に関係する初期に開発されたSLM
は、酸化シリコンからなるビーム状部材を使用していた
(米国特許第4,356,730号、第4,229,7
32号、及び第3,886,310号の参照こと)。前
述のアルミニウム合金より強力、かつ緩和即ちクリープ
の影響が小さい物質からDMDミラーのビーム(複数の
ビーム)を作成することも提案された。しかし、このよ
うな物質を使用すると、それらのアドレス指定回路及び
複数の機械なエレメントを含むDMDを作成するために
現在用いられているプロセス・シーケンス及び物質(例
えば、エッチング液)が実質的又は基本的な変更を必要
とすることになり、プロセスの複雑さを増加させて、D
MDの作成のコストに付随的な増加をもたらすかも知れ
ないという可能性を持っている。
力、かつ緩和の影響が小さいビームは、知られている。
例えば、前述の型式に関係する初期に開発されたSLM
は、酸化シリコンからなるビーム状部材を使用していた
(米国特許第4,356,730号、第4,229,7
32号、及び第3,886,310号の参照こと)。前
述のアルミニウム合金より強力、かつ緩和即ちクリープ
の影響が小さい物質からDMDミラーのビーム(複数の
ビーム)を作成することも提案された。しかし、このよ
うな物質を使用すると、それらのアドレス指定回路及び
複数の機械なエレメントを含むDMDを作成するために
現在用いられているプロセス・シーケンス及び物質(例
えば、エッチング液)が実質的又は基本的な変更を必要
とすることになり、プロセスの複雑さを増加させて、D
MDの作成のコストに付随的な増加をもたらすかも知れ
ないという可能性を持っている。
【0011】他の提案は、アルミナのように、アルミニ
ウム又はアルミニウム合金をより強力かつより延性が小
さな物質の積層により交互させた多重積層によりビーム
を製作することに関するものである。外側の積層はアル
ミニウム又はアルミニウム合金であり、従ってエッチン
グを含むプロセス・ステップの大多数は前述のものと同
一のままであって従来のDMD構造を作成している。交
互的な積層は、アルミニウム又はアルミニウム合金のス
パッタ堆積を周期的に中断して、より強力かつ延性がよ
り小さな物質をスパッタ堆積することにより、作成され
るので、このプロセスがそれだけ複雑化され、製造コス
トを増加させる。
ウム又はアルミニウム合金をより強力かつより延性が小
さな物質の積層により交互させた多重積層によりビーム
を製作することに関するものである。外側の積層はアル
ミニウム又はアルミニウム合金であり、従ってエッチン
グを含むプロセス・ステップの大多数は前述のものと同
一のままであって従来のDMD構造を作成している。交
互的な積層は、アルミニウム又はアルミニウム合金のス
パッタ堆積を周期的に中断して、より強力かつ延性がよ
り小さな物質をスパッタ堆積することにより、作成され
るので、このプロセスがそれだけ複雑化され、製造コス
トを増加させる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の切実な要求
は、より強力かつ緩和に対抗するビームを有し、該ビー
ムがDMDプロセス・シーケンスの複雑さ又はコストを
実質的に又は本質的に増加させることなく製作されるD
MD SLMのようなマイクロメカニカル・デバイスを
提供するものである。
は、より強力かつ緩和に対抗するビームを有し、該ビー
ムがDMDプロセス・シーケンスの複雑さ又はコストを
実質的に又は本質的に増加させることなく製作されるD
MD SLMのようなマイクロメカニカル・デバイスを
提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、マイク
ロメカニカル・デバイス用に改良された変形可能ビーム
が提供される。このマイクロメカニカル・デバイスはビ
ームにより支持された偏向可能質量を備えている。この
偏向可能質量が偏向されると、ビームが変形される。好
ましい実施の形態において、マイクロメカニカル・デバ
イスはDMDSLMであり、また前記偏向可能質量はミ
ラーが偏向するに従って入射光を選択的に変調する可動
又は偏向可能ミラーである。
ロメカニカル・デバイス用に改良された変形可能ビーム
が提供される。このマイクロメカニカル・デバイスはビ
ームにより支持された偏向可能質量を備えている。この
偏向可能質量が偏向されると、ビームが変形される。好
ましい実施の形態において、マイクロメカニカル・デバ
イスはDMDSLMであり、また前記偏向可能質量はミ
ラーが偏向するに従って入射光を選択的に変調する可動
又は偏向可能ミラーである。
【0014】改良されたビームは、1又はそれ以上の下
記方法により特徴付けられる。
記方法により特徴付けられる。
【0015】+++ ビームは導電性の1又はそれ以上
のアルミニウム化合物からなる。
のアルミニウム化合物からなる。
【0016】+++ ビームは一般式Al X QY のアル
ミニウム化合物からなる。ただし、Qは酸素ではなく、
前記アルミニウム化合物は比較的に高融点を有し、かつ
FCC結晶構造による12の一次すべり系より少ない一
次すべり系を示す。
ミニウム化合物からなる。ただし、Qは酸素ではなく、
前記アルミニウム化合物は比較的に高融点を有し、かつ
FCC結晶構造による12の一次すべり系より少ない一
次すべり系を示す。
【0017】+++ 前記特徴において、Qは金、カル
シウム、銅、鉄、ハフニウム、マグネシウム、ニオブ、
ニッケル、スカンジウム、コバルト、タンタル、ジルコ
ニウム、バリウム、モリブデン、ストロンチウム、タン
グステン、ルテニウム、バナジウム、クロム、イリジウ
ム、ロジウム、リチウム、アンチモン、チタン、セリウ
ム、ガドリニウム、ホルミウム、ランタン、ルテチウ
ム、ネオジム、サマリウム、テルビウム、セレン、炭
素、ヒ素、ホウ素、リン、又は窒素である。
シウム、銅、鉄、ハフニウム、マグネシウム、ニオブ、
ニッケル、スカンジウム、コバルト、タンタル、ジルコ
ニウム、バリウム、モリブデン、ストロンチウム、タン
グステン、ルテニウム、バナジウム、クロム、イリジウ
ム、ロジウム、リチウム、アンチモン、チタン、セリウ
ム、ガドリニウム、ホルミウム、ランタン、ルテチウ
ム、ネオジム、サマリウム、テルビウム、セレン、炭
素、ヒ素、ホウ素、リン、又は窒素である。
【0018】+++ 前記ビームは、導電性のアルミニ
ウム金属間化合物、又は2又はそれ以上の前記アルミニ
ウム化合物の混合物からなるグループから選択された電
気的な非絶縁性物質からなる。
ウム金属間化合物、又は2又はそれ以上の前記アルミニ
ウム化合物の混合物からなるグループから選択された電
気的な非絶縁性物質からなる。
【0019】+++ 前記特徴において、前記物質はA
l2 Au,Al2 Ca,Al2 Cu,Al3 Fe,Al
3 Hf,Al3 Mg2 ,Al3 Nb,Al3 Ni,Al
3 Sc,Al3 Ta,Al3 Zr,Al4 Ba,Al4
Mo,Al4 Sr,Al4 W,Al6 Ru,Al7 C
r,Al8 V5 ,Al9 Co2 ,Al9 Ir2 ,Al9
Rh2 ,AlLi,Al3 Ti,AlTi,AlSb,
AlAs,AlP,AlN,AL3 Ce,Al3 Gd,
Al3 Ho,Al3 La,Al3 Lu,Al3 Nd,A
l3 Sm,Al3 Tb,Al2 Se3 ,Al4 C3 ,A
lB2 ,AlTi+Al3 Ti,及びAl3 Ti+Al
Nである。
l2 Au,Al2 Ca,Al2 Cu,Al3 Fe,Al
3 Hf,Al3 Mg2 ,Al3 Nb,Al3 Ni,Al
3 Sc,Al3 Ta,Al3 Zr,Al4 Ba,Al4
Mo,Al4 Sr,Al4 W,Al6 Ru,Al7 C
r,Al8 V5 ,Al9 Co2 ,Al9 Ir2 ,Al9
Rh2 ,AlLi,Al3 Ti,AlTi,AlSb,
AlAs,AlP,AlN,AL3 Ce,Al3 Gd,
Al3 Ho,Al3 La,Al3 Lu,Al3 Nd,A
l3 Sm,Al3 Tb,Al2 Se3 ,Al4 C3 ,A
lB2 ,AlTi+Al3 Ti,及びAl3 Ti+Al
Nである。
【0020】+++ 前記ビームは、アルミニウムと、
アルミニウムを含む金属間化合物と、アルミニウム及び
稀土類を含む化合物と、アルミニウム及び非金属を含む
化合物とからなるグループから選択された導電性物質か
らなる。
アルミニウムを含む金属間化合物と、アルミニウム及び
稀土類を含む化合物と、アルミニウム及び非金属を含む
化合物とからなるグループから選択された導電性物質か
らなる。
【0021】全ての前記特徴において、このように構成
されたビームは、従来技術のビーム、特にアルミニウム
又はアルミニウム合金から作成されたビームより強力、
かつ緩和の影響が小さい。改良されたビームはアルミニ
ウムを含むので、典型的な又は便宜的に変更されたアル
ミニウム・エッチング化学及び手順を適宜用いることが
できる。更に、ビームは、導電性であり、従って典型的
な従来技術のDMDで見られるように、適当な電位をビ
ームを介してミラーに印加可能にさせる。
されたビームは、従来技術のビーム、特にアルミニウム
又はアルミニウム合金から作成されたビームより強力、
かつ緩和の影響が小さい。改良されたビームはアルミニ
ウムを含むので、典型的な又は便宜的に変更されたアル
ミニウム・エッチング化学及び手順を適宜用いることが
できる。更に、ビームは、導電性であり、従って典型的
な従来技術のDMDで見られるように、適当な電位をビ
ームを介してミラーに印加可能にさせる。
【0022】
【実施例】図1をまず参照すると、本出願人に共通して
譲渡されたホーンベック(Hornbeck)の米国特
許第5,061,049号、及びリー(Lee)に対す
る米国特許第3,600,798号に示されている型式
のものでよい隣接する個別的なDMD10の形式にある
複数のマイクロメカニカル・デバイスが示されている。
更に、DMD10はカーデ(Cade)に対する米国特
許第4,356,730号、ハートスタイン(Hart
stein)に対する米国特許第4,229,732
号、ナートハンソン(Nathanson)ほかに対す
る米国特許3,896,338号、及びグルトバーグ
(Guldberg)ほかに対する米国特許第3,88
6,310号に示すものも同様である。DMD10は図
1に示すようなアレーに配置されてもよく、また本出願
人に共通に譲受されたネルソン(Nelson)ほかに
対する米国特許第5,101,236号、デモンド(D
eMond)ほかに対する米国特許第5,079,54
4号、及びネルソンに対する米国特許第5,041,8
51号、及びトーマス(Thomas)に対する米国特
許第4,728,185号に示され、かつ説明されてい
るようなシステムに用いることができる。以下の説明に
おいて、DMD10は2安定又はディジタル・モードに
おいて動作するものとして説明されているが、これらは
3安定又はアナログのような他のモードにより動作され
てもよい。
譲渡されたホーンベック(Hornbeck)の米国特
許第5,061,049号、及びリー(Lee)に対す
る米国特許第3,600,798号に示されている型式
のものでよい隣接する個別的なDMD10の形式にある
複数のマイクロメカニカル・デバイスが示されている。
更に、DMD10はカーデ(Cade)に対する米国特
許第4,356,730号、ハートスタイン(Hart
stein)に対する米国特許第4,229,732
号、ナートハンソン(Nathanson)ほかに対す
る米国特許3,896,338号、及びグルトバーグ
(Guldberg)ほかに対する米国特許第3,88
6,310号に示すものも同様である。DMD10は図
1に示すようなアレーに配置されてもよく、また本出願
人に共通に譲受されたネルソン(Nelson)ほかに
対する米国特許第5,101,236号、デモンド(D
eMond)ほかに対する米国特許第5,079,54
4号、及びネルソンに対する米国特許第5,041,8
51号、及びトーマス(Thomas)に対する米国特
許第4,728,185号に示され、かつ説明されてい
るようなシステムに用いることができる。以下の説明に
おいて、DMD10は2安定又はディジタル・モードに
おいて動作するものとして説明されているが、これらは
3安定又はアナログのような他のモードにより動作され
てもよい。
【0023】図1〜図3に概要的に示すように、各DM
D10は選択的に可動又は偏向可能質量を含み、DMD
10の場合に、この偏向可能質量は比較的に厚く、塊状
の金属又は金属のように光を反射する可動即ち偏向可能
なミラー12と、ミラー12を選択的に静電偏向する関
連のアドレス指定回路14(2つのみが示されてい
る。)とを備えている。共通基板16内及び上のミラー
12のアレー及びアドレス指定回路14をモノリシック
に形成する方法は、前述の米国特許明細書に記載されて
いる。勿論ここで、以下で記述しているDMD10以外
のマイクロメカニカル・デバイスは、本発明の要旨を都
合よく利用することができる。
D10は選択的に可動又は偏向可能質量を含み、DMD
10の場合に、この偏向可能質量は比較的に厚く、塊状
の金属又は金属のように光を反射する可動即ち偏向可能
なミラー12と、ミラー12を選択的に静電偏向する関
連のアドレス指定回路14(2つのみが示されてい
る。)とを備えている。共通基板16内及び上のミラー
12のアレー及びアドレス指定回路14をモノリシック
に形成する方法は、前述の米国特許明細書に記載されて
いる。勿論ここで、以下で記述しているDMD10以外
のマイクロメカニカル・デバイスは、本発明の要旨を都
合よく利用することができる。
【0024】典型的には、各ミラー12は1又はそれ以
上の比較的に薄い一体的に支持するビーム即ちヒンジ1
8上で可動又は回転することにより偏向をする。図1は
各ミラー12が一対の半径方向で対立するねじれビーム
18aにより支持されている状態を示すが、各ミラー1
2は、前述のように、1又はそれ以上のカンチレバー・
ビーム18b(2型式を図4bに示す。)、又はたわみ
ビーム18c(1型式を図4cに示す。)により支持さ
れてもよい。図4aは4型式のねじれビーム支持のDM
D10を示す。
上の比較的に薄い一体的に支持するビーム即ちヒンジ1
8上で可動又は回転することにより偏向をする。図1は
各ミラー12が一対の半径方向で対立するねじれビーム
18aにより支持されている状態を示すが、各ミラー1
2は、前述のように、1又はそれ以上のカンチレバー・
ビーム18b(2型式を図4bに示す。)、又はたわみ
ビーム18c(1型式を図4cに示す。)により支持さ
れてもよい。図4aは4型式のねじれビーム支持のDM
D10を示す。
【0025】アンダーカットされた井戸20(図1には
示されていない。)は、カラム部材22の間で定めら
れ、このカラム部材22はDMD10の形成中にエッチ
ング、堆積及び/又は注入マスクの一部として機能した
後に、共通基板16上に残留している残留フォトレジス
トを含むものであってもよい。カラム部材22により、
ビーム18と、複数のミラー12、ビーム18、及びミ
ラー12を取り囲み、かつ概要的にミラー12と共平面
をなす金属部分23とが支持されている。
示されていない。)は、カラム部材22の間で定めら
れ、このカラム部材22はDMD10の形成中にエッチ
ング、堆積及び/又は注入マスクの一部として機能した
後に、共通基板16上に残留している残留フォトレジス
トを含むものであってもよい。カラム部材22により、
ビーム18と、複数のミラー12、ビーム18、及びミ
ラー12を取り囲み、かつ概要的にミラー12と共平面
をなす金属部分23とが支持されている。
【0026】各井戸20は、関連するミラー12の少な
くとも一部の偏向を、この部分を図3に示す偏向されて
いない即ち定位値から、図2に方向矢印により示されて
いるように共通基板16方向へ移動可能にさせることに
より、適応させる。各ミラー12の偏向は、ミラー12
と、井戸20に位置した関連の制御電極即ちアドレス指
定電極24とに適当な電位を印加して発生する電界によ
り印加される吸引又は反発静電力によって、実行され
る。この電位は、アドレス指定回路14と関連する回路
及び複数の回路素子とにより、制御電極24及びミラー
12に選択的に印加される。ミラー12は、典型的に
は、アース電位にあって、その間は、選択した電圧が制
御電極24に印加されており、これによってミラー12
に吸引力を作用させている。反発力は、ミラー12及び
これらの制御電極24に同一極性の電位を印加すること
により、ミラー12に印加されてもよい。
くとも一部の偏向を、この部分を図3に示す偏向されて
いない即ち定位値から、図2に方向矢印により示されて
いるように共通基板16方向へ移動可能にさせることに
より、適応させる。各ミラー12の偏向は、ミラー12
と、井戸20に位置した関連の制御電極即ちアドレス指
定電極24とに適当な電位を印加して発生する電界によ
り印加される吸引又は反発静電力によって、実行され
る。この電位は、アドレス指定回路14と関連する回路
及び複数の回路素子とにより、制御電極24及びミラー
12に選択的に印加される。ミラー12は、典型的に
は、アース電位にあって、その間は、選択した電圧が制
御電極24に印加されており、これによってミラー12
に吸引力を作用させている。反発力は、ミラー12及び
これらの制御電極24に同一極性の電位を印加すること
により、ミラー12に印加されてもよい。
【0027】図2に想像線により、かつ図3に示すよう
に、ビーム18が変形されていないときは、ミラー12
の定位値を設定することができる。ビーム18は、変形
されると、ビーム18が変形されていないときにビーム
18が取るべき位置へ戻ろうとするエネルギを蓄える。
ミラー12がその定位値にあるときに、DMD10に入
射される光は、第1の位置に反射される。アドレス指定
回路14が適当な電位を印加すると、そのミラー12は
静電力により、その定位値から制御電極24及び共通基
板16に向かって吸引される、又はこれに対して反発す
る。従って、ミラー12は、選択したランディング位置
に係合するまで、移動又は偏向する。
に、ビーム18が変形されていないときは、ミラー12
の定位値を設定することができる。ビーム18は、変形
されると、ビーム18が変形されていないときにビーム
18が取るべき位置へ戻ろうとするエネルギを蓄える。
ミラー12がその定位値にあるときに、DMD10に入
射される光は、第1の位置に反射される。アドレス指定
回路14が適当な電位を印加すると、そのミラー12は
静電力により、その定位値から制御電極24及び共通基
板16に向かって吸引される、又はこれに対して反発す
る。従って、ミラー12は、選択したランディング位置
に係合するまで、移動又は偏向する。
【0028】ランディング電極34の利用は前述の「2
79」米国特許により推奨されている。特に、ランディ
ング電極34はミラー12と同一電位に保持されてお
り、ミラー12用の機械的なストッパとして使用され、
従ってその偏向位置を設定する。更に、ランディング電
極34とミラー12との係合はミラー12が制御電極2
4と係合するのを阻止する。このような係合は、ミラー
12と制御電極24との間の電位差のために、ミラー1
2を通って電流が流れる結果となる。この型式の電流
は、ミラー12を制御電極24に融着させる、又は比較
的に薄いビーム18を溶断即ち溶解させる可能性があ
る。
79」米国特許により推奨されている。特に、ランディ
ング電極34はミラー12と同一電位に保持されてお
り、ミラー12用の機械的なストッパとして使用され、
従ってその偏向位置を設定する。更に、ランディング電
極34とミラー12との係合はミラー12が制御電極2
4と係合するのを阻止する。このような係合は、ミラー
12と制御電極24との間の電位差のために、ミラー1
2を通って電流が流れる結果となる。この型式の電流
は、ミラー12を制御電極24に融着させる、又は比較
的に薄いビーム18を溶断即ち溶解させる可能性があ
る。
【0029】ミラー12の偏向位置において、入射光は
第2の位置へ反射される。ミラー12が偏向されていな
いときに光が進行する第1の位置は、視野スクリーン又
はゼログラフ印刷装置の感光ドラムのような利用装置が
取っても、又は構成するものでもよい。第2の位置へ進
行する光は、吸収されても、又は第1の位置に到達しな
いように阻止されてもよい。勿論、第1及び第2の位置
の役割を反転することができる。以上の方法では、入射
光がDMD10により変調されるので、入射光はどの位
置が利用装置を含むにせよ、選択的に到達するか、又は
達成しない。
第2の位置へ反射される。ミラー12が偏向されていな
いときに光が進行する第1の位置は、視野スクリーン又
はゼログラフ印刷装置の感光ドラムのような利用装置が
取っても、又は構成するものでもよい。第2の位置へ進
行する光は、吸収されても、又は第1の位置に到達しな
いように阻止されてもよい。勿論、第1及び第2の位置
の役割を反転することができる。以上の方法では、入射
光がDMD10により変調されるので、入射光はどの位
置が利用装置を含むにせよ、選択的に到達するか、又は
達成しない。
【0030】図1〜図3には、一対の制御電極24a、
24b及び一対のランディング電極34a、34bに関
連されるべき各ミラー12が示されている。DMD10
が前述のように二進即ち2安定モードにより動作してい
るときは、各ミラー12は、図2に想像線により表され
た偏向されていない定位置と、図2に示すように、逆時
計方向に回転された位置との間でのみ移動可能である。
図2には示されていないが、ミラー12の逆時計方向に
回転は、ミラー12が左側のランディング電極34aの
接点に係合するまで、発生する。ミラー12が好ましい
接地電位にあるときは、ミラー12の逆時計方向への回
転は、アドレス指定回路14により左側の制御電極24
aに電圧を印加することにより、実行される。後者の事
象では、右側の制御電極24b及びランディング電極3
4bを除去しても、又は使用しなくてもよい。
24b及び一対のランディング電極34a、34bに関
連されるべき各ミラー12が示されている。DMD10
が前述のように二進即ち2安定モードにより動作してい
るときは、各ミラー12は、図2に想像線により表され
た偏向されていない定位置と、図2に示すように、逆時
計方向に回転された位置との間でのみ移動可能である。
図2には示されていないが、ミラー12の逆時計方向に
回転は、ミラー12が左側のランディング電極34aの
接点に係合するまで、発生する。ミラー12が好ましい
接地電位にあるときは、ミラー12の逆時計方向への回
転は、アドレス指定回路14により左側の制御電極24
aに電圧を印加することにより、実行される。後者の事
象では、右側の制御電極24b及びランディング電極3
4bを除去しても、又は使用しなくてもよい。
【0031】ミラー12が静電反発力により回転される
と、ミラー12及び右側の制御電極24bは同一の極性
電位を有しており、図2に示す逆時計方向に回転を達成
する。この事象では、左側の制御電極24a及び右側の
ランディング電極34bは除去される又は使用されな
い。
と、ミラー12及び右側の制御電極24bは同一の極性
電位を有しており、図2に示す逆時計方向に回転を達成
する。この事象では、左側の制御電極24a及び右側の
ランディング電極34bは除去される又は使用されな
い。
【0032】DMDは更に、ミラー12が完全に逆時計
方向の定位置と、ミラー12が右側のランディング電極
34bに係合する時計方向位置との間で回転し得る二進
モードにより作動可能にされている。このように作動さ
れたときは、変形されていないビーム18はミラー12
の定位値を設定することはない。更に、接地電位にある
ミラー12は、制御電極24a上の電位により完全に逆
時計方向に回転される。制御電極24bの電位は非常に
低い値を有するか又は0である。ミラー12は制御電極
24bの適当な電位により、右側のランディング電極3
4b回りを完全に時計方向に回転されると共に、制御電
極24aの電位は0か、又はほぼ0である。
方向の定位置と、ミラー12が右側のランディング電極
34bに係合する時計方向位置との間で回転し得る二進
モードにより作動可能にされている。このように作動さ
れたときは、変形されていないビーム18はミラー12
の定位値を設定することはない。更に、接地電位にある
ミラー12は、制御電極24a上の電位により完全に逆
時計方向に回転される。制御電極24bの電位は非常に
低い値を有するか又は0である。ミラー12は制御電極
24bの適当な電位により、右側のランディング電極3
4b回りを完全に時計方向に回転されると共に、制御電
極24aの電位は0か、又はほぼ0である。
【0033】ミラー12が接地電位にない二進動作順列
では、異なる極性及び/又は値の電圧は制御電極24
a、24bに同時に印加され、ミラー12の相補的な部
分を吸引及び反発してこれらを選択的に回転させ得る。
三安定動作はミラー12を完全に逆時計方向又は完全に
時計方向に回転させることにより達成されると共に、制
御電極24a、24bが共に減勢されているときは、こ
れらミラーは変形されていないビームにより設定される
中間的な定位置を取る。アナログ動作は、適当な値を有
する電位を制御電極24a、24bに印加することによ
り、ミラー12を選択した量だけ逆時計方向及び/又は
時計方向へ回転させることにより達成される。アナログ
動作において、ランディング電極34a、34bの係合
により特徴付けられるミラー12の完全な回転は、ミラ
ー12が取り得る理論的に無数の回転位置のうちの一つ
のみである。
では、異なる極性及び/又は値の電圧は制御電極24
a、24bに同時に印加され、ミラー12の相補的な部
分を吸引及び反発してこれらを選択的に回転させ得る。
三安定動作はミラー12を完全に逆時計方向又は完全に
時計方向に回転させることにより達成されると共に、制
御電極24a、24bが共に減勢されているときは、こ
れらミラーは変形されていないビームにより設定される
中間的な定位置を取る。アナログ動作は、適当な値を有
する電位を制御電極24a、24bに印加することによ
り、ミラー12を選択した量だけ逆時計方向及び/又は
時計方向へ回転させることにより達成される。アナログ
動作において、ランディング電極34a、34bの係合
により特徴付けられるミラー12の完全な回転は、ミラ
ー12が取り得る理論的に無数の回転位置のうちの一つ
のみである。
【0034】図4aは、ねじれビーム18aによりミラ
ー12を支持している種々のDMDを示すものであり、
上右に、図1〜図3に概要的に示した種々のねじれビー
ムを含む。前述のように、ねじれビーム18aにより支
持されたミラー12は、選択的に、ねじれビーム18a
と一致するねじれビーム18a上の回転軸40回りを回
転可能である。回転軸40は、ミラー12の対称軸と一
致していない右下の表示のものを除き、全てミラー12
の対称軸と一致している。図4bでは、ビーム18がカ
ンチレバー・ビーム18bであり、かつミラー12がカ
ンチレバー・ビーム18bに対して垂直な回転軸42回
りで可動即ち偏向可能である。図4a及び図4bには示
されていないが、明らかなものとして、制御電極24
は、回転軸40及び42に対して非対称的に配置される
必要がある。
ー12を支持している種々のDMDを示すものであり、
上右に、図1〜図3に概要的に示した種々のねじれビー
ムを含む。前述のように、ねじれビーム18aにより支
持されたミラー12は、選択的に、ねじれビーム18a
と一致するねじれビーム18a上の回転軸40回りを回
転可能である。回転軸40は、ミラー12の対称軸と一
致していない右下の表示のものを除き、全てミラー12
の対称軸と一致している。図4bでは、ビーム18がカ
ンチレバー・ビーム18bであり、かつミラー12がカ
ンチレバー・ビーム18bに対して垂直な回転軸42回
りで可動即ち偏向可能である。図4a及び図4bには示
されていないが、明らかなものとして、制御電極24
は、回転軸40及び42に対して非対称的に配置される
必要がある。
【0035】図4cにおいて、ビーム18はいわゆる、
たわみビーム18cであり、これはねじれモード及びカ
ンチレバー・ビーム・モードにおいてミラー12の動き
により変形する。特に、各たわみビーム18cはねじれ
変形可能エレメント44、及びカンチレバー・ビーム・
モードにおける変形可能エレメント46を含む。ミラー
12の吸引、又は制御電極24に対するミラー12の反
発により、ミラー12は共通基板16に対してほぼ平行
したままピストン状に移動する。
たわみビーム18cであり、これはねじれモード及びカ
ンチレバー・ビーム・モードにおいてミラー12の動き
により変形する。特に、各たわみビーム18cはねじれ
変形可能エレメント44、及びカンチレバー・ビーム・
モードにおける変形可能エレメント46を含む。ミラー
12の吸引、又は制御電極24に対するミラー12の反
発により、ミラー12は共通基板16に対してほぼ平行
したままピストン状に移動する。
【0036】図1〜図3に戻ると、各ミラー12は図示
されている金属層50及び52のように、2又はそれ以
上の層を含むものでもよい。これらの金属層50及び5
2は、モノリシック集積回路を製造するために用いられ
ている典型的な手順に従って、また実行する過程で選択
的に堆積され、かつパターン化又はエッチングされても
よい。このようにして、ミラー12、ビーム18及びア
ドレス指定回路14は全て一連の相互に関係するプロセ
ス工程により作成されてもよい。従来、金属層50及び
52は、いずれも約98.8:1:2の百分率によりA
l:Ti:Siの合金からなり、金属層50は約500
Åから約1000Åの厚さであり、かつ金属層52は約
3,000Åから約5,000Åの厚さである。しか
し、他の厚さが使用された。金属層50及び52はいず
れも他のアルミニウム合金又はアルミニウムであっても
よい。
されている金属層50及び52のように、2又はそれ以
上の層を含むものでもよい。これらの金属層50及び5
2は、モノリシック集積回路を製造するために用いられ
ている典型的な手順に従って、また実行する過程で選択
的に堆積され、かつパターン化又はエッチングされても
よい。このようにして、ミラー12、ビーム18及びア
ドレス指定回路14は全て一連の相互に関係するプロセ
ス工程により作成されてもよい。従来、金属層50及び
52は、いずれも約98.8:1:2の百分率によりA
l:Ti:Siの合金からなり、金属層50は約500
Åから約1000Åの厚さであり、かつ金属層52は約
3,000Åから約5,000Åの厚さである。しか
し、他の厚さが使用された。金属層50及び52はいず
れも他のアルミニウム合金又はアルミニウムであっても
よい。
【0037】DMDを製作するために、カラム部材22
に連続し、前に堆積した層の自由面上に、典型的にはス
パッタリングにより、比較的に薄い金属層50がまず堆
積される。次いで、金属層50の自由面上に比較的に厚
い金属層52が堆積される。金属層50及び52に対す
る選択的なパターニングにより、ビーム18が存在すべ
き薄い金属層50を除く薄い金属層52を除去し、かつ
ミラー12及びビーム18の周辺部が存在すべき金属層
50及び52の両者を除去する。これらの周辺部と周辺
領域の金属部分23との間には、定められたアクセス・
ギャップ54が存在する。金属層50及び52の選択パ
ターニングは両者を通るアクセス孔56を作成する。プ
ラズマ・エッチングによるものと同様に、アクセス・ギ
ャップ54及びアクセス孔56を介してカラム部材22
を選択的に除去することにより井戸20を作成する。
に連続し、前に堆積した層の自由面上に、典型的にはス
パッタリングにより、比較的に薄い金属層50がまず堆
積される。次いで、金属層50の自由面上に比較的に厚
い金属層52が堆積される。金属層50及び52に対す
る選択的なパターニングにより、ビーム18が存在すべ
き薄い金属層50を除く薄い金属層52を除去し、かつ
ミラー12及びビーム18の周辺部が存在すべき金属層
50及び52の両者を除去する。これらの周辺部と周辺
領域の金属部分23との間には、定められたアクセス・
ギャップ54が存在する。金属層50及び52の選択パ
ターニングは両者を通るアクセス孔56を作成する。プ
ラズマ・エッチングによるものと同様に、アクセス・ギ
ャップ54及びアクセス孔56を介してカラム部材22
を選択的に除去することにより井戸20を作成する。
【0038】いくつかの実施の形態において、前述のよ
うに、ビーム18及びそれらのミラー12の支持は井戸
20の形成後に残留するカラム部材22によって達成さ
れることが好ましいと思われる。図5aは、図1〜図3
のDMD10におけるねじれビーム18aに代わって、
DMD10のカンチレバー・ビーム18bに当該形式の
サポートを示す。図5bはいくらか違えて構築した、か
くれヒンジ、カンチレバー・ビーム18b、DMD10
を示すものであり、カンチレバー・ビーム18b及びミ
ラー12が金属ポスト58により設けられている。この
金属ポスト58は井戸20と同一機能を利用している開
放領域60上にミラー12を懸架させている。「04
9」特許明細書の図35a〜35eは、本明細書におけ
る図1〜図4及び図5aに示す型式のDMD10を製造
する第1の方法を示している。これら「049」特許明
細書における図において、層326は最終的にビーム1
8として用いるスパッリングの軽アルミニウム層、及び
最終的にミラー12を形成するスパッタリングの軽アル
ミニウ層326である。前記特許明細書において、図4
0a〜40eは、本発明のDMD10を形成する他の方
法を示すものであり、ビーム18はスパッタされた軽い
アルミニウム合金層180から形成され、またミラー1
2はスパッタリングの軽いアルミニウム層190から形
成されている。
うに、ビーム18及びそれらのミラー12の支持は井戸
20の形成後に残留するカラム部材22によって達成さ
れることが好ましいと思われる。図5aは、図1〜図3
のDMD10におけるねじれビーム18aに代わって、
DMD10のカンチレバー・ビーム18bに当該形式の
サポートを示す。図5bはいくらか違えて構築した、か
くれヒンジ、カンチレバー・ビーム18b、DMD10
を示すものであり、カンチレバー・ビーム18b及びミ
ラー12が金属ポスト58により設けられている。この
金属ポスト58は井戸20と同一機能を利用している開
放領域60上にミラー12を懸架させている。「04
9」特許明細書の図35a〜35eは、本明細書におけ
る図1〜図4及び図5aに示す型式のDMD10を製造
する第1の方法を示している。これら「049」特許明
細書における図において、層326は最終的にビーム1
8として用いるスパッリングの軽アルミニウム層、及び
最終的にミラー12を形成するスパッタリングの軽アル
ミニウ層326である。前記特許明細書において、図4
0a〜40eは、本発明のDMD10を形成する他の方
法を示すものであり、ビーム18はスパッタされた軽い
アルミニウム合金層180から形成され、またミラー1
2はスパッタリングの軽いアルミニウム層190から形
成されている。
【0039】ミラー12が偏向位置にあるときは、ビー
ム18が変形され、従ってビーム18は、偏向されてい
ないときにミラー12が取る位置へミラー12を戻そう
とするエネルギを蓄積する。理論的には、制御電極24
がアドレス指定回路14により減勢されているときは、
蓄積されたエネルギはミラー12をこの位置に戻す。
ム18が変形され、従ってビーム18は、偏向されてい
ないときにミラー12が取る位置へミラー12を戻そう
とするエネルギを蓄積する。理論的には、制御電極24
がアドレス指定回路14により減勢されているときは、
蓄積されたエネルギはミラー12をこの位置に戻す。
【0040】前述の型式のDMD10は種々動作され、
かつ試験された。このような試験は、DMD10がいく
つかの原因により不良動作をする、又は動作できない恐
れがあることを示す。
かつ試験された。このような試験は、DMD10がいく
つかの原因により不良動作をする、又は動作できない恐
れがあることを示す。
【0041】DMD10の不良動作又は故障の一原因は
本出願人に共通に譲受された米国特許第5,096,2
79号に説明されている。特に、ミラー12と、ミラー
12の偏向中に係合するランディング電極34とは、付
着、溶融、又は互に張り着いてしまうことがあるので、
制御電極24を単純に付勢すると、ビーム18が変形さ
れないときにミラー12が取るべき位置にミラー12が
戻らなくなってしまう恐れがある。ミラー12及びラン
ディング電極34が互いに張り着く又は接着しないよう
にする特殊なリセット信号を制御電極28に印加しても
よい。ミラー12及びランディング電極34が張り着く
のを防止する他の技術には、これらのエレメントを適当
な物質により被覆することが含まれる。
本出願人に共通に譲受された米国特許第5,096,2
79号に説明されている。特に、ミラー12と、ミラー
12の偏向中に係合するランディング電極34とは、付
着、溶融、又は互に張り着いてしまうことがあるので、
制御電極24を単純に付勢すると、ビーム18が変形さ
れないときにミラー12が取るべき位置にミラー12が
戻らなくなってしまう恐れがある。ミラー12及びラン
ディング電極34が互いに張り着く又は接着しないよう
にする特殊なリセット信号を制御電極28に印加しても
よい。ミラー12及びランディング電極34が張り着く
のを防止する他の技術には、これらのエレメントを適当
な物質により被覆することが含まれる。
【0042】DMD10の不良動作又は故障の他の原因
は、それらのビーム18が典型的にはアルミニウム合金
の金属層50を備えていることに関係する。アルミニウ
ム合金は比較的に小さな降伏応力を示し、またこれから
製作されたビーム18は時間に従ってクリープ、緩和又
は歪みのために変形する。これらの現象はビーム18の
破局故障又は破損に、又はミラー12をそのアドレス指
定回路14の条件により表された位置以外に配置するに
至る恐れがある。
は、それらのビーム18が典型的にはアルミニウム合金
の金属層50を備えていることに関係する。アルミニウ
ム合金は比較的に小さな降伏応力を示し、またこれから
製作されたビーム18は時間に従ってクリープ、緩和又
は歪みのために変形する。これらの現象はビーム18の
破局故障又は破損に、又はミラー12をそのアドレス指
定回路14の条件により表された位置以外に配置するに
至る恐れがある。
【0043】本発明はAl:Ti:Si、又は他のアル
ミニウム合金の金属層50を、機械的により強固であ
り、かつアルミニウム又は従来使用されたアルミニウム
合金の面心立方(“FCC”)結晶構造の12の一次す
べり系より少ないすべり系を示すアルミニウム化合物に
より置換する。これらのアルミニウム化合物は、従来の
アルミニウム合金に用いられていたものと同一の、又は
適切に変更した堆積/エッチング材料及び化学作用の使
用を可能にする。より強固な非アルミニウム材料と異な
り、いくつかの変更が必要であっても、変更した化学作
用は、アルミニウムに関して時の試練を受け、かつ良く
理解されている手順から基本的に外れる必要はない。
ミニウム合金の金属層50を、機械的により強固であ
り、かつアルミニウム又は従来使用されたアルミニウム
合金の面心立方(“FCC”)結晶構造の12の一次す
べり系より少ないすべり系を示すアルミニウム化合物に
より置換する。これらのアルミニウム化合物は、従来の
アルミニウム合金に用いられていたものと同一の、又は
適切に変更した堆積/エッチング材料及び化学作用の使
用を可能にする。より強固な非アルミニウム材料と異な
り、いくつかの変更が必要であっても、変更した化学作
用は、アルミニウムに関して時の試練を受け、かつ良く
理解されている手順から基本的に外れる必要はない。
【0044】本発明のアルミニウム化合物には、アルミ
ニウムを含む導電性金属間化合物が含まれる。前述の型
式のDMDは電位をビーム18を介してミラー12に印
加することが必要なので、導電性はビーム18を処理す
る際の重要な特性である。この必要条件は、ビーム18
用にSiO2 のように、強固であっても、ある種の非導
電性材料の使用が不可能となる。ここで用いている用語
「導電性金属間化合物」は、下記を意味する。 (A)アルミニウム、及び他の物質との電気的に非絶縁
性化合物であって、前記他の物質は、(1)セリウム、
ガドリニウム、ホルミウム、ランタン、ルテチウム、ナ
ドリニウム、サマリウム、テルビウムのような稀土類を
含む、チタン、ニッケル、鉄、ニオブ、タンタル、ジル
コニウム、モリブデン、タングステン、リチウム、金、
カルシウム、銅、ハフニウム、マグネシウム、スカンジ
ウム、バリウム、ストロンチウム、ルテニウム、クロ
ム、バナジウム、コバルト、イリジウム、及びロジウム
のような金属、(2)金属、又はヒ素及びアンチモニー
のような非金属としてみなしてもよい物質、又は(3)
リン、窒素、セレン、ボロン及び炭素のような非金属で
あってもよく、 (B)(A)に述べたような化合物の混合物。
ニウムを含む導電性金属間化合物が含まれる。前述の型
式のDMDは電位をビーム18を介してミラー12に印
加することが必要なので、導電性はビーム18を処理す
る際の重要な特性である。この必要条件は、ビーム18
用にSiO2 のように、強固であっても、ある種の非導
電性材料の使用が不可能となる。ここで用いている用語
「導電性金属間化合物」は、下記を意味する。 (A)アルミニウム、及び他の物質との電気的に非絶縁
性化合物であって、前記他の物質は、(1)セリウム、
ガドリニウム、ホルミウム、ランタン、ルテチウム、ナ
ドリニウム、サマリウム、テルビウムのような稀土類を
含む、チタン、ニッケル、鉄、ニオブ、タンタル、ジル
コニウム、モリブデン、タングステン、リチウム、金、
カルシウム、銅、ハフニウム、マグネシウム、スカンジ
ウム、バリウム、ストロンチウム、ルテニウム、クロ
ム、バナジウム、コバルト、イリジウム、及びロジウム
のような金属、(2)金属、又はヒ素及びアンチモニー
のような非金属としてみなしてもよい物質、又は(3)
リン、窒素、セレン、ボロン及び炭素のような非金属で
あってもよく、 (B)(A)に述べたような化合物の混合物。
【0045】前記の定義、即ちFCCより少ない一次す
べり系を有する導電性金属間化合物に適合する化合物
は、(1)アルミニウム及び他の金属を含む化合物(A
l2 Au,Al2 Ca,Al2 Cu,Al3 Fe,Al
3 Hf,Al3 Mg2 ,Al3 Nb,Al3 Ni,Al
3 Sc,Al3 Ta,Al3 Zr,Al4 Ba,Al4
Mo,Al4 Sr,Al4 W,Al6 Ru,Al7 C
r,Al8 V5 ,Al9 Co2 ,Al9 Ir2,Al9
Rh2 ,AlLi,Al3 Ti及びAlTi)、(2)
アルミニウムを含む化合物半導体(AlSb、AlA
s、AlP及びAlN)、(3)アルミニウム及び稀土
類を含む化合物(Al3 Ce、Al3 Gd、Al 3 H
o、Al3 La、Al3 Lu、Al3 Nd、Al3 Sm
及びAl3 Tb)、並びに(4)アルミニウム及び非金
属を含む化合物(Al2 Se3 、Al4 C3 及びAlB
2 )を含む化合物を含む。主題の金属間化合物の混合物
には、Al3 Ti+AlN及びAl3 Ti+AlTiが
含まれる。
べり系を有する導電性金属間化合物に適合する化合物
は、(1)アルミニウム及び他の金属を含む化合物(A
l2 Au,Al2 Ca,Al2 Cu,Al3 Fe,Al
3 Hf,Al3 Mg2 ,Al3 Nb,Al3 Ni,Al
3 Sc,Al3 Ta,Al3 Zr,Al4 Ba,Al4
Mo,Al4 Sr,Al4 W,Al6 Ru,Al7 C
r,Al8 V5 ,Al9 Co2 ,Al9 Ir2,Al9
Rh2 ,AlLi,Al3 Ti及びAlTi)、(2)
アルミニウムを含む化合物半導体(AlSb、AlA
s、AlP及びAlN)、(3)アルミニウム及び稀土
類を含む化合物(Al3 Ce、Al3 Gd、Al 3 H
o、Al3 La、Al3 Lu、Al3 Nd、Al3 Sm
及びAl3 Tb)、並びに(4)アルミニウム及び非金
属を含む化合物(Al2 Se3 、Al4 C3 及びAlB
2 )を含む化合物を含む。主題の金属間化合物の混合物
には、Al3 Ti+AlN及びAl3 Ti+AlTiが
含まれる。
【0046】経済的及び機能的な理由から好ましい化合
物は、Al3 Fe,Al3 Nb,Al3 Ni,Al3 T
a,Al3 Zr,Al4 Mo,Al4 W,AlAs,A
lLi,AlN,AlP,AlSb,Al3 Ti,Al
Ti,Al3 Ti+AlTi,及びAl3 Ti+AlN
である。
物は、Al3 Fe,Al3 Nb,Al3 Ni,Al3 T
a,Al3 Zr,Al4 Mo,Al4 W,AlAs,A
lLi,AlN,AlP,AlSb,Al3 Ti,Al
Ti,Al3 Ti+AlTi,及びAl3 Ti+AlN
である。
【0047】以上の全ての化合物は化合物カソードから
のスパッタリングにより便宜的に、又は多重カソードに
よって同時に堆積されてもよい。いずれの技術も化合物
の構成比を制御又は選択するために用いることができ
る。以上の化合物はかなりの又は高いアルミニウム成分
を含むので、同一の又は適切に変更されたエッチング物
質、及び従来のアルミニウム及びアルミニウム合金のヒ
ンジにより用いられているようなエッチング化学(エッ
チング液、マスク又はストップ)は、通常、使用され続
けてもよい。例えば、適当に導電性が定められたアルミ
ニウム金属間化合物をスパッタリングして「049」特
許における層326及び180を作成してもよく、これ
ら層326及び180から本発明により改良されたビー
ム18を形成してもよい。改良したDMD、又は他のマ
イクロメカニカル・デバイスを作成するために、「04
9」特許において説明したプロセスに本質的に大きな他
の変更は必要でなく、その変形可能ビームは、多くの使
用時間中に顕著な緩和又はクリープの影響を受けること
はない。
のスパッタリングにより便宜的に、又は多重カソードに
よって同時に堆積されてもよい。いずれの技術も化合物
の構成比を制御又は選択するために用いることができ
る。以上の化合物はかなりの又は高いアルミニウム成分
を含むので、同一の又は適切に変更されたエッチング物
質、及び従来のアルミニウム及びアルミニウム合金のヒ
ンジにより用いられているようなエッチング化学(エッ
チング液、マスク又はストップ)は、通常、使用され続
けてもよい。例えば、適当に導電性が定められたアルミ
ニウム金属間化合物をスパッタリングして「049」特
許における層326及び180を作成してもよく、これ
ら層326及び180から本発明により改良されたビー
ム18を形成してもよい。改良したDMD、又は他のマ
イクロメカニカル・デバイスを作成するために、「04
9」特許において説明したプロセスに本質的に大きな他
の変更は必要でなく、その変形可能ビームは、多くの使
用時間中に顕著な緩和又はクリープの影響を受けること
はない。
【0048】以上の説明に関連して更に以下の項を開示
する。
する。
【0049】(1)変形可能ビームにより支持された偏
向可能質量を含み、前記変形可能ビームが前記偏向可能
質量の偏向により変形可能となる型式のマイクロメカニ
カル・デバイス用に改良された変形可能ビームにおい
て、前記変形可能ビームは、比較的に高い融点を有する
と共にFCC結晶構造よい少ない一次すべり系を示す1
又はそれ以上の導電性アルミニウム化合物からなる変形
可能ビーム。
向可能質量を含み、前記変形可能ビームが前記偏向可能
質量の偏向により変形可能となる型式のマイクロメカニ
カル・デバイス用に改良された変形可能ビームにおい
て、前記変形可能ビームは、比較的に高い融点を有する
と共にFCC結晶構造よい少ない一次すべり系を示す1
又はそれ以上の導電性アルミニウム化合物からなる変形
可能ビーム。
【0050】(2)前記変形可能ビームにより支持され
た偏向可能質量を含み、前記変形可能ビームが前記偏向
可能質量の偏向により変形可能となる型式のマイクロメ
カニカル・デバイス用に改良された変形可能ビームにお
いて、前記変形可能ビームが1又はそれ以上の導電性ア
ルミニウムの金属間化合物からなる変形可能ビーム。
た偏向可能質量を含み、前記変形可能ビームが前記偏向
可能質量の偏向により変形可能となる型式のマイクロメ
カニカル・デバイス用に改良された変形可能ビームにお
いて、前記変形可能ビームが1又はそれ以上の導電性ア
ルミニウムの金属間化合物からなる変形可能ビーム。
【0051】(3)前記金属間化合物は、比較的に高い
融点を有すると共にFCC結晶構造より少ない一次すべ
り系を示す第2項記載の変形可能ビーム。
融点を有すると共にFCC結晶構造より少ない一次すべ
り系を示す第2項記載の変形可能ビーム。
【0052】(4)前記マイクロメカニカル・デバイス
はSLMであり、かつ前記偏向可能質量はミラーである
ことを特徴とする第3項記載のマイクロメカニカル・デ
バイス。
はSLMであり、かつ前記偏向可能質量はミラーである
ことを特徴とする第3項記載のマイクロメカニカル・デ
バイス。
【0053】(5)前記導電性アルミニウムの金属間化
合物は一般式Al X QY を有し、Qは酸素を除くことを
特徴とする第4項記載のマイクロメカニカル・デバイ
ス。
合物は一般式Al X QY を有し、Qは酸素を除くことを
特徴とする第4項記載のマイクロメカニカル・デバイ
ス。
【0054】(6)Qは、鉄、ニオブ、ニッケル、タン
タル、ジルコニウム、モリブデン、タングステン、ヒ
素、リチウム、窒素、リン、アンチモニー及びチタンか
らなるグループから選択されることを特徴とする第5項
記載のマイクロメカニカル・デバイス。
タル、ジルコニウム、モリブデン、タングステン、ヒ
素、リチウム、窒素、リン、アンチモニー及びチタンか
らなるグループから選択されることを特徴とする第5項
記載のマイクロメカニカル・デバイス。
【0055】(7)前記変形可能ビームは複数の化合物
の混合物からなることを特徴とする第6項記載のマイク
ロメカニカル・デバイス。
の混合物からなることを特徴とする第6項記載のマイク
ロメカニカル・デバイス。
【0056】(8)前記混合物はAl Ti及びAl 3 T
i であることを特徴とする第7項記載のマイクロメカニ
カル・デバイス。
i であることを特徴とする第7項記載のマイクロメカニ
カル・デバイス。
【0057】(9)Qはアンチモニー、ヒ素、リン及び
窒素からなるグループから選択されることを特徴とする
第5項記載のマイクロメカニカル・デバイス。
窒素からなるグループから選択されることを特徴とする
第5項記載のマイクロメカニカル・デバイス。
【0058】(10)前記アルミニウム化合物は一般式
Al X QY であり、Qは金属元素、稀土類元素、非金属
元素及び非金属ガス元素からなるグループから選択され
ることを特徴とする第4項記載のマイクロメカニカル・
デバイス。
Al X QY であり、Qは金属元素、稀土類元素、非金属
元素及び非金属ガス元素からなるグループから選択され
ることを特徴とする第4項記載のマイクロメカニカル・
デバイス。
【0059】(11)Qは鉄、ニオブ、ニッケル、タン
タル、ジルコニウム、モリブデン、タングステン、リチ
ウム及びチタンからなるグループから選択された金属元
素であることを特徴とする第10項記載のマイクロメカ
ニカル・デバイス。
タル、ジルコニウム、モリブデン、タングステン、リチ
ウム及びチタンからなるグループから選択された金属元
素であることを特徴とする第10項記載のマイクロメカ
ニカル・デバイス。
【0060】(12)Qはアンチモニー、ヒ素及びリン
からなるグループから選択された非金属元素であること
を特徴とする第10項記載のマイクロメカニカル・デバ
イス。
からなるグループから選択された非金属元素であること
を特徴とする第10項記載のマイクロメカニカル・デバ
イス。
【0061】(13)Qは窒素であることを特徴とする
第10項記載のマイクロメカニカル・デバイス。
第10項記載のマイクロメカニカル・デバイス。
【0062】(14)Qは金、カルシウム、銅、鉄、ハ
フニウム、マグネシウム、ニオブ、ニッケル、スカンジ
ウム、タンタル、ジルコニウム、バリウム、モリブデ
ン、サマリウム、タングステン、ルテニウム、バナジウ
ム、ニオブ、イリジウム、ロジウム、リチウム、アンチ
モン、チタン、セリウム、ガドリニウム、ホルミウム、
ランタン、ルテチウム、ナドリニウム、サマリウム、テ
ルビウム、セレン、炭素、ヒ素、ホウ素、リン、及び窒
素からなるグループから選択されることを特徴とする第
10項記載のマイクロメカニカル・デバイス。
フニウム、マグネシウム、ニオブ、ニッケル、スカンジ
ウム、タンタル、ジルコニウム、バリウム、モリブデ
ン、サマリウム、タングステン、ルテニウム、バナジウ
ム、ニオブ、イリジウム、ロジウム、リチウム、アンチ
モン、チタン、セリウム、ガドリニウム、ホルミウム、
ランタン、ルテチウム、ナドリニウム、サマリウム、テ
ルビウム、セレン、炭素、ヒ素、ホウ素、リン、及び窒
素からなるグループから選択されることを特徴とする第
10項記載のマイクロメカニカル・デバイス。
【0063】(15)変形可能ビームにより支持された
偏向可能質量を含み、前記偏向可能質量の偏向が前記ビ
ームを変形させる型式のマイクロメカニカル・デバイス
用に改良された変形可能ビームにおいて、前記ビーム
は、アルミニウムを含む金属間化合物と、アルミニウム
を含む化合物半導体と、アルミニウム及び稀土類を含む
化合物と、アルミニウム及び非金属を含む化合物とを含
む化合物とからなるグループから選択された物質からな
ることを特徴とする変形可能ビーム。
偏向可能質量を含み、前記偏向可能質量の偏向が前記ビ
ームを変形させる型式のマイクロメカニカル・デバイス
用に改良された変形可能ビームにおいて、前記ビーム
は、アルミニウムを含む金属間化合物と、アルミニウム
を含む化合物半導体と、アルミニウム及び稀土類を含む
化合物と、アルミニウム及び非金属を含む化合物とを含
む化合物とからなるグループから選択された物質からな
ることを特徴とする変形可能ビーム。
【0064】(16)前記物質は、Al2 Au,Al2
Ca,Al2 Cu,Al3 Fe,Al3 Hf,Al3 M
g2 ,Al3 Nb,Al3 Ni,Al3 Sc,Al3 T
a,Al3 Zr,Al4 Ba,Al4 Mo,Al4 S
r,Al4 W,Al6 Ru,Al7 Cr,Al8 V5 ,
Al9 Co2 ,Al9 Ir2 ,Al9 Rh2 ,AlL
i,Al3 Ti,又はAlTiであることを特徴とする
第15項記載の変形可能ビーム。
Ca,Al2 Cu,Al3 Fe,Al3 Hf,Al3 M
g2 ,Al3 Nb,Al3 Ni,Al3 Sc,Al3 T
a,Al3 Zr,Al4 Ba,Al4 Mo,Al4 S
r,Al4 W,Al6 Ru,Al7 Cr,Al8 V5 ,
Al9 Co2 ,Al9 Ir2 ,Al9 Rh2 ,AlL
i,Al3 Ti,又はAlTiであることを特徴とする
第15項記載の変形可能ビーム。
【0065】(17)前記物質はAl3 Tiであること
を特徴とする第16項記載の変形可能ビーム。
を特徴とする第16項記載の変形可能ビーム。
【0066】(18)前記物質はAlTiであることを
特徴とする第16項記載の変形可能ビーム。
特徴とする第16項記載の変形可能ビーム。
【0067】(19)前記物質はAl3 TiとAlTi
との混合物であることを特徴とする第16項記載の変形
可能ビーム。
との混合物であることを特徴とする第16項記載の変形
可能ビーム。
【0068】(20)前記物質はAlNであることを特
徴とする第16項記載の変形可能ビーム。
徴とする第16項記載の変形可能ビーム。
【0069】(21)前記物質はAlNとAl3 Tiと
の混合物であることを特徴とする第16項記載の変形可
能ビーム。
の混合物であることを特徴とする第16項記載の変形可
能ビーム。
【0070】(22)前記物質はアルミニウムを含む化
合物半導体であることを特徴とする第16項記載の変形
可能ビーム。
合物半導体であることを特徴とする第16項記載の変形
可能ビーム。
【0071】(23)前記物質はAlSb、AlAs、
AlP、又はAlNであることを特徴とする第22項記
載の変形可能ビーム。
AlP、又はAlNであることを特徴とする第22項記
載の変形可能ビーム。
【0072】(24)前記物質はアルミニウム及び稀土
類を含む化合物であることを特徴とする第16項記載の
変形可能ビーム。
類を含む化合物であることを特徴とする第16項記載の
変形可能ビーム。
【0073】(25)前記物質はAl3 Ce、Al3 G
d、Al3 Ho、Al3 La、Al 3 Lu、Al3 N
d、Al3 Sm又はAl3 Tbであることを特徴とする
第24項記載の変形可能ビーム。
d、Al3 Ho、Al3 La、Al 3 Lu、Al3 N
d、Al3 Sm又はAl3 Tbであることを特徴とする
第24項記載の変形可能ビーム。
【0074】(26)前記物質はアルミニウム及び非金
属を含む化合物であることを特徴とする第16項記載の
変形可能ビーム。
属を含む化合物であることを特徴とする第16項記載の
変形可能ビーム。
【0075】(27)前記物質はAl2 Se3 、Al4
C3 又はAlB2 であることを特徴とする第26項記載
の変形可能ビーム。
C3 又はAlB2 であることを特徴とする第26項記載
の変形可能ビーム。
【0076】(28)前記物質は同一の又は同様のエッ
チング液、及びアルミニウム及びアルミニウム合金をエ
ッチングするために用いる手順によりエッチング可能で
あることを特徴とする第16項記載の変形可能ビーム。
チング液、及びアルミニウム及びアルミニウム合金をエ
ッチングするために用いる手順によりエッチング可能で
あることを特徴とする第16項記載の変形可能ビーム。
【0077】(29)前記ビームはスパッタリングによ
り形成されることを特徴とする第16項記載の変形可能
ビーム。
り形成されることを特徴とする第16項記載の変形可能
ビーム。
【0078】(30)前記物質はアルミニウム又はアル
ミニウム合金より強力であり、かつ緩和の影響が小さい
ことを特徴とする第16項記載の変形可能ビーム。
ミニウム合金より強力であり、かつ緩和の影響が小さい
ことを特徴とする第16項記載の変形可能ビーム。
【0079】(31)変形可能ビームにより支持された
偏向可能質量を含み、前記変形可能ビームが前記偏向可
能質量の偏向により変形可能となる型式のマイクロメカ
ニカル・デバイス用に改良された変形可能ビームにおい
て、前記変形可能ビームが、2又はそれ以上の導電性ア
ルミニウム化合物のうちの一つ又は混合物からなり、前
記導電性アルミニウムは、(a)比較的に高い融点を有
し、かつFCC結晶構造よい少ない一次すべり系を示
し、(b)同一又は同様のエッチング液によりエッチン
グ可能であり、かつアルミニウム及びアルミニウム合金
をエッチングするために用いられる手順によりエッチン
グ可能であり、(c)アルミニウム又はアルミニウム合
金より強力かつ緩和の影響が小さい2又はそれ以上の導
電性アルミニウム化合物のうちの一つ又は混合物からな
ることを特徴とする変形可能ビーム。
偏向可能質量を含み、前記変形可能ビームが前記偏向可
能質量の偏向により変形可能となる型式のマイクロメカ
ニカル・デバイス用に改良された変形可能ビームにおい
て、前記変形可能ビームが、2又はそれ以上の導電性ア
ルミニウム化合物のうちの一つ又は混合物からなり、前
記導電性アルミニウムは、(a)比較的に高い融点を有
し、かつFCC結晶構造よい少ない一次すべり系を示
し、(b)同一又は同様のエッチング液によりエッチン
グ可能であり、かつアルミニウム及びアルミニウム合金
をエッチングするために用いられる手順によりエッチン
グ可能であり、(c)アルミニウム又はアルミニウム合
金より強力かつ緩和の影響が小さい2又はそれ以上の導
電性アルミニウム化合物のうちの一つ又は混合物からな
ることを特徴とする変形可能ビーム。
【0080】(32)種々の金属及び酸化物層、フォト
レジスト、液体及びプラズマ・エッチング、プラズマ・
ストリップ処理及び関連する技術及び物質を含むスパッ
タリング技術を用いて、電気的にアドレス指定可能に集
積化したモノリシックのマイクロミラー・デバイス10
を形成する。該マイクロミラー・デバイス10には、ス
パッタリング及び選択性エッチングにより形成された1
又はそれ以上のビーム18により支持された選択的に静
電偏向可能な質量又はミラー12が含まれる。前記ビー
ム18は導電性の金属間アルミニウム化合物、又はこの
ような化合物の2又はそれ以上の混合物から構成される
ことにより改善される。改良されたビーム18を構成す
る物質は、比較的に高い融点を有し、FCC結晶構造よ
り小さな一次すべり系を示し、アルミニウム及びアルミ
ニウム合金をエッチングするために用いる同一又は同様
の複数のエッチング液及び複数の手順によりエッチング
可能であり、かつアルミニウム及びアルミニウム合金よ
り強力かつ緩和の影響が小さい。従って、改良されたビ
ーム18は、他の方法の非変更デバイスを作成するため
に採用されている典型的なプロセス工程から大きく即ち
本質的な変更をしなくとも、強度の増大及び緩和の軽減
を示す。
レジスト、液体及びプラズマ・エッチング、プラズマ・
ストリップ処理及び関連する技術及び物質を含むスパッ
タリング技術を用いて、電気的にアドレス指定可能に集
積化したモノリシックのマイクロミラー・デバイス10
を形成する。該マイクロミラー・デバイス10には、ス
パッタリング及び選択性エッチングにより形成された1
又はそれ以上のビーム18により支持された選択的に静
電偏向可能な質量又はミラー12が含まれる。前記ビー
ム18は導電性の金属間アルミニウム化合物、又はこの
ような化合物の2又はそれ以上の混合物から構成される
ことにより改善される。改良されたビーム18を構成す
る物質は、比較的に高い融点を有し、FCC結晶構造よ
り小さな一次すべり系を示し、アルミニウム及びアルミ
ニウム合金をエッチングするために用いる同一又は同様
の複数のエッチング液及び複数の手順によりエッチング
可能であり、かつアルミニウム及びアルミニウム合金よ
り強力かつ緩和の影響が小さい。従って、改良されたビ
ーム18は、他の方法の非変更デバイスを作成するため
に採用されている典型的なプロセス工程から大きく即ち
本質的な変更をしなくとも、強度の増大及び緩和の軽減
を示す。
【図1】DMD SLM型式のマイクロメカニカル・デ
バイスのアレーにおける一部の平面図であって、本発明
の要旨により構成及び製作された変形可能なねじれビー
ムにより支持された可動質量又は偏向可能質量又はそれ
らのミラーを表す図。
バイスのアレーにおける一部の平面図であって、本発明
の要旨により構成及び製作された変形可能なねじれビー
ムにより支持された可動質量又は偏向可能質量又はそれ
らのミラーを表す図。
【図2】図1の線2−2にほぼ沿って見た単一DMDの
部分側断面。
部分側断面。
【図3】図2に示され、かつ図1の線3−3にほぼ沿っ
て見たDMDの部分側断面。
て見たDMDの部分側断面。
【図4】Aは4型式のねじれビームDMDを示すもので
あって、図1〜図3に示すDMDと機能的に同一のDM
D SLMの平面図。Bは2型式のねじれビームDMD
を示すものであって、図1〜図3に示すDMDと機能的
に同一のDMD SLMの平面図。Cは1型式のたわみ
ビームDMDを示すものであって、以上の全てのDMD
におけるビームを本発明の要旨に従って都合よく構成及
び製作した、図1〜図3に示すDMDと機能的に同一の
DMD SLMの平面図。
あって、図1〜図3に示すDMDと機能的に同一のDM
D SLMの平面図。Bは2型式のねじれビームDMD
を示すものであって、図1〜図3に示すDMDと機能的
に同一のDMD SLMの平面図。Cは1型式のたわみ
ビームDMDを示すものであって、以上の全てのDMD
におけるビームを本発明の要旨に従って都合よく構成及
び製作した、図1〜図3に示すDMDと機能的に同一の
DMD SLMの平面図。
【図5】Aはカンチレバー・ビームDMDがカンチレバ
ー・ビームを支持するフォトレジスト・スペーサを有す
る第1型式のカンチレバー・ビームDMDの側面図。B
はカンチレバー・ビームを支持する金属ポストを有し、
その全てのカンチレバー・ビームが本発明の教えにより
便宜的に構成され、かつ製作した第2型式のカンチレバ
ー・ビームDMDの側面図。
ー・ビームを支持するフォトレジスト・スペーサを有す
る第1型式のカンチレバー・ビームDMDの側面図。B
はカンチレバー・ビームを支持する金属ポストを有し、
その全てのカンチレバー・ビームが本発明の教えにより
便宜的に構成され、かつ製作した第2型式のカンチレバ
ー・ビームDMDの側面図。
10 DMD(ディジタル・マイクロミラー・デバイ
ス) 12 偏向可能ミラー 14 アドレス指定回路 16 共通基板 18a ねじれビーム 18b カンチレバー・ビーム 18c たわみビーム 20 井戸 22 カラム部材 23 金属部分 24a,24b 制御電極 34a,34b ランディング電極 50,52 金属層 58 金属ポスト
ス) 12 偏向可能ミラー 14 アドレス指定回路 16 共通基板 18a ねじれビーム 18b カンチレバー・ビーム 18c たわみビーム 20 井戸 22 カラム部材 23 金属部分 24a,24b 制御電極 34a,34b ランディング電極 50,52 金属層 58 金属ポスト
Claims (1)
- 【請求項1】 変形可能ビームにより支持された偏向可
能質量を含み、前記変形可能ビームが前記質量の偏向に
より変形可能となる型式のマイクロメカニカル・デバイ
ス用に改良された変形可能ビームにおいて、 前記ビームは、比較的に高い融点を有すると共に、FC
C結晶構造より少ない一次すべり系を示す1又はそれ以
上の導電性アルミニウム化合物からなる変形可能ビー
ム。
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