JPH08226542A - ピストンリング - Google Patents
ピストンリングInfo
- Publication number
- JPH08226542A JPH08226542A JP3061695A JP3061695A JPH08226542A JP H08226542 A JPH08226542 A JP H08226542A JP 3061695 A JP3061695 A JP 3061695A JP 3061695 A JP3061695 A JP 3061695A JP H08226542 A JPH08226542 A JP H08226542A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- piston
- synthetic resin
- elastic
- expander
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims abstract description 48
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims abstract description 48
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 5
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- BFKJFAAPBSQJPD-UHFFFAOYSA-N tetrafluoroethene Chemical group FC(F)=C(F)F BFKJFAAPBSQJPD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧縮されたガスが洩れることのない合成樹脂
リングを用いたピストンリング。 【構成】 ピストン1の外周面に形成されるリング溝2
に挿入される合成樹脂リング3と、自己張力を有し合成
樹脂リング3を内側から外側に押圧するエキスパンダリ
ング5の間に前記リング溝2のピストン上下方向の幅以
上の上下幅を有する弾性リング4を介装する。好ましく
は、弾性リング4がエキスパンダリング5を内包する。
リングを用いたピストンリング。 【構成】 ピストン1の外周面に形成されるリング溝2
に挿入される合成樹脂リング3と、自己張力を有し合成
樹脂リング3を内側から外側に押圧するエキスパンダリ
ング5の間に前記リング溝2のピストン上下方向の幅以
上の上下幅を有する弾性リング4を介装する。好ましく
は、弾性リング4がエキスパンダリング5を内包する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリンダ内を往復動する
ピストンに用いられるピストンリングに関する。
ピストンに用いられるピストンリングに関する。
【0002】
【従来の技術】シリンダ内を往復動するピストン用のピ
ストンリングとして、自己張力の非常に小さい合成樹脂
リングを、自己張力を有するエキスパンダリングによっ
て内側から外側に押圧するピストンリングが公知である
(特開昭57−148036号公報参照)。
ストンリングとして、自己張力の非常に小さい合成樹脂
リングを、自己張力を有するエキスパンダリングによっ
て内側から外側に押圧するピストンリングが公知である
(特開昭57−148036号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報の
ピストンリングでは、合成樹脂リングがリング溝内を上
下動するにともないピストンにより圧縮されたガスが、
燃焼室側からリング溝の上面と合成樹脂リングの上面の
間と、リング溝と合成樹脂リングの背面の間と、リング
溝の下面と合成樹脂リングの下面の間を通って洩れてい
くという問題がある。本発明は上記問題に鑑み、ピスト
ンにより圧縮されたガスが洩れることのない合成樹脂リ
ングを使用するピストンリングを提供することを目的と
する。
ピストンリングでは、合成樹脂リングがリング溝内を上
下動するにともないピストンにより圧縮されたガスが、
燃焼室側からリング溝の上面と合成樹脂リングの上面の
間と、リング溝と合成樹脂リングの背面の間と、リング
溝の下面と合成樹脂リングの下面の間を通って洩れてい
くという問題がある。本発明は上記問題に鑑み、ピスト
ンにより圧縮されたガスが洩れることのない合成樹脂リ
ングを使用するピストンリングを提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1によれ
ば、ピストン外周面に形成されるリング溝に挿入される
合成樹脂リングと、自己張力を有し前記合成樹脂リング
を内側から外側に押圧するエキスパンダリングとから成
るピストンリングにおいて、前記合成樹脂リングと、前
記エキスパンダリングの間に、前記リング溝のピストン
上下方向の幅以上の上下幅を有する弾性リングを介装し
たことを特徴とするピストンリングが提供される。
ば、ピストン外周面に形成されるリング溝に挿入される
合成樹脂リングと、自己張力を有し前記合成樹脂リング
を内側から外側に押圧するエキスパンダリングとから成
るピストンリングにおいて、前記合成樹脂リングと、前
記エキスパンダリングの間に、前記リング溝のピストン
上下方向の幅以上の上下幅を有する弾性リングを介装し
たことを特徴とするピストンリングが提供される。
【0005】本発明の請求項2によれば、ピストン外周
面に形成されるリング溝に挿入される合成樹脂リング
と、自己張力を有し前記合成樹脂リングを内側から外側
に押圧するエキスパンダリングとから成るピストンリン
グにおいて、前記エキスパンダリングがリング溝のピス
トン上下方向の幅以上の上下幅を有する弾性リングに内
包されることを特徴とするピストンリングが提供され
る。
面に形成されるリング溝に挿入される合成樹脂リング
と、自己張力を有し前記合成樹脂リングを内側から外側
に押圧するエキスパンダリングとから成るピストンリン
グにおいて、前記エキスパンダリングがリング溝のピス
トン上下方向の幅以上の上下幅を有する弾性リングに内
包されることを特徴とするピストンリングが提供され
る。
【0006】
【作用】本発明の請求項1では、エキスパンダリングが
弾性リングを外側に押圧することにより、合成樹脂リン
グの背面は全周にわたり弾性リングと密着し、また、弾
性リングがそれ自身の弾性によって、リング溝の上面お
よび下面と密着し、ピストンにより圧縮されたガスが、
リング溝の上面と、合成樹脂リングの間の隙間から、合
成樹脂リングの背面をまわって、リング溝の下面と、合
成樹脂リングの間の隙間を抜けて洩れることを防止す
る。
弾性リングを外側に押圧することにより、合成樹脂リン
グの背面は全周にわたり弾性リングと密着し、また、弾
性リングがそれ自身の弾性によって、リング溝の上面お
よび下面と密着し、ピストンにより圧縮されたガスが、
リング溝の上面と、合成樹脂リングの間の隙間から、合
成樹脂リングの背面をまわって、リング溝の下面と、合
成樹脂リングの間の隙間を抜けて洩れることを防止す
る。
【0007】本発明の請求項2では、エキスパンダリン
グが弾性リングを外側に押圧することにより、合成樹脂
リングの背面は、全周にわたり弾性リングと密着し、ま
た、弾性リングがそれ自身の弾性によって、リング溝の
上面および下面と密着し、ピストンにより圧縮されたガ
スが、リング溝の上面と、合成樹脂リングの間の隙間か
ら、合成樹脂リングの背面をまわって、リング溝の下面
と、合成樹脂リングの間の隙間を抜けて洩れることを防
止する。また、エキスパンダリングが弾性リングに内包
されることにより、ピストンに組み付ける際には一体化
したエキスパンダリングと弾性リングが組み付けられ
る。
グが弾性リングを外側に押圧することにより、合成樹脂
リングの背面は、全周にわたり弾性リングと密着し、ま
た、弾性リングがそれ自身の弾性によって、リング溝の
上面および下面と密着し、ピストンにより圧縮されたガ
スが、リング溝の上面と、合成樹脂リングの間の隙間か
ら、合成樹脂リングの背面をまわって、リング溝の下面
と、合成樹脂リングの間の隙間を抜けて洩れることを防
止する。また、エキスパンダリングが弾性リングに内包
されることにより、ピストンに組み付ける際には一体化
したエキスパンダリングと弾性リングが組み付けられ
る。
【0008】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の実施例を説明
する。図1は内燃機関のピストンリングに適用した本発
明の第1実施例の断面図であって、図1において1はピ
ストンであって、2はピストン1に形成されたリング溝
である。3は合成樹脂リングであって、例えば、四フッ
化エチレンで作られており、周方向に切れ目を有してお
らず、また、其自身、張力は非常に小さい。4は弾性リ
ングであって例えば耐熱性のゴムで作られている。5は
エキスパンダリングであって、例えば、鋼の様な金属で
作られていて自己張力を有し弾性リング4を介して合成
樹脂リング3をピストン1の半径方向外側に向けて押圧
し、合成樹脂リング3はオイル(図示しない)を介して
シリンダライナ6に接している。
する。図1は内燃機関のピストンリングに適用した本発
明の第1実施例の断面図であって、図1において1はピ
ストンであって、2はピストン1に形成されたリング溝
である。3は合成樹脂リングであって、例えば、四フッ
化エチレンで作られており、周方向に切れ目を有してお
らず、また、其自身、張力は非常に小さい。4は弾性リ
ングであって例えば耐熱性のゴムで作られている。5は
エキスパンダリングであって、例えば、鋼の様な金属で
作られていて自己張力を有し弾性リング4を介して合成
樹脂リング3をピストン1の半径方向外側に向けて押圧
し、合成樹脂リング3はオイル(図示しない)を介して
シリンダライナ6に接している。
【0009】合成樹脂リング3のピストン上下方向の幅
D3はリング溝2への装着性等を考慮し、リング溝2の
ピストン上下方向の幅D1よりも小さく、合成樹脂リン
グ3とリング溝2の上面と下面との間にはそれぞれ隙間
C1、C2がある。弾性リング4の自由状態におけるピ
ストン上下方向の幅はリング溝2のピストン上下方向の
幅D1よりも大きいので、これをリング溝2に装着した
ときにはリング溝2の上面と下面との間には隙間が存在
しない。また、弾性リング4はエキスパンダリング5に
よって合成樹脂リング3に押しつけられているので弾性
リング4の背面と合成樹脂リング3の間には隙間が存在
しない。
D3はリング溝2への装着性等を考慮し、リング溝2の
ピストン上下方向の幅D1よりも小さく、合成樹脂リン
グ3とリング溝2の上面と下面との間にはそれぞれ隙間
C1、C2がある。弾性リング4の自由状態におけるピ
ストン上下方向の幅はリング溝2のピストン上下方向の
幅D1よりも大きいので、これをリング溝2に装着した
ときにはリング溝2の上面と下面との間には隙間が存在
しない。また、弾性リング4はエキスパンダリング5に
よって合成樹脂リング3に押しつけられているので弾性
リング4の背面と合成樹脂リング3の間には隙間が存在
しない。
【0010】したがって、第1実施例では、ブローバイ
ガスは、燃焼室(図示しない)から、ピストン1とシリ
ンダライナ6の間の隙間7を通り、さらに合成樹脂リン
グ3とリング溝2の上面と間の隙間C1に達するが、そ
こから先へは進むことができず、クランクース(図示し
ない)に通じる合成樹脂リング3とリング溝2の下面と
の間の隙間C2に達することができないのでブローバイ
ガスが合成樹脂リング3の背面をまわってクランクース
に洩れることが防止される。なお、合成樹脂リング3と
シリンダライナ6との間もシールされているので、そこ
からブローバイガスが洩れることはない。
ガスは、燃焼室(図示しない)から、ピストン1とシリ
ンダライナ6の間の隙間7を通り、さらに合成樹脂リン
グ3とリング溝2の上面と間の隙間C1に達するが、そ
こから先へは進むことができず、クランクース(図示し
ない)に通じる合成樹脂リング3とリング溝2の下面と
の間の隙間C2に達することができないのでブローバイ
ガスが合成樹脂リング3の背面をまわってクランクース
に洩れることが防止される。なお、合成樹脂リング3と
シリンダライナ6との間もシールされているので、そこ
からブローバイガスが洩れることはない。
【0011】図2は本発明の第2実施例の構造を示す断
面図である。第2実施例においては、弾性リングは4a
で示されている様に、中空のパイプ状を成しており、エ
キスパンダリング5はその内部に内包されている。ま
た、自由状態における断面の直径は、リング溝2のピス
トン上下方向の幅D1よりも大きいので、第1実施例と
同様に、弾性リング4aをリング溝2に装着したときに
はリング溝2の上面と下面との間には隙間が存在しな
い。第2実施例においては、ブローバイガスは、燃焼室
から、ピストン1とシリンダライナ6の間の隙間7を通
り、さらに合成樹脂リング3とリング溝2の上面と間の
隙間C1を通り、合成樹脂リング3の背面と弾性リング
4aの間の上側の空間8に達するが、上述した様に、弾
性リング4aと合成樹脂リング3の間には隙間が存在し
ないので、空間8から図中下方に向かって合成樹脂リン
グ3の背面と弾性リング4aの間の下側の空間9へ抜け
ることができない。また、弾性リング4aとリング溝2
の上面との間にも隙間が存在しないので、前記空間8か
ら弾性リング4aの背面をまわって前記空間9へ抜ける
ことがない。したがって、ブローバイガスがクランクケ
ースに洩れることが防止される。
面図である。第2実施例においては、弾性リングは4a
で示されている様に、中空のパイプ状を成しており、エ
キスパンダリング5はその内部に内包されている。ま
た、自由状態における断面の直径は、リング溝2のピス
トン上下方向の幅D1よりも大きいので、第1実施例と
同様に、弾性リング4aをリング溝2に装着したときに
はリング溝2の上面と下面との間には隙間が存在しな
い。第2実施例においては、ブローバイガスは、燃焼室
から、ピストン1とシリンダライナ6の間の隙間7を通
り、さらに合成樹脂リング3とリング溝2の上面と間の
隙間C1を通り、合成樹脂リング3の背面と弾性リング
4aの間の上側の空間8に達するが、上述した様に、弾
性リング4aと合成樹脂リング3の間には隙間が存在し
ないので、空間8から図中下方に向かって合成樹脂リン
グ3の背面と弾性リング4aの間の下側の空間9へ抜け
ることができない。また、弾性リング4aとリング溝2
の上面との間にも隙間が存在しないので、前記空間8か
ら弾性リング4aの背面をまわって前記空間9へ抜ける
ことがない。したがって、ブローバイガスがクランクケ
ースに洩れることが防止される。
【0012】上記の様に、第2実施例においてもブロー
バイガスが合成樹脂リング3の背面をまわってクランク
ケースに洩れることが防止される。また、弾性リング4
aとエキスパンダリング5が一体化されているのでピス
トン1への装着が容易である。
バイガスが合成樹脂リング3の背面をまわってクランク
ケースに洩れることが防止される。また、弾性リング4
aとエキスパンダリング5が一体化されているのでピス
トン1への装着が容易である。
【0013】図3は本発明の第3実施例の構造を示す断
面図である。本第3実施例においては、エキスパンダリ
ング5は4bで示されている弾性リングの中に埋め込ま
れている。本第3実施例の作用および効果は第2実施例
と同じであるので省略する。
面図である。本第3実施例においては、エキスパンダリ
ング5は4bで示されている弾性リングの中に埋め込ま
れている。本第3実施例の作用および効果は第2実施例
と同じであるので省略する。
【0014】上記各実施例によればエキスパンダリング
5、または弾性リング4aや4bと、リング溝2の底壁
hとの間に空間が形成されているため、ピストンリング
はピストン1に対し半径方向の移動が容易となる。その
ため、ピストン1のシリンダライナ6に対する径方向の
動きに対してピストンリングの動きは自由となる。ま
た、合成樹脂リング3とエキスパンダリング5の間に弾
性リングがあることにより、ピストン1が首振り運動を
して合成樹脂リング3をピストン半径方向に瞬間的に押
しつぶそうとする力が作用した時に、その力が弾性リン
グによって吸収されることにより緩和され、合成樹脂リ
ング3の耐久性が向上する。さらに、長期使用により合
成樹脂リング3のシリンダライナ6との摺動面が磨耗
し、エキスパンダリング5が伸びて張力が低下するが、
同時に、弾性リングがゴムであれば、潤滑油により弾性
リングが膨潤して厚みを増すため、その張力の低下を補
うことができ、ピストンリング全体としての張力の低下
を防止することができる。なお、上記の様に、内燃機関
に適用した実施例にしたがって説明したが、本発明は内
燃機関に限定されるものではなく、その他の往復動式の
圧縮機械等に広く応用できるものである。
5、または弾性リング4aや4bと、リング溝2の底壁
hとの間に空間が形成されているため、ピストンリング
はピストン1に対し半径方向の移動が容易となる。その
ため、ピストン1のシリンダライナ6に対する径方向の
動きに対してピストンリングの動きは自由となる。ま
た、合成樹脂リング3とエキスパンダリング5の間に弾
性リングがあることにより、ピストン1が首振り運動を
して合成樹脂リング3をピストン半径方向に瞬間的に押
しつぶそうとする力が作用した時に、その力が弾性リン
グによって吸収されることにより緩和され、合成樹脂リ
ング3の耐久性が向上する。さらに、長期使用により合
成樹脂リング3のシリンダライナ6との摺動面が磨耗
し、エキスパンダリング5が伸びて張力が低下するが、
同時に、弾性リングがゴムであれば、潤滑油により弾性
リングが膨潤して厚みを増すため、その張力の低下を補
うことができ、ピストンリング全体としての張力の低下
を防止することができる。なお、上記の様に、内燃機関
に適用した実施例にしたがって説明したが、本発明は内
燃機関に限定されるものではなく、その他の往復動式の
圧縮機械等に広く応用できるものである。
【0015】
【発明の効果】本発明によればピストン外周面に形成さ
れるリング溝に挿入される合成樹脂リングと、自己張力
を有し前記合成樹脂リングを内側から外側に押圧するエ
キスパンダリングとから成るピストンリングにおいて、
前記合成樹脂リングと前記エキスパンダリングの間に、
前記リング溝のピストン上下方向の幅以上の上下幅を有
する弾性リングを介装したことにより、ピストンにより
圧縮されたガスが合成樹脂性リングの背面をまわってク
ランクケースに洩れることが防止される。
れるリング溝に挿入される合成樹脂リングと、自己張力
を有し前記合成樹脂リングを内側から外側に押圧するエ
キスパンダリングとから成るピストンリングにおいて、
前記合成樹脂リングと前記エキスパンダリングの間に、
前記リング溝のピストン上下方向の幅以上の上下幅を有
する弾性リングを介装したことにより、ピストンにより
圧縮されたガスが合成樹脂性リングの背面をまわってク
ランクケースに洩れることが防止される。
【図1】第1実施例の構造を示す断面図である。
【図2】第2実施例の構造を示す断面図である。
【図3】第3実施例の構造を示す断面図である。
1…ピストン 2…リング溝 3…合成樹脂性リング 4…弾性リング(第1実施例) 4a…弾性リング(第2実施例) 4b…弾性リング(第3実施例) 5…エキスパンダリング 6…シリンダライナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 政男 東京都中央区八重洲一丁目9番9号 帝国 ピストンリング株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 ピストン外周面に形成されるリング溝に
挿入される合成樹脂リングと、自己張力を有し前記合成
樹脂リングを内側から外側に押圧するエキスパンダリン
グとから成るピストンリングにおいて、 前記合成樹脂リングと、前記エキスパンダリングの間
に、前記リング溝のピストン上下方向の幅以上の上下幅
を有する弾性リングを介装したことを特徴とするピスト
ンリング。 - 【請求項2】 前記弾性リングは前記エキスパンダリン
グを内包することを特徴とする前記請求項1に記載のピ
ストンリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03061695A JP3244396B2 (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | ピストンリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03061695A JP3244396B2 (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | ピストンリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08226542A true JPH08226542A (ja) | 1996-09-03 |
JP3244396B2 JP3244396B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=12308811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03061695A Expired - Fee Related JP3244396B2 (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | ピストンリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3244396B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6205908B1 (en) * | 1998-02-20 | 2001-03-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Piston equipped with piston ring |
US6257590B1 (en) | 1998-02-20 | 2001-07-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Sealing structure and method of mounting piston ring structural body for use in the sealing stucture |
US6283478B1 (en) | 1998-02-20 | 2001-09-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Piston ring structural body and method of mounting the piston ring structural body |
JP2006183654A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-07-13 | Toyota Motor Corp | 合計リング張力の設定方法及び軽油等燃料潤滑式内燃機関 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4173353B2 (ja) * | 2002-11-14 | 2008-10-29 | 帝国ピストンリング株式会社 | 組合せピストンリング |
-
1995
- 1995-02-20 JP JP03061695A patent/JP3244396B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6205908B1 (en) * | 1998-02-20 | 2001-03-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Piston equipped with piston ring |
US6257590B1 (en) | 1998-02-20 | 2001-07-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Sealing structure and method of mounting piston ring structural body for use in the sealing stucture |
US6283478B1 (en) | 1998-02-20 | 2001-09-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Piston ring structural body and method of mounting the piston ring structural body |
JP2006183654A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-07-13 | Toyota Motor Corp | 合計リング張力の設定方法及び軽油等燃料潤滑式内燃機関 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3244396B2 (ja) | 2002-01-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4290944B2 (ja) | 非シール式自己潤滑リング | |
US4449721A (en) | Split piston ring having stepped ends | |
JP2018048739A (ja) | 内燃機関用のピストンリング | |
US10634213B2 (en) | Sealing structure with damper and oil seal | |
US4280708A (en) | Sealing device for engine piston | |
EP0351976A2 (en) | Pistons | |
JP6240098B2 (ja) | 内燃機関用のピストンリング | |
JPH08226542A (ja) | ピストンリング | |
KR920702478A (ko) | 왕복운동하는 가스 압축 기계용 실린더 헤드/실린더 밀봉장치 | |
US4384554A (en) | Piston ring with expander for internal combustion engine | |
JPH04362258A (ja) | エンジン | |
JP4008278B2 (ja) | 組合せピストンリング | |
JP6216334B2 (ja) | 内燃機関用のピストンリング | |
JPH0478375A (ja) | ピストン用オイルリング | |
JPS599069Y2 (ja) | 異形シリンダ−用ピストンのリング装置 | |
JPS6346677Y2 (ja) | ||
JPH07293695A (ja) | 組合せオイルコントロールリング | |
JP7034753B2 (ja) | 密封装置および密封構造 | |
JP6703740B2 (ja) | バルブステムシール | |
JP4757866B2 (ja) | ピストンロッドシーリングリング | |
WO1998016763A1 (en) | Gap-sealed piston ring | |
JP2015508877A (ja) | 内燃機関用のピストンリング | |
JP2504937B2 (ja) | 内燃機関のコンプレッションリング装置 | |
JPS5853186B2 (ja) | 内燃機関のピストン | |
JPS6338348Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |